JPH09142795A - 運搬移動時の転倒防止装置 - Google Patents
運搬移動時の転倒防止装置Info
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- JPH09142795A JPH09142795A JP30126695A JP30126695A JPH09142795A JP H09142795 A JPH09142795 A JP H09142795A JP 30126695 A JP30126695 A JP 30126695A JP 30126695 A JP30126695 A JP 30126695A JP H09142795 A JPH09142795 A JP H09142795A
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- arm
- cylinder
- pressing
- unit
- fork
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被運搬物を破損することなく押えることがで
きる運搬移動時の転倒防止装置を提供する。 【解決手段】 フォークリフトのフォ−ク1に乗った被
運搬物2の上部を押えてその転倒を防止する装置であっ
て、上記フォーク1の基部側より立ち上がり前後に回動
可能に設けられたアーム17と、このアーム17の先端
部より前方へ延出して上下に回動可能に設けられ、上記
被運搬物2の上部を軽く押える押えアーム18とを備え
ている。
きる運搬移動時の転倒防止装置を提供する。 【解決手段】 フォークリフトのフォ−ク1に乗った被
運搬物2の上部を押えてその転倒を防止する装置であっ
て、上記フォーク1の基部側より立ち上がり前後に回動
可能に設けられたアーム17と、このアーム17の先端
部より前方へ延出して上下に回動可能に設けられ、上記
被運搬物2の上部を軽く押える押えアーム18とを備え
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてユニット
建物のユニットの生産ラインにおいて、フォークリフト
により特に木質系ユニットを運搬する時にフォークから
の転倒落下を防止するのに用いて好適な運搬移動時の転
倒防止装置に関する。
建物のユニットの生産ラインにおいて、フォークリフト
により特に木質系ユニットを運搬する時にフォークから
の転倒落下を防止するのに用いて好適な運搬移動時の転
倒防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ユニット建物のユニットとして
は、鉄骨プレハブ系ユニットと、木質系ユニットとがあ
る。そして、これらユニットの生産ラインにおいては、
ユニットの運搬手段として、フォークリフトが一般的に
用いられている(特開平5−311761号公報等参
照)。このフォークリフトによる運搬においては、フォ
ークに乗った被運搬物であるユニットが転倒落下しない
ようにするための転倒防止装置が必要であある。このた
め、特に鉄骨プレハブ系ユニット用のフォークリフトに
は、ユニットの上面を押え板を介して油圧力で押圧し、
フォークとの間でユニットを挟んで固定するようにした
転倒防止装置が用いられている。
は、鉄骨プレハブ系ユニットと、木質系ユニットとがあ
る。そして、これらユニットの生産ラインにおいては、
ユニットの運搬手段として、フォークリフトが一般的に
用いられている(特開平5−311761号公報等参
照)。このフォークリフトによる運搬においては、フォ
ークに乗った被運搬物であるユニットが転倒落下しない
ようにするための転倒防止装置が必要であある。このた
め、特に鉄骨プレハブ系ユニット用のフォークリフトに
は、ユニットの上面を押え板を介して油圧力で押圧し、
フォークとの間でユニットを挟んで固定するようにした
転倒防止装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
転倒防止装置においては、鉄骨プレハブ系ユニットのみ
に利用されるものしかなく、木質系ユニット用のものは
なかった。その理由としては、鉄骨プレハブ系ユニット
は、剛性を有する6面体で、ユニットの上面が天井であ
り、この部分を押え板を介して油圧力で押えることが可
能な構造であるためである。
転倒防止装置においては、鉄骨プレハブ系ユニットのみ
に利用されるものしかなく、木質系ユニット用のものは
なかった。その理由としては、鉄骨プレハブ系ユニット
は、剛性を有する6面体で、ユニットの上面が天井であ
り、この部分を押え板を介して油圧力で押えることが可
能な構造であるためである。
【0004】これに対して、木質系ユニットは、鉄骨プ
レハブ系ユニットのような天井がないため、上記転倒防
止装置をそのまま利用することが困難であった。また、
仮に上記転倒防止装置を木質系ユニットに利用した場
合、押え力が大きすぎてユニットが破損する問題があっ
た。
レハブ系ユニットのような天井がないため、上記転倒防
