JP3301295B2 - 微細化した顔料の製造方法 - Google Patents

微細化した顔料の製造方法

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JP3301295B2 JP33798395A JP33798395A JP3301295B2 JP 3301295 B2 JP3301295 B2 JP 3301295B2 JP 33798395 A JP33798395 A JP 33798395A JP 33798395 A JP33798395 A JP 33798395A JP 3301295 B2 JP3301295 B2 JP 3301295B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,耐水性の優れたイ
ンクジェット用記録液に使用する微細化した顔料の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりインクジェット用記録液として
は,特開昭53−61412号公報,特開昭54−89
811号公報,特開昭55−65269号公報に開示さ
れるように,酸性染料,直接染料,塩基性染料等の水溶
性染料をグリコール系溶剤と水に溶解したものがよく用
いられている。しかし,水溶性染料としては,記録液の
安定性を得るため,水に対する溶解性の高いものが一般
的に用いられる。したがって,インクジェット記録物
は,一般的に耐水性が悪く,水をこぼしたりすると容易
に記録部分の染料のにじみを生じるという問題があっ
た。
【0003】このような耐水性の不良を改良するため,
特開昭56−57862号公報に開示されるように,染
料の構造を変えたり,塩基性の強い記録液を調製するこ
とが試みられている。また,特開昭50−49004号
公報,特開昭57−36692号公報,特開昭59−2
0696号公報,特開昭59−146889号公報に開
示されるように,記録紙と記録液との反応をうまく利用
して耐水性の向上を図る試みも行われている。これらの
方法は,特定の記録紙については著しい効果をあげてい
るが,記録紙の制約を受けるという点で汎用性に欠け,
また特定の記録紙以外を用いた場合には,水溶性染料を
使用する記録液では記録物の充分な耐水性が得られない
ことが多い。
【0004】また,耐水性の良好な記録液としては,油
溶性染料を高沸点溶剤に分散ないし溶解したもの,油溶
性染料を揮発性の溶剤に溶解したものがあるが,溶剤の
臭気や溶剤の排出に対して環境上嫌われることがあり,
大量の記録を行う場合や装置の設置場所によっては,溶
剤回収等の必要性が問題となることがある。そこで、記
録物の耐水性をよくするために,水系媒体に顔料を分散
した記録液の開発が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,耐水性が良
く,ノズルでの吐出安定性の良好なインクジェット用記
録液に使用するキナクリドン系顔料,ベンズイミダゾロ
ン系顔料またはアゾ系顔料の製造方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち,本発明は,キ
ナクリドン系顔料,ベンズイミダゾロン系顔料およびア
ゾ系顔料から選ばれる一種の顔料を,該顔料100重量
部に対して57〜73重量部の水溶性溶剤,および該水
溶性溶剤に対して2〜20重量倍の水溶性無機塩ととも
に混練し,水に分散したのち,上記水溶性無機塩および
上記水溶性溶剤を除去してなる,平均粒径が10〜70
nm,長さ対幅の平均比率が1:1〜2:1である微細
化した水分散性インクジェット記録液用顔料の製造方法
に関する。更に本発明は,微細化した顔料の平均粒径が
10〜40nmである上記製造方法に関する。
【0007】本発明の微細化した顔料は,図1に示すよ
うに,長さ対幅の平均比率が1:1〜2:1の球に近づ
いた形状である。キナクリドン系顔料,ベンズイミダゾ
ロン系顔料またはアゾ系顔料を球に近い形状とすること
により,分散の安定性,経時での安定性,微小な配管で
の流動性,それに伴う噴射安定性において良好なインク
