JP2004202097A - 遊技情報管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来とは異なる観点から集計された集計遊技情報を求めることができる遊技情報管理装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る遊技情報管理装置は、通常状態と特賞状態とを含む4種類以上の遊技状態の中で遊技状態が切換えられる遊技機に接続して用いられる。この装置は、当該遊技機の遊技情報を収集する手段と、当該遊技機の遊技状態を特定する手段と、前記した複数種類の遊技状態の中からユーザーが任意に選択する「遊技状態の組合せ」を設定する設定手段と、当該遊技機の遊技情報を、設定された「遊技状態の組合せ」の単位で集計した集計遊技情報を計算する手段とを備える。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に接続して用いられる遊技情報管理装置(例えばいわゆるホールコンピュータ)に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パチンコ玉を遊技媒体とする遊技機(パチンコ機)の中には、図柄表示装置を備えているものがある。図柄表示装置は、いわゆる始動入賞毎に図柄変動を開始してその図柄変動を停止する。この種の遊技機は、遊技状態が切換わりながら遊技が進行していく。例えば、図柄変動が停止したときにゾロ目の図柄が表示されると特賞状態(大当り状態)に切換えられる。最近では、通常状態と特賞状態と高確率状態と時短状態の中で遊技状態が切換えられる遊技機が存在する。以下に、各遊技状態について説明する。
(通常状態)
相対的に特賞状態に切換えられ難い遊技状態(ゾロ目の図柄が表示され難い遊技状態)である。
(特賞状態)
通常状態、高確率状態、時短状態においてゾロ目の図柄が表示されると切換えられる遊技状態である。遊技者は、特賞状態中に多くの遊技媒体の払出しを受けることができる。
(高確率状態)
特定条件を満たした場合に(例えば、特定種類のゾロ目の図柄が表示されて特賞状態に切換えられた場合に)、特賞状態の終了後に切換えられる遊技状態である。高確率状態は、通常状態よりも特賞状態に切換えられ易い。しかも、通常状態よりも始動入賞し易い。
(時短状態)
上記の特定条件を満たしていない場合に、特賞状態の終了後に切換えられることのある遊技状態である。時短状態は、通常状態と同じ確率で特賞状態に切換えられるとともに通常状態よりも始動入賞し易い。
【0003】
多くの遊技場には、遊技機に接続されて用いられる遊技情報管理装置(例えばホールコンピュータ)が備えられている。遊技情報管理装置の中には、通常状態と特賞状態と特賞状態後に切換えられるボーナス状態(高確率状態と時短状態とを含めてボーナス状態とすることになる)の3種類に遊技状態を区分し、遊技状態毎に遊技情報を集計するものがある(下記特許文献1参照)。これによると、例えば、通常状態から特賞状態に切換えられた回数と、高確率状態から特賞状態に切換えられた回数とがそれぞれ集計される。この装置を用いると、遊技状態毎の集計遊技情報をユーザー(例えば遊技場の管理者)に提供することができる。
【0004】
【特許文献1】
特許第2707022号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、「遊技状態毎」という観点から集計された集計遊技情報だけではなく、異なる観点から集計された集計遊技情報をユーザーが要求するようになってきている。この背景には、多くの遊技状態(例えば4種類の遊技状態)の中で遊技状態が切換えられる遊技機が増えてきたことがあり、遊技状態毎の集計遊技情報を提供するだけではユーザーが満足できなくなっている。
【0006】
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、従来とは異なる観点から集計された集計遊技情報を求めることができる遊技情報管理装置を提供することを目的とする。この遊技情報管理装置が実現されることによって、ユーザーが真に望む情報を提供できるようになることが期待できる。
【0007】
【課題を解決するための手段と作用と効果】上記課題を解決するために、通常状態と特賞状態とを含む4種類以上の遊技状態の中で遊技状態が切換えられる遊技機に接続して用いられる遊技情報管理装置が創作された。この装置は、当該遊技機の遊技情報を収集する手段と、当該遊技機の遊技状態を特定する手段と、前記した複数種類の遊技状態の中からユーザーが任意に選択する「遊技状態の組合せ」を設定する設定手段と、当該遊技機の遊技情報を、設定された「遊技状態の組合せ」の単位で集計した集計遊技情報を計算する手段とを備える(請求項1)。
この装置は、ユーザーによって設定された「遊技状態の組合せ」の単位で遊技情報を集計した集計遊技情報を計算する。例えば、通常状態と特賞状態と第1状態と第2状態との中で遊技状態が切換えられる遊技機がある場合に、設定手段に通常状態と第1状態が設定されたとすると、通常状態と第1状態の両状態における遊技情報を集計した集計遊技情報が計算される。ユーザー自身が「遊技状態の組合せ」を設定できるために、ユーザーが真に望む集計遊技情報が収集されることになる。
