JPH091400A - アンダーカット部を有する粉末成形体の成形方法 - Google Patents
アンダーカット部を有する粉末成形体の成形方法Info
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- JPH091400A JPH091400A JP15474395A JP15474395A JPH091400A JP H091400 A JPH091400 A JP H091400A JP 15474395 A JP15474395 A JP 15474395A JP 15474395 A JP15474395 A JP 15474395A JP H091400 A JPH091400 A JP H091400A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/02—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
- B30B11/027—Particular press methods or systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 同一の成形装置により金型を交換することな
く、アンダーカット部を備えた粉末成形体のアンダーカ
ット部の上側および下側の密度および寸法を任意に設定
することができる粉末成形体の成形方法を提供する。 【構成】 カムダイス3を突出させた状態のダイ孔1
a,2a内に材料粉末Pを供給したのち、下パンチ5を
上昇させ、次いで上ダイ1上の過剰な材料粉末Pを除去
した状態で、下パンチ5をいったん下降させると共に、
再度下パンチ5を上昇させることによってカムダイス3
の上下に充填される材料粉末Pの量を調整したのち、上
下パンチ4,5により材料粉末Pを加圧成形する。
く、アンダーカット部を備えた粉末成形体のアンダーカ
ット部の上側および下側の密度および寸法を任意に設定
することができる粉末成形体の成形方法を提供する。 【構成】 カムダイス3を突出させた状態のダイ孔1
a,2a内に材料粉末Pを供給したのち、下パンチ5を
上昇させ、次いで上ダイ1上の過剰な材料粉末Pを除去
した状態で、下パンチ5をいったん下降させると共に、
再度下パンチ5を上昇させることによってカムダイス3
の上下に充填される材料粉末Pの量を調整したのち、上
下パンチ4,5により材料粉末Pを加圧成形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、粉末冶金にお
ける圧粉体の成形や、熱硬化性樹脂の圧縮成形に利用さ
れる粉末成形体の成形方法に係わり、とくに加圧方向に
対して垂直に位置するアンダーカット部を備えた粉末成
形体の成形方法に関するものである。
ける圧粉体の成形や、熱硬化性樹脂の圧縮成形に利用さ
れる粉末成形体の成形方法に係わり、とくに加圧方向に
対して垂直に位置するアンダーカット部を備えた粉末成
形体の成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなアンダーカット部を
備えた粉末成形体を材料粉末から直接成形するには、例
えば特開平6−39596号公報に記載された方法が適
用されている。
備えた粉末成形体を材料粉末から直接成形するには、例
えば特開平6−39596号公報に記載された方法が適
用されている。
【0003】すなわち、図5(a)ないし(d)は、上
記公報に記載された方法による成形手順の概略を示すも
のであって、この方法に用いる金型成形装置は、ダイ孔
1aおよび2aをそれぞれ備え、上下に分割された上ダ
イ1および下ダイ2と、これら上下のダイ1および2の
間に配設され、ダイ孔1aおよび2a内に出没可能なカ
ムダイス3,3と、上ダイ1および下ダイ2のダイ孔1
aおよび2a内にそれぞれ挿入される上パンチ4および
下パンチ5から構成されている。
記公報に記載された方法による成形手順の概略を示すも
のであって、この方法に用いる金型成形装置は、ダイ孔
1aおよび2aをそれぞれ備え、上下に分割された上ダ
イ1および下ダイ2と、これら上下のダイ1および2の
間に配設され、ダイ孔1aおよび2a内に出没可能なカ
ムダイス3,3と、上ダイ1および下ダイ2のダイ孔1
aおよび2a内にそれぞれ挿入される上パンチ4および
下パンチ5から構成されている。
【0004】このような構造の成形装置を用いて、アン
ダーカット部を有する粉末成形体を成形するには、ま
ず、上ダイ1と下ダイ2の間から材料粉末が漏れたり、
間に詰まったりすることがないように、図5(a)に示
すように、カムダイス3,3を前進させた状態で、フィ
ーダー6を上ダイ1の上に移動させてダイ孔1aおよび
2a、すなわち成形空間内に材料粉末Pを供給する。
このとき、成形空間内に突出したカムダイス3,3が障
害となって、カムダイス3,3の下側となるダイ孔2a
には材料粉末Pが充填されにくいので、材料粉末Pを供
給したのち、図5(b)に示すように、フィーダー6を
上ダイ1の上に待機させたままの状態で、ダイ1,2に
対して下パンチ5を相対的に上昇させる、いわゆるオー
バーフィル動作を行い、カムダイス3の下側となるダイ
孔2a内にも材料粉末Pが完全に充填されるようにす
る。
ダーカット部を有する粉末成形体を成形するには、ま
ず、上ダイ1と下ダイ2の間から材料粉末が漏れたり、
