JPH09142473A - 桁 材 - Google Patents

桁 材

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JPH09142473A
JPH09142473A JP31979095A JP31979095A JPH09142473A JP H09142473 A JPH09142473 A JP H09142473A JP 31979095 A JP31979095 A JP 31979095A JP 31979095 A JP31979095 A JP 31979095A JP H09142473 A JPH09142473 A JP H09142473A
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JP
Japan
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side plate
girder
plate
girder material
core
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Application number
JP31979095A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takemoto
正博 竹本
Yoshinori Suzuki
義典 鈴木
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NIPPON SHIGYO KK
SHIN NIPPON KINZOKU KOGYO KK
Nippon Paper Industries Co Ltd
Original Assignee
NIPPON SHIGYO KK
SHIN NIPPON KINZOKU KOGYO KK
Nippon Paper Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的少ない使用量で圧縮強度を確保でき、
厚さである幅を調節することのできる桁材を提供する。 【解決手段】 段ボールで構成された矩形状の左側板1
1Aと、段ボールで構成され、左側板11Aと略同一形
状の右側板12Aと、段ボールで構成され、左側板11
Aおよび右側板12Aの高さと略同一の高さを有し、左
側板11Aおよび右側板12Aの長さを変化させずに左
側板11Aと右側板12Aとの間隔を調整できるように
左側板11Aと右側12A板とに接着剤14で接着され
た芯材13Aとで桁材1Aを構成し、芯材13Aを左側
板11A、右側板12Aの長さ方向へ3つ配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばフォーク
リフト用のパレットに用いられる紙製の桁材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、荷物を保管したり、荷物を運
搬車へ積み込んだり、荷物を運搬車から降ろす場合、上
記したパレットが使用され、フォークリフトで荷物を運
搬、積み卸しする。
【0003】図14は上記したパレットの斜視図であ
る。図14において、Pで示すパレットは、上デッキ
u、下デッキdおよび複数の桁材bで構成されている。
そして、桁材bは、上、下デッキu,dの間の両端部お
よび中央部に配置され、上面が上デッキuに固定され、
下面が下デッキdに固定されている。sで示す貫通した
挿入空間は、上、下デッキu,dおよび桁材bで形成さ
れ、フォークを挿入する部分である。
【0004】ところで、パレットPをプラスチック製あ
るいは木製とすると、人手で取り扱う場合、重くて取り
扱いにくいので、軽量化を図るために紙製のパレットP
が提案されている。このようにパレットPを紙製とする
場合、桁材bとして、丸または角の紙管、または段ボー
ルを積層したり、折り曲げたり、束ねたものが使用され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、桁材b
を紙製とすると、桁材bを製作するために段ボールなど
の使用量が多くなる。そこで、段ボールなどの使用量を
少なくするためにハニカム構造にすると、形状が複雑に
なるといった不都合がある。
【0006】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、比較的少ない使用量で圧縮
強度を確保でき、厚さである幅を調節することのできる
桁材を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の桁材は、厚紙
で構成された矩形状の左側板と、厚紙で構成され、左側
板と略同一形状の右側板と、厚紙で構成され、左側板お
よび右側板の高さと略同一の高さを有し、左側板および
右側板の長さを変化させずに左側板と右側板との間隔を
調整できるように左側板と右側板とに接着された芯材と