上記した「集計遊技情報を計算する」とは、例えば、以下のようにすることができる。(1)所定時間毎の遊技機の遊技情報(例えば所定時間毎のアウト数;遊技機に投入された遊技媒体数)を、そのときの遊技機の遊技状態と対応づけて累積して記憶していく。そして、設定された「遊技状態の組合せ」に含まれる遊技状態に対応づけて記憶されている遊技情報(例えばアウト数)を集計する。これにより、集計遊技情報(例えば集計アウト数)を求めることができる。(2)設定された「遊技状態の組合せ」に含まれる遊技状態に遊技機があるときにのみ遊技情報(例えばアウト数)を収集する。収集した遊技情報を集計すると、集計遊技情報(集計アウト数)を求めることができる。この場合、「遊技状態の組合せ」に含まれない遊技状態における遊技機の遊技情報(例えばアウト数)は収集しない。なお、遊技情報を収集する動作と集計する動作を同時的に行なってもよい。例えば、本装置が所定時間毎に遊技情報を収集するものである場合は、設定された「遊技状態の組合せ」に含まれる遊技状態のときの遊技情報を収集する毎に、その収集した遊技情報を累積計算するようにする。このようにすると、累積計算された遊技情報がそのまま集計遊技情報になる。
【0008】
上記した遊技情報管理装置において、前記した設定手段では、遊技情報の種類毎に「遊技状態の組合せ」を設定できるようにすることが好ましい。そして、前記した集計遊技情報計算手段が、遊技情報の種類毎に、当該種類に対応して設定された「遊技状態の組合せ」の単位で集計した集計遊技情報を計算することが好ましい(請求項2)。
ユーザーが、ある種類の遊技情報については例えば通常状態における集計遊技情報を要求する一方で、他の種類の遊技情報については例えば第1状態と第2状態の両状態における集計遊技情報を要求する場合がある。本装置では、遊技情報の種類毎に「遊技状態の組合せ」を自由に設定でき、その設定に基づいて遊技情報の種類毎に集計遊技情報を求める。例えば、第1種類の遊技情報に対応して通常状態が設定され、第2種類の遊技情報に対応して第1状態と第2状態が設定されたとする。この場合、通常状態における第1種類の遊技情報を集計した集計遊技情報を計算するとともに、第1状態と第2状態における第2種類の遊技情報を集計した集計遊技情報を計算する。この装置によると、ユーザーが遊技情報の種類毎に「遊技状態の組合せ」を設定できるために、遊技情報の種類毎にユーザーが望む集計遊技情報を提供できる。
なお、設定手段に設定できる「遊技状態の組合せ」とは、複数の遊技状態を組合せたものだけを意味するものではない。上記の例でも説明したように、ある種類の遊技情報に対応して一の遊技状態のみを設定することもできる。
【0009】
上記した遊技情報管理装置は、通常状態と特賞状態と高確率状態と時短状態の中で遊技状態が切換えられる遊技機に接続して用いられる場合に効果的に機能する(請求項3)。
【0010】
上記した遊技情報管理装置は、時短状態であることを示す信号を出力する遊技機に接続して用いられるものでもよい。この場合、前記した遊技状態特定手段は、前記の信号を入力することによって当該遊技機が時短状態であると特定することができる(請求項4)。
この遊技情報管理装置によると、遊技機が時短状態であることを容易に特定できる。
【0011】
また、上記課題を解決するために、通常状態と、特賞状態と、通常状態よりも特賞状態に切換えられ易い高確率状態と、通常状態と同じ確率で特賞状態に切換えられるとともに通常状態よりも始動入賞し易い特別状態との中で遊技状態が切換えられる遊技機に接続して用いられる遊技情報管理装置が創作された。この装置は、当該遊技機の遊技状態を特定する手段と、当該遊技機が通常状態から特賞状態に切換えられた回数と当該遊技機が特別状態から特賞状態に切換えられた回数との和に相当する低確率時特賞回数と、当該遊技機の通常状態における総始動数と当該遊技機の特別状態における総始動数との和に相当する低確率時始動数とを収集する手段と、低確率時特賞回数と低確率時始動数の比率を計算する手段とを備える(請求項5)。
上記の「特別状態」とは例えば時短状態である。上記の「始動数」とは、遊技機の所定の装置が動作した回数(例えば図柄変動動作の回数;図柄変動回数)である。その動作において特定の動作(例えばゾロ目の図柄を表示する動作)がなされると特賞状態に切換えられる。上記の「始動入賞」とは、上記した所定の装置の動作につながる入賞を意味する。
従来の遊技情報管理装置では、通常状態から特賞状態に切換えられた回数を収集するともに、通常状態における総始動数を収集する。そして、収集した回数と総始動数の比率を計算し、この比率を低確率時特賞確率(即ち、特賞状態に切換えられ難い遊技状態での実際に特賞状態に切換えられた確率)としてユーザーに提供する。従って、従来は、特賞状態に切換えられ難い特別状態における遊技情報(特賞状態に切換えられた回数と始動数)を低確率時特賞確率を計算する対象から除外している。このために、正確な意味での低確率時特賞確率をユーザーに提供できていなかった。
本技術では、通常状態と特別状態の両状態から特賞状態に切換えられた回数と、通常状態と特別状態の両状態における総始動数との比率を計算する。特賞状態に切換えられ難い両状態における遊技情報から比率が計算されるために、正確な意味での低確率時特賞確率をユーザーに提供することができる。