ジェット用記録液が得られる。また,本発明の微細化し
た顔料は,電子顕微鏡を用いて測定した顔料の一次粒子
の平均粒径が10〜70nm,さらには10〜40nm
であることが好ましい。平均粒径を10nm未満とする
ことは製造上さらなる改良を必要とし,70nmを超え
ると安定した分散が得られず,沈降に対する安定性が不
足する。
【0008】本発明の微細化した顔料を配合するインク
ジェット用記録液には,顔料を強固に定着させるために
樹脂を含有させることができる。その場合,樹脂と顔料
の重量比を1:6〜6:1とすることにより,顔料の安
定化およびインクジェット用記録液の被印刷体への密着
性,耐水性の向上が得られる。樹脂としては,アクリル
系,スチレン−アクリル系,ポリエステル系,ポリアミ
ド系,ポリウレタン系等の水に溶解または分散する水性
樹脂が挙げられる。
【0009】水性樹脂としては,アクリル酸,メタクリ
ル酸,イタコン酸,マレイン酸等の不飽和カルボン酸の
アルキルエステル,アリールエステル,アリールアルキ
ルエステル,スチレン,α−メチルスチレン,ビニルト
ルエン等と,カルボキシル基,スルホン酸基,燐酸エス
テル基,あるいはこれらのナトリウム塩,カリウム塩,
第1級,第2級または第3級のアルキルアミン塩,アル
カノールアミン塩等のアニオン系親水基,第4級アンモ
ニウム基,ピリジウム基等のカチオン系親水基,あるい
はヒドロキシル基,カルボアミド基,ポリエーテルグリ
コール基,エーテル基等のノニオン系親水基を有するモ
ノマー類とを通常の方法にて重合して得られるものが用
いられる。これらは,重合の過程において適度な酸価に
調整し,アミン,アンモニア,アルカリ等によって可溶
化を調整して用いられる。
【0010】また,本発明の微細化した顔料を配合する
インクジェット用記録液において,樹脂と顔料とは,樹
脂粒子の周囲を微細化した顔料が覆ってなる着色粒子を
形成していてもよい。インクジェット用記録液は,上記
着色粒子を0.1〜10重量%含むことが好ましい。ま
た,樹脂粒子と顔料の重量比は,1:6〜6:1である
ことが好ましい。樹脂粒子の周囲を微細化した顔料が覆
ってなる着色粒子を水性の液体中に分散してなるインク
ジェット用記録液は,低粘度で安定した分散性と連続噴
射での安定性を有する。
【0011】着色粒子を形成する樹脂粒子は,平均粒径
が50〜300nm,好ましくは50〜200nmの大
きさであり,アクリル酸,メタクリル酸,イタコン酸,
マレイン酸等の不飽和カルボン酸のアルキルエステル,
アリールエステル,アリールアルキルエステル,スチレ
ン,α−メチルスチレン,ビニルトルエン等と,カルボ
キシル基,スルホン酸基,燐酸エステル基,あるいはこ
れらのナトリウム塩,カリウム塩,第1級,第2級また
は第3級のアルキルアミン塩,アルカノールアミン塩等
のアニオン系親水基,第4級アンモニウム基,ピリジウ
ム基等のカチオン系親水基,あるいはヒドロキシル基,
カルボアミド基,ポリエーテルグリコール基,エーテル
基等のノニオン系親水基を有するモノマー類とを通常の
方法にて乳化重合することにより得られる。インクジェ
ット用記録液には,必要に応じて,アンモニア,アミ
ン,無機アルカリ等の中和剤を適宜調整して加えること
ができる。
【0012】本発明のアゾ系顔料として具体的には,ト
ルイジンレッド,トルイジンマルーン,ハンザエロー,
ベンジジンエロー,ピラゾロンレッドなどの不溶性アゾ
顔料,リトールレッド,ヘリオボルドー,ピグメントス
カーレット,パーマネントレッド2Bなどの溶性アゾ顔
料が,キナクリドン系顔料としては,キナクリドンレッ
ド,キナクリドンマゼンタが,ベンズイミダゾロン系顔
料としては,ベンズイミダゾロンオレンジ,ベンズイミ
ダゾロンレッドが例示できる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】本発明において,キナクリドン系顔料、ベ
ンズイミダゾロン系顔料またはアゾ系顔料の長さ対幅の
比率を1:1に近づけるには,顔料を水溶性無機塩,水
溶性溶剤および必要に応じて下記一般式の化合物ととも
に混練し,水に分散したのち,水溶性無機塩および水溶
