JPH09144282A - 床材の接合構造 - Google Patents

床材の接合構造

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JPH09144282A
JPH09144282A JP30884495A JP30884495A JPH09144282A JP H09144282 A JPH09144282 A JP H09144282A JP 30884495 A JP30884495 A JP 30884495A JP 30884495 A JP30884495 A JP 30884495A JP H09144282 A JPH09144282 A JP H09144282A
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JP
Japan
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floor
floor material
gap forming
gap
clearance
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Application number
JP30884495A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Matsumoto
匡史 松本
Yasuo Tokutome
康雄 徳留
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床材10が膨張しても反ったり、歩行感や美
観を損ねたりしない。 【解決手段】 端面の凹凸を嵌合し合って接合し、床材
10の表面側を除く接合端面に隙間形成材13を設け、
接合端面間に隙間Aを形成して接合したものである。隙
間形成材13は、衝撃的な荷重には変形し難く、ゆるや
かな荷重では変形し、かつ床材10より軟質の物質で形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅における床
材の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の床材の接合構造の一例を図9に示
す。この例は、床材40をさねはぎ接合したものであっ
て、床材40の一端にさね41、他端にはぎ42を形成
し、端面どうしを接して接合してある。しかし、床材4
0は、吸湿等により膨張するため、端面どうしを接して
接合した場合、接合部に両側から力が加わり、想像線で
示すように、接合部分にて床材40が浮き上がってしま
うという問題があった。
【0003】そこで、図10に示すように、さねはぎ接
合した床材45の端面間に、あらかじめ隙間Cを形成し
ておき、床材45が膨張しても、図11に示すように、
隙間Cにて膨張を吸収し、床材45が反るのを防止した
構成が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10および図11に
示した例において、接合部に所定の隙間Cを形成するた
めに、床材45の表面側の端面間に目地材46を充填し
ている。このため、床材45が膨張して接合他面どうし
が接近すると、図11に示すように、目地材46′が床
表面にはみ出してしまい、歩行感や美観を損ねるという
問題があった。
【0005】この発明の目的は、床材が膨張しても反っ
たり、歩行感や美観を損ねたりしない床材の接合構造を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の床材の接
合構造は、端面の凹凸を嵌合し合って接合し、床材の表
面側を除く接合端面に隙間形成材を設け、接合端面間に
隙間を形成して接合したことを特徴とするものである。
請求項1記載の床材の接合構造によると、接合端面間に
あらかじめ隙間を形成しておくので、床材の膨張を隙間
にて吸収できる。また、床材の表面側を除く接合端面に
隙間形成材を設けたので、床材が膨張した際に隙間形成
材が床表面にはみ出さない。
【0007】請求項2記載の床材の接合構造は、請求項
1において、隙間形成材が、衝撃的な荷重には変形し難
く、ゆるやかな荷重では変形する物質で形成されてい
る。請求項2記載の床材の接合構造によると、施工時の
衝撃的な荷重では隙間形成材は変形せず、床材の接合端
面間に隙間を形成でき、床材の膨張によるゆるやかな荷
重では変形し、床材の膨張を吸収できる。
【0008】請求項3記載の床材の接合構造は、請求項
1または2において、隙間形成材が、床材より軟質の物
質で形成されている。請求項3記載の床材の接合構造に
よると、床材の膨張によって隙間形成材が変形し、床材
を損傷することなく、膨張を吸収できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態 この発明の第1の実施の形態を図1ないし図3に基づい
て説明する。図1において、10は床材であり、一端に
さね11、他端にはぎ12を有し、隣合う床材10どう
しを互いにさねはぎ接合してある。
【0010】また、図2に示すように、はぎ12の底部
には、あらかじめ長手方向に沿って隙間形成材13を設
けておく。隙間形成材13は、床材10の接合端面間に
形成する隙間Aに相当する厚みを有し、かつ床材10よ
り軟質の物質で構成されている。例えば、圧力で流動す
るろう詰め、あるいは低融点ホットメルト、油性コーキ
ング材、ゴム等で構成する。
【0011】床材10を接合すると、隙間形成材13に
より、互いの端面間に隙間Aが形成される。床材10が
吸湿等によって膨張すると、図3に示すように、接合部
に両側から力が加わり、床材10の端面どうしが接近す
る。このように構成された床材10の接合構造による
と、隣合う床材10の端面どうしの間に、あらかじめ隙
間Aを形成しておくので、床材10の膨張を隙間Aにて
吸収でき、床材10の反りを防ぐことができる。
【0012】また、隙間形成材13が、床材10の表面
側ではなく、さね11の先端とはぎ12の底部の間に設
けられているので、床材10が膨張した際、隙間形成材
13が床表面にはみ出さず、歩行感や美観が損なわれな
い。また、図1のように、床材10が膨張していない状
態で、床表面から隙間形成材13が見えず、美観にも優
れる。
【0013】さらに、隙間形成材13を床材10より軟
質の物質にて形成したことで、床材10の膨張によって
隙間形成材13が変形し、床材10を損傷することなく
膨張を吸収し、床材10の反りを防ぐことができる。な
お、隙間形成材13を、施工時に木槌等によってさね1
1をはぎ12に嵌合する際の衝撃的な荷重では変形せ