【0012】
上記した遊技情報管理装置が、特別状態では所定期間当りのセーフ数が通常状態より多くなる遊技機に接続して用いられる場合は、前記した収集手段は、当該遊技機の通常状態における総アウト数と通常状態における総セーフ数とをさらに収集し、前記した計算手段は、総アウト数と総セーフ数の比率をさらに計算することが好ましい(請求項6)。
上記の「アウト数」とは遊技機に投入された遊技媒体数をいう。上記の「セーフ数」とは遊技機から払出された遊技媒体数をいう。「総アウト数と総セーフ数の比率」は、出玉率と通称されるものである。出玉率は、遊技機の調整状態(例えば釘調整状態)をユーザーが判断する際の指標となるものである。ユーザーは、「通常状態」における出玉率を見ることによって遊技機の調整状態を正確に判断できる。この装置によると、遊技機の調整状態を正確に判断できる出玉率をユーザーに提供できる。
【0013】
【発明の実施の形態】各請求項に記載の発明は次の形態で好適に実施される。
(形態1)各請求項に記載の遊技情報管理装置は、いわゆるホールコンピュータである。ホールコンピュータは、複数の遊技機に共通的に接続されて用いられる。なお、「接続」とは有線接続、無線接続の双方を含む。
(形態2)遊技情報管理装置(ホールコンピュータ)は表示装置を備える。表示装置では、収集(計算)された情報(集計遊技情報、低確率時特賞確率、出玉率等)が表示される。
(形態3)遊技情報管理装置(ホールコンピュータ)と遊技機との間にはいわゆるユニット(台ユニットや島ユニット)が配置される。
(形態4)請求項に記載の遊技状態特定手段は、特賞状態の間はhigh状態であって、それ以外の状態の間はlow状態である信号を入力することによって、遊技機が特賞状態であることを特定する。さらに、高確率状態の間はhigh状態であって、それ以外の状態の間はlow状態である信号を入力することによって、遊技機が高確率状態であることを特定する。さらに、時短状態の間はhigh状態であって、それ以外の状態の間はlow状態である信号を入力することによって、遊技機が時短状態であることを特定する。そして、上記した各信号が全てlow状態のときに遊技機が通常状態であると特定する。
(形態5)各請求項に記載の遊技状態特定手段は、特賞状態の間はhigh状態であって、それ以外の状態の間はlow状態である信号を入力することによって、遊技機が特賞状態であることを特定する。さらに、高確率状態と時短状態の間はhigh状態であって、それ以外の状態の間はlow状態である信号を入力することによって、遊技機が高確率状態又は時短状態であることを特定する。この場合、高確率状態又は時短状態であると特定された期間の遊技機における遊技情報を監視することによって、遊技機が高確率状態と時短状態のいずれであるかを特定する。上記した2種類の信号がいずれもlow状態のときに遊技機が通常状態であると特定する。
(形態6)本技術では、次の遊技情報管理装置を実現している。即ち、通常状態と特賞状態とを含む複数種類(例えば4種類以上)の遊技状態の中で遊技状態が切換えられる遊技機に接続して用いられる遊技情報管理装置であり、当該遊技機の遊技情報を収集する手段と、当該遊技機の遊技状態を特定する手段と、前記した複数の遊技状態の中から選択される複数の「遊技状態の組合せ」を記憶している記憶手段と、当該遊技機の遊技情報を、記憶している「遊技状態の組合せ」毎に、当該「遊技状態の組合せ」の単位で集計した組合せ別集計遊技情報を計算する手段とを備える。
この装置によると、「遊技状態の組合せ」毎の集計遊技情報(例えば集計アウト数)が計算される。例えば、通常状態における総アウト数と高確率状態における総アウト数とが集計された第1集計アウト数と、通常状態における総アウト数と時短状態における総アウト数とが集計された第2集計アウト数とがそれぞれ計算される。この装置によると、より詳細な集計遊技情報をユーザーに提供できることが期待できる。
【0014】
【実施例】
(第1実施例)図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は、遊技場10の概略図を示す。遊技場10は、複数の遊技機21,22,23等と、それら遊技機21,22,23等と接続されたホールコンピュータ60を備えている。
遊技機21,22,23等によっていわゆる島55が形成されている。遊技場10には、複数の島55,56等が形成されている。図1では、全ての島を図示していない。また一つの島は、約20台の遊技機によって構成されるが、図1では島毎に三台ずつしか遊技機を示していない。
【0015】
本実施例における遊技機21,22,23等は、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機である。特に、以下のパチンコ機である。
(1)3つの図柄を変動表示する図柄表示装置を備えている。その図柄変動が停止したときにゾロ目が表示されると特賞状態(大当り状態)に切換えられる。本実施例の遊技機は、いわゆるフィーバー機(しかもCR機)である。
(2)図柄表示装置の図柄変動は、いわゆる始動入賞口にパチンコ玉が入賞すると(始動入賞すると)開始される。