間に詰まったりすることがないように、図5(a)に示
すように、カムダイス3,3を前進させた状態で、フィ
ーダー6を上ダイ1の上に移動させてダイ孔1aおよび
2a、すなわち成形空間内に材料粉末Pを供給する。
このとき、成形空間内に突出したカムダイス3,3が障
害となって、カムダイス3,3の下側となるダイ孔2a
には材料粉末Pが充填されにくいので、材料粉末Pを供
給したのち、図5(b)に示すように、フィーダー6を
上ダイ1の上に待機させたままの状態で、ダイ1,2に
対して下パンチ5を相対的に上昇させる、いわゆるオー
バーフィル動作を行い、カムダイス3の下側となるダイ
孔2a内にも材料粉末Pが完全に充填されるようにす
る。
【0005】そして、フィーダー6を後退させて上ダイ
1の上に残存する過剰の材料粉末Pを除去したのち、図
5(c)に示すように、上ダイ4を上ダイ1のダイ孔1
a内に挿嵌して材料粉末Pを加圧することにより、図5
(d)に示すような粉末成形体Cが得られる。 最後
に、カムダイス3,3を後退させることによって当該粉
末成形体Cをダイ1,2から取り出すようにしていた。
1の上に残存する過剰の材料粉末Pを除去したのち、図
5(c)に示すように、上ダイ4を上ダイ1のダイ孔1
a内に挿嵌して材料粉末Pを加圧することにより、図5
(d)に示すような粉末成形体Cが得られる。 最後
に、カムダイス3,3を後退させることによって当該粉
末成形体Cをダイ1,2から取り出すようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の成形方法においては、オーバーフィル後のカム
ダイス3と下パンチ5との距離、すなわち図5(b)に
示す距離Hb を変化させることによってカムダイス3の
下側の粉末充填量を調整することができるが、カムダイ
ス3の上側の粉末充填量については、上ダイ1の寸法L
d によって決定されるため、カムダイス3の上側、すな
わち粉末成形体Cのアンダーカット部より上の部分の寸
法や密度を自由に調整することができず、寸法や密度の
異なる成形体を得るには、成形体の二次加工あるいは金
型の再製作が必要となるという問題点がある。 とく
に、粉末成形体Cのアンダーカット部より上の部分の寸
法が小さい場合には、上ダイ1の寸法Ld が小さくな
り、金型製作に際して反りや歪みが発生しやすくなるこ
とから製造コストが増すばかりでなく、加圧成形時およ
び成形体の抜き出し時にかかる応力によって、上ダイ1
が変形したり、破損したりする可能性が高くなるという
問題がある。
た従来の成形方法においては、オーバーフィル後のカム
ダイス3と下パンチ5との距離、すなわち図5(b)に
示す距離Hb を変化させることによってカムダイス3の
下側の粉末充填量を調整することができるが、カムダイ
ス3の上側の粉末充填量については、上ダイ1の寸法L
d によって決定されるため、カムダイス3の上側、すな
わち粉末成形体Cのアンダーカット部より上の部分の寸
法や密度を自由に調整することができず、寸法や密度の
異なる成形体を得るには、成形体の二次加工あるいは金
型の再製作が必要となるという問題点がある。 とく
に、粉末成形体Cのアンダーカット部より上の部分の寸
法が小さい場合には、上ダイ1の寸法Ld が小さくな
り、金型製作に際して反りや歪みが発生しやすくなるこ
とから製造コストが増すばかりでなく、加圧成形時およ
び成形体の抜き出し時にかかる応力によって、上ダイ1
が変形したり、破損したりする可能性が高くなるという
問題がある。
【0007】なお、図6(a)に示すように材料粉末P
を充填して上ダイ4を上ダイ1に挿嵌したのち、図6
(b)に示すように、上パンチ4および下パンチ5を等
量下降させることにより材料粉末Pを圧縮することなく
移動させてから、図6(c)に示すように加圧するとい
う方法が考えられなくもないが、この場合には、カムダ
イス3が材料粉末Pの移動の妨げとなり、成形体Cの密
度がアンダーカット部の上部と下部とで密度が相違する
という問題点があり、これらの問題点を解決することが
従来のアンダーカット部を有する粉末成形体の成形方法
における課題となっていた。
を充填して上ダイ4を上ダイ1に挿嵌したのち、図6
(b)に示すように、上パンチ4および下パンチ5を等
量下降させることにより材料粉末Pを圧縮することなく
移動させてから、図6(c)に示すように加圧するとい
う方法が考えられなくもないが、この場合には、カムダ
イス3が材料粉末Pの移動の妨げとなり、成形体Cの密
度がアンダーカット部の上部と下部とで密度が相違する
という問題点があり、これらの問題点を解決することが
従来のアンダーカット部を有する粉末成形体の成形方法
における課題となっていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、従来のアンダーカット部を有
する粉末成形体の成形方法における上記課題に着目して
なされたものであって、カムダイスの上下位置における
材料粉末の充填量をそれぞれ自由に調整することがで
き、金型を交換することなく同一の成形装置により、ア
ンダーカット部を備えた粉末成形体のアンダーカット部
の上側および下側の寸法および密度を任意に設定するこ
とができる粉末成形体の成形方法を提供することを目的
としている。
する粉末成形体の成形方法における上記課題に着目して
なされたものであって、カムダイスの上下位置における
