JPH09143410A - 疎水性着色剤水溶液およびその製造方法およびそれを用いた水性インク - Google Patents

疎水性着色剤水溶液およびその製造方法およびそれを用いた水性インク

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JPH09143410A
JPH09143410A JP30172595A JP30172595A JPH09143410A JP H09143410 A JPH09143410 A JP H09143410A JP 30172595 A JP30172595 A JP 30172595A JP 30172595 A JP30172595 A JP 30172595A JP H09143410 A JPH09143410 A JP H09143410A
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JP
Japan
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hydrophobic
water
trade name
colorant
manufactured
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JP30172595A
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Hiroshi Ito
弘 伊藤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体上の耐水性や耐擦過性等の堅牢性が
高い印刷物が得られる着色剤水溶液を提供する。さらに
インクジェット記録方式に用いた場合に耐目詰まり性が
高い水性インクを提供する。 【解決手段】 油溶染料、分散染料、溶剤易溶性顔料等
の疎水性着色剤、カルボン酸、フェノール基等の酸性基
を含んだ疎水性樹脂とアルカリ物質からなる塩、水を含
む疎水性着色剤水溶液であって、疎水性着色剤を溶解し
た前記疎水性樹脂をアルカリ物質にて水溶性塩にして水
に溶解あるいは分散されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐水性のある水性イ
ンクに用いる着色剤水溶液に関するものであり、さらに
詳しくはインクジェット記録方式に用いる水性インクに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐水性のインクには一般に油性イ
ンクが用いられてきた。しかし、溶剤の人体への安全性
や環境に対する問題対策から脱溶剤化が求められ、イン
クの水性化が進められている。耐水性のある水性インク
としては、水に不溶の顔料を分散した水性分散インクが
用いられおり、特開昭56−147859号公報、特開
昭62−27476号公報明細書に提案されている。ま
た、水に不溶の疎水性染料を用いたインクとしては、水
中油滴分散した合成樹脂エマルジョンに染料を染着した
インクとして特公昭60−42832号公報、ポリエス
テル樹脂粒子に染料を染着したインクとして特開平7−
133414号公報明細書が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭56−
147859号公報、特開昭62−27476号公報明
細書に提案されているインクを含めて顔料分散インク
は、いずれも疎水性の顔料を水中に分散している。極性
が相反する顔料を水中に安定に分散するためには、顔料
を水溶性樹脂中、あるいは樹脂水溶液中に限りなく1次
粒子にまで粉砕して分散しなければならず、そのために
はサンドミル、アトライター等の強力な機械的分散工程
が必要になり製造コストの上昇が避けられない。
【0004】また、水に不溶の疎水性染料を用いたイン
クとして提案されている特公昭60−42832号公
報、特開平7−133414号公報の発明は、染料を染
着した樹脂粒子を水中に分散したものである。前記の顔
料分散インクと同様に、着色剤あるいは着色剤を含んだ
樹脂粒子が分散しているため、印刷した記録媒体上での
耐擦過性が低く、接着用の水溶性樹脂を添加する、ある
いは樹脂を加熱溶融して記録媒体に接着する等の定着手
段が別途必要となる。さらに、顔料または樹脂粒子が粒
子であるために凝集析出が起こり易く、特に微細な穴か
らインク滴を噴射するインクジェット記録方式に用いた
場合、目詰まりが起こりやすい課題がある。
【0005】従って本発明は上述した従来技術の課題を
解決するためのものであり、記録媒体上の耐水性や耐擦
過性等の堅牢性が高い印刷物を容易に得ることができる
着色剤水溶液を提供するものであり、さらにインクジェ
ット記録方式に用いた場合に耐目詰まり性が高い水性イ
ンクを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の疎水性着色剤水
溶液は、疎水性染料あるいは溶剤易溶性顔料から選ばれ
る疎水性着色剤、酸性基を含んだ疎水性樹脂とアルカリ
物質からなる塩、水を含む着色剤水溶液であって、疎水
性着色剤を溶解した前記疎水性樹脂をアルカリ物質にて
水溶性塩にして水に溶解あるいは分散されていることを
特徴とする。
【0007】本発明の疎水性着色剤水溶液の製造方法
は、疎水性染料あるいは溶剤易溶性顔料から選ばれる疎
水性着色剤を酸性基を含んだ疎水性樹脂に溶解する相溶
化工程、続いて前記着色剤溶解樹脂をアルカリ物質にて
水溶性塩とする造塩工程、前記樹脂塩を水に溶解あるい
は分散する水溶液化工程を含むことを特徴とする。
【0008】本発明の水性インクは、疎水性染料あるい
は溶剤易溶性顔料から選ばれる疎水性着色剤を溶解した
酸性基を含んだ疎水性樹脂をアルカリ物質にて水溶性塩
として水に溶解あるいは分散した着色剤水溶液を含む水
性インクであって、疎水性着色剤がインク組成物全体に
対して0.5〜10wt%の範囲で含有すると共に、疎
水性着色剤と疎水性樹脂の重量比率が1:5〜5:1の
範囲、酸性基を含んだ疎水性樹脂のアルカリによる中和
度が0.1以上であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる疎水性着色剤
は、疎水性染料あるいは溶剤易溶性顔料から選ばれるも
のであり、油溶染料、分散染料、溶剤易溶性顔料等の水
に不溶、かつ有機溶剤に可溶な着色剤ならばいずれも用
いることができる。
【0010】本発明の好ましい着色剤は、油溶染料の黄
色系としてはオイルイエロー105(商品名、オリエン
ト化学工業株式会社製)、オイルイエロー107(商品
名、オリエント化学工業株式会社製)、オイルイエロー
129(商品名、オリエント化学工業株式会社製、C.
