JPH09144294A - 幅木の製造方法 - Google Patents
幅木の製造方法Info
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- JPH09144294A JPH09144294A JP34464395A JP34464395A JPH09144294A JP H09144294 A JPH09144294 A JP H09144294A JP 34464395 A JP34464395 A JP 34464395A JP 34464395 A JP34464395 A JP 34464395A JP H09144294 A JPH09144294 A JP H09144294A
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Abstract
嵌合部分がスライドして、床面の沈下により生ずる隙間
を吸収する幅木において、幅木の表面の化粧層を施こし
た場合、床面が沈下して生ずる隙間に化粧層が連続して
露出するようにすること。 【解決手段】基材1表面に凹溝1b,1cを形成し、該
基材1の少なくとも表面および上下の凹溝1b,1c内
に化粧層2を形成した後、基材1裏面から下側の凹溝1
e底部の化粧層2を分断する深さ以上の深さで、該下側
の凹溝1c底部上側角部1eより下側から凹溝1c底部
上側角部1eより上側の部分にかけて切削することによ
り、基材1を略L字型の幅木台部4と、裏面下端に幅木
台部4の上端部と嵌合可能な切り欠き部3aを有する幅
木部3とすることを特徴とする幅木の製造方法である。
Description
用する幅木材の製造方法に関するものである。
最下部と床面との境部分の隙間隠しおよび人間の靴等が
当たることによる損傷や汚れを防止するために幅木が使
用されている。また、この幅木も単一部材から構成され
るものや、最近では図6に示すような嵌合可能な幅木部
3と幅木台部4の2部材からなり幅木部13を壁面5に
固定し、幅木台部14を床面6に固定することにより、
長期間のあいだに床面6が沈下しても嵌合部分Aがスラ
イドすることによって吸収することができ、隙間が生じ
ない幅木も提供されている。
の形状は、その意匠性を向上させる目的で、単に直方体
ではなく、面取り部や溝部などが設けられ、さらに幅木
基材の施工した際に露出する部分に突板シート等の任意
化粧材を貼着するものであるが、前記2部材からなる幅
木においては、それぞれの部材の形状に切削加工したの
ちに、各部材それぞれの表面、側面、凹部等にかけて化
粧材を貼着する作業をする必要があり、基材の形状が複
雑でさらに化粧材を貼着する面積が小さいため非常に手
間がかかるものである。
木の製造方法において工業的に能率良く製造する方法を
目的として鋭意研究の結果完成されたものである。すな
わち本発明は、基材1表面に凹溝1b,1cを形成し、
該基材1の少なくとも表面および凹溝1c内に化粧層2
を形成した後、基材1裏面から凹溝1c底部の化粧層2
を分断する深さ以上の深さで、該凹溝1c底部上側角部
1eより下側から凹溝1c底部上側角部1eより上側の
部分にかけて切削することにより、基材1を略L字型の
幅木台部4と、裏面下端に幅木台部4の上端部と嵌合可
能な切り欠き部3aを有する幅木部3とすることを特徴
とする幅木の製造方法である。
2部材に分割される前の一部材の段階で化粧層2を形成
する作業を1回するだけで、分割した後の幅木部3およ
び幅木台部4を施工した時に露出するすべての部分の化
粧層2が形成されるとともに、両部材3,4が嵌合可能
な形状に形成することができ、生産効率を向上させるこ
とが可能となったものである。
断面図の一例を示すものである。基材1の上端には表面
側に面取り1aが形成され、また、長手方向に連続する
浅い化粧溝1bが形成されている。さらに基材1の下方
表面には深い凹溝1cが形成されている。また、このよ
うな形状の基材1の表面には化粧層2例えば、化粧シー
トが基材1上端の裏面から上端面、表面の面取り1a、
化粧溝1b内、凹溝1c内を経て下端面まで貼着されて
いる。
質繊維板、木削片板、単板積層板等の木質板を使用する
ことができる。基材1の面取り部1aおよび溝部1b,
1cはモルダー等により曲面加工あるいは切削加工す
る。また、基材1の表面に形成する化粧層2は化粧シー
トとしては天然木材を切削して得られる天然突板、人工
突板、および不織布、紙、合成樹脂シートを裏打ちした
突板シートまたは、合成樹脂化粧シート、20−40g
/m2の化粧紙、32−500g/m2の不織布、50
g/m2のパーチメント紙等の柄模様印刷や単色の塗装
が施されたもの、あるいは、化粧シート接着後、上塗り
工程を設けることもできる。
剤例えば酢酸ビニル樹脂等に耐水性向上のために熱硬化
性樹脂または尿素粉末等を混入したものを用いることが
できる。
断面図である。本発明の基材1に化粧層2を形成したも
のの、切削部1dで示される斜線部分、すなわち基材1
の裏面側から凹溝1cの底部に形成された化粧層表面と
ほぼ一致する深さであって、凹溝1cの底部上側角部1
eより下側(図2では底部上側角部1eとほぼ一致する
部分)から、化粧溝1bが形成されていない部分1fま
でかけて切削加工を施すものである。この切削加工によ