材料粉末の充填量をそれぞれ自由に調整することがで
き、金型を交換することなく同一の成形装置により、ア
ンダーカット部を備えた粉末成形体のアンダーカット部
の上側および下側の寸法および密度を任意に設定するこ
とができる粉末成形体の成形方法を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるアンダー
カット部を有する粉末成形体の成形方法は、材料粉末が
充填されるダイ孔を有する上ダイと下ダイの間に、アン
ダーカット部の形状に対応するカムダイスを前記ダイ孔
内に出没可能に備えると共に、上ダイおよび下ダイのダ
イ孔内にそれぞれ挿入される上パンチおよび下パンチを
備えた粉末成形装置を用いてアンダーカット部を有する
粉末成形体を成形するに際し、カムダイスを突出させた
状態のダイ孔内に材料粉末を供給すると共に、下パンチ
をカムダイスに対してあらかじめ定められた第1の距離
まで相対上昇させた状態で上ダイ上に残存する過剰の材
料粉末を除去したのち、下パンチをいったん相対下降さ
せたうえで、再度カムダイスに対してあらかじめ定めら
れた第2の距離まで相対上昇させ、次いで上パンチおよ
び下パンチによりダイ孔内の材料粉末を加圧して成形す
る構成としたことを特徴としており、このようなアンダ
ーカット部を有する粉末成形体の成形方法の構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としている。 ま
た、本発明に係わるアンダーカット部を有する粉末成形
体の成形方法の実施態様として請求項2に係わる成形方
法においては、下ダイのダイ孔内に挿入される中空状の
スリーブパンチと、該スリーブパンチの中空部に摺動自
在に嵌挿されるコアパンチからなる下パンチを備えた粉
末成形装置を用い、当該下パンチをカムダイスに対して
相対下降させるに際して、前記スリーブパンチとコアパ
ンチとを独立的に下降させるようにすることができる。
カット部を有する粉末成形体の成形方法は、材料粉末が
充填されるダイ孔を有する上ダイと下ダイの間に、アン
ダーカット部の形状に対応するカムダイスを前記ダイ孔
内に出没可能に備えると共に、上ダイおよび下ダイのダ
イ孔内にそれぞれ挿入される上パンチおよび下パンチを
備えた粉末成形装置を用いてアンダーカット部を有する
粉末成形体を成形するに際し、カムダイスを突出させた
状態のダイ孔内に材料粉末を供給すると共に、下パンチ
をカムダイスに対してあらかじめ定められた第1の距離
まで相対上昇させた状態で上ダイ上に残存する過剰の材
料粉末を除去したのち、下パンチをいったん相対下降さ
せたうえで、再度カムダイスに対してあらかじめ定めら
れた第2の距離まで相対上昇させ、次いで上パンチおよ
び下パンチによりダイ孔内の材料粉末を加圧して成形す
る構成としたことを特徴としており、このようなアンダ
ーカット部を有する粉末成形体の成形方法の構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としている。 ま
た、本発明に係わるアンダーカット部を有する粉末成形
体の成形方法の実施態様として請求項2に係わる成形方
法においては、下ダイのダイ孔内に挿入される中空状の
スリーブパンチと、該スリーブパンチの中空部に摺動自
在に嵌挿されるコアパンチからなる下パンチを備えた粉
末成形装置を用い、当該下パンチをカムダイスに対して
相対下降させるに際して、前記スリーブパンチとコアパ
ンチとを独立的に下降させるようにすることができる。
【0010】
【発明の作用】本発明に係わるアンダーカット部を有す
る粉末成形体の成形方法においては、カムダイスを突出
させた状態のダイ孔内への材料粉末供給ののち、ダイに
対して下パンチを相対的に上昇させるオーバーフィル操
作を行い、次いで上ダイ上の過剰な材料粉末を除去した
状態で、ダイに対して下パンチを相対的に下降させるア
ンダーフィル操作ののち、再度オーバーフィル操作を行
うようにしている。 すなわち、当該成形方法において
は、最初のオーバーフィル操作によって、ダイ孔内に棚
上に突出したカムダイス直下に形成される材料粉末の未
充填部分にも材料粉末が満たされ、上ダイ上の過剰な材
料粉末を除去することによって成形に用いられる材料粉
末の全量が決定されることになる。 そして、最終の製
品形状によって決定される量のアンダーフィル操作によ
ってカムダイス上側の材料粉末がカムダイス下側に円滑
に移行し、次のオーバーフィル操作によって、アンダー
フィル操作によりカムダイス直下に形成される材料粉末
の空洞部分に適量の粉末が充填されることから、カムダ
イス上下における材料粉末の充填量の調整が自由なもの
となり、粉末成形体のアンダーカット部の上側および下
側の寸法および密度の設定が任意なものとなる。
る粉末成形体の成形方法においては、カムダイスを突出
させた状態のダイ孔内への材料粉末供給ののち、ダイに
対して下パンチを相対的に上昇させるオーバーフィル操
作を行い、次いで上ダイ上の過剰な材料粉末を除去した
状態で、ダイに対して下パンチを相対的に下降させるア
ンダーフィル操作ののち、再度オーバーフィル操作を行
うようにしている。 すなわち、当該成形方法において
は、最初のオーバーフィル操作によって、ダイ孔内に棚
上に突出したカムダイス直下に形成される材料粉末の未
充填部分にも材料粉末が満たされ、上ダイ上の過剰な材
料粉末を除去することによって成形に用いられる材料粉
