JP3086830U - 湾曲化粧天井板 - Google Patents

湾曲化粧天井板

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茂 上村
幸弘 上村
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株式会社丸松銘木店
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】自在に湾曲形成させて天井張りの施工ができ
る化粧天井板であって、損傷し易い側面であり、かつ、
幅寸法調整のしわ寄せの発生する側面を切削により天然
杉材の新生面を露出させて側面の修正、幅寸法の調整が
簡易化できることを合わせ持つ湾曲化粧天井板を提供す
るものである。 【解決手段】両側板が天然杉材の無垢材であると共に、
芯部中間板を極薄のベニヤ板とし、当該芯部中間板を挟
む上下面に厚突板の合板と天然杉材の薄突板の二層とす
ることで、当該薄突板の表面の木目を立体的に出現さ
せ、かつ、極薄の芯部中間板の湾曲性と掛る吸収力を持
ち合わせることで、R曲を任意としたことを特徴とする
湾曲化粧天井板を提供し種々の問題点を解決している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、天井を張り上げる際に使用する天井板に関し、主として羽重(側部 を相互に重ね合わせて張り付けること)及び並重や目透かし天井など、一般的に 木製による天井を構成する化粧天井板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より最も多く用いられている貼り天井板の施工は、天井部に水平に配設し た木製の格子状の複数の野縁の下面側に、釘または木ネジ等の固定手段によって 一枚一枚を止め、順次天井板を張設する工法が用いられていた。この場合、天井 面は平坦な天井板を均等に横並べするか又は縦並べされているもので、この他に は段違いによる重ねとして羽重などの施工が一般的であった。また視覚的に美観 にうったえる技術として、目板(目地棒)を天井板同士の間に挟みながら連続し て張る目透かし天井などもあった。
【0003】然しながら、従来の天井面は化粧板を用いて天井張りをした場合、 部屋の四方に張る天井面形状は平坦なものであって、天井面をR状やドーム型に 湾曲形成した曲面天井という技術に適応される天井板そのものがなかったもので ある。また現在の建築技術では設計面及び構造面でも洋風建築技術を取り入れた ものが盛んであるが、木材である天井板を使用した場合での天井面は、洋風的デ ザインに適する自由曲線的な構造に施工可能な天井板はなかったものである。こ れらは全てがタイル材を用いるかコンクリートや石膏等の硬い素材であったため 、日本建築独特の木の温もりを与えるような情緒性豊かな風情を得るような感を 覚えるものではなかったものである。
【0004】蓋し、技術の進歩にともない木材の組合せではR面を形成させた室 内設計があるものの、化粧板を用いて張り天井が施されていることは無く、天井 面の部材がむき出しとなった、いわゆる吹き抜けな天井であれば屋根面に面した R形状の建築物も存在したものであるが、決してR面に沿って化粧板が施されて いるものは皆無に等しいものであった。前述したR面に無理に施そうとした場合 は、極小の天井板を多数使用してあたかもR面になっているように見せることし かできないものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこれら従来の技術に於ける種々の実情と問題点に鑑み、天井板を自由 に曲げて張るという従来に無かった事に対し、自在に湾曲形成させて天井張りの 施工ができる化粧天井板であって、損傷し易い側面であり、かつ、幅寸法調整の しわ寄せの発生する側面を切削により天然杉材の新生面を露出させて側面の修正 、幅寸法の調整が簡易化できることを合わせ持つ湾曲化粧天井板を提供し、前述 諸々の欠点を解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の問題点を解決すべく、本出願人は長年に亘って張り天井加工品を製作し 、化粧天井板に関して種々研究の結果、R曲面に最も適用する化粧天井板を創出 したもので、上記目的は本考案によって有効に達成することができる。 すなわち本考案にかかる化粧天井板は所要幅、所要厚の三層の合板から成る中 間板の左右に、当該中間板と同厚で所要幅の側板と接合し、上下面に被覆板と接 合して成る天井板において、両側板が天然杉材の無垢材であると共に、芯部中間 板を極薄のベニヤ板とし、当該芯部中間板を挟む上下面に厚突板の合板と天然杉 材の薄突板の二層とすることで、当該薄突板の表面の木目を立体的に出現させ、 かつ、極薄の芯部中間板の湾曲性と掛る吸収力を持ち合わせることで、R曲を任 意としたことを特徴とする湾曲化粧天井板を提供し、上述にある種々の問題点を 解決している。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に本考案における湾曲化粧天井板に関して、添付図面を参照しながら本考 案のについて具体的に説明する。図1は本考案の化粧天井板の外観斜視図であり 、湾曲させた形状の正面図を図2に示す。図1に示すように、所要幅、所要厚か ら成る化粧板本体1の構成は、芯部中間板2が極薄のベニヤ板材から成り、当該 芯部中間板2を上下に挟む合板3、合板4の三層から成り、芯部中間板2を挟む 合板3、4によってその左右に所要幅、所要深さの凹溝が形成されて成るもので 、三層の中間板の左右に接合される側板5は、天然杉材の無垢材で削り代を十分 に有する幅と前記中間板と同厚の厚さを有し、一側には前記中間板が形成する凹 溝に嵌入する凸条部7を横設して成り、中間板と側板5は、該中間板の凹溝に該 側板5の凸条部7を嵌入して化粧天井板1の内部一体形成される。