止装置をそのまま利用することが困難であった。また、
仮に上記転倒防止装置を木質系ユニットに利用した場
合、押え力が大きすぎてユニットが破損する問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、被運搬物を破損することなく押えることができる運
搬移動時の転倒防止装置を提供することを目的とするも
のである。
で、被運搬物を破損することなく押えることができる運
搬移動時の転倒防止装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の運搬移動時の転倒防止装置は、フォー
クリフトのフォ−クに乗った被運搬物の上部を押えてそ
の転倒を防止する装置であって、上記フォークの基部側
より立ち上がり前後に回動可能に設けられたアームと、
このアームの先端部より前方へ延出して上下に回動可能
に設けられ、上記被運搬物の上部を軽く押える押えアー
ムとを備えたことを特徴とする。
に請求項1記載の運搬移動時の転倒防止装置は、フォー
クリフトのフォ−クに乗った被運搬物の上部を押えてそ
の転倒を防止する装置であって、上記フォークの基部側
より立ち上がり前後に回動可能に設けられたアームと、
このアームの先端部より前方へ延出して上下に回動可能
に設けられ、上記被運搬物の上部を軽く押える押えアー
ムとを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の運搬移動時の転倒防止装置
は、請求項1記載の運搬移動時の転倒防止装置におい
て、上記アームには駆動用のアームシリンダが設けら
れ、上記押えアームにはその回動を許容するフリーシリ
ンダが設けられ、これらのシリンダには上記アームを前
方へ回動させて上記押えアームが上記ユニットの上部に
接触した時に、これをセンサで検知して上記アームシリ
ンダおよびフリーシリンダをロックする制御回路が設け
られていることを特徴とする。
は、請求項1記載の運搬移動時の転倒防止装置におい
て、上記アームには駆動用のアームシリンダが設けら
れ、上記押えアームにはその回動を許容するフリーシリ
ンダが設けられ、これらのシリンダには上記アームを前
方へ回動させて上記押えアームが上記ユニットの上部に
接触した時に、これをセンサで検知して上記アームシリ
ンダおよびフリーシリンダをロックする制御回路が設け
られていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の運搬移動時の転倒防止装置によ
れば、フォークリフトのフォークの基部側より立ち上が
り前後に回動可能に設けられたアームと、このアームの
先端部より前方へ延出して上下に回動可能に設けられ、
上記フォークに乗った被運搬物の上部を軽く押える押え
アームとを備えているため、被運搬物を破損することな
く押えてその転倒落下を防止することが可能となる。
れば、フォークリフトのフォークの基部側より立ち上が
り前後に回動可能に設けられたアームと、このアームの
先端部より前方へ延出して上下に回動可能に設けられ、
上記フォークに乗った被運搬物の上部を軽く押える押え
アームとを備えているため、被運搬物を破損することな
く押えてその転倒落下を防止することが可能となる。
【0009】請求項2記載の運搬移動時の転倒防止装置
によれば、上記アームには駆動用のアームシリンダが設
けられ、上記押えアームにはその回動を許容するフリー
シリンダが設けられ、これらのシリンダには上記アーム
を前方へ回動させて上記押えアームが上記ユニットの上
部に接触した時に、これをセンサで検知して上記アーム
シリンダおよびフリーシリンダをロックする制御回路が
設けられているため、被運搬物に無理な押え荷重がかか
るようなことがなく、被運搬物を破損することなく押え
てその転倒落下を確実に防止することが可能となる。
によれば、上記アームには駆動用のアームシリンダが設
けられ、上記押えアームにはその回動を許容するフリー
シリンダが設けられ、これらのシリンダには上記アーム
を前方へ回動させて上記押えアームが上記ユニットの上
部に接触した時に、これをセンサで検知して上記アーム
シリンダおよびフリーシリンダをロックする制御回路が
設けられているため、被運搬物に無理な押え荷重がかか
るようなことがなく、被運搬物を破損することなく押え
てその転倒落下を確実に防止することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。
付図面に基いて詳述する。
【0011】図1において、1はフォークリフトのフォ
ークで、このフォーク1上に被運搬物である木質系ユニ
ット2が直接又は支持板3を介して乗せられる。上記ユ
ニット2は、例えば図2に示すように床パネル4の周縁
部に壁パネル5を立設して上方および所定の側方が開放
された箱状に組立てられている。上記床パネル4は、床
根太6により組立てられた床枠組7の上面に合板等の床
面材8を張設してなる。また、上記壁パネル5は、上枠