性溶剤を除去して行う。該方法では水溶性無機塩を破砕
助剤とし,顔料の細長い一次粒子を機械的に細かく球に
近い形状とする。具体的には,キナクリドン系顔料、ベ
ンズイミダゾロン系顔料またはアゾ系顔料と水溶性無機
塩と必要に応じて下記一般式化合物の混合物に,湿潤剤
として少量(水溶性無機塩に対して重量比で1/20〜1/2
,好ましくは1/20〜1/3 )の水溶性溶剤を加え,ニー
ダー等で強く練り込んだ後,水中に投入しハイスピード
ミキサー等で撹拌しスラリー状とする。次に,スラリー
のろ過,水洗を繰り返して水溶性無機塩と水溶性溶剤を
除去する。
【0020】P−〔X−Y−Z−N(R1 )R 2 〕n (但し,式中,Pは有機色素残基,複素環残基または芳
香族多環化合物残基,Xは,S,C,N,O,Hから選
ばれる2〜15個の原子で構成される化学的に合理的な
組合せからなる2価の結合基,Yは直接結合,−NR−
(但し,RはHまたは炭素数1〜18のアルキル基),
−O−から選ばれる2価の結合基,Zは炭素数1〜6の
アルキレン基,R1 ,R 2はそれぞれ独立に,置換され
ていてもよい炭素数1〜18のアルキル基,またはR1
とR 2とで複素環を形成してもよく,該複素環は置換基
を有していてもよく,nは1〜3の整数を示す。)
【0021】Xとして具体的には,−SO2 − ,−C
O−,−CH2 −,−CH2 S−,−CH2 O−,−O
−,−COO−,−NH−,−CH2 NHCOCH−,
またはこれらの組合せが挙げられるが,なかでも−SO
2 −,−CO−,−CH2−が好ましい。また,R1
2とで形成される複素環の炭素以外の構成元素として
はN,O,Sが挙げられる。また,置換基−〔X−Y−
Z−N(R1 )R 2 〕nとして具体的には,下記のよ
うなものが例示できる。
【0022】
【化1】
【0023】なお,キナクリドン系顔料,ベンズイミダ
ゾロン系顔料またはアゾ系顔料と上記一般式化合物にお
けるP,すなわち有機色素残基,複素環残基または芳香
族多環化合物残基とは,通常色相の関係から同一の系の
ものが組み合わされ,赤色キナクリドン系顔料に対して
はキナクリドン系残基、黄色ベンズイミダゾロン系顔料
に対してはベンズイミダゾロン系残基であることが好ま
しいが、必ずしも一致している必要はない。また,上記
一般式の化合物は,ニーダー処理時の湿潤剤として用い
る水溶性溶剤に一部可溶であることが好ましく,可溶性
でないときには,一般式化合物に希薄な酸を加えて中和
処理等を行い可溶性にすることが好ましい。酸として
は,酢酸,塩酸,硫酸等が使用できる。さらに,上記一
般式の化合物は,二種類以上を併用することもできる。
【0024】水溶性無機塩としては,塩化ナトリウム,
塩化カリウム等が挙げられる。水溶性溶剤は、特に限定
されないが,ニーダー処理時に温度が上昇し,溶剤が蒸
発し易い状態になるため,安全性の点から高沸点の溶剤
が好ましい。例えば,2−(メトキシメトキシ)エタノ
ール,2−ブトキシエタノール,2−(イソペンチルオ
キシ)エタノール,2−(ヘキシルオキシ)エタノー
ル,ジエチレングリコール,ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル,ジエチレングリコールモノエチルエー
テル,ジエチレングリコールモノブチルエーテル,トリ
エチレングリコール,トリエチレングリコールモノメチ
ルエーテル,液体ポリエチレングリコール,1−メトキ
シ−2−プロパノール,1−エトキシ−2−プロパノー
ル,1−エトキシ−2−プロパノール,ジプロピレング
リコール,ジプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル,ジプロピレングリコールモノエチルエーテル,低分
子量ポリプロピレングリコール等が用いられる。
【0025】キナクリドン系顔料、ベンズイミダゾロン
系顔料またはアゾ系顔料を水溶性無機塩,水溶性溶剤お
よび必要に応じて上記一般式の化合物とともに混練する
際には,分散剤、可塑剤等の添加剤を併用しても良い。
また,2種以上の顔料を混合して微細分散しても良い。
得られた微細化した顔料の微粒子は,図1に示すように
