JP2023125422A - 遊技場用システム - Google Patents

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紹広 小島
Akihiro Kojima
大祐 衣斐
Daisuke Ibi
慎之介 内藤
Shinnosuke Naito
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Abstract

【課題】遊技状況を比較的容易に把握し得る遊技情報を提供可能な遊技場用システムを提供する。【解決手段】情報表示装置において、例えば所定期間における最大MYと最大M◇とのうちの遊技状況に及ぼす影響が大きい方を判定対象として予め設定された範囲の何れに属するかに応じた判断指標を提示するため、遊技状況を比較的容易に把握し得る遊技情報を提供可能になる。【選択図】図7

Description

本発明は、遊技場用システムに関する。
遊技場では遊技状況の良し悪しを把握するために遊技者に対して差玉の推移を示す所謂スランプグラフを提供している(例えば特許文献1参照)。
さて、このようなスランプグラフは、確かに遊技状況の良し悪しを詳細に把握するためには最適と言えるが、遊技状況を読み取ることに時間が掛かることや、遊技状況を読み取ることが難しい遊技者(特に年配者)もいるといったことが懸念され、詳細な遊技状況を示す反面、利用し難いといった問題点があり、スランプグラフに代わる、或いはスランプグラフに付随して提供される遊技情報が切望されていた。
特開2016-168155号公報
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技状況を比較的容易に把握し得る遊技情報を提供可能な遊技場用システムを提供することにある。
本開示は、複数の遊技機が設置された遊技場を管理する遊技場用システムであって、
遊技者が遊技に使用した遊技価値の大きさを特定する使用遊技価値特定手段(例えば情報表示装置3)と、
遊技の進行に伴い遊技者に付与された遊技価値の大きさを特定する付与遊技価値特定手段(例えば情報表示装置3)と、
各遊技機において減少又は増加させた遊技価値の大きさに対応した収支データ(例えばセーフからアウトを差し引いた差数としての数値データ)であって、前記使用又は前記付与により増減する数値を示す遊技機単位の収支データを特定する収支特定手段(例えば情報表示装置3)と、
前記収支データの最小値(例えば最小差)と、当該最小値になった後の前記収支データの最大値(例えば最大差)との差を示す最大獲得価値(例えば最大MY)を特定する最大獲得価値特定手段(例えば情報表示装置3)と、
前記収支データの最大値と、当該最大値になった後の前記収支データの最小値との差を示す最大損失価値(例えば最大M◇)を特定する最大損失価値特定手段(例えば情報表示装置3)と、
所定期間における前記最大獲得価値及び前記最大損失価値のうちの遊技状況に及ぼす影響が大きい方(例えば絶対値(数値)が大きい方)を判定対象として予め設定された範囲(例えば図6に示す最大MY或いは最大M◇の項目における天気の範囲)の何れに属するかを判定し、その判定結果に基づき遊技状況の指標となる判断指標(例えば天気のアイコンM1)を提示する提示手段(例えば情報表示装置3)と、を備える。
上記構成によれば、例えば所定期間における最大MYと最大M◇とのうちの遊技状況に及ぼす影響が大きい方を判定対象として予め設定された範囲の何れに属するかに応じた判断指標を提示するため、遊技状況を比較的容易に把握し得る遊技情報を提供可能になる。
一実施形態における遊技場用システムの全体構成図 情報表示装置の正面図 情報表示装置の電気的構成を中心に示すブロック図 メイン表示部において判断指標を3日間天気として示す図 メイン表示部において判断指標を週間天気として示す図 天気ロジックの説明図 天気判定の具体例を図表で示す説明図 指標特定処理の流れを示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には複数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技装置2及び情報表示装置3が設けられている。これら遊技機1、遊技装置2及び情報表示装置3は、中継装置4及びLAN5を介して遊技情報管理装置6(以下「管理装置6」と略す)と接続されている。また、遊技場にはPOSや残高精算機(何れも図示略)も設置されており、これらPOSや残高精算機も、LAN5を介して管理装置6と接続されている。なお、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室などに設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード7、モニタ8が接続されると共に、図示しないマウスやプリンタ等が接続されている。管理装置6は、遊技機1側から出力される遊技信号を入力することで、遊技機1毎の遊技情報を管理する。
遊技機1はパチンコ遊技機であり、盤面1aに玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル10、上受皿11、下受皿12を有し、盤面1aに、液晶表示部13、普図入賞口14、第1始動口15、第2始動口16、大入賞口17を有する。また、遊技機1における上受皿11上面には残高表示部11a、貸出釦11b、返却釦11cを有する。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(a)第1始動口15は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口16は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口15,16への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部13にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(b)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。なお、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されず、第2始動口16に保留がある場合は第1始動口15の保留に優先して保留している図柄変動を実行する。
