JPH09144439A - 建築用建具 - Google Patents

建築用建具

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JPH09144439A
JPH09144439A JP30123895A JP30123895A JPH09144439A JP H09144439 A JPH09144439 A JP H09144439A JP 30123895 A JP30123895 A JP 30123895A JP 30123895 A JP30123895 A JP 30123895A JP H09144439 A JPH09144439 A JP H09144439A
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JP
Japan
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wooden
main body
building
core material
rail
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JP30123895A
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English (en)
Inventor
Kimiaki Nakazato
公昭 中里
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反り、撓み、歪が発生する虞がなく、しかも、
製造コストを減少させることが出来る建築用建具を提供
する。 【解決手段】複数の長尺状の左右及び上下木製桟材1
3,14…等を組み合わせて、略面状に構成されると共
に、前記木製桟材13には、金属製の補強用芯材18が
設けられてなる建築用建具である。前記補強用芯材18
のうち、木製桟材本体17への接触面には、亜鉛−鉄合
金被膜処理を施した被膜層23が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【課題の属する技術分野】この発明は、主に、住宅等の
建物に用いられる障子、戸板、ふすま、壁等の建築用建
具で、補強として金属製の芯材を用いられているものの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の住宅等の建物の建築用建
具としては、図11に示す実開平4−39288号公報
に記載されているようなものが知られている。
【0003】この様な建築用建具1では、複数の長尺状
の木製桟材2,3…が組み合わされて、表面に板材4,
4が配設されて、両側からこれらの木製桟材2,3…が
挟持されることにより、略平面状となるように構成され
ている。
【0004】前記木製桟材2,2の対向する位置に、こ
の建築用建具1の上下方向に沿って金属製の断面略凹状
の芯材5,5が各々埋設されて補強されることにより、
木製桟材2,3…によって構成されるこの建築用建具1
の反り、撓み、歪が防止される様に構成されている。
【0005】また、図12に示す実公平7−32830
号公報に記載されているような建築用建具6も知られて
いる。
【0006】この様な建築用建具6では、複数の長尺状
の木製桟材3,7…が組み合わされて、表面に板材4,
4が配設されて、両側からこれらの木製桟材3,7…が
挟持されることにより、略平面状となるように構成され
ている。
【0007】前記木製桟材7には、金属製の断面略凹状
の芯材8が埋設されると共に、接着材によって固定され
て補強されることにより、この建築用建具6の反り、撓
み、歪が防止される様にしている。
【0008】また、鋼基材表面に、亜鉛−鉄合金粒を投
射しクロメート処理又はリン酸塩処理した亜鉛−鉄合金
被膜(以下、Zn−Fe被膜処理と記す)を介して化粧
板を付着させた化粧鋼材が、特公平6−73932号公
報に記載されている。
【0009】このようなZn−Fe被膜処理を施した金
属性素材は、表面粗さとして15〜25μmの凹凸を有
していて、塗装下地として好適な表面状態を有してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の建築用建具1,6では、長尺状の木製桟材
2,3,7等を組み合わせて、平面状の建築用建具1,
6を構成する様にしているので、木材の性質上、気温
差、温度差、湿度差によって生じる微妙な狂いが、増幅
されて、平面であるこの建築用建具1,6の反り、撓
み、歪を発生させる。
【0011】また、前記建築用建具6では、接着材によ
って、木製桟材7と、芯材8とが接着されているが、金
属製の芯材には、木材が接着しにくく、離反して反り、
撓み、歪が発生する虞があった。
【0012】このため、木材として、高価な節の無いも
の等を用いなければ、反り等の発生量を減少させること
が出来ず、製造コストを上昇させてしまうといった問題
