JPH09137710A - エンジンのブローバイガスベンチレーション装置 - Google Patents

エンジンのブローバイガスベンチレーション装置

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JPH09137710A
JPH09137710A JP29554195A JP29554195A JPH09137710A JP H09137710 A JPH09137710 A JP H09137710A JP 29554195 A JP29554195 A JP 29554195A JP 29554195 A JP29554195 A JP 29554195A JP H09137710 A JPH09137710 A JP H09137710A
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oil separator
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徹 篠原
Toyoki Hiraoka
豊毅 平岡
Satoshi Sugizaki
聡 杉崎
Shuji Kurosaka
周司 黒坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンのブローバイガスベンチレーション
装置の構造を簡素化する。 【解決手段】 新気導入通路11を通って吸気通路7か
ら動弁室1に向かう空気の流れに対して開弁する第一逆
止弁31と、第一逆止弁31より吸気通路7側の新気導
入通路11をブローバイガス還流通路12と共通のオイ
ルセパレータ2に連通する分岐通路15と、分岐通路1
5を通ってオイルセパレータ2から吸気通路7に向かう
空気の流れに対して開弁する第二逆止弁32とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのブローバイ
ガスベンチレーション装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃焼室からピストンとシリンダの隙間等
を通ってクランク室に放出されるブローバイガスを吸気
通路に還流させて、ブローバイガスによる大気汚染を防
止するようになっている(実開平5−87211号公
報、参照)。
【0003】従来のエンジンのブローバイガスベンチレ
ーション装置として、例えば図5に示すようなものがあ
る。
【0004】これについて説明すると、ロッカーカバー
5の内側には動弁室1が画成されるとともに、2つのオ
イルセパレータ2が設けられる。
【0005】一方のオイルセパレータ2と吸気通路7の
スロットルバルブより下流側のコレクタ部23を連通す
るブローバイガス還流通路12が配設される。ブローバ
イガス還流通路12の途中にはPCVバルブ13が介装
され、吸気通路に還流される空気量を吸入負圧に応動し
て調節するようになっている。
【0006】他方のオイルセパレータ2と吸気通路7の
スロットルバルブより上流側のダクト20を連通する新
気導入通路11が配設される。
【0007】エンジンの運転時に燃焼室からピストンと
シリンダの隙間を通ってクランク室9等に吹き抜けたブ
ローバイガスは、動弁室1からブローバイガス還流通路
12または新気導入通路11を通って吸気通路7に還流
され、燃焼室に戻される。
【0008】スロットルバルブの開度が小さい運転時、
スロットルバルブより下流側の吸気通路7に吸入負圧が
発生するため、ブローバイガスはオイルセパレータ2か
らブローバイガス還流通路12を通って吸気通路7に吸
引され、燃焼室4に戻される。
【0009】ブローバイガスがブローバイガス還流通路
12を通って吸気通路7に吸い出される運転時に、吸気
通路7のスロットルバルブより上流側から吸気の一部が
新気導入通路11を通ってオイルセパレータ2に流入す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエンジンのブローバイガスベンチレーション
装置にあっては、ブローバイガスが動弁室1からブロー
バイガス還流通路12または新気導入通路11の2系統
を通って吸気通路7に還流されるため、各通路12,1
1に対応して2つのオイルセパレータ2を設ける必要が
あり、構造の複雑化を招くという問題点がある。
【0011】本発明は上記の問題点に解消し、ブローバ
イガスベンチレーション装置の構造を簡素化することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエンジン
のブローバイガスベンチレーション装置は、燃焼室から
エンジン内部室に吹き抜けたブローバイガスを通過させ
てブローバイガスに含まれるオイルを分離するオイルセ
