JPH09140868A - 遊技機、集中管理装置、及び島設備装置 - Google Patents

遊技機、集中管理装置、及び島設備装置

Info

Publication number
JPH09140868A
JPH09140868A JP7311087A JP31108795A JPH09140868A JP H09140868 A JPH09140868 A JP H09140868A JP 7311087 A JP7311087 A JP 7311087A JP 31108795 A JP31108795 A JP 31108795A JP H09140868 A JPH09140868 A JP H09140868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
starting
winning
special
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7311087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3781462B2 (ja
Inventor
Sadao Ioki
定男 井置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP31108795A priority Critical patent/JP3781462B2/ja
Publication of JPH09140868A publication Critical patent/JPH09140868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3781462B2 publication Critical patent/JP3781462B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、始動入賞の無効による不満を和
らげると共に、始動入賞の無効を回避するために止め打
ちを行うような煩わしさを解消できる遊技機、集中管理
装置、及び島設備装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 この遊技機は、始動口への遊技球の入賞
に基づき始動遊技を行い、この始動遊技における遊技結
果に基づき特別遊技状態を発生することが可能である。
そして、始動口への入賞の発生に基づき始動遊技を開始
させ、所定条件の成立により始動口への入賞が発生した
場合、始動遊技の開始を無効にすると共に、この無効に
された前記始動口への入賞を検出して、無効にされた始
動口への入賞の発生を始動遊技の開始とは別の付加機能
の発生制御に関連させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、始動信号の発生
に基づき始動遊技を行い、その始動遊技の結果に基づき
特別遊技状態を発生させる遊技機と、この遊技機に接続
される集中管理装置と、この遊技機に接続される島設備
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技領域に液晶表示装置、C
RT(Cathode Ray Tube)表示装置、LED(Light Em
itting Diode)を多数配列した表示装置、ドラム式の表
示装置等の可変表示装置を有し、遊技領域の別の箇所に
配設された始動入賞口(始動ゲートも含む。)への入賞
(通過も含む。)により、可変表示装置の可変表示遊技
を行わせ、その停止表示態様に基づき変動入賞装置を所
定時間解放する大当たり状態を発生可能な、いわゆる第
1種や第3種や他種の遊技機が知られている。
【0003】また、始動入賞口への入賞に基づき変動入
賞装置を1回或いは2回間欠的に開放する始動遊技を行
わせ、始動遊技中に変動入賞装置内に入賞した入賞球が
該変動入賞装置内に設けられた特別入賞口へ入賞するこ
とにより、変動入賞装置の間欠的な開放動作を繰り返し
行う大当たり状態(特別遊技状態)を発生可能な、いわ
ゆる第2種の遊技機も一般的に知られている。
【0004】従来、例えば第1種の遊技機においては、
始動入賞に基づいて開始された可変表示遊技状態中或い
は大当たりに関連した状態中など、通常状態以外の状態
中に再度始動入賞した場合には、その始動入賞を無効に
せずに、その時行われている可変表示遊技(或いは大当
たり)が終了した後、順次その分の可変表示遊技を行え
るようにする始動入賞の記憶機能(始動入賞記憶機能)
を備えている。
【0005】このような始動入賞の記憶機能(記憶個
数)を備える場合には、始動記憶を無効にしないため、
その記憶個数を無制限にすることが考えられる。しかし
ながら、記憶個数を無制限にすると、記憶された分の可
変表示遊技が無制限に先送りになり遊技の進行が把握で
きなくなったり、或いは可変表示遊技の制御や、大当た
りを決定する乱数値も記憶されるが、その乱数値の取り
扱いの制御等が制限無しに複雑化したり、或いは始動入
賞し易い台と入賞し難い台との大当たりの発生に対する
格差が大きくなる等の理由から、現状では始動入賞の記
憶は4個に制限されているものが一般的である。
【0006】また、第2種の遊技機においては、始動入
賞の記憶機能を備えていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た遊技機においては、始動入賞に対して所定個数の記憶
の制限機能を備えているので、始動記憶が満タン状態に
なった場合、再度始動入賞すると、その始動入賞は無効
となり単に一般入賞として賞球のみの扱いとなってい
た。そのため、折角始動入賞したにも拘わらず、一般入
賞として扱われることから、その扱いは遊技者にとって
は納得のいかないものであった。
【0008】そのため、熟練した遊技者の中には、始動
入賞記憶が満タン状態になった場合に、発射を一旦停止
させ、可変表示遊技の進行により始動記憶に空きがでる
まで待って、再度発射を開始するような、いわゆる止め
打ち遊技を行うものが多くなってきている。しかし、こ
の止め打ち遊技を行うことは遊技者にとって大変煩わし
く、かといってみすみす無効になる始動入賞を行うため
に発射し続けることに不満が生じるという問題点があっ
た。
【0009】また、上記止め打ち遊技を遊技者が行う
と、止め打ちする期間は実際には遊技を行っていない時
間であるため、遊技者が遊技台に付いている時間(表面
上の稼働時間)と実際に発射を行って遊技している時間
(実遊技時間)との差が大きくなってしまい、集中管理
装置において正確なデータ収集ができなくなるという問
題点があった。
【0010】また、遊技店における営業上でも、止め打
ち時間は売り上げの上がらない時間であるため、全台止
め打ち遊技されるとかなりの売り上げダウンになるとい
う問題点があった。
【0011】この発明の目的は、上記課題を解決するた
めになされたもので、始動入賞の無効による不満を和ら
げると共に、始動入賞の無効を回避するために止め打ち
を行うような煩わしさを解消できる遊技機、集中管理装
置、及び島設備装置を提供することにある。
【0012】また、この発明の他の目的は、止め打ちに
よる実稼働データを正確に収集することができる遊技
機、集中管理装置、及び島設備装置を提供することにあ
る。
【0013】さらに、この発明の他の目的は、始動入賞
の無効による不満を和らげると共に、始動入賞の無効を
回避するために止め打ちを行うような煩わしさを解消で
き、かつ売り上げダウンを回避することができる遊技
機、集中管理装置、及び島設備装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載な発明は、始動口への遊技球の入賞に
基づき始動遊技を行い、該始動遊技の遊技結果に基づき
特別遊技状態を発生可能な遊技機において、所定条件の
成立に基づき、前記始動口への入賞があっても、前記始
動遊技の開始を無効にするとともに、当該無効にされた
前記始動口への入賞を、前記始動遊技の開始とは別の付
加機能の発生制御に関連させたことを特徴としている。
【0015】この請求項1記載の遊技機によれば、特
に、無効にされた始動口への入賞を始動遊技の開始とは
別の付加機能の発生制御に関連させたので、始動入賞に
対する記憶個数を制限しても、その制限を超えた始動入
賞に対して、遊技者に始動遊技の開始とは別の付加的機
能(価値)を与えることができる。このため、遊技者に
始動入賞の無効の不満を和らげることができると共に、
止め打ちを行う煩わしさを解消できる。また、遊技店に
とっても止め打ちによる不正確な実稼働データの収集
や、或いは売り上げダウンなどの問題点を解消できる。
なお、この始動入賞の無効に相当する状態には、オーバ
ーフローなどの状態が相当する。
【0016】始動口への遊技球の入賞には始動ゲートを
遊技球が通過する場合も含む。入賞に基づきとは、入賞
のみならず入賞記憶に基づく場合も含む。始動遊技と
は、いわゆる第1種,第3種のパチンコ遊技機では可変
表示遊技、第2種のパチンコ遊技機では変動入賞装置の
1回又は2回の開放遊技である。特別遊技状態とは、変
動入賞装置が開放されるなどして遊技者に多くの賞球獲
得のチャンスを与える遊技状態をいう。遊技機にはパチ
ンコ遊技機、パチコン機などの弾球遊技機を含む。所定
条件の成立とは、始動記憶手段(役物制御回路20)に
よる始動記憶が所定数(例えば、4)に達した場合など
である。始動遊技の開始を無効にするとは、その始動口
への入賞にもとづいて始動遊技は開始させないことを意
味する。始動遊技の開始とは別の付加機能とは、例え
ば、遊技者に景品をプレゼントしたり、大当たり後持ち
球遊技を許容するラッキーナンバーの数を増やしたりす
ることである。
【0017】請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の
遊技機において、前記無効にされた前記始動口への入賞
回数を計数する無効入賞計数手段と、該無効入賞計数手
段により計数された計数結果を表示する無効入賞表示手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0018】この請求項2記載の遊技機によれば、無効
入賞計数手段により無効にされた始動口への入賞を発生
させる信号を検出して計数し、無効入賞表示手段により
その計数結果を表示するようにしたので、その表示に基
づき遊技店のサービス提供が行える。遊技店でサービス
を行う場合、遊技者にその遊技機の無効分(例えばオー
バーフロー)の発生状況を認識させることができ、始動
入賞がどの位発生するのか的確な認識を行うことができ
る。また、無効入賞を表示することによりその台におけ
る始動入賞の発生状態が把握出来、台選択の情報とな
り、遊技者の遊技意欲を増加させる。
【0019】無効入賞計数手段は、例えば、役物制御回
路20によって構成され、無効入賞表示手段は、可変表
示装置4や枠表示器13等の表示手段によって構成され
る。
【0020】請求項3記載の遊技機は、請求項1又は2
記載の遊技機において、前記無効入賞計数手段により計
数された計数結果に基づき遊技者に所定のサービスを提
供可能にするサービス提供手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0021】この請求項3記載の遊技機によれば、無効
入賞計数手段により計数された計数結果に基づき遊技者
に所定のサービスを提供可能にしたので、始動入賞が無
効になっても、所定のサービスを提供できることから、
遊技者の不満が解消され、満タン時にも煩わしい止め打
ちを行う必要も無くなり、さらに、遊技店にとっても止
め打ちによる稼働データの変化や売り上げの低下などの
問題点が解消される。
【0022】サービス提供手段とは、例えば、表示制御
回路50、可変表示装置4、枠表示器13などである。
【0023】請求項4記載の遊技機によれば、請求項3
記載の遊技機において、前記所定のサービスは、遊技者
に対して特定の遊技データを公開することを含むことを
特徴としている。
【0024】この請求項4記載の遊技機によれば、遊技
者に対して特定の遊技データを公開するようにしたの
で、始動入賞の無効分(例えばオーバーフロー)の発生
を計数してその計数結果により、例えば、計数値が所定
数になったら特定の遊技情報を表示する等、遊技店にお
けるサービスの提供に非常に役立つ。また、遊技者にお
いては、始動入賞が無効になることによる不満が解消さ
れ、満タン時にも煩わしい止め打ちを行う必要も無くな
り、さらに、遊技店にとっても止め打ちによる稼働デー
タの変化や売り上げの低下などの問題点が解消される。
【0025】請求項5記載の遊技機は、始動口への遊技
球の入賞に基づき、始動遊技を行い、該始動遊技の遊技
結果に基づき、特別遊技状態を発生可能な遊技機におい
て、所定条件の成立に基づき、前記始動口への入賞があ
っても、前記始動遊技の開始を無効にするとともに、前
記特別遊技状態中に、前記無効にされた前記始動口への
入賞を計数し当該計数結果に基づき、前記始動口への遊
技球の入賞率を、遊技者に有利な状態に変化させる制御
を行うことを特徴としている。
【0026】この請求項5記載の遊技機によれば、計数
された計数結果に基づき始動口への遊技球の入賞率を変
化させることにより遊技者に有利な状態にする始動入賞
率変化状態の発生制御を行うようにしたので、特別遊技
状態中(例えば大当たり状態中)に発生する無効分(例
えばオーバーフロー)が計数されて、その計数結果によ
り始動入賞口への入賞率を変化させる、いわゆる普図時
短状態の発生制御を行うことになり、これによって、大
当たり中の始動入賞は可変表示遊技が行われないため、
ほとんどは無効になっていたが、今まで無駄になってい
た大当たり中の始動入賞を有効的に利用でき、遊技者の
不満を解消できる。また、大当たり状態中の始動口への
入賞状態により大当たり後の遊技状態に影響するため、
大当たり中にアタッカーへの入賞遊技と始動口への入賞
遊技との2通りの遊技のポイントができ、遊技内容に幅
がでて興趣の向上した大当たり遊技が行える。
【0027】始動口への遊技球の入賞、始動遊技、特別
遊技状態、所定条件の成立、始動遊技の開始を無効にす
る、などの語句の意味は請求項1における語句の意味と
同じである。所定条件の成立に基づき、前記始動口への
入賞があっても、前記始動遊技の開始を無効にするとと
もに、前記特別遊技状態中に、前記無効にされた前記始
動口への入賞を計数し当該計数結果に基づき、前記始動
口への遊技球の入賞率を、遊技者に有利な状態に変化さ
せる制御は、例えば、役物制御回路20によって行われ
る。
【0028】請求項6記載の遊技機は、始動口への遊技
球の入賞に基づき、始動遊技を行い、該始動遊技の遊技
結果に基づき、特別遊技状態を発生可能な遊技機におい
て、前記特別遊技状態の発生に関連して遊技者に有利な
特定遊技状態を発生させるとともに、所定条件の成立に
基づき、前記始動口への入賞があっても、前記始動遊技
の開始を無効にする制御が行われ、前記特定遊技状態中
に、前記無効にされた前記始動口への入賞回数を計数
し、当該計数結果に基づき、前記始動口への遊技球の入
賞率を、遊技者に有利な状態に変化させる制御を行うこ
とを特徴としている。
【0029】この請求項6記載の遊技機によれば、計数
された計数結果に基づき始動入賞率変化状態の発生制御
を行うようにしたので、特定遊技状態中に発生する無効
分を計数して、その計数結果により始動入賞口への入賞
率を変化させる、いわゆる普図時短状態の発生制御を行
