JPH0544333Y2 - - Google Patents

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JPH0544333Y2
JPH0544333Y2 JP13537689U JP13537689U JPH0544333Y2 JP H0544333 Y2 JPH0544333 Y2 JP H0544333Y2 JP 13537689 U JP13537689 U JP 13537689U JP 13537689 U JP13537689 U JP 13537689U JP H0544333 Y2 JPH0544333 Y2 JP H0544333Y2
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frame
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tilting
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は所定長さのH形鋼やI形鋼等の形鋼を
90度反転する形鋼反転装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の従来技術として、溶接反転装置におけ
る形鋼反転機構が知られている。これは第5図に
示されるように、架台フレーム2上に円環状のク
ランプ機3が複数並列状態に配置され、円環状ク
ランプ機の円環部4内に挿通した形鋼Wを円環部
のクランプアーム3aがクランプし、円環部4内
で回転させて円環部内所定回動位置に形鋼Wを支
持できるようになつており、この状態で形鋼Wの
所定位置に溶接を施すことができるというもので
ある。
また他の従来技術としては、第6図aに示され
るように、水平支軸5回りに揺動可能に組み付け
られた一対の揺動部材6a,6bを備えた反転機
が所定間隔を隔てて並列状態に配置された構造
で、一方の揺動部材6aの水平支軸5近くに形鋼
Wを載せ、第6図a仮想線に示すように、他方の
揺動部材6bを起立状態とし、第6図bに示すよ
うに、揺動部材6a,6bを直交状態に保つたま
ま水平支軸回りに回動させて形鋼を90度反転させ
るようになつている。
〔考案の解決しようとする課題〕 しかし前記した第1の従来技術では、円環部4
や架台フレーム2の支柱2aが形鋼搬送高さ位置
より大きく上方に突出しており、装置が大型とな
つて、上下方向に大きな装置配設スペースが必要
であるという問題があつた。また形鋼Wはクラン
プ機3の円環部4内に挿通された状態で反転され
るため、形鋼を切断加工等の次工程に搬送するに
は長手方向に搬送しなければならず、それだけラ
イン長さが長くなつてしまうという問題もあつ
た。
また前記した第2の従来技術では、第1の従来
技術とは異なり、形鋼Wをクランプして反転させ
るようにはなつておらず、このため形鋼Wが反転
される際に揺動部材6a,6bとぶつかつて大き
な音や振動が生じ、騒音等の原因となるととも
に、形鋼Wが滑つて落下する危険性もあるという
問題があつた。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされた
もので、その目的は小型にして、形鋼載置面上方
への大きな突出部がなく、形鋼を確実に90度反転
することのできる形鋼反転装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係る形鋼
反転装置においては、架台上において水平支軸回
りに回動可能に支承された起倒フレームと、前記
起倒フレームを水平支軸回りに回動して起倒動作
させる起倒フレーム回動機構と、前記起倒フレー
ムに設けられた一対のクランプ爪をクランプ動作
させるクランプ機構とからなる形鋼反転装置であ
つて、 前記クランプ機構は、起倒フレームの一端部に
ピン連結されるとともに、起倒フレームに枢着さ
れたガイドローラに担持されて起倒フレームと同
方向に延びる揺動フレームと、前記揺動フレーム
に配設されて揺動フレーム延在方向と同一方向に
延びるガイドロツドと、このガイドロツドにスラ
イド可能に組付けられたスライダーと、このスラ
イダーに形成された可動側クランプ爪及び揺動フ
レームに形成された固定側クランプ爪からなる一
対のクランプ爪と、前記スライダーと揺動フレー
ム間に介装されてスライダーをガイドロツドに沿
つて走行させるスライダー駆動機構と、前記スラ
イダーの側面に形成されて前記ガイドローラの傾
斜走行路を形成する傾斜スライドカムとからな
り、スライダーのガイドロツドに沿つた走行によ
り揺動フレームが起倒フレームに対し揺動し、ク
ランプ爪が起倒フレーム上方に突出して形鋼をク
ランプするようにしたものである。
〔作用〕
スライダーの走行により傾斜スライドカムがガ
イドローラ上を走行すると揺動フレームがピン支
点回りに揺動し、一対のクランプ爪が起倒フレー
ム上に突出し、かつ形鋼をクランプする。そして