(c)大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/250で、大当りがその後確変状態(確変)となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率は、ヘソ入賞では50%であるのに対して電チューでは70%である。大当りが発生すると振分けられたラウンド(R)分だけ大入賞口17を開放する。ここでラウンドは、ヘソ入賞では全てが4Rに振分けられる一方、電チューでは10Rに50%、4Rに50%振分けられる。なお、1Rの上限入賞数は10個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数または上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(d)確変中は大当り確率が1/50に向上すると共に第2始動口16への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる複合時短となり、大当り発生まで継続する。一方で、確変とならない通常大当りが発生した場合、100回の図柄変動が行われるまで継続する確変ではない時短(単独時短)となり、大当りが発生しなければ、その後、通常状態となる。
(e)第2始動口16は普図入賞口14への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。また、開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口16の入賞率が高くなる。
このような遊技機1以外に、単独時短が発生しない遊技機、或いは大当り確率が複数設けられ、設定により変更可能な遊技機といった例示した遊技機1以外の遊技機を管理対象としてもよい。なお、本実施形態では、遊技機1がパチンコ遊技機であることから遊技価値たる遊技媒体はパチンコ玉(単に「玉」とも称する)であるが、遊技機1がスロットマシンであれば遊技価値はメダルである。
遊技機1側からは、遊技者による玉の打込みや各始動口15,16への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下の遊技信号を出力する。
・アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。なお、遊技機1から出力される信号でもよい。
・セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。入賞に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。なお、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としてもよい。また、玉を実際に払い出した際に出力される実セーフ信号と、入賞に応じて払い出しが予約された場合に出力される入賞セーフ信号とがあるが、入賞から出力までのタイムラグを極力省くため後者を採用することが望ましい。
スタート信号=遊技機1から出力される始動入賞(S入賞)により変動(作動)する液晶表示部13(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)及びスタート(スタート処理数)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので、信号入力に応じてスタート処理を特定する。なお、始動口15,16へ入賞したことを示すS入賞信号により代用してもよい。
・大当り信号=遊技機1から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
・特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口16の入賞率が向上する特別状態中(時短中(複合時短を含む))にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。なお、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であってもよい。また、大当り信号と特別状態信号の何れも入力していない期間を通常状態として特定する。
図1に示す遊技装置2は、所謂各台計数機能付の貸出機であり、遊技機1の遊技状態や遊技装置2の状態を示す状態表示灯2a、貨幣が投入される貨幣投入口21、タッチパネル式の表示部22、持玉を払出すための払出釦23、払出された玉が通過する払出ノズル24、一般カード(持玉券)や会員カードといったICカード(図示しない記録媒体)が挿入されるカード挿入口25、遊技機1の下受皿12の下方に位置する計数受皿26等を有する。
遊技装置2は、以下に示すように動作する。
(a)貨幣を受付けすると(貨幣受付処理)と、遊技機1と遊技装置2の双方に入金額を残高に加算して表示させる。残高がある状態で遊技機1の貸出釦11bが押下(貸出操作、付与操作)されると、貸出1単位分(例えば500円)の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払い出させ(対価付与処理)、レートに応じた対価分を残高から引き落とす。貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
(b)計数玉を受付けした場合、つまり遊技者が獲得した獲得玉を持玉として計数した場合、その持玉を払出釦23の押下に応じて払戻す払戻処理(持玉の再プレイ処理)を可能とし、払戻した場合にはその対価分(例えば払戻した玉数と同数)の持玉を減算する。残高や持玉が残存する状態で遊技機1の返却釦11cが押下される(発行操作を受付ける)と、遊技装置2にストックされていた残高や持玉を特定可能な一般カードを発行する。なお、持玉の一部や残高のみを発行対象とする分割発行は説明の簡略化のため不可とするが、可能としてもよい。
(c)中継装置4とのシリアル通信(売上信号の受信)により管理装置6にて貨幣受付処理や対価付与処理、残高や持玉、貸出玉数、払戻玉数、入金額、計数玉数や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、及び一般カードの受付や発行処理等の各種情報を特定可能とするが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定可能としてもよい。
図2は、情報表示装置3を拡大して示す正面図である。情報表示装置3は、対応する遊技機1の上側の位置に配置され、当該遊技機1の遊技情報を遊技者向けに提示する表示画面を有する提示手段である。
情報表示装置3には、遊技者が従業員を呼出すための呼出釦30、その呼出釦30での呼出表示時や特別状態中等にイルミネーション演出を行うLEDで構成されたイルミネーション部31、及び前記表示画面として各種遊技情報等を表示する表示領域32が設けられ、その表示領域32の外面にはタッチパネル33が設けられている。