うことになり、これによって、確率変動中は普図の確率
も高確率になり普電の開放が頻繁になるため、始動入賞
の無効が多くなるが、今まで無駄になっていた確率変動
中の始動入賞を有効的に利用でき、遊技者の不満を解消
できる。また、確率変動中の始動口への入賞状態により
確率変動に伴い発生する大当たり状態の後の遊技状態に
影響するため、確率変動中の可変表示遊技と始動口への
入賞遊技との2通りの遊技のポイントができ、遊技内容
に幅がでて興趣の向上した大当たり遊技が行える。
【0030】始動口への遊技球の入賞、始動遊技、特別
遊技状態、所定条件の成立、始動遊技の開始を無効にす
る、などの語句の意味は請求項1における語句の意味と
同じである。特定遊技状態とは、例えば、特図と普図の
両方或いは付図のみ、確率変動状態などの遊技状態をい
い、無効分とは始動記憶のオーバーフロー分である。特
別遊技状態の発生に関連して遊技者に有利な特定遊技状
態を発生させるとともに、所定条件の成立に基づき、前
記始動口への入賞があっても、前記始動遊技の開始を無
効にする制御や、前記特定遊技状態中に、前記無効にさ
れた前記始動口への入賞回数を計数し、当該計数結果に
基づき、前記始動口への遊技球の入賞率を、遊技者に有
利な状態に変化させる制御は、例えば、役物制御回路2
0によって行われる。
【0031】請求項7記載の遊技機は、請求項1〜6の
いずれかに記載の遊技機において、前記無効にされた前
記始動口への入賞を検出する信号を遊技機外部に出力す
る外部出力手段を備えたことを特徴としている。
【0032】この請求項7記載の遊技機によれば、外部
出力手段により、無効分を示す信号を遊技機外部に出力
する外部出力手段を備えたので、この信号を、遊技機外
部の装置で無効分の発生に関する各種サービスに利用で
きる。
【0033】外部出力手段は、例えば、外部情報端子1
01,102などである。
【0034】請求項8記載の集中管理装置は、請求項7
に記載の遊技機に接続され、前記外部出力手段により出
力された信号を入力することにより、前記無効にされた
前記始動口への入賞に関連したデータ収集を行うことを
特徴としている。
【0035】この請求項8記載の集中管理装置によれ
ば、遊技機の外部出力手段により無効分(例えばオーバ
ーフロー)を示す信号を入力して、その信号に関連した
データ収集を行うようにしたので、無効分(例えばオー
バーフロー)に関するデータ収集が行え、各台でどの位
の無効分(例えばオーバーフロー)が発生しているかを
的確に認識することが可能である。また、無効分(例え
ばオーバーフロー)の発生に関して行われるサービスの
提供状況も把握することが可能である。
【0036】請求項9記載の島設備装置は、請求項7に
記載の遊技機に接続され、前記外部出力手段により出力
された信号を入力することにより、前記無効にされた前
記始動口への入賞回数を計数し、当該計数された計数結
果を表示する外部表示手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0037】この請求項9記載の島設備装置によれば、
外部計数手段により無効分(例えばオーバーフロー)を
示す信号を入力してその無効分の発生回数を計数し、外
部表示手段によりその計数結果を表示するようにしたの
で、例えば、遊技店でサービスを行う場合に、その計数
結果の表示を遊技店で自由に利用でき、これによって、
遊技者はその台の無効分(例えばオーバーフロー)の発
生状況を認識することができると共に、始動入賞がどの
位発生するか的確な認識を行うことができる。また、島
設備側でこのような機能を備えて、遊技機側に備える必
要が無くなったので、遊技機の交換時にも継続して使用
することができる。さらに、遊技店の多種類のサービス
にも対応可能な構成にすることができ、例えば、遊技機
よりも簡単にROM交換等が行ることや、継続して使用
できるため多少高価でも多機能な装備を備えられること
が挙げられる。
【0038】請求項10記載の島設備装置は、請求項9
記載の島設備装置において、前記計数された、前記無効
にされた前記始動口への入賞回数の計数結果に基づいて
遊技者に所定のサービスを提供可能にする外部サービス
提供手段を備えたことを特徴としている。
【0039】この請求項10記載の島設備装置によれ
ば、無効分(例えばオーバーフロー)の計数結果に基づ
いて遊技者に所定のサービスを提供可能にしたので、例
えば、計数結果が所定数になったら特定の遊技情報を表
示したり、或いは所定数になったら自動的に(遊技店独
自の)景品のプレゼント表示を行う等の遊技店における
サービスの提供に非常に役立つ。また、遊技者は始動入
賞が無効になることによる不満が解消され、満タン時に
も煩わしい止め打ちを行う必要も無くなり、さらに、遊
技店にとっても止め打ちによる稼働データの変化や売り
上げの低下などの問題点が解消される。また、島設備側
でこのような機能を備えることにより、遊技機側に備え
る必要が無くなり遊技機の交換時にも継続して使用でき
る。さらに、遊技店の多種類のサービスにも対応可能な
構成にすることができ、例えば、遊技機よりも簡単にR
OM交換等が行えることや、継続して使用できるため多
少高価でも多機能な装備を備えられることが挙げられ
る。
【0040】外部サービス提供手段とは、例えば、制御
装置210、情報表示装置201などである。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しつつ説明する。
【0042】[第1の実施の形態]図1には、この発明
の実施の形態のパチンコ遊技機と島設備装置とが設置さ
れた島設備の部分斜視図が示されている。
【0043】この発明の実施の形態に係る島設備装置2
00は、呼出装置としての機能を兼ね備え、島設備80
0に配設された各パチンコ遊技機100の上方部に設置
される。また、島設備800には、各パチンコ遊技機1
00に隣接させて台間玉貸し機と呼ばれるカード処理装
置300が設置され、このカード処理装置300にはカ
ード挿排口301が設けられている。
【0044】図2には、この発明の実施の形態のパチン
コ遊技機と遊技設備を含む遊技運営システムの構成を示
すブロック図である。
【0045】同図に示す遊技運営システムは、パチンコ
遊技機100、島設備装置200、カード処理装置30
0、データ公開装置400、球計数装置500、景品交
換装置600、及び集中管理装置700からなる。
【0046】パチンコ遊技機100は、遊技店内の島設
備(図示省略)に複数並設されており、それぞれが島設
備に設置された島設備装置200を介して集中管理装置
700に接続されている。各島設備装置200と集中管
理装置700はローカルエリアネットワーク(LAN)
を構成しており、相互にデータの交信を行えるようにな
っている。
【0047】カード処理装置300は、通常各パチンコ
遊技機100に隣接させた状態で設置され、カードの残
り度数のチェックなどを行っている。そして、そのカー
ドの残り度数の範囲内で、パチンコ遊技機100側の球
貸しスイッチなどの操作に基づきパチンコ遊技機100
の供給皿(後述)に球が排出されるようになっている。
【0048】データ公開装置400は、遊技店内に設置
されている各パチンコ遊技機100の遊技情報を来店者
に公開するための表示装置であり、集中管理装置700
により収集された最新情報をCRT(陰極線管)等のデ
ィスプレイに一覧表示できるようになっている。このデ
ータ公開装置400は通常遊技店内の複数箇所に設置さ
れる。
【0049】球計数装置500は、遊技者が獲得した球
を景品交換する際に計数して景品カード(レシート)を
発行するための装置である。景品交換装置600は、遊
技者の獲得賞球数に応じた度数の景品交換カードの読み
とり処理や、景品交換カードの度数に応じた景品交換処
理を行う装置である。
【0050】集中管理装置700は、パチンコ遊技機1
00、島設備装置200、カード処理装置300、デー
タ公開装置400、球計数装置500、及び景品交換装
置600との間でデータ交信を行って、遊技運営を含む
全体の管理を行うものである。
【0051】次に、上記遊技設備の各構成要素について
詳しく説明する。
【0052】まず、パチンコ遊技機100について説明
する。図3には、パチンコ遊技機100の外観構成を示
す斜視図を示す。このパチンコ遊技機100は、遊技店
の島設備800に固定される機枠130内に上下のヒン
ジ131を介して片開き形式に開閉自在に装着され、下
部側前面には発射装置(図示省略)操作ダイヤル104
及び発射装置が設けられている。パチンコ遊技機100
の前側上部の透明ガラス板内には、可変表示装置4(特
別図柄表示装置4a)を具備した遊技盤1が設けられ、
この遊技盤1の上部には後述する、始動記憶オーバーフ
ロー計数値などを表示する枠表示器13が設けられてい
る。
【0053】図4には、パチンコ遊技機100の遊技盤
1の部分正面図を示す。このパチンコ遊技機100はい
わゆる第1種のもので、遊技盤1のガイドレール2で囲
まれた遊技領域3には、特別図柄(特図ともいう。)の
可変表示装置4、特別変動入賞装置5、普通図柄(普図
ともいう。)の始動ゲート(始動口)6,6、普図の始
動記憶表示器6a,6a,…、補助可変表示部としての
普図の可変表示器7、一般入賞口8,8,…、特図始動
口を兼ねた普通変動入賞装置9、風車とよばれる方向変
換部材10,10,…、サイドランプ11,11、障害
釘などが配設されている。
【0054】特図の可変表示装置4には、例えば液晶表
示画面などによって構成される可変表示部4a、特図の
始動記憶表示器4b,4b,…等が設けられている。こ
の可変表示部4aにおいて、特図の可変表示遊技や後述
する特殊補助表示遊技が行われる。
【0055】特別変動入賞装置5は開閉扉5aによって
開閉される大入賞口5bを備えている。開閉扉5aは常
時は閉じているが、可変表示装置4の特図可変表示遊技
結果(停止表示態様)の如何によって、大当たりが発生
して開放されるようになっている。
【0056】普図の可変表示器7は、補助可変表示遊技
である普図可変表示遊技を行うもので、例えば1桁の7
セグメント型の表示器により構成されている。
【0057】特定遊技発生手段を構成する普通変動入賞
装置9は、左右一対の開閉部材9a,9aを備えてい
る。これら左右一対の開閉部材9a,9aは、常時は遊
技球1個分受け入れうる間隔を開けた状態に閉じている
が、可変表示器7の普図可変表示遊技の停止表示結果如
何によって、逆「ハ」の字状に開いて遊技球を受け入れ
やすい状態に変化(特定遊技状態)する。
【0058】図5には、パチンコ遊技機100の裏側に
設置された、遊技系統の制御を行う役物制御回路、及び
表示制御回路等の主要制御ブロック図を示す。
【0059】同図に示すように、役物制御回路20は、
内部にCPU(Central ProcessingUnit)21aおよび
RAM(Random Access Memory)21bを備え、外部に
ROM(Read Only Memory)22を備えた役物用IC
(Integrated Circuit)21、分周回路23、電源回路
24、I/Oバス30、サウンドジェネレータ32、出
力ポート25、ドライバー26、ローパスフィルタ2
7、バッファゲート28などにより構成されている。
【0060】そして、ローパスフィルタ27には、普図
始動ゲート6の普図始動スイッチ6b、普通変動入賞装
置9の特図始動スイッチ9b、不図示の大入賞口内のカ
ウントスイッチ5c及び継続スイッチ5d、およびパチ
ンコ遊技機100の裏側の確率設定装置38、後述の始
動記憶オーバーフロー発生の計数結果をクリアするクリ
アスイッチ39などが接続されている。このクリアスイ
ッチ39は、パチンコ遊技機100の裏面もしくは前面
に備えられている。
【0061】ドライバー26には、後述の始動記憶オー
バーフローの計数値などを表示する枠表示器13、サイ
ドランプ11などの装飾ランプやLED、普通図柄可変
表示装置7、普通変動入賞装置9、特別変動入賞装置
5、特図始動記憶表示器4などが接続されている。
【0062】また、このドライバー26は、第1の外部
情報端子101を介して島設備装置200に接続されて
おり、後述する各種信号(大当たり信号、特図変動信
号、特図始動入賞信号、普図変動信号、普図始動入賞信
号、普図時短信号、普電開放信号、確率変動信号、カウ
ント入賞信号、継続入賞信号など)を島設備装置200
に送出するようになっている。
【0063】サウンドジェネレータ32には、アンプ3
3を介してスピーカー34が接続されている。
【0064】また、役物用IC21には、球貸しスイッ
チからの球排出要求信号を受けた場合の貸し球の排出の
制御や、入賞時などにおける賞球排出の制御を行う排出
制御回路40と、特別図柄表示装置4aの表示制御を行
う表示制御回路50とが接続されている。
【0065】排出制御回路40は、第2の外部情報端子
102を介して島設備装置200の入出力装置216に
接続され、役物用IC21やカード処理装置300から
の信号を受けて球排出処理を行うとともに、排出球数を
示す球排出信号を島設備装置200へ送出するように構
成されている。
【0066】CPU21aは、制御部、演算部、各種カ
ウンタ、各種レジスタ、各種フラグなどを備え、演算制
御を行う他、特図大当たり(特別遊技)や普図当たりの
発生確率を定める乱数および普図の時短遊技(時短ゲー
ム)回数を決定するための乱数なども生成している。
【0067】RAM21bはCPU21aで生成される
大当たり用の乱数値や普図当たり用の乱数値の他、時短
ゲーム回数を決定する乱数や各種データ、始動遊技の無
効分を表すオーバーフロー計数値を一時的に記憶する記
憶領域や作業領域を備え、ROM22には、パチンコ遊
技機の遊技制御、特図の可変表示制御指令用制御プログ
ラム、普通図柄可変表示の制御プログラム、普図乱数の
抽出等の処理を行うSW入力処理プログラム、所定の条
件成立に従って始動入賞の無効分であるオーバーフロー
計数値をクリアするオーバーフロー機能処理プログラ
ム、特別遊技である大当たり動作を制御する大当たり処
理プログラム、特図の大当たりや普図当たりの発生を判
定するための通常確率と高確率の乱数判定値などが書き
込まれている。
【0068】図6には、図5の表示制御回路50のブロ
ック図を示す。この表示制御回路50は、表示用CPU
51、制御ROM51a、制御RAM51b、VDP
(Video Digital Processor)52、キャラクタROM
52a、ビデオRAM52b、ドライバ53、サウンド
ジェネレータ54、アンプ55などを備えている。そし
て、表示用CPU51は、制御部、演算部、各種カウン
タ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行
うようになっている。また、キャラクタROM52aに
は、特別図柄表示装置4aへの各種表示データ(特別図
柄の可変表示遊技用表示データや、外れ、大当たり、リ
ーチ、呼び込みなどの演出表示(装飾表示)用データな
どを含む)や表示プログラムなどが書き込まれている。
VDP52は、キャラクタROM52aに記憶されたキ
ャラクタデータを読み出し、その読み出したデータに基
づいて画像データを生成し、ビデオRAM52bに一時
的に記憶させ、その記憶させた画像データを画像駆動信
号(R,G,B画像信号)に載せてドライバ53に出力
して特別図柄表示装置4aに画像表示させる。ビデオR
AM52bは、例えば、2つの記憶部を備え、一方に表
示図柄に関するデータを、もう一方に装飾表示(メッセ