で桁材ユニットを構成し、芯材が左側板、右側板の長さ
方向へ所定数配設された1つの桁材ユニットで構成した
ものである。そして、桁材ユニットを幅方向へ複数接着
して桁材とするのが望ましい。
【0008】なお、芯材を、長さ方向の両端から全長の
略4分の1の位置で同じ方向へ二重に折り曲げ、両端部
分と、この両端部分に対応する反対側の部分とを接着す
るものとしたり、偏平に押し潰した紙筒としてもよい。
そして、幅方向の両端に位置する左側板および右側板の
外側に、厚紙で構成された左側板および右側板と略同一
形状の補強板を接着するのが望ましい。さらに、左側
板、右側板、芯材、補強板を、段ボールとするのが望ま
しい。
【0009】また、他の発明の桁材は、厚紙で構成され
た矩形状の左側板と、厚紙で構成され、左側板と略同一
形状の中間板と、厚紙で構成され、左側板および中間板
と略同一形状の右側板と、厚紙で構成され、左側板およ
び中間板の高さと略同一の高さを有し、左側板および中
間板の長さを変化させずに左側板と中間板との間隔を調
整できるように左側板と中間板とに接着された第1芯材
と、厚紙で構成され、中間板および右側板の高さと略同
一の高さを有し、中間板および右側板の長さを変化させ
ずに中間板と右側板との間隔を調整できるように中間板
と右側板とに接着された第2芯材とで桁材ユニットを構
成し、第1芯材および第2芯材が左側板、中間板、右側
板の長さ方向へ所定数配設された1つの桁材ユニットで
構成したものである。そして、桁材ユニットを幅方向へ
複数接着して桁材とするのが望ましい。
【0010】なお、芯材を、長さ方向の両端から全長の
略4分の1の位置で同じ方向へ二重に折り曲げ、両端部
分と、この両端部分に対応する反対側の部分とを接着す
るものとしたり、偏平に押し潰した紙筒としてもよい。
そして、幅方向の両端に位置する左側板および右側板の
外側に、厚紙で構成された左側板および右側板と略同一
形状の補強板を接着するのが望ましい。さらに、左側
板、右側板、第1芯材、第2芯材、補強板を、段ボール
とするのが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の第1実施形態であ
る桁材とする前の桁材体の分解斜視図、図2は図1に示
した芯材体の作り方を示す説明図、図3は図1に示した
各部材を接着した桁材体を側面から見た模式図、図4は
桁材体を切断して桁材とする説明図、図5(a),
(b)は桁材の幅の変化を示す説明図である。なお、各
図は線図としてあり、図1〜図5(a)における芯材体
の山折り部分はコ字状に図示してある。
【0012】これらの図において、1で示す桁材体は、
左側板体11と、右側板体12と、芯材体13とで構成
されている。1Aで示す桁材は、桁材体1を所定の高さ
hに切断したものである。そして、左側板体11は、段
ボールで構成され、左側板となるものであり、一辺が長
さlで、他辺が高さl′の長方形である。また、右側板
体12は、段ボールで構成され、右側板となるものであ
り、左側板体11と同一の長方形である。さらに、芯材
体13は、長さaで、高さl′の長方形の段ボールで構
成され、左側板体11と右側板体12とに接着剤14で
所定個所を接着されるものである。
【0013】なお、11Aは左側板体11を高さhで切
断した左側板、12Aは右側板体12を高さhで切断し
た右側板、13Aは芯材体13を高さhで切断した芯材
を示し、左側板11A、右側板12Aおよび芯材13A
で桁材1Aが構成されている。
【0014】次に、芯材体13、桁材体1および桁材1
Aの作り方または製造について説明する。まず、芯材体
13の作り方について説明すると、図2に示すように、
長さa方向の両端から長さaの略4分の1の位置x,y
に相当する線p,qで下側へ山折りにして二重に折り曲
げることにより、芯材体13とすることができる。な
お、線p,qは平行で、長さa方向と直交する高さl′
方向の端面とも平行である。
【0015】次に、桁材体1の製造について説明する
と、図1に示すように、左側板体11の上に、前述した
ように折り曲げ、両端部分に接着剤14を線状に塗布し
た芯材体13を左側板体11の長さl方向(図1の左右
の辺の方向)へ所定数、例えば3つ重ならないように長
さl方向と直交させて接着する。そして、3つの芯材体
13の両端部分に対応する反対側の部分に接着剤14を
線状に2本塗布し、この3つの芯材体13の上に左側板
体11と重なるように右側板体12を接着することによ
り、桁材体1とすることができる。この桁材体1を側面
から見ると、図3のようになる。
【0016】次に、桁材1Aの製造について説明する
と、図4に示すように、高さhの位置で桁材体1を切断
することにより、桁材ユニットである桁材1Aを製造す
ることができる。
【0017】このようにして製造した桁材1Aは、左、
右側板11A,12Aの間隔を最小にすると、図5
(a)に示すように、左、右側板11A,12Aの厚さ
に、芯材13Aの厚さ(芯材体13の2倍の厚さ)を加