9、下枠10および複数の縦枠11により組立てられた
壁枠組12の内面および外面に石膏ボードや木片セメン
ト板等の壁面材13,14を張設してなる。
ークで、このフォーク1上に被運搬物である木質系ユニ
ット2が直接又は支持板3を介して乗せられる。上記ユ
ニット2は、例えば図2に示すように床パネル4の周縁
部に壁パネル5を立設して上方および所定の側方が開放
された箱状に組立てられている。上記床パネル4は、床
根太6により組立てられた床枠組7の上面に合板等の床
面材8を張設してなる。また、上記壁パネル5は、上枠
9、下枠10および複数の縦枠11により組立てられた
壁枠組12の内面および外面に石膏ボードや木片セメン
ト板等の壁面材13,14を張設してなる。
【0012】上記フォークリフトは、フォーク1の基部
側を支持する昇降可能なキャリッジ15を備えており、
このキャリッジ15に上記ユニットの転倒防止装置(ス
タビライザともいう)16が装備されている。この転倒
防止装置16は、上記フォーク1の基部側より立ち上が
り前後に回動可能に設けられたアーム17と、このアー
ム17の先端部より前方へ延出して上下に回動可能に設
けられ、上記フォーク1に乗った木質系ユニット2の上
部を軽く押える押えアーム18とを備えている。
側を支持する昇降可能なキャリッジ15を備えており、
このキャリッジ15に上記ユニットの転倒防止装置(ス
タビライザともいう)16が装備されている。この転倒
防止装置16は、上記フォーク1の基部側より立ち上が
り前後に回動可能に設けられたアーム17と、このアー
ム17の先端部より前方へ延出して上下に回動可能に設
けられ、上記フォーク1に乗った木質系ユニット2の上
部を軽く押える押えアーム18とを備えている。
【0013】上記アーム17の一端(基端)は、上記キ
ャリッジ15に支軸19を介して垂直回動可能に軸支さ
れ、このアーム17の他端(先端)に上記押えアーム1
8の一端(基端)が支軸20を介して垂直回動可能に軸
支されている。また、上記押えアーム18の他端(先
端)には上記ユニット2の上部を押える円筒状の押え部
材21が設けられ、この押え部材21が円筒状であるこ
とによりどの角度においても木質系ユニットの上部を傷
付けずに押えることができるようになっている。具体的
には、上記アーム17および押えアーム18は、左右に
間隔を隔てて一対対称に配置され、その両押えアーム1
8の先端部間に上記押え部材21が水平に掛け渡されて
いる。
ャリッジ15に支軸19を介して垂直回動可能に軸支さ
れ、このアーム17の他端(先端)に上記押えアーム1
8の一端(基端)が支軸20を介して垂直回動可能に軸
支されている。また、上記押えアーム18の他端(先
端)には上記ユニット2の上部を押える円筒状の押え部
材21が設けられ、この押え部材21が円筒状であるこ
とによりどの角度においても木質系ユニットの上部を傷
付けずに押えることができるようになっている。具体的
には、上記アーム17および押えアーム18は、左右に
間隔を隔てて一対対称に配置され、その両押えアーム1
8の先端部間に上記押え部材21が水平に掛け渡されて
いる。
【0014】上記キャリッジ15とアーム17の間には
アーム17を駆動する油圧シリンダからなるアームシリ
ンダ22が介設され、アーム17と押えアーム18との
間には押えアーム18の回動を許容し、所定の位置でロ
ック可能なフリーシリンダ23が介設されている。上記
押えアーム17の回動範囲は、フリーシリンダ23のス
トロークで規定されている。また、上記押えアーム18
の変位を検知するために、押えアーム18の基端部には
被検知板24が設けられ、アーム17の先端部にはその
被検知板24と対向してその変位を検知するセンサ25
が設けられている。
アーム17を駆動する油圧シリンダからなるアームシリ
ンダ22が介設され、アーム17と押えアーム18との
間には押えアーム18の回動を許容し、所定の位置でロ
ック可能なフリーシリンダ23が介設されている。上記
押えアーム17の回動範囲は、フリーシリンダ23のス
トロークで規定されている。また、上記押えアーム18
の変位を検知するために、押えアーム18の基端部には
被検知板24が設けられ、アーム17の先端部にはその
被検知板24と対向してその変位を検知するセンサ25
が設けられている。
【0015】そして、これらアームシリンダ22および
フリーシリンダ23には、上記アーム17を前方へ回動
させて上記押えアーム18が上記ユニット2の上部に接
触した時に、これをセンサ25で検知して上記アームシ
リンダ22およびフリーシリンダ23をロックする制御
回路26が設けられている(図3参照)。この制御回路
26は、図3に示すように操作レバー27の前後の回動
操作によりアームシリンダ22の油圧回路28のソレノ
イドバルブ29およびフリーシリンダ23の油圧回路3
0のソレノイドバルブ31を駆動する電気回路32を備
えている。
フリーシリンダ23には、上記アーム17を前方へ回動
させて上記押えアーム18が上記ユニット2の上部に接
