JPH10292623A - コンクリート型枠パネル - Google Patents

コンクリート型枠パネル

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JPH10292623A
JPH10292623A JP9562597A JP9562597A JPH10292623A JP H10292623 A JPH10292623 A JP H10292623A JP 9562597 A JP9562597 A JP 9562597A JP 9562597 A JP9562597 A JP 9562597A JP H10292623 A JPH10292623 A JP H10292623A
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steel plate
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Toru Hata
亨 畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量化を図るとともに、型離れがよく、かつ傷
つきにくく、耐久性がある。 【解決手段】比重が0.6以下、厚さ10〜15mm程
度の木質耐水ボード4に接着剤で裏打ちされた亜鉛メッ
キ鋼板のような表面処理鋼板3をその表面材とし、この
複合板の裏面側の4周部にはL型材51が、またその内
部にはT型材52が固定ネジで木質耐水ボード4にネジ
止めされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート型枠
パネルの改良に関するものであって、特に、その使用材
料をハイブリッド化して軽量化したコンクリート型枠パ
ネルに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造体を構築するには、生
コンクリートを所定の形状、構造になるよう型枠パネル
をもって組み立てられた空間に流し込み、固化させるの
が通例である。このような用途に用いられるコンクリー
ト型枠パネルにはつぎのような品質上の特性が要求され
ている。
【0003】(1)コンクリートに接触する表面は、そ
の表面硬度が大きく、かつ型離れに優れている必要があ
る。 (2)水洗、ブラッシング、そぎ落とし等の掃除、付着
セメントの除去作業や養生に耐える強度と剛性があるこ
と。 (3)このコンクリート型枠パネルは、相当乱雑に扱わ
れるものであるが、少なくとも15回以上は支障無く繰
り返し使用できる耐久性が望ましい。 (4)流動性生コンクリートを支えるために約2000
kgf/m2 以上に側面圧力に耐える強度があること。 (5)できるだけ軽量なのが好ましい。上方階での使
用、天井構築用、あるいは縦貼使用などでは特に取扱が
楽でないので重量物は好ましくなく、またコンクリート
型材には、セパレート部品、クランプ部品、サポート部
品などの金属部品類が付属するので、重量物の場合は、
施工時の仮設工事の強度設計にも影響して、工事コスト
を押し上げる要素となるから、特に軽量であることが要
望されている。
【0004】そこで、このようなコンクリート型枠パネ
ルとして、従来から図3に例示するような木製型枠パネ
ルが広く用いられている。この型枠パネルは、表面材と
して厚さ15mm程度の耐水性ラワン材ベニアであるコ
ンパネ11を使用して、その裏面に補強用の垂木からな
る枠組12が取り付けられ、さらにこの枠組12の中に
補強木組13が縦横に設けられている。
【0005】ところが、このような構造の木製型枠パネ
ルは、比較的安価であるという最大の利点があるもの
の、変形し易い、精度がよくない、水密性が劣るなどの
他、表面のサイズが2尺×6尺(606×1820m
m)サイズの通称2×6判サイズ換算で1枚あたり約2
8kgの重量があり、木製ではあるが相当な重量物であ
るうえ、型離れをよくするためには離型剤を表面に塗布
する必要があり、またその耐用命数もわずか4〜5回止
まりであって、長く使用できない欠点があった。
【0006】また、図4に示すような構造のスチール製
型枠パネルも近年には用いられるようになっている。こ
の中空細長箱状のスチール製型枠パネルは、表面材とし
て厚さが2.3mm程度の鉄板21を使用して、これに
連続して同程度の厚さの鉄板枠組22が取り付けられ、
内部には補強材23が縦横に設けられている。
【0007】このスチール製型枠パネルは、型離れがよ
いこと、掃除しやすいこと、水洗できること、強度が大
で水密性がよく、コンクリート仕上がりが滑らかなどの
利点の他、少なくとも20回程度は反復使用できること
などから、使用されるケースが増加しているが、相当に
高価であること、また2×6判サイズ換算で約30kg
程度の重量があって、木製型枠パネルより更に重量が増
加した点が欠点となっている。
【0008】その他の材料を用いた例として、スチール
に換えてアルミニウム合金製としたもの、または表面板
に合成樹脂系板材を用い、裏面にアルミニウム系補強型
材で強化したものも試みられている。ところが、このよ
うな表面材がアルミニウムまたは合成樹脂からなる場合
は、コストが高い、硬度が低く傷つき易いという問題の
他、セメントが付着し易く、型離れがあまり良くないと
いう不具合があって、好適な材料とは言えない実情にあ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、軽量化を図る
とともに、型離れがよく、かつ傷つきにくく、耐久性が
あるコンクリート型枠パネルを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するこ
とができる本発明のコンクリート型枠パネルは、木質耐
水ボードで裏打ちされた表面処理鋼板とその木質耐水ボ
ードの裏面側の4周部に取り付けられたアルミニウム合
金製型材からなる枠材とから少なくとも形成されたこと
を特徴とするものである。
【0011】また、本発明は、前記木質耐水ボードの全
表面を被った前記表面処理鋼板の端部を裏打ち木質耐水
ボードの端面を被って、端部を包み込むようにして裏面