I.ソルベントイエロー29)、オイルイエロー3G
(商品名、オリエント化学工業株式会社製、C.I.ソ
ルベントイエロー16)、オイルイエローGGS(商品
名、オリエント化学工業株式会社製、C.I.ソルベン
トイエロー56)、バリファストイエロー1101(商
品名、オリエント化学工業株式会社製)、バリファスト
イエロー1105(商品名、オリエント化学工業株式会
社製)、バリファストイエロー4120(商品名、オリ
エント化学工業株式会社製、C.I.ソルベントイエロ
ー82)、オプラスイエロー130(商品名、オリエン
ト化学工業株式会社製、C.I.ソルベントイエロー7
7)、オプラスイエロー136(商品名、オリエント化
学工業株式会社製、C.I.ソルベントイエロー3
3)、オプラスイエロー140(商品名、オリエント化
学工業株式会社製、C.I.ソルベントイエロー9
3)、オレオゾルブリリアントイエロー5G(商品名、
田岡化学工業株式会社製、C.I.ソルベントイエロー
150)、オレオゾルファストイエロー2G(商品名、
田岡化学工業株式会社製、C.I.ソルベントイエロー
21)、オレオゾルファストイエローGCN(商品名、
田岡化学工業株式会社製、C.I.ソルベントイエロー
151)、アイゼンゾットイエロー1(商品名、保土谷
化学工業株式会社製、C.I.ソルベントイエロー5
6)、アイゼンゾットイエロー3(商品名、保土谷化学
工業株式会社製、C.I.ソルベントイエロー16)、
アイゼンゾットイエロー6(商品名、保土谷化学工業株
式会社製、C.I.ソルベントイエロー33)、アイゼ
ンスピロンイエローGRLH(商品名、保土谷化学工業
株式会社製)、アイゼンスピロンイエロー3RH(商品
名、保土谷化学工業株式会社製)、アイゼンスピロンイ
エローC−2GH(商品名、保土谷化学工業株式会社
製)、アイゼンスピロンイエローC−GNH(商品名、
保土谷化学工業株式会社製)、オラゾールイエロー2G
LN(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソルベント
イエロー88)、オラゾールイエロー2RLN(商品
名、チバガイギー社製、C.I.ソルベントイエロー8
9)、オラゾールイエロー3R(商品名、チバガイギー
社製、C.I.ソルベントイエロー25)、オラセット
イエローGHS(商品名、チバガイギー社製、C.I.
ソルベントイエロー163)、フィラミッドイエローR
(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソルベントイエ
ロー21)、オイルイエロー185(商品名、中央合成
化学株式会社製、C.I.ソルベントレッド18類似
品)、アルコールイエローY−10(商品名、中央合成
化学株式会社製)、ダイアレジンイエローL3G(商品
名、三菱化成株式会社製、C.I.ソルベントイエロー
93)、ダイアレジンイエロー3G(商品名、三菱化成
株式会社製、C.I.ソルベントイエロー98)、ダイ
アレジンイエローF(商品名、三菱化成株式会社製、
C.I.ソルベントイエロー104)、ダイアレジンイ
エローHG(商品名、三菱化成株式会社製、C.I.ソ
ルベントイエロー114)、ダイアレジンイエローHC
(商品名、三菱化成株式会社製、C.I.ソルベントイ
エロー112)、ダイアレジンイエローHL(商品名、
三菱化成株式会社製、C.I.ソルベントイエロー10
5)、ダイアレジンイエローGR(商品名、三菱化成株
式会社製、C.I.ソルベントイエロー113)等が挙
げられる。赤色系としてはオイルレッド5B(商品名、
オリエント化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレ
ッド27)、オイルレッドRR(商品名、オリエント化
学工業株式会社製、C.I.ソルベントレッド24)、
バリファストレッド1306(商品名、オリエント化学
工業株式会社製、C.I.ソルベントレッド109)、
バリファストレッド1355(商品名、オリエント化学
工業株式会社製)、バリファストレッド2303(商品
名、オリエント化学工業株式会社製)、バリファストレ
ッド3304(商品名、オリエント化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントレッド8)、バリファストレッ
ド3306(商品名、オリエント化学工業株式会社
製)、バリファストレッド3320(商品名、オリエン
ト化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレッド13
2)、オイルピンク312(商品名、オリエント化学工
業株式会社製)、バリファストピンク2310N(商品
名、オリエント化学工業株式会社製、C.I.ソルベン
トレッド218)、オプラスレッド330(商品名、オ
リエント化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレッ
ド179)、オプラスレッド339(商品名、オリエン
ト化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレッド13
5)、オプラスレッド338(商品名、オリエント化学
工業株式会社製、C.I.ソルベントレッド111)、
オレオゾルファストレッドBL(商品名、田岡化学工業
株式会社製、C.I.ソルベントレッド132)、オレ
オゾルファストレッドRL(商品名、田岡化学工業株式
会社製、C.I.ソルベントレッド122)、オレオゾ
ルファストレッドGL(商品名、田岡化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントレッド132)、オレオゾルレ
ッド2G(商品名、田岡化学工業株式会社製)、オレオ
ゾルファストピンクFB(商品名、田岡化学工業株式会
社製、C.I.ソルベントレッド218)、アイゼンゾ
ットレッド1(商品名、保土谷化学工業株式会社製、
C.I.ソルベントレッド24)、アイゼンゾットレッ
ド2(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.ソ
ルベントレッド27)、アイゼンゾットレッド3(商品
名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレ
ッド18)、アイゼンスピロンレッドBEH(商品名、
保土谷化学工業株式会社製)、アイゼンスピロンフィエ
リーレッドBH(商品名、保土谷化学工業株式会社製、
C.I.ソルベントレッド81)、アイゼンスピロンレ
ッドGEH(商品名、保土谷化学工業株式会社製)、ア
イゼンスピロンレッドC−GH(商品名、保土谷化学工
業株式会社製)、アイゼンスピロンレッドC−BH(商
品名、保土谷化学工業株式会社製)、アイゼンゾットピ
ンク1(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.
ソルベントレッド49)、オラゾールレッド3GL(商
品名、チバガイギー社製、C.I.ソルベントレッド1
30)、オラゾールレッド2BL(商品名、チバガイギ
ー社製、C.I.ソルベントレッド132)、オラゾー
ルレッドG(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソル
ベントレッド125)、オラゾールレッドB(商品名、
チバガイギー社製、C.I.ソルベントレッド7)、フ
ィラミッドレッドGR(商品名、チバガイギー社製、
C.I.ソルベントレッド225)、フィレスターレッ
ドGA(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソルベン
トレッド135)、フィレスターレッドRBA(商品
名、チバガイギー社製、C.I.ソルベントレッド23
0)、オラゾールピンク5BLG(商品名、チバガイギ
ー社製、C.I.ソルベントレッド127)、オイルピ
ンク330(商品名、中央合成化学株式会社製、C.