(3)図柄表示装置に所定の図柄(図柄が1から12までの数字で構成される場合には、例えば奇数の図柄)のゾロ目が表示されて特賞状態になると、その特賞状態後にいわゆる高確率状態に切換えられる。この高確率状態中は、高確率(本実施例では1/60)で特賞状態に切換えられる。即ち、1回の図柄変動に基づいて特賞状態に切換えられる確率が1/60である。これに対し通常状態中は、本実施例では1/300の確率で特賞状態に切換えられるように設定されている。なお高確率状態中は、始動入賞口にパチンコ玉が入賞し易い。
(4)図柄表示装置に上記した所定の図柄以外の図柄(図柄が1から12までの数字で構成される場合には、例えば偶数の図柄)のゾロ目が表示されて特賞状態になると、その特賞状態後にいわゆる時短状態に切換えられる。時短状態中は、通常状態中と同じ1/300の確率で特賞状態に切換えられるように設定されている。時短状態中は、始動入賞口にパチンコ玉が入賞し易い。本実施例では、時短状態中に図柄変動が100回行なわれると通常状態に切換えられる。
(5)通常状態、高確率状態、特賞状態の間は、始動入賞毎に5個のパチンコ玉が払出される。時短状態の間は、始動入賞毎に4個のパチンコ玉が払出される。
【0016】
(6)いわゆる保留機能を有する。1回の図柄変動(開始から停止まで)には数秒から数分の時間がかかる。図柄変動の時間は、図柄変動がいわゆるリーチになるか否かに基づいて変わる。またリーチアクションの長さによっても変わる。「保留」とは、図柄変動が行なわれているときにパチンコ玉が始動入賞した場合に、その入賞の旨を記憶しておくことをいう。そして、その記憶に基づいて、当該図柄変動停止後に図柄変動を再び開始する。保留は最大4つまでできる。即ち保留が4つある状態では、その後に始動入賞したとしてもその入賞の旨は記憶されない。
(7)いわゆる図柄変動短縮機能を有する。図柄変動中に保留が3つ以上になると、当該図柄変動の次の図柄変動が短縮して行なわれる。この場合は、1回の図柄変動が数秒で終了する(但しリーチになると数十秒以上かかる)。時短状態では、始動入賞し易いことから図柄変動が短縮して行なわれる場合が多い。時間が短縮された図柄変動がなされる機会が多いために、「時短状態」と通称されるのである。
【0017】
遊技機三台毎に台ユニット40が設置されている。従って一つの島に対して約6台の台ユニットが設置されるが、図1では島毎に1台の台ユニットしか示していない。台ユニット40は、遊技機21,22,23と通信可能に接続されている。
島毎に島ユニット50,51等が設置されている。各島ユニット50,51は、それぞれの島55,56等の台ユニット40等と通信可能に接続されている。島ユニット50,51等は、ホールコンピュータ60と通信可能に接続されている。
【0018】
図2を参照して、遊技機の構成を詳細に説明する。図2は、遊技機21の構成を示す模式図である。この図2では、遊技機21が台ユニット40に接続されている様子が示されている。図には、本発明に関連するものを中心に示している。即ち、遊技機21には、図示したものの他に、遊技者によって操作されるハンドルや、ハンドル操作によって投入されたパチンコ玉が流下する遊技盤や、遊技盤に備えられる各種遊技装置(例えば役物、図柄表示装置)等が備えられるが、それらは公知のパチンコ機と同様のものであれば良く図示を省略している。
遊技機21には、遊技状態信号出力手段80と確率状態信号出力手段82と図柄変動信号出力手段84とセーフ信号出力手段86が備えられている。また、遊技機21の外部にはアウトメータ88が備えられる。アウトメータは遊技機毎に備えられる。
【0019】
遊技状態信号出力手段80は、遊技機21が特賞状態のときにhigh状態の信号を出力し、特賞状態以外の状態(通常状態)のときにlow状態の信号を出力する。以下では、この信号を遊技状態信号という。
確率状態信号出力手段82は、遊技機21が高確率状態と時短状態中のときにhigh状態の信号を出力し、それら以外の遊技状態のときにlow状態の信号を出力する。以下では、この信号を確率状態信号という。
図柄変動信号出力手段84は、図柄表示装置で図柄変動が1回行なわれる毎に1パルスの信号を出力する。以下では、この信号を図柄変動信号という。本実施例における図柄変動信号は、図柄変動を開始する毎に出力する信号(いわゆる始動信号)である。なお、図柄変動信号として、図柄変動が終了する毎に出力する信号(いわゆる図柄確定信号)を採用してもよい。
遊技状態信号と確率状態信号と図柄変動信号は台ユニット40に送られる。
【0020】
アウトメータ88は、遊技者のハンドル操作によって遊技盤に投入されたパチンコ玉(アウト玉)を検出する。アウトメータ88は、10個のパチンコ玉が遊技機に投入される毎に1パルスの信号(アウト信号と呼ぶ)を出力する。また、セーフ信号出力手段86は、遊技機21から払出されるパチンコ玉(セーフ玉)を検出する。セーフ信号出力手段86は、10個のパチンコ玉が遊技機から払出される毎に1パルスの信号(セーフ信号と呼ぶ)を出力する。アウト信号とセーフ信号は台ユニット40に送られる。
【0021】
台ユニット40は、遊技機21やアウトメータ88から出力された各種信号を入力する。そして、それぞれの信号に対して所定の処理を施し、所定の信号を島ユニット50に出力する。