末の全量が決定されることになる。 そして、最終の製
品形状によって決定される量のアンダーフィル操作によ
ってカムダイス上側の材料粉末がカムダイス下側に円滑
に移行し、次のオーバーフィル操作によって、アンダー
フィル操作によりカムダイス直下に形成される材料粉末
の空洞部分に適量の粉末が充填されることから、カムダ
イス上下における材料粉末の充填量の調整が自由なもの
となり、粉末成形体のアンダーカット部の上側および下
側の寸法および密度の設定が任意なものとなる。
【0011】本発明に係わるアンダーカット部を有する
粉末成形体の成形方法の実施態様として請求項2に係わ
る成形方法においては、スリーブパンチとコアパンチか
らなる下パンチを使用し、アンダーフィルに際して、ス
リーブパンチとコアパンチとを独立的に下降させるよう
にしているので、アンダーフィル操作による材料粉末の
カムダイス下側への移動量および成形時の加圧力の微調
整が容易となり、粉末成形体のアンダーカット部下側の
密度調整がより自由なものとなる。
粉末成形体の成形方法の実施態様として請求項2に係わ
る成形方法においては、スリーブパンチとコアパンチか
らなる下パンチを使用し、アンダーフィルに際して、ス
リーブパンチとコアパンチとを独立的に下降させるよう
にしているので、アンダーフィル操作による材料粉末の
カムダイス下側への移動量および成形時の加圧力の微調
整が容易となり、粉末成形体のアンダーカット部下側の
密度調整がより自由なものとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
する。
【0013】実施例1 図1および図2は、本発明に係わるアンダーカット部を
有する粉末成形体の成形方法の一実施例を示す工程図で
あって、当該成形方法に用いる金型成形装置は、図5お
よび図6に示したものと基本的に変わるところはなく、
上下に分割された円筒状の上ダイ1および下ダイ2と、
上下ダイ1,2の間に水平方向に移動可能に配設され、
上下ダイ1,2のダイ孔1a,2a内に出没するカムダ
イス3,3と、上ダイ1のダイ孔1a内に挿入される上
パンチ4および下ダイ2のダイ孔2a内に挿入される下
パンチ5から主に構成され、図示しないダイホルダに保
持された上下ダイ1,2に対して、それぞれ図示しない
駆動シリンダによってカムダイス3,3および上下パン
チ4,5が水平および鉛直方向に作動するようになって
いる。
有する粉末成形体の成形方法の一実施例を示す工程図で
あって、当該成形方法に用いる金型成形装置は、図5お
よび図6に示したものと基本的に変わるところはなく、
上下に分割された円筒状の上ダイ1および下ダイ2と、
上下ダイ1,2の間に水平方向に移動可能に配設され、
上下ダイ1,2のダイ孔1a,2a内に出没するカムダ
イス3,3と、上ダイ1のダイ孔1a内に挿入される上
パンチ4および下ダイ2のダイ孔2a内に挿入される下
パンチ5から主に構成され、図示しないダイホルダに保
持された上下ダイ1,2に対して、それぞれ図示しない
駆動シリンダによってカムダイス3,3および上下パン
チ4,5が水平および鉛直方向に作動するようになって
いる。
【0014】本発明に係わる粉末成形体の成形方法にお
いては、まず、図1(a)に示すように、材料粉末Pが
上ダイ1と下ダイ2の間の隙間から漏れたり、隙間に詰
まったりしないように、カムダイス3,3を前進させて
ダイ孔1a,2a内に突出差せた状態において材料粉末
Pの供給用フィーダ6を上ダイ1の上面まで移動させ、
ダイ孔1a,2aによって形成される成形空間内に材料
粉末Pを供給する。
いては、まず、図1(a)に示すように、材料粉末Pが
上ダイ1と下ダイ2の間の隙間から漏れたり、隙間に詰
まったりしないように、カムダイス3,3を前進させて
ダイ孔1a,2a内に突出差せた状態において材料粉末
Pの供給用フィーダ6を上ダイ1の上面まで移動させ、
ダイ孔1a,2aによって形成される成形空間内に材料
粉末Pを供給する。
【0015】次に、図1(b)に示すように、フィーダ
6を上ダイ1の上に待機させたままの状態で下ダイ5を
あらかじめ定められた第1の距離aまで上昇させ、カム
ダイス3,3の直下部分にも材料粉末Pを均一に充填さ
せる(オーバーフィル操作)。
6を上ダイ1の上に待機させたままの状態で下ダイ5を
あらかじめ定められた第1の距離aまで上昇させ、カム
ダイス3,3の直下部分にも材料粉末Pを均一に充填さ
せる(オーバーフィル操作)。
【0016】そして、図1(c)に示すように、フィー
ダ6を移動させ、上ダイ1の上に残存していた過剰の材
料粉末Pを回収する。 以上の操作により加圧成形され
る材料粉末Pの量が決定される。
ダ6を移動させ、上ダイ1の上に残存していた過剰の材
料粉末Pを回収する。 以上の操作により加圧成形され
る材料粉末Pの量が決定される。
【0017】すなわち、カムダイス3と下パンチ5との
距離をa、上ダイ1の寸法をLd 、カムダイス3の上側
および下側の材料粉末Pの量が所望の充填量となるカム
ダイス3と上パンチ4および下パンチ5との距離をHu
およびHb とすると(図2(b)参照)、 Ld +a=Hu +Hb という関係式が成立する。 つまり、第1の距離aは、
上記関係式に基づいて、所望するカムダイス3の上側お
よび下側の充填量に相当する距離Hu およびHbの和か
らLd (金型成形装置について一定値)を減ずることに
