JPH09143837A - プリント配線基板用ガラス繊維織物 - Google Patents

プリント配線基板用ガラス繊維織物

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JPH09143837A
JPH09143837A JP7322425A JP32242595A JPH09143837A JP H09143837 A JPH09143837 A JP H09143837A JP 7322425 A JP7322425 A JP 7322425A JP 32242595 A JP32242595 A JP 32242595A JP H09143837 A JPH09143837 A JP H09143837A
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JP
Japan
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woven fabric
glass fiber
fiber woven
weft
warp
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JP7322425A
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Hisaya Miura
尚也 三浦
Keita Miyasato
桂太 宮里
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Nitto Boseki Co Ltd
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Nitto Boseki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 質量が300g/m2 近辺であって、樹脂含
浸性が良く、積層板の特性も従来品と同程度の特性が得
られるプリント配線基板用ガラス繊維織物。 【解決手段】 ガラス繊維織物の緯糸にECG37 1
/0を用い、緯糸の打ち込み本数が28〜34本/25
mmであり、質量が240〜310g/m2 の範囲にあ
るガラス繊維織物で、その通気度が0.5〜10cm3
/cm2 /secであるプリント配線基板用ガラス繊維
織物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
用ガラス繊維織物に関し、特に積層コストが低く含浸性
に優れピンホールの少ないプリプレグを得ることができ
るガラス繊維織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板は、その構成材の種類
により各種のものが製造されているが、その中でガラス
繊維織物を基材とするものが電気特性や機械特性、耐熱
性などの点で優れているため各種電子機器に多用されて
いる。ガラス繊維織物も様々なものがあるが、現状プリ
ント配線基板用として使用されているガラス繊維織物の
種類はそれ程多くはない。特に、プリント配線基板用と
して現在使用量の多いものは、汎用板の場合はMIL規
格(MIL spec Y−1140)に決められてい
る7628タイプ、多層板の場合は同様に2116タイ
プに属するものである。表1に両方のタイプの織物の仕
様を示す。
【0003】
【表1】
【0004】プリント配線基板業界においてもコストダ
ウンの要求は強くコストダウンについての各種方策が検
討されている。例えば、マトリックス樹脂に充填剤を添
加するとか、ガラス繊維織物の代わりにガラス繊維ペー
パーを用いるなどである。これらコストダウンの方策の
一つとして、ガラス繊維織物をより厚手の織物にすると
いう手段がある。一般に汎用のプリント配線基板は、7
628タイプのガラス繊維織物のプリプレグ8枚と銅箔
を積層し、加熱プレスして1.6mm厚さのプリント配
線基板を得ている。この場合、7628タイプのガラス
繊維織物の代わりにより太番手のガラス繊維糸を用いた
ガラス繊維織物を使用すると、プリプレグの枚数を8枚
から6枚に減らす事ができる。また、多層板のプリント
配線基板は、特に電気特性の設計上0.3mm以上の絶