具体的には、遊技機21から出力されたアウト信号を入力すると、遊技機21の台番号が対応づけられたアウト信号を出力する。台番号とは、遊技場10で用いられている各遊技機を特定する番号である。この実施例では、遊技機21の台番号は、符号と同じ「21」とする。同様に、遊技機22の台番号は「22」であり、遊技機23の台番号は「23」である。台ユニット40は、遊技機21から出力されたセーフ信号や図柄変動信号を入力すると、台番号「21」を対応づけたセーフ信号や図柄変動信号を出力する。また、台ユニット40は、遊技機21から出力された遊技状態信号の状態と、台番号「21」とを対応づけて島ユニット50に出力する。即ち、台番号「21」−遊技状態信号「high」(ハイフンは対応づけられていることを示す)といった情報を出力する。同様に、確率状態信号の状態と台番号とを対応づけた情報を島ユニット50に出力する。
上記したように、台ユニット40等は、入力した各種情報と台番号とを対応づける役割を果たす。台ユニット40等には、各種情報を入力する複数の入力端子が設けられており、その入力端子の位置から遊技機の台番号を特定できるようになっている。例えば台ユニット40のA入力端子は遊技機21であり、B入力端子は遊技機22であるといった情報が記憶されている。この点のより詳細な説明は省略する。
【0022】
次に、図3を参照して、ホールコンピュータ60の構成を説明する。図3は、ホールコンピュータ60と、それに接続される島ユニット50とを簡単に示した模式図である。
島ユニット50は、台ユニット40等から出力される各種信号を入力する。遊技機の台番号が対応づけられた遊技状態信号や確率状態信号の状態を入力する。また、遊技機の台番号が対応づけられたアウト信号やセーフ信号や図柄変動信号を入力する。島ユニット50は、入力した各種信号をホールコンピュータ60に出力する。
【0023】
ホールコンピュータ60は、入力ポート120と出力ポート122とディスプレイ124と情報処理手段126と記憶装置128とキーボード130等を備えている。入力ポート120と出力ポート122は、信号線132によって情報処理手段126と通信可能に接続されている。入力ポート120にはキーボード130が接続されている。出力ポート122にはディスプレイ124が接続されている。
入力ポート120は、島ユニット50等から出力された各種信号を入力する。また入力ポート120は、キーボード130の操作信号を入力する。キーボード130を操作することによって、後述する「遊技状態の組合せ」を選択することができる。入力された各種情報は、所定のデータ形式に変換されて情報処理手段126等に取り込まれる。
情報処理手段で処理された各種情報は、出力ポート122を介してディスプレイ124に送られる。ディスプレイ124では各種情報が表示される。
【0024】
ここでは、ホールコンピュータ60が入力する各種信号について説明する。図4に、遊技機における各信号の出力例を示している(即ちホールコンピュータ60における各信号の入力例を示していることになる)。
特賞信号は、期間Bと期間Dでhigh状態であり、それら以外の期間ではlow状態である。従って、期間Bと期間Dは特賞状態であることがわかる。
確率状態信号は、期間Cと期間Eでhigh状態であり、それら以外の期間ではlow状態である。従って、期間Cと期間Eは、高確率状態又は時短状態であることがわかる。
図柄変動信号は、期間Bと期間Dでは出力されていない。特賞状態では、図柄変動が行なわれないからである。図4をみると、期間Aと期間Fにおける図柄変動信号の出力間隔が、期間Cと期間Eにおける図柄変動信号の出力間隔よりも大きいことがわかる。これは、期間Cや期間Eでは始動入賞し易くなっているために図柄変動が短縮して行なわれる機会が多いからである。
アウト信号は、いずれの期間でもほぼ等間隔で出力されている。パチンコ玉の投入間隔はほぼ一定であるために(1分間に約100発)、アウト信号はほぼ等間隔で出力される。
セーフ信号は、全ての期間で出力されている。期間Aと期間Fにおける出力間隔が大きく、期間Bと期間Dにおける出力間隔が小さいことがわかる。さらによく見ると、期間Cと期間Eにおける出力間隔は、期間Aと期間Fにおける出力間隔よりも小さく、期間Bと期間Dにおける出力間隔よりも大きい。特賞状態である期間Bと期間Dは、かなり多くのパチンコ玉が払出されるために出力間隔が小さくなる。通常状態である期間Aと期間Fは、パチンコ玉の払出しが少ないために出力間隔が大きくなる。期間Cと期間Eは、始動入賞し易くて通常状態よりも多くのパチンコ玉が払出されるので、ある程度小さい間隔でセーフ信号が出力される。
【0025】
情報処理手段126(図3参照)は、ホールコンピュータ60の動作を統括的に管理する。例えば、入力された各種情報を記憶する処理、記憶した各種情報を加工(集計)する処理、加工した情報をディスプレイ124で表示する処理等を実行する。具体的な処理内容を以下に記載する。なお以下の各記憶処理は、記憶装置128に情報を記憶させることによって行なう。
(1)アウト数記憶処理;1分毎のアウト数を遊技機毎に記憶する処理