表示領域32は、図2に示すように正面から見て左方側のサブ表示部34と、右方側のメイン表示部35とに区分されている。
サブ表示部34は、例えばLEDにより「0」~「9」の数字を表示する7セグメントディスプレイにより、大当り回数やボーナス回数等を表示する複数の表示部34a,34bで構成されている。メイン表示部35は、例えばフルカラー表示可能なLCD(Liquid Cristal Display)たる液晶表示部からなり、後述するアイコンやグラフ、キャラクタ等、数字以外にも様々な表示が可能で、又、複数の表示部35a~35dに区分して表示する等、多様な表示態様での表示が可能である。
情報表示装置3の制御部36は、図3の機能ブロック図で示すように、CPU36a、ROM36b、RAM36c、I/O36d等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、ROM36b等に記憶されているコンピュータプログラムに基づいて当該装置3全体の動作を制御する。
制御部36は、信号を入出力するI/F(送受信部)37を介して中継装置4に接続されており、遊技機1側からの遊技信号や管理装置6からの設定情報を中継装置4(及びLAN5)を介して入力することで、対応する遊技機1の遊技情報の特定や当該情報表示装置3の各種設定を行うことができる。例えば制御部36は、対応する遊技機1からI/F37を介して入力される遊技信号に基づいて、当該遊技機1での大当り回数や収支データを特定する。
ここで、本実施形態の収支データとは、各遊技機1において減少又は増加させた遊技価値の大きさに対応した数値データであって、例えば、遊技の進行に伴い遊技者に付与された遊技価値の大きさに対応するセーフから、遊技者が遊技に使用した遊技価値の大きさに対応するアウトを差し引いた差数として求められる。或いは、収支データは、遊技者が所持している遊技価値の大きさから遊技者が遊技に投資した遊技価値の大きさを差し引いた数値データ、つまり、遊技者が獲得している持玉(例えば売上玉(投資金額に相当する玉、再プレイ玉を含めてもよい)+セーフ-アウトにより特定可能)や、投資金額(再プレイ玉に相当する金額を含めてもよい)と持玉に相当する景品金額との差から算出される所謂粗利額(遊技者側から見れば収支額)としてもよく、前記使用又は前記付与により増減する数値を示す遊技機単位の数値データとであれば、どのような遊技情報を採用してもよい。
図3に示すように、制御部36には、呼出釦30やタッチパネル33が接続されると共に、イルミネーション部31としてのLED、サブ表示部34としてのセグメント表示部、メイン表示部35としての液晶表示部等が接続されている。制御部36は、タッチパネル33等での操作や前記遊技情報等に基づいて、イルミネーション部31、サブ表示部34、メイン表示部35の表示制御を実行することで、図2に示す表示画面など様々な表示画面(図4、図5参照)を表示させることができる。
さて、情報表示装置3において、表示対象となる遊技機1の遊技情報には、上記した大当り回数や、所謂出玉グラフ或いはスタート履歴グラフ(図2の第3メイン表示部35c参照)を含む。
しかしながら、こうした複数のグラフ等によって遊技状況の良し悪しを詳細に把握することができるとしても、これらグラフ等から遊技状況を読み取ることに時間が掛かることや、遊技状況を読み取ることが難しい年配者等の遊技者も少なからずいることから、詳細な遊技状況を示すグラフ等が却って利用し難くなるといった問題点を内在する。
そこで、本実施形態の情報表示装置3は、例えば1営業日のような所定期間における前記収支データとして例えば差数から求められる、後述する最大MYのような最大獲得価値及び後述する最大M◇のような最大損失価値のうちの遊技状況に及ぼす影響が大きい方を判定対象として予め設定された範囲の何れに属するかを判定し、その判定結果に基づき遊技状況の指標となる判断指標M1を提示するようになっている。
ここで、本実施形態の指標Mは、判断指標M1と後述する補助判断指標M2とを含み、対応する遊技機1の遊技状況を直感的に一目で把握することができるように、その指標M1,M2を天気アイコン(「アイコンM1」「アイコンM2」とも称する)で表すことを可能とする。
以下では「1.情報表示装置における通常表示」について説明した後、メイン表示部35での「2.指標としてのアイコンと天気ロジック」「3.指標の特定処理の流れ」について順に説明する。なお、係る特定処理等の制御主体(表示制御手段、提示手段、使用遊技価値特定手段、付与遊技価値特定手段、収支特定手段、最大獲得価値特定手段、最大損失価値特定手段、最新獲得価値特定手段)たる制御部36を単に「情報表示装置3」と称して、説明を簡単化する。
<1.情報表示装置における通常表示>
図2に示すように、情報表示装置3は通常状態時の表示(通常表示画面50)として、左側のサブ表示部34における複数の表示部34a,34bに大当り回数やスタート回数等を表示する一方、右側のメイン表示部35に、複数の表示部35a~35dを区分して表示する。
詳細には、サブ表示部34は、図2に例示するように、大当り回数やボーナス回数等を表示する第1サブ表示部34aと、初期化条件成立後(営業開始や特別状態の終了などにより成立)からのスタートを表示する第2サブ表示部34bとで構成される。また、第2サブ表示部34bの下方には、対応する遊技機1の台番を示す台番表示部34cがシールとして貼付されている。
一方、メイン表示部35は、図2に例示するように上端側の第1メイン表示部35aと、下端側の第4メイン表示部35dと、それら表示部35a,35d間の中央左半部の第2メイン表示部35bと、中央右半部の第3メイン表示部35cと、の4つに区分されている。
第1メイン表示部35aは、対応する機種に応じた画像や大当り確率のようなスペック、遊技場からの案内、機種名等を表示する。第2メイン表示部35bは、該当期間(営業日)単位にて発生した「大当り」回数や、天気指標としてのアイコンM(M1やM2)を表示する。第3メイン表示部35cは、開店時からの累計の出玉(つまり「セーフ-アウト」)の推移を示す所謂出玉グラフや、大当り単位のスタートをグラフ化した所謂スタート履歴グラフ等を表示する。第4メイン表示部35dは、遊技情報表示の切替えや休憩する場合に操作する釦群を表示する。
メイン表示部35は、少なくとも第4メイン表示部35dの部分(或いはメイン表示部35全部)にタッチパネル33が配置されたタッチパネル式のものであり、前記釦群とタッチパネル33とでタッチ操作に供される操作釦群を構成する。この操作釦群には、「3日間データ」釦33a、「週間出玉天気」釦33bが含まれる。