えた厚さ、すなわち幅wとなる。そして、左、右側板1
1A,12Aの間隔を拡げると、図5(b)に示すよう
に、折り畳まれた芯材13Aが伸び、ハニカム状になる
ので、桁材1Aの左、右側板11A,12Aの長さlを
変化させずに桁材1Aの幅wを変化させることができ
る。
【0018】なお、桁材1Aの最大の幅wは、接着剤1
4で接着されて折り畳まれた芯材13Aの部分の長さ
に、左、右側板11A,12Aの厚さを加えた長さにな
る。また、桁材1Aは、切断面および切断面と反対側の
面(または切断面)が上、下デッキに接着、固定され
る。
【0019】上述したように、この発明の第1実施形態
によれば、左、右側板11A,12Aの間に、左、右側
板11A,12Aの長さlを変化させずに左、右側板1
1A,12Aの間隔を調整できる芯材13Aを配設した
ので、所望の幅wを有する桁材1Aを少ない使用量の段
ボールで製造することができる。そして、芯材13Aの
数を増加させることにより、所望の長さlを有する桁材
1Aを製造することができるとともに、圧縮強度を向上
させることができる。さらに、左側板体11、芯材体1
3、右側板体12を接着剤14で接着させて積層した桁
材体1を、所定の高さhに切断することによって桁材1
Aを製造することができるので、桁材1Aの製造が比較
的簡単になる。
【0020】図6はこの発明の第2実施形態である桁材
の平面図を線図で表した模式図であり、図1〜図5と同
一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
なお、芯材体の山折り部分はコ字状に図示してある。図
6において、2Aで示す桁材は、図示を省略した桁材体
2を所定の高さhに切断したものである。そして、桁材
体2は、左側板体11と、右側板体12と、芯材体13
と、図示を省略した左補強板体15と、図示を省略した
右補強板体16とで構成されている。15Aは左補強板
体15を高さhで切断した左補強板、16Aは右補強板
体16を高さhで切断した右補強板を示す。
【0021】なお、左補強板体15は左側板体11と同
一の長方形であり、右補強板体16は左側板体12と同
一の長方形であり、左補強板体15および右補強板体1
6は段ボールで構成されている。
【0022】次に、桁材体2および桁材2Aの製造につ
いて説明する。まず、桁材体2の製造について説明する
と、左補強板体15に左側板体11が重なるように接着
材14で接着した後、図1に示すように、左側板体11
の上に、第1実施形態と同様に、両端部分に接着剤14
を線状に塗布した芯材体13を左側板体11の長さl方
向(図1の左右の辺の方向)へ所定数、例えば3つ重な
らないように長さl方向と直交させて接着する。
【0023】そして、3つの芯材体13の両端部分に対
応する反対側の部分に接着剤14を線状に2本塗布し、
この3つの芯材体13の上に左側板体11と重なるよう
に右側板体12を接着する。さらに、右側板体12に右
補強板体16が重なるように接着材14で接着すること
により、桁材体2とすることができる。
【0024】次に、桁材2Aの製造について説明する
と、図4に示すように、高さhの位置で桁材体2を切断
することにより、桁材2Aを製造することができる。
【0025】このようにして製造した桁材2Aは、左、
右側板11A,12Aの間隔を図5(a)のように最小
にすると、左、右側板11A,12Aの厚さに、芯材1
3Aの厚さおよび左、右補強板15A,16Aの厚さを
加えた厚さ、すなわち幅wとなる。そして、左、右側板
11A,12Aの間隔を図5(b)のように拡げると、
折り畳まれた芯材13Aが伸び、ハニカム状になるの
で、桁材2Aの左、右側板11A,12Aおよび左、右
補強板15A,16Aの長さlを変化させずに桁材2A
の幅wを変化させることができる。
【0026】なお、桁材2Aの最大の幅wは、接着剤1
4で接着されて折り畳まれた芯材13Aの部分の長さ
に、左、右側板11A,12Aおよび左、右補強板15
A,16Aの厚さを加えた長さになる。また、桁材2A
は、切断面および切断面と反対側の面(または切断面)
が上、下デッキに接着、固定される。
【0027】上述したように、この発明の第2実施形態
によれば、第1実施形態と同様な効果を得ることができ
る。そして、左、右補強板15A,16Aを設けたの
で、圧縮強度をさらに向上させることができる。
【0028】図7はこの発明の第3実施形態である桁材
とする前の桁材体の分解斜視図、図8は図7に示した各
部材を接着した桁材体を側面から見た模式図、図9
(a),(b)は桁材の幅の変化を示す説明図であり、
図1〜図6と同一または相当部分に同一符号を付して説
明を省略する。なお、各図は線図としてあり、図7〜図
9(a)における芯材体の山折り部分はコ字状に図示し
てある。
【0029】これらの図において、3で示す桁材体は、
左側板体11と、右側板体12と、芯材体13とで構成
されている。3Aで示す桁材は、桁材体3を所定の高さ
hに切断したものである。なお、この桁材体3は、図5