角のとれた球状に近づいた形状となる。このような形状
の顔料は,十分な水洗ののち,乾燥工程を経ないスラリ
ー状の分散液として使用する。
【0026】インクジェット用記録液は,微細化した顔
料の分散液を,必要に応じて水性樹脂,水および分散剤
とともにサンドミル,ホモジナイザー,ボールミル,ペ
イントシェーカー,超音波分散機等の分散機でよく分散
して濃縮状態の分散液を予め製造したのち,必要に応じ
て平均粒径50〜300nmの樹脂粒子の分散液と,水
および添加剤を加えて混合攪拌することにより,製造す
ることができる。微細化した顔料の分散液を平均粒径5
0〜300nmの樹脂粒子の分散液と混合攪拌すると,
図3に示すように樹脂粒子の周囲を微細化した顔料が覆
ってなる着色粒子を,水性の液体中に分散してなるイン
クジェット用記録液が得られる。
【0027】混合攪拌は,通常の羽を用いた攪拌機のほ
か,高速の分散機,乳化機等の混合攪拌機により行うこ
とができる。インクジェット用記録液は,孔径1μm以
下,好ましくは0.8μm以下,さらに好ましくは0.
45μm以下のフィルターで濾過することが好ましい。
フィルター濾過に先立って,遠心分離によって大きな粒
径のものを除くこともでき,これによりフィルター濾過
における目詰まりを少なくし,フィルターの使用期間を
長くすることができる。
【0028】インクジェット用記録液は,水および必要
に応じて水性溶剤を含む水性の液体を媒体とする。水と
しては,金属イオン等を除去したイオン交換水ないし蒸
留水を用いる。水性溶剤は,記録液のノズル部分での乾
燥,記録液の固化を防止し,安定な記録液の噴射および
ノズルの経時での乾燥を防止するために,単独ないし混
合して記録液の0〜50重量%の範囲で用いることがで
きる。
【0029】水性溶剤としては,エチレングリコール,
ジエチレングリコール,プロピレングリコール,トリエ
チレングリコール,ポリエチレングリコール,グリセリ
ン,テトラエチレングリコール,ジプロピレングリコー
ル,ケトンアルコール,ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル,エチレングリコールモノブチルエーテル,
エチレングリコールモノエチルエーテル,1,2−ヘキ
サンジオール,N−メチル−2−ピロリドン,置換ピロ
リドン,2,4,6−ヘキサントリオール,テトラフル
フリルアルコール,4−メトキシ−4メチルペンタノン
等を例示できる。
【0030】また,記録液の紙での乾燥を速めることを
目的として,メタノール,エタノール,イソプロピルア
ルコール等のアルコール類も用いることができる。記録
液の被印刷体が紙のような浸透性のある材料のときに
は,紙への記録液の浸透をはやめ見掛けの乾燥性を早く
するため,浸透剤を加えることができる。浸透剤として
は,水性溶剤として例示したジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル等のグリコールエーテル,アルキレング
リコール,ポリエチレングリコールモノラウリルエーテ
ル,ラウリル硫酸ナトリウム,ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム,オレイン酸ナトリウム,ジオクチルス
ルホコハク酸ナトリウム等を用いることができる。これ
らは,記録液の5重量%以下の使用量で十分な効果があ
り,これよりも多いと印字の滲み,紙抜け(プリントス
ルー)を起こし好ましくなくなる。
【0031】記録液には,黴の発生を防止するために,
防黴剤を記録液の0.05〜1.0重量%の範囲で添加
することができる。防黴剤としては,デヒドロ酢酸ナト
リウム,安息香酸ナトリウム,ソジウムピリジンチオン
−1−オキサイド,ジンクピリジンチオン−1−オキサ
イド,1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン,1−
ベンズイソチアゾリン−3−オンのアミン塩等が用いら
れる。
【0032】また,ノズル部での金属の析出や記録液中
で不溶解性物の析出等を防止するために,キレート剤を
記録液の0〜0.5重量%の範囲で用いることができ
る。キレート剤は記録液中の金属イオンを封鎖するもの
であり,具体的には,エチレンジアミンテトラアセティ
ックアシド,エチレンジアミンテトラアセティックアシ
ドのナトリウム塩,エチレンジアミンテトラアセティッ
クアシドのジアンモニウム塩,エチレンジアミンテトラ
アセティックアシドのテトラアンモニウム塩等が挙げら
れる。
【0033】また,記録液のpHを調整し,記録液の安
定ないし記録装置中の記録液配管との安定性を得るた
め,アミン,無機塩,アンモニア等のpH調整剤,リン
酸等の緩衝液を用いることができる。また,記録液の循
環,移動,あるいは記録液の製造時の泡の発生を防止す
るため,消泡剤を添加することもできる。
【0034】さらに,色相の調整,濃度の付与等を目的
として,耐水性,耐光性に問題の無いような形にて,染
料を用いることができる。染料の使用によって顔料の分
散安定性を悪くすることもあるので,使用量は顔料の4
0重量%以下,さらには25重量%以下に止めることが
好ましい。染料としては,分散染料,油溶性染料等の水
不溶性染料、直接染料,酸性染料,塩基性染料等をレー
キ化により不溶化した染料,反応性染料,含金属染料等
が用いられる。染料は,無機塩の除去された精製染料が
好ましい。
【0035】その他の添加剤として,尿素,ジメチル尿
素等を加えることもできる。記録液は,記録装置の方式
にもよるが,粘度0.8〜15cps(25℃)の液体
として調整することが好ましい。表面張力は,25〜6
0dyn/cmが好ましい。pHは,特に制約されない
が4〜12の範囲であり,ガラス製のノズルを使用する
時には4〜7の酸性ないし中性,一般的なノズルでは7
〜10の中性ないし弱アルカリ性が好ましい。
【0036】
【実施例】以下,実施例に基づいて本発明を説明する。
例中の部および%は,重量部および重量%を示す。 [実施例1]キナクリドン系赤顔料(ヘキスト社製「ポ
スターパーム ピンクE」)220部,塩化ナトリウム
2200部,ポリエチレングリコール(東京化成社製
「ポリエチレングリコール300」)160部をステン
レス製1ガロンニーダ(井上製作所社製)に仕込み,6
時間混練した。次に,この混合物を2.5Lの温水に投
入し,約80℃に加熱しながら,ハイスピードミキサー
にて約1時間攪拌してスラリー状とした。濾過,水洗を
8回繰り返して塩化ナトリウムおよびポリエチレングリ
コールを除き,固形分40%の水性赤顔料スラリーIを
得た。水性赤顔料スラリーIを走査型電子顕微鏡で観察
したところ,顔料粒子は図1のような形状であり,長さ
対幅の比率は1:1〜 1.5:1の中に入っていた。
【0037】サンドミルに下記の原料を入れて2時間分
散し,インクジェット用濃縮記録液を作製した。 水性赤顔料スラリーI(固形分50%) 50.0部 アクリル樹脂水溶液 3.0部 (ジョンソンポリマー社製「ジョンクリル62」,固形分31.0%) ジメチルアミノエタノール 0.1部 非イオン性活性剤(花王社製「エマルゲンA−90」) 1.0部 精製水 50.0部 グリセリン 6.0部
【0038】下記の原料を混合したのち1μmのメンブ
ランフィルターで濾過し,更に0.45μmのメンブラ
ンフィルターで濾過して記録液を製造した。得られた記
録液を透過電子顕微鏡で観察したところ,図5のような
分散の形態であった。また,記録液を走査型電子顕微鏡
で観察したところ,顔料粒子の長さ対幅の比率は1:1
〜 1.5:1の中に入っていた。 上記インクジェット用濃縮記録液 13.5部 非イオン性活性剤(花王社製「エマルゲンA−90」) 0.2部 アクリル樹脂エマルジョン 2.5部 (日本ポリマー社製「W−251」,固形分40%) エチレングリコール 10.0部 防黴剤(オーリンケミカル社製「ソジウムオマジン」) 0.15部 エチレンジアミンテトラアセティックアシドナトリウム塩 0.02部 精製水 63.53部
【0039】[実施例2]ベンズイミダゾロン系黄色顔
料(ヘキスト社製「ポスターパーム エローH3G」)
260部,塩化ナトリウム2500部、黄色顔料分散剤
(P−〔CH2 NH(CH2 )4 N(CH3 )2 〕3 ,
Pはベンズイミダゾール残基)15部,およびポリエチ
レングリコール(東京化成社製「ポリエチレングリコー
ル300」)160部をステンレス製1ガロンニーダー
(井上製作所社製)に仕込み,3時間混練した。次に,
この混合物を2.5Lの温水に投入し,約80℃に加熱
しながらハイスピードミキサーで約1時間撹拌してスラ
リー状とした。濾過,水洗を5回繰り返して塩化ナトリ
ウムおよびポリエチレングリコールを除き,固形分50
%の水性黄色顔料スラリーIIを得た。インクジェット用
記録液を作製する途中で得られた水性黄色顔料スラリー
IIを走査型電子顕微鏡で観察したところ,顔料粒子の長
さ対幅の比率は1:1〜 2.0:1の中に入っていた。
【0040】サンドミルに下記の原料を入れ3時間分散
し、インクジェット用濃縮記録液を作製した。 水性黄色顔料スラリーII(固形分50%) 30.0部 アクリル樹脂水溶液 3.0部 (ジョンソンポリマー社製「ジョンクリル61J」,固形分31.0%) 非イオン性活性剤(花王社製「エマルゲン420」) 1.0部 精製水 50.0部 グリセリン 6.0部
【0041】下記の原料を混合したのち1μmのメンブ
ランフィルターで濾過し,更に0.45μmのメンブラ
ンフィルターで濾過して記録液を製造した。得られた記
録液を走査型電子顕微鏡で観察したところ,顔料粒子の
長さ対幅の比率は,1:1〜 2.0:1の中に入ってい
た。 上記インクジェット用濃縮記録液 13.5部 非イオン性活性剤(花王社製「エマルゲン420」)) 0.2部 アクリル樹脂エマルジョン 2.2部 (日本ポリマー社製「W−251」,固形分40%) エチレングリコール 10.0部 防黴剤(オーリンケミカル社製「ソジウムオマジン」) 0.15部 エチレンジアミンテトラアセティックアシドナトリウム塩 0.02部 精製水 63.53部
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】[実施例3]キナクリドン系赤顔料(ヘキ
スト社製「ポスターパーム ピンクE」)250部、塩
化ナトリウム2500部,ポリエチレングリコール(東
京化成社製「ポリエチレングリコール300」)160
部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に
仕込み,3時間混練した。次に,この混合物を2.5L
の温水に投入し,約80℃に加熱しながらハイスピード
ミキサーで約1時間撹拌してスラリー状とした後,ろ
過,水洗を5回繰り返して塩化ナトリウムおよびポリエ
チレングリコールを除き,固形分50%の水性赤顔料ス
ラリーVを得た。水性赤顔料スラリーVを走査型電子顕
微鏡で観察したところ,顔料粒子の長さ対幅の比率は,
1:1〜 1.5:1の中に入っていた。
【0047】サンドミルに下記の原料を入れて4時間分
散し,インクジェット用濃縮記録液を作製した。 水性赤顔料スラリーV(固形分50%) 30.0部 アクリル樹脂水溶液 3.0部 (ジョンソンポリマー社製「ジョンクリル62」、固形分31.0%) 非イオン性活性剤(花王社製「エマルゲンA−90」) 1.0部 精製水 50.0部 グリセリン 6.0部
【0048】下記の原料を混合したのち0.45μmの
メンブランフィルターで濾過し,記録液を製造した。得
られた記録液を走査型電子顕微鏡で観察したところ,顔
料粒子の長さ対幅の比率は,1:1〜 1.5:1の中に入
っていた。 上記インクジェット用濃縮記録液 13.5部 非イオン性活性剤(花王社製「エマルゲンA−90」) 0.2部 アクリル樹脂エマルジョン 2.4部 (日本ポリマー社製「W−251」,固形分40%) エチレングリコール 10.0部 防黴剤(ゼネカ社製「プロクセルGXL」) 0.15部 エチレンジアミンテトラアセティックアシドナトリウム塩 0.02部 精製水 63.53部
【0049】[比較例1]ペイントシェーカーに下記の
原料を入れて9時間分散し,インクジェット用濃縮記録
液を作製した。インクジェット用濃縮記録液を走査型電
子顕微鏡で観察したところ,顔料粒子は図4のような形
状であり,長さ対幅の比率は,3:1以上になってい
た。 キナクリドン系赤顔料 15.0部 (ヘキスト社製「ポスターパーム ピンクE」) アクリル樹脂水溶液 3.0部 (ジョンソンポリマー社製「ジョンクリル62」、固形分31.0%) 非イオン性活性剤(花王社製「エマルゲンA−90」) 1.0部 精製水 50.0部 グリセリン 6.0部
【0050】下記の原料を混合したのち,1μmのメン
ブランフィルターで濾過し,記録液を製造した。1μm
のメンブランフィルターでの濾過量は実施例の1/3以
下であった。また,0.45μmのフィルターでは,濾
過が非常に困難であった。得られた記録液を走査型電子
顕微鏡で観察したところ,顔料粒子の長さ対幅の比率
は,1:1〜2:1の範囲外であった。 上記インクジェット用濃縮記録液 13.5部 非イオン性活性剤(花王社製「エマルゲンA−90」) 0.2部 アクリル樹脂水溶液 2.3部 (ジョンソンポリマー社製「ジョンクリル62」、固形分31.0%) エチレングリコール 10.0部 防黴剤(ゼネカ社製「プロクセルGXL」) 0.15部 エチレンジアミンテトラアセティックアシドナトリウム塩 0.02部 精製水 63.53部
【0051】[実施例4]ベンズイミダゾロン系黄色顔
料260部の代わりに,アゾ系黄色顔料(ヘキスト社製
「ハンザブリリアントエロー9GX」)280部を用
い,実施例2と同様にして固形分50%の水性黄顔料ス
ラリーVIを得た。水性黄顔料スラリーVIを透過型電子顕
微鏡で観察したところ,顔料粒子は図3のような形状で
あり,長さ対幅の比率は,1:1〜 1.8:1の中に入っ
ていた。次いで,サンドミルに下記の原料を入れて1時
間分散し,インクジェット用濃縮記録液を作製した。 水性黄顔料スラリーVI(固形分50%) 55.0部 アクリル樹脂水溶液 7.0部 (ジョンソンポリマー社製「ジョンクリル61J」、固形分31.0%) 非イオン性活性剤(花王社製「エマルゲンA−90」) 4.0部 精製水 56.0部 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 3.0部 N−メチル−2−ピロリドン 3.0部 2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール 1.0部 エチレングリコール 1.0部
【0052】下記の原料を混合したのち1μmのメンブ
ランフィルターで濾過,続いて0.45μmのメンブラ
ンフィルターで濾過し,記録液を製造した。得られた記
録液を透過型電子顕微鏡で観察したところ,顔料粒子の
長さ対幅の比率は,1:1〜1.8:1の中に入ってい
た。 上記インクジェット用濃縮記録液 13.0部 分散剤(ゼネカ社製「ソルスパース27000」) 0.2部 アクリル樹脂エマルジョン 3.0部 (岐阜シェラック製造社製「エマポリーTYN−40」,固形分44.8%) ジエチルアミノエタノール 0.2部 ジエチレングリコール 22.5部 防黴剤(ゼネカ社製「プロクセルGXL」) 0.15部 エチレンジアミンテトラアセティックアシドナトリウム塩 0.02部 精製水 63.53部 2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオ─ル 0.1部
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】実施例および比較例で得られた記録液につ
いて,濾過性,粘度,平均粒径,印字状態,耐水性,透
明性,噴射特性を評価した。結果を表1に示す。なお,
評価は下記のようにして行った。また,実施例で得られ
た記録液を−40℃で一週間保存後に自然溶解したが初
期の粘度を維持しており,安定な噴射特性を示した。さ
らに,実施例で得られた記録液を60℃の恒温槽で1月
保存したが、初期の粘度を維持しており,安定な噴射特
性を示した。
【0063】[濾過性]1分間に直径90mmの0.4
5μmのメンブランフィルターにて濾過できた量を測定
した。 [粘度]粘度計(山一電機社製「ビスコメイトVM−1
A」)を用いて25℃にて測定した。 [平均粒径]記録液の粒度分布をレーザー回折方式の粒
度分布計(大塚電子社製「DSL−700」)で測定