縁層厚さが必要な場合がある。従来では2116タイプ
のガラス繊維織物のプリプレグを片側3枚ずつ、合計で
6枚を積層し、加熱プレスして1.6mm厚さのプリン
ト配線基板を得ている。この場合、2116タイプのガ
ラス繊維織物の代わりにより太番手のガラス繊維糸を用
いたガラス繊維織物を使用すると、プリプレグの枚数を
6枚から2枚に減らす事ができる。表2に1.6mm厚
プリント配線基板の汎用板の場合と多層板の場合の層構
成を示す。
【0005】
【表2】
【0006】ガラス繊維織物の場合、織物の質量と平方
m当りの単価は比例関係に無く、織物の質量が増しても
さほどコスト高にはならない。また、より厚手のガラス
繊維織物を使用することにより、積層時のプリプレグの
プライ数が減り、積層コストの低下になる。よって、以
上の効果によりプリント配線基板のコストダウンが可能
になる。しかし、厚手のガラス繊維織物を使用すること
により、プリント配線基板のコストダウンは図れるが、
得られたプリント配線基板は性能の点で問題がある。例
えば、太番手のガラス繊維糸を使用することにより、織
物への樹脂の含浸が悪くなる。特に経糸と緯糸の交点及
びフィラメント間への樹脂の含浸が悪くなる。これは基
板の耐熱性に影響を与える。また、太番手の糸を使うこ
とにより、プリント配線基板の表面に織物の織り目がは
っきり出ることにより、それだけ、表面平滑性が悪くな
るといった問題である。特に、多層板の場合は性能面で
の要求が更に厳しいためこの様な問題に対策を取ること
が必要になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、プリント配線基板用のガラス繊維織物であ
って、一般に多用されている7628タイプに比べ質量
が約1.5倍であり、2116タイプに比べ約3倍であ
って、且つ得られたプリント配線基板の性能が7628
タイプや2116タイプで得られたプリント配線基板の
性能と同等となるようなプリント配線基板用ガラス繊維
織物を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、請求項1において、ガラス繊維織物の緯
糸にECG37 1/0を用い、緯糸の25mm当りの
打ち込み本数が28〜34本であり、質量が240〜3
10g/m2 の範囲にあるガラス繊維織物の通気度を
0.5〜10cm3 /cm2 /secとしたプリント配
線基板用ガラス繊維織物とすることにより課題の解決が
可能であることを見出だしたものである。また、請求項
2において、請求項1のガラス繊維織物の経糸がECG
75 1/0で、経糸の25mm当りの打ち込み本数が
32〜44本であるプリント配線基板用ガラス繊維織物
としたものであり、請求項3において請求項1のガラス
繊維織物の経糸がECG68 1/0で、経糸の25m
m当りの打ち込み本数が32〜44本であるプリント配
線基板用ガラス繊維織物としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のガラス繊維織物の実施の
形態について説明する。請求項1のガラス繊維織物は、
緯糸をECG37 1/0に限定し、緯糸の25mm当
りの打ち込み本数を28〜34とし、質量を240〜3
10g/m2 の範囲に設定したものである。ECG37
1/0はJIS R 3413に規定されているガラ
ス糸でフィラメントの呼び径が9μm、テックス番手が
135のガラス糸である。このガラス繊維織物の経糸と
しては、テックス番手が67〜76の範囲のガラス糸が
使用でき、例えばJIS R 3413に規定されてい
るECG75 1/0(テックス番手67.5)やEC
G68 1/0(テックス番手74)などが使用でき
る。これらの経糸を使用した場合の経糸の25mm当り
の打ち込み本数は32〜44本が望ましい。
【0010】請求項1のガラス繊維織物の質量は前記し
たように240〜310g/m2 の範囲が望ましいが、
更に好ましくは、270〜300g/m2 の範囲であ
る。質量が240g/m2 より小さい場合は、本発明の
目的である従来使用されている7628タイプのガラス
繊維織物との質量の差が少なく、積層枚数を減らす効果
が小さい。また、質量が310g/m2 より大きい場合
は、太番手のガラス糸を用い、打ち込み本数が大きくな
るため、プリプレグ製造時の樹脂の含浸が悪くなる。請
