JP5036064B2 - 偏肉形状部品の圧粉体成形方法および圧粉体成形金型装置 - Google Patents
偏肉形状部品の圧粉体成形方法および圧粉体成形金型装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5036064B2 JP5036064B2 JP2008168153A JP2008168153A JP5036064B2 JP 5036064 B2 JP5036064 B2 JP 5036064B2 JP 2008168153 A JP2008168153 A JP 2008168153A JP 2008168153 A JP2008168153 A JP 2008168153A JP 5036064 B2 JP5036064 B2 JP 5036064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- die hole
- inclined surface
- compression
- lower punch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/30—Feeding material to presses
- B30B15/302—Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses
- B30B15/304—Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses by using feed frames or shoes with relative movement with regard to the mould or moulds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/007—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a plurality of pressing members working in different directions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
[1]第1実施形態
(1)金型装置の構成
図1および図2は、図17で示した部品1を粉末冶金法で製造するにあたって、原料の粉末を圧縮成形して部品1に近似する形状の圧粉体を得るための金型装置を示している。これら図中符号20は、上面が水平に設定されたダイスである。このダイス20には、該ダイス20を上下方向に貫通するダイス孔21が形成されている。ダイス孔21は、横断面の形状・寸法が、部品1の図17(a)における上面1aとほぼ同じ形状・寸法の矩形状に形成されている。ダイス20は図示せぬ昇降機構により、ダイス孔21の軸方向(上下方向)に沿って昇降可能とされている。
以上の構成からなる金型装置を用いて、部品1の形状に近似する形状の圧粉体を成形する手順を説明する。
図3に示すように、エアシリンダ装置60のシリンダ61内の圧力を調節して、スライダ50を先端がダイス孔21から退避してガイド溝22に入り込んだ位置まで後退させる。また、ダイス孔21に挿入した外側下パンチ31と内側下パンチ32を、キャビティ形成位置に停止させ、保持する。内側下パンチ32のキャビティ形成位置は、上端がガイド溝22よりも所定距離下がった位置であり、外側下パンチ31のキャビティ形成位置は、上端が内側下パンチ32の下パンチ傾斜面33よりも下方であって、部品1の短壁部6を形成し得る位置である。
以上で粉末の充填は完了し、続いて、図5〜図7に示すように、上ラム43を下降させて上パンチ41をダイス孔21内に挿入して粉末Pを圧縮し、圧粉体1Aを成形する。図5は、上パンチ41の上パンチ面42が粉末Pの上面(すり切り面)に接触した段階を示しており、この時、カム66のカム面67がカムローラ54に接触する。この状態から引き続き上ラム43が下降すると、カム66によってスライダ50はX2方向に後退する。すなわち上ラム43の下降による粉末圧縮動作に同期して、スライダ50は後退して粉末Pからしだいに引き抜かれていく。そして、最終的に図7に示すようにダイス孔21から退避して抜き出される。この場合、カム面67の傾斜角度θ3は45°であるから、上パンチ41の下降速度とスライダ50の後退速度は同じである。なお、図7に示す圧縮成形の最後の段階では、下パンチ31,32を適宜上昇させて粉末の圧縮を完了する。
以上のようにして圧粉体1Aが圧縮成形されたら、図8に示すように、上ラム43を待機位置まで上昇させて、上パンチ41をダイス孔21から抜き出すとともにカム66をスライダ50のスリット52から抜き出す。次いで、圧粉体1Aが上方に出るまでダイス20を下降させ、さらに内側下パンチ32を下降させて圧粉体1Aから抜く。圧粉体1Aは外側下パンチ31に載った状態となり、取り出すことができる。なお、圧縮成形が完了して脱型する際には、エアシリンダ装置60によるスライダ50の進出方向(X1方向)への付勢を解除して、エアシリンダ装置60によりスライダ50をダイス孔21から退避した状態を保持する。そして、次の圧縮成形を行う時には、エアシリンダ装置60によりスライダ50を上記圧縮開始位置まで進出させる。
上記第1実施形態によれば、圧縮成形の工程において、上パンチ41の下降による粉末の圧縮動作に同期させてスライダ50を後退させていくことにより、上記のように三角ブロック9に相当する部分を、図21に示したように粉末の充填高さを圧縮方向厚さと比例した量に設定し、かつ、その状態を保持して粉末を圧縮するといった動作を、形態は異なるものの実質的には同じ原理で実現することができる。このため、三角ブロック9に相当する部分の粉末の圧縮比を均一化させることができ、もって圧粉体全体を均一な圧粉密度に圧縮成形することができる。
図9は上記第1実施形態の金型装置の変形例を示している。この変形例は、部品1の傾斜面5が平坦ではなく円筒状の凹面となっているものを成形する金型装置である。したがってこの凹状傾斜面を形成する内側下パンチ32の下パンチ傾斜面31は、凹状傾斜面が転写された形状の円筒状の凸面に形成されている。また、これに対応してスライダ傾斜面51も同形状の円筒状凸面に形成されており、一方、カム66のカム面67は、スライダ傾斜面51が転写された形状の円筒状の凹面に形成されている。このスライダ傾斜面51が、部品の傾斜面とほぼ同じ形状となっている。