触した時に、これをセンサ25で検知して上記アームシ
リンダ22およびフリーシリンダ23をロックする制御
回路26が設けられている(図3参照)。この制御回路
26は、図3に示すように操作レバー27の前後の回動
操作によりアームシリンダ22の油圧回路28のソレノ
イドバルブ29およびフリーシリンダ23の油圧回路3
0のソレノイドバルブ31を駆動する電気回路32を備
えている。
【0016】上記操作レバー27を前に押すと、アーム
シリンダ22のソレノイドバル29ブがON1になり、
油圧回路28によりアームシリンダ22を介してアーム
17が前方へ回動されるようになっている。また、これ
と同時に、フリーシリンダ23のソレノイドバルブ31
がONになり、油圧回路30によりフリーシリンダ23
がフリーの状態になる。これにより、アーム17の前方
への回動に伴って、押えアーム18の先端部がユニット
2の上部に降下して接触すると、それ以上降下できない
ことからアーム17と押えアームが支軸を支点に相対的
に回動するようになり、その変位がセンサ25によって
検知される。この検知信号により電気回路32のリレー
スイッチ33がOFFとなり、操作レバー27からの信
号がカットされ、ソレノイドバルブ29,31がOFF
となることによりアームシリンダ22およびフリーシリ
ンダ23がその状態にロックされるように構成されてい
る。
シリンダ22のソレノイドバル29ブがON1になり、
油圧回路28によりアームシリンダ22を介してアーム
17が前方へ回動されるようになっている。また、これ
と同時に、フリーシリンダ23のソレノイドバルブ31
がONになり、油圧回路30によりフリーシリンダ23
がフリーの状態になる。これにより、アーム17の前方
への回動に伴って、押えアーム18の先端部がユニット
2の上部に降下して接触すると、それ以上降下できない
ことからアーム17と押えアームが支軸を支点に相対的
に回動するようになり、その変位がセンサ25によって
検知される。この検知信号により電気回路32のリレー
スイッチ33がOFFとなり、操作レバー27からの信
号がカットされ、ソレノイドバルブ29,31がOFF
となることによりアームシリンダ22およびフリーシリ
ンダ23がその状態にロックされるように構成されてい
る。
【0017】また、操作レバー27を後に引くと、アー
ムシリンダ22のソレノイドバルブ29がON2にな
り、アームシリンダ22を介してアーム17が後方へ回
動されるようになっている。また、これと同時に、フリ
ーシリンダ23のソレノイドバルブ31がONになり、
リーシリンダ23がフリーの状態になる。これにより、
アーム17の後方への回動に伴って、押えアーム18が
ユニット2の上部から離れ、押えが解除される。そし
て、操作レバー27を中立位置に戻すと、ソレノイドバ
ルブ29,31がOFFとなることによりアームシリン
ダ22およびフリーシリンダ23がその状態にロックさ
れるように構成されている。
ムシリンダ22のソレノイドバルブ29がON2にな
り、アームシリンダ22を介してアーム17が後方へ回
動されるようになっている。また、これと同時に、フリ
ーシリンダ23のソレノイドバルブ31がONになり、
リーシリンダ23がフリーの状態になる。これにより、
アーム17の後方への回動に伴って、押えアーム18が
ユニット2の上部から離れ、押えが解除される。そし
て、操作レバー27を中立位置に戻すと、ソレノイドバ
ルブ29,31がOFFとなることによりアームシリン
ダ22およびフリーシリンダ23がその状態にロックさ
れるように構成されている。
【0018】次に、以上の構成からなる転倒防止装置の
作用を述べる。ユニット2をフォーク1に乗せたら、操
作レバー27を前に押すことでアーム17を前方へ回動
させる。これにより、押えアーム18の先端部がユニッ
ト2の上部に降下して接触すると、アーム17および押
えアーム18がアーム17の回動力を逃すべく支軸20
を支点に相対的に回動するようになる。このため、ユニ
ット2の上部には、押えアーム18の荷重程度しか加わ
らず、無理な押え力が作用することがないので、木質系
ユニット2を破損する恐れはない。
作用を述べる。ユニット2をフォーク1に乗せたら、操
作レバー27を前に押すことでアーム17を前方へ回動
させる。これにより、押えアーム18の先端部がユニッ
ト2の上部に降下して接触すると、アーム17および押
えアーム18がアーム17の回動力を逃すべく支軸20
を支点に相対的に回動するようになる。このため、ユニ
ット2の上部には、押えアーム18の荷重程度しか加わ
らず、無理な押え力が作用することがないので、木質系
ユニット2を破損する恐れはない。
【0019】上記押えアーム18の回動による変位がセ
ンサ25によって検知されると、操作レバー27からの
信号がカットされ、アームシリンダ22およびフリーシ
リンダ23がその状態にロックされ、押えアーム18が
ユニット2の上部を軽く押えた状態に保持される。
ンサ25によって検知されると、操作レバー27からの