起倒フレームが水平支軸回りに回動して起立状態
となることにより、形鋼は90度反転される。また
形鋼非クランプ時には、揺動フレーム及びクラン
プ爪は起倒フレームの下方に位置しており、起倒
フレーム上の形鋼搬送面上方に突出する部材は皆
無である。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第4図は本考案に係わる形鋼反転装置
の一実施例を示すもので、第1図は形鋼反転装置
の正面図、第2図は半分の領域を断面で示す同装
置の平面図、第3図は同装置の縦断面図、第4図
は揺動フレームが水平位置にあるときの同装置の
横断面図(第3図に示す線−に沿う断面図)
である。
これらの図において、符号10は床面Fに固定
された架台であり、架台10上には所定間隔を隔
てて側板12,12が垂設され、この側板12に
は左右方向に長い巾狭矩形枠状の起倒フレーム2
0が水平支軸14回り回動可能に支承されてい
る。そして架台10には起倒フレーム20を回転
させて起倒動作させる油圧シリンダ16が水平に
配設されている。即ち、シリンダ16のシリンダ
ロツド17と起倒フレーム20の一端部21とが
リンク18によつて連結されている。シリンダロ
ツド17はガイドレール17a上をスライド可能
に組付けられており、シリンダロツド17の伸長
動作(第3図矢印A参照)によつて起倒フレーム
20が水平支軸14を中心に時計回りに回動し、
第1図仮想線で示すように倒立状態となるように
なつている。さらに換言すれば、起倒フレーム2
0の一端部21に連結されたリンク18と、リン
ク18の他端部を起倒フレーム20の延在方向に
水平走行させる油圧シリンダ16とによつて、起
倒フレーム20を水平支軸14回りに回動して起
倒動作させる起倒フレーム回動機構が構成されて
いる。
起倒フレーム20の内側には、左右方向に長い
巾狭矩形枠状の揺動フレーム30が組み付けられ
ている。揺動フレーム30の一端部は水平支軸で
あるピン22を介して起倒フレーム20に連結さ
れ、他端部は起倒フレームの側板12,12に枢
着されたガイドローラ24,24に担持されてい
る。揺動フレーム30にはピン22と直交してフ
レーム延在方向と平行に延びる2本のガイドロツ
ド32,32が配設されており、このガイドロッ
ド32,32にはベアリング33を介してスライ
ダー34が組み付けられている。スタイダー34
と揺動フレームの横枠31間にはスライダー34
を走行動作させる油圧シリンダ36が介装され、
スタイダー34の上部及び揺動フレームの横枠3
1には対向するクランプ爪38,39が設けられ
ている。そしてシリンダロツド37の縮長動作に
よつてスライダー34がガイドロツド32に沿つ
てスライドし、クランプ爪38がクランプ爪39
に接近し、起倒フレーム20上に載置された形鋼
Wのフランジ部W1をクランプするようになつて
いる。即ち、クランプ爪38は可動クランプ爪
で、クランプ爪39は固定クランプ爪である。
またスライダー34の左右両側面には、ガイド
ローラ24上を走行する、水平走行路41aと斜
め走行路41bとからなるガイドローラ走行路4
1を形成する傾斜スライドカム40が取り付けら
れている。そしてシリンダロツド37が伸長状態
では、クランプ爪38がクランプ爪39から離間
した位置にあると共に、ガイドローラ24上に傾
斜スライドカム40の斜め走行路41bの端部4
1cが位置し、揺動フレーム30を起倒フレーム
20に対し傾斜状態にしてクランプ爪38,39
が起倒フレーム20の下方に没した状態となつて
いる。そしてシリンダロツド37が縮長されるに
つれて、スライダー34が第3図右方向(矢印B
参照)にスライドし、第1図符号41Aで示され
るように、傾斜スライドカム40の斜め走行路4
1bがガイドローラ24上を走行し、これに伴つ
て揺動フレーム30がピン22回り反時計方向に
揺動する。そして第1図符号41Bで示されるよ
うに、水平走行路41aがガイドローラ24上に
乗り上げると、揺動フレーム30が起倒フレーム
20と略平行状態となつてクランプ爪38,39
が起倒フレーム20上に突出状態となる(第1図
符号38A,39A参照)。さらにシリンダロツ
ド37が縮長されると、傾斜スライドカム40の
水平走行路41aがガイドローラ24上を走行
し、クランプ爪38がクランプ爪39に接近して
形鋼Wをクランプする。
このような形鋼反転装置は、反転する形鋼の長
さに応じて所定間隔を隔てて複数個並列配置され
ており、油圧シリンダ16,36を連動させて駆
動することにより形鋼Wを反転させる。しかし、
形鋼Wは剛体であるため、2つの油圧シリンダ1
6,36の作動のタイミングに多少のずれがあつ
ても形鋼Wの剛性によつて2つの形鋼反転装置が
自ずと連動するので問題がない。
符号50は形鋼搬出用のローラコンベアであ
り、形鋼反転装置に直交して配設されており、起
倒フレーム20と交差しない位置に搬送ローラ5
2が所定間隔に配置されている。そして形鋼反転
装置で反転された形鋼Wは搬送ローラ52上に載