次に、図10〜図6を参照して本発明の第2実施形態を説明する。なお、これら図においては、第1実施形態と同様の構成要素については同じ符号を付してあり、それら構成要素の説明は簡略化する。
図11および図12は、原料の粉末を圧縮して部品71に近似した圧粉体を成形する金型装置を示している。これら図中、符号80は横断面矩形状のダイス孔81を有するダイスである。このダイス80の上面のダイス孔81の両側には、左右方向に延び、ダイス孔81に連通する断面矩形状のガイド溝82がそれぞれ形成されている。そしてこれらガイド溝82内に、エアシリンダ装置60によってダイス孔81に対し進退するスライダ90が、ガイド溝82に沿って摺動自在に収容されている。
以上の構成からなる金型装置を用いて、部品71の形状に近似する形状の圧粉体を成形する手順を説明する。
部品71の溝72および側壁部75を形成するキャビティが形成されるように各下パンチ101,102,103の上下位置を調節する(図11参照)。また、左右のスライダ90を先端がダイス孔81から退避してガイド溝82に入り込んだ位置まで後退させる。この状態から粉末をダイス孔81に充填し、次いで各スライダ90を、図11に示すように、段差斜面92の上端がダイス孔81の縁にかかる位置まで進出させた後、さらに粉末を充填してすり切りを行う(図14参照)。
図14〜図15に示すように、上ラム43を下降させて上パンチ111をダイス孔81内に挿入して粉末Pを圧縮し、圧粉体71Aを成形する。図14は、上パンチ111の上パンチ面114が粉末Pの上面(すり切り面)に接触した段階を示しており、この時、カム121のカム面122がカムローラ54に接触する。この状態から引き続き上ラム43が下降すると、その動作に同期してスライダ90が後退していき、粉末Pからしだいに引き抜かれていく。そして、最終的に図15に示すようにスライダ90は段差斜面92よりも先端側の部分を残した状態になるまで後退する。粉末圧縮時においては、上パンチ111は本体部112がスライダ90の凸部91の上方部分を加圧し、凸片113が段差斜面92の上方部分を加圧する。
以上のようにして圧粉体71Aが圧縮成形されたら、図16に示すように、上ラム43を待機位置まで上昇させて、上パンチ111をダイス孔81から抜き出すとともにカム121をスライダ90のスリット52から抜き出す。次いで、圧粉体71Aが上方に出るまでダイス80を下降させ、中央下パンチ102と側方下パンチ103を下降させる。圧粉体71Aはベース下パンチ101に載った状態となり、取り出すことができる。
1A,71A…圧粉体
5…部品の傾斜面
20,80…ダイス
21,81…ダイス孔
31…外側下パンチ
32…内側下パンチ
33,102a,103a…下パンチ傾斜面
41,111…上パンチ
50,90…スライダ
51…スライダ傾斜面
54…カムローラ(カム受け部材)
66,121…カム
101…ベース下パンチ
102…中央下パンチ
103…側方下パンチ
Claims (3)
- 圧縮方向に対して傾斜する傾斜面を有することにより、圧縮方向厚さが圧縮方向と直交する一方向に向かうにしたがって大きくなる偏肉形状部品に近似する形状の圧粉体を成形する方法であって、
ダイスのダイス孔内に、前記部品の前記傾斜面を形成する下パンチ傾斜面を有する下パンチをセットするとともに、この下パンチの上方に、圧縮方向厚さが前記部品と同一で前記下パンチ傾斜面と平行なスライダ傾斜面を有するスライダを、ダイス孔に対して圧縮方向と直交する方向に沿って進退自在に配設し、
前記スライダをダイス孔から退避させた状態でダイス孔内に粉末を充填し、
次いで前記スライダをダイス孔内に進出させて前記スライダ傾斜面を前記下パンチ傾斜面に上下方向に重畳させた状態で、ダイス孔内に粉末を充填し、
次いで、上パンチをダイス孔内に挿入するとともに、この上パンチの挿入動作に同期させて前記スライダをダイス孔からしだいに退避させながら、ダイス孔内の粉末を圧縮することを特徴とする偏肉形状部品の圧粉体成形方法。 - 圧縮方向に対して傾斜する傾斜面を有することにより、圧縮方向厚さが圧縮方向と直交する一方向に向かうにしたがって大きくなる偏肉形状部品に近似する形状の圧粉体を成形する金型装置であって、
ダイス孔を有するダイスと、
前記ダイス孔内に下側から挿入されてセットされ、前記部品の前記傾斜面を形成する下パンチ傾斜面を有する下パンチと、
前記ダイス孔内に上側から挿入され、前記下パンチと協働して粉末を圧縮する上パンチと、
前記ダイス孔に対して圧縮方向と直交する方向に沿って進退自在であり、圧縮方向厚さが前記部品と同一で前記下パンチ傾斜面と平行なスライダ傾斜面を有し、ダイス孔内に進出した時、前記下パンチの上方に配設されてスライダ傾斜面が前記下パンチ傾斜面と上下方向に重畳する状態となるスライダと、
前記上パンチが前記ダイス孔内に挿入する圧縮動作に同期させて前記スライダをダイス孔からしだいに退避させるスライダ退避機構と
を備えることを特徴とする偏肉形状部品の圧粉体成形金型装置。 - 前記スライダ退避機構は、
前記スライダに設けられたカム受け部材と、
前記上パンチと一体に昇降し、下降時に前記カム受け部材に作用して、該カム受け部材を介して前記スライダを後退させるカムとを備えることを特徴とする請求項2に記載の偏肉形状部品の圧粉体成形金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008168153A JP5036064B2 (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 偏肉形状部品の圧粉体成形方法および圧粉体成形金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008168153A JP5036064B2 (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 偏肉形状部品の圧粉体成形方法および圧粉体成形金型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010007132A JP2010007132A (ja) | 2010-01-14 |
JP5036064B2 true JP5036064B2 (ja) | 2012-09-26 |
Family
