JPH0610111Y2 - エンジンのブローバイガス還流装置 - Google Patents

エンジンのブローバイガス還流装置

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JPH0610111Y2
JPH0610111Y2 JP324288U JP324288U JPH0610111Y2 JP H0610111 Y2 JPH0610111 Y2 JP H0610111Y2 JP 324288 U JP324288 U JP 324288U JP 324288 U JP324288 U JP 324288U JP H0610111 Y2 JPH0610111 Y2 JP H0610111Y2
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JP
Japan
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blow
passage
rocker
engine
gas recirculation
Prior art date
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JP324288U
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JPH01108312U (ja
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栄一 松本
正幸 本間
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのブローバイガス還流装置に関す
る。
(従来の技術) V型エンジンなど、2つのロッカカバーを有するエンジ
ンのブローバイガス還流装置としては従来例えば第4図
に示すようなものがある(実開昭61-152714号公報参
照)。
これについて説明すると、V型エンジン2は2つのロッ
カカバー15a,15bを備えており、各ロッカカバー15
a,15bについてそれぞれ独立した2つの新気通路8a,8b
およびブローバイ通路18a,18bが配設されている。
通常の運転時は、絞弁5より上流側のエアダクト4から
吸入空気の一部が、図中点線矢印で示すように、新気通
路8aおよび通路11a、新気通路8bおよび通路11bをそれ
ぞれ通ってクランク室14に供給される一方、燃焼室か
らピストン7の隙間を介してクランク室14に抜けたブ
ローバイガスが、図中実線矢印で示すように、この新気
と混合して通路11a,11bを通って各ロッカカバー15
a,15bの内部に入り、各油除去室10a,10bでそれぞれ
オイル分を除去した後、各ブローバイ通路18a,18bを
通って絞弁5より下流側のコレクタ部6c内に吸引され、
燃焼室に還流されるようになっている。
各ブローバイ通路18a,18bの途中にはそれぞれコント
ロールバルブ(PCV)17が介装される。このコント
ロールバルブ17は絞弁5より下流側に生じる吸入負圧
を作動源として、負圧の弱い高負荷時はスプリングの力
でその通路面積を大きくしてブローバイガスの還流量を
多くし、負圧の大きい低負荷時はスプリングの力に対抗
して通路面積を減らして還流量を少なく調節するように
なっている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、コントロールバルブ17は吸入負圧とスプリ
ングの付勢力がバランスしてその通路面積を調節するた
め、製造時の絞弁5とスプリングの寸法のばらつきによ
り、流量のばらつきが生じる。
しかしながら、2つのロッカカバー15a,15bについて
各ブローバイ通路18a,18bおよび各コントロールバル
ブ17が独立して配設されているため、上記コントロー
ルバルブ17における流量ばらつきがそのまま油除去室
10a,10bからブローバイ通路18a,18bへと吸引され
るブローバイガスの流量ばらつきとなり、その流速を十
分に抑える必要から油除去室10a,10bの容積が増大
し、ロッカカバー15a,15bの大型化を招くという問題
点があった。
本考案は、こうした従来の問題点を解決することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案では、2つのロッカカバ
ーを備え、各ロッカカバー内部をクランク室に連通さ
せ、各ロッカカバー内部と絞弁より上流側吸気通路を連
通する新気通路と、各ロッカカバー内部と絞弁より下流
側吸気通路を連通するブローバイ通路をそれぞれ配設し
たエンジンのブローバイガス還流装置において、前記ブ
ローバイ通路に各ロッカカバー内部に連通する2本の分
枝管と、この各分枝管を互いに集合する集合部を設け、
この集合部と前記吸気通路の間に単一のコントロールバ
ルブを介装した。
(作用) 上記構成に基づき、コノトロールバルブに生じる流量ば
らつきが2本のブローバイ通路に分担され、各ブローバ
イ通路におけるブローバイガスの最大流速を抑えること
により、各ロッカカバー内で各分枝管の開口部に面して
画成される油除去室の容積を削減することが可能とな
り、エンジンのコンパクト化がはかれる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。なお、従来例と同一構成部には同一符号を付す。
第1図,第2図に示すように、V型エンジン2の吸気通
路16はエアクリーナ3、エアダクト4、絞弁5、吸気
マニホールド6によって構成される。
新気通路8a,8bは絞弁5より上流側のエアダクト4と各
ロッカカバー15a,15bの内部をそれぞれ連通する。通
路11a,11bは各ロッカカバー15a,15bの内部をクラ
ンク室14に連通し、シリンダヘッド12a,12bおよび
シリンダブロック13をそれぞれ貫通して形成する。
ブローバイ通路9は各ロッカカバー15a,15bに一端を
接続する2本の分枝管9a,9bと、この各分枝管9a,9bを集
合してコレクタ部6cに接続する1本の集合管9cとにより
構成する。
図中21はエンジン2からの冷却水を図示しないラジエ
ータに導くウォータアウトレットであり、このウォータ
アウトレット21に各分枝管9a,9bを互いに接続するコ
ネクタ22を一体的に形成する。コネクタ22は各分枝
管9a,9bを集合する集合部を構成し、このコネクタ22