ージやキャラクタ画像なども含む)に関するデータ(背
景を含む)を記憶する。
【0069】この表示制御回路50が、役物表示制御回
路20の制御の下で、可変表示装置4に、客寄せ用の呼
び込み表示や、遊技の進行状況に応じた各種表示を行わ
せる。即ち、遊技が行われていないときには客寄せ用の
呼び込み表示を、特別図柄の可変表示遊技時にはその遊
技の表示とその遊技の流れに合せた演出表示(装飾表
示)を、それぞれ行わせるようになっている。
【0070】上記のように構成されたこの実施の形態に
係るパチンコ遊技機100では、役物制御回路20や表
示制御回路50により、例えば、次のような遊技制御と
表示制御が行われる。即ち、常時は、役物制御回路20
からの制御信号に基づき、表示制御回路50により、特
別図柄表示装置4aに、客寄せ用呼び込み表示などの画
像表示が行われている。
【0071】この状態で、遊技領域3に発射された遊技
球が普図の始動ゲート6,6中を通過して普図始動スイ
ッチ6bによる検出信号がローパスフィルター27側か
ら入力されると、役物用IC21からのドライバー26
への出力に基づき普図の可変表示器7による補助可変表
示遊技である普図の可変表示遊技が行われる。即ち、普
図の可変表示器7の表示が変動して停止する遊技が行わ
れる。
【0072】この表示の変動時間は、役物制御回路20
により、通常、例えば60秒に制御され、普図の可変表
示遊技の実行回数があまり多くならないように規制され
ている。この普図の可変表示遊技中に普図の始動ゲート
6,6中を遊技球が通過して普図始動スイッチ6bから
の検出信号がローパスフィルター27側から入力される
と、その通過の検出回数が所定の上限回数(例えば、4
個)の範囲内でRAM21bに記憶され、その記憶個数
分だけの普図の可変表示遊技が順に行われる。
【0073】この普図の可変表示遊技の停止表示結果が
特定の停止表示態様(例えば、「7」)であれば、普図
の当たりとなって、普通変動入賞装置9の開閉部材9
a,9aが逆「ハ」の字状に開いて、遊技球が入賞し易
い特定遊技状態に所定時間(例えば、通常0.5秒間)
変換される。この普通変動入賞装置9の開放によって、
普通変動入賞装置9に遊技球が入り易くなり、その分、
特別図柄の可変表示遊技が行われ易くなる。
【0074】一方、遊技領域3中に打ち込まれた遊技球
が普通変動入賞装置9に入賞すると、その入賞が特図始
動スイッチ9bに検出されてRAM21bに記憶され、
その記憶に基づいて、役物用IC21から表示制御回路
50に送信データが送られて、可変表示装置4の特別図
柄表示装置4aに特別図柄の変動表示がなされることに
より、特図の可変表示遊技が行われる。
【0075】この特別図柄の可変表示遊技中にさらに普
通変動入賞装置9に遊技球が入賞して特図始動スイッチ
9bにより検出されたときには、その入賞によって特図
可変表示遊技が未処理となっている回数(未処理始動回
数)が所定の上限範囲(例えば、4個)内でRAM21
bに記憶され、その未処理記憶の数分だけ、特図始動記
憶表示器4bが点灯される。そして、その可変表示遊技
の終了後に、その未処理となっている回数分の可変表示
遊技が順次行われ、それが行われる毎に、RAM21b
の未処理記憶数が減算されるとともに特図の始動記憶表
示器4bが1つずつ順に消灯される。
【0076】上記特図可変表示遊技の未処理始動回数を
特図の始動記憶数ともいい、その始動記憶数が上限値
(例えば、4)に達しているときには特図始動スイッチ
9bからの検出信号があっても未処理始動回数としては
RAM21bに記憶されない。つまり、その始動記憶数
を超えた分の特図始動スイッチ9bからの検出信号に基
づく特図の可変表示遊技の開始は無効とされ、その検出
信号に基づいては特図の可変表示遊技は行われない。そ
して、その未処理始動回数が所定の上限範囲(例えば、
4個)を超えた場合は、未処理始動回数としてではな
く、無効始動入賞回数として、CPU21aにより計数
されてRAM21bに記憶されるとともに、その計数結
果が可変表示装置4と枠表示器13に表示される。この
無効始動入賞回数の計数結果(パチンコ遊技機100の
外部で計数する場合は、無効始動入賞信号)を外部出力
するための処理も併せて行われる。無効始動入賞入賞回
数の計数値は所定の値(例えば、999)で上限補正さ
れる。
【0077】遊技店では、可変表示装置4や枠表示装置
13などに表示された無効始動入賞回数を見て遊技店独
自のサービスを行ったりする。例えば、無効始動入賞記
憶回数が所定値に達した場合には遊技者に景品をプレゼ
ントしたり、大当たり特別遊技終了後そのまま持ち球遊
技を許容するラッキーナンバーの数を増やしたりする。
また、例えば、無効始動入賞回数が所定値(遊技店で任
意に定めてよい。)に達した場合に打ち止め無しの無制
限にするなどである。
【0078】特別図柄(特図)の可変表示遊技の停止表
示結果として、その停止図柄が大当たりを発生させる所
定の停止表示態様(例えば、「1,1,1」、「2,
2,2」、「3,3,3」などのぞろめ)となった場合
は、大当たりと呼ばれる特別遊技が発生される。大当た
りの発生により、RAM21b中に記憶されている無効
始動入賞回数の計数値はクリアされる。そして、大当た
り中の無効始動入賞回数が新たにCPU21aに計数さ
れてRAM21bに特別オーバーフロー回数として記憶
される。この特別オーバーフロー回数に基づいて、大当
たりの特別遊技終了後の普図の時短ゲーム回数(時短遊
技回数)が決定される。
【0079】この特別遊技は役物用制御回路20の制御
の下で行われ、特別変動入賞装置5の開閉扉5aが所定
時間(例えば、29.5秒)開放されて閉じるサイクル
を1サイクルとし、各サイクル中、遊技球が大入賞口5
b中の継続入賞領域の継続スイッチ5d(後述)に検出
されることを条件に最大限所定サイクル(例えば、16
サイクル)まで継続される遊技である。但し、各サイク
ル中、大入賞口5bに遊技球が所定個数(例えば、10
個)入賞したときはその時点でそのサイクルを終了す
る。各サイクル中、大入賞口5bへの入賞個数は、カウ
ントスイッチ5cにより検出されてRAM21bに記憶
され、所定個数に達すると、特別変動入賞装置5のソレ
ノイド5eが消磁されて開閉扉5aが閉じられて特別遊
技のそのサイクルが終了する。
【0080】特別遊技が、大当たり発生の所定の停止図
柄態様(例えば、「1」、「3」、「5」、「7」、
「9」など、特定図柄が3個揃ったぞろめ、即ち確率変
動図柄)で発生したときには、その大当たりの特別遊技
の終了後、役物制御回路20の制御の下で、例えば、そ
の後に大当たりが1回発生するまで特図の大当たりと普
図の当りの発生確率が高確率となる確率変動状態が発生
される。確率変動状態は、その他に、特図の大当りの発
生確率は変わらず、普図の当りの発生確率だけが高確率
になる状態としてもよい。
【0081】そして、特別遊技が終了した時点で、役物
制御回路20により、普図の可変表示遊技の時間短縮遊
技(時短ゲーム)が発生される。すなわち、普図可変表
示遊技における普図可変表示器7の変動表示時間が、例
えば、通常時60秒だったものが6秒に短縮される。ま
た、その時短ゲーム中には、その他に、普図と特図の即
止め制御と、普図当りによる普通変動入賞装置9の開放
時間が、例えば、通常0.5秒だったものが5.0秒
(又はその間に遊技球が2個入賞するまで)に変更され
る制御もあわせて行われる。
【0082】上記即止め制御とは、普図始動ゲート6,
6の遊技球通過の検出が役物用IC21のRAM21b
に記憶されているものの中で、既にその通過から6秒以
上経過しているものによる普図可変表示遊技ついては、
表示変動を6秒以内で停止させる制御である。時短ゲー
ム中には、普図の可変表示遊技が多く行われるため、そ
の分普図の当りの発生も多くなり、その結果、普通変動
入賞装置9の開放が増え、特図の可変表示遊技が発生し
やすくなる。この時短ゲーム中は、特図の可変表示遊技
の即止制御もなされ、特図の始動記憶のオーバーフロー
による無効が少なくなり、その分、大当たり発生の可能
性が増える。適度に普図可変表示遊技が当たるように、
例えば、1/4乃至1/2位の確率にしてある場合があ
る。
【0083】時短ゲームの継続期間は、その時短ゲーム
中における特図の可変表示遊技の発生回数に基づいて規
制される。例えば、時短ゲームを発生させる大当たりの
特別遊技の終了後に、時短ゲームが開始され、特図の可
変表示遊技が所定の回数発生した時点で、時短ゲームが
終了される。この時短ゲームが開始されて終了までの期
間を規制するための特図の可変表示遊技回数を時短ゲー
ム回数と呼ぶ。時短ゲーム回数は、特別遊技状態中の無
効始動入賞回数により決定される。
【0084】時短ゲーム中に特図の大当りが発生した場
合は、その大当りの特別遊技中も、時短ゲームを継続さ
せることにより獲得球が増える。その時点での時短ゲー
ム回数は、大当りが発生した時点で残っていた時短ゲー
ム回数に、選択された乱数に基づいて定められた時短回
数が加算されたものになる。また、時短ゲーム回数の加
算結果はあまり大きくならないように、例えば、300
回以上になった場合には300回に上限補正される。
【0085】また、リーチ時や大当たりの発生時などに
はスピーカー34から各種電子音が発せられ、装飾ラン
プやLED等にもそれを知らせる装飾表示としての点灯
や点滅がなされる。また、特別遊技中にはカウントスイ
ッチ5cや継続スイッチ5dからの検出信号に基づき、
可変表示部4aに各サイクルごとの大入賞口5bへの遊
技球の入賞個数や特別遊技のサイクルの継続回数などの
表示がなされる。
【0086】島設備装置200の前面部には、図18の
島設備装置200の前面部の図に示すように、パチンコ
遊技機100の遊技情報を表示する情報表示装置201
と、遊技機の台番号を表示する台番号表示器202と、
データスイッチ203と、呼び出しスイッチ204と、
リモコン受光部207とが設けられている。また、島設
備装置200の前面部には、その左右両側部及び上部を
縁取るようにして、5つのランプ208a〜208eが
設けられている。
【0087】情報表示装置201の表示部205は、例
えばドットマトリックス型の液晶表示パネルからなり、
特図始動入賞の無効分すなわちオーバーフローの計数値
(無効始動入賞回数、或いは発生回数ともいう。)が所
定値(例えば100回)になった場合、オーバーフロー
数と共に係員を呼ぶ旨のメッセージ及び景品プレゼント
有りを知らせる旨のメッセージ(図17参照)を表示し
たり、その所定値以上のオーバーフローの発生に対して
データスイッチ203の押下があれば、大当たり回数、
通常時スタート回数、スタート回数、通常時確率、大当
たり確率、確変時確率、確率設定値、オーバーフロー数
などからなる表示内容のデータ(図19参照)を表示で
きるようになっている。さらに、所定値以上のオーバー
フローの発生では、データスイッチ203の押下に伴っ
て確率設定値などの普段秘密の情報も入手できるように
表示するようになっている。一方、台番号表示器202
の表示部206は、セグメント型の液晶表示パネルから
なり、3桁までの数字やアルファベットを表示できるよ
うになっている。
【0088】データスイッチ203は、情報表示装置2
01の表示を切り替えるためのスイッチで、このスイッ
チをオン/オフすることにより、前記現在の遊技状態の
データと特別遊技状態データとを交互に表示させたり、
オーバーフローの発生回数(無効始動入賞回数)が所定
値以上もしくは以下で異なった表示内容を情報表示装置
201に表示させるようになっている。
【0089】呼び出しスイッチ204は、球詰まりなど
の異常発生時に係員を呼び出すためのスイッチで、この
スイッチが押されると一番上のランプ208aとその両
側のランプ208b、208cが点灯するようになって
いる。また、大当たり発生時には5つのランプ208a
〜208eが全て点滅し、確率遊技中には一番上とその
両側の呼出ランプ208a〜208cが点滅し、時短ゲ
ーム中には一番上のランプ208aが点滅し、ラッキー
遊技(ラッキーナンバーの遊技)中には右下のランプ2
08eが点灯するようになっている。なお、呼出ランプ
208a〜208eにおいて、オーバーフローの発生回
数(無効始動入賞回数)が所定値に達した場合、情報表
示装置201での表示と共に自動点灯もしくは自動点滅
させてもよい。
【0090】リモコン受光部207は、情報表示装置2
01の表示部205の上方近傍に形成された光入射窓2
00の内側にフォトトランジスタを設けてなり、図示し
ないリモコン装置から島設備装置200の前面部に向け
て送信される光信号を受信できる構造になっている。こ
のリモコン受光部207では、図示しないリモコン装置
からオーバーフロー数をクリアする信号を受光して、そ
のクリア信号を制御部210に出力することもできる。
この場合、制御部210によって現在のオーバーフロー
数に対応するデータがクリアされるが、このオーバーフ
ロー発生回数(無効始動入賞回数)は大当たり発生の信
号を検出してもクリアされるようになっている。
【0091】図7には、島設備装置200の回路ブロッ
ク図を示す。同図において、制御装置210はCPU
(中央処理装置)を有し、この制御装置210には、前
記情報表示装置201、台番号表示器202、データス
イッチ203、呼出スイッチ204、確率設定装置20
6、リモコン受光部207、及び呼出ランプ208a〜
208eの他、制御ROM211、制御RAM212、
電源回路213、記憶装置214、図柄ROM215、
第1の入出力装置216、及び第2の入出力装置217
が接続されている。
【0092】第1の入出力装置216の外部入力部に
は、パチンコ遊技機100の第1及び第2の外部情報端
子101、102が接続されている。そして、ドライバ
26から出力される各種遊技状態信号が第1の外部情報
端子101を介して、排出制御回路40から出力される
球排出信号が第2の外部情報端子102を介して制御装
置210に入力されるようになっている。
【0093】また、この第1の入出力装置216の外部
入力部には、図示しないパチンコ遊技機上部の球貯留タ
ンク(図示省略)中の球無し状態検出センサ、ガラス枠
開放検出センサ、及びアウト球検出センサなどの各信号
出力部が接続されており、貯留タンク中の球の残量が所
定量以下になったことを示す補給信号、遊技盤のガラス
枠が開放されていることを示すガラス枠開放信号、及び
アウト球回収口に球が回収されたことを示すアウト球信
号がそれぞれのセンサから制御装置210に入力される
ようになっている。また、第1の入出力装置216の外
部出力部は、パチンコ遊技機100の図示しない発射制
御回路に接続されており、打止め時などに集中管理装置
700から発せられる発射停止信号が発射制御回路に送
出されるようになっている。
【0094】第2の入出力装置217は、集中管理装置
700に接続されており、この入出力装置217を介し
て制御装置210と集中管理装置700との間でデータ
の交信がなされるようになっている。
【0095】制御ROM211には、制御装置210に
て実行される各種プログラム、例えば、島設備装置20
0とパチンコ遊技機100との間での信号の入出力を制
御する通信制御プログラム、パチンコ遊技機100から
の各種遊技状態信号に基づいて大当たり発生回数などの
カウントや、時短ゲーム成功率の演算等を行うデータ処
理プログラム、島設備装置200と集中管理装置700
とのデータ交信を制御する通信制御プログラム、ランプ
208a〜208eの点滅を制御するプログラム、情報
