JPH09144295A - 壁点検口止水構造 - Google Patents

壁点検口止水構造

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JPH09144295A
JPH09144295A JP30265195A JP30265195A JPH09144295A JP H09144295 A JPH09144295 A JP H09144295A JP 30265195 A JP30265195 A JP 30265195A JP 30265195 A JP30265195 A JP 30265195A JP H09144295 A JPH09144295 A JP H09144295A
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Norihiko Takahashi
徳彦 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水蓋の取付け面が凹凸をなす場合でも蓋取
付け面からの漏水を防止でき、また、防水蓋取付け時の
施工現場における作業の錯誤を防止することができ、か
つ、構成が簡易な壁点検口止水構造を得る。 【解決手段】 本発明の壁点検口止水構造1は、壁面2
aに開口する点検口3を塞ぐための薄板状の裏蓋4と、
この裏蓋4の周縁部と壁側の取付け面2aとの間に介設
するパッキン6と、上記裏蓋4を壁2に対して着脱可能
に固定するための裏蓋止めねじ8とからなり、裏蓋4を
その周縁に沿って屈曲することにより、パッキン6を押
さえ得る曲げ剛性を有する屈曲部23を裏蓋4の周縁に
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室壁等の水濡れ
を受ける壁に設けた点検口を防水閉塞するための壁点検
口止水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室壁等の水濡れを受ける壁に設けた点
検口を防水閉塞するための防水蓋を備える従来の壁点検
口止水構造は、点検口の周縁の蓋取付け面を平滑に形成
し、この平滑部にパッキンを介して蓋部材を当接固定す
ることにより、また、蓋部材の周辺部にシリコン樹脂等
のシール部材を充填施工することにより、隙間からの漏
水を防止する構造としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タイル
壁等に点検口を形成した場合は、その目地の凹凸によっ
て蓋取付け面からの漏水のおそれがあるので、蓋の周縁
を補強部材によって補強し、多数の固定ねじによって蓋
取付け面にパッキンを密着させ、または、蓋取付け面を
平滑に形成した枠部材を取付ける必要があり、さらに、
裏蓋と表蓋の二重構造の防水蓋は、施工段階において
は、複雑な工事仕様に基づく裏蓋と表蓋を取付ける際の
錯誤によって防水処理作業が不完全となるおそれがあ
る。
【0004】本発明の目的は、防水蓋の取付け面が凹凸
をなす場合でも蓋取付け面からの漏水を防止でき、ま
た、防水蓋取付け時の施工現場における作業の錯誤を防
止することができ、かつ、構成が簡易な壁点検口止水構
造を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1に、壁面に開口する点検口を塞ぐ着脱自在の防
水蓋と、この防水蓋と壁側の取付け面との間に介設する
パッキンとを備えた壁点検口止水構造において、前記防
水蓋の取付け面に臨む部分を屈曲することによりパッキ
ンを押さえ得る曲げ剛性を付与された屈曲部を形成し
た。
【0006】上記壁点検口止水構造の防水蓋は、パッキ
ンを押さえ得る曲げ剛性を有する屈曲部を取付け面に形
成したことから、この屈曲部によって押さえ付けられた
パッキンが止水作用をなし、したがって、本発明の壁点
検口止水構造は、壁側取付け面に凹凸があっても簡易な
防水蓋によって点検口を防水閉塞することができる。
【0007】第2に、前記防水蓋は、点検口を塞ぐ裏蓋
と、この裏蓋の表側を覆う表蓋とからなる二重構造をな