ID=41587943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008168153A Expired - Fee Related JP5036064B2 (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 偏肉形状部品の圧粉体成形方法および圧粉体成形金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5036064B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT511695B1 (de) * | 2011-09-16 | 2013-02-15 | Miba Sinter Austria Gmbh | Füllschuh |
AT14162U1 (de) * | 2013-10-31 | 2015-05-15 | Ceratizit Austria Gmbh | Pressenanordnung mit Nachbearbeitungsmodul |
DE102021105649A1 (de) * | 2021-03-09 | 2022-09-15 | Dorst Technologies Gmbh & Co. Kg | Presseneinrichtung |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08281493A (ja) * | 1995-04-07 | 1996-10-29 | Mitsubishi Materials Corp | 容器状成形体のプレス成形法 |
JPH10118795A (ja) * | 1996-10-16 | 1998-05-12 | Mitsubishi Materials Corp | 横穴付粉末成形品の製造方法及び装置 |
JP4162311B2 (ja) * | 1998-11-06 | 2008-10-08 | 株式会社タンガロイ | 粉末成形用の金型及び圧粉体の成形方法並びに切削用のポジチップの製造方法 |
JP2000326100A (ja) * | 1999-05-20 | 2000-11-28 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 傾斜面を有する圧粉体の成形方法 |
JP2007113074A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Sumitomo Denko Shoketsu Gokin Kk | 圧粉体の成形方法、粉末成形装置および焼結部品 |
-
2008
- 2008-06-27 JP JP2008168153A patent/JP5036064B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010007132A (ja) | 2010-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8062014B2 (en) | Method and apparatus using a split case die to press a part and the part produced therefrom | |
US8029724B2 (en) | Method of making a cutting insert with a hole for clamping | |
KR20140047700A (ko) | 절삭 인서트 제조를 위한 장치 및 방법 | |
CN109277565B (zh) | 一种粉末成型装置及成型方法 | |
JP6587634B2 (ja) | 切削インサートのグリーン体を製造するための方法及び装置 | |
KR102296011B1 (ko) | 절삭 인서트 생형체를 제조하기 위한 방법 및 기기 | |
WO2018221497A1 (ja) | 切削インサート用圧粉体の粉末成形プレス方法および粉末成形プレス装置 | |
JP5036064B2 (ja) | 偏肉形状部品の圧粉体成形方法および圧粉体成形金型装置 | |
US6645426B1 (en) | Method and device for manufacturing powder molded body | |
JP5204221B2 (ja) | エンドミル製造装置及び方法 | |
JP2007222879A (ja) | 粉末成形用金型及び粉末成形方法 | |
JP2003077769A (ja) | 固体電解コンデンサ用ペレットの製造方法およびその製造装置 | |
JP3693496B2 (ja) | 圧粉体の成形方法 | |
JP5462573B2 (ja) | スライドカム成形体の成形方法 | |
JP2000263526A (ja) | 役物タイルの成形方法及び成形型 | |
JP4054186B2 (ja) | 粉末成形方法および流路部材の製造方法 | |
JPS6363313B2 (ja) | ||
JP2006299293A (ja) | 圧粉体の成形方法 | |
JP6380614B1 (ja) | 切削インサート用圧粉体の粉末成形プレス方法および粉末成形プレス装置 | |
JP2006095619A (ja) | 切削工具の切刃部材の製造方法および該製造方法に用いられる圧粉体のプレス成形金型 | |
JP5983998B2 (ja) | 粉末成形装置と同装置による粉末充填方法 | |
JPH1110396A (ja) | 粉末成形方法及び粉末成形装置 | |
JP4466624B2 (ja) | 成形装置 | |
JP4523121B2 (ja) | 粉末成形体の製造方法 | |
JP2872069B2 (ja) | 異種粉末用成形装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120629 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120702 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5036064 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |