JPH065352Y2 - フォークリフトの荷物押さえ装置 - Google Patents

フォークリフトの荷物押さえ装置

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JPH065352Y2
JPH065352Y2 JP16342787U JP16342787U JPH065352Y2 JP H065352 Y2 JPH065352 Y2 JP H065352Y2 JP 16342787 U JP16342787 U JP 16342787U JP 16342787 U JP16342787 U JP 16342787U JP H065352 Y2 JPH065352 Y2 JP H065352Y2
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JP16342787U
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Inventor
広士 平岩
暁 坂本
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フォークリフトにおいて、特に鉄板、木板等
の薄物を積み重ね、運搬する場合の荷崩れを防止するこ
とができる荷物押さえ装置に関する。
〔従来技術〕
鉄板、ベニヤ板等の薄物を積層した状態でフォークリフ
トにより運搬する際、車両の急発進、急旋回等のときな
どに、その荷物が荷崩れすることがある。そのため、従
来、荷崩防止装置として、第5図に示すごとく、フォー
クリフト1のフォーク12の上方に押さえ板機構2を配
設することが提案されている。
この押さえ板機構2は、フォークリフト1のアウタマス
ト11内に設けたインナマスト15の下方に油圧シリン
ダ23を設け、該油圧シリンダ23の上方に設ける。該
押さえ板機構2は、上記油圧シリンダに固着したアーム
22と、その先端部に設けた荷物押さえ用の押さえ板2
1とよりなる。しかして、パレット13上に積載した鉄
板等の薄物荷物5を運搬するに当たっては、まず押さえ
板機構2を油圧シリンダ23により高い位置に上げてお
き、フォーク12をパレット13に差し込み、次いで上
記押さえ板機構2を油圧シリンダ23により下降させ
る。そして、荷物押さえ装置2の押さえ板21の下面
を、積載された薄物荷物5上に当接させ、該荷物5の層
を押さえ付ける。次いで、運搬する。なお、同図におい
て、符号131はパレット脚である。
〔解決すべき問題点〕
しかしながら、上記第5図に示す従来装置は、薄物荷物
を上方のみから押さえるものであるため、フォークリフ
トを急に発進、停止させたり、旋回したりするときに
は、第6図に示すごとく、薄物荷物5が荷崩59を生じ
易い。
本考案は、かかる問題を解決すべく、簡単な構造で、側
面方向の荷崩を防止することができる荷物押さえ装置を
提供しようとするものである。
〔問題点の解決手段〕
本考案は、フォークリフトのインナマストに設けたシリ
ンダにより昇降動するアームと、該アームの先端に設け
た荷物押さえ用の押さえ板と、該押さえ板の端部に配設
した側板とより成る荷物押さえ装置であって、上記側板
には前記押さえ板の端部に回動可能に軸支したリンクの
一端に設け、該リンクの他端には荷物に当接しながら回
動するローラを設けてなることを特徴とするフォークリ
フトの荷物押さえ装置にある。
本考案における荷物押さえ装置は、上下方向の押さえは
勿論のこと、左右、前方向など側面の荷崩を防止するも
のである。それ故、側板は左右及び前部の3ケ所に設け
ても良いが、運搬する荷物の性質などを考慮して、必要
に応じて1つないし3つの側面に設ける。また、側板は
第2図に示すごとく、そのリンクをコイルバネ等のバネ
により後方に付勢して、荷物運搬をしない非作動時には
ほぼ水平方向に位置させるようにしておくことが好まし
い。このようにすれば、実施例に示すごとく、荷物運搬
時に押さえ板を下降させれば、ローラが荷物上面と接触
しつつ、フォークリフト後方に移動し、自動的に側板を
荷物の側面に当接させることができる。なお、上記のご
とく付勢しておかない場合には、非作動時は側板をほぼ
水平方向とした状態で、リンクを係止ピン等により押さ
え板に係止しておく。そして、荷物運搬時には、係止ピ
ンを外し、上記と同様にローラを荷物上面に接触、回動
させつつ側板を荷物側面に当接させる。また、この場合