表示装置201及び台番号表示器202の表示を制御す
るプログラム、オーバーフロー信号の発生回数などのカ
ウントやそのカウント値を表示するためのプログラム、
大当たり発生回数などのカウント値や演算結果などのデ
ータ記憶処理を行うプログラムなどの他、画像データも
格納されている。なお、この制御ROM211を交換可
能な構成とし、制御ROM211ごとデータ交換を行え
るようにしてもよい。
【0096】制御RAM212は、制御装置210がプ
ログラムを実行する際に各種データを一時記憶しておく
ための記憶領域や、情報表示装置201により表示させ
る画像データを展開するための作業領域を備えている。
【0097】制御装置210は、制御部、演算部の他、
呼び出しスイッチのオン/オフ状態を記憶するレジス
タ、大当たり発生状態か否かを記憶するレジスタ、確率
変動遊技中か否かを記憶するレジスタ、普図時短ゲーム
中か否かを記憶するレジスタ、データスイッチ203の
オン/オフ状態を記憶するレジスタなどを有する記憶部
を備えている。
【0098】電源回路213は、外部電源に接続されて
おり、島設備装置200の背面部に設けられた電源スイ
ッチにより通電がオン/オフされるようになっている。
【0099】記憶装置214は、RAMで構成されてお
り、制御装置210によって数日分の大当たり発生回数
のデータや、時短ゲーム成功率のデータなどが書き込ま
れるようになっている。
【0100】図柄ROM215は、サービス提供の表示
内容を図柄データなどで格納したメモリであり、その表
示内容を変更できるように島設備装置200に着脱自在
に構成されている。
【0101】確率設定装置206は島設備装置200で
可変表示ゲームを実行させる場合の当り発生確率を設定
する構成を備えている他、サービスを提供するオーバー
フロー数の設定を遊技店で自由に変更できるようにして
いる。
【0102】次に、図8の集中管理装置の構成ブロック
図に基づいて、集中管理装置の構成について説明する。
【0103】同図に示すように、集中管理装置700
は、制御装置701と、制御装置701にそれぞれ接続
された記憶装置702、放送装置703、キーボード7
04、ディスプレイ705、プリンタ706、及び第1
〜第4の入出力装置707〜710等を備えている。
【0104】第1の入出力装置707には、各遊技機1
00に接続された島設備装置200が接続され、第2の
入出力装置708には、この遊技運営システムを構成す
る全ての遊技機100に接続されたカード処理装置30
0が接続されている。そして、第3及び第4の入出力装
置709、710には、景品交換装置600およびデー
タ公開装置400がそれぞれ接続されている。
【0105】図示はしないが、制御装置701はCPU
とROMとRAM等を備えており、そのROMには、C
PUにおいて実行される各種プログラム、例えば、島設
備装置200やカード処理装置300などの外部装置と
のデータの入出力を制御する通信制御プログラムや、入
力されたデータの計数演算処理を行うプログラムや、デ
ータ集計処理プログラムや、ディスプレイ705やプリ
ンタ706の周辺機器の制御プログラムや、オーバーフ
ローに関するデータ収集及びオーバーフロー信号と他の
信号(大当たり、スタート、確変、時短など)と関連さ
せたデータ収集するデータ収集プログラムなどが格納さ
れている。そして、CPUがRAMを作業領域に使用し
つつ、ROMに格納されたプログラムを実行することに
より、各種演算処理並びに周辺機器等の制御処理が行わ
れる。
【0106】記憶装置702には、集計データや店内放
送用のメッセージデータなどが保存されている。この記
憶装置702は、フロッピーディスクその他の記憶媒体
にデータを記録し又は読み出すことができるようになっ
ている。放送装置703は、遊技店内に配置されたサウ
ンドシステムに接続されており、制御装置701からの
制御信号に応じて、大当たりが発生したパチンコ遊技機
100の台番号などのメッセージを自動放送するように
なっている。キーボード704は、集中管理装置700
の各種操作を行うための入力装置である。ディスプレイ
705は、遊技店における各種集計データ等を係員がモ
ニタするための装置であり、ディスプレイ画面を見なが
らキーボード704を操作することにより、遊技店全体
の運営状況をモニタできるようになっている。プリンタ
706は、各種集計データ等を印刷するための装置で、
キーボード704を操作することにより印刷するデータ
を指定できるようになっている。
【0107】図9には、役物制御回路20によって行わ
れるメイン遊技制御処理(ゼネラルフロー)のフローチ
ャートを示す。
【0108】この制御処理は、図5の分周回路23によ
り作り出される基準時間に基づき役物用IC21内で作
成されるリセット信号の周期(例えば、約2ms)毎に1
シーケンスずつ行われる。
【0109】役物用IC21に分周回路23からのリセ
ット信号が入ると、この処理が開始され、ステップS1
において先ず電源の投入時であるか否かを判定する。こ
の判定の結果、電源投入時であれば、ステップS2で電
源投入処理をしてそのまま1シーケンスの処理を終了す
る。この判定の結果、電源投入時であればステップS2
で電源投入処理をしてそのまま1シーケンスの処理を終
了する。
【0110】が、電源投入時でなければステップS3に
おいてスイッチ入力処理をしてステップS4に移行す
る。ステップS4では役物用IC21による制御処理の
過程で定められる処理NO.に従って、ステップS5〜
S16の内の該当する処理を行う分岐処理がなされる。
【0111】この分岐処理の順序としては、図10の制
御処理の流れの説明図に示すように、普段処理(ステッ
プS5)で特図始動口(普通変動入賞装置9)への入賞
に基づく始動記憶があるときに、該普段処理時に高速変
動処理への処理NO.に変更されて、ゼネラルフロー
(図9)の次のシーケンスで高速変動処理(ステップS
6)がなされる。この高速変動処理は可変表示部4aに
表示される特別図柄可変表示用の左、中、右の可変表示
図柄(例えば、数字、アルファベット、記号、図形、絵
などの図柄)を人の目で追えない程度の速さで変動させ
る処理である。
【0112】この高速変動処理で左図柄停止処理の処理
NO.に変更されて、ゼネラルフローの次のシーケンス
で左図柄停止処理(ステップS7)が行われ、該左図柄
停止処理の終了時に中図柄停止処理の処理NO.に変更
されてゼネラルフロー(図9)の更に次ぎのシーケンス
で中図柄停止処理(ステップS8)が行われる。
【0113】この中図柄停止処理において、リーチ図柄
になっていればリーチ停止処理の処理NO.に、リーチ
図柄になっていなければ左図柄停止処理の処理NO.
に、それぞれ変更されて、ゼネラルフロー(図9)の次
のシーケンスでその変更された処理NO.に応じた、リ
ーチ停止処理(ステップS9)又は右図柄停止処理(ス
テップS10)のいずれかが行われる。
【0114】これらリーチ停止処理(ステップS9)と
右図柄停止処理(ステップS10)において、停止図柄
判定処理の処理NO.に変更されてゼネラルフロー(図
9)の次のシーケンスで停止図柄判定処理(ステップS
11)が行われる。
【0115】この停止図柄判定処理において、大当たり
図柄での停止であればファンファーレ処理の処理NO.
に、大当たり停止図柄以外の図柄での停止であれば外れ
処理の処理NO.に、それぞれ変更されて、ゼネラルフ
ロー(図9)の次のシーケンスでその変更された処理N
O.に応じた、ファンファーレ処理(ステップS12)
又は外れ処理(ステップS15)が行われる。
【0116】その結果、外れ処理が行われたときには普
段処理の処理NO.に変更されて、ゼネラルフロー(図
9)の次のシーケンスでその普段処理(ステップS5)
にもどされる。
【0117】一方ファンファーレ処理が行われたときに
は、該処理の中で大当たり処理の処理NO.に変更され
て次のシーケンスで大当たり処理(ステップS14)が
行われ、大当たり処理で継続条件が満たされて、かつ、
最終回でない場合はインターバル処理の処理NO.に、
大当たり処理の最終回である場合、或いは最終回でなく
ても継続条件が満たされていない場合は大当たり終了処
理の処理NO.に、それぞれ変更されて、ゼネラルフロ
ー(図9)の次のシーケンスで、その変更された処理N
O.に対応したインターバル処理(ステップS13)又
は大当たり終了処理(ステップS16)がなされる。イ
ンターバル処理(ステップS13)は特別遊技の各サイ
クル間の間をとらせる処理である。
【0118】その結果、インターバル処理がなされた場
合は大当たり処理の処理NO.に変更されてゼネラルフ
ロー(図3)の次のシーケンスで大当たり処理(ステッ
プS14)に戻される。
【0119】一方、大当たり終了処理がなされた場合は
普段処理の処理NO.に変更されてゼネラルフロー(図
3)の次のシーケンスで普段処理(ステップS5)に戻
される。
【0120】このような順序で行われる上記ステップS
4における分岐処理により、普段処理(ステップS
5)、高速変動処理(ステップS6)、左図柄停止処理
(ステップS7)、中図柄停止処理(ステップS8)、
リーチ停止処理(ステップS9)、右図柄停止処理(ス
テップS10)、停止図柄判定処理(ステップS1
1)、ファンファーレ処理(ステップS12)、インタ
ーバル処理(ステップS13)、大当たり処理(ステッ
プS14)、外れ処理(ステップS15)、大当たり終
了処理(ステップS16)のうちの処理NO.に対応す
る処理をして次のステップS17に移行する。
【0121】その後、順に、外部情報端子101を介し
て島設備装置200や集中管理装置700との情報のや
り取りの制御処理に関する外部情報処理(ステップS1
7)、特別遊技の発生、普図当たりおよびリーチ発生態
様に関与する乱数等の更新をCPU21aで行ってその
更新した乱数をRAM21bに記憶更新させる処理に関
する乱数更新処理(ステップS18)、可変表示部4a
の特別図柄等の停止表示態様の更新等をCPU21aで
行ってRAM21bに外れ図柄態様と大当たり図柄態様
等に分けて記憶更新させる等の処理に関する停止図柄更
新処理(ステップS19)、始動記憶のオーバーフロー
機能処理(ステップS21)、役物用IC21から表示
制御回路40へのデータ転送に関するデータ転送処理
(ステップS22)、各種装飾ランプ、LED等への出
力処理(ステップS23)をして1シーケンスの処理を
終了する。
【0122】そして、役物用IC21に分周回路23か
らの次のリセット信号が入るのを待って、次のシーケン
ス処理(ステップS1〜S23)が行われる。
【0123】図11には、ゼネラルフロー(図9)のス
テップS3において行われるスイッチ入力処理(SW入
力処理) のサブルーチンのフローチャートを示す。
【0124】このスイッチ入力処理が開始されると、ま
ず、ステップS31において普通変動入賞装置(特図始
動口)9への遊技球の入賞による特図始動スイッチ9b
からのオン(ON)信号が入力されたか否かを判定し、
入力されていなければステップS39にジャンプする
か、入力されていなければそのままステップS32に移
行する。
【0125】ステップS32では、普通変動入賞装置
(特図始動口)9への入賞に基づく特図の始動記憶が
「4」であるか否かを判定し、「4」であればステップ
S36に移行するが、「4」でなければステップS3
3,S34でRAM21b中の特図の始動記憶のインク
リメントとRAM21bからの特図の乱数値の抽出をし
てステップS35に移行する。
【0126】ステップS35では、ステップS34で抽
出した乱数値(抽出結果)をRAM21bの該当する始
動記憶領域に格納して、さらに処理をステップS39に
移行する。
【0127】一方、上記ステップS32において普通変
動入賞装置(特図始動口)9への入賞に基づく特図の始
動記憶が「4」以上であると判定した場合、ステップS
36に移行してオーバーフロー信号の計数処理を行い、
その計数値をRAM21bに格納し、次のステップS3
7においてそのオーバーフロー信号を外部出力するため
のデータを作成してこれもRAM21bに格納する。そ
して、ステップS38においてオーバーフローの計数値
が例えば上限「999」を越える場合には上限を「99
9」に補正処理する。
【0128】続くステップS39では、普図の始動ゲー
ト6,6中を遊技球が通過したことにより普図始動スイ
ッチ6bからオン(ON)信号が入力されたか否かを判
定し、入力されていなければそのままこのスイッチ入力
処理を終了してゼネラルフロー(図9)のステップS4
に移行するが、入力されていればステップS40に移行
する。
【0129】そして、ステップS40では、普図の始動
ゲート6,6中を遊技球が通過(入賞)したことに基づ
く普図の始動記憶が「4」以上であるか否かを判定し、
「4」以上であればスイッチ入力処理を終了してゼネラ
ルフロー(図9)のステップS4に移行するが、「3」
以下であればステップS41,S42でRAM21b中
の普図の始動記憶のインクリメントとRAM21bから
の普図の乱数値の抽出をしてこのスイッチ入力処理を終
了してゼネラルフロー(図9)のステップS4に移行す
る。
【0130】図12には、ゼネラルフロー(図9)のス
テップS14において行われる大当たり処理のサブルー
チンのフローチャートが示されている。
【0131】この大当たり処理が開始されると、ステッ
プS51〜S55で、特別変動入賞装置5を各ラウンド
期間中のみ開放する処理をして、大当たりの特別遊技の
サイクル中における大入賞口5bへの入賞個数のチェッ
ク(カウントスイッチ5cのオン信号継続スイッチ5d
のオン信号に基づいて行われる。)であるカウント入賞
チェック、大入賞口5dの継続入賞領域への入賞のチェ
ック(継続スイッチ5dのオン信号に基づいて行われ
る。)であるV入賞のチェック、特別図柄表示装置4a
にカウント個数を表示させるためのカウント入賞情報の
セット、特別図柄表示装置4aに特別遊技の継続サイク
ル数を表示させるための継続回数情報のセットの処理を
順に行ってステップS56に移行する。
【0132】ステップS56では、オーバーフロー信号
の検出によりオーバーフローの発生があったか否かを判
定し、オーバーフローがあったときはステップS57で
特別オーバーフロー信号計数処理を実行してからステッ
プS58に移行するが、オーバーフローが無かったとき
にはそのままステップS58に移行する。ステップS5
7の特別オーバーフロー信号計数処理では、大当たり状
態中のオーバーフロー(特別オーバーフロー)回数が計
数され、その計数値は時短ゲーム回数の決定に利用され
る。
【0133】ステップS58では、大当たり(特別遊
技)のラウンドの終了条件(特別遊技のサイクルの終了
条件)が成立したか否かが判定され、成立していなけれ
ばこの大当たり処理を終了してゼネラルフロー(図9)
のステップS17に移行するが、成立していればステッ
プS59に移行する。
【0134】ステップS59では、大当たり処理(特別
遊技)の継続サイクルは最終回(上限継続サイクル或い
は継続条件不成立)か否かを判定し、最終回でなければ
ステップS60でゼネラルフロー(図9)の次のシーケ
ンスでの処理をインターバル処理にすべく処理NO.を
変更してこのサブルーチンを終了してゼネラルフロー
(図9)のステップS17に移行するが、最終回数であ
ればステップS51に移行する。
【0135】ステップS61では、大当たり図柄は確率
変動図柄か否かを判定し、確率変動図柄であればステッ
プS62で確率変動カウンタの内容を「1」にセットし