があったそこで、この発明は、反り、撓み、歪が発生す
る虞がなく、しかも、製造コストを減少させることが出
来る建築用建具を提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、複数の長尺
状の木製桟材を組み合わせて、略面状に構成されると共
に、前記木製桟材には、金属製の補強用芯材が設けられ
てなる建築用建具であって、前記補強用芯材のうち、木
製桟材への接触面には、亜鉛−鉄合金被膜処理を施し
て、被膜層を形成し、該被膜層の表面に接着層が設けら
れた建築用建具を特徴としている。
【0014】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記補強用芯材の木製桟材接触面に、塗装下地と
して用いて好適な表面粗さを有する亜鉛−鉄合金被膜処
理が施されて被膜層が形成されているので、前記接着層
による木製桟材に対する接着耐久性が良好である。
【0015】このため、面状に建築用建具を構成して
も、従来のように、補強用芯材が、前記木製桟材から離
反して反り、撓み、歪が発生するといった虞がなく、寸
法精度が良好である。
【0016】しかも、反り等の発生は、接着される補強
用芯材によって阻止されるので、木製桟材として安価な
節等を有する木材や、集成材等を用いることが出来、製
造コストを減少させることが出来る。
【0017】また、請求項2に記載されたものでは、前
記建築用建具は、障子枠である請求項1記載の建築用建
具を特徴としている。
【0018】このように構成された請求項2記載のもの
では、障子枠として、反り、撓み、歪が発生する虞がな
い建築用建具が用いられているので、寸法精度の良好な
建て付けを行うことが出来る。
【0019】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記建築用建具は、戸板である請求項1記載の建築用建
具を特徴としている。
【0020】このように構成された請求項3記載のもの
では、戸板として、反り、撓み、歪が発生する虞がない
建築用建具が用いられているので、寸法精度の良好な建
て付けを行うことが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0022】図1乃至図3は、この発明の実施の形態1
の建築用建具を示すものである。
【0023】まず構成を説明すると、この実施の形態1
では、建築用建具として、図1に木製障子10を例示し
ている。この木製障子10は、主に、障子枠11と、こ
の障子枠11に貼設される障子紙12とから構成されて
いる。
【0024】このうち、障子枠11は、長尺状の左右木
製桟材13,13間に、同じく長尺状で、しかも、前記
左,右木製桟材13,13よりも短い上,下木製桟材1
4,14を挟持させて組み合わせることにより、略長方
形の平面状となるように構成されている。
【0025】これらの各木製桟材13,13間及び1
4,14間には、各々複数の小桟15…及び16…が掛
け渡されて、格子状に組み合わされている。
【0026】このうち、前記左右木製桟材13は、図3
に示すように、木製の桟材本体17、この桟材本体17
の一側面に設けられる金属製の補強用芯材18及び、こ
れらの桟材本体17等の周囲に貼設される化粧板19に
よって主に構成されている。
【0027】桟材本体17は、松,杉,桧,レッドウッ
ド等の木製材料のうち、比較的安価となるように、節等
を有するもの、或は、フィンガージョイント集成材等の
集成材が用いられている。
【0028】前記補強用芯材18は、第2図に示すよう
に、鋼21上に亜鉛メッキ22が施された亜鉛メッキ鋼
材20で主に構成され、前記桟材本体17の長手方向長
さと略同一長さを有していて、桟材本体17に沿って配
設される。
【0029】この補強用芯材18のうち、桟材本体17
への接触面である亜鉛メッキ22面には、Zn−Fe
(亜鉛−鉄合金)被膜処理が施されて、被膜層23が形
成されている。この被膜層23は、表面粗さとして15
〜25μmの凹凸を有していて、塗装下地として好適な
表面状態を有している。
【0030】この実施の形態1では、亜鉛メッキ鋼材2
0の表面に、亜鉛−鉄合金被覆粒を投射して、接触させ
ることにより亜鉛−鉄合金被膜を形成した後、この亜鉛
−鉄合金被膜に特殊クロメート処理を行う合金メカニカ
ルプレーティング処理を施して、前記被膜層23を形成
するようにしている。
【0031】この被膜層23の表面には、桟材本体17
との間に介在し、この補強用芯材18を桟材本体17に
固定する接着層24が設けられている。この接着層24
の形成に用いられる接着材は、アクリル樹脂系の2液反
応硬化タイプ等が用いられる。
【0032】この補強用芯材18と桟材本体17との間
の付着強さとして、引張剥離試験の結果、約0.8MP
a(8kgf/cm2)の引張強度が得られている。
【0033】また、前記桟材本体17の表面には、耐水
性塗装膜25が形成されている。
【0034】そして、前記上,下木製桟材14,14に