1分間に入力ポート120に入力されたアウト信号数を遊技機毎にカウントし、そのカウントされたアウト信号数に10を乗算してアウト数を得る。そのアウト数を遊技機毎に記憶していく。この処理を1分毎に行なって、1分毎のアウト数を遊技機毎に記憶していく。これにより、図5の第1欄に例示したような情報が遊技機毎に記憶されていくことになる。図5の第1欄によると、1分間のアウト数はほぼ一定であることがわかる。なお図5の各時間は1分である。
(2)セーフ数記憶処理;1分毎のセーフ数を遊技機毎に記憶する処理
1分間に入力ポート120に入力されたセーフ信号数を遊技機毎にカウントし、そのカウントされたセーフ信号数に10を乗算してセーフ数を得る。そのセーフ数を遊技機毎に記憶していく。この処理を1分毎に行なって、1分毎のアウト数を遊技機毎に記憶していく。これにより、図5の第2欄に例示したような情報が遊技機毎に記憶されていくことになる。図5の第2欄によると、セーフ数は時間帯によって(遊技機の遊技状態によって)バラツキがあることがわかる。
(3)図柄変動回数記憶処理;1分毎の図柄変動回数を遊技機毎に記憶する処理
1分間に入力ポート120に入力された図柄変動信号数を遊技機毎にカウントして記憶する。この処理を1分毎に行なって、1分毎の図柄変動回数を遊技機毎に記憶していく。これにより、図5に第3欄に例示したような情報が遊技機毎に記憶されていくことになる。図5の第3欄によると、図柄変動回数も時間帯によって(遊技機の遊技状態によって)バラツキがあることがわかる。
【0026】
(4)遊技状態記憶処理;1分毎の遊技状態を遊技機毎に記憶する処理
(4−1)特賞信号がhigh状態のときは特賞状態であることを記憶する。
(4−2)特賞信号がlow状態であり、かつ確率状態信号がlow状態のときは、通常状態であることを記憶する。
(4−3)特賞信号がlow状態であり、かつ確率状態信号がhigh状態のときは、高確率状態又は時短状態であることを記憶する。この時点ではどちらの状態か判断できないために、このように記憶するのである。
この遊技状態記憶処理を行なうことによって、図6に例示したような情報が遊技機毎に記憶されていくことになる。
【0027】
次の(5)以降の処理は、遊技場10の営業時間終了後に実行する(但し営業時間中に実行するようにしてもよい)。
(5)遊技状態特定処理;高確率状態又は時短状態を特定する処理
図6を例にすると、時間ty1,ty2や時間tz1,tz2がどちらの遊技状態であるかを特定する。図4を例にすると、期間Cや期間Eがどちらの遊技状態であるかが特定されることになる。具体的には、次のようにして行なう。
確率状態信号がhigh状態であった期間毎に、その期間における1分毎のセーフ数の平均値を算出する。図4を例にすると、期間Cにおける1分毎のセーフ数の平均値を算出し、さらに期間Eにおける1分毎のセーフ数の平均値を算出する。この平均値を算出するために、上記の(2)の処理と(4)の処理で記憶されたデータ(図5の第2欄と図6)が参照される。図6から、平均値を算出すべきデータの始点と終点が特定される。平均値を算出すると、その平均値が所定数(本実施例では80)以上か否かを判定する。そして、平均値が80以上の期間は高確率状態であると特定し、80より小さい期間は時短状態であると特定する。上記したように、本実施例の遊技機21等は、高確率状態のときは始動入賞毎に5個のパチンコ玉が払出され、時短状態のときは始動入賞毎に4個のパチンコ玉が払出される。その差は1個だが、1分間の間には複数回の始動入賞があるために、1分間のセーフ数には明確な差が出る(本実施例では、その閾値が80である)。この遊技状態特定処理を行なうことによって、例えば時間ty1,ty2(図5、図6参照)を含む期間が高確率状態であり、時間tz1,tz2を含む期間が時短状態であると特定されることになる。
次に、どちらかの状態に特定すると、上記の(4)で記憶されたデータ(図6)を書換える。即ち、高確率状態であると特定したならば「高確率状態又は時短状態」という記憶内容を高確率状態に書換えるとともに、時短状態であると特定したならば「高確率状態又は時短状態」という記憶内容を時短状態に書換える。これにより、図7に例示するような情報が記憶されることになる。
【0028】
(6)遊技状態設定処理;遊技情報の種類毎に「遊技状態の組合せ」を設定する処理
キーボード130に所定の入力操作がなされると設定画面140をディスプレイ124に表示する。図8に、設定画面140の一例が表示されている。設定画面140には、○又は×が記された表が表示されている。まず、表中で使用している語句について説明する。
「特賞回数」とは、特賞状態に切換えられた回数を意味する。なお、後で使う表現だが、「△△状態における特賞回数」とは、△△状態から特賞状態に切換えられた回数を意味する。
「図柄変動回数」については既に述べている(始動数という場合もある)。
「特賞確率」とは、(特賞回数)/(図柄変動回数)という割合を、特賞回数が1になるようにして分数で表現したものを意味する。例えば、特賞回数が5回であり、図柄変動回数が1200回である場合には、特賞確率は1/240で表現される。なお、これも後で使う表現だが「△△状態における特賞確率」とは、△△状態における特賞回数と、その△△状態における図柄変動回数とに基づいて計算される特賞確率を意味する。
「出玉率」とは、総セーフ数÷総アウト数×100で定義されるものであって、パーセントを単位とする。なお、「△△状態における出玉率」とは、(△△状態における総セーフ数)÷(△△状態における総アウト数)×100で算出されるものである。