てステップS63に移行するが、確率変動図柄でなけれ
ばそのままステップS63に移行する。
【0136】ステップS63では、大当たり状態中の特
別オーバーフロー数に基づいて普図時短ゲーム回数を決
定する処理が行われる。ここで、時短ゲーム回数の振り
分けとして、大当たり中の特別オーバーフロー数(計数
値)と時短ゲーム回数とを対応させてみると、例えば、 (特別オーバーフロー数) (時短ゲーム) 10個以下 10回 11〜20個 20回 21〜30個 30回 30個以上 100回 の関係になるようにされ、この関係に従って時短ゲーム
回数が決定される。なお、このオーバーフロー数をその
まま時短ゲーム回数にするなど、どのように関係させて
もよい。
【0137】そして、ステップS64においてステップ
S63で用いた特別オーバーフローの計数値をクリアし
てステップS65に移行し、次のゼネラルフロー(図
9)のシーケンスで大当たり終了処理をすべく処理N
O.に変更してこのサブルーチンを終了しゼネラルフロ
ー(図9)のステップS17に移行する。
【0138】図13には、ゼネラルフロー(図9)のス
テップS21において行われるオーバーフロー機能処理
のサブルーチンのフローチャートを示す。
【0139】これは、ゼネラルフロー(図9)の1シー
ケンスの処理毎に実行されるもので、特図始動記憶のオ
ーバーフローの発生に従ってその発生回数を枠表示器1
3(或いは特別図柄表示装置4aなど)に表示する処理
である。
【0140】この処理が開始されると、ステップS71
において表示制御回路50へ送信するための特図始動記
憶のオーバーフローの計数結果情報(無効始動記憶回
数)をRAM21bに格納し、次のステップS72にお
いて枠表示器13にオーバーフローの計数結果を表示し
てステップS73に移行する。
【0141】ステップS73では、オーバーフロー計数
値のクリア条件の成立か否かの判定が行われる。クリア
条件として、例えば、大当たり状態終了、集中管理装置
700からのクリア操作、遊技者自身のクリア操作、係
員のリモコン操作などがある。
【0142】このステップS73において以上のクリア
条件のいずれかが成立していればステップS74でRA
M21bに格納されているオーバーフローの計数結果を
クリアしてからゼネラルフロー(図9)のステップS2
2に移行するが、成立していなければそのままゼネラル
フロー(図9)のステップS22に移行する。
【0143】次に、上述した図5〜図8のブロック図、
及び図9、図11、図12および図13のフローチャー
ト等に関連させて、特図の表示パターンについて説明す
る。
【0144】図14は特図の変動表示中の特別図柄表示
装置にオーバーフローの発生数が合成表示された画像表
示図、図15はオーバーフローの発生回数(計数値)が
所定値に達した場合に特別図柄表示装置4aに表示され
る画像表示図、図16はオーバーフローの発生回数(計
数値)が所定値に達した場合に特別図柄表示装置4aに
表示される画像表示図、図17は大当たり中或いは確変
中に発生したオーバーフロー数で時短ゲーム回数を決定
する場合の特別図柄表示装置4aに表示される大当たり
終了表示の画像表示図である。
【0145】通常遊技中、普通変動入賞装置(特図始動
口)9への入賞(特図始動入賞)により、特図始動記憶
が所定数(特図始動記憶が4)に達すると、その所定数
を超えて特図始動入賞した分(オーバーフロー分)を、
SW入力処理(図11参照)のステップS36において
計数し、その計数値のデータをゼネラルフロー(図9)
ステップS22で表示制御回路50に転送して、図14
に示すように特別図柄表示装置4aに表示させる。図1
4に示す特別図柄表示装置4aの画像表示図には、特図
が変動中(可変表示遊技中)の通常遊技中で、始動記憶
数が「4」、特図始動記憶のオーバーフロー数が「5
0」になった状態が示されている。
【0146】通常遊技中の特図始動記憶のオーバーフロ
ー値が所定値(例えば、100)に達したときには、役
物制御回路20から表示制御回路50へのデータ転送
(図9のゼネラルフローのステップS22)、遊技者に
よる島設備装置200のデータスイッチ203の操作、
或いは集中管理装置700からの指令などに基づいて特
別図柄表示装置4aに図15に示すように情報表示がな
される。このときの特別図柄表示装置4aの画像表示と
しては、図15に示すように、オーバーフロー数が「1
00」に達した場合の今日の遊技情報として、大当たり
回数、確変大当たり、スタート回数、大当たり確率(ト
ータル)、通常時スタート、確変時スタート、通常時確
率確変時スタート、通常時確率、確変時確率、確率設定
値などがなされる。
【0147】特図始動記憶のオーバーフロー数が所定値
「100」を超えた場合には、表示制御回路50によ
り、特別図柄表示装置4aの画像表示に、例えば図16
に示すように、「オーバーフロー数が100を越えまし
たので景品をプレゼント致します。係員をお呼び下さ
い。」の表示がなされる。この表示は、表示制御回路2
0のROM52aを交換或いは集中管理装置700から
のデータ転送をすることにより、遊技店側で自由に変更
するようにしてよい。
【0148】その他、オーバーフロー信号を集中管理装
置700に送信し、集中管理装置700側でオーバーフ
ローの所定値(例えば、100)を自動検出し、その検
出結果により、該当台の遊技者まで景品を運んで行く方
法もある。その場合、「○○番台のお客様所定数に達し
ましたので、景品をプレゼント致します。」を自動放送
するようにしてもよい。
【0149】大当たり中、或いは各確変中に発生したオ
ーバーフロー数で時短ゲーム回数を決定する場合の大当
たり終了表示として、表示制御回路50により、特別図
柄可変表示装置4aに、例えば図17に示すように、大
当たり中のオーバーフロー数(例えば、26)と、「大
当たり終了」の表示と、「時短ゲーム回数30回獲得」
などの画像表示がなされる。
【0150】この実施の形態に係るパチンコ遊技機10
0は、以上のような遊技制御と表示制御を行いつつ、そ
の時々の遊技状態に応じて、大当たり信号、特図変動信
号、特図始動入賞信号、大当たり図柄識別信号、普図変
動信号、普図始動入賞信号、普図時短信号、普電開放信
号、確率変動信号、カウント入賞信号、継続入賞信号、
オーバーフロー信号などの各種状態信号を外部情報端子
101より島設備装置200に出力する。
【0151】ここで、大当たり信号は特図大当たりが発
生したことを示す信号であり、特図変動信号は特図可変
表示遊技が行われる毎に出力される信号である。特図始
動入賞信号は特図始動スイッチ9bにより入賞球が検出
される毎に出力される信号であり、大当たり図柄識別信
号は大当たりを発生させた図柄の種類を識別させる信号
である。普図変動信号は普図の可変表示遊技が行われる
毎に出力される信号であり、普図始動入賞信号は普図始
動スイッチ6bにより遊技球の通過が検出される毎に出
力される信号である。普図時短信号は普図の可変表示遊
技の時間短縮遊技(時短ゲーム)中常に出力される信号
であり、普電開放信号は普通変動入賞装置9の開閉部材
9a、9aが開放される毎に出力される信号である。確
率変動信号は確率変動中常に出力される信号であり、カ
ウント入賞信号は特別遊技の各サイクル中に変動入賞装
置の大入賞口5b中に入賞した遊技球の数をカウントす
るための信号である。継続入賞信号は特別遊技の各サイ
クル中に変動入賞装置5の大入賞口5b中の継続入賞領
域に入賞したことを知らせる信号であり、オーバーフロ
ー信号は未処理始動回数(始動記憶数)が所定の上限範
囲(例えば、4個)を超えた状態で特図の始動検出があ
った場合に送られてくる信号である。
【0152】次に、島設備装置200について説明す
る。
【0153】図18〜図22には、情報表示装置に、遊
技に関連する各種表示がなされた島設備装置の正面図を
示す。
【0154】島設備装置200では、制御装置210に
より、パチンコ遊技機100との間での信号の入出力が
制御される。そして、制御装置210において、パチン
コ遊技機100からの各種遊技状態信号に応じた各種遊
技データを生成する処理、特に、大当たり発生回数のカ
ウント処理、時短ゲーム中における大当たり発生回数の
カウント処理、及び時短ゲームの成功率計算処理が行わ
れる。すなわちこの例では、大当たり信号が入力される
毎に大当たり発生回数をカウントする処理、普図時短信
号が入力された状態で、大当たり信号が入力される毎に
時短ゲーム中における大当たり発生回数をカウントする
処理、及び時短ゲーム中に次の大当たりが発生した確率
を計算する処理、パチンコ遊技機100からオーバーフ
ロー発生に伴ってパチンコ遊技機100より入力される
オーバーフロー信号を計数してパチンコ遊技機100と
同様に所定値に達すると図柄ROM215に記憶された
図柄データを読み出してサービス内容を情報表示装置2
01に表示する処理とが制御装置210により実行され
る。
【0155】そして、制御装置210は、上記処理の結
果生成された各種遊技データを集中管理装置700へ送
出するとともに、アウト球信号やガラス枠開放信号等を
も含むパチンコ遊技機100からの全ての信号を集中管
理装置700へ送出する。
【0156】また、制御装置210は、上記処理の結果
生成された各種遊技データを、記憶装置214等に随時
書き込み、データスイッチ203が押される毎に、記憶
装置214に書き込まれているデータの中から、本日の
大当たり回数のデータ、昨日の大当たり回数のデータ、
時短ゲーム中の大当たり回数のデータ、及び時短ゲーム
成功率のデータを読み出して、これらを情報表示装置2
01に表示させる。
【0157】また、制御装置210は、入出力装置21
6を介して役物制御回路20から入力されるオーバーフ
ロー信号を計数し、その計数結果を制御RAM212に
書き込み、その書き込まれたオーバーフロー値を情報表
示装置201に表示させるとともに、そのオーバーフロ
ー値のデータを入出力装置217を介して集中管理装置
700に送っている。
【0158】次に、上述したオーバーフローが発生した
際の島設備装置200の動作について図18〜図22を
用いて説明する。図18〜図22には、島設備装置20
0の正面図が示されている。
【0159】島設備装置200において、制御装置21
0は、入出力装置216にパチンコ遊技機100からオ
ーバーフロー信号が受信されると、そのオーバーフロー
信号の受信数すなわちオーバーフロー数を計数して、情
報表示装置201にその計数値を出力する。情報表示装
置201には、図19に示した如くオーバーフロー数表
示エリア205が設けられており、そこにオーバーフロ
ー数が例えば「100」のように表示される。このオー
バーフロー数「100」は前述した如くサービス提供を
行うための予め設定された所定値のため、パチンコ遊技
機100の特別図柄表示装置4aに表示させたサービス
提供内容と同様に今日の遊技情報が表示され、続いてこ
れも前述の特別図柄表示装置4aに表示させた景品プレ
ゼントの内容が図18に示した如く表示される。
【0160】このように、今日の遊技情報が表示される
と、遊技者は、図19に示した如く所定値を越えると確
率設定値などの普段入手できない普段秘密の情報を入手
することができる。
【0161】この島設備装置200には、リモコン受信
部207が情報表示装置201の上部に設けられてお
り、遊技場において係員が携帯している図示せぬリモコ
ン送信機からクリア信号を送信することで、リモコン受
信部207より制御装置210にクリア信号が伝送され
てオーバーフロー数はクリアされる。その際、制御装置
210は、クリア信号を入出力装置216に出力してパ
チンコ遊技機100にクリア信号を出力することもでき
る。このクリア信号を受信したパチンコ遊技機100で
は、オーバーフロー数がクリアされる。
【0162】また、オーバーフロー数が所定値に達した
場合に、或いはオーバーフローの発生毎にゲームを行い
そのゲーム結果に基づいて、上述した景品プレゼント
(図18参照)や遊技データ(確率変動値などの秘密の
情報)の公開の他に、図20〜図22において情報表示
装置201に示した如く、可変ゲームの遊技をサービス
提供したり、例えば表示当たり「7、7、7」の際に豪
華景品プレゼントをサービス提供したり、可変表示大当
たりによりラッキーナンバーの増加或いは無制限をサー
ビス提供することも可能である。
【0163】このように、オーバーフローの発生に基づ
き、毎回、島設備200でゲームを行うことにより、止
め打ち遊技が防止でき、パチンコ遊技機での遊技の他に
島設備200での遊技も同時に楽しめる。
【0164】以上、この発明の第1の実施の形態に係る
パチンコ遊技機100によれば、オーバーフロー数(無
効にされた始動口への入賞)を始動遊技の開始とは別の
付加機能の発生制御に関連させ、例えば、遊技者にわか
りやすいように特別図柄表示装置4aにオーバーフロー
数とそのオーバーフロー数に応じたサービス提供内容を
表示するようにしたので、遊技者にその台の無効分(例
えばオーバーフロー)の発生状況を認識させることがで
き、始動入賞がどの位発生するのか的確な認識を行うこ
とができると共に、始動入賞に対する記憶個数を例えば
4個に制限しても、遊技者に付加的機能(価値)を与え
ることができる。そこで、考えられるサービスとして、
オーバーフロー数が所定値に達した場合に、遊技者に景
品をプレゼントするようにしたり、大当たり後に持ち玉
遊技を許容するラッキーナンバーの数を増やしたり、無
制限にするなどがある。なお、この場合、遊技店で景品
をプレゼントする所定値の設定や、その場合の表示内容
を設定変更可能にするため、設定スイッチやROM交換
可能な構成にする必要がある。
【0165】また、役物用IC21で遊技データを作成
し、オーバーフローが所定値になった場合に、サービス
として遊技データの公開を行うようにしてもよく、この
場合、普段分からないような確率設定値などの特別な情
報を表示すると、より付加価値が向上して効果的であ
る。
【0166】さらに、オーバーフロー数に基づき始動口
への遊技球の入賞率を変化させることにより遊技者に有
利な状態にする始動入賞率変化状態の発生制御を行うよ
うにしたので、大当たり状態中に発生するオーバーフロ
ーが計数されて、そのオーバーフロー数により始動入賞
口への入賞率を変化させる、いわゆる普図時短状態の発
生制御を行うことになり、これによって、大当たり中の
始動入賞は可変表示遊技が行われないため、ほとんどは
無効になっていたが、今まで無駄になっていた大当たり
中の始動入賞を有効的に利用でき、遊技者の不満を解消
できる。また、大当たり状態中の始動口への入賞状態に
より大当たり後の遊技状態に影響するため、大当たり中
にアタッカーへの入賞遊技と始動口への入賞遊技との2
通りの遊技のポイントができ、遊技内容に幅がでて興趣
の向上した大当たり遊技が行える。
【0167】このように、オーバーフロー数に応じてサ
ービスを提供することから、遊技者に始動入賞の無効の
不満を和らげることができると共に、止め打ちを行う煩
わしさを解消できる。また、遊技店において止め打ちで
も正確な実稼働データの収集や、或いは売り上げダウン
の回避が可能にある。なお、この始動入賞の無効に相当
する状態には、オーバーフローなどの状態が相当する。
【0168】また、この第1の実施の形態に係る集中管
理装置700によれば、パチンコ遊技機100の外部情
報端子(外部出力手段)よりオーバーフロー信号を入力
して、そのオーバーフロー信号に関連したデータ収集を
行うようにしたので、オーバーフローに関するデータ収
集が行え、各台でどの位のオーバーフローが発生してい