【0008】当該芯部中間板2の上下方向の一面、いわゆる該合板3の上面と合 板4の下面の一面には薄突板の天然杉材による被覆板6を貼着接合し、表面の木 目8を立体的に出現させて成るものである。したがって、両側面は天然杉材の木 目8模様そのものの材面が露出するものである。
【0009】図2は湾曲させた形状の正面図を示し、湾曲形状を形成して略S字 形に組合せた図を図3に示す。また、R曲面に形成させた状態を表す外観斜視図 を図4に示し、図3に示したような略S字形に組合せた天井板を数枚連結させ、 波形に形成されるように組んだ状態を表す外観斜視図を図5に表す。なお、図4 は斜め下方から天井面を覗き込んだ状態の斜視図で、図5は天井裏面となる上方 向から下に覗き込んだ状態の斜視図である。これら一連の図に示されるように、 芯部中間板2に沿って該芯部中間板2と貼着接合した合板3、合板4は芯部中間 板2が極薄のベニヤ板材より成ることから、自由度の高い湾曲が得られ、これに 付随して柔軟性のある合板材から成る合板3、合板4を使用することで芯部中間 板2の曲率に沿うような形と成る。また、合板3、合板4上面には薄突板の天然 杉材による被覆板6を貼着接合していることから、丁度表面シーリングの役目を 被覆板6が補うかたちになることから、合板3及び合板4がワレや亀裂による化 粧天井板1が折れ曲がり損傷することは無い。
【0010】このようにして成る化粧天井板は薄突板の被覆板6の木目8を立体 的に出現させたるために、表裏どちらを天井表面にしてもよく、下から目視され る表面は勿論のこと、側板5に表されるように側面も天然杉材であり、しかも該 側面は施工運搬時などで側面を損傷した場合や幅寸法調整などの場合は、切削す ることで簡単に修正或いは調整することができる。したがって、施工時の作業能 率が向上する上、外観上は一枚板のような高級材としての価値観を呈するもので ある。また、天然杉材の木目8を平面上で表現する平坦なこれまでの張り天井と 違い、所要の曲率で湾曲させて施工することができる本考案の化粧天井板によれ ば、今までにない表現力によって視覚にも優れた外観美を追及できる。
【0011】
【考案の効果】
以上の如く本考案の湾曲化粧天井板によれば、損傷し易くかつ幅寸法調整端と なる側面が天然杉の無垢材である左右両側板と当該側板の上下に貼着接合した天 然杉材の被覆板との合成側面であり、しかも被覆板と側板との接合線は、表裏と もに薄突板との接合であるから側板に露呈する年輪目のように目視され、被覆板 表面側端を適宜に面取りすれば、前記と同様に年輪目のように認識されることか ら、当該側面を修正したり寸法調整するには切削するだけで天然杉材の新生面を 確保できるため、能率的に処理できる上、その後の側面は何ら手当てをすること なく、天然杉材の一枚板のような側面を露呈し、その上、該被覆板の表面の木目 を立体的に出現させたものに至っては、より一層、全体として天然杉の高級材に よる天井として印象付ける効果を奏するものである。 なお、特にこれまでR曲に形成された建築物の天井面に対して施工するための 天井板が無かったものであるが、本考案の化粧天井板を使用することにより、任 意のカーブを描くR曲面に天井板を張ることができるため、天井張りに於いてこ れまでできなかった形状に施工できることから、より一層優れたデザインによる 天井が創出される。またこれによって建築設計・施工業者とって画期的な天井施 工を行えることから生ぜしめる効果は絶大なものであり、極めて実用的有益なる 優れた経済効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 本考案に係る化粧天井板の外観斜視図であ
る。
【図 2】 湾曲させた状態を表す正面図である。
【図 3】 湾曲状態でS字形に組んだ状態の正面図で
ある。
【図 4】 R曲面に形成させた状態を表す外観斜視図
である。
【図 5】 波形に組んだ状態を表す外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
1: 化粧天井板 2: 芯部中間板 3: 合板 4: 合板 5: 側板 6: 被覆板 7: 凸条部 8: 木 目

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項 1】所要幅、所要厚の三層の合板から成る中
    間板の左右に、当該中間板と同厚で所要幅の側板と接合
    し、上下面に被覆板と接合して成る天井板において、両
    側板が天然杉材の無垢材であると共に、芯部中間板を極
    薄のベニヤ板とし、当該芯部中間板を挟む上下面に厚突
    板の合板と天然杉材の薄突板の二層とすることで、当該
    薄突板の表面の木目を立体的に出現させ、かつ、極薄の
    芯部中間板の湾曲性と掛る吸収力を持ち合わせること
    で、R曲を任意としたことを特徴とする湾曲化粧天井
    板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012172328A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Kenichi Sato 板材パネル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172328A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Kenichi Sato 板材パネル
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