り図3に示すように基材1を幅木部3と幅木台部4とに
分割されるものである。
部4の上端部4aの厚さが、幅木部3の下端裏面に切削
加工により形成された切欠き部3aの深さがほぼ同一と
なり、この部分で嵌合させることにより組み合わせ幅木
を構成するものである。また、図2に示すものは、切削
部1dの深さが表面側に形成されている下側の凹溝1の
底面化粧層表面と一致する深さでさらに、基材の凹溝1
cの底面上側角部1eと切削部1dの下側角が一致する
ように切削しているが、このような切削方法に限定され
るものでなく、図4に示すように切削部1dの深さは下
側の凹溝1cの底面の化粧層2より深く、すなわち、化
粧層2を分断する深さより深く、また、基材の下側の凹
溝1cの底面上側角部1eより下側から底面上側角部1
eより化粧溝1bの形成されていない部分1fにかけて
切削加工することにより、本発明の目的を達成すること
ができる。前記1e,1fの位置により嵌合する部分の
厚さや嵌合状態で上下にスライドする幅が任意設定する
ことができる。
とは図5に示すように、幅木台部4が床面に固定され、
幅木台部4の上端部2aが前記幅木部裏面側切り欠き部
内に嵌合した状態の上下任意位置で幅木部3が壁面5に
固定される。この状態において、本発明の基材1から分
割する際の切削により、基材が露出した部分は幅木部3
と幅木台部4の嵌合部内に収められ、外部に露出しない
ものとなり、従来のように、最初に幅木部と幅木台部の
基材を加工し、それぞれに化粧層を形成したものと、同
一の外観を呈する幅木が得られるものである。
1b,1cを形成し、該基材1の少なくとも表面および
凹溝内に化粧層2を形成した後に、基材1裏面から該凹
溝1c底部の化粧層2を分断する深さ以上の深さで、該
凹溝底部上側角部1eより下側から凹溝底部上側角部1
eより上側の部分にかけて切削することにより、嵌合可
能な関係にある幅木部3と幅木台部4が得られるととも
に、これら幅木部3と幅木台部4とを組み合わせて施工
した際に露出する部分にはすべて化粧層2が形成された
幅木が得られるものである。
2より深くかつ下方に切削する場合の断面図。
定されたときの断面図。
溝、1d:切削部、1e:下側の凹溝の底面上側角部、
2:化粧層、3:幅木部、4:幅木台部、5:壁面、
6:床面、13:幅木部、14:幅木台部。
Claims (1)
- 【請求項1】 基材表面に凹溝を形成し、該基材の少な
くとも表面および凹溝内に化粧層を形成した後、基材裏
面から凹溝底部の化粧層を分断する深さ以上の深さで、
該凹溝底部上側角部より下側から凹溝底部上側角部より
上側の部分にかけて切削することにより、基材を略L字
型の幅木台部と、裏面下端に幅木台部の上端部と嵌合可
能な切り欠き部を有する幅木部とすることを特徴とする
幅木の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34464395A JP3162621B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 幅木の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34464395A JP3162621B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 幅木の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144294A true JPH09144294A (ja) | 1997-06-03 |
JP3162621B2 JP3162621B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=18370857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34464395A Expired - Lifetime JP3162621B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 幅木の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3162621B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010281077A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 階段の巾木構造 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP34464395A patent/JP3162621B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010281077A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 階段の巾木構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3162621B2 (ja) | 2001-05-08 |
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