るかを的確に認識することが可能である。また、オーバ
ーフローの発生に関して行われるサービスの提供状況も
把握することが可能であり、サービス提供時の店内放送
や係員への指示などが可能になる。
【0169】さらに、この第1の実施の形態に係る島設
備装置200によれば、パチンコ遊技機100からのオ
ーバーフロー信号(外部出力信号)を入力して、パチン
コ遊技機100と同様、オーバーフローに関する機能を
行うと共に、この島設備装置200で遊技データを作成
してオーバーフロー数が所定値に達すると、サービスと
してその遊技データを公開することで、普段分からない
ような確率設定値などの特別な情報を表示すると、サー
ビスがより効果的である。なお、遊技データの表示はオ
ーバーフローが所定値になったときに行う場合と、デー
タスイッチを押した場合に表示する場合とが考えられ
る。また、パチンコ遊技機100からのオーバーフロー
信号を受信した場合には、情報表示装置201で可変表
示遊技を行い、その結果により各種サービスを行うよう
にしてもよい。そこで、例えば、可変表示遊技が「7、
7、7」で停止した場合、装飾ランプ表示を行い、集中
管理装置700に当たり信号を送信して、その集中管理
装置700でその当たりの放送を行って、景品を該当台
まで届けるサービスが考えられる。また、可変表示遊技
が「7、7、7」で停止した場合、装飾ランプ表示を行
い、ラッキーナンバーを増加させたり、或いは無制限に
することも考えられる。なお、可変表示遊技の当り確率
は、設定変更可能にする。
【0170】また、島設備装置200側でこのような機
能を備えて、パチンコ遊技機100側に備える必要が無
くなったので、パチンコ遊技機100の交換時にも継続
して使用することができる。さらに、遊技店の多種類の
サービスにも対応可能な構成にすることができ、例え
ば、パチンコ遊技機100よりも簡単にROM交換等が
行ることや、継続して使用できるため多少高価でも多機
能な装備を備えられることが挙げられる。
【0171】集中管理装置700では、制御装置701
により、この遊技運営システムを構成する各パチンコ遊
技機100に接続された島設備装置200およびカード
処理装置300とのデータの入出力制御がなされる。そ
して、各島設備装置200から、大当たり発生回数デー
タ、時短ゲーム中の大当たり発生回数データ、時短ゲー
ムの成功率データ等の遊技データの他、パチンコ遊技機
100からの全データが制御装置701に入力されて集
計される。
【0172】図23には、集中管理装置の集計に基づい
て集中管理装置のディスプレイに表示される表示データ
の図表例を示す。
【0173】同図表に示すように、パチンコ遊技機の台
番ごとに、スタート合計(特図可変表示遊技のスタート
合計)、通常スタート(通常遊技時における特図可変表
示遊技のスタート回数)、確変スタート(確率変動時の
スタート回数)、時短スタート(普図の時短ゲームのス
タート回数)、通常オーバーフローとその比率(通常確
率時における特図始動記憶のオーバーフローとその比
率)、確変オーバーフローとその比率(確率変動時にお
ける特図始動記憶のオーバーフローとその比率)、時短
オーバーフローとその比率(普図の時短ゲーム時におけ
る特図始動入賞記憶のオーバーフローとその比率)、オ
ーバーフローの合計、サービス回数(オーバーフローに
対するサービス回数)等が集計され、その集計結果が集
中管理装置700のディスプレイ705に画像表示され
る。同表中、通常オーバーフローの比率は通常時のオー
バーフロー数と通常スタート回数との比率、確変オーバ
ーフローは確変時のオーバーフロー回数と確変時のスタ
ート回数との比率、時短オーバーフローの比率は時短時
のオーバーフロー回数と時短スタート回数との比率であ
る。
【0174】通常時のオーバーフローのサービス設定と
して、遊技店側で例えばオーバーフロー回数を「13
0」などと設定することができる。
【0175】特図の可変表示遊技結果が所定の図柄、例
えば「3」、「5」又は「7」の何れかが3つ揃ったぞ
ろめの態様で停止したときには、特図と普図の確率変動
の大当たりとなり、その大当たり(特別遊技)の終了後
に50回の時短ゲームが与えられる。50回の時短ゲー
ムとは特図可変表示遊技が50回行われるまで、普図の
時間短縮可変表示ゲームが行われるということである。
【0176】図表中のサービス回数の欄に※に印がある
のは、サービス提供中の意味である。遊技店側では、集
中管理装置700のディスプレイ705に表示されるこ
の図表を見ることにより、経営上役立つ次のようなこと
が解る。
【0177】例えば、360番台は通常状態中のオーバ
ーフロー数が少ないことから通常状態中の特図始動口
(普通変動入賞装置5)への入賞釘の調整が狭くなされ
ていることが解る。また、確変中及び時短中のオーバー
フロー数比率が大きいことから、普電(普通変動入賞装
置5)が開放した場合に、よく入賞する釘調整になって
いることが解る。
【0178】361番台は、通常、確変、時短中のいず
れもオーバーフロー比率が小さく、特図始動口(普通変
動入賞装置5)の周りの釘調整は全て狭くなっている。
【0179】362番台は通常状態中のオーバーフロー
比率が大きく、普段から良く始動入賞するような釘調整
になっている。が、確変中や時短中には比率が小さくな
っていることから、普電(普通変動入賞装置5)開放中
には他のパチンコ遊技機に比べて特図始動口(普通変動
入賞装置5)に入賞し難い釘調整になっていることが解
る。
【0180】また、各項目の最後にサービス提供数表示
があるので、一目でサービス提供回数が解って便利であ
る。
【0181】なお、このデータ収集された結果について
は、一旦プリンタ706で印刷出力して紙上で判断する
ようにしてもよい。
【0182】この実施の形態に係るパチンコ遊技機は、
上記のように、特図始動口(普通変動入賞装置5)への
遊技球の入賞に基づき特図の可変表示遊技(始動遊技)
を行い、該始動遊技の遊技結果に基づき特別遊技状態を
発生可能であって、特図始動入賞記憶が所定個数(例え
ば、4)になったこと(所定条件の成立)に基づき、前
記特図始動口への入賞があっても、前記特図可変表示遊
技の開始を無効にするとともに、当該無効にされた前記
特図始動口への入賞を、前記特図の可変表示遊技の開始
とは別の付加機能(普図の時短ゲーム)の発生制御に関
連させたので、特図始動入賞に対する記憶個数を制限し
ても、その制限を超えた特図始動入賞に対して、遊技者
に始動遊技の開始とは別の付加的機能(遊技店のサービ
スとしての景品プレゼント、ラッキーナンバーの増加、
特別情報の提供、普図の時短ゲームなど)を与えること
ができる。このため、遊技者に特図始動入賞の無効の不
満を和らげることができると共に、止め打ちを行う煩わ
しさを解消できる。また、遊技店にとっても止め打ちに
よる不正確な実稼働データの収集や、或いは売り上げダ
ウンなどの問題点を解消できる。なお、この始動入賞の
無効に相当する状態には、オーバーフローなどの状態が
相当する。
【0183】また、前記無効にされた特図始動口への入
賞回数を計数する無効入賞計数手段(役物用IC21)
と、該無効入賞計数手段により計数された計数結果を表
示する無効入賞表示手段(表示制御回路50)とを備
え、無効入賞計数手段により、無効にされた特図始動口
への入賞を発生させる信号を検出して計数し、無効入賞
表示手段によりその計数結果を表示するようにしたの
で、その表示に基づいて、サービスの提供が行える。遊
技店でサービスを行う場合、遊技者にその遊技機の無効
分(例えばオーバーフロー)の発生状況を認識させるこ
とができ、始動入賞がどの位発生するのか的確な認識を
行うことができる。また、計数結果の表示により、始動
入賞状態が予想できるため、遊技者の台選びの参考デー
タとなる。
【0184】無効入賞計数手段は、例えば、役物制御回
路20によって構成され、無効入賞表示手段は、可変表
示装置4や枠表示器13等の表示手段によって構成され
る。
【0185】また、前記無効入賞計数手段により計数さ
れた計数結果に基づき遊技者に所定のサービスを提供可
能にするサービス提供手段(例えば、景品データや特別
遊技データの表示を行わせる役物用IC21)を備え、
無効入賞計数手段により計数された計数結果に基づき遊
技者に所定のサービスを提供可能にしたので、始動入賞
が無効になっても、所定のサービスを提供できることか
ら、遊技者の不満が解消され、満タン時にも煩わしい止
め打ちを行う必要も無くなり、さらに、遊技店にとって
も止め打ちによる稼働データの変化や売り上げの低下な
どの問題点が解消される。
【0186】前記所定のサービスは、遊技者に対して特
定の遊技データ(例えば、通常は公開しない、当該パチ
ンコ遊技機の大当たり回数、確変大当たり回数、特図可
変表示遊技のスタート回数、大当たり確率、通常時の特
図可変表示遊技のスタート回数、確変時の特図可変表示
遊技のスタート回数、通常時の大当たりの発生確率、確
変時の大当たり発生確率、大当たりの確率設定値などの
今日の遊技情報)を公開することを含み、遊技者に対し
てそれら特定の遊技データを公開するようにしたので、
始動入賞の無効分(例えばオーバーフロー)の発生を計
数してその計数結果により、例えば、計数値が所定数に
なったら特定の遊技情報を表示したり、或いは所定数に
なったら自動的に(遊技店独自の)景品のプレゼント表
示を行う等の遊技店におけるサービスの提供に非常に役
立つ。また、遊技者においては、始動入賞が無効になる
ことによる不満が解消され、満タン時にも煩わしい止め
打ちを行う必要も無くなり、さらに、遊技店にとっても
止め打ちによる稼働データの変化や売り上げの低下など
の問題点が解消される。
【0187】また、所定条件の成立(特図始動入賞記憶
が所定数、例えば、4になったこと)に基づき、前記特
図始動口への入賞があっても、前記特図可変表示遊技の
開始を無効にするとともに、前記特別遊技状態中に、前
記無効にされた特図始動口への入賞を計数し当該計数結
果に基づき、前記特図始動口への遊技球の入賞率を、遊
技者に有利な状態に変化させる制御を行うようにしたの
で、特別遊技状態中(例えば大当たり状態中)に発生す
る無効分(例えばオーバーフロー)が計数されて、その
計数結果により始動入賞口への入賞率を変化させる、い
わゆる普図時短状態の発生制御を行うことになり、これ
によって、大当たり中の始動入賞は可変表示遊技が行わ
れないため、ほとんどは無効になっていたが、今まで無
駄になっていた大当たり中の始動入賞を有効的に利用で
き、遊技者の不満を解消できる。また、大当たり状態中
の始動口への入賞状態により大当たり後の遊技状態に影
響するため、大当たり中にアタッカーへの入賞遊技と始
動口への入賞遊技との2通りの遊技のポイントができ、
遊技内容に幅がでて興趣の向上した大当たり遊技が行え
る。
【0188】始動口への遊技球の入賞、始動遊技、特別
遊技状態、所定条件の成立、始動遊技の開始を無効にす
る、などの語句の意味は請求項1における語句の意味と
同じである。所定条件の成立に基づき、前記始動口への
入賞があっても、前記始動遊技の開始を無効にするとと
もに、前記特別遊技状態中に、前記無効にされた前記始
動口への入賞を計数し当該計数結果に基づき、前記始動
口への遊技球の入賞率を、遊技者に有利な状態に変化さ
せる制御は、例えば、役物制御回路20によって行われ
る。
【0189】また、特別遊技状態の発生に関連して、遊
技者に有利な特定遊技状態(例えば、確率変動状態)の
発生が可能であって、特定遊技状態中に計数された無効
始動入賞回数(オーバーフロー数)の計数結果に基づき
始動入賞率変化状態の発生制御を行うようにしたので、
特定遊技状態中に発生する無効分を計数して、その計数
結果により始動入賞口への入賞率を変化させる、いわゆ
る普図時短状態の発生制御を行うことになり、これによ
って、確率変動中は普図の確率も高確率になり普電の開
放が頻繁になるため、始動入賞の無効が多くなるが、今
まで無駄になっていた確率変動中の始動入賞を有効的に
利用でき、遊技者の不満を解消できる。また、確率変動
中の始動口への入賞状態により確率変動に伴い発生する
大当たり状態の後の遊技状態に影響するため、確率変動
中の可変表示遊技と始動口への入賞遊技との2通りの遊
技のポイントができ、遊技内容に幅がでて興趣の向上し
た大当たり遊技が行える。
【0190】始動口への遊技球の入賞、始動遊技、特別
遊技状態、所定条件の成立、始動遊技の開始を無効にす
る、などの語句の意味は請求項1における語句の意味と
同じである。特定遊技状態とは、例えば、確率変動状態
などの遊技状態をいい、無効分とは始動記憶のオーバー
フロー分である。特別遊技状態の発生に関連して遊技者
に有利な特定遊技状態を発生させるとともに、所定条件
の成立に基づき、前記始動口への入賞があっても、前記
始動遊技の開始を無効にする制御や、前記特定遊技状態
中に、前記無効にされた前記始動口への入賞回数を計数
し、当該計数結果に基づき、前記始動口への遊技球の入
賞率を、遊技者に有利な状態に変化させる制御は、例え
ば、役物制御回路20によって行われる。
【0191】また、前記無効にされた特図始動口への入
賞を検出する信号を遊技機外部に出力する外部出力手段
(外部情報端子101,102)を備えたので、この信
号を、遊技機外部の装置(例えば、島設備装置200な
ど)で無効分の発生に関する各種サービスに利用でき
る。
【0192】なお、遊技機の実施の形態として、第1種
のパチンコ遊技機100を挙げて説明したが、第2種、
第3種のパチンコ遊技機、パチコン機、雀球遊技機など
の弾球遊技機に適用してもよい。また、上記特図始動口
への遊技球の入賞には始動ゲート形式の始動口を遊技球
が通過する場合も含む。入賞に基づきとは、入賞のみな
らず入賞記憶に基づく場合も含む。始動遊技とは、いわ
ゆる第1種,第3種のパチンコ遊技機では可変表示遊
技、第2種のパチンコ遊技機では変動入賞装置の1回又
は2回の開放遊技である。特別遊技状態とは、変動入賞
装置が開放されるなどして遊技者に多くの賞球獲得のチ
ャンスを与える遊技状態をいう。遊技機にはパチンコ遊
技機、パチコン機などの弾球遊技機を含む。所定条件の
成立とは、始動記憶手段(役物制御回路20)による始
動記憶が所定数(例えば、4)に達した場合などであ
る。始動遊技の開始を無効にするとは、その始動口への
入賞にもとづいて始動遊技は開始させないことを意味す
る。始動遊技の開始とは別の付加機能とは、例えば、遊
技者に景品をプレゼントしたり、大当たり後持ち球遊技
を許容許容するラッキーナンバーの数を増やしたり、或
いは特別遊技データの表示をすることである。
【0193】また、上記集中管理装置700は、パチン
コ遊技機に接続され、前記外部出力手段により出力され
た信号を入力することにより、前記無効にされた特図始
動口への入賞に関連したデータ収集を行うようにしたの
で、無効分(例えばオーバーフロー)に関するデータ収
集が行え、各台でどの位の無効分(例えばオーバーフロ
ー)が発生しているかを的確に認識することが可能であ
る。また、無効分(例えばオーバーフロー)の発生に関
して行われるサービスの提供状況も把握することが可能
である。
【0194】また、上記島設備装置200は、パチンコ
遊技機100に接続され、前記外部出力手段により出力
された信号を入力することにより、前記無効にされた前
記始動口への入賞回数を計数し、当該計数された計数結
果を表示する外部表示手段と、を備えたので、例えば、
遊技店でサービスを行う場合に、その計数結果の表示を
遊技店で自由に利用でき、これによって、遊技者はその