ついても、この左,右木製桟材13,13と同様な補強
用芯材18が配設されて、桟材本体への接触面に、Zn
−Fe被膜処理が施されて、接着されている。
【0035】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。この実施の形態1では、前記補強用芯材18の
木製桟材接触面に、塗装下地として用いて好適な表面粗
さを有するZn−Fe被膜処理が施されて、被膜層23
が形成されているので、桟材本体17に対する接着層2
4による接着耐久性が良好である。
【0036】このため、平面状に木製障子10を構成し
ても、従来のように、補強用芯材8が、前記木製桟材7
から離反して反り、撓み、歪が発生するといった虞がな
く、寸法精度が良好である。
【0037】しかも、反り等の発生は、接着される補強
用芯材18によって阻止されるので、桟材本体17とし
て、安価な節等を有する木材や、フィンガージョイント
集成材等の集成材等を用いることが出来、従来のよう
に、高価な節なし木材等を用いる必要がない。このた
め、原材料費を低下させて、製造コストを減少させるこ
とが出来る。
【0038】また、障子枠11は、反り、撓み、歪が発
生する虞がない。このため、寸法精度の良好な建て付け
を行うことが出来る。
【0039】更に、この実施の形態1では、桟材本体1
7及び補強用芯材18の周囲に化粧板19が配設されて
いるので、前記補強用芯材18は、外部から見えない。
このため、外観品質を良好なものとすることが出来る。
【0040】
【実施例1】補強用芯材18の材質…鋼、亜鉛メッキ
鋼、ステンレス鋼、鋳物、アルミニウム材。
【0041】接着層24の形成に用いられる接着剤…デ
ンプン又は、にかわ等の天然材、各種合成樹脂系接着
剤、合成ゴム系接着剤。
【0042】
【実施の形態2】図4は、この発明の実施の形態2の建
築用建具である木製障子を構成する複数の上下,左右木
製桟材27…のうち一つを示すものである。なお、前記
実施の形態1と同一乃至均等な部分については、同一符
号を付して説明する。
【0043】この木製桟材27は、内部に補強用芯材と
しての中空角パイプ28が埋設されている。この中空角
パイプ28は、ステンレス鋼製で、木製の桟材本体17
との接触面には、Zn−Fe被膜処理が施されて、被膜
層23が形成されている。
【0044】他の構成及び作用については、前記実施の
形態1と略同様であるので、記載を省略する。
【0045】
【実施の形態3】図5及び図6は、この発明の実施の形
態3の建築用建具30を示すものである。なお、前記実
施の形態1と同一乃至均等な部分については、同一符号
を付して説明する。
【0046】まず、構成を説明すると、この実施の形態
3の建築用建具30では、主に、鉛直方向に配設される
長尺状の左,右木製桟材31,31間に、同じく長尺状
で、しかも、前記左,右木製桟材31,31よりも短い
横木製桟材32…を略等間隔で複数挟持させて組み合わ
せることにより、略長方形の平面状となるように構成さ
れている。
【0047】この左右木製桟材31の内側面31aに
は、補強用芯材18が各々配設されている。
【0048】そして、これらの各木製桟材31,32…
の両側面には、化粧板33,33が配設されて、これら
の各木製桟材31,32…を両側から挟持するように構
成されている。
【0049】次に、この実施の形態3の作用について説
明する。
【0050】このように構成された実施の形態3の建築
用建具30では、前記実施の形態1の作用に加えて、更
に、補強用芯材18,18が、前記左右木製桟材31,
31の内側面31a,31aに設けられているので、前
記化粧板33,33によって外部からは見えず、外観品
質が良好である。
【0051】他の構成及び作用については、前記実施の
形態1と略同様であるので、記載を省略する。
【0052】
【実施の形態4】図7は、この発明の実施の形態4の建
築用建具40を示すものである。なお、前記実施の形態
3と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して
説明する。
【0053】まず、構成を説明すると、この実施の形態
4の建築用建具40では、主に、鉛直方向に配設される
長尺状の左,右木製桟材41,41間に、同じく長尺状
で、しかも、前記左,右木製桟材41,41よりも短い
横木製桟材32…を略等間隔で複数挟持させて組み合わ
せることにより、略長方形の平面状となるように構成さ
れている。
【0054】この左右木製桟材41の内側面41aに
は、補強用芯材18が埋設されている。
【0055】そして、これらの各木製桟材41,32…
の両側面には、化粧板33,33が配設されて、これら
の各木製桟材41,32…を両側から挟持するように構
成されている。次に、この実施の形態4の作用について
説明する。
【0056】このように構成された実施の形態4の建築
用建具40では、前記実施の形態1の作用に加えて、更
に、補強用芯材18,18が、前記左右木製桟材41,