ここで、3日間データ釦33a或いは週間出玉天気釦33bがタッチ操作された場合、図2の通常表示画面50から、図4の3日間天気画面51或いは図5の週間天気画面52へ遷移する。
図4、図5における天気画面51,52は、アイコンM(M1,M2)や各釦33a,33b等を表すメイン表示部35側を特化して示しており、第2~第4メイン表示部35b~35dにわたって表示される。このうち、3日間天気画面51は、図4に示すように「2日前」「1日前」「本日」の3日間を対象として、各日の天気を表すアイコンMと、それらの天気に夫々対応した「出玉グラフ」及び「大当り」回数と、を上下に並べて表示可能としている。週間天気画面52は、図5に示すように「本日」「1日前」「2日前」…「7日前」の順に、当日と過去一週間分を対象として各日の天気を表すアイコンMを表示可能としている。
以下の図6、図7に示すアイコンM群は、上記した図2、図4、図5のアイコンM(M1やM2)の表示に用いられるものであり、係る指標としてのアイコンMと天気ロジックを中心に詳述する。
<2.指標としてのアイコンと天気ロジック>
図6は、「差数」「最大MY」「最大Mダイヤ」「只今MY」の各項目ついて、対応する複数のアイコンMと、それらアイコンMの「晴れ」や「雨」といった複数種類の天気の範囲を区分する閾値を例示している。
ここで、アイコンMは、例えば同図の最上段に示す「雷雨、雨、曇雨、曇、晴れ曇、晴れ、灼熱」といった7つの天気の種類が設定されており、アイコンM間の閾値により区分される範囲の何れに対象となる項目の遊技情報が属するかにより、対象となるアイコンMつまりは対応する遊技機1の遊技状況が特定されるものとする。
即ち、同図の最上段に示す「差数」は、上記した周知のセーフ-アウトで求められ、例えば「-10000、-5000、-2500、-1250、1250、5000」の6つの閾値が設定されている。これらの閾値により、判定対象たる差数がとり得る値の大きさに対応して段階的に区分された複数の範囲を規定し、以って上記7つの天気の区分としている。これにより例えば、差数が-10000に達していない場合に「雷雨」、-10000に達しており且つ-5000に達していない場合に「雨」というように、予め設定された範囲の何れに属するかを閾値で判定し、該当する天気のアイコンMを特定することができる。
次の「最大MY」と「最大Mダイヤ」は、遊技者の最大の獲得価値(例えば対応する遊技機1での最大の持玉、以下の通り差数にて特定)と、遊技者の最大の損失価値(例えば対応する遊技機1での最大の持玉損失分、以下の通り差数にて特定)を示し、何れも「最小差(所定時点(例えば営業開始時)からの最小の差数)」と「最大差(所定時点からの最大の差数)」との差分を示す。これらの起点となる各所定時点は「最大MY」を特定する場合は最小差特定時で、「最大Mダイヤ」を特定する場合は最大差特定時となる。
具体的には、「最大MY」はそれまでの最小差と差数との差分が、それまでの最大MYに達した場合に更新されることから(後述する図8のS2,S3参照)、特定時以前の最小差から遊技者の最大の獲得価値を表す、つまり最小差(収支データの最小値)と、当該最小差になった後の最大差(収支データの最大値)との差を示す最大獲得価値を表すものといえる。
「最大Mダイヤ(以下、ダイヤは「◇」とする)」はそれまでの最大差と差数との差分が、それまでの最大M◇に達した場合に更新される(図8のS4,S5参照)。それ故、「最大M◇」は特定時以前の最大差から遊技者の最大の損失価値を表す、つまり最大差と、当該最大差になった後の最小差との差を示す最大損失価値を表すものといえる。
また、同図の最下段の「只今MY」は、対象時点の遊技者の獲得価値(例えば持玉)を示し、それ以前における最小差と差数との差分を示す。それ故、「只今MY」は最小差と、最新の収支データたる現在の持玉数との差分を示す最新獲得価値を表すものといえる。
上記した「差数」「最大MY」「最大M◇」「只今MY」の各項目と、夫々の閾値とは対応関係がある。即ち例えば、差数と最大MYとの閾値を比較すると、最大MYの対象となる1250以降の閾値は、差数の対象となる閾値と同値である。
同様に、最大M◇は持玉の損失分であることから差数のマイナスの値に対応しており、最大M◇の対象となる1250以降の閾値は、差数の-1250に達していない閾値と絶対値(正負を入替えた値)が同じである。また、只今MYも基準値となる1000以外の閾値は差数の閾値と同値を示す。このような関係を持つことから、各項目の閾値は夫々設定可能としてもよいが、差数のような一部の項目の閾値を設定することで、これに合わせて他の項目の閾値を自動的に設定するようにしてもよい。何れにしても各項目の閾値は、例えば夫々デフォルト値或いは予め設定されることにより、夫々の天気の範囲を予め設定された範囲として規定することができる。
なお、最大MY、最大M◇、只今MYの各項目において、最も低い閾値で区分された範囲(図6中、左端の区分)は、何れも「-」(ブランク)のアイコンとしている。これは(例えば最大MYの1250に達しない範囲)は、対象となるアイコンMを表示しないことを示している。
続いて、アイコンMを特定するロジックを説明する。当該ロジックは大きく分けて2つあり、双方の判定結果により2つのアイコンが対応する場合は2つのアイコンM1,M2、同じアイコンM(後述する統合判断指標TM)、或いは「-」のアイコンが含まれるといったように1つのアイコンMしか対応しない場合は1つのアイコンMを特定する。
なお、2つのアイコンM1,M2を示す場合、例えば図4の「雨」のち「晴れ」で示すように、全体の状況を示す判断指標としてのアイコンM1を先(左側)とし、補助判断指標としてのアイコンM2を後(右側)として画面上で提示する。
1つ目のロジックは、最大MYと最大M◇とを比較し、その絶対値が大きい方を閾値との照合対象としてアイコンM1を特定するというものである。つまり、情報表示装置3は、所定期間(例えば営業開始からの期間)における最大MYの絶対値と最大M◇の絶対値との大きい方を遊技状況に及ぼす影響が大きいものと見做して、予め設定された範囲の何れに属するかを判定し、その判定結果に基づき特定したアイコンM1を、対応する遊技機1の判断指標M1とする。
もっとも、判断指標M1は、図6中「-」で示した範囲を含む最大MY或いは最大M◇を判定対象とすることから、例えば営業開始時点では何れも「-」の範囲に属することで、対応するアイコンM1を特定できない場合がある。
ここで、最大MYと最大M◇とを比較する際に絶対値を例示した点について補足説明するが、これは、最大MYや最大M◇の特定方法により一方の負号が変わるケースを想定しているためである。例えば本実施形態のように最大MYと最大M◇との何れも数値が大きくなるほど影響が大きくなれば数値をそのまま比較すればよいが、最大M◇が損失分を示すため、マイナスベースとして数値が小さくなるほど影響が大きくなるような特定方法も想定できる。