リンクにおいてローラ側に重心を設けておけば、非作動
時には側板をほぼ水平状態にしておくことができる。
また、側板は、リンクに対して弾性的に連結することが
好ましい(第4図参照)。このようにすることにより、
変形荷物の拘束が可能となり。また荷物を適当圧力で拘
束することができる。
〔作用〕
本考案において荷物押さえ装置の昇降は、前記従来装置
と同様に、油圧、空気圧等のシリンダにより作動させ
る。しかして、荷物運搬に当り、荷物押さえ装置を荷物
上に下降させていくと、第1,2図に示すごとく、先ず
ローラが荷物上面と当接する。そして、更に続く下降に
より、ローラは荷物上面を回動しながら後退する。この
後退はリンクの下端を後退させ、押さえ板との軸支点を
中心として、側板を設けたリンクの上方が下降する。更
に、この状態が続いて、遂には側板の押さえ面が荷物の
側面に当接する。そして、このとき上方の押さえ板も荷
物上面を押さえた状態になる(第2図2点鎖線)。
一方、荷物を目的地に運んだ後は、シリンダにより荷物
押さえ装置を上昇させると、今度はローラが反対方向に
回動して、側板は荷物の側面より離れ、上方の押さえ板
も上方へ離れていく。
なお、上記において、前記のごとくリンクが後方に付勢
されている場合には、上記側板は非作動時にはほぼ水平
状態にあり、荷物押さえ装置下降時には自動的に側板が
側面方向に移動し、また荷物押さえ装置上昇時には自動
的に側板が離れて水平状態となる。
〔効果〕
本考案によれば、運搬物を上面及び側面より拘束できる
ので、荷崩れを生ずることがない。また、特に鉄板、木
板等の薄物の荷崩防止に大きな効果を発揮する。また、
本考案にかかる荷物押さえ装置は、リンクとローラの組
み合わせという簡単な構造であり、コンパクトである。
〔実施例〕
第1実施例 本考案の実施例にかかる荷物押さえ装置につき、第1な
いし第3図を用いて説明する。
本例の装置は、フォークリフトのフォーク上方に設けた
押さえ板機構2とその側面に連結した側板機構3とより
なる。押さえ板機構2は、アーム22と押さえ板21と
より成り、該アームは前記第5図の従来装置と同様に、
インナマスト15に設けた油圧シリンダ23の上方に固
定されている(第3図)。
しかして、側板機構3は、リンク32とその先端に固定
した側板31と、該リンク32の他端に設けたローラ3
3とよりなる。リンク32は、前記押さえ板21の側面
において、軸ピン37により回動可能に軸支する。側板
31はその下面に押え面311を有し、その上面はリン
ク32の先端部321に固定する。また、ローラ33は
リンク32の他端322に軸ピン34により、転動可能
に軸着する。
また、リンク32の上方突端32と押さえ板21に設け
たブラケット24との間には、コイルバネ35を介設
し、常時つまり非作動時はリンク32を後方に付勢して
おく。また、押さえ板21において、上記リンク32の
軸支点付近には、作動時に前記ローラ33を収容けでき
る空間部25を設ける。そして、上記リンク32に設け
たローラ33の軸ピン34と、リンク32を軸支する軸
ピン37とを結ぶ軸線Dと、上記軸ピン37を通る垂線
Eとの交叉角A°は、第2図に示すごとくローラ33が
上記空間部25に収納されたとき、側板31の押え面3
11がほぼ垂直となるように、セットする。なお、符号
211は押さえ板21の内部の枠体である。
また、上記と同様の側板機構3を、押さえ板21の反対
側にも設ける(図示せず)。
次に、本装置の作用、効果につき説明する。
まず、非作動時には、側板31はコイルバネ35の付勢
により、第2、第3図に示すごとく、ほぼ水平状態にあ
る。次に、荷物運搬に当たっては、上記状態のままでか
つ押さえ板機構2を高い位置に上昇させて、鉄板等の薄
物荷物5を積載したパレット13の下方にフォークリフ
トのフォーク12を挿入する。そして、フォーク12挿
入後に油圧シリンダ23により押さえ板機構2を下降さ
せる。
下降途中においては、まずローラ33が荷物5の上面に
当接するが、続く下降によりローラ33は回転しながら
後方(第1,2図右方向)へ移動し、これに伴ってリン
ク32は軸ぴん37を支点として回転し、先端部321
に取付けた側板31が下方に降り始める。そして、ロー
ラ33は更に薄物荷物5の上面を回転後退し、第1図の
ごとく、押さえ板21の下面212が薄物荷物5の上面
と接触したときには、押さえ板機構2の下降が停止され