よりあらかじめ求められる。
距離をa、上ダイ1の寸法をLd 、カムダイス3の上側
および下側の材料粉末Pの量が所望の充填量となるカム
ダイス3と上パンチ4および下パンチ5との距離をHu
およびHb とすると(図2(b)参照)、 Ld +a=Hu +Hb という関係式が成立する。 つまり、第1の距離aは、
上記関係式に基づいて、所望するカムダイス3の上側お
よび下側の充填量に相当する距離Hu およびHbの和か
らLd (金型成形装置について一定値)を減ずることに
よりあらかじめ求められる。
【0018】次いで、第1図(d)に示すように、下パ
ンチ5を下降させるアンダーフィル操作によりカムダイ
ス3と下パンチ5の距離をbとし、これによってカムダ
イス3の上側に充填された材料粉末Pの一部をカムダイ
ス3の下側に移行させる。このとき、カムダイス3と下
パンチ5との距離bは、カムダイス3の下側における所
望の充填量に相当する距離Hb (あらかじめ定められた
第2の距離)よりも大きな値が選択され、材料粉末Pは
抵抗なくカムダイス3の下側に移動する。また、このと
き、このbの値が大きい程カムダイス3の下側に流れる
材料粉末Pの量が多くなり、したがって加圧成形後のカ
ムダイス下側、つまり粉末成形体Cのアンダーカット部
Uの下側部分(図2(d)参照)の密度が高くなる。
ンチ5を下降させるアンダーフィル操作によりカムダイ
ス3と下パンチ5の距離をbとし、これによってカムダ
イス3の上側に充填された材料粉末Pの一部をカムダイ
ス3の下側に移行させる。このとき、カムダイス3と下
パンチ5との距離bは、カムダイス3の下側における所
望の充填量に相当する距離Hb (あらかじめ定められた
第2の距離)よりも大きな値が選択され、材料粉末Pは
抵抗なくカムダイス3の下側に移動する。また、このと
き、このbの値が大きい程カムダイス3の下側に流れる
材料粉末Pの量が多くなり、したがって加圧成形後のカ
ムダイス下側、つまり粉末成形体Cのアンダーカット部
Uの下側部分(図2(d)参照)の密度が高くなる。
【0019】従って、このbの値は、最終成品形状(特
にLb )を考慮して、Hb との関係において、カムダイ
ス3の下側に適量の材料粉末Pが流入するような値をあ
らかじめ定めておく必要がある。
にLb )を考慮して、Hb との関係において、カムダイ
ス3の下側に適量の材料粉末Pが流入するような値をあ
らかじめ定めておく必要がある。
【0020】そして、図2(a)に示すように上ダイ1
のダイ孔1a内に上パンチ4を挿入し、上パンチ4とカ
ムダイス3との距離が所望の上側充填量に相当する距離
Huとなるまで上パンチ4を下降させる。 このとき、
供給された材料粉末Pのレベルは、図1(d)に示した
アンダーフィル操作によって上ダイ1の上面から低下し
ており、上パンチ4が材料粉末Pが低下した状態のダイ
孔1a内に挿入されることになるので、上パンチ4の挿
入に際して材料粉末Pの飛散を避けることができ、材料
歩留が向上し、材料コストの低減が可能になるという二
次的効果が得られる。
のダイ孔1a内に上パンチ4を挿入し、上パンチ4とカ
ムダイス3との距離が所望の上側充填量に相当する距離
Huとなるまで上パンチ4を下降させる。 このとき、
供給された材料粉末Pのレベルは、図1(d)に示した
アンダーフィル操作によって上ダイ1の上面から低下し
ており、上パンチ4が材料粉末Pが低下した状態のダイ
孔1a内に挿入されることになるので、上パンチ4の挿
入に際して材料粉末Pの飛散を避けることができ、材料
歩留が向上し、材料コストの低減が可能になるという二
次的効果が得られる。
【0021】続いて、図2(b)に示すように、上パン
チ4を移動させることなく、下パンチ5を上昇させ、カ
ムダイス3との距離が所望の下側充填量に相当する距離
Hb、すなわちあらかじめ定められた第2の距離となる
までオーバーフィル操作を行う。 これによって、図1
(d)に示したアンダーフィル操作に基づく材料粉末P
のカムダイス下側への移行に伴って、カムダイス3,3
の直下部分に形成されていた材料粉末Pの未充填部分に
も材料粉末Pが均一に充填される。
チ4を移動させることなく、下パンチ5を上昇させ、カ
ムダイス3との距離が所望の下側充填量に相当する距離
Hb、すなわちあらかじめ定められた第2の距離となる
までオーバーフィル操作を行う。 これによって、図1
(d)に示したアンダーフィル操作に基づく材料粉末P
のカムダイス下側への移行に伴って、カムダイス3,3
の直下部分に形成されていた材料粉末Pの未充填部分に
も材料粉末Pが均一に充填される。
【0022】そして、この状態から、図2(c)に示す
ように、上下パンチ4および5を作動させ、成形空間内
の材料粉末Pを加圧することにより所定の密度に圧縮成
形し、成形された材料粉末Pをカムダイス3,3を後退
させた状態で抜き出すことにより、図2(d)に示すよ
うなアンダーカット部Uを備えた粉末成形体Cを得るこ
とができる。
ように、上下パンチ4および5を作動させ、成形空間内
の材料粉末Pを加圧することにより所定の密度に圧縮成
形し、成形された材料粉末Pをカムダイス3,3を後退
させた状態で抜き出すことにより、図2(d)に示すよ
うなアンダーカット部Uを備えた粉末成形体Cを得るこ
とができる。
【0023】このように成形された粉末成形体Cは、前
述のように、カムダイス3の上側および下側の材料粉末