ず、床材10の膨張によるゆるやかな荷重では変形する
物質にて形成することで、床材10の接合端面間に隙間
Aを形成するとともに、床材10の膨張を吸収して反り
を防ぐことができる。なお、衝撃的な荷重では変形せ
ず、ゆるやかな荷重で変形する物質としては、例えば、
エフキュービック(ウェタンフォームにバンシングパテ
を含浸させたもの)〔信越化学工業(株)製/東洋アル
ミ商事取扱〕を用いる。
【0014】また、図4に示すように、はぎ12の底部
に、間欠的に、隙間形成材20を設けたものでもよい。
また、図5に示すように、さね11の先端とはぎ12の
底部の間に隙間形成材13を設ける他、さね11の下方
の端面22とはぎ12の下方の端面23との間に隙間形
成材21を設けたものであってもよい。隙間形成材13
を設ける場合、図6に示すように、はぎ12の底部に隙
間形成材13aを設ける他、さね11の先端に隙間形成
材13bを設けてもよい。また、隙間形成材21を設け
る場合、はぎ12の下方の端面23に隙間形成材21a
を設けてもよく、あるいはさね11の下方の端面22に
隙間形成材21bを設けてもよい。なお、隙間形成材1
3a,13b,21a,21bのうち複数を組み合わせ
て設けてもよい。
【0015】第2の実施の形態 この発明の第2の実施の形態を図7および図8に基づい
て説明する。この実施の形態は、床材30を合欠き接合
したものである。すなわち、床材30の一端の下半分を
切欠いて上部凸部31を形成し、他端の上半分を切欠い
て下部凸部32を形成する。下部凸部32の先端と上部
凸部31の下方の端面34との間に隙間形成材33を介
挿して、隙間Bを形成して床材30どうしを接合する。
【0016】隙間形成材33は、接合端面に沿って延
び、上部凸部31の下方の端面34にあらかじめ設けて
おく。なお、隙間形成材33は下部凸部32の先端に設
けておいてもよく、あるいは端面34と下部凸部32の
先端の両方に設けておいてもよい。さらに、隙間形成材
は短尺状のものを間欠的に設けてもよい。このように構
成された床材30の接合構造においても、第1の実施の
形態と同様の効果が得られる。
【0017】なお、前記各実施の形態では、さねはぎ接
合,合欠き接合について示したが、その他の接合形状に
おいても、床表面側を除く接合端面に隙間形成材を介挿
したものでもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の床材の接合構造による
と、接合端面間にあらかじめ隙間を形成しておくので、
床材の膨張を隙間にて吸収でき、床材の反りを防ぐこと
ができる。また、床材の表面側を除く接合端面に隙間形
成材を設けたので、床材が膨張した際に隙間形成材が床
表面にはみ出さず、歩行感や美観を損なわない。
【0019】請求項2記載の床材の接合構造によると、
施工時の衝撃的な荷重では隙間形成材は変形せず、床材
の接合端面間に隙間を形成でき、また床材の膨張による
ゆるやかな荷重では隙間形成材は変形し、床材の膨張を
吸収して反りを防ぐことができる。請求項3記載の床材
の接合構造によると、床材の膨張によって隙間形成材が
変形し、床材を損傷することなく膨張を吸収し、床材の
反りを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態における床材の側
面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態における床材の斜
視図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態における膨張した
床材の側面図である。
【図4】隙間形成材の変形例を示した床材の斜視図であ
る。
【図5】隙間形成材の変形例を示した床材の側面図であ
る。
【図6】隙間形成材の変形例を示した床材の接合部の拡
大図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態における床材の斜
視図である。
【図8】この発明の第2の実施の形態における床材の側
面図である。
【図9】従来例の床材の側面図である。
【図10】他の従来例の床材の接合部の側面図である。
【図11】他の従来例の膨張した床材の接合部の側面図
である。
【符号の説明】
10,30 床材 11 さね 12 はぎ 13,20,21,33 隙間形成材 31 上部凸部 32 下部凸部 A,B 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面の凹凸を嵌合し合って接合した床材
    の接合構造であって、 床材の表面側を除く接合端面に隙間形成材を設け、接合
    端面間に隙間を形成して接合したことを特徴とする床材
    の接合構造。
  2. 【請求項2】 隙間形成材が、衝撃的な荷重には変形し
    難く、ゆるやかな荷重では変形する物質で形成されてい
    る請求項1記載の床材の接合構造。
  3. 【請求項3】 隙間形成材が、床材より軟質の物質で形
    成されている請求項1または2記載の床材の接合構造。
JP30884495A 1995-11-28 1995-11-28 床材の接合構造 Pending JPH09144282A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990006303A (ko) * 1997-06-12 1999-01-25 다카노 야스아키 바닥난방장치의 상면부설식 목재난방매트
JP2003013588A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Asahi Woodtec Corp 木質床材の施工方法
JP2014005625A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Koji Sawa 木質床材製造方法および木質床
JP2014221977A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 パナソニック株式会社 床材
JP2015229834A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 株式会社プロセス井口 組立構造物及び組立構造物の構築方法
JP2016089414A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社 五感 フローリング構造

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Effective date: 20030218