求項1のガラス繊維織物において、使用糸として番手が
7628タイプに対して経糸は同じで緯糸を2倍の番手
を有する糸を使い、経糸の25mm当りの打ち込み本数
を32〜44本とし、緯糸の25mm当りの打ち込み本
数を28〜34本に設定すると、質量は7628タイプ
の約1.5倍とすることが可能となる。 また、使用糸
として番手が2116タイプに対して経糸を3倍にし、
緯糸を6倍の番手を有する糸を使い、経糸の25mm当
りの打ち込み本数を32〜44本とし、緯糸の25mm
当りの打ち込み本数を28〜34本に設定すると、質量
は2116タイプの約3倍とすることが可能となる。
【0011】しかし、前記したように、糸が太くなるた
め樹脂の含浸性が悪くなり、又、表面の平滑性が悪くな
るという問題が発生する。本発明のガラス繊維織物は、
この様な問題を解決するために、製織後開繊処理を行な
い、経糸緯糸のフィラメント間を開繊し、偏平化したも
のである。その結果として、本発明のガラス繊維織物の
通気度は、0.5〜10cm3 /cm2 /secの範囲
にある。ここでいう通気度は、JIS L 1096の
通気性試験方法により測定されたものである。織物の開
繊処理の方法としては、各種方法が提案されているが特
開昭61−230900号公報に開示されている高圧流
体加工装置を利用するか、または、実開平3−9979
1号公報に開示されている開繊処理装置を利用するのが
好ましい。この開繊処理は、製織後直ちに行なうことも
可能であるが、表面処理後表面処理工程と連続して行な
うことが望ましい。
【0012】請求項2のガラス繊維織物は、請求項1の
ガラス繊維織物において、経糸をECG75 1/0と
し、経糸の25mm当りの打ち込み本数を32〜44本
としたものである。ECG75 1/0はJIS R
3413に規定されているフィラメントの呼び径が9μ
mで、tex番手が67.5のガラス糸である。また、
請求項3のガラス繊維織物は、請求項1のガラス繊維織
物において、経糸をECG68 1/0とし、経糸の2
5mm当りの打ち込み本数を32〜44本としたもので
ある。ECG68 1/0はJIS R 3413に規
定されているフィラメントの呼び径が9μmで、tex
番手が74のガラス糸である。請求項1及び2,3のガ
ラス繊維織物の織り組織は、特に限定はされないが平織
りが望ましい。また、通常のプリント配線基板用ガラス
繊維織物と同様に、製織後脱油処理され、シランカップ
リング剤による表面処理が施される。シランカップリン
グ剤としては、従来公知のものが使用できる、例えば、
ビニルトリクロロシラン、ビニルトリス(2−メトキ
シ)シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−(2
−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン・塩酸塩、N−フェニ
ル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメト
キシシラン等が使用できる。
【0013】請求項1のガラス繊維織物は、従来プリン
ト配線基板用の織物として使用されてきた7628タイ
プと比較して質量を約1.5倍程度にすることが可能で
あり、2116タイプと比較して約3倍程度にすること
が可能である。従って、このガラス繊維織物をプリプレ
グとし、銅箔と重ねて積層板とする際に、7628タイ
プでは8枚必要とするところを5〜6枚で同じ板厚とす
ることができ、また、多層板の場合は、2116タイプ
で3枚必要とするところを1枚で間に合うことになる。
ガラス繊維織物の場合、前述したように、販売価格が長
さを基準にきめられており、かつ、厚手の織物と薄手の
織物との価格が必ずしも比例関係に無いため、積層枚数
を減らせることは、原料費の面と積層工程での加工費の
面で大きなコストダウンを可能とする。又、本発明のガ
ラス繊維織物は通気度が0.5〜10cm3/cm2/
secの範囲にあり経糸緯糸が充分に開繊されているた
め樹脂の含浸性が良い。又、本発明のガラス繊維織物は
開繊処理されているため、織物を構成している経糸緯糸
が開繊され偏平になっており、プリント配線基板しとた
場合基板表面上の平滑性は良好である。
【0014】