充填量がそれぞれ所望量となるように上下パンチ4およ
び5との距離Hu およびHb が調整されているので、同
一の金型成形装置を使用するにもかかわらず、アンダー
カット部Uの上側および下側の密度と共に、上部および
下部寸法Lu およびLb を任意に設定することができ
る。
述のように、カムダイス3の上側および下側の材料粉末
充填量がそれぞれ所望量となるように上下パンチ4およ
び5との距離Hu およびHb が調整されているので、同
一の金型成形装置を使用するにもかかわらず、アンダー
カット部Uの上側および下側の密度と共に、上部および
下部寸法Lu およびLb を任意に設定することができ
る。
【0024】実施例2 図3および図4は、本発明に係わるアンダーカット部を
有する粉末成形体の成形方法の他の実施例を示す工程図
であって、当該実施例においては、同心状に配設された
スリーブパンチ5aとコアパンチ5bからなる下パンチ
5を備えた金型成形装置を使用することにより、カムダ
イス3の下側、すなわち粉末成形体Cのアンダーカット
部Uより下の部分の密度の微調整を行うようにしてい
る。
有する粉末成形体の成形方法の他の実施例を示す工程図
であって、当該実施例においては、同心状に配設された
スリーブパンチ5aとコアパンチ5bからなる下パンチ
5を備えた金型成形装置を使用することにより、カムダ
イス3の下側、すなわち粉末成形体Cのアンダーカット
部Uより下の部分の密度の微調整を行うようにしてい
る。
【0025】すなわち、当該実施例に用いる成形装置
は、前記実施例1に用いた装置と基本的に同様の構造を
有し、上ダイ1,下ダイ2,3,上パンチ4および下パ
ンチ5を備えており、下パンチ5は、中空円筒状をな
し、下ダイ2のダイ孔2a内に挿入されるスリーブパン
チ5aと、該スリーブパンチ5aの中空部内に摺動自在
に嵌挿されるコアパンチ5bとから構成されている。
は、前記実施例1に用いた装置と基本的に同様の構造を
有し、上ダイ1,下ダイ2,3,上パンチ4および下パ
ンチ5を備えており、下パンチ5は、中空円筒状をな
し、下ダイ2のダイ孔2a内に挿入されるスリーブパン
チ5aと、該スリーブパンチ5aの中空部内に摺動自在
に嵌挿されるコアパンチ5bとから構成されている。
【0026】粉末成形体Cの成形に際して、図3(a)
に示す粉末供給、図3(b)に示すオーバーフィル、図
3(c)に示す過剰粉末の回収までは、下パンチ5のス
リーブパンチ5aとコアパンチ5bとは一体的に作動
し、前記実施例1と同様の操作が行われる。
に示す粉末供給、図3(b)に示すオーバーフィル、図
3(c)に示す過剰粉末の回収までは、下パンチ5のス
リーブパンチ5aとコアパンチ5bとは一体的に作動
し、前記実施例1と同様の操作が行われる。
【0027】そして、図3(d)に示すアンダーフィル
操作において、下パンチ5のスリーブパンチ5aとコア
パンチ5bとを独立的に作動させる。 このとき、カム
ダイス3とコアパンチ5bとの距離b2 に対してカムダ
イス3とスリーブパンチ5bとの距離b2 を大きく採る
程、カムダイス3の下側、つまり粉末成形体Cのアンダ
ーカット部Uより下の部分の密度を高くすることがで
き、成形体Cの密度の微調整が可能になる。
操作において、下パンチ5のスリーブパンチ5aとコア
パンチ5bとを独立的に作動させる。 このとき、カム
ダイス3とコアパンチ5bとの距離b2 に対してカムダ
イス3とスリーブパンチ5bとの距離b2 を大きく採る
程、カムダイス3の下側、つまり粉末成形体Cのアンダ
ーカット部Uより下の部分の密度を高くすることがで
き、成形体Cの密度の微調整が可能になる。
【0028】次に、図4(a)に示すように上ダイ1の
ダイ孔1a内に上パンチ4を挿入して、上パンチ4とカ
ムダイス3との距離が所望の上側充填量に相当する距離
Huとなるまで上パンチ4を下降させる。
ダイ孔1a内に上パンチ4を挿入して、上パンチ4とカ
ムダイス3との距離が所望の上側充填量に相当する距離
Huとなるまで上パンチ4を下降させる。
【0029】そして、図4(b)に示すように、上パン
チ4を移動させることなく、下パンチ5のスリーブパン
チ5aおよびコアパンチ5bを上昇させ、カムダイス3
とスリーブパンチ5aおよびコアパンチ5bとの距離が
いずれも所望の下側充填量に相当する距離Hb となるま
でオーバーフィル操作を行い、次いで図4(c)に示す
ように、上パンチ4と共に、スリーブパンチ5aとコア
パンチ5bとを一体作動させることによって、成形空間
内の材料粉末Pを加圧することによって、粉末成形体C
を得ることができる。
チ4を移動させることなく、下パンチ5のスリーブパン
チ5aおよびコアパンチ5bを上昇させ、カムダイス3
とスリーブパンチ5aおよびコアパンチ5bとの距離が
いずれも所望の下側充填量に相当する距離Hb となるま
でオーバーフィル操作を行い、次いで図4(c)に示す
ように、上パンチ4と共に、スリーブパンチ5aとコア
パンチ5bとを一体作動させることによって、成形空間
内の材料粉末Pを加圧することによって、粉末成形体C
を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるア
ンダーカット部を有する粉末成形体の成形方法は、上記
構成、すなわちカムダイスを突出させた状態のダイ孔内
に材料粉末を供給したのち、ダイスに対して下パンチを
相対上昇させ、次いで上ダイ上の過剰な材料粉末を除去