パレータと、スロットルバルブより下流側の吸気通路と
オイルセパレータを連通するブローバイガス還流通路
と、スロットルバルブより上流側の吸気通路とエンジン
内部室を連通する新気導入通路と、新気導入通路を通っ
て吸気通路からエンジン内部室に向かう空気の流れに対
して開弁する第一逆止弁と、第一逆止弁より吸気通路側
の新気導入通路をブローバイガス還流通路と共通のオイ
ルセパレータに連通する分岐通路と、分岐通路を通って
オイルセパレータから吸気通路に向かう空気の流れに対
して開弁する第二逆止弁と、を備える。
【0013】請求項2記載のエンジンのブローバイガス
ベンチレーション装置は、請求項1記載の発明におい
て、前記ブローバイガス還流通路を通って吸気通路に還
流される空気量を吸入負圧に応動して調節するPCVバ
ルブと、PCVバルブと第一逆止弁および第二逆止弁を
共に介装したバルブハウジングと、備える。
【0014】請求項3記載のエンジンのブローバイガス
ベンチレーション装置は、請求項2記載の発明におい
て、前記エンジン内部室として動弁室を画成するロッカ
ーカバーを備え、ロッカーカバーの内側に配置されるオ
イルセパレータを備え、ロッカーカバーの外側に設けら
れるバルブハウジングにPCVバルブと第一逆止弁およ
び第二逆止弁を共に介装する。
【0015】請求項4記載のエンジンのブローバイガス
ベンチレーション装置は、請求項2記載の発明におい
て、前記エンジン内部室として動弁室を画成するロッカ
ーカバーを備え、ロッカーカバーの外側に配置されるオ
イルセパレータを備え、オイルセパレータに結合される
バルブハウジングにPCVバルブと第一逆止弁および第
二逆止弁を共に介装する。
【0016】
【作用】請求項1記載のエンジンのブローバイガスベン
チレーション装置において、スロットルバルブの開度が
小さい運転時、スロットルバルブより下流側の吸気通路
に吸入負圧が発生するため、ブローバイガスはオイルセ
パレータからブローバイガス還流通路を通って吸気通路
に吸引され、燃焼室に戻される。
【0017】ブローバイガスがエンジン内部室からブロ
ーバイガス還流通路を通って吸気通路に吸い出されるの
に伴って、エンジン内部室に負圧が発生するため、第二
逆止弁が閉弁する一方、第一逆止弁が開弁する。こうし
て、新気導入通路が第一逆止弁を介して開通すると、吸
気通路のスロットルバルブより上流側から吸気の一部が
新気導入通路を通ってオイルセパレータに流入する。
【0018】スロットルバルブが全開付近にある運転時
で、エンジン内部室の圧力が吸気通路のスロットルバル
ブより上流側の圧力より高くなると、第一逆止弁が閉弁
する一方、第二逆止弁が開弁する。こうして分岐通路が
第二逆止弁を介して開通するため、ブローバイガスはオ
イルセパータ室から分岐通路を経て新気導入通路を逆流
してスロットルバルブより上流側の吸気通路に還流され
る。
【0019】このようにブローバイガスはブローバイガ
ス還流通路または分岐通路と新気導入通路を通って還流
されるが、いずれの場合もオイルセパレータを通過する
過程で、オイル分が十分に分離され、オイルの消費量を
低減することができる。
【0020】分岐通路を第二逆止弁を介してブローバイ
ガス還流通路と共通のオイルセパレータに接続すること
により、従来装置のように複数のオイルセパレータを設
ける必要がなく、構造の簡素化がはかれる。
【0021】請求項2記載のエンジンのブローバイガス
ベンチレーション装置において、PCVバルブと第一逆
止弁および第二逆止弁を共に介装したバルブハウジング
を備える構造により、これらをユニット化して生産性を
高められる。
【0022】請求項3記載のエンジンのブローバイガス
ベンチレーション装置において、ロッカーカバーの外側
に設けられるバルブハウジングにPCVバルブと第一逆
止弁および第二逆止弁を共に介装する構造により、これ
らをユニット化して生産性を高められる。
【0023】請求項4記載のエンジンのブローバイガス
ベンチレーション装置において、オイルセパレータをロ
ッカーカバーと分離して設け、オイルセパレータの外側
に結合されるバルブハウジングにPCVバルブと第一逆
止弁および第二逆止弁を共に介装する構造により、これ
らをユニット化して生産性を高められる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。
【0025】図1に示すように、エンジンに備えられる
吸気通路7は、図示しないエアクリーナから取入られた
吸気を導くダクト20と、図示しないスロットルバルブ
が介装されるスロットルチャンバ6と、吸気を各気筒に
分配するインテークマニホールド21等によって構成さ
れる。インテークマニホールド21は各気筒に連通する
ブランチ部22と、各ブランチ部22を集合するコレク
タ部23等を有する。