側に折り返し、その折り返し部を挟んで前記アルミニウ
ム合金製枠材を前記木質耐水ボードに取り付け固定した
形態のコンクリート型枠パネルとして、好ましく具体化
することができる。この場合、この木質耐水ボードが、
木片、木屑、鋸チップ、または木鉋削片を熱硬化性樹脂
で加圧接着した集成材料であって、比重が0.6以下の
板状ボードであるのが好ましい。また、前記表面処理鋼
板が、亜鉛メッキ鋼板であるのが好ましく、前記木質耐
水ボードの裏面側には防水用の樹脂コーティングが施さ
れているのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図1、2を参照しながら説明する。本発明のコンク
リート型枠パネルは、木質耐水ボード4に接着剤で強固
の接合されて裏打ちされた表面処理鋼板3をその表面材
とするものである。ここで用いられる木質耐水ボード4
としては、木片、木屑、鋸チップ、または木鉋削片を熱
硬化性樹脂で加圧接着した、比重が0.6以下の板状ボ
ードであるのが好ましい。型枠パネル仕上がりサイズが
2×6判の場合には、厚さ10〜15mm程度の木質耐
水ボード4を応用すれば充分である。
【0013】また、表面材の表面処理鋼板3には、適宜
厚さの防食処理がおこなわれている鋼板が使用でき、化
学防食処理鋼板でも利用可能であるが、厚さ0.3〜
0.5mm程度の亜鉛メッキ鋼板を用いるのが適当であ
る。この場合、亜鉛メッキは電気メッキでも浸漬メッキ
のいずれでもよい。またその表面は防食塗装が施されて
いてもよいが、亜鉛メッキがそのまま露出している無塗
装のものの方がセメントとの型離れがすぐれている点で
特に好適である。
【0014】この実施形態では、さらに、前記の木質耐
水ボード4と表面処理鋼板3からなる複合板の裏面側の
少なくとも4周部を含む要所には、アルミニウム合金製
型材5からなる押し出し成形枠材が取り付けられている
ことが特徴となっている。アルミニウム合金製型材5と
しては、例えば、図4に示すような、前記複合板の4周
部にはL型材51が、またその内部にはT型材52が固
定ネジで木質耐水ボード4に強固にネジ止めされてい
る。
【0015】このように、前記複合板の4周部にL型材
51を固定するの際して、前記表面処理鋼板3の端部を
木質耐水ボード4の裏面側に折り返し、その折り返し端
部31を挟んで前記L型枠パネル材51を前記木質耐水
ボード4に取り付け固定するように具体化するのが好ま
しい。このように、前記表面処理鋼板3の端部を木質耐
水ボード4の裏面側に折り返して固定すれば、木質耐水
ボード4の端部を表面処理鋼板3が包み込んで保護でき
るうえ、表面処理鋼板3と木質耐水ボード4との接着が
確実となり、型枠パネルとして使用中に表面処理鋼板3
が剥離する問題を解決できるから、その耐用命数を著し
く延長させることができる。なお、この場合、前記木質
耐水ボード4の裏面に防水用の樹脂コーティングが施さ
れていれば、パネルの耐水性が一層向上するので、さら
に好ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明のコンクリート型枠パネルは、以
上に説明したように構成されているので、次の技術的効
果を奏する。 (1)生コンクリートに接する表面が表面処理鋼板によ
って形成されているので、傷付きが少なく、型離れがよ
い。特に、亜鉛メッキ鋼板の場合には、セメントが付着
しにくく、型離れが特に良好である。 (2)表面材の厚さは従来の鉄製型枠パネルの1/4〜
1/5程度に薄くしているが、木質耐水ボードで裏打ち
しているので、充分な強度を維持でき、所定の側面圧に
も耐えることが容易である。 (3)重量が、2×6判換算約14kg/枚(13kg
/m2 )のように、従来品に比較して1/2程度に軽量
となるから、運搬、組付け、取り外し、清掃などのハン
ドリングが特に容易となる。 (4)使用後の水洗、清掃、付着セメントの除去作業に
も腐食、損傷などのおそれが少ない。 (5)表面処理鋼板を木質耐水ボードの端部を包み込ん
で裏面側に折り返して固定しているので、剥離のおそれ
もなく、耐用命数も長くなる利点がある。 本発明は、このような効果とともに、比較的安価であっ
て、15回以上の耐用命数を持つコンクリート型枠パネ
ルを提供できるので、その工業的価値は極めて大なるも
のがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す平面図。
【図2】本発明の実施形態を示すA−A、B−B部分断
面図。
【図3】従来のコンクリート型枠パネルの1例を示す斜
視図。
【図4】従来のコンクリート型枠パネルの他の例を示す
斜視図。
【符号の説明】
3 表面処理鋼板、31 折り返し端部、4 木質耐水
ボード、5 アルミニウム合金製型材、51 L型材、
52 T型材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質耐水ボードで裏打ちされた表面処理鋼
    板とその木質耐水ボードの裏面側の4周部に取り付けら
    れたアルミニウム合金製型材からなる枠材とから少なく
    とも形成されたことを特徴とするコンクリート型枠パネ
    ル。
  2. 【請求項2】前記表面処理鋼板の端部を木質耐水ボード
    の端部を包み込んで裏面側に折り返し、その折り返し部
    を挟んで前記枠材を前記木質耐水ボードに取り付け固定
    した請求項1に記載のコンクリート型枠パネル。
  3. 【請求項3】木質耐水ボードが、木片、木屑、鋸チッ
    プ、または木鉋削片を熱硬化性樹脂で加圧接着した、比
    重が0.6以下の板状ボードである請求項1または2に
    記載のコンクリート型枠パネル。
  4. 【請求項4】表面処理鋼板が、亜鉛メッキ鋼板である請
    求項1または2に記載のコンクリート型枠パネル。
  5. 【請求項5】前記木質耐水ボードの裏面に防水用の樹脂
    コーティングが施されている請求項1または2に記載の
    コンクリート型枠パネル。
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