した状態で、下パンチをいったん相対下降させたうえ
で、再度下パンチを相対上昇させる構成としたものであ
るから、上ダイの寸法に関係なくカムダイスの上側に充
填される材料粉末の量をも自由に調整することができ、
これによってアンダーカット上部の厚さ寸法が極端に小
さい場合でも、強度上必要なサイズの上ダイを用いるこ
とができ、目的とする粉末成形体のサイズごとにダイス
を準備したり、成形後に二次加工を施したりすることな
く、ひとつの成形装置から所望する密度およびサイズを
備えたアンダーカット部付き粉末成形体を任意に成形す
ることができるという極めて優れた効果がもたらされ
る。 また、アンダーフィル操作によって、上パンチ挿
入時の材料粉末の飛散が解消され、材料粉末の歩留が向
上し、材料コストの低減にも大きく寄与するという効果
をも得ることができる。
ンダーカット部を有する粉末成形体の成形方法は、上記
構成、すなわちカムダイスを突出させた状態のダイ孔内
に材料粉末を供給したのち、ダイスに対して下パンチを
相対上昇させ、次いで上ダイ上の過剰な材料粉末を除去
した状態で、下パンチをいったん相対下降させたうえ
で、再度下パンチを相対上昇させる構成としたものであ
るから、上ダイの寸法に関係なくカムダイスの上側に充
填される材料粉末の量をも自由に調整することができ、
これによってアンダーカット上部の厚さ寸法が極端に小
さい場合でも、強度上必要なサイズの上ダイを用いるこ
とができ、目的とする粉末成形体のサイズごとにダイス
を準備したり、成形後に二次加工を施したりすることな
く、ひとつの成形装置から所望する密度およびサイズを
備えたアンダーカット部付き粉末成形体を任意に成形す
ることができるという極めて優れた効果がもたらされ
る。 また、アンダーフィル操作によって、上パンチ挿
入時の材料粉末の飛散が解消され、材料粉末の歩留が向
上し、材料コストの低減にも大きく寄与するという効果
をも得ることができる。
【0031】さらに、本発明に係わるアンダーカット部
を有する粉末成形体の成形方法の実施態様として請求項
2に係わる成形方法においては、スリーブパンチとコア
パンチからなる下パンチを使用し、アンダーフィルに際
して、スリーブパンチとコアパンチとを独立的に下降さ
せるようにしているので、アンダーフィル操作による材
料粉末のカムダイス下側への移動量および成形時の加圧
力の微調整が可能になり、粉末成形体のアンダーカット
部下側の密度調整をより自由に行うことができるという
非常に優れた効果がもたらされる。
を有する粉末成形体の成形方法の実施態様として請求項
2に係わる成形方法においては、スリーブパンチとコア
パンチからなる下パンチを使用し、アンダーフィルに際
して、スリーブパンチとコアパンチとを独立的に下降さ
せるようにしているので、アンダーフィル操作による材
料粉末のカムダイス下側への移動量および成形時の加圧
力の微調整が可能になり、粉末成形体のアンダーカット
部下側の密度調整をより自由に行うことができるという
非常に優れた効果がもたらされる。
【図1】(a)ないし(d)は本発明に係わるアンダー
カット部を有する粉末成形体の成形方法の一実施例にお
ける材料粉末供給からアンダーフィル操作までの過程を
説明する工程図である。
カット部を有する粉末成形体の成形方法の一実施例にお
ける材料粉末供給からアンダーフィル操作までの過程を
説明する工程図である。
【図2】(a)ないし(d)は図1に示した粉末成形体
の成形方法の後工程であって上パンチ下降から粉末成形
体の成形に至る過程を説明する工程図である。
の成形方法の後工程であって上パンチ下降から粉末成形
体の成形に至る過程を説明する工程図である。
【図3】(a)ないし(d)は本発明に係わるアンダー
カット部を有する粉末成形体の成形方法の他の実施例に
おける材料粉末供給からアンダーフィル操作までの過程
を説明する工程図である。
カット部を有する粉末成形体の成形方法の他の実施例に
おける材料粉末供給からアンダーフィル操作までの過程
を説明する工程図である。
【図4】(a)ないし(e)は図3に示した粉末成形体
の成形方法の後工程であって上パンチ下降から加圧終了
までの過程を説明する工程図である。
の成形方法の後工程であって上パンチ下降から加圧終了
までの過程を説明する工程図である。
【図5】(a)ないし(d)はアンダーカット部を有す
る粉末成形体の成形方法の従来例を示す工程図である。
る粉末成形体の成形方法の従来例を示す工程図である。
【図6】(a)ないし(c)はアンダーカット部を有す
る粉末成形体の成形方法の他の従来例を示す工程図であ
る。
る粉末成形体の成形方法の他の従来例を示す工程図であ
る。
1 上ダイ 1a ダイ孔 2 下ダイ 2a ダイ孔 3 カムダイス 4 上パンチ 5 下パンチ 5a スリーブパンチ 5b コアパンチ P 材料粉末 a あらかじめ定められた第1の距離 Hb あらかじめ定められた第2の距離 C 粉末成形体 U アンダ−カット部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】(a)ないし(c)は図3に示した粉末成形体
の成形方法の後工程であって上パンチ下降から加圧終了
までの過程を説明する工程図である。
の成形方法の後工程であって上パンチ下降から加圧終了
までの過程を説明する工程図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 材料粉末が充填されるダイ孔を有する上