具体的には前者の場合、最大差(例えば5000)-最小差(例えば-3000)にて最大M◇を特定すれば(例えば8000)数値が大きくなるほど影響が大きくなる一方、後者の場合、最小差(例えば-3000)-最大差(例えば5000)にて最大M◇を特定すれば(例えば-8000)数値が小さくなるほど影響が大きくなる。
以上は遊技者側から見た場合だが、同様に最大MYについても遊技場からみれば持玉は損失分となるので、マイナスベースで特定し、小さくなるほど影響が大きいとの特定方法も想定できる。よって、数値、或いは絶対値で比較すればよいが、何れも絶対値での比較結果と変わりはないので、絶対値により遊技状況に及ぼす影響が大きい方を特定すると表現している。なお、上記の通りなので最大MYと最大M◇との比較だけでなく、以下の只今MYと基準値を比較するといった他の比較の際に絶対値を採用しても勿論よい。
2つ目のロジックは、只今MYと基準値(例えば只今MYの「-」の閾値と同じ「1000」)とを比較して只今MYの方が大きければ只今MY、小さければ差数を閾値との照合対象としてアイコンM2を特定するというものである。
つまり、情報表示装置3において、基準価値条件として最新獲得価値の基準値が予め設定されており、例えば只今MYが「-」の上限値である基準値1000に達することで基準価値条件を満たしていれば当該只今MY、満たしていなければ最新の収支データ(例えば現時点の差数)を判定対象として、予め設定された範囲の何れに属するかを判定し、その判定結果に基づき特定したアイコンM2を遊技状況の補助的な指標となる補助判断指標M2としてアイコンM1とともに提示可能となる(図4等参照)。
この場合の補助判断指標M2は、只今MYの(図6最下段の)「晴れ曇り」~「灼熱」の何れかの範囲、或いは差数の(同図最上段の)「雷雨」~「灼熱」の何れかの範囲に描かれたアイコンM2が必ず特定され、「-」のアイコンが特定されることはない。
以上の差数及び只今MYに係るロジックにより、アイコンM2は以下のような特性となる。即ち、現在の天気について、差数がプラスであれば必ず晴以上(晴れ曇り以上)の範囲となる。差数がマイナスでも、只今MYが基準値1000より高ければ晴以上の範囲となる。
上記のように、判断指標M1と補助判断指標M2とをアイコンM1,M2として提示するために判定対象が何れに属するかの判定がなされる範囲は、当該判断指標M1と当該補助判断指標M2とのうち一方の指標M2のための第1範囲Rg1(例えば図6の差数或いは只今MYの項目における範囲)と、他方の指標M1のための第2範囲Rg2(例えば同図の最大MY或いは最大M◇の項目における範囲)とに区分される。
そして、第1範囲Rg1は、判定対象としての基準価値条件を満たす只今MY或いは差数がとり得る値を全てカバーするように設定され、第2範囲Rg2は、判定対象としての最大MY或いは最大M◇がとり得る値の一部をカバーしない「-」を含む設定とされていることから、他方の指標M1について最大MY或いは最大M◇が第2範囲Rg2にてカバーされず何れの範囲Rg2にも属さない「-」に該当する場合には、当該アイコンM1を提示せずにアイコンM2を提示するようになっている(図8におけるS14の「判断指標」は「-」のアイコンM1を含む)。
ここで、図7は、遊技者の獲得価値(対応する遊技機1での収支データ)に見立てた差数の推移を示す所謂出玉グラフ(以下「グラフ71」と称する)と、これに合わせて上記したロジックの基礎とする各項目をアイコンM1,M2と共に示す図表(以下「図表72」と称する)の一例を示している。
グラフ71はその縦軸を差数、横軸をアウト、当該座標系における左側の原点を記録当初(例えば営業開始時)とし、図表72は、差数の推移に応じてどのように天気判定(何れのアイコンMとするかの判定)を行うかを、該当するアイコンM1,M2特定のために閾値と比較された項目の部分にハッチングを付して示している。
図表72に示す、「最小差MY」「最大差MY」「最大差M◇」「最小差M◇」は何れも当該遊技機1に対応する情報表示装置3で管理される。上記した「最大MY」は「最大差MY」-「最小差MY」、「最大M◇」は「最大差M◇」-「最小差M◇」にて求められる。
ここで「最小差MY」と「最大差MY」とは最小差と差数との差分がそれまでの最大MYに達した場合、即ち最大MYが更新された場合に「最小差MY」は最小差、「最大差MY」は差数に更新される。「最大差M◇」と「最小差M◇」とは最大差と差数との差分がそれまでの最大M◇に達した場合、即ち最大M◇が更新された場合に「最大差M◇」は最大差、「最小差M◇」は差数に更新される。
係る更新(「最小差MY」は「最小差」、「最大差MY」「最小差M◇」は「差数」、「最大差M◇」は「最大差」に更新)を分り易くするために、図表72ではハッチング(符号72aの欄の網掛け部分)を更新箇所として明示している。また、図表72における丸で囲った数字(グラフ符号)1~12は、同じくグラフ71における丸で囲った数字1~12と同じ時点を示しており、「(1)~(12)」として説明する。なお、説明の都合上、「(1)~(12)」の各時点はアイコンMの更新時期と必ずしも対応しておらず、任意で抽出した時点において、何れのアイコンMが表示されているかに過ぎない。つまり、天気判定やアイコンの更新は「(1)~(12)」に示した時点以外で行われる場合も想定できる。
(1)の時点の記録当初では、図表72における全ての項目が「0」であるため、判断指標M1として(前記「-」として)アイコンM1を提示せず、補助判断指標M2については、差数を参照して「晴れ曇」のアイコンM2だけを提示する。
なお、詳細には上記したように、当該時点(1)における最新の差数を判定対象としてその閾値(図6の「…,-1250,1250,…」)と比較することにより、予め設定された天気の範囲の何れに属するかを判定し、その判定結果に基づき該当する範囲の「晴れ曇」のアイコンM2を特定して提示するのであるが、係る判定につき「最新」や「範囲」の語を適宜省略する等して説明を簡単化する。
(2)と(3)の時点では、夫々最大M◇が更新されて(最大差-最小差)が「2000」と「4000」になったことから、夫々最大M◇を参照することにより、判断指標M1として「曇」と「曇雨」のアイコンM1を特定する。また、差数「-2000」と「-4000」を参照することにより、補助判断指標M2として「曇」と「曇雨」の同じアイコンM2を特定する。
このため、(2)の時点では「曇」のアイコンM(TM)、(3)の時点では「曇雨」のアイコンM(TM)を夫々一つずつ提示している。このように符号「TM」は、情報表示装置3において、判断指標M1と補助判断指標M2との間に対応関係があると判定した場合に、その判断指標M1と補助判断指標M2とを統合した統合判断指標TMとしてのアイコンTMを示すが、詳しくは後述する(図8のS14,S16参照)。
(4)の時点では最大MYよりも最大M◇の方が大きいものの多少持玉が獲得されているので、只今MYが「3000」(差数-最小差)となり基準値1000に達するので当該只今MYを参照し、補助判断指標M2として「晴」のアイコンM2を特定する。一方、判断指標M1は、最大M◇を参照するので「曇雨」のアイコンM1のままである。この「曇雨」と「晴」のように、判断指標M1と補助判断指標M2との間に対応関係がないと判定されるような場合には、その判断指標M1と補助判断指標M2との双方のアイコンM1,M2「曇雨のち晴」を提示する(図8のS14,S15参照)。
(5)の時点では、只今MYが(3)の時点と同じ「0」になり、基準値1000に達しなくなるので、差数「-4000」を参照して「曇雨」のアイコンM2を特定する。また、最大M◇「4000」を参照して「曇雨」のアイコンM1を特定することから、(3)の時点と同様、統合判断指標TMとしての「曇雨」のアイコンTMを提示する。
(6)の時点では、最小差が更新され、参照される最大M◇も差数も双方「雨」に対応するアイコンM1,M2を特定することから、統合判断指標TMとして「雨」のアイコンTM一つを提示する。
なお、(4)→(5)の途中で、只今MYが閾値1250に達しなくなった場合に只今MYにより「晴れ曇」のアイコンM2が特定されるので「曇雨のち晴れ曇」が提示しうるアイコンM1,M2となる。その後、只今MYが基準値1000に達しなくなった場合(例えば只今MYが800の場合)、差数(例えば-3200)により「曇雨」のアイコンM2が特定されるとともに最大M◇により同じ「曇雨」のアイコンM1が特定されるため、(5)の時点と同じアイコンTMとなるが、同図7(図表72)では、そのような経緯を他も含めて省略し、主要な経緯だけを示している。
(7)の時点では、最大MYよりも最大M◇の方が大きいものの多少持玉が獲得され、只今MYが4000となり基準値1000に達するので当該只今MYを参照し、補助判断指標M2として「晴」のアイコンM2を特定する。判断指標M1は(6)の時点から変わらず「雨」のアイコンM1のままなので、双方のアイコンM1,M2「雨のち晴」を提示する。
(8)の時点では、最大M◇より大きくなった最大MYを参照し、判断指標M1として「灼熱」のアイコンM1を特定する。また、只今MYを参照し補助判断指標M2として「灼熱」のアイコンM2を特定することで、統合判断指標TMとして「灼熱」のアイコンTM一つを提示する。
(9)の時点では更に持玉を獲得し、(10)の時点では多少持玉を減らすものの、判断指標M1と補助判断指標M2の判定対象に係る夫々の数値データの範囲に変わりはない(閾値との比較による判定結果に変わりはない)ので、(9)及び(10)の何れの時点も「灼熱」のアイコンTMのまま提示する。
(11)の時点では、更に持玉を減らすものの最大MYや最大M◇に変わりはないことから判断指標M1は「灼熱」のアイコンM1のままだが、補助判断指標M2は只今MYが4000であることから「晴」のアイコンM2となり、結果、双方のアイコンM1,M2「灼熱のち晴」を提示する。
(12)の時点では、判断指標M1は「灼熱」のアイコンM1のままだが、補助判断指標M2は只今MYが500であり基準値1000に達していないことから、参照される差数-5500により「雨」のアイコンM2となり、結果、双方のアイコンM1,M2「灼熱のち雨」を提示する。
<3.指標の特定処理の流れ>
図8は、指標Mの特定処理の流れを示すフローチャートであり、同図のS1,S2,…は、情報表示装置3が実行する各ステップを示している。情報表示装置3は例えば、上記した遊技状況の指標Mとなる天気のアイコンM1,M2或いはTMを遊技者向けに提示すべく、所定期間おきにS1~S18の処理を繰り返し実行するものとする。
即ち先ず、情報表示装置3は、入力されたアウト信号或いはセーフ信号といった遊技信号に基づいて、差数が更新されたか否かを判定する(S1)。
情報表示装置3は、差数が更新されたと判定した場合(S1:YES)、「差数-最小差」が最大MYに達したか、即ち最大MYが更新されたか否かを判定する(S2)。これにより、最大MYが更新されたと判定した場合(S2:YES)、その最大MYの更新とともに、最小差MYと最大差MYとを更新(図7の当該最小差MYを最小差、当該最大差MYを差数に更新)する(S3)。
一方、情報表示装置3は、最大MYが更新されていないと判定した場合(S2:NO)、「差数-最小差」が最大M◇に達したか、即ち最大M◇が更新されたか否かを判定する(S4)。これにより、最大M◇が更新されたと判定した場合(S4:YES)、その最大M◇の更新とともに、最小差M◇と最大差M◇とを更新(図7の当該最小差M◇を差数、当該最大差M◇を最大差に更新)する(S5)。
次いで、情報表示装置3は、最大MYと最大M◇とを絶対値として比較し(S6)、大きい方つまりは遊技状況に及ぼす影響が大きい方を閾値との比較対象(判定対象)として設定する(S7又はS8)。
このため、最大MYの絶対値が大きければ(S6:YES)、当該最大MYの閾値により区分される天気の範囲の何れに属するかを判定し(S8)、その判定結果に基づき判断指標M1を特定する(S9)。これに対し、最大M◇の絶対値が大きければ(S6:NO)、当該最大M◇の閾値により区分される天気の範囲の何れに属するかの判定結果に基づき(S7)、判断指標M1を特定する(S9)
また、情報表示装置3は、最新獲得価値たる只今MYと基準値1000とを比較することにより(S10)、基準価値条件を満たしているか否かを判定する。これにより、只今MYの方が大きく、従って基準価値条件を満たしていると判定された場合(S10:YES)、当該只今MYの閾値により区分される天気の範囲の何れに属するかを判定し(S12)、その判定結果に基づき補助判断指標M2を特定する(S13)。これに対し、基準値1000が大きく、従って基準価値条件を満たしていないと判定された場合(S10:NO)、最新の収支データとしての差数を判定対象とし、その閾値により区分される天気の範囲の何れに属するかの判定結果に基づき(S11)、補助判断指標M2を特定する(S13)。
そして、情報表示装置3は、S9で特定した判断指標M1とS13で特定した補助判断指標M2とが同じ、或いはそれら指標M1,M2の何れかが前記「-」に該当するか否かを判定する(S14)。これにより、判断指標M1と補助判断指標M2とが同じ或いはそれら指標M1,M2の何れかが「-」に該当すると判定した場合(S14:YES)、当該同じ或いは「-」に該当しない、一つのアイコンM(TM)を特定する。一方、判断指標M1と補助判断指標M2とが異なり且つそれら指標M1,M2の何れも「-」に該当しないと判定した場合(S14:NO)、それら二つ(双方)のアイコンM1,M2を特定する(S15)。