I.ソルベントレッド49)、アルコールピンクP−3
0(商品名、中央合成化学株式会社製)、ダイアレジン
レッドK(商品名、三菱化成株式会社製、C.I.ソル
ベントレッド155)、ダイアレジンレッドH5B(商
品名、三菱化成株式会社製、C.I.ソルベントレッド
52)等が挙げられる。青色系としてはオイルブルー6
13(商品名、オリエント化学工業株式会社製)、オイ
ルブルー2N(商品名、オリエント化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントブルー35)、オイルブルーB
OS(商品名、オリエント化学工業株式会社製)、バリ
ファストブルー1603(商品名、オリエント化学工業
株式会社製)、バリファストブルー1605(商品名、
オリエント化学工業株式会社製、C.I.ソルベントブ
ルー38)、バリファストブルー1607(商品名、オ
リエント化学工業株式会社製)、バリファストブルー2
606(商品名、オリエント化学工業株式会社製、C.
I.ソルベントブルー70)、バリファストブルー26
10(商品名、オリエント化学工業株式会社製)、オレ
オゾルファストブルーELN(商品名、田岡化学工業株
式会社製、C.I.ソルベントブルー70)、オレオゾ
ルファストブルーGL(商品名、田岡化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントブルー70)、オレオゾルブル
ーG(商品名、田岡化学工業株式会社製)、アイゼンゾ
ットブルー1(商品名、保土谷化学工業株式会社製、
C.I.ソルベントブルー25)、アイゼンゾットブル
ー2(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.ソ
ルベントブルー14)、アイゼンスピロンブルーGNH
(商品名、保土谷化学工業株式会社製)、アイゼンスピ
ロンブルー2BNH(商品名、保土谷化学工業株式会社
製)、アイゼンスピロンブルーBPNH(商品名、保土
谷化学工業株式会社製)、アイゼンスピロンブルーC−
RH(商品名、保土谷化学工業株式会社製)、アイゼン
スピロンブルーE2BH(商品名、保土谷化学工業株式
会社製、C.I.ソルベントブルー73)、オラゾール
ブルーGN(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソル
ベントブルー67)、オラゾールブルー2GLN(商品
名、チバガイギー社製、C.I.ソルベントブルー4
8)、オラセットブルー2R(商品名、チバガイギー社
製、C.I.ソルベントブルー68)、オイルブルーB
O(商品名、中央合成化学株式会社製、C.I.ソルベ
ントブルー25)、フィラミッドブルーR(商品名、チ
バガイギー社製、C.I.ソルベントブルー132)、
フィレスターブルーGN(商品名、チバガイギー社製、
C.I.ソルベントブルー67)、カヤセットブルーK
−FL(商品名、日本化薬株式会社製)、アルコールブ
ルーB−10(商品名、中央合成化学株式会社製)、ダ
イアレジンブルーN(商品名、三菱化成株式会社製、
C.I.ソルベントブルー94)、ダイアレジンブルー
K(商品名、三菱化成株式会社製、C.I.ソルベント
ブルー78)、ダイアレジンブルーP(商品名、三菱化
成株式会社製、C.I.ソルベントブルー95)、ダイ
アレジンブルーLR(商品名、三菱化成株式会社製、
C.I.ソルベントブルー35)、ダイアレジンブルー
H3G(商品名、三菱化成株式会社製)等が挙げられ
る。黒色系としてはオイルブラックHBB(商品名、オ
リエント化学工業株式会社製、C.I.ソルベントブラ
ック3)、オイルブラック860(商品名、オリエント
化学工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック
3)、オイルブラックBS(商品名、オリエント化学工
業株式会社製、C.I.ソルベントブラック7)、オイ
ルブラックBY(商品名、オリエント化学工業株式会社
製)、バリファストブラック1802(商品名、オリエ
ント化学工業株式会社製)、バリファストブラック18
07(商品名、オリエント化学工業株式会社製)、バリ
ファストブラック3804(商品名、オリエント化学工
業株式会社製、C.I.ソルベントブラック34)、バ
リファストブラック3810(商品名、オリエント化学
工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック29)、
バリファストブラック3820(商品名、オリエント化
学工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック2
7)、バリファストブラック3830(商品名、オリエ
ント化学工業株式会社製)、スピリットブラックSB
(商品名、オリエント化学工業株式会社製、C.I.ソ
ルベントブラック5)、スピリットブラックSSBB
(商品名、オリエント化学工業株式会社製、C.I.ソ
ルベントブラック5)、スピリットブラックAB(商品
名、オリエント化学工業株式会社製、C.I.ソルベン
トブラック5)、ニグロシンベース(商品名、オリエン
ト化学工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック
7)、オプラスブラック836(商品名、オリエント化
学工業株式会社製)、オプラスブラック838(商品
名、オリエント化学工業株式会社製)、オプラスブラッ
クHZ(商品名、オリエント化学工業株式会社製、C.
I.ソルベントブラック3)、オレオゾルファストブラ
ックRL(商品名、田岡化学工業株式会社製、C.I.
ソルベントブラック27)、オレオゾルブラックAR
(商品名、田岡化学工業株式会社製)、アイゼンゾット
ブラック6(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.
I.ソルベントブラック3)、アイゼンゾットブラック
8(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.ソル
ベントブラック7)、アイゼンスピロンブラックMH
(商品名、保土谷化学工業株式会社製)、アイゼンスピ
ロンブラックGMHスペシャル(商品名、保土谷化学工
業株式会社製)、アイゼンスピロンブラックRLHスペ
シャル(商品名、保土谷化学工業株式会社製)、オラゾ
ールブラックCN(商品名、チバガイギー社製、C.
I.ソルベントブラック28)、オラゾールブラックR
LI(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソルベント
ブラック29)、オイルブラックFSスペシャルA(商
品名、中央合成化学株式会社製、C.I.ソルベントブ
ラック7)等が挙げられる。
【0011】また、分散染料としては、オラセットイエ
ロー8GF(商品名、チバガイギー社製、C.I.ディ
スパースイエロー82)、アイゼンゾットイエロー5
(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.ディス
パースイエロー3)、スミプラスイエローHLR(商品
名、住友化学工業株式会社製、C.I.ディスパースイ
エロー54)、カヤセットイエローA−G(商品名、日
本化薬株式会社製、C.I.ディスパースイエロー5
4)、ダイアレジンイエローH2G(商品名、三菱化成
株式会社製、C.I.ディスパースイエロー160)、
オイルイエロー54(商品名、中央合成化学株式会社
製、C.I.ディスパースイエロー54)、ダイアレジ
ンレッドH(商品名、三菱化成株式会社製、C.I.デ
ィスパースレッド5)、スミプラスレッドB−2(商品
名、住友化学工業株式会社製、C.I.ディスパースレ
ッド191)、カヤセットレッドB(商品名、日本化薬
株式会社製、C.I.ディスパースレッド60)、フィ
レスターバイオレットBA(商品名、チバガイギー社
製、C.I.ディスパースバイオレット57)、プラス
トレッド8335(商品名、有本化学工業株式会社製、
C.I.ディスパースバイオレット17)、プラストレ
ッド8375(商品名、有本化学工業株式会社製、C.