に示した桁材体1を1ユニットとして2つ積層したもの
である。
【0030】次に、桁材体3および桁材3Aの製造につ
いて説明する。まず、桁材体3の製造について説明する
と、第1実施形態で製造した下側の桁材体1の右側板体
12に上側の桁材体1の左側板体11が重なるように接
着材14で接着することにより、桁材体3とすることが
できる。この桁材体3を側面から見ると、図8のように
なる。
【0031】次に、桁材体3Aの製造について説明する
と、図4に示すように、高さhの位置で桁材体3を切断
することにより、桁材3Aを製造することができる。
【0032】このようにして製造した桁材3Aは、外側
の左、右側板11A,12Aの間隔を最小にすると、図
9(a)に示すように、左、右側板11A,12Aの2
倍の厚さに、芯材13Aの2倍の厚さを加えた厚さ、す
なわち幅wとなる。そして、外側の左、右側板11A,
12Aの間隔を拡げると、図9(b)に示すように、折
り畳まれた芯材13Aが伸び、ハニカム状になるので、
桁材3Aの左、右側板11A,12Aの長さlを変化さ
せずに桁材3Aの幅wを変化させることができる。
【0033】なお、桁材3Aの最大の幅wは、接着剤1
4で接着されて折り畳まれた芯材13Aの部分の2倍の
長さに、左、右側板11A,12Aの2倍の厚さを加え
た長さになる。また、桁材3Aは、切断面および切断面
と反対側の面(または切断面)が上、下デッキに接着、
固定される。
【0034】上述したように、この発明の第3実施形態
によれば、第1実施形態と同様な効果を得ることができ
る。そして、第1実施形態の桁材1Aを1ユニットとし
て2つ積層したので、第1および第2実施形態よりも圧
縮強度をさらに向上させることができる。
【0035】なお、この第3実施形態において、幅方向
の両端に位置する左側板11Aおよび右側板12Aの外
側に、第2実施形態のように左、右補強板151,16
Aを設けることにより、圧縮強度をさらに向上させるこ
とができる。
【0036】図10はこの発明の第4実施形態である桁
材とする前の桁材体の分解斜視図、図11は図10に示
した各部材を接着した桁部材を側面から見た模式図、図
12(a),(b)は桁材の幅の変化を示す説明図であ
り、図1〜図9と同一または相当部分に同一符号を付し
て説明を省略する。なお、各図は線図としてあり、図1
0〜図12(a)における芯材体の山折り部分はコ字状
に図示してある。
【0037】これらの図において、4で示す桁材体は、
左側板体11と、右側板体12と、芯材体13と、中間
板体17とで構成されている。4Aで示す桁材は、桁材
体4を所定の高さhに切断したものである。そして、中
間板体17は、段ボールで構成され、中間板となるもの
であり、左側板体11と同一の長方形である。なお、1
7Aは中間板体17を高さhで切断した中間板を示し、
左側板11A、右側板12A、芯材13Aおよび中間板
17Aで桁材4Aが構成されている。
【0038】次に、桁材体4および桁材4Aの製造につ
いて説明する。まず、桁材体4の製造について説明する
と、図10に示すように、左側板体11の上に、第1実
施形態と同様に、両端部分に接着剤14を線状に塗布し
た芯材体13を左側板体11の長さl方向(図10の左
右の辺の方向)へ所定数、例えば3つ重ならないように
長さl方向と直交させて接着する。そして、3つの芯材
体13の両端部分に対応する反対側の部分に接着剤14
を線状に2本塗布し、この3つの芯材体13の上に左側
板体11と重なるように中間板体17を接着する。
【0039】さらに、中間板体17の上に、前述したよ
うに、芯材体13を左側板体11の長さl方向へ3つ重
ならないように接着する。そして、3つの芯材体13の
両端部分に対応する反対側の部分に接着剤14を線状に
2本塗布し、この3つの芯材体13の上に中間板体17
と重なるように右側板体12を接着することにより、桁
材体4とすることができる。この桁材体4を側面から見
ると、図11のようになる。
【0040】次に、桁材4Aの製造について説明する
と、図4に示すように、高さhの位置で桁材体4を切断
することにより、桁材ユニットである桁材4Aを製造す
ることができる。
【0041】このようにして製造した桁材4Aは、左、
右側板11A,12Aの間隔を最小にすると、図12
(a)に示すように、左、右側板11A,12Aの厚さ
に、芯材13Aの2倍の厚さおよび中間板17Aを加え
た厚さ、すなわち幅wとなる。そして、左、右側板11
A,12Aの間隔を拡げると、図12(b)に示すよう
に、折り畳まれた芯材13Aが伸び、ハニカム状になる
ので、桁材4Aの左、右側板11A,12Aおよび中間
板17Aの長さlを変化させずに桁材4Aの幅wを変化
させることができる。
【0042】なお、桁材4Aの最大の幅wは、接着剤1
4で接着されて折り畳まれた芯材13Aの部分の2倍の
長さに、左、右側板11A,12Aおよび中間板17A
の厚さを加えた長さになる。また、桁材4Aは、切断面
および切断面と反対側の面(または切断面)が上、下デ