こうして、特定された天気のアイコンM1,M2或いはTMと、情報表示装置3にて表示中の天気のアイコンM1,M2或いはTMと、が異なれば(S17)、前者のアイコンで表示更新する(S18)。これにより、判断指標M1と補助判断指標M2との双方、或いは統合判断指標TMといった指標Mに相応する、アイコンM1,M2或いはTMを提示して、この処理を終了する(リターンする)。
上記S14で判定された、判断指標M1と補助判断指標M2とが同じ指標であるという対応関係は、前記閾値が各項目にわたって同値を示すように関連付けて規定されているため(図6の各項目の閾値参照)、夫々の属する天気の範囲が、その閾値も一致する対応関係にあるものといえる。
従ってまた、図6の閾値について各項目で同値を示すような関連付けがなされていなくても、上記S14に代えて、判断指標M1と補助判断指標M2との夫々の属する天気の範囲の一部が相互に重なり合い、或いは夫々の属する範囲の一部が共通するような対応関係にあるか、の判定ステップを実行してもよい。これにより例えば、判断指標M1と補助判断指標M2との夫々の属する天気の範囲が「晴れ」として相互に重なり合いが認められるような対応関係がある場合には(当該範囲の少なくとも一部が相互に重なり合うのであれば)、その「晴れ」の範囲(閾値)が完全に一致しなくても、統合判断指標TMとして一つのアイコンTMを特定し(S16)、提示することができる。
以上に説明した本実施形態によれば、次の効果を得ることができる。
情報表示装置3は、所定期間における最大獲得価値及び最大損失価値(例えば最大MY及び最大M◇)のうちの遊技状況に及ぼす影響が大きい方を判定対象として予め設定された範囲の何れに属するかを判定し、その判定結果に基づき遊技状況の指標となる判断指標M1を提示することから、例えばその判断指標M1のアイコンM1表示により期間全体の遊技状況を効率よく把握可能となる。
情報表示装置3は、例えば最新獲得価値としての只今MYが予め設定される基準値に達することにより基準価値条件を満たしていれば当該只今MY、満たしていなければ最新の収支データとしての差数を判定対象として、予め設定された範囲の何れに属するかを判定し、その判定結果に基づき遊技状況の補助的な指標となる補助判断指標M2を判断指標M1とともに提示可能であることから、判断指標M1により期間全体の遊技状況、補助判断指標M2により最新(或いは最終)の遊技状況を把握できる。
また、例えば最新獲得価値としての只今MYが基準価値条件を満たしていれば只今MYを判定対象とするため、所謂出率(セーフ÷アウト)が100%に達せず差数がマイナスになっても、最新獲得価値を用いた判定により好適な補助判断指標M2を提示し易くなる。
情報表示装置3は、判断指標M1と補助判断指標M2との間に対応関係があると判定した場合に、その補助判断指標M2と補助判断指標M2とを統合した統合判断指標TMを提示する一方、対応関係がないと判定した場合に、その判断指標M1と補助判断指標M2との双方を提示することから、期間全体の遊技状況と最新の遊技状況との双方を提示する構成でも、係る統合によって無駄なく提示することができ、遊技状況をより把握し易くなる。
前記対応関係は、判断指標M1と補助判断指標M2との夫々の属する前記範囲の少なくとも一部が相互に重なり合い、或いは夫々の属する前記範囲の少なくとも一部が一致、又は共通するような対応関係であることから、双方の指標M1,M2に係る判定を行う場合であっても、夫々の属する範囲の設定情報(例えば範囲を区分する閾値等の情報)を簡易にでき、双方の指標M1,M2をまとめ易くなり、これをアイコンM1,M2等で提示する上で有用なものとすることができる。
情報表示装置3は、他方の指標(例えば判断指標M1)について、その判定対象となる例えば最大MY或いは最大M◇が第2範囲Rg2にてカバーされず何れの範囲にも属さない(例えば図6の「-」に属する)場合には、当該他方の指標M1を提示せずに一方の指標M2を提示する。これによれば、例えば最大MYが「-」に属するといった、第2範囲Rg2にカバーされない範囲を設けることで、指標M1,M2の双方を提示する蓋然性が低減し、指標M1,M2を複数提示することで遊技状況を把握し難くなる虞を低減できる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
図7にて説明したように、上記指標M1,M2は言わば遊技状況の指標となる天気アイコンM1,M2(天気情報)として特定されるものであり、その最新の特定結果を図2等の様に表示すればよいが、図7の一部、或いは全部を表示対象としても勿論よい。つまり、所定期間としては営業開始からの期間、天気指標が変わる毎の期間、或いは複数営業日等、どのような期間を採用してもよく、その提示形態は適宜変更しうるものである。
図2、図4、図5に示す営業日単位の天気情報として本実施形態では該当営業日の最終の判定結果を示すようにしているが、判断指標M1、或いは補助判断指標M2の何れかだけを示してもよい。
差数や最大MY等の各判断対象となる遊技情報の閾値を同値として対応する値としたが(図6参照)、上記の如く対応していれば必ずしも同値とする必要はない。また、只今MYに対して設定した基準値として他の閾値と異なる値(例えば1000)を例示したが他の閾値と兼用してもよい。
上記した通り、例えば最大M◇を「最大差-最小差」にて特定し、マイナスではなくプラスとすることを例示したが、M◇は遊技価値の損失分を示す遊技情報なので、最小差-最大差としてマイナスになるようにしてもよく、その場合、最大MYとの比較は正負を入替えて判定すればよい。
即ち、少なくとも上記した実施形態の如く最大MYと最大M◇とのうち絶対値が大きい方が、遊技状況に及ぼす影響が大きい方と考えられる。このように、遊技状況に及ぼす影響が大きいと想定される方を判定対象とするので、例えば、アウトやセーフといった対応する遊技情報の絶対値が相対的に大きいこと、或いは前記所定期間において当該対応する遊技情報の入力期間(検出期間)が相対的に長いこと、また、最大MYはセーフ、最大M◇はアウトの影響度が大きいため、前者はセーフ、後者はアウトといったように両者で異なる遊技情報を比較対象とするといった他の方法でもって判定対象を選択してもよい。
最大MYや最大M◇を説明の都合上、図7に示す最小差MYや最大差MY等を利用して説明したが、例えば図8のフローチャートのように特定すれば最大差、最小差、差数、最大MY、及び最大M◇を管理するだけで最小差MY他を管理することなく最大MYや最大M◇を管理できる。