る。また、上記ローラ33は押さえ板21に設けた前記
空間部25に収納される(第2図2点鎖線)。このと
き、側板31の押え面311は薄物荷物5の側面に面接
触した状態となる。これにより、荷物5の上面、側面が
押さえ板21の下面211、側板31の押さえ面311
により拘束された状態となる。この状態で荷物を運搬す
る。
次に、運搬終了後は油圧シリンダ23を上昇させて、押
さえ板機構2を上昇させる。このとき、リンク32は第
2図に2点鎖線で示すごとく、コイルバネ35によって
その上方が引張された状態にあるため、押さえ板機構2
の上昇に伴って軸ピン37を支点として右方向に回転
し、側板31を持ち上げていく。これに伴いローラ33
は荷物5の上面に当接した状態で回転しながら下降す
る。更に、押さえ板機構2が十分上昇し、ローラ33の
上記当接がなくなったところで、側板31は当初の水平
状態となる。ここで、油圧シリンダ32の上昇動作を停
止する。次いで、フォークリフトを後退させ、フォーク
12をパレット13より抜き出し、運搬作業が終了す
る。
したがって、本装置によれば、薄物の荷物を上方及び左
右より押さえ板21、左右の側板31によって拘束する
ことができるので、荷崩を生じない。また、その装置も
構造簡単である。また、リンク32と押さえ板21との
間にコイルバネ35を介設し、リング32の上方を軸ピ
ン37を支点として後方に付勢しているので、自動的に
荷物の拘束、解除を行うことができる。
第2実施例 本例は、第4図に示すごとく、第1実施例の荷物押さえ
装置において、側板31とリンク32との結合部に弾性
機構を設けたものである。
即ち、側板31の後方に取付軸315を設けると共に、
該取付け軸315をリンク32先端部の円筒体325に
挿入し、ピン316により係止する。そして、円筒体3
25に側板31との間で、上記取付軸315の周囲にコ
イルバネ39を介設する。
本例によれば、側板31は上記コイルバネ39により、
リンク32に対して弾性的に支承されているので、荷物
の側面が垂直でない場合でも、荷物を拘束し易い。ま
た、荷物を若干の弾力小生を以て拘束することができ、
無理な拘束を防止することができる。その外、前記第1
実施例と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例にかかる荷物
押さえ装置を示し、第1図は荷物運搬時の一部欠さい正
面図、第2図は該装置の作動状態を示す一部断面正面
図、第3図は平面図、第4図は第2実施例におけるリン
クと側板との連結状態を示す要部断面図、第5図はフォ
ークリフト及び従来の荷物押さえ装置の側面図、第6図
は従来装置の欠点を説明する正面図である。 1……フォークリフト、 12……フォーク、 2……押さえ板機構、 21……押さえ板、 23……油圧シリンダ、 3……側板機構、31……側板、 32……リンク、 33……ローラ、 5……薄物荷物、

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォークリフトのインナマストに設けたシ
    リンダにより昇降動するアームと,該アームの先端に設
    けた荷物押さえ用の押さえ板と,該押さえ板の端部に配
    設した側板とより成る荷物押さえ装置であって,上記側
    板は前記押さえ板の端部に回動可能に軸支したリンクの
    一端に設け,該リンクの他端には荷物に当接しながら回
    動するローラを設けてなることを特徴とするフォークリ
    フトの荷物押さえ装置。
  2. 【請求項2】リンクは,側板の配設側と押さえ板との間
    にバネを張架しており,非作動時においては側板をほぼ
    水平方に維持していることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の荷物押さえ装置。
  3. 【請求項3】側板は,リンクに対して弾性的に連結され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の荷物押さえ装置。
JP16342787U 1987-10-26 1987-10-26 フォークリフトの荷物押さえ装置 Expired - Lifetime JPH065352Y2 (ja)

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