ッキに接着、固定される。
【0043】上述したように、この発明の第4実施形態
によれば、第1実施形態と同様な効果を得ることができ
る。そして、圧縮強度を、第2実施形態の圧縮強度と略
同程度に向上させることができる。
【0044】なお、この第4実施形態において、幅w方
向の両端に位置する左側板11Aおよび右側板12Aの
外側に、第2実施形態のように左、右補強板15A,1
6Aを設けることにより、圧縮強度をさらに向上させる
ことができる。また、第3実施形態のように、桁材4A
を1ユニットとして2つ積層したり、さらに、幅w方向
の両端に位置する左側板11Aおよび右側板12Aの外
側に、第2実施形態のように左、右補強板15A,16
Aを設けることにより、圧縮強度をさらに向上させるこ
とができる。
【0045】上記した各実施形態では、段ボールを折り
曲げて芯材13Aとしたが、図13(a)に示すように
段ボールをスパイラルに巻いた円筒状の紙筒13B、ま
たは段ボールをスパイラルに巻いた角筒状の紙筒を、図
13(b)のように偏平に潰して芯材体としてもよい。
そして、紙を段ボールとしたが、ボール紙のような厚紙
であってもよい。このように紙筒13Bを芯材体とする
ことにより、廃材である紙筒13Bが活用できて安価に
なるとともに、芯材体を製作する手間が省ける。
【0046】さらに、桁材1Aを1ユニットとして2つ
積層したものを桁材3Aとしたが、桁材1Aを1ユニッ
トとして3つ以上積層したり、このように桁材1Aを積
層したものの幅w方向の両端に位置する左側板11Aお
よび右側板12Aの外側に、第2実施形態のように左、
右補強板15A,16Aを設けてもよい。このように桁
材1Aを積層すると、積層する桁材1Aの数が多ければ
多い程、圧縮強度が向上する。
【0047】また、同様に、桁材4Aを1ユニットとし
て2つ以上積層したり、このように桁材4Aを積層した
ものの幅w方向の両端に位置する左側板11Aおよび右
側板12Aの外側に、第2実施形態のように左、右補強
板15A,16Aを設けてもよい。このように桁材4A
を積層すると、積層する桁材4Aの数が多ければ多い
程、圧縮強度が向上する。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、左、
右側板の間に、左、右側板の長さを変化させずに左、右
側板の間隔を調整できる芯材、または芯材と中間板とを
配設したので、所望の幅を有する桁材を少ない使用量の
段ボールで製造することができる。そして、芯材の数を
増加させることにより、所望の長さを有する桁材を製造
することができるとともに、圧縮強度を向上させること
ができる。さらに、最小単位の桁材を1ユニットとして
複数積層することにより、圧縮強度をさらに向上させる
ことができる。
【0049】また、紙筒を芯材とすることにより、廃材
である紙筒が活用できて安価になるとともに、芯材を製
作する手間が省ける。そして、厚紙を段ボールとするこ
とにより、圧縮強度をさらに向上させることができる。
さらに、幅方向の両端に位置する左側板および右側板の
外側に、補強板を設けることにより、圧縮強度をさらに
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態である桁材とする前の
桁材体の分解斜視図である。
【図2】図1に示した芯材体の作り方を示す説明図であ
る。
【図3】図1に示した各部材を接着した桁部材を側面か
ら見た模式図である。
【図4】桁材体を切断して桁材とする説明図である。
【図5】(a),(b)は桁材の幅の変化を示す説明図
である。
【図6】この発明の第2実施形態である桁材の平面図を
線図で表した模式図である。
【図7】この発明の第3実施形態である桁材とする前の
桁材体の分解斜視図である。
【図8】図7に示した各部材を接着した桁部材を側面か
ら見た模式図である。
【図9】(a),(b)は桁材の幅の変化を示す説明図
である。
【図10】この発明の第4実施形態である桁材とする前
の桁材体の分解斜視図である。
【図11】図10に示した各部材を接着した桁部材を側
面から見た模式図である。
【図12】(a),(b)は桁材の幅の変化を示す説明
図である。
【図13】(a),(b)は紙筒を芯材体する説明図で
ある。
【図14】パレットの斜視図である。
【符号の説明】
P パレット 1,3,4 桁材体 1A,2A,3A,4A 桁材 11 左側板体 11A 左側板 12 右側板体 12A 右側板 13 芯材体 13A 芯材 13B 紙筒 14 接着剤 15A 左補強板 16A 右補強板 17 中間板体 17A 中間板 h 高さ l 長さ l′ 高さ a 長さ x,y 位置 p,q 線 w 幅

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚紙で構成された矩形状の左側板と、 厚紙で構成され、前記左側板と略同一形状の右側板と、 厚紙で構成され、前記左側板および前記右側板の高さと