し、裏蓋を裏蓋止めねじにより点検口に着脱自在に取付
けるとともに、表蓋を、上記裏蓋止めねじの頭部に螺合
する表蓋止めねじにより固定する。
【0008】上記壁点検口止水構造の裏蓋止めねじは、
その頭部に表蓋止めねじを固定する螺合部を備えること
から、組付け時において表蓋止めねじは裏蓋止めねじを
介して螺合するべく組付けられる。したがって、上記壁
点検口止水構造は、組付けの説明書や作業指示によるこ
となしに誤りのない組付けが可能となり、仕様に沿った
防水蓋の取付け工事を確保することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を添付図面に基づ
いて以下に説明する。図1は本発明の壁点検口止水構造
の一部破断による平面図であり、壁点検口止水構造1
は、浴室壁や浴槽エプロン等の凹凸をなす壁面2aに開
口する点検口3と、この点検口3を塞ぐための防水用の
裏蓋4と化粧用の表蓋5からなる二重構造の防水蓋とそ
の付属部品からなる。
【0010】詳細には、裏蓋4は取付けるべき壁2に臨
む側に止水用のパッキン6を一体的に備え、また、壁2
にねじ穴7…を形成し、このねじ穴7…に螺合する裏蓋
止めねじ8…によって裏蓋4を着脱可能に固定する。裏
蓋止めねじ8…はその頭部に回動用のすりわり9ととも
に螺合用のねじ穴10を備える。また、表蓋5は、その
周縁部に表蓋用パッキン11を備え、裏蓋止めねじ8の
頭部に螺合する表蓋止めねじ12…によって着脱可能に
固定され、その頭部にビスキャップ13…を嵌め付け
る。
【0011】図2は図1のA−A線断面図であり、壁2
の背面側または内部に、ねじ穴7を形成した固定板22
を予め取付けて固定側を構成する。タイル仕上等の壁2
の凹凸面をなす取付け面2a上に対し、パッキン6を備
えた裏蓋4が上記ねじ穴21に螺合する裏蓋止めねじ8
によって固定され、その上側にさらに裏蓋止めねじ8に
螺合する表蓋止めねじ12によって表蓋5を重ねて固定
する。上記裏蓋4はステンレス鋼板等の強度を有する不
錆材による板状部材をなし、また、表蓋5は合成樹脂等
の化粧材による板状部材をなす。
【0012】裏蓋4はその周縁部と止めねじより内周側
の部分に屈曲部23,24を形成し、同様に、表蓋5は
その周縁部および止めねじより内周側の部分に屈曲部2
5,26を形成し、いずれも、その屈曲部は周縁に沿っ
て屈曲することにより、周縁に沿う方向の曲げ剛性を確
保する。
【0013】図3は図1の壁点検口止水構造の要部を示
す断面図であり、裏蓋4の外周側の屈曲部23は、壁2
側に一定の変位量Aを有する傾斜形状をなし、この傾斜
する屈曲部23の幅Bとその板厚による曲げ剛性は、壁
2の取付け側で一定の深さCをなす凹部31の底にパッ
キン6を押し付けるに足るものとする。
【0014】裏蓋止めねじ8は、その大径段部32に頭
部8a側からねじ穴10を備え、また、裏蓋4の孔4
a、壁2の孔2bを通ってねじ7に螺合し、パッキン付
きワッシャ33を介して裏蓋4を押さえ、この裏蓋止め
ねじ8のねじ穴10に図示せぬ表蓋止めねじを螺合す
る。上記裏蓋止めねじ8および表蓋止めねじは、説明書
や施工指示等がない場合でも正確な組付けが可能とな
り、組付け誤りを回避することができる。この場合、裏
蓋止めねじ8に螺合する表蓋止めねじの長さを裏蓋止め
ねじ8の必要首下長さより短く形成し、または、両止め
ねじを異径とすることにより、表蓋止めねじは壁2側に
取付けることができないので、さらに組付けが容易とな
る。
【0015】このように構成される壁点検口止水構造の
作用を説明する。図4は図1の壁点検口止水構造の要部
の断面図であり、裏蓋4の組付け時は、裏蓋4が裏蓋止
めねじ8によって壁2の取付け面2aの方向に押さえ付
けられ、その時、図示せぬ内周側の屈曲部24の剛性と
合わせ、裏蓋4の周縁の屈曲部23がその剛性によって
パッキン6を強く押さえることから、取付け面2aから
一定深さCを有する凹部31の底にパッキン6が押し付
けられ、凹部31からの水洩れが防止できる。
【0016】図5は図1の壁点検口止水構造の適用例を