と集合管9cの間には単一のコントロールバルブ17を介
装する。
各ロッカカバー15a,15bの内側には分枝管9a,9bの各
開口部に対峙してバッフルプレート19a,19bを形成し
て、油除去室20a,20bを所定容積をもって画成する。
このように構成してあり、次に作用について説明する。
通常運転時はエアダクト4を流れる吸入空気の一部が、
図中点線矢印で示すように、新気通路8a,8bとロッカカ
バー15a,15bの内部および通路11a,11bを通ってク
ランク室14に取入れられる一方、燃焼室からピストン
7の隙間を介してクランク室14に抜けたブローバイガ
スは、図中実線矢印で示すように、通路11a,11bに分
流して各ロッカカバー15a,15bの内部に入り、各油除
去室20a,20bから各分枝管9a,9bを通ってコントロー
ルバルブ17の上流側で再び合流し、コントロールバル
ブ17から集合管9cを通ってコレクタ部6cに吸引され、
マニホールド6を経て各燃焼室に還流される。ブローバ
イガスが油除去室20a,20bを通過する過程で、それに
含まれるオイルの分離を行い、分離されたオイルは再び
クランク室14へと降下してエンジン2の各部の潤滑に
供される。
各分枝管9a,9bは互いに集合して単一のコントロールバ
ルブ17に接続しているため、コントロールバルブ17
に生じる流量ばらつきが2本の分枝管9a,9bに分担さ
れ、各分枝管9a,9bにおける流量のばらつき幅が半減す
る。したがって、各油除去室20a,20bから各分枝管9
a,9bに流入するブローバイガスの最大流速を小さく抑え
る。この流量低下により、ブローバイガスが油除去室2
0a,20bで滞留する時間が長くなり、その間にオイルの
分離を十分に行うことができる。その結果、コントロー
ルバルブ17が独立して設けられる従来装置に比べて、
オイルの持ち去りを十分に抑えながら油除去室20a,2
0bの容積を削減することが可能となり、ロッカカバー1
5a,15bの小型化やエンジン2のコンパクト化がはかれ
る。
また、コントロールバルブ17は、第2図に白抜き矢印
で示すようにエンジン2から流出する高温冷却水からウ
ォータアウトレット21およびコネクタ22を介して伝
熱されて高温に保たれるため、寒冷時に凍結による作動
不良を起こすことを防止できる。
次に、第3図に示す他の実施例はコントロールバルブ1
7を集合管9cとコレクタ6cの間に介装するもので、コネ
クタ23をウォータアウトレットとは分離して設けてい
る。
この場合も、コントロールバルブ17によって生じるブ
ローバイガスの流量変動を2本の分枝管9a,9bに分担さ
せて、油除去室の容積を削減できるとともに、配管をさ
らに簡素化できる。
(考案の効果) 以上の通り本考案によれば、2つのロッカカバーを備
え、各ロッカカバー内部をクランク室に連通させ、各ロ
ッカカバー内部と絞弁より上流側吸気通路を連通する新
気通路と、各ロッカカバー内部と絞弁より下流側吸気通
路を連通するブローバイ通路をそれぞれ配設したエンジ
ンのブローバイガス還流装置において、前記ブローバイ
通路に各ロッカカバー内部に連通する2本の分枝管と、
この各分枝管を互いに集合する集合部を設け、この集合
部と前記吸気通路の間に単一のコントロールバルブを介
装したため、コントロールバルブに生じる流量ばらつき
が2本の分枝管に分担されることにより、各分枝管の開
口部に画成される油除去室の容積を削減することが可能
となり、エンジンのコンパクト化がはかれる。また、配
管やコントロールバルブにかかる部品コストを削減する
とともに生産性の向上がはかれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をV型エンジンに適用した実施例の概略
断面図、第2図は同じく要部斜視図である。第3図は他
の実施例を示す要部斜視図である。第4図は従来例を示
す概略断面図である。 2……エンジン、5……絞弁、6……吸気マニホール
ド、8a,8b……新気通路、9……ブローバイ通路、9a,9b
……分枝管、9c……集合管、17……コントロールバル
ブ、19a,19b……バッフルプレート、20a,20b……
油除去室、22……コネクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのロッカカバーを備え、各ロッカカバ
    ー内部をクランク室に連通させ、各ロッカカバー内部と
    絞弁より上流側吸気通路を連通する新気通路と、各ロッ
    カカバー内部と絞弁より下流側吸気通路を連通するブロ
    ーバイ通路をそれぞれ配設したエンジンのブローバイガ
    ス還流装置において、前記ブローバイ通路に各ロッカカ
    バー内部に連通する2本の分枝管と、この各分枝管を互
    いに集合する集合部を設け、この集合部と前記吸気通路
    の間に単一のコントロールバルブを介装したことを特徴
    とするエンジンのブローバイガス還流装置。
JP324288U 1988-01-14 1988-01-14 エンジンのブローバイガス還流装置 Expired - Lifetime JPH0610111Y2 (ja)

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JP324288U JPH0610111Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 エンジンのブローバイガス還流装置

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JPH01108312U JPH01108312U (ja) 1989-07-21
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JP4962434B2 (ja) * 2008-07-16 2012-06-27 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のシリンダヘッド換気構造
WO2014054630A1 (ja) * 2012-10-02 2014-04-10 日産自動車株式会社 V型内燃機関のブローバイ処理装置

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