し,平均粒径を求めた。
【0064】[印字状態]記録液をインクジェットプリ
ンター(セイコーエプソン社製「HG5130」)のカ
ートリッジに入れて普通紙(ゼロックス社製「K」)に
記録を行い,記録物の印字状態を目視評価した。 良:ドット抜け,方向の乱れなし。 不良:ドット抜け,方向の乱れあり。 [耐水性]普通紙(ゼロックス製「K」)に記録した記
録物を乾燥後、1分間水に浸漬した時のインキのにじ
み、流れだしの有無を目視にて評価した。 良:インキのにじみ、流れだしなし。 不良:インキのにじみ,流れだしあり。
【0065】[透明性]インクジェット用OHPシート
に1.5ミルのアプリケーターにてインキを展色したし
た時の透明性を目視にて評価した。 良:透明性あり。 不良:透明性なし。 [噴射特性]連続印字中のノズルの噴射状態を記録物に
よって評価した。 良:所定位置に正確に連続印字できている。 不良:連続印字したにも関わらず、途中に欠損を生じた
り、所定位置に印字されていない。 [樹脂平均粒径]樹脂エマルジョンの粒度分布をレーザ
ー回折方式の粒度分布計(大塚電子社製「DSL−70
0」)で測定し,平均粒径を求めた。 [顔料平均粒径]有機顔料スラリー(比較例については
濃縮記録液)中の顔料粒子を電子顕微鏡で観察し,平均
粒径を求めた。
【0066】
【表1】
【0067】
【発明の効果】本発明により,水を媒体としながら,耐
水性の良好な記録物を与える記録液が得られるようにな
った。これにより,被記録体の制約が非常に少なくな
り,従来は被記録体の影響により耐水性の不足を生じる
ことの多かった分野への用途の拡大ができる。具体的に
は,本発明のインクジェット用記録液は,オフィスにお
ける書類の作成,ダンボールのマーキング,ナンバリン
グ,バーコード記録等の分野で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のキナクリドン系顔料粒子の
電子顕微鏡写真
【図2】フタロシアニン顔料粒子の電子顕微鏡写真(参
考図)
【図3】本発明の実施例4のアゾ系顔料粒子の電子顕微
鏡写真
【図4】本発明の比較例1のキナクリドン系顔料粒子の
電子顕微鏡写真
【図5】本発明の実施例1の記録液の電子顕微鏡写真
フロントページの続き (72)発明者 間 清二 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋 インキ製造株式会社内 (72)発明者 豊田 一郎 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋 インキ製造株式会社内 (72)発明者 佐藤 昭生 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋 インキ製造株式会社内 審査官 井上 千弥子 (56)参考文献 特開 平7−133455(JP,A) 特開 平6−228454(JP,A) 特開 平9−53035(JP,A) 特開 平9−53036(JP,A) 特開 昭51−28119(JP,A) 特開 昭60−38470(JP,A) 特開 昭59−6261(JP,A) 特開2001−139863(JP,A) 国際公開96/23032(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キナクリドン系顔料,ベンズイミダゾロ
    ン系顔料およびアゾ系顔料から選ばれる一種の顔料を,
    該顔料100重量部に対して57〜73重量部の水溶性
    溶剤,および該水溶性溶剤に対して2〜20重量倍の水
    溶性無機塩とともに混練し,水に分散したのち,上記水
    溶性無機塩および上記水溶性溶剤を除去してなる,平均
    粒径が10〜70nm,長さ対幅の平均比率が1:1〜
    2:1である微細化した水分散性インクジェット記録液
    顔料の製造方法。
  2. 【請求項2】 微細化した顔料の平均粒径が10〜40
    nmである請求項1記載の製造方法。
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