41の内側面41a,41aに設けられているので、前
記化粧板33,33によって外部からは見えず、外観品
質が良好である。
【0057】そして、平面状に構成される建築用建具4
0であっても、埋設される補強用芯材18に被膜層23
が形成されているので、左右木製桟材41との接触面積
が大きく、前記接着層24によって、良好な接着耐久性
を得ることが出来、反り、撓み、歪が発生する虞がない
ので、寸法精度の良好な建て付けを行うことが出来る。
【0058】他の構成及び作用については、前記実施の
形態3と略同様であるので、記載を省略する。
【0059】
【実施の形態5】図8は、この発明の実施の形態5の建
築用建具50を示すものである。なお、前記実施の形態
3と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して
説明する。
【0060】まず、構成を説明すると、この実施の形態
5の建築用建具50は、主に、鉛直方向に配設される長
尺状の左,右木製桟材51,51間に、同じく長尺状
で、しかも、前記左,右木製桟材51,51よりも短い
横木製桟材32…を略等間隔で複数挟持させて組み合わ
せることにより、略長方形の平面状となるように構成さ
れている。
【0061】この左右木製桟材51,51には、補強用
芯材18,18が、略中央位置に各々挟持されて埋設さ
れている。
【0062】そして、これらの各木製桟材51,32…
の両側面には、化粧板33,33が配設されて、これら
の各木製桟材51,32…を両側から挟持するように構
成されている。次に、この実施の形態5の作用について
説明する。
【0063】このように構成された実施の形態5の建築
用建具50では、前記実施の形態3の作用に加えて、更
に、補強用芯材18,18が、前記左右木製桟材51,
51の略中央位置に挟持されて設けられているので、こ
の補強用芯材18の両面に、前記接着層24,24を形
成することが出来る。
【0064】前記補強用芯材18の木製桟材接触面に
は、塗装下地として用いて好適な表面粗さを有するZn
−Fe被膜処理が施されて被膜層23が形成されている
ので、両側に配設される木製桟材51に対する接着耐久
性が、更に、良好である。
【0065】他の構成及び作用については、前記実施の
形態3と略同様であるので、記載を省略する。
【0066】
【実施の形態6】図9は、この発明の実施の形態6の建
築用建具を示すものである。なお、前記実施の形態3と
同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明
する。
【0067】まず、構成を説明すると、この実施の形態
6の建築用建具60では、主に、鉛直方向に配設される
長尺状の左,右木製桟材61,61間に、同じく長尺状
で、しかも、前記左,右木製桟材61,61よりも短い
横木製桟材32…を略等間隔で複数挟持させて組み合わ
せることにより、略長方形の平面状となるように構成さ
れている。
【0068】この左右木製桟材61,61には、補強用
芯材としての前記中空角パイプ28,28が、略中央位
置に埋設されている。
【0069】次に、この実施の形態6の作用について説
明する。
【0070】このように構成された実施の形態6の建築
用建具60では、前記実施の形態3の作用に加えて、更
に、中空角パイプ28,28が、前記左右木製桟材5
1,51の略中央位置に埋設されているので、この中空
角パイプ28の全周面に、前記接着層24を形成するこ
とが出来る。
【0071】前記中空角パイプ28の木製桟材接触面に
は、塗装下地として用いて好適な表面粗さを有するZn
−Fe被膜処理が施されて、被膜層23が形成されてい
るので、周囲に配設される木製桟材61に対する接着耐
久性が、良好である。
【0072】他の構成及び作用については、前記実施の
形態3と略同様であるので、記載を省略する。
【0073】
【実施の形態7】図10は、この発明の実施の形態7の
建築用建具を示すものである。なお、前記実施の形態1
及び3と同一乃至均等な部分については、同一符号を付
して説明する。
【0074】まず、構成を説明すると、この実施の形態
7では、建築物に配設される建築用建具70が例示され
ている。この建築用建具70は、主に、複数の前記建築
用建具30…によって囲われて構成される壁面の略中央
位置に、前記木製障子10が配設されている。
【0075】次に、この実施の形態7の作用について説
明する。このように構成された実施の形態7の建築用建
具70では、部品点数が、前記建築用建具30及び前記
木製障子10を組み合わせたことにより増加しても、寸
法精度が良好であると共に、反り等の発生は、接着され
る補強用芯材18によって阻止されるので、木製桟材と
して安価な節等を有する木材や、集成材等を用いること
が出来、製造コストを減少させることが出来る。
【0076】他の構成及び作用については、前記実施の
形態1及び3と略同様であるので、記載を省略する。
【0077】以上、この発明の実施の形態1〜7を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態