信号がカットされ、アームシリンダ22およびフリーシ
リンダ23がその状態にロックされ、押えアーム18が
ユニット2の上部を軽く押えた状態に保持される。
【0020】次に、上記押えを解除する場合には、操作
レバー27を手前に引けばよく、これによりアームシリ
ンダ22が収縮してスタビライザ16が後方へ回動し、
ユニット2の押えが解除される。
レバー27を手前に引けばよく、これによりアームシリ
ンダ22が収縮してスタビライザ16が後方へ回動し、
ユニット2の押えが解除される。
【0021】このように構成された木質系ユニット運搬
移動時の転倒防止装置によれば、フォークリフトのフォ
ーク1の基部側より立ち上がり前後に回動可能に設けら
れたアーム17と、このアーム17の先端部より前方へ
延出して上下に回動可能に設けられ、上記フォーク1に
乗った木質系ユニット2の上部を軽く押える押えアーム
18とを備えているため、木質系ユニット2を破損する
ことなく押えてその転倒落下を防止することが可能とな
る。
移動時の転倒防止装置によれば、フォークリフトのフォ
ーク1の基部側より立ち上がり前後に回動可能に設けら
れたアーム17と、このアーム17の先端部より前方へ
延出して上下に回動可能に設けられ、上記フォーク1に
乗った木質系ユニット2の上部を軽く押える押えアーム
18とを備えているため、木質系ユニット2を破損する
ことなく押えてその転倒落下を防止することが可能とな
る。
【0022】特に、上記アーム17には駆動用のアーム
シリンダ22が設けられ、上記押えアーム18にはその
回動を許容するフリーシリンダ23が設けられ、これら
のシリンダ22,23には上記アーム17を前方へ回動
させて上記押えアーム18が上記ユニット2の上部に接
触した時に、これをセンサ25で検知して上記アームシ
リンダ22およびフリーシリンダ23をロックする制御
回路26が設けられているため、木質系ユニット2に無
理な押え荷重がかかるようなことがなく、木質系ユニッ
ト2を破損することなく押えてその転倒落下を確実に防
止することが可能となる。
シリンダ22が設けられ、上記押えアーム18にはその
回動を許容するフリーシリンダ23が設けられ、これら
のシリンダ22,23には上記アーム17を前方へ回動
させて上記押えアーム18が上記ユニット2の上部に接
触した時に、これをセンサ25で検知して上記アームシ
リンダ22およびフリーシリンダ23をロックする制御
回路26が設けられているため、木質系ユニット2に無
理な押え荷重がかかるようなことがなく、木質系ユニッ
ト2を破損することなく押えてその転倒落下を確実に防
止することが可能となる。
【0023】これにより、高所の搬出口からユニット2
を容易に搬出できるようになった。また、上記転倒防止
装置16においては、押えアーム18の先端部に押え部
材21を有しているため、ユニット2の妻壁が片方のみ
であったとしても、これを容易に押えることができる。
を容易に搬出できるようになった。また、上記転倒防止
装置16においては、押えアーム18の先端部に押え部
材21を有しているため、ユニット2の妻壁が片方のみ
であったとしても、これを容易に押えることができる。
【0024】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、被運搬
物としては、木質系ユニットが好適であるが、例えば鉄
骨プレハブ系ユニット、その他の物にも適用可能であ
る。
述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、被運搬
物としては、木質系ユニットが好適であるが、例えば鉄
骨プレハブ系ユニット、その他の物にも適用可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。 (1)請求項1記載の運搬移動時の転倒防止装置によれ
ば、フォークリフトのフォークの基部側より立ち上がり
前後に回動可能に設けられたアームと、このアームの先
端部より前方へ延出して上下に回動可能に設けられ、上
記フォークに乗った被運搬物の上部を軽く押える押えア
ームとを備えているため、被運搬物を破損することなく
押えてその転倒落下を防止することが可能となる。 (2)請求項2記載の運搬移動時の転倒防止装置によれ
ば、上記アームには駆動用のアームシリンダが設けら
れ、上記押えアームにはその回動を許容するフリーシリ
ンダが設けられ、これらのシリンダには上記アームを前
方へ回動させて上記押えアームが上記ユニットの上部に
接触した時に、これをセンサで検知して上記アームシリ
ンダおよびフリーシリンダをロックする制御回路が設け
られているため、被運搬物に無理な押え荷重がかかるよ
うなことがなく、被運搬物を破損することなく押えてそ
の転倒落下を確実に防止することが可能となる。
な優れた効果が得られる。 (1)請求項1記載の運搬移動時の転倒防止装置によれ
ば、フォークリフトのフォークの基部側より立ち上がり
前後に回動可能に設けられたアームと、このアームの先
端部より前方へ延出して上下に回動可能に設けられ、上