    略同一の高さを有し、前記左側板および前記右側板の長
    さを変化させずに前記左側板と前記右側板との間隔を調
    整できるように前記左側板と前記右側板とに接着された
    芯材と、 で桁材ユニットを構成し、 前記芯材が前記左側板、前記右側板の長さ方向へ所定数
    配設された1つの前記桁材ユニットで構成されている、 ことを特徴とする桁材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の桁材において、 前記桁材ユニットを幅方向へ複数接着した、 ことを特徴とする桁材。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の桁材に
    おいて、 前記芯材は、長さ方向の両端から全長の略4分の1の位
    置で同じ方向へ二重に折り曲げられ、両端部分と、この
    両端部分に対応する反対側の部分とが接着されている、 ことを特徴とする桁材。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の桁材に
    おいて、 前記芯材は、偏平に押し潰した紙筒である、 ことを特徴とする桁材。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
    記載の桁材において、 幅方向の両端に位置する前記左側板および前記右側板の
    外側に、厚紙で構成された前記左側板および前記右側板
    と略同一形状の補強板を接着した、 ことを特徴とする桁材。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
    記載の桁材において、 前記左側板、前記右側板および前記芯材は、段ボールで
    構成されている、 ことを特徴とする桁材。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の桁材において、 前記左側板、前記右側板、前記芯材および前記補強板
    は、段ボールで構成されている、 ことを特徴とする桁材。
  8. 【請求項8】 厚紙で構成された矩形状の左側板と、 厚紙で構成され、前記左側板と略同一形状の中間板と、 厚紙で構成され、前記左側板および前記中間板と略同一
    形状の右側板と、 厚紙で構成され、前記左側板および前記中間板の高さと
    略同一の高さを有し、前記左側板および前記中間板の長
    さを変化させずに前記左側板と前記中間板との間隔を調
    整できるように前記左側板と前記中間板とに接着された
    第1芯材と、 厚紙で構成され、前記中間板および前記右側板の高さと
    略同一の高さを有し、前記中間板および前記右側板の長
    さを変化させずに前記中間板と前記右側板との間隔を調
    整できるように前記中間板と前記右側板とに接着された
    第2芯材と、 で桁材ユニットを構成し、 前記第1芯材および前記第2芯材が前記左側板、前記中
    間板、前記右側板の長さ方向へ所定数配設された1つの
    前記桁材ユニットで構成されている、 ことを特徴とする桁材。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の桁材において、 前記桁材ユニットを幅方向へ複数接着した、 ことを特徴とする桁材。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の桁材
    において、 前記芯材は、長さ方向の両端から全長の略4分の1の位
    置で同じ方向へ二重に折り曲げられ、両端部分と、この
    両端部分に対応する反対側の部分とが接着されている、 ことを特徴とする桁材。
  11. 【請求項11】 請求項8または請求項9に記載の桁材
    において、 前記芯材は、偏平に押し潰した紙筒である、 ことを特徴とする桁材。
  12. 【請求項12】 請求項8から請求項11のいずれか1
    項に記載の桁材において、 幅方向の両端に位置する前記左側板および前記右側板の
    外側に、厚紙で構成された前記左側板および前記右側板
    と略同一形状の補強板を接着した、 ことを特徴とする桁材。
  13. 【請求項13】 請求項8から請求項11のいずれか1
    項に記載の桁材において、 前記左側板、前記中間板、前記右側板、前記第1芯材お
    よび前記第2芯材は、段ボールで構成されている、 ことを特徴とする桁材。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の桁材において、 前記左側板、前記中間板、前記右側板、前記第1芯材、
    前記第2芯材および前記補強板は、段ボールで構成され
    ている、 ことを特徴とする桁材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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