示す透視図であり、浴室41に設置された浴槽42のエ
プロンをなす壁2に点検口を備える。このエプロンの洗
い場44に臨む側がタイル形状を模した凹凸をなし、こ
の凹凸を有する面2aに裏蓋4と表蓋5とからなる防水
蓋が設けられる。表蓋5はその外周部と内周側の屈曲部
によってその剛性が確保され、この表蓋5をその下側の
図示せぬ裏蓋に重ね、表蓋止めねじ12を裏蓋止めねじ
の頭部に螺合することによって表蓋5を固定し、表蓋止
めねじ12の頭部にビスキャップ13を取付けることに
より、壁2の点検口を水洩れなく、かつ、化粧材によっ
て閉塞することができる。
【0017】図6は別なる実施例に係る壁点検口止水構
造の要部断面図であり、裏蓋4の周縁部に取付け面側に
一定の突出量Aで断面が円弧状に突出する屈曲部51を
形成し、その突出側にパッキン6を取付ける。このよう
に構成することにより、上記と同様の作用効果をなすこ
とが明らかなことから、その詳細な説明を省略する。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したごとく、請求項1の壁点
検口止水構造の防水蓋は、パッキンを押さえ得る曲げ剛
性を有する屈曲部を取付け面に形成したことから、この
屈曲部によって押さえ付けられたパッキンが止水作用を
なし、したがって、本発明の壁点検口止水構造は、壁側
取付け面に凹凸があっても簡易な防水蓋によって点検口
を防水閉塞することができる。
【0019】請求項2の壁点検口止水構造の裏蓋止めね
じは、その頭部に表蓋止めねじを固定する螺合部を備え
ることから、組付け時において表蓋止めねじは裏蓋止め
ねじを介して螺合するべく組付けられる。したがって、
上記壁点検口止水構造は、組付けの説明書や作業指示に
よることなしに誤りのない組付けが可能となり、仕様に
沿った防水蓋の取付け工事を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁点検口止水構造の一部破断による平
面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図1の壁点検口止水構造の要部を示す断面図
【図4】図1の壁点検口止水構造の要部の作用説明図
【図5】図1の壁点検口止水構造の適用例を示す透視図
【図6】別なる実施例に係る壁点検口止水構造の要部断
面図
【符号の説明】
1…壁点検口止水構造、2…壁、2a…取付け壁面、2
b…孔、3…点検口、4…裏蓋(防水蓋)、4a…孔、
5…表蓋(防水蓋)、6…パッキン、7…ねじ穴、8…
裏蓋止めねじ、8a…頭部、10…ねじ穴、11…パッ
キン、12…表蓋止めねじ、13…ビスキャップ、22
…固定板、23,24…屈曲部、25,26…屈曲部、
31…凹部、32…大径段部、33…パッキン付きワッ
シャ、51…屈曲部、A…変位量、B…幅、C…深さ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に開口する点検口を塞ぐ着脱自在の
    防水蓋と、この防水蓋と壁側の取付け面との間に介設す
    るパッキンとを備えた壁点検口止水構造において、前記
    防水蓋は、取付け面に臨む部分を屈曲することによりパ
    ッキンを押さえ得る曲げ剛性を付与された屈曲部を有す
    ることを特徴とする壁点検口止水構造。
  2. 【請求項2】 前記防水蓋は、点検口を塞ぐ裏蓋と、こ
    の裏蓋の表側を覆う表蓋とからなる二重構造をなし、裏
    蓋を裏蓋止めねじにより点検口に着脱自在に取付けると
    ともに、表蓋を、上記裏蓋止めねじの頭部に螺合する表
    蓋止めねじにより固定することを特徴とする請求項1記
    載の壁点検口止水構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113175109A (zh) * 2021-04-27 2021-07-27 上海宝冶集团有限公司 一种穿墙孔洞的封堵方法

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