記フォークに乗った被運搬物の上部を軽く押える押えア
ームとを備えているため、被運搬物を破損することなく
押えてその転倒落下を防止することが可能となる。 (2)請求項2記載の運搬移動時の転倒防止装置によれ
ば、上記アームには駆動用のアームシリンダが設けら
れ、上記押えアームにはその回動を許容するフリーシリ
ンダが設けられ、これらのシリンダには上記アームを前
方へ回動させて上記押えアームが上記ユニットの上部に
接触した時に、これをセンサで検知して上記アームシリ
ンダおよびフリーシリンダをロックする制御回路が設け
られているため、被運搬物に無理な押え荷重がかかるよ
うなことがなく、被運搬物を破損することなく押えてそ
の転倒落下を確実に防止することが可能となる。
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】木質系ユニットの斜視図である。
【図3】制御回路を示す図である。
1 フォーク 2 木質系ユニット(被運搬物) 16 転倒防止装置 17 アーム 18 押えアーム 22 アームシリンダ 23 フリーシリンダ 25 センサ 26 制御回路
Claims (2)
- 【請求項1】フォークリフトのフォ−クに乗った被運搬
物の上部を押えてその転倒を防止する装置であって、上
記フォークの基部側より立ち上がり前後に回動可能に設
けられたアームと、このアームの先端部より前方へ延出
して上下に回動可能に設けられ、上記被運搬物の上部を
軽く押える押えアームとを備えたことを特徴とする運搬
移動時の転倒防止装置。 - 【請求項2】上記アームには駆動用のアームシリンダが
設けられ、上記押えアームにはその回動を許容するフリ
ーシリンダが設けられ、これらのシリンダには上記アー
ムを前方へ回動させて上記押えアームが上記ユニットの
上部に接触した時に、これをセンサで検知して上記アー
ムシリンダおよびフリーシリンダをロックする制御回路
が設けられていることを特徴とする請求項1記載の運搬
移動時の転倒防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30126695A JPH09142795A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 運搬移動時の転倒防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30126695A JPH09142795A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 運搬移動時の転倒防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09142795A true JPH09142795A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17894752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30126695A Pending JPH09142795A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 運搬移動時の転倒防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09142795A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111825028A (zh) * | 2020-07-15 | 2020-10-27 | 安徽科兴机电科技有限公司 | 一种堆垛机载货台安全防护装置 |
CN113022681A (zh) * | 2021-04-14 | 2021-06-25 | 铜陵瑞莱科技有限公司 | 一种氧化铁颜料运输装置 |
KR102338878B1 (ko) * | 2021-06-30 | 2021-12-10 | 김진일 | 지게발이 인입되는 지게차 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP30126695A patent/JPH09142795A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111825028A (zh) * | 2020-07-15 | 2020-10-27 | 安徽科兴机电科技有限公司 | 一种堆垛机载货台安全防护装置 |
CN113022681A (zh) * | 2021-04-14 | 2021-06-25 | 铜陵瑞莱科技有限公司 | 一种氧化铁颜料运输装置 |
KR102338878B1 (ko) * | 2021-06-30 | 2021-12-10 | 김진일 | 지게발이 인입되는 지게차 |
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