【0026】ロッカーカバー5の内側には動弁室1が画
成されるとともに、1つのオイルセパレータ2が設けら
れる。
【0027】オイルセパレータ2と吸気通路7のスロッ
トルバルブより上流側のエアダクト20を連通する新気
導入通路11が配設される。
【0028】オイルセパレータ2は吸気通路7のスロッ
トルバルブより下流側のコレクタ部23に連通させるブ
ローバイガス還流通路12が配設される。
【0029】ブローバイガス還流通路12はPCVバル
ブ13を介してオイルセパータ室2に接続される。PC
Vバルブ13は、吸気通路7のスロットルバルブより下
流側に生じる吸入負圧に応動してブローバイガス還流通
路12を絞ることにより、吸気量が減少するのに伴って
ブローバイガスの還流量を小さくして空燃比を大きく乱
さないように調節する。
【0030】新気導入通路11の途中には第一逆止弁3
1が介装される。第一逆止弁31は、新気導入通路11
を通って吸気通路7から動弁室(エンジン内部室)1に
向かう空気(新気)の流れに対して開弁する一方、動弁
室1から吸気通路7に向かう空気の流れに対して閉弁す
る。
【0031】新気導入通路11の第一逆止弁31より吸
気通路7側から分岐してオイルセパレータ2に連通する
分岐通路15が配設される。
【0032】分岐通路15の途中には第二逆止弁32が
介装される。第二逆止弁32は、分岐通路15を通って
オイルセパレータ2から吸気通路7に向かう空気(ブロ
ーバイガス)の流れに対して開弁する一方、吸気通路7
から動弁室1に向かう空気の流れに対して閉弁する。
【0033】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0034】エンジンの運転時に燃焼室からピストンと
シリンダの隙間を通ってクランク室9等に吹き抜けたブ
ローバイガスは、動弁室1からオイルセパレータ2を経
てブローバイガス還流通路12または分岐通路15と新
気導入通路11を通って吸気通路7に還流され、燃焼室
に戻される。
【0035】スロットルバルブの開度が小さい運転時、
スロットルバルブより下流側の吸気通路7に吸入負圧が
発生するため、ブローバイガスはオイルセパレータ2か
らブローバイガス還流通路12を通って吸気通路7に吸
引され、燃焼室4に戻される。
【0036】このようにして動弁室1からブローバイガ
スがブローバイガス還流通路12を通って吸気通路7に
吸い出されるのに伴って、動弁室1に負圧が発生するた
め、第二逆止弁32が閉弁する一方、第一逆止弁31が
開弁する。こうして、新気導入通路11が第一逆止弁3
1を介して開通すると、吸気通路7のスロットルバルブ
より上流側から吸気の一部が新気導入通路11を通って
動弁室1に流入する。
【0037】スロットルバルブが全開付近にある運転時
で、動弁室1の圧力がエアダクト20の圧力より高くな
ると、第一逆止弁31が閉弁する一方、第二逆止弁32
が開弁する。こうして分岐通路15が開通するため、ブ
ローバイガスはオイルセパータ室2から分岐通路15を
経て新気導入通路11を逆流してスロットルバルブより
上流側の吸気通路7に還流される。
【0038】このようにブローバイガスはブローバイガ
ス還流通路12または分岐通路15と新気導入通路11
を通って還流されるが、いずれの場合もオイルセパレー
タ2を通過する過程で、オイル分が十分に分離されたブ
ローバイガスが吸気通路7に還流され、オイルの消費量
を低減することができる。
【0039】分岐通路15を第二逆止弁32を介してブ
ローバイガス還流通路12と共通のオイルセパレータ2
に接続することにより、従来装置のように複数のオイル
セパレータを設ける必要がなく、構造の簡素化がはかれ
る。
【0040】次に、図2に示す実施形態について説明す
る。なお、図1との対応部分には同一符号を付す。
【0041】ロッカーカバー5の内側には動弁室1と、
オイルセパレータ2が画成される。
【0042】オイルセパレータ2は、ロッカーカバー5
とバッフルプレート37の間に画成される。
【0043】バッフルプレート37の前端にはブローバ
イガス取入口36が開口し、ロッカーカバー5にはブロ
ーバイガス排出口35が開口する。
【0044】オイルセパレータ2においてブローバイガ
ス取入口36からブローバイガス排出口35へと向かう
ブローバイガスを蛇行させる複数のじゃま板33,34
が設けられる。
【0045】ロッカーカバー5上にバルブハウジング3
0が結合される。バルブハウジング30にPCVバルブ
13と第一逆止弁31および第二逆止弁32がそれぞれ
介装される。PCVバルブ13と第二逆止弁32および
第一逆止弁31をそれぞれオイルセパレータ2上のバル
ブハウジング30に設けてユニット化する。
【0046】ロッカーカバー5に開口したブローバイガ
ス排出口35は、第二逆止弁32を介して新気導入通路
11に連通するとともに、PCVバルブ13を介してブ
ローバイガス還流通路12に連通する。すなわち、ブロ
ーバイガス排出口35が新気導入通路11をオイルセパ
レータ2に連通する分岐通路を構成している。
【0047】ロッカーカバー5に開口した新気導入口3
8は第一逆止弁31を介して新気導入通路11に連通す
る。
【0048】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0049】ブローバイガスはブローバイガス還流通路
12からPCVバルブ13を通って還流されるか、また
は新気導入通路11から第二逆止弁32を通って還流さ
れるが、いずれの場合もオイルセパレータ2を通過す
る。
【0050】ブローバイガスがオイルセパレータ2を蛇
行しながら通過する過程で、ブローバイガス中に含まれ
るオイルミストがじゃま板33,34に付着し、バッフ
ルプレート37上を介して動弁室1へと流下する。この
ようにして、オイル分が十分に分離されたブローバイガ
スが吸気通路7に還流され、オイルの消費量を低減する
ことができる。
【0051】したがって、従来装置のように複数のオイ
ルセパレータを設ける必要がないため、PCVバルブ1
3と第二逆止弁32および第一逆止弁31を共通のバル
ブハウジング30に介装し、このバルブハウジング30
をロッカーカバー5上に設けて、これらPCVバルブ1
3と第二逆止弁32および第一逆止弁31をオイルセパ
レータ2と共にをユニット化することが可能となり、構
造の簡素化がはかれる。
【0052】次に、図3に示す実施形態について説明す
る。なお、図1との対応部分には同一符号を付す。
【0053】サイクロン型オイルセパレータがロッカー
カバー5の外側に設けられる。オイルセパレータ2の上
部にPCVバルブと第二逆止弁および第一逆止弁がユニ
ット化して設けられる。
【0054】図4に示すように、オイルセパレータ2は
円筒状のサイクロンハウジング41を有する。サイクロ
ンハウジング41とロッカーカバー5内の動弁室はブロ
ーバイガス取入管46を介して連通する。ブローバイガ
ス取入管46は、サイクロンハウジング41の上部接線
方向から接続し、ブローバイガス取入管46から流入す
るブローバイガスをサイクロンハウジング41内で旋回
させるようになっている。
【0055】サイクロンハウジング41の下部は円錐形
に絞られ、その下端にオイル排出口42が開口する。オ
イル排出口42は配管52を介してエンジンのオイルパ
ンに連通する。
【0056】サイクロンハウジング41の天井部47の
中央部から筒形をしたブローバイガス取出管45が吊り
下げられる。ブローバイガス取出管45はサイクロンハ
ウジング41の中央部に開口している。
【0057】サイクロンハウジング41上にバルブハウ
ジング50が結合される。バルブハウジング50にPC
Vバルブ13と第一逆止弁31および第二逆止弁32が
それぞれ介装される。PCVバルブ13と第二逆止弁3
2および第一逆止弁31をそれぞれサイクロンハウジン
グ41上のバルブハウジング50に設けてユニット化す
る。
【0058】第一逆止弁31は配管によってエアダクト
20に連通するとともに、配管60によってロッカーカ
バー5内の動弁室に連通する。配管60,61によって
新気導入通路11が画成される。
【0059】第二逆止弁32は配管62によってコレク
タ部23に連通する。配管62によってブローバイガス
還流通路12が画成される。
【0060】この実施形態では、ブローバイガス排出管
45が新気導入通路11をオイルセパレータ2に連通す
る分岐通路を構成している。
【0061】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0062】ブローバイガスはブローバイガス還流通路
12からPCVバルブ13を通って還流されるか、また
は新気導入通路11から第二逆止弁32を通って還流さ
れるが、いずれの場合もオイルセパレータ2を通過す
る。
【0063】ブローバイガスがオイルセパレータ2を旋
回しながら通過する過程で、ブローバイガス中に含まれ
るオイルミストがサイクロンハウジング41に付着し、
サイクロンハウジング41の下端に開口したオイル排出
口42から配管52を通ってオイルパンに戻され、オイ
ルの消費量を低減することができる。
【0064】したがって、従来装置のように複数のオイ
ルセパレータを設ける必要がないため、PCVバルブ1
3と第二逆止弁32および第一逆止弁31を共通のバル
ブハウジング50に介装し、このバルブハウジング50
をサイクロンハウジング41上に設けて、これらPCV
バルブ13と第二逆止弁32および第一逆止弁31をオ
イルセパレータ2と共にをユニット化することが可能と
なり、構造の簡素化がはかれる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のエン
ジンのブローバイガスベンチレーション装置は、分岐通
路を第二逆止弁を介してブローバイガス還流通路と共通
のオイルセパレータに接続する構造により、従来装置の
ように複数のオイルセパレータを設ける必要がなく、構
造の簡素化がはかれる。
【0066】請求項2記載のエンジンのブローバイガス
ベンチレーション装置は、PCVバルブと第一逆止弁お
よび第二逆止弁を共に介装したバルブハウジングを備え
る構造により、これらをユニット化して生産性を高めら
れる。
【0067】請求項3記載のエンジンのブローバイガス
ベンチレーション装置は、ロッカーカバーの外側に設け
られるバルブハウジングにPCVバルブと第一逆止弁お
よび第二逆止弁を共に介装する構造により、これらをユ
ニット化して生産性を高められる。
【0068】請求項4記載のエンジンのブローバイガス
ベンチレーション装置は、オイルセパレータをロッカー
カバーと分離して設け、オイルセパレータに結合される
バルブハウジングにPCVバルブと第一逆止弁および第
二逆止弁を共に介装する構造により、これらをユニット
化して生産性を高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すエンジンの構成図。
【図2】他の実施形態を示すロッカーカバー等の断面
図。
【図3】さにら他の実施形態を示すロッカーカバー等の
斜視図。
【図4】同じくオイルセパレータ等の断面図。
【図5】従来例を示すエンジンの構成図。
【符号の説明】
1 動弁室 2 オイルセパレータ 5 ロッカーカバー 7 吸気通路 6 スロットルチャンバー 11 新気導入通路 12 ブローバイガス還流通路 13 PCVバルブ 15 分岐通路 30 バルブハウジング 31 第一逆止弁 32 第二逆止弁 41 サイクロンハウジング 45 ブローバイガス取出管 50 バルブハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒坂 周司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室からエンジン内部室に吹き抜けたブ
    ローバイガスを通過させてブローバイガスに含まれるオ
    イルを分離するオイルセパレータと、 スロットルバルブより下流側の吸気通路とオイルセパレ
    ータを連通するブローバイガス還流通路と、 スロットルバルブより上流側の吸気通路とエンジン内部
    室を連通する新気導入通路と、 新気導入通路を通って吸気通路からエンジン内部室に向
    かう空気の流れに対して開弁する第一逆止弁と、 第一逆止弁より吸気通路側の新気導入通路をブローバイ
    ガス還流通路と共通のオイルセパレータに連通する分岐
    通路と、 分岐通路を通ってオイルセパレータから吸気通路に向か
    う空気の流れに対して開弁する第二逆止弁と、 を備えたことを特徴とするエンジンのブローバイガスベ
    ンチレーション装置。
  2. 【請求項2】前記ブローバイガス還流通路を通って吸気
    通路に還流される空気量を吸入負圧に応動して調節する
    PCVバルブと、 PCVバルブと第一逆止弁および第二逆止弁を共に介装
    したバルブハウジングと、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のエンジンのブ
    ローバイガスベンチレーション装置。
  3. 【請求項3】前記エンジン内部室として動弁室を画成す
    るロッカーカバーを備え、 ロッカーカバーの内側に配置されるオイルセパレータを
    備え、 ロッカーカバーの外側に設けれられるバルブハウジング
    にPCVバルブと第一逆止弁および第二逆止弁を共に介
    装したことを特徴とする請求項2記載のエンジンのブロ
    ーバイガスベンチレーション装置。
  4. 【請求項4】前記エンジン内部室として動弁室を画成す
    るロッカーカバーを備え、 ロッカーカバーの外側に配置されるオイルセパレータを
    備え、 オイルセパレータに結合されるバルブハウジングにPC
    Vバルブと第一逆止弁および第二逆止弁を共に介装した
    ことを特徴とする請求項2記載のエンジンのブローバイ
    ガスベンチレーション装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003013723A (ja) * 2001-06-28 2003-01-15 Yamaha Motor Co Ltd ブローバイガスのセパレータ
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