ダイと下ダイの間に、アンダーカット部の形状に対応す
るカムダイスを前記ダイ孔内に出没可能に備えると共
に、上ダイおよび下ダイのダイ孔内にそれぞれ挿入され
る上パンチおよび下パンチを備えた粉末成形装置を用い
てアンダーカット部を有する粉末成形体を成形するに際
し、 カムダイスを突出させた状態のダイ孔内に材料粉末を供
給すると共に、下パンチをカムダイスに対してあらかじ
め定められた第1の距離まで相対上昇させた状態で上ダ
イ上に残存する過剰の材料粉末を除去したのち、下パン
チをいったん相対下降させたうえで、再度カムダイスに
対してあらかじめ定められた第2の距離まで相対上昇さ
せ、次いで上パンチおよび下パンチによりダイ孔内の材
料粉末を加圧して成形することを特徴とするアンダーカ
ット部を有する粉末成形体の成形方法。 - 【請求項2】 下ダイのダイ孔内に挿入される中空状の
スリーブパンチと、該スリーブパンチの中空部に摺動自
在に嵌挿されるコアパンチからなる下パンチを備えた粉
末成形装置を用い、当該下パンチをカムダイスに対して
相対下降させるに際して、前記スリーブパンチとコアパ
ンチとを独立的に下降させることを特徴とする請求項1
記載のアンダーカット部を有する粉末成形体の成形方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15474395A JPH091400A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | アンダーカット部を有する粉末成形体の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15474395A JPH091400A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | アンダーカット部を有する粉末成形体の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091400A true JPH091400A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15590949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15474395A Pending JPH091400A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | アンダーカット部を有する粉末成形体の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH091400A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008150778A1 (en) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Borgwarner Inc. | Formation of non-axial features in compacted powder metal components |
CN101987360A (zh) * | 2010-11-05 | 2011-03-23 | 东风汽车零部件(集团)有限公司 | 具有外型封闭竖槽零件的粉末冶金一次成形方法 |
JP2013500438A (ja) * | 2009-07-23 | 2013-01-07 | ジーケーエヌ シンター メタルズ、エル・エル・シー | 保持構造を有する圧縮制限装置 |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP15474395A patent/JPH091400A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008150778A1 (en) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Borgwarner Inc. | Formation of non-axial features in compacted powder metal components |
JP2010529292A (ja) * | 2007-05-31 | 2010-08-26 | ボーグワーナー・インコーポレーテッド | 圧縮成形粉末金属成分の非軸方向の特徴部の形成 |
US7829015B2 (en) | 2007-05-31 | 2010-11-09 | Borgwarner Inc. | Formation of non-axial features in compacted powder metal components |
JP2013500438A (ja) * | 2009-07-23 | 2013-01-07 | ジーケーエヌ シンター メタルズ、エル・エル・シー | 保持構造を有する圧縮制限装置 |
CN101987360A (zh) * | 2010-11-05 | 2011-03-23 | 东风汽车零部件(集团)有限公司 | 具有外型封闭竖槽零件的粉末冶金一次成形方法 |
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