置され、この反転状態のまま搬出用ローラコンベ
ア50によつて搬出される。
次に本実施例装置が形鋼を反転する様子を説明
する。
先ず第3図に示されるように、揺動フレーム3
0が起倒フレーム20に対し傾斜してクランプ爪
38,39が起倒フレーム20内に没した状態に
おいて、搬入された形鋼Wは固定側クランプ爪3
9近傍所定位置に載置される。次にクランプ用油
圧シリンダ36が作動して傾斜スライドカム40
がガイドローラ24上を走行することにより、揺
動フレーム30が反時計方向に揺動し、クランプ
爪38,39が起倒フレーム20上に突出すると
ともに、可動側クランプ爪38が形鋼Wを固定側
クランプ爪39に押圧し、形鋼Wはクランプ爪3
8,39によつてクランプされる。次いで反転用
油圧シリンダ16が作動して起倒フレーム20が
時計回りに回動して第1図仮想線に示されるよう
に垂直起立状態となる。揺動フレーム30は起倒
フレーム20と一体に回動し、形鋼Wは時計方向
に90度反転した状態なる。ついで油圧シリンダ3
6が作動して形鋼Wのクランプを解除すると、形
鋼Wは搬出用ローラコンベア50の搬送ローラ5
2上に載置され、ローラコンベア50によつて次
工程に搬送される。形鋼Wが搬送された後、油圧
シリンダ16が作動して起倒フレーム20は反時
計回りに回動して元の水平状態に戻る。
なお前記実施例では、H形鋼を反転する場合に
ついて説明したが、I形鋼その他の形鋼にも広く
適用できることはいうまでもない。
また前記した実施例では、スライダー34を走
行させる手段として油圧シリンダ36を用いてい
るが、モータによつて正逆回転するボールねじ
と、このボールねじに組付けられたスライドユニ
ツトによつてスライダー34を前後走行させる構
造としてもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案に係わ
る形鋼反転装置によれば、形鋼搬送面上方への大
きな突出部は一切ないので、装置を上下方向にコ
ンパクトなものにでき、それだけ装置収容スペー
スを小さくできる。また形鋼搬送面上方に突出部
が一切ないことから、形鋼の搬出入方向は装置の
前後左右のいずれの方向にも可能であり、ライン
長さを短縮でき、さらにライン設備の設計自由度
も高いものとなつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は形鋼反転装置の正面図、第2図は一部
を断面で示す同装置の平面図、第3図は同装置の
縦断面図、第4図は第3図に示す線−に沿う
同装置の断面図、第5図及び第6図は従来装置を
示す図である。 10……架台、14……水平支軸、16……起
倒用油圧シリンダ、20……起倒フレーム、24
……ガイドローラ、30……揺動フレーム、32
……ガイドロツド、34……スライダー、41…
…傾斜走行路、36……スライダー駆動機構であ
る形鋼クランプ用油圧シリンダ、38,39……
クランプ爪、40……傾斜スライドカム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架台上において水平支軸周りに回動可能に支承
    された起倒フレームと、前記起倒フレームを水平
    支軸回りに回動して起倒動作させる起倒フレーム
    回動機構と、前記起倒フレームに設けられた一対
    のクランプ爪をクランプ動作させるクランプ機構
    とからなる形鋼反転装置であつて、前記クランプ
    機構は、起倒フレームの一端部にピン連結される
    とともに、起倒フレームに枢着されたガイドロー
    ラに担持されて起倒フレームと同方向に延びる揺
    動フレームと、前記揺動フレームに配設されて揺
    動フレーム延在方向と同一方向に延びるガイドロ
    ツドと、このガイドロツドにスライド可能に組付
    けられたスライダーと、このスライダーに形成さ
    れた可動側クランプ爪及び揺動フレームに形成さ
    れた固定側クランプ爪からなる一対のクランプ爪
    と、前記スライダーと揺動フレーム間に介装され
    てスライダーをガイドロツドに沿つて走行させる
    スライダー駆動機構と、前記スライダーの側面に
    形成されて前記ガイドローラの傾斜走行路を形成
    する傾斜スライドカムとからなり、スライダーの
    ガイドロツドに沿つた走行により揺動フレームが
    起倒フレームに対し揺動し、クランプ爪が起倒フ
    レーム上方に突出して形鋼をクランプすることを
    特徴とする形鋼反転装置。
JP13537689U 1989-11-24 1989-11-24 Expired - Lifetime JPH0544333Y2 (ja)

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JPH0374517U JPH0374517U (ja) 1991-07-26
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