I.ディスパースレッド60)、プラストブルー851
6(商品名、有本化学工業株式会社製、C.I.ディス
パースブルー14)等が挙げられる。
【0012】また、溶剤易溶性顔料としては、ハンサイ
エローG(商品名、大同化成株式会社製、C.I.ピグ
メントイエロー1)、ハンサイエローGR(商品名、大
同化成株式会社製、C.I.ピグメントイエロー2)、
ハンサイエロー10G(商品名、大同化成株式会社製、
C.I.ピグメントイエロー3)、フィレスターイエロ
ーRNB(商品名、チバガイギー社製、C.I.ピグメ
ントイエロー147)、カヤセットイエローE−AR
(商品名、日本化薬株式会社製、C.I.ピグメントイ
エロー147)、カヤセットイエローE−L2R(商品
名、日本化薬株式会社製、C.I.ピグメントイエロー
142)、パーマネントレッド4R(商品名、大同化成
株式会社製、C.I.ピグメントレッド3)、ポピイレ
ッド(商品名、大日精化工業株式会社製、C.I.ピグ
メントレッド17)、ブリリアントファストスカレーッ
ト(商品名、大同化成株式会社製、C.I.ピグメント
レッド22)、3040レッド(商品名、大日精化工業
株式会社製、C.I.ピグメントレッド23)、ファス
トピンクレーキ6G(商品名、野間化学工業株式会社、
C.I.ピグメントレッド81)、エオシンレーキ(商
品名、有本化学工業株式会社、C.I.ピグメントレッ
ド90)、ファーナルローズトーナー170(商品名、
有本化学工業株式会社)、カヤセットレッドE−CG
(商品名、日本化薬株式会社製、C.I.ピグメントレ
ッド250)、カヤセットレッドE−BG(商品名、日
本化薬株式会社製、C.I.ピグメントレッド24
9)、カーミンBS(商品名、大日本インキ化学工業株
式会社製、C.I.ピグメントレッド114)、オラセ
ットピンクRF(商品名、チバガイギー社製、C.I.
ピグメントレッド181)等が挙げられる。これらの顔
料は、「新版 染料便覧」(丸善株式会社 1970発
行)975頁から1109頁に記載される顔料の中でエ
タノール、キシレン、油等の溶剤に対する堅牢性が5段
階評定で2以下のもの、あるいは有機溶剤に対する溶解
性が室温で1wt%以上のものならばいずれも用いるこ
とができる。これらの着色剤は単独または複数混合して
使用することができる。
【0013】本発明に用いられる疎水性樹脂は、酸性基
を含んだ疎水性樹脂が用いられる。
【0014】酸性基として、スルホン酸、カルボン酸、
リン酸、ケイ酸等が含まれる共重合体からなり、水不溶
かつアルカリ水可溶な疎水性樹脂ならばいずれも用いら
れる。好ましくはカルボン酸を含む樹脂として、ポリア
クリル酸、エチレン−アクリル酸ポリマー、スチレン−
アクリル酸ポリマー、ポリメタクリル酸、エチレン−メ
タクリル酸ポリマー、スチレン−メタクリル酸ポリマ
ー、メタクリル酸メチル−メタクリル酸ポリマー、ポリ
マレイン酸、ブチレン−マレイン酸ポリマー、スチレン
−マレイン酸ポリマー、アルキルビニルエーテル−マレ
イン酸ポリマー、ロジン、ロジンマレイン酸、ポリアル
ギン酸、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。
【0015】またスルホン酸を含む樹脂としては、スル
ホン酸型では水不溶、かつアルカリ塩では水溶性になる
ように共重合体中のスルホン酸基の比率が調製されたポ
リスチレンスルホン酸、ポリエチレンスルホン酸、ポリ
(2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスル
ホン酸)等が好ましい。
【0016】酸性基がフェノール基である、フェノール
樹脂、アルキルフェノール樹脂、ロジン変性フェノール
樹脂等の疎水性樹脂も同様に好ましい。また、この場合
に用いられるアルカリ物質としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の1価水酸化アルカリが好まし
い。
【0017】本発明に用いられるアルカリ物質は、上記
の酸性基を含んだ疎水性樹脂と水溶性の塩を造るもので
あれば、いずれも用いることができる。好ましくは、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸アンモニウム、アンモニア、酢酸ナトリウム、酢酸ア
ンモニウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸二ナトリウム、
リン酸三ナトリウム、、ケイ酸ナトリウム、リン酸二ナ
トリウム、リン酸三ナトリウム等の無機塩基、アンモニ
ア、アミノメチルプロパノール、アミノエチルエタノー
ルアミン、N−メチル−N,N−ジエタノールアミン、
N−メチルエタノールアミン、3−エトキシプロピルア
ミン、テトラメチルエチレンジアミン、メチルアミノプ
ロピルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、メチル
イミノビスプロピルアミン、3−メトキシプロピルアミ
ン、2−アミノエタノール、2−(ジエチルアミノ)エ
タノール、ジエタノールアミン、N−ブチルジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノー
ルアミン、オリゴエチレンイミン、ポリエチレンイミ
ン、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン、2
−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジ
オール、イミダゾール、尿素、チオ尿素、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルア
ミン、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミ
ド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、2−ピロリドン、N−メチルピ
ロリドン等の有機塩基が挙げられる。
【0018】本発明に用いる水は、イオン交換水、限外
濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、超純水が好まし
い。またインクを長期保存する場合にカビやバクテリア
の発生を防止するために、紫外線照射、過酸化水素添加
などにより滅菌した水を使用することもできる。
【0019】本発明の疎水性着色剤水溶液の製造方法
は、疎水性染料あるいは溶剤易溶性顔料から選ばれる疎
水性着色剤を酸性基を含んだ疎水性樹脂に溶解する相溶
化工程、続いて前記着色剤溶解樹脂をアルカリ物質にて