台の無効分(例えばオーバーフロー)の発生状況を認識
することができると共に、始動入賞がどの位発生するか
的確な認識を行うことができる。また、島設備側でこの
ような機能を備えて、遊技機側に備える必要が無くなっ
たので、遊技機の交換時にも継続して使用することがで
きる。さらに、遊技店の多種類のサービスにも対応可能
な構成にすることができ、例えば、遊技機よりも簡単に
ROM交換等が行ることや、継続して使用できるため多
少高価でも多機能な装備を備えられることが挙げられ
る。
【0195】また、島設備装置200は、無効分(例え
ばオーバーフロー)の計数結果に基づいて遊技者に所定
のサービスを提供可能にしたので、例えば、計数結果が
所定数になったら特定の遊技情報を表示したり、或いは
所定数になったら自動的に(遊技店独自の)景品のプレ
ゼント表示を行う等の遊技店におけるサービスの提供に
非常に役立つ。また、遊技者は始動入賞が無効になるこ
とによる不満が解消され、満タン時にも煩わしい止め打
ちを行う必要も無くなり、さらに、遊技店にとっても止
め打ちによる稼働データの変化や売り上げの低下などの
問題点が解消される。また、島設備側でこのような機能
を備えることにより、遊技機側に備える必要が無くなり
遊技機の交換時にも継続して使用できる。さらに、遊技
店の多種類のサービスにも対応可能な構成にすることが
でき、例えば、遊技機よりも簡単にROM交換等が行え
ることや、継続して使用できるため多少高価でも多機能
な装備を備えられることが挙げられる。
【0196】なお、上記オーバーフローに対する時短ゲ
ーム回数の振り分けは任意に変更して良いし、その振り
分けられる時短ゲーム回数も任意に変更してよい。
【0197】また、大当たり中、或いは確変中のオーバ
ーフロー数により、時短ゲームの発生制御を行うが、そ
の他、通常遊技中オーバーフロー数により、時短ゲーム
を発生させてもよい。
【0198】[第2の実施の形態]次に、この発明の第
2の実施の形態について説明する。
【0199】この第2の実施の形態は、第1の実施の形
態と同様に、パチンコ遊技機100、島設備装置200
および集中管理装置700においてオーバーフローの発
生を検出して各種サービスの提供に利用する技術であ
り、特に、確率変動中における特図始動記憶のオーバー
フローの計数値に対応させて、確率変動終了時に普図の
時短ゲーム回数を決定している。
【0200】以下、第1の実施の形態とは異なる部分を
説明する。
【0201】図23には、ゼネラルフロー(図9)のオ
ーバーフロー機能処理(ステップS21)とデータ転送
処理(ステップS22)との間に追加して行われる特別
オーバーフロー制御処理のサブルーチンのフローチャー
トを示す。
【0202】前述の第1の実施の形態では、通常遊技中
および大当たり中にオーバーフロー数を計数してその計
数値から各種サービスを提供するようにしていた。
【0203】が、この第2の実施の形態では、図23に
示した如く、ステップS71及びS72において確率変
動中にオーバーフローが発生したか否かを判定する。
【0204】その結果、確率変動中にオーバーフローが
発生した場合にはステップS73に移行してこの確率変
動中に発生したオーバーフロー数についても大当たり中
と同様に特別オーバーフローとして計数し、続くステッ
プS74において、特別図柄表示装置4aにその特別オ
ーバーフロー数を表示させるため、表示制御回路50に
出力する特別オーバーフロー数をRAM21bにセット
してステップS75に移行する。が、確率変動中に特別
オーバーフローが発生していない場合にはそのままステ
ップS71或いはS72からステップS75に移行す
る。
【0205】ステップS75では、確率変動終了時(確
率変動に伴う大当たりの終了時)か否かを判定し、確率
変動が終了していなければそのままゼネラルフロー(図
9)のステップS22に移行するが、確率変動の終了時
であれば、ステップS76において、RAM21bに格
納された最終的な特別オーバーフロー数が読み出され、
その特別オーバーフロー数に対応する普図時短ゲーム回
数が決定される。ここでの普図時短ゲーム回数の振り分
けは、例えば、 (特別オーバーフロー数) (普図時短ゲーム回数) 20回以下 30回 21〜40回 50回 41〜100回 100回 100回以上 200回 となる。なお、この特別オーバーフロー数と普図時短ゲ
ーム回数とを対応させたデータテーブルは、予めROM
22などの記憶装置に格納されている。
【0206】このように、普図時短ゲーム回数が決定す
ると、前述の図17に示したメッセージ表示エリア40
2に、例えばオーバーフロー数が26回であれば、 “確率変動終了 時短ゲーム回数50回獲得” のメッセージを表示させるように制御すればよい。
【0207】そして、ステップS77においてRAM2
1bに格納された特別オーバーフロー数(計数値)をク
リアして、リターンする。
【0208】このように、第2の実施の形態において、
特別オーバーフロー数(確率変動時)に基づき普図の時
短ゲーム回数を決定するようにしたので、確率変動終了
後においても確率変動中における特図始動記憶のオーバ
ーフロー回数に応じて時短ゲーム回数が決定されるの
で、確率変動時においても、遊技者に始動入賞の無効の
不満を和らげることができると共に、止め打ちを行う煩
わしさを解消できる。また、遊技店において止め打ちで
も正確な実稼働データの収集や、或いは売り上げダウン
の回避が可能となる。
【0209】なお、特別オーバーフローに対する時短ゲ
ーム回数の振り分けは上記のものに限定せず、どのよう
に振り分けても良いし、振り分けの時短ゲーム回数も任
意に変更して良い。
【0210】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る遊技機によれ
ば、無効にされた始動口への入賞を始動遊技の開始とは
別の付加機能の発生制御に関連させたので、始動入賞に
対する記憶個数を制限しても、その制限を越えた始動入
賞に対して、遊技者に始動遊技の開始とは別の付加的機
能(価値)を与えることができる。このため、遊技者に
始動入賞の無効の不満を和らげることができると共に、
止め打ちを行う煩わしさを解消できる。また、遊技店に
おいて止め打ちでも正確な実稼働データの収集や、或い
は売り上げダウンの回避が可能となる。
【0211】請求項2記載の発明に係る遊技機によれ
ば、無効入賞計数手段により無効にされた始動口への入
賞を発生させる信号を検出して計数し、無効入賞表示手
段によりその計数結果を表示するようにしたので、その
表示に基づき、遊技店のサービス提供が行える。遊技店
でサービスを行う場合、遊技者にその台の無効分(例え
ばオーバーフロー)の発生状況を認識させることがで
き、始動入賞がどの位発生するのか的確な認識を行うこ
とができる。また、その表示により、遊技者の台選びの
参考データになる。
【0212】請求項3記載の発明に係る遊技機によれ
ば、無効入賞計数手段により計数された計数結果に基づ
き遊技者に所定のサービスを提供可能にしたので、始動
入賞が無効になっても、所定のサービスを提供できるこ
とから、遊技者の不満が解消され、満タン時にも煩わし
い止め打ちを行う必要も無くなり、さらに、遊技店にと
っても止め打ちによる稼働データの変化や売り上げの低
下などの問題点が解消される。
【0213】請求項4記載の発明に係る遊技機によれ
ば、遊技者に対して特定の遊技データを公開するように
したので、始動入賞の無効分(例えばオーバーフロー)
の発生を計数してその計数結果により、例えば、計数値
が所定数になったら特定の遊技情報を表示する等、遊技
店におけるサービスの提供に非常に役立つ。また、遊技
者においては、始動入賞が無効になることによる不満が
解消され、満タン時にも煩わしい止め打ちを行う必要も
無くなり、さらに、遊技店にとっても止め打ちによる稼
働データの変化や売り上げの低下などの問題点が解消さ
れる。
【0214】請求項5記載の発明に係る遊技機によれ
ば、計数された計数結果に基づき始動口への遊技球の入
賞率を変化させることにより遊技者に有利な状態にする
始動入賞率変化状態の発生制御を行うようにしたので、
特別遊技状態中(例えば大当たり状態中)に発生する無
効分(例えばオーバーフロー)が計数されて、その計数
結果により始動入賞口への入賞率を変化させる、いわゆ
る普図時短状態の発生制御を行うことになり、これによ
って、例えば大当たり中の始動入賞は可変表示遊技が行
われないため、ほとんどは無効になっていたが、今まで
無駄になっていた大当たり中の始動入賞を有効的に利用
でき、遊技者の不満を解消できる。また、大当たり状態
中の始動口への入賞状態により大当たり後の遊技状態に
影響するため、大当たり中にアタッカーへの入賞遊技と
始動口への入賞遊技との2通りの遊技のポイントがで
き、遊技内容に幅がでて興趣の向上した大当たり遊技が
行える。
【0215】請求項6記載の発明に係る遊技機によれ
ば、計数された計数結果に基づき始動入賞率変化状態の
発生制御を行うようにしたので、特定遊技状態中(例え
ば確率変動状態)に発生する無効分(例えばオーバーフ
ロー)を計数して、その計数結果により始動入賞口への
入賞率を変化させる、いわゆる普図時短状態の発生制御
を行うことになり、これによって、確率変動中は普図の
確率も高確率になり普電の開放が頻繁になるため、始動
入賞の無効が多くなるが、今まで無駄になっていた確率
変動中の始動入賞を有効的に利用でき、遊技者の不満を
解消できる。また、確率変動中の始動口への入賞状態に
より確率変動に伴い発生する大当たり状態の後の遊技状
態に影響するため、確率変動中の可変表示遊技と始動口
への入賞遊技との2通りの遊技のポイントができ、遊技
内容に幅がでて興趣の向上した大当たり遊技が行える。
【0216】請求項7記載の発明に係る遊技機によれ
ば、外部出力手段により、始動入賞の無効分(例えばオ
ーバーフロー)を示す信号を遊技機外部に出力するよう
にしたので、この信号を、遊技機外部の装置で無効分
(例えばオーバーフロー)の発生に関する各種サービス
に利用できる。
【0217】請求項8記載の発明に係る集中管理装置よ
れば、遊技機の外部出力手段により無効分(例えばオー
バーフロー)を示す信号を入力して、その信号に関連し
たデータ収集を行うようにしたので、無効分(例えばオ
ーバーフロー)に関するデータ収集が行え、各台でどの
位の無効分(例えばオーバーフロー)が発生しているか
を的確に認識することが可能である。集中管理装置での
サービス提供制御にもりようできる。また、無効分(例
えばオーバーフロー)の発生に関して行われるサービス
の提供状況も把握することが可能である。
【0218】請求項9記載の発明に係る島設備装置によ
れば、外部計数手段により無効分(例えばオーバーフロ
ー)を示す信号を入力してその無効分の発生回数を計数
し、外部表示手段によりその計数結果を表示するように
したので、例えば、遊技店でサービスを行う場合に、そ
の計数結果の表示を遊技店で自由に利用でき、これによ
って、遊技者はその台の無効分(例えばオーバーフロ
ー)の発生状況を認識することができると共に、始動入
賞がどの位発生するか的確な認識を行うことができる。
また、島設備側でこのような機能を備えて、遊技機側に
備える必要が無くなったので、遊技機の交換時にも継続
して使用することができる。さらに、遊技店の多種類の
サービスにも対応可能な構成にすることができ、例え
ば、遊技機よりも簡単にROM交換等が行ることや、継
続して使用できるため多少高価でも多機能な装備を備え
られることが挙げられる。
【0219】請求項10記載の発明に係る島設備装置に
よれば、無効分(例えばオーバーフロー)の計数結果に
基づいて遊技者に所定のサービスを提供可能にしたの
で、例えば、計数結果が所定数になったら特定の遊技情
報を表示したり、或いは所定数になったら自動的に(遊
技店独自の)景品のプレゼント表示を行なったり、或い
はラッキーナンバーの増加サービスを行う等の遊技店に
おけるサービスの提供に非常に役立つ。また、遊技者は
始動入賞が無効になることによる不満が解消され、満タ
ン時にも煩わしい止め打ちを行う必要も無くなり、さら
に、遊技店にとっても止め打ちによる稼働データの変化
や売り上げの低下などの問題点が解消される。また、島
設備側でこのような機能を備えることにより、遊技機側
に備える必要が無くなり遊技機の交換時にも継続して使
用できる。さらに、遊技店の多種類のサービスにも対応
可能な構成にすることができ、例えば、遊技機よりも簡
単にROM交換等が行えることや、継続して使用できる
ため多少高価でも多機能な装備を備えられることが挙げ
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパチンコ遊技機と島設備装置と
が設置された島設備の部分斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る遊技運営システム
のブロック図である。
【図3】この発明に係るパチンコ遊技機の斜視図であ
る。
【図4】この発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の
遊技盤の部分正面図である。
【図5】パチンコ遊技機の裏側に設置された、遊技系統
の制御を行う役物制御回路、および表示制御回路等の主
要制御ブロック図である。
【図6】図5に示した表示制御回路のブロック図であ
る。
【図7】図2に示した島設備装置の回路ブロック図であ
る。
【図8】図2に示した集中管理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】役物制御回路によって行われるメイン遊技制御
処理(ゼネラルフロー)のフローチャートである。
【図10】図9のゼネラルフローのステップS5〜S1
6の制御処理の流れを示す説明図である。
【図11】図9のゼネラルフローのステップS3におけ
るSW入力処理のサブルーチンのフローチャートであ
る。
【図12】図9のステップS14において行われる大当
たり処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図13】図9のステップS21において行われるオー
バーフロー機能処理のサブルーチンのフローチャートで
ある。
【図14】特図の変動中の表示を行っている特別図柄表
示装置にオーバーフローの発生数が合成表示された画像
表示図である。
【図15】オーバーフローの発生回数(計数値)が所定
値に達した場合に特別図柄表示装置に表示される画像表
示図である。
【図16】オーバーフローの発生回数(計数値)が所定
値に達した場合に特別図柄表示装置に表示される画像表
示図である。
【図17】大当たり中或いは確変中に発生したオーバー
フロー数で時短ゲーム回数を決定する場合の特別図柄表
示装置に表示される大当たり終了表示の画像表示図であ
る。
【図18】島設備装置の一表示パターン例を示す島設備
装置の正面図である。
【図19】島設備装置の他の表示パターン例を示す島設
備装置の正面図である。
【図20】島設備装置の他の表示パターン例を示す島設
備装置の正面図である。
【図21】島設備装置の他の表示パターン例を示す島設
備装置の正面図である。
【図22】島設備装置の他の表示パターン例を示す島設
備装置の正面図である。
【図23】集中管理装置の集計に基づいて集中管理装置
のディスプレイに表示される表示データの図表例であ
る。
【図24】この発明の第2の実施の形態における特別オ