「単位始動数」とは、アウト数100当りの図柄変動回数(始動数)を意味する。
【0029】
遊技場管理者は、キーボード130を操作することによって(もしくはマウスのクリック操作によって)、設定画面140の表における○又は×を選択できる。図8を例にすると、特賞回数(1)の欄では、通常状態と時短状態で○が選択されており、高確率状態と遊技状態毎で×が選択されている。また、特賞回数(2)の欄では、通常状態と時短状態と高確率状態で○が選択されている。さらに、特賞回数(3)の欄では、遊技状態毎のみで○が選択されている。このように、本実施例では、一種類の遊技情報に対応して、「遊技状態の組合せ」を複数設定できるようになっている。遊技状態設定処理では、○又は×が選択された表の情報を記憶装置128で記憶させる。遊技状態設定処理で記憶された内容は、次に説明する集計処理で参照される。
【0030】
(7)遊技情報集計処理;遊技状態設定処理で設定された「遊技状態の組合せ」に基づいて遊技情報を集計する処理
この処理は、上記した各処理で記憶した内容(図5や図7の記憶内容)を参照して実行する。図8を例にして本処理の具体的内容を説明する。
(7−1)特賞回数(1)に対応して通常状態と時短状態で○が選択されている。このため、本処理では、特賞回数(1)として、通常状態における特賞回数と時短状態における特賞回数とを集計する。即ち、通常状態における特賞回数と時短状態における特賞回数との和に相当する数を計算する。これは、図7の記憶内容を参照すれば求めることができる。ここで計算された数は、特賞状態に切換えられ難い遊技状態(通常状態と時短状態)における特賞回数である(以下では低確率時特賞回数と記載する)。
(7−2)特賞回数(2)に対応して通常状態と高確率状態と時短状態で○が選択されている。従って、本処理では、特賞回数(2)として、通常状態における特賞回数と高確率状態における特賞回数と時短状態における特賞回数との和も計算する。
(7−3)また、特賞回数(3)に対応して遊技状態毎で○が選択されているために、特賞回数(3)として、各遊技状態(通常状態と高確率状態と時短状態)における特賞回数もそれぞれ集計される。
【0031】
(7−4)同様にして、図柄変動回数(1)、図柄変動回数(2)、図柄変動回数(3)も集計される。これらは、図5と図7の記憶内容を参照すれば求めることができる。なお、図柄変動回数(1)は、特賞状態に切換えられ難い遊技状態(通常状態と時短状態)における図柄変動回数であるために、以下では低確率時図柄変動回数(低確率時始動数)と記載する。
【0032】
(7−5)特賞確率(1)に対応して通常状態と時短状態で○が選択されている。本処理では、まず、通常状態における特賞回数と時短状態における特賞回数との和に相当する数(低確率時特賞回数)を求めるが、これは特賞回数(1)として既に求められている。次に、通常状態における特賞回数と時短状態における特賞回数との和に相当する数(低確率時図柄変動回数)を求める。これは図柄変動回数(1)として既に求められている。そして、特賞回数(1)/図柄変動回数(1)という分数であって、分子を1にしたものを算出する。これにより、特賞確率(1)を求めることができる。
また、特賞確率(2)対応して通常状態で○が選択されているために通常状態における特賞確率を求める。
【0033】
(7−6)出玉率に対応して通常状態で○が選択されているために、通常状態における出玉率が計算される。まず、通常状態中の総アウト数と総セーフ数を算出する。これらは、図5と図7の記憶内容を参照することによって求めることができる。そして、算出された総セーフ数÷総アウト数×100を計算して出玉率(%)を算出する。
【0034】
(7−7)単位始動数に対応して通常状態で○が選択されている。本処理では、通常状態中の1分毎の単位始動数を算出し、算出した単位始動数を累積して記憶する。例えば、図5を例にすると、時間t1の単位始動数は5であり、時間t2の単位始動数は4.4であり、時間t3の単位始動数は5であり、…、と算出し、それらを累積して記憶する。図5と図7の記憶内容を参照することによって通常状態における1分毎の単位始動数を算出できる。
【0035】
(8)表示処理;集計された遊技情報を表示する処理
(7)の処理で集計した遊技情報をディスプレイ124で表示する。図9に、その一例を示す。表示画面150には、遊技機21の集計遊技情報が示されている。特賞回数(1)として8が表示されおり、特賞回数(2)として17が表示されている。特賞回数(3)は、左から順に通常状態、高確率状態、時短状態における特賞回数が表示されている。図柄変動回数(1)として3216が表示されており、図柄変動回数(1)として3811が表示されている。図柄変動回数(3)は、左から順に通常状態、高確率状態、時短状態における図柄変動回数が表示されている。特賞確率(1)として1/402.5が表示されており、特賞確率(2)として1/325.4が表示されている。出玉率は20.5と表示されている。また、集計単位始動数として、横軸に単位アウト数をとり縦軸に単位始動数をとったグラフが示されている。このようにグラフを作成することも、請求項でいう「集計遊技情報を計算する」に含まれる。