1〜7に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0078】例えば、前記実施の形態1〜7では、木製
障子10,26及び建築用建具30等に、被膜層24を
形成した前記補強用芯材18等を用いたものを示して説
明してきたが、特にこれに限らず、例えば、戸板、ふす
ま等、建築用建具に用いてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、前記補強用芯材の木製桟材
接触面に、塗装下地として用いて好適な表面粗さを有す
る亜鉛−鉄合金被膜処理が施されて被膜層が形成されて
いるので、前記接着層による木製桟材に対する接着耐久
性が良好である。
【0080】このため、面状に建築用建具を構成して
も、従来のように、補強用芯材が、前記木製桟材から離
反して反り、撓み、歪が発生するといった虞がなく、寸
法精度が良好である。
【0081】しかも、反り等の発生は、接着される補強
用芯材によって阻止されるので、木製桟材として安価な
節等を有する木材や、集成材等を用いることが出来、製
造コストを減少させることが出来る。
【0082】また、請求項2に記載されたものでは、障
子枠として、反り、撓み、歪が発生する虞がない建築用
建具が用いられているので、寸法精度の良好な建て付け
を行うことが出来る。
【0083】そして、請求項3に記載されたものでは、
戸板として、反り、撓み、歪が発生する虞がない建築用
建具が用いられているので、寸法精度の良好な建て付け
を行うことが出来る、という実用上有益な効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の建築用建具で、木製障
子の斜視図である。
【図2】実施の形態1の建築用建具で、要部の拡大断面
図である。
【図3】実施の形態1の建築用建具で、図1のA−A線
に沿った位置の断面図である。
【図4】実施の形態2の建築用建具で、図1のA−A線
に沿った位置に相当する位置のの断面図である。
【図5】実施の形態3の建築用建具で、一部断面斜視図
である。
【図6】実施の形態3の建築用建具で、図5のB−B線
に沿った位置の断面図である。
【図7】実施の形態4の建築用建具で、図5のB−B線
に沿った位置に相当する位置の断面図である。
【図8】実施の形態5の建築用建具で、図5のB−B線
に沿った位置に相当する位置の断面図である。
【図9】実施の形態6の建築用建具で、図5のB−B線
に沿った位置に相当する位置の断面図である。
【図10】実施の形態7の建築用建具で、一部断面斜視
図である。
【図11】一従来例の建築用建具で、要部の断面図であ
る。
【図12】他の従来例の建築用建具で、要部の断面図で
ある。
【符号の説明】
10,26 木製障子(建築用建具) 30,40,50,60,70 建築用建具 13,27,31,41,51,61 左,右木製桟材 14 上,下木製桟材 17 桟材本体 18 補強用芯材 23 被膜層 24 接着層 28 中空角パイプ(補強用芯材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の長尺状の木製桟材を組み合わせて、
    略面状に構成されると共に、前記木製桟材には、金属製
    の補強用芯材が設けられてなる建築用建具であって、 前記補強用芯材のうち、木製桟材への接触面には、亜鉛
    −鉄合金被膜処理を施して、被膜層を形成し、該被膜層
    の表面に接着層が設けられたことを特徴とする建築用建
    具。
  2. 【請求項2】前記建築用建具は、障子枠であることを特
    徴とする請求項1記載の建築用建具。
  3. 【請求項3】前記建築用建具は、戸板であることを特徴
    とする請求項1記載の建築用建具。
JP30123895A 1995-11-20 1995-11-20 建築用建具 Pending JPH09144439A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30123895A JPH09144439A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 建築用建具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30123895A JPH09144439A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 建築用建具

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JP2001280026A (ja) * 2000-03-29 2001-10-10 Kamiya Corporation Kk 木製ドアの構造
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