ーバーフロー制御処理のサブルーチンのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 遊技機の遊技盤 4 可変表示装置 4a 特別図柄表示装置 13 枠表示器(サービス提供手段) 20 役物制御回路(無効入賞計数手段、計数手段、
記憶手段) 21 役物用IC(無効入賞計数手段、計数手段、記
憶手段) 39 クリアスイッチ 50 表示制御回路(無効入賞表示手段、サービス提
供手段) 52a キャラクタROM 100 パチンコ遊技機(遊技機) 101 外部情報端子(外部出力手段) 200 島設備装置(外部サービス提供手段) 201 情報表示装置 203 データスイッチ 215 図柄ROM 700 集中管理装置 702 記憶装置 705 ディスプレイ 706 プリンタ 707 入出力装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】始動口への遊技球の入賞に基づき始動遊技
    を行い、該始動遊技の遊技結果に基づき特別遊技状態を
    発生可能な遊技機において、 所定条件の成立に基づき、前記始動口への入賞があって
    も、前記始動遊技の開始を無効にするとともに、当該無
    効にされた前記始動口への入賞を、前記始動遊技の開始
    とは別の付加機能の発生制御に関連させたことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】前記無効にされた前記始動口への入賞回数
    を計数する無効入賞計数手段と、 該無効入賞計数手段により計数された計数結果を表示す
    る無効入賞表示手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記無効入賞計数手段により計数された計
    数結果に基づき遊技者に所定のサービスを提供可能にす
    るサービス提供手段を備えたことを特徴とする請求項
    1、又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記所定のサービスは、遊技者に対して特
    定の遊技データを公開することを含むことを特徴とする
    請求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】始動口への遊技球の入賞に基づき、始動遊
    技を行い、該始動遊技の遊技結果に基づき、特別遊技状
    態を発生可能な遊技機において、 所定条件の成立に基づき、前記始動口への入賞があって
    も、前記始動遊技の開始を無効にするとともに、 前記特別遊技状態中に、前記無効にされた前記始動口へ
    の入賞を計数し当該計数結果に基づき、前記始動口への
    遊技球の入賞率を、遊技者に有利な状態に変化させる制
    御を行うことを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】始動口への遊技球の入賞に基づき、始動遊
    技を行い、該始動遊技の遊技結果に基づき、特別遊技状
    態を発生可能な遊技機において、 前記特別遊技状態の発生に関連して遊技者に有利な特定
    遊技状態を発生させるとともに、 所定条件の成立に基づき、前記始動口への入賞があって
    も、前記始動遊技の開始を無効にされる制御が行われ、 前記特定遊技状態中に、前記無効にされた前記始動口へ
    の入賞回数を計数し、当該計数結果に基づき、前記始動
    口への遊技球の入賞率を、遊技者に有利な状態に変化さ
    せる制御を行うことを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】前記無効にされた前記始動口への入賞を検
    出する信号を遊技機外部に出力する外部出力手段を備え
    たことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊
    技機。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の遊技機に接続され、 前記外部出力手段により出力された信号を入力すること
    により、前記無効にされた前記始動口への入賞に関連し
    たデータ収集を行うことを特徴とする集中管理装置。
  9. 【請求項9】請求項7に記載の遊技機に接続され、 前記外部出力手段により出力された信号を入力すること
    により、前記無効にされた前記始動口への入賞回数を計
    数し、当該計数された計数結果を表示する外部表示手段
    と、 を備えたことを特徴とする島設備装置。
  10. 【請求項10】前記計数された、前記無効にされた前記
    始動口への入賞回数の計数結果に基づいて遊技者に所定
    のサービスを提供可能にする外部サービス提供手段を備
    えたことを特徴とする請求項9記載の島設備装置。
JP31108795A 1995-11-29 1995-11-29 遊技機 Expired - Fee Related JP3781462B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31108795A JP3781462B2 (ja) 1995-11-29 1995-11-29 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31108795A JP3781462B2 (ja) 1995-11-29 1995-11-29 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006035038A Division JP4249754B2 (ja) 2006-02-13 2006-02-13 遊技システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09140868A true JPH09140868A (ja) 1997-06-03
JP3781462B2 JP3781462B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=18012979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31108795A Expired - Fee Related JP3781462B2 (ja) 1995-11-29 1995-11-29 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3781462B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003038750A (ja) * 2001-07-31 2003-02-12 Samii Kk 弾球遊技機
JP2004105642A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機
JP2004202097A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Sun Corp 遊技情報管理装置
JP2005074069A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Daikoku Denki Co Ltd パチンコ遊技機
JP2005073720A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2005253877A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機
JP2005253876A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機
JP2005288018A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2006034344A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2006204677A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2007021081A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2008067905A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2009240489A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP2011030751A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2011055868A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2011167544A (ja) * 2011-04-28 2011-09-01 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2013188284A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Heiwa Corp 遊技機
JP2014087470A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2014094155A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2019084207A (ja) * 2017-11-09 2019-06-06 ダイコク電機株式会社 遊技情報表示装置
JP2019098088A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003038750A (ja) * 2001-07-31 2003-02-12 Samii Kk 弾球遊技機
JP2004105642A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機
JP2004202097A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Sun Corp 遊技情報管理装置
JP2005073720A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2005074069A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Daikoku Denki Co Ltd パチンコ遊技機
JP2005253877A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機
JP2005253876A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機
JP2005288018A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2006034344A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2006204677A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2007021081A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2008067905A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2009240489A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP2011030751A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2011055868A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2011167544A (ja) * 2011-04-28 2011-09-01 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2013188284A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Heiwa Corp 遊技機
JP2014087470A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2014094155A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2019084207A (ja) * 2017-11-09 2019-06-06 ダイコク電機株式会社 遊技情報表示装置
JP2019098088A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3781462B2 (ja) 2006-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09140868A (ja) 遊技機、集中管理装置、及び島設備装置
US6203430B1 (en) Electronic amusement device and method for enhanced slot machine play
JPH10113459A (ja) 遊技機、及び遊技設備装置
JP2001079140A (ja) 遊技装置及び遊技プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体
JPH09117558A (ja) 遊技機、及び遊技設備
US7070506B1 (en) System and method for providing pinball machine tournament play
JP2002315936A (ja) 遊技機管理装置
JPH09285632A (ja) 島設備装置
JP4249754B2 (ja) 遊技システム
JP4098040B2 (ja) 遊技用装置
JPH0647152A (ja) 遊技機
JPH09206444A (ja) 遊技機
JPH0919551A (ja) 遊技機
JPH10155992A (ja) 遊技装置
JP6560057B2 (ja) 遊技場用システム
JPH09117559A (ja) パチンコゲーム機の管理装置
JP6756582B2 (ja) 遊技情報表示装置及び遊技場用システム
JPH06319863A (ja) 遊技データ送信装置
JP2002113151A (ja) 遊技機システム
JP3792021B2 (ja) 遊技機
JP2023125422A (ja) 遊技場用システム
JP6831284B2 (ja) 遊技場用システム
JP6491571B2 (ja) 遊技場用システム
JP2023144663A (ja) 遊技場用システム
JP6577287B2 (ja) 遊技場用システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140317

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees