JPH0629458Y2 - 内燃機関のブロ−バイガス還元装置 - Google Patents

内燃機関のブロ−バイガス還元装置

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JPH0629458Y2
JPH0629458Y2 JP1987085731U JP8573187U JPH0629458Y2 JP H0629458 Y2 JPH0629458 Y2 JP H0629458Y2 JP 1987085731 U JP1987085731 U JP 1987085731U JP 8573187 U JP8573187 U JP 8573187U JP H0629458 Y2 JPH0629458 Y2 JP H0629458Y2
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JP
Japan
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chamber
blow
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cover
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浩二 河合
秀次 小松
隆雄 一村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、2つのシリンダ群を備えた例えばV型内燃
機関におけるブローバイガス還元装置に関する。
[従来の技術] 従来、2つのシリンダ群を有する例えばV型内燃機関に
おけるブローバイガス還元装置としては第2図に示すよ
うなものがある。第1のシリンダ群101のシリンダヘ
ッド103上部には第1の吸気弁用カムカバー105及
び第1の排気弁用カムカバー107がそれぞれ設けら
れ、第2のシリンダ群109のシリンダヘッド111上
部には第2の吸気弁用カムカバー113及び第2の排気
弁用カムカバー115がそれぞれ設けられている。
第1の吸気弁用カムカバー105内部と絞り弁117上
流の吸気通路119とは新気導入管121にて連通する
一方、第2の吸気弁用カムカバー113内部と絞り弁1
17下流の吸気マニホールドコレクタ123とはブロー
バイガス還流管125にて連通している。ブローバイガ
ス還流管125には、吸入負圧が高い程通路面積を減少
させるように作動するブローバイガス制御弁127が設
けられている。(参考文献,実開昭61−152714
号公報) このような構成とすることにより、負圧によりクランク
室129のブローバイガスがブローバイガス還流通路1
31を経て吸気系に還流されると同時に、絞り弁117
上流の空気は新気導入通路133を経てクランク室12
9に導入される。
また、第3図に示すものは、第2の排気弁用カムカバー
115内部と絞り弁117上流の吸気通路119とを新
気導入管121にて連通することで、新気の導入及びブ
ローバイガスの還流を共に第2のシリンダ群109側の
ブローバイガス還流通路131を介して行うようにして
いる。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記何れの例においても、新気は一方のシリ
ンダ群の通路を介してクランク室に導入され、他方のシ
リンダ群のカムカバー内には新気が導入されないため、
新気が導入されないカムカバー内には濃度の高いNOx
や水分等を含むブローバイガスが存在することになり、
更にカムカバーは外気により冷やされているため濃度の
高いNOxと水分とが凝縮して硝酸となり、これがオイ
ル中に落下してオイルが劣化すると共に、酸により機関
各部が腐蝕摩耗するという問題がある。
この考案は上記のような問題点に着目してなされたもの
で、2つのシリンダ群双方のシリンダヘッドカバー内に
新気を導入し、双方のシリンダヘッドカバー内のNOx
濃度を低下させた内燃機関のブローバイガス還元装置の
提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するためにこの考案は、第1のシリン
ダ群と第2のシリンダ群とで機関本体がV型に形成さ
れ、第1のシリンダ群のシリンダヘッドに、吸気弁用カ
ムカバー室と排気弁用カムカバー室とこれら両カムカバ
ー室相互を連通する通路とを備えた第1のシリンダヘッ
ドカバーを組み付け、第2のシリンダ群のシリンダヘッ
ドに、吸気弁用カムカバー室と排気弁用カムカバー室と
これら両カムカバー室相互を連通する通路とを備えた第
2のシリンダヘッドカバーを組み付け、第1のシリンダ
ヘッドカバーにおける一方のカムカバー室と絞り弁上流
の吸気通路とを第1の新気導入管により連通し、第2の
シリンダヘッドカバーにおける一方のカムカバー室と絞
り弁上流の吸気通路とを第2の新気導入管により連通
し、第1のシリンダヘッドカバーにおける他方のカムカ
バー室とクランク室とを第1のブローバイガス通路によ
り連通し、第2のシリンダヘッドカバーにおける前記一
方のカムカバー室とクランク室とを第2のブローバイガ
ス通路により連通し、第2のシリンダヘッドカバーにお
ける他方のカムカバー室と絞り弁下流の吸気通路とをブ
ローバイガス還流管により連通する構成とした。
[作用] 第1のシリンダヘッドカバーにおける一方のカムカバー
室には、絞り弁上流の吸気通路から第1の新気導入管を
経て新気が導入されるとともに、第2のシリンダヘッド
カバーにおける一方のカムカバー室には、絞り弁上流の
吸気通路から第2の新気導入管を経て新規が導入され
る。第1,第2の各シリンダヘッドカバーにおける一方
のカムカバー室に導入された新気は、通路を経て他方の
カムカバー室にそれぞれ流入後、第1,第2の各ブロー
バイガス通路を通ってクランク室に流入する。クランク
室に流入した新気は,クランク室内のブローバイガスと
ともに、第2のブローバイガス通路を通って第2のシリ
ンダヘッドカバーにおける一方のカムカバー室,通路,
他方のカムカバー室をそれぞれ経た後、ブローバイガス
還流管を通って絞り弁下流の吸気通路に還流される。第
1,第2の各シリンダヘッドカバー双方共に、一方のカ
ムカバー室に新気が導入された後、通路を通して他方の
カムカバー室にも新気が導入されるので、第1,第2の
各シリンダヘッドカバー内は何れも新気導入によりNO
x濃度が低下して硝酸の生成は低下し、オイルの劣化及
び機関各部の酸による腐蝕摩耗は防止される。
[実施例] 以下、図面に基づきこの考案の実施例を説明する。
第1図は、この考案の一実施例のV型内燃機関の断面図
で、第1のシリンダ群1と第2のシリンダ群3とは互い
にV型を形成している。第1のシリンダ群1のシリンダ
ヘッド5上部には第1のシリンダヘッドカバーを構成す
る第1の吸気弁用カムカバー7及び第1の排気弁用カム
カバー9がそれぞれ設けられている。第1の吸気弁用カ
ムカバー7内の吸気弁用カムカバー室であるカム室11
にはバッフルプレート13が設けられ、このカム室11
と第1の排気弁用カムカバー9内の排気弁用カムカバー
室であるカム室15とは通路17により互いに連通して
いる。一方、第2のシリンダ群3のシリンダヘッド19
上部には第2のシリンダヘッドカバーを構成する第2の
吸気弁用カムカバー21及び第2の排気弁用カムカバー
23がそれぞれ設けられ、各カムカバー21,23内の
吸気弁用カムカバー室であるカム室25,排気弁用カム
カバー室であるカム室27にはバッフルプレート29,
31それぞれが設けられている。この各カム室25,2
7は通路33により互いに連通している。
第1の吸気弁用カムカバー7内カム室11と絞り弁35
上流かつエアクリーナ37下流の吸気通路39とは第1
の新気導入管41により連通し、この新気導入管41の
途中と第2の排気弁用カムカバー23内カム室27とは
第2の新気導入管43により連通している。また、第2
の吸気弁用カムカバー21内カム室25と絞り弁35下
流の吸気通路である吸気マニホールドコレクタ45とは
ブローバイガス還流管47により連通している。ブロー
バイガス還流管47の吸気マニホールドコレクタ45側
には、ブローバイガス制御弁48が設けられている。ブ
ローバイガス制御弁48は、絞り弁35下流の吸入負圧
が高い程通路面積を小さくするよう作動する。すなわ
ち、ブローバイガス量の多くなる機関負荷が高いとき程
通路面積が大きくなる。
上記第1の排気弁用カムカバー9内カム室15下部と、
シリンダブロック49下部及びオイルパン51により形
成されるクランク室53とは第1のシリンダ群1のシリ
ンダヘッド5及びシリンダブロック49の図中で右側部
に連続して貫通形成された第1のブローバイガス通路5
5により連通している。一方、第2の排気弁用カムカバ
ー23内カム室27下部とクランク室53とは、第2の
シリンダ群3のシリンダヘッド19及びシリンダブロッ
ク49の図中で左側部に連続して貫通形成された第2の
ブローバイガス通路57により連通している。
このような構成のブローバイガス還元装置において、絞
り弁35下流の吸入負圧によりクランク室53内のブロ
ーバイガスは、第2のブローバイガス通路57、カム室
27,25及びブローバイガス還流管47を通って吸気
マニホールドコレクタ45に還流する。これに伴って絞
り弁35上流の空気は、第1の新気導入管41及び第2
の新気導入管43を経て第1の吸気弁用カムカバー7内
カム室11及び第2の排気弁用カムカバー23内カム室
27にそれぞれ流入する。第1の吸気弁用カムカバー7
内カム室11に流入した新気は、通路17を通って第1
の排気弁用カムカバー9内カム室15に流入した後、第
1のブローバイガス通路55を経てクランク室53に導
入される一方、第2の排気弁用カムカバー23内カム室
27に流入した新気は、クランク室53からのブローバ
イガスと共に通路33を経て第2の吸気弁用カムカバー
21内カム室25に流入する。
このようにして、第1のシリンダ群1の2つのカム室1
1,15並びに第2のシリンダ群3の2つのカム室2
5,27の何れにも新気が導入されるので、各カム室1
1,15,25,27内のブローバイガス中NOx濃度
は低下する。この結果NOxと水分とが凝縮して生成さ
れる硝酸は減少し、オイルの劣化及び機関各部の酸によ
る腐蝕摩耗は防止される。
ブローバイガス還流管47に設けたブローバイガス制御
弁48は、絞り弁35下流の吸入負圧が高い機関低負荷
時には開度が小さく、吸入負圧が低い機関高負荷に移行
するに従って開度が大きくなるので、吸入負圧が低い機
関高負荷であっても、絞り弁35下流の吸気通路へのブ
ローバイガスの還流に伴う新気の導入は所望に維持さ
れ、機関低負荷から高負荷時にわたる全運転領域でブロ
ーバイガス中のNOx濃度が低下することになる。
なお、上記実施例では、第2の新気導入管43を車両前
方側となるよう機関本体をエンジンルーム内に横置きに
すると、走行風により冷却される第2の新気導入管43
内の空気により、クランク室53内の冷却作用が向上
し、オイルの劣化が防止される。
[考案の効果] 以上のようにこの考案によれば、2つのシリンダ群各別
に設けられた第1,第2の各シリンダヘッドカバー内双
方の吸気弁用カムカバー室及び排気弁用カムカバー室に
新気を導入するようにしたため、第1,第2の各シリン
ダヘッドカバー内のブローバイガス中NOx濃度が低下
し、この結果NOxと水分とが凝縮して生成される硝酸
が減少するので、オイルの劣化及び機関各部の酸による
腐蝕摩耗が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のブローバイガス還元装置
を備えたV型内燃機関の断面図、第2図及び第3図は共
に従来のブローバイガス還元装置を備えたV型内燃機関
の断面図である。 1…第1のシリンダ群 3…第2のシリンダ群 5,19…シリンダヘッド 7…第1の吸気弁用カムカバー(第1のシリンダヘッド
カバー) 9…第1の排気弁用カムカバー(第1のシリンダヘッド
カバー) 11,25…カム室(吸気弁用カムカバー室) 15,27…カム室(排気弁用カムカバー室) 17,33…通路 21…第2の吸気弁用カムカバー(第2のシリンダヘッ
ドカバー) 23…第2の排気弁用カムカバー(第2のシリンダヘッ
ドカバー) 35…絞り弁、39…吸気通路 41…第1の新気導入管、43…第2の新気導入管 45…吸気マニホールドコレクタ(吸気通路) 47…ブローバイガス還流管、53…クランク室 55…第1のブローバイガス通路、57…第2のブロー
バイガス通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−107012(JP,U) 実開 昭61−152714(JP,U) 実開 昭63−119812(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のシリンダ群と第2のシリンダ群とで
    機関本体がV型に形成され、第1のシリンダ群のシリン
    ダヘッドに、吸気弁用カムカバー室と排気弁用カムカバ
    ー室とこれら両カムカバー室相互を連通する通路とを備
    えた第1のシリンダヘッドカバーを組み付け、第2のシ
    リンダ群のシリンダヘッドに、吸気弁用カムカバー室と
    排気弁用カムカバー室とこれら両カムカバー室相互を連
    通する通路とを備えた第2のシリンダヘッドカバーを組
    み付け、第1のシリンダヘッドカバーにおける一方のカ
    ムカバー室と絞り弁上流の吸気通路とを第1の新気導入
    管により連通し、第2のシリンダヘッドカバーにおける
    一方のカムカバー室と絞り弁上流の吸気通路とを第2の
    新気導入管により連通し、第1のシリンダヘッドカバー
    における他方のカムカバー室とクランク室とを第1のブ
    ローバイガス通路により連通し、第2のシリンダヘッド
    カバーにおける前記一方のカムカバー室とクランク室と
    を第2のブローバイガス通路により連通し、第2のシリ
    ンダヘッドカバーにおける他方のカムカバー室と絞り弁
    下流の吸気通路とをブローバイガス還流管により連通し
    たことを特徴とする内燃機関のブローバイガス還元装
    置。
JP1987085731U 1987-06-03 1987-06-03 内燃機関のブロ−バイガス還元装置 Expired - Lifetime JPH0629458Y2 (ja)

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JPS63193712U JPS63193712U (ja) 1988-12-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59107012U (ja) * 1983-01-05 1984-07-19 日産自動車株式会社 内燃機関のブロ−バイガス還元装置
JPS61152714U (ja) * 1985-03-15 1986-09-20

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