判断指標M1と補助判断指標M2とが同一である場合、一つのアイコンTMしか示さないことを例示したが、双方のアイコンM1,M2を示してもよい。また、指標Mの提示は天気のアイコンだけでなく、例えば晴れや雨といった文字情報、また、天気に限定されず、例えば矢印により上向き下向き、或いはその角度による提示や、80%といった出玉指数のような形式で指標を提示も想定できる。
MYの基準になる情報として差数を例示したが、上記した通り遊技者の獲得価値は「売上玉+差数」により示される場合もあるので、アウト又はセーフにより増減する数値を示せば必ずしも差数だけにより特定する必要はない。
判断指標M1は対応するアイコンを設けない範囲「-」を設ける一方、補助判断指標M2は全ての範囲に対応するアイコンを設ける(或いは「-」を除外する条件を定める)ことを例示したが、補助判断指標M2に対応するアイコンを設けない範囲を設ける一方、判断指標M1は全ての範囲にアイコンを設けるようにしてもよい。また、両指標M1,M2共に全ての範囲にアイコンを設けてもよいし、対応するアイコンを設けない範囲を設けてもよく、両指標M1,M2共に対応するアイコンのない範囲に属した場合はアイコンを非表示にすればよい。
遊技機1上方の情報表示装置3にて表示する構成を例示したが、遊技装置2のような遊技機1間に設けられる情報表示装置や島端に設けられる集合情報表示装置に本発明を適用してもよい。
関連する設定情報は予め設定されていれば遊技場管理者が任意に設定しても、管理装置6の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部や遊技機メーカ等)の管理サーバからダウンロードして設定してもよい。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定してもよい。また、機種としては、メーカ単位やスペック単位等、遊技機1の種類を示せばどの様な区分としてもよい。また、液晶表示を例示したが、有機EL等の他の表示方法を採用してもよい。
数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値他を採用してもよい。また、演算式は単なる例示であり例示した演算式と同様の値を示す又は同様の意義を持つ演算値を演算するのであれば、どの様な演算式を採用してもよい。
以下と未満についてはどちらを採用してもよく、「達していない」等の表現は以下、或いは未満となった場合の何れにも対応する表現となる。以上と超過についても同様で、「達している」等の表現は双方に対応する表現となる。
対象となる遊技機1としてパチンコ遊技機を例示したが、それ以外に例えばスロットマシンのような他の遊技機を対象としてもよい。その他に遊技媒体を排出せずデータ上のポイントを遊技に応じて更新する所謂封入式の遊技機等も想定できるため、玉やメダル等の遊技媒体や上記ポイントを包含する遊技価値という表現を適宜使用している。
情報表示装置3が行う処理の一部、或いは全てを管理装置6、遊技装置2、或いは中継装置4等にて行ってもよいし、情報表示装置3のみで全てを構成してもよい。また、例示した構成を適宜設定に応じて採用するか否かを変更してもよいし、変形例を含む例示した構成をどのように組合せてもよいし、適宜構成を除外してもよい
図面中、1は遊技機、3は情報表示装置(提示手段、使用遊技価値特定手段、付与遊技価値特定手段、収支特定手段、最大獲得価値特定手段、最大損失価値特定手段、最新獲得価値特定手段)、35はメイン表示部(提示手段)である。

Claims (5)

  1. 複数の遊技機が設置された遊技場を管理する遊技場用システムであって、
    遊技者が遊技に使用した遊技価値の大きさを特定する使用遊技価値特定手段と、
    遊技の進行に伴い遊技者に付与された遊技価値の大きさを特定する付与遊技価値特定手段と、
    各遊技機において減少又は増加させた遊技価値の大きさに対応した収支データであって、前記使用又は前記付与により増減する数値を示す遊技機単位の収支データを特定する収支特定手段と、
    前記収支データの最小値と、当該最小値になった後の前記収支データの最大値との差を示す最大獲得価値を特定する最大獲得価値特定手段と、
    前記収支データの最大値と、当該最大値になった後の前記収支データの最小値との差を示す最大損失価値を特定する最大損失価値特定手段と、
    所定期間における前記最大獲得価値及び前記最大損失価値のうちの遊技状況に及ぼす影響が大きい方を判定対象として予め設定された範囲の何れに属するかを判定し、その判定結果に基づき遊技状況の指標となる判断指標を提示する提示手段と、を備える遊技場用システム。
  2. 前記収支データの最小値と、最新の前記収支データとの差分を示す最新獲得価値を特定する最新獲得価値特定手段を備え、
    前記提示手段は、前記最新獲得価値が予め設定される基準価値条件を満たしていれば当該最新獲得価値、満たしていなければ最新の前記収支データを判定対象として、予め設定された範囲の何れに属するかを判定し、その判定結果に基づき遊技状況の補助的な指標となる補助判断指標を前記判断指標とともに提示可能な請求項1に記載した遊技場用システム。
  3. 前記提示手段は、前記判断指標と前記補助判断指標との間に対応関係があると判定した場合に、その判断指標と補助判断指標とを統合した統合判断指標を提示する一方、前記対応関係がないと判定した場合に、その判断指標と補助判断指標との双方を提示する請求項2に記載した遊技場用システム。
  4. 前記範囲は、前記判定対象がとり得る値の大きさに対応して段階的に区分された複数の範囲で構成され、
    前記対応関係は、前記判断指標と前記補助判断指標との夫々の属する前記範囲の少なくとも一部が相互に重なり合い、或いは夫々の属する前記範囲の少なくとも一部が一致、又は共通するような対応関係である請求項3に記載した遊技場用システム。
  5. 前記判断指標と前記補助判断指標とを提示するために判定対象が何れに属するかを判定される前記範囲は、当該判断指標と当該補助判断指標とのうち一方の指標のための第1範囲と、他方の指標のための第2範囲とに区分され、
    前記第1範囲は、前記判定対象がとり得る値を全てカバーするように設定され、
    前記第2範囲は、前記判定対象がとり得る値の一部をカバーしないように設定され、
    前記提示手段は、前記他方の指標について前記判定対象が前記第2範囲にてカバーされず何れの範囲にも属さない場合には、当該他方の指標を提示せずに前記一方の指標を提示する請求項2から4の何れか一項に記載した遊技場用システム。
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