水溶性塩とする造塩工程、前記樹脂塩を水に溶解あるい
は分散する水溶液化工程を含んで成っている。
【0020】相溶化工程は、疎水性着色剤と疎水性樹脂
が均一に相溶する方法であればいずれも用いることがで
きる。樹脂と着色剤を加熱溶融下で混合する混練法は、
疎水性樹脂の染色に一般的に用いられている方法であ
り、特に有用である。加熱温度は、樹脂の溶融温度、あ
るいは着色剤の融点以上のいずれでも良いが、可能な限
り低温で行うことが着色剤の揮発や分解を抑えるために
は望ましい。また、着色剤量が樹脂よりも多い場合は、
着色剤の融点以上で混練することが均一な相溶の為に望
ましい。
【0021】別の方法として、疎水性樹脂と疎水性着色
剤の共通する溶剤に共に溶解して相溶することも可能で
ある。溶剤として好ましいものは、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5ペンタンジオール、2
−ブテン−1,4−ジオール、2−メチル−2,4−ペ
ンタンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサント
リオール、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等のアルコール類、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、テトラヒドロピラン等のエ
ーテル類、アセトニルアセトン、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、γ−
ブチロラクトン、ジアセチン、エチレンカーボネート、
リン酸トリエチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等のエス
テル類、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジエチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン等の窒素化合物類、ジ
メチルスルホキシド、スルホラン、1,3−プロパンス
ルトン等の硫黄化合物類、2−メトキシエタノール、2
−エトキシエタノール、2−(メトキシメトキシ)エタ
ノール、2−イソプロポキシエタノール、2−ブトキシ
エタノール、2−イソペンチルオキシエタノール、フル
フリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコー
ル、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエー
テル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリ
エチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、テトラエチレングリコール、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジプロピレングリコール、ジプロピ
レングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコール
モノメチルエーテル、ジアセトンアルコール、モノエタ
ノールアミン、チオジグリコール、モルホリン、N−エ
チルモルホリン、2−メトキシエチルアセテート、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ヘキ
サメチルホスホルアミド等の多官能基化合物類等の有機
溶剤が挙げられる。この中で水溶性有機溶剤は樹脂と着
色剤の相溶後に除去しても、あるいは除去せずに次の工
程に進めることができる。また疎水性有機溶剤を用いた
場合は、樹脂と着色剤の相溶後に蒸発等の手段で溶剤の
除去を行う。
【0022】造塩工程は、前記記着色剤を溶解した樹脂
とアルカリ物質とで塩を形成できる方法であれば、いず
れも用いることができる。好ましい方法としては、着色
剤溶融樹脂にアルカリ物質を加えて更に混練する方法、
または着色剤溶融樹脂とアルカリ物質が共に溶解する媒
体中で溶解する方法が挙げられる。媒体としては、水、
上述の水溶性有機溶剤あるいは疎水性有機溶剤を用いる
ことができる。
【0023】水溶液化工程は、着色剤溶融樹脂とアルカ
リ物質からなる塩を水に溶解あるいは分散する方法であ
れば、いずれも用いることができる。また、上述の造塩
工程を水媒体中で行った場合は、同時に水溶液化工程も
行われる。
【0024】また、別の方法として疎水性染料あるいは
溶剤易溶性顔料から選ばれる疎水性着色剤、酸性基を含
んだ疎水性樹脂、アルカリ物質を共に溶解して相溶化工
程と造塩工程を同時に行うことも可能である。これは、
3成分を混練しても、あるいは媒体に溶解しても行うこ
とが可能である。
【0025】さらに、相溶化工程で疎水性着色剤と疎水
性樹脂を溶解した溶液を、アルカリ物質を溶解した水溶
液に混合して造塩工程と水溶液化工程を同時に行うこと
も可能である。
【0026】本発明の水性インクは、疎水性染料あるい
は溶剤易溶性顔料から選ばれる疎水性着色剤を溶解した
酸性基を含んだ疎水性樹脂をアルカリ物質にて水溶性塩
として水に溶解あるいは分散した着色剤水溶液を含む水
性インクであって、疎水性着色剤がインク組成物全体に
対して0.5〜10wt%の範囲で含有すると共に、疎
水性着色剤と疎水性樹脂の重量比率が1:5〜5:1の
範囲、酸性基を含んだ疎水性樹脂のアルカリによる中和
度が0.1以上である。
【0027】本発明の水性インクに好ましい疎水性着色
剤は、上述の油溶染料、分散染料、溶剤易溶性顔料等の
水に不溶、かつ有機溶剤に可溶な着色剤ならばいずれも
用いることができる。また、疎水性着色剤はインク組成
物全体に対して0.5〜10wt%の範囲で含有するこ
とが好ましい。0.5wt%以上であれば、充分な印字
濃度を得ることができる。10wt%以下であれば、イ
ンクジェット記録方式に用いるのに充分な粘度のインク
を提供できる。
【0028】本発明の水性インクに用いられる疎水性樹
脂は、上述の酸性基を含んだ疎水性樹脂ならばいずれも
用いることができるが、分子量が300〜50000の
範囲にあるものが望ましい。分子量が300以上であれ
ば、着色剤を記録媒体に接着・固定することができる。
また、分子量が50000以下であれば、インクジェッ
ト記録方式に用いるのに充分な粘度のインクを提供でき
る。さらに、疎水性着色剤と疎水性樹脂の重量比率は
1:5〜5:1の範囲にあれば、充分な印刷濃度を確保
しながら耐摩耗性を与えることができるために、好まし
い。
【0029】本発明の水性インクに用いられるアルカリ
物質は、上述のものであればいずれも用いることができ
る。また、酸性基を含んだ疎水性樹脂のアルカリによる
中和度は0.1以上であることが好ましい。0.1以上
であれば、酸性基を含んだ疎水性樹脂を溶解することが
できる。中和度は、1.0を越えてアルカリ物質を添加
しても本発明の目的である水溶性塩の形成には寄与しな
いが、インクが保存中に二酸化炭素等の酸性物質を吸収
することを考慮して、1.0を越えて添加することも可
能である。
【0030】本発明の水性インクの必須成分は上記の通
りであるが、その他に水性インクジェット記録用インク
に一般的に用いられている浸透促進剤、粘度調整剤、表
面張力調整剤、ヒドロトロピー剤、保湿剤、pH調整
剤、防カビ剤、キレート剤、防腐剤、防錆剤等のインク
ジェットインク用助剤を必要に応じて添加することも可
能である。さらに、インクを帯電するインクジェット記
録方式に使用する場合は、塩化リチウム、塩化ナトリウ
ム、塩化アンモニウム等の無機塩類から選ばれる比抵抗
調製剤を添加する。
【0031】必要に応じて添加し得る浸透促進剤として
は、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ペン
タノール、2−ピロリドン、N−メチルピロリドン、グ
リコールエーテル、界面活性剤等が好ましい。
【0032】粘度調整剤としては、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ガゼイン、ポリイミン、カ
ルボキシメチルセルロース、アラビアゴム等の水溶性樹
脂が好ましい。
【0033】表面張力調整剤としては、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、グリセリン、ジエチレン
グリコール等のアルコール類、ノニオン、カチオン、ア
ニオン、あるいは両性界面活性剤が好ましい。
【0034】ヒドロトロピー剤としては、尿素、アルキ
ル尿素、エチレン尿素、プロピレン尿素、チオ尿素、グ
アニジン酸塩、ハロゲン化テトラアルキルアンモニウム
等が好ましい。
【0035】保湿剤としては、グリセリン、ジエチレン
グリコール、マルチトール、ソルビトール、グルコノラ
クトン、マルトール等のポリオール類が好ましい。
【0036】
【実施例】
(実施例1)疎水性着色剤として油溶染料のスピリット
ブラックAB(商品名、オリエント化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントブラック5)50gと疎水性樹
脂としてジョンクリル682(商品名、ジョンソンポリ
マー株式会社製、スチレン−アクリル酸ポリマー)10
0gを180℃にて30分間溶融混練して、着色剤を溶
解した樹脂からなる相溶化物を作成した。相溶化物全量
とアルカリ物質としてアミノメチルプロパノール20g
を加えて、同じく180℃にて30分間混練溶解して、
水溶性塩を作成した。水溶性塩を830gのイオン交換
水に混合して、50℃にて2時間加熱溶解、続いて孔径
約5μmの金属メッシュフィルターにて濾過して疎水性
着色剤水溶液を作成した。
【0037】(実施例2〜8)実施例1と同様の添加量
および手順にて、疎水性着色剤、疎水性樹脂、アルカリ
物質を表1に示したものに代えて、疎水性着色剤水溶液
を作成した。
【0038】
【表1】
【0039】(実施例9)疎水性着色剤として油溶染料
のスピリットブラックAB(商品名、オリエント化学工
業株式会社製、C.I.ソルベントブラック5)50g
と疎水性樹脂としてジョンクリル682(商品名、ジョ
ンソンポリマー株式会社製、スチレン−アクリル酸ポリ
マー)100g、有機溶剤としてグリセリン150gを
180℃にて20分間溶融溶解して、着色剤と樹脂を溶
解した溶剤溶液からなる相溶化物を作成した。相溶化物
全量とアルカリ物質としてオリゴエチレンイミン20g
を加えて、同じく180℃にて10分間混練溶解して、
水溶性塩を含む溶剤溶液を作成した。水溶性塩を680
gのイオン交換水に混合して、50℃にて2時間加熱溶
解、続いて孔径約5μmの金属メッシュフィルターにて
濾過して疎水性着色剤水溶液を作成した。
【0040】(実施例10)実施例9と同様の手順に
て、疎水性着色剤を分散染料のアイゼンゾットイエロー
5(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.ディ
スパースイエロー3)、疎水性樹脂をペンタリン255
(商品名、理化ハーキュレス株式会社製、ロジンマレイ
ン酸)、有機溶剤をジエチレングリコール、アルカリ物
質をオリゴエチレンイミンに代えて、疎水性着色剤水溶
液を作成した。
【0041】(実施例11)疎水性着色剤として油溶染
料のスピリットブラックAB(商品名、オリエント化学
工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック5)50
gと疎水性樹脂としてジョンクリル682(商品名、ジ
ョンソンポリマー株式会社製、スチレン−アクリル酸ポ
リマー)100g、アルカリ物質としてオリゴエチレン
イミン20gを180℃にて30分間溶融混練して相溶
化工程と造塩工程を同時に行って着色剤、樹脂、アルカ
リ物質からなる水溶性塩を作成した。水溶性塩を830
gのイオン交換水に混合して、50℃にて2時間加熱溶
解、続いて孔径約5μmの金属メッシュフィルターにて
濾過して疎水性着色剤水溶液を作成した。
【0042】(実施例12)実施例11と同様の手順に
て、疎水性着色剤を溶剤易溶性顔料のカヤセットイエロ
ーE−AR(商品名、日本化薬株式会社製、C.I.ピ
グメントイエロー147)、疎水性樹脂をペンタリン2
55(商品名、理化ハーキュレス株式会社製、ロジンマ
レイン酸)に代えて、疎水性着色剤水溶液を作成した。
【0043】(実施例13)疎水性着色剤として油溶染
料のスピリットブラックAB(商品名、オリエント化学
工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック5)50
gと疎水性樹脂としてイソバン04(商品名、株式会社
クラレ製、イソブチレン−無水マレイン酸ポリマー、分
子量約60000)80g、アルカリ物質としてオリゴ
エチレンイミン20g、有機溶剤としてN−メチルピロ
リドン100gを100℃にて30分間溶融溶解して相
溶化工程と造塩工程を同時に行って着色剤、樹脂、アル
カリ物質からなる水溶性塩を作成した。水溶性塩を75
0gのイオン交換水に混合して、室温3時間溶解、続い
て孔径約5μmの金属メッシュフィルターにて濾過して
疎水性着色剤水溶液を作成した。
【0044】(実施例14)実施例13と同様の手順に
て、疎水性着色剤を溶剤易溶性顔料のカヤセットイエロ
ーE−AR(商品名、日本化薬株式会社製、C.I.ピ
グメントイエロー147)、疎水性樹脂をペンタリン2
55(商品名、理化ハーキュレス株式会社製、ロジンマ
レイン酸)に代えて、疎水性着色剤水溶液を作成した。
【0045】(実施例15)疎水性着色剤として油溶染
料のスピリットブラックAB(商品名、オリエント化学
工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック5)50
gと疎水性樹脂としてタマノルPA(商品名、荒川化学
工業株式会社製、フェノール樹脂)100gを180℃
にて30分間溶融混練して、着色剤を溶解した樹脂から
なる相溶化物を作成した。相溶化物全量をアルカリ物質
として水酸化ナトリウム20gを溶解した850gの水
溶液に混合、50℃にて2時間加熱溶解して造塩工程と
水溶液化工程を同時に行い、続いて孔径約5μmの金属
メッシュフィルターにて濾過して疎水性着色剤水溶液を
作成した。
【0046】(実施例16〜18)実施例15と同様の
添加量および手順にて、疎水性着色剤、疎水性樹脂、ア
ルカリ物質を表2に示したものに代えて、疎水性着色剤
水溶液を作成した。
【0047】
【表2】
【0048】(実施例19)疎水性着色剤として油溶染
料のスピリットブラックAB(商品名、オリエント化学
工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック5)50
gと疎水性樹脂としてイソバン04(商品名、株式会社
クラレ製、イソブチレン−無水マレイン酸ポリマー、分
子量約60000)80g、有機溶剤としてN−メチル
ピロリドン100gを80℃にて1時間加熱溶解して、
着色剤と樹脂を溶解した溶剤溶液からなる相溶化物を作
成した。相溶化物全量をアルカリ物質としてN,N−ジ
メチル−1,3−プロパンジアミン15gを溶解した7
70gの水溶液に混合、室温にて2時間溶解して造塩工
程と水溶液化工程を同時に行い、続いて孔径約5μmの
金属メッシュフィルターにて濾過して疎水性着色剤水溶
液を作成した。
【0049】(実施例20〜22)実施例19と同様の
添加量および手順にて、疎水性着色剤を表3に示したも
のに代えて、疎水性着色剤水溶液を作成した。
【0050】
【表3】
【0051】疎水性着色剤水溶液の1から22につい
て、中性普通紙としてゼロックスP(商品名、富士ゼロ
ックス株式会社製)にカラス口を用いて印刷を行い、印
刷物の耐水性について評価を行った。耐水性はJIS試
験方法JISL0853の水滴下試験に準拠して、印刷
面に1滴水を滴下して乾燥するまで放置し、印刷面の退
色量にて判定した。
【0052】本実施例の着色剤水溶液から得られた印刷
物の耐水性は、紙上で印刷部分外への着色剤溶出は痕跡
程度で印刷面の退色は少なく、良好な堅牢性がいずれに
ついても得られた。
【0053】(実施例23) インクジェット記録方式水性インクの作成 疎水性着色剤として油溶染料のアイゼンスピロンレッド
C−BH(商品名、保土谷化学工業株式会社製)25g
と疎水性樹脂としてペンタリン255(商品名、理化ハ
ーキュレス株式会社製、ロジンマレイン酸、分子量約4
00)55gを200℃にて15分間溶融混練して、着
色剤を溶解した樹脂からなる相溶化物を作成した。相溶
化物全量をアルカリ物質としてトリエチルアミン15g
を溶解した920gの水溶液に混合、室温にて5時間溶
解して造塩工程と水溶液化工程を同時に行い、続いて孔
径約50μmの金属メッシュフィルターにて濾過して水
性インクを作成した。水性インクを100,000rp
mにて2時間遠心分離を行ったが、沈降物は無く固形分
は全て溶解していた。
【0054】(実施例24)実施例23と同様の手順に
て水性インクを作成した。ただし、トリエチルアミン水
溶液に代わり、トリエチルアミン15g、浸透促進剤と
してジエチレングリコールモノブチルエーテル50g、
ヒドロトロピー剤として尿素50g、保湿剤としてマル
チトール50gを溶解した920gの水溶液を用いた。
【0055】(実施例25〜27)実施例24と同様の
添加量および手順にて、疎水性着色剤を表4に示したも
のに代えて、水性インクを作成した。
【0056】
【表4】
【0057】実施例24から27の水性インクを10
0,000rpmにて2時間遠心分離を行った結果、実
施例24と25のインクは沈降物が全く無かった。実施
例26と27の水性インクは、固形分の約40%に相当
する沈降物があり、溶解分散状態であった。
【0058】(実施例28)疎水性着色剤として油溶染
料のアイゼンスピロンレッドC−BH(商品名、保土谷
化学工業株式会社製)20gと疎水性樹脂としてイソバ
ン600(商品名、株式会社クラレ製、イソブチレン−
無水マレイン酸ポリマー、分子量約8000)25g、
有機溶剤と浸透促進剤を兼ねたN−メチルピロリドン1
00gを80℃にて溶解して、着色剤と樹脂を溶解した
溶剤溶液からなる相溶化物を作成した。相溶化物全量を
アルカリ物質としてトリエタノールアミン20gを溶解
した855gの水溶液に混合、室温にて5時間溶解して
造塩工程と水溶液化工程を同時に行い、続いて孔径約5
0μmの金属メッシュフィルターにて濾過して水性イン
クを作成した。水性インクを100,000rpmにて
2時間遠心分離を行ったが、沈降物な無く固形分は全て
溶解していた。
【0059】(実施例29)実施例28と同様の手順に
て、水性インクを作成した。ただし、トリエタノールア
ミン水溶液に代わり、トリエタノールアミン20g、ヒ
ドロトロピー剤として尿素50g、保湿剤としてグリセ
リン50gを溶解した855gの水溶液を用いた。
【0060】(実施例30〜32)実施例29と同様の
添加量および手順にて、疎水性着色剤を表5に示したも
のに代えて、水性インクを作成した。
【0061】
【表5】
【0062】実施例29から32の水性インクを10
0,000rpmにて2時間遠心分離を行った結果、実
施例29と30のインクは沈降物が全く無かった。実施
例31と32の水性インクは、固形分の約35%に相当
する沈降物があり、溶解分散状態であった。
【0063】(比較例1)黄色分散染料としてカヤセッ
トイエローE−AR(商品名、日本化薬株式会社製、
C.I.ピグメントイエロー147)25g、保湿剤と
してグリセリン100g、ヒドロトロピー剤として尿素
100g、アニオン系界面活性剤としてドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム15g、定着用の水溶性樹脂と
してポリビニルアルコール50g、さらにイオン交換水
を加えて総量を1000gとし、ボールミルで24時間
分散した。分散液を孔径20μmの金属網フィルターに
て濾過して水性インクを作成した。
【0064】本比較例は、顔料を分散した水性インクで
ある。
【0065】(比較例2)黄色油溶染料としてオイルイ
エロー3G(商品名、オリエント化学工業株式会社製、
C.I.ソルベントイエロー16)10gを200ml
のメチルエチルケトンに溶解した溶液に、プラマイルA
C−333(商品名、日本アクリル株式会社製、アクリ
ル系合成樹脂エマルジョン、固形分46%)30g、ゼ
ラチン8gと超純水375mlからなる樹脂分散液を徐
々に混合した。混合後、80℃に加熱してメチルエチル
ケトンを除いた。さらに分散液を孔径20μmの金属網
フィルターにて濾過して水性インクを作成した。
【0066】本比較例は、樹脂エマルジョンに油溶染料
を染着した水性インクである。
【0067】実施例および比較例の水性インクについ
て、インクジェットプリンターMJ−500(商品名、
セイコーエプソン株式会社製)を用いて印刷を行い、耐
目詰まり性、印刷物の堅牢性について評価を行った。
【0068】耐目詰まり性は、インクジェットプリンタ
ーにインクを充填してインク乾燥を防止するゴム製キャ
ップを着けずに室温1週間放置し、インク吐出の回復レ
ベルにて判定した。クリーニングによりインク吐出が回
復したものを○、完全には回復しなかったものを×とし
た。
【0069】堅牢性の評価は、中性普通紙としてゼロッ
クスP(商品名、富士ゼロックス株式会社製)に印刷し
たものを用いて耐水性と耐擦過性について行った。耐水
性はJIS試験方法JISL0853の水滴下試験に準
拠して、印刷面に1滴水を滴下して乾燥するまで放置
し、印刷面の退色にて判定した。試験後に文字が読める
ものを○、文字の判別ができないもの×とした。
【0070】耐擦過性は、200gの荷重を乗せたマー
カーにて印刷面を擦過して、印刷面の退色にて判定し
た。試験後の光学濃度が初期の90%以上を維持してい
るものを○、未満を×とした。
【0071】結果をまとめて表6に示す。
【0072】
【表6】
【0073】表6の結果の様に本発明の水性インクは、
従来技術の比較例1および2に比べてインクジェット記
録方式に用いた場合に耐目詰まり性が高く、かつ耐水性
や耐擦過性等の堅牢性が高い印刷物を容易に得ることが
できた。
【0074】さらに、ヒドロトロピー剤、浸透促進剤、
保湿剤等のインクジェットインク用助剤を添加した水性
インクは、安定な連続吐出、良好な紙浸透性、インクの
保存安定性等が得られた。
【0075】また上述の様に本実施例の水性インクはい
ずれも、従来の顔料分散インクの様に強力な機械的分散
を用いることなく疎水性着色剤を含む水性インクを作成
することができた。
【0076】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、疎水性
染料あるいは溶剤易溶性顔料から選ばれる疎水性着色
剤、酸性基を含んだ疎水性樹脂とアルカリ物質からなる
塩、水を含む着色剤水溶液であって、疎水性着色剤を溶
解した前記疎水性樹脂をアルカリ物質にて水溶性塩にし
て水に溶解あるいは分散されていることにより、印刷物
の堅牢性が高い疎水性着色剤水溶液を提供できた。
【0077】また、疎水性染料あるいは溶剤易溶性顔料
から選ばれる疎水性着色剤を酸性基を含んだ疎水性樹脂
に溶解する相溶化工程、続いて前記着色剤溶解樹脂をア
ルカリ物質にて水溶性塩とする造塩工程、前記樹脂塩を
水に溶解あるいは分散する水溶液化工程を含むことによ
り、強力な機械的分散を用いることなく疎水性着色剤水
溶液を作成方法を提供できた。
【0078】さらに、疎水性染料あるいは溶剤易溶性顔
料から選ばれる疎水性着色剤を溶解した酸性基を含んだ
疎水性樹脂をアルカリ物質にて水溶性塩として水に溶解
あるいは分散した着色剤水溶液を含む水性インクであっ
て、疎水性着色剤がインク組成物全体に対して0.5〜
10wt%の範囲で含有すると共に、疎水性着色剤と疎
水性樹脂の重量比率が1:5〜5:1の範囲、酸性基を
含んだ疎水性樹脂のアルカリによる中和度が0.1以上
であることにより、インクジェット記録方式に用いた場
合に耐目詰まり性が高く、堅牢性が高い印刷物が得られ
る水性インクを提供できた。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎水性染料あるいは溶剤易溶性顔料から
    選ばれる疎水性着色剤、酸性基を含む疎水性樹脂とアル
    カリ物質からなる塩、水を含む着色剤水溶液であって、
    前記疎水性着色剤を溶解した疎水性樹脂をアルカリ物質
    にて水溶性塩にして水に溶解あるいは分散されているこ
    とを特徴とする疎水性着色剤水溶液。
  2. 【請求項2】 前記疎水性染料が油溶染料あるいは分散
    染料から選ばれることを特徴とする請求項1記載の疎水
    性着色剤水溶液。
  3. 【請求項3】 前記疎水性樹脂の含有する酸性基が、カ
    ルボン酸あるいはスルホン酸であることを特徴とする請
    求項1記載の疎水性着色剤水溶液。
  4. 【請求項4】 前記疎水性樹脂の含有する酸性基がフェ
    ノール基を含み、アルカリ物質が1価水酸化アルカリで
    あることを特徴とする請求項1記載の疎水性着色剤水溶
    液。
  5. 【請求項5】 疎水性染料あるいは溶剤易溶性顔料から
    選ばれる疎水性着色剤を酸性基を含んだ疎水性樹脂に溶
    解する相溶化工程、続いて前記着色剤溶解樹脂をアルカ
    リ物質にて水溶性塩とする造塩工程、前記樹脂塩を水に
    溶解あるいは分散する水溶液化工程を含むことを特徴と
    する疎水性着色剤水溶液の製造方法。
  6. 【請求項6】 疎水性染料あるいは溶剤易溶性顔料から
    選ばれる疎水性着色剤を溶解した酸性基を含んだ疎水性
    樹脂をアルカリ物質にて水溶性塩として水に溶解あるい
    は分散した着色剤水溶液を含む水性インクであって、疎
    水性着色剤がインク組成物全体に対して0.5〜10w
    t%の範囲で含有すると共に、疎水性着色剤と疎水性樹
    脂の重量比率が1:5〜5:1の範囲、酸性基を含んだ
    疎水性樹脂のアルカリによる中和度が0.1以上である
    ことを特徴とする水性インク。
  7. 【請求項7】 前記疎水性樹脂の分子量が、300〜5
    0000の範囲にあることを特徴とする請求項6記載の
    水性インク。
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