【0036】
本実施例のホールコンピュータ60によると、ユーザー自身が遊技情報の種類毎に「遊技状態の組合せ」を設定できるために、ユーザーが真に望む集計遊技情報が収集されることになる。ホールコンピュータ60を用いると、ユーザーが真に望む集計遊技情報を提供できるようになる。
【0037】
なお、次のようにして高確率状態と時短状態を判別するようにしてもよい。各遊技機が高確率状態の間だけhigh状態の確率状態信号を出力するようにする。そして、各遊技機は、時短状態のときにhigh状態であり、時短状態以外の状態のときにlow状態である時短状態信号を出力する。図10に、遊技機21が出力する各信号を示している。期間Cは、確率状態信号がhigh状態であるために、高確率状態であることがわかる。期間Eは、時短状態信号がhigh状態であるために、時短状態であることがわかる。
ホールコンピュータ60は、特賞信号と確率状態信号と時短状態信号を入力することで、遊技機の状態を容易に判断することができる。このような構成にすると、上記した(7)の遊技状態特定処理を実行する必要がない。
【0038】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
【0039】
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る遊技場の構成を簡単に示している。
【図2】遊技機の構成と遊技機側から出力される各種信号を示している。
【図3】ホールコンピュータの構成を簡単に示している。
【図4】遊技機から出力される各種信号の出力パターンを例示している。
【図5】ホールコンピュータが収集して記憶した遊技情報を例示している。
【図6】ホールコンピュータが収集して記憶した遊技状態を例示している。
【図7】ホールコンピュータが収集して記憶した遊技状態を例示している(遊技状態特定処理後)。
【図8】ユーザーが「遊技状態の組合せ」を選択する画面の一例を示している。
【図9】集計遊技情報を表示する画面の一例を示している。
【図10】遊技機から出力される各種信号の出力パターンを例示している(変形例)。
【符号の説明】
10・・遊技場
21,22,23・・遊技機
40・・台ユニット
50,51・・島ユニット
55,56・・島
60・・ホールコンピュータ
80・・遊技状態信号出力手段
82・・確率状態信号出力手段
84・・図柄変動信号出力手段
86・・セーフ信号出力手段
88・・アウトメータ
120・・入力ポート
122・・出力ポート
124・・ディスプレイ
126・・情報処理手段
128・・記憶装置
130・・キーボード
132・・信号線

Claims (6)

  1. 通常状態と特賞状態とを含む4種類以上の遊技状態の中で遊技状態が切換えられる遊技機に接続して用いられる遊技情報管理装置であり、
    当該遊技機の遊技情報を収集する手段と、
    当該遊技機の遊技状態を特定する手段と、
    前記複数種類の遊技状態の中からユーザーが任意に選択する「遊技状態の組合せ」を設定する設定手段と、
    当該遊技機の遊技情報を、設定された「遊技状態の組合せ」の単位で集計した集計遊技情報を計算する手段とを備える遊技情報管理装置。
  2. 前記設定手段では、遊技情報の種類毎に「遊技状態の組合せ」を設定でき、
    前記集計遊技情報計算手段では、遊技情報の種類毎に、当該種類に対応して設定された「遊技状態の組合せ」の単位で集計した集計遊技情報を計算することを特徴とする請求項1に記載の遊技情報管理装置。
  3. 通常状態と特賞状態と高確率状態と時短状態の中で遊技状態が切換えられる遊技機に接続して用いられる請求項1又は2に記載の遊技情報管理装置。
  4. 前記時短状態であることを示す信号を出力する遊技機に接続して用いられる請求項3に記載の遊技情報管理装置であって、
    前記遊技状態特定手段は、前記信号を入力することによって当該遊技機が前記時短状態であると特定することを特徴とする遊技情報管理装置。
  5. 通常状態と、特賞状態と、通常状態よりも特賞状態に切換えられ易い高確率状態と、通常状態と同じ確率で特賞状態に切換えられるとともに通常状態よりも始動入賞し易い特別状態との中で遊技状態が切換えられる遊技機に接続して用いられる遊技情報管理装置であり、
    当該遊技機の遊技状態を特定する手段と、
    当該遊技機が通常状態から特賞状態に切換えられた回数と当該遊技機が特別状態から特賞状態に切換えられた回数との和に相当する低確率時特賞回数と、当該遊技機の通常状態における総始動数と当該遊技機の特別状態における総始動数との和に相当する低確率時始動数とを収集する手段と、
    低確率時特賞回数と低確率時始動数の比率を計算する手段とを備える遊技情報管理装置。
  6. 前記特別状態では所定期間当りのセーフ数が前記通常状態より多くなる遊技機に接続して用いられる請求項5に記載の遊技情報管理装置であり、前記収集手段は、当該遊技機の通常状態における総アウト数と通常状態における総セーフ数とをさらに収集し、
    前記計算手段は、総アウト数と総セーフ数の比率をさらに計算することを特徴とする遊技情報管理装置。
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