【実施例1】経糸の番手が67.5texのガラス繊維
糸(ECG75 1/0)とし、緯糸の番手が135t
exのガラス繊維糸(ECG37 1/0)として、打
ち込み本数を経38本/25mm 緯31本/25mm
で製織しガラス繊維織物を得た(質量275g/
2 )。この織物を常法により加熱脱油したのち、シラ
ンカップリング剤としてN−β−(N−ビニルベンジル
アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン・塩酸塩[東レダウコーニング・シリコーン(株)
製;SZ−6032]を用い表面処理を行なった。表面
処理剤の付着率は0.1%であった。高圧流体加工装置
により開繊処理を行なった。開繊処理前のこのガラス繊
維織物の通気度は15.8cm3 /cm2 /secであ
ったが、開繊処理後の通気度は2.3cm3 /cm2
secであった。上記ガラス繊維織物を強化材とし、こ
れに下記組成のエポキシ樹脂ワニス(FR−4処方)を
含浸し、プリプレグを作成し、ピンホールの有無を測定
した。 [エポキシ樹脂ワニスの組成] ・エピコート5046−B−80 … 100部 [油化シェルエポキシ(株)製] ・エピコート154 … 20部 [油化シェルエポキシ(株)製] ・ジシアンジアミド … 4部 ・ベンジルジメチルアミン … 0.2部 ・ジメチルホルムアミド … 30部 ・メチルエチルケトン … 15部 ここで得られたプリプレグを4枚積層し、得られた積層
物の上部表面及び下部表面に銅箔を重ね合わせ、常法に
より加熱形成して、板厚1.2mmの銅張積層板を得
た。ここで得られた銅張積層板の耐熱性を測定し、結果
を表3に示す。
【0015】
【比較例1】番手が67.5texのガラス繊維糸(E
CG75 1/0)を経糸緯糸とし、打ち込み本数を経
44本/25mm 緯32本/25mmで製織しガラス
繊維織物を得た(質量208g/m2 )。 この織物を
常法により加熱脱油したのち、実施例1と同じシランカ
ップリング剤を用い表面処理を行なった。表面処理剤の
付着率は0.1%であった。上記ガラス繊維織物を強化
材とし、これらに実施例1と同じ組成のエポキシ樹脂ワ
ニス(FR−4処方)を含浸し、プリプレグを作成し、
ピンホールの有無を測定した。ここで得られたプリプレ
グを6枚積層し、得られた積層物の上部表面及び下部表
面に銅箔を重ね合わせ、常法により加熱成形して、板厚
1.2mmの銅張積層板を得た。ここで得られた銅張積
層板の耐熱性を測定した。結果を表3に示す。
【0016】
【実施例2】実施例1と同じガラス繊維織物を強化材と
し、これに実施例1と同じ組成のエポキシ樹脂ワニス
(FR−4処方)を含浸し、プリプレグを作成し、得ら
れたプリプレグを、常法により黒化処理した0.2mm
の銅張積層板の表裏に1枚ずつ積層し、更に積層物の上
部表面及び下部表面に銅箔を重ね合わせ、常法により加
熱形成して、板厚0.8mmの銅張多層積層板を得た。
ここで得られた銅張多層積層板の耐熱性を測定した。結
果を表3に示す。
【0017】
【比較例2】番手が22.5texのガラス繊維糸(E
CE225 1/0)を経糸緯糸とし、打ち込み本数を
経59本/25mm 緯56本/25mmで製織しガラ
ス繊維織物を得た(質量106g/m2 )。この織物を
常法により加熱脱油した後、実施例1と同じシランカッ
プリング剤を用い表面処理を行なった。表面処理剤の付
着率は0.1%であった。上記ガラス繊維織物を強化材
とし、これらに実施例1と同じ組成のエポキシ樹脂ワニ
ス(FR−4処方)を含浸し、プリプレグを作成し、ピ
ンホールの有無を測定した。ここで得られたプリプレグ
を、常法により黒化処理した0.2mmの銅張積層板の
表裏に3枚ずつ積層し、得られた積層物の上部表面及び
下部表面に銅箔を重ね合わせ、常法により加熱成形し
て、板厚0.8mmの銅張多層積層板を得た。ここで得
られた銅張多層積層板の耐熱性を測定し、結果を表3に
示す。
【0018】
【実施例3】経糸の番手が74texのガラス繊維糸
(ECG68 1/0)とし、緯糸の番手が135te
xのガラス繊維糸(ECG37 1/0)として、打ち
込み本数を経38本/25mm 緯31本/25mmで
製織しガラス繊維織物を得た(質量282g/m2 )。
この織物を実施例1と同様に加熱脱油したのち、シラン
カップリング剤としてN−β−(N−ビニルベンジルア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
・塩酸塩[東レダウコーニング・シリコーン(株)製;
SZ−6032]を用い表面処理を行なった。表面処理
剤の付着率は0.1%であった。高圧流体加工装置によ
り開繊処理を行なった。開繊処理前のこのガラス繊維織
物の通気度は13.5cm3 /cm2 /secであった
が、開繊処理後の通気度は1.5cm3 /cm2 /se
cであった。上記ガラス繊維織物を強化材とし、実施例
1と同じ組成のエポキシ樹脂ワニスを含浸し、プリプレ
グを作成し、ピンホールの有無を測定した このプリプレグを用い、実施例1と同じ積層構成で銅張
積層板を得た。この積層板について半田耐熱性を測定
し、結果を表3に示す。
【0019】
【実施例4】実施例3と同じガラス繊維織物を強化材と
し、これに実施例1と同じ組成のエポキシ樹脂ワニス
(FR−4処方)を含浸し、プリプレグを作成し、ここ
で得られたプリプレグを用い、実施例2と同じ積層構成
の板厚0.8mmの銅張多層積層板を得た。ここで得ら
れた銅張多層積層板の耐熱性を測定した。結果を表3に
示す。
【0020】<試験例1> 半田耐熱試験 ガラス繊維強化エポキシ樹脂積層板の両側にある銅箔を
エッチング処理をして取除き、121℃のプレッシャー
クッカーで、A(30分間)、B(60分間)、C(9
0分間)吸水処理をした後、260℃の半田槽に20秒
間浸漬し、浸漬後の各ガラス繊維強化エポキシ樹脂積層
板に層間剥離が発生しているか否かを目視観察により判
定した。表3から明らかなように、実施例1及び実施例
3で得られたガラス繊維強化エポキシ樹脂積層板は比較
例1で得られたガラス繊維強化エポキシ樹脂積層板の耐
熱性と同等であることが判る。また、実施例2及び実施
例4で得られたガラス繊維強化エポキシ樹脂多層積層板
は比較例2で得られたガラス繊維強化エポキシ樹脂多層
積層板の耐熱性と同等であることが判る。
【0021】
【表3】
【0022】
【発明の効果】本発明のガラス繊維織物は、表2、表3
に示すように積層コストが安く、又、太番手の糸を使用
しているにも拘わらず、糸が開繊されて織物の通気度が
一定の値になっているためピンホールの少ないプリプレ
グを得ることができる。その結果、従来と同等の性能を
維持しながら、コストの安いプリント配線基板を得るこ
とが可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス繊維織物の緯糸にECG37 1
    /0を用い、緯糸の25mm当りの打ち込み本数が28
    〜34本であり、質量が240〜310g/m2の範囲
    にあるガラス繊維織物の通気度が0.5〜10cm3
    cm2 /secであることを特徴とするプリント配線基
    板用ガラス繊維織物。
  2. 【請求項2】 請求項1のガラス繊維織物において、経
    糸がECG75 1/0で、経糸の25mm当りの打ち
    込み本数が32〜44本であることを特徴とするプリン
    ト配線基板用ガラス繊維織物。
  3. 【請求項3】 請求項1のガラス繊維織物において、経
    糸がECG68 1/0で、経糸の25mm当りの打ち
    込み本数が32〜44本であることを特徴とするプリン
    ト配線基板用ガラス繊維織物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103741319A (zh) * 2013-11-06 2014-04-23 江西长江玻璃纤维有限公司 一种绝缘用玻璃纤维布的生产工艺
US9161441B2 (en) 2009-08-26 2015-10-13 Asahi Kasei E-Materials Corporation Glass cloth for printed wiring board
JP2016069401A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 住友ベークライト株式会社 プリプレグ、樹脂基板、金属張積層板、プリント配線基板、および半導体装置

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