JPH0627776Y2 - 内燃機関のブロ−バイガス還元装置 - Google Patents
内燃機関のブロ−バイガス還元装置Info
- Publication number
- JPH0627776Y2 JPH0627776Y2 JP1987027700U JP2770087U JPH0627776Y2 JP H0627776 Y2 JPH0627776 Y2 JP H0627776Y2 JP 1987027700 U JP1987027700 U JP 1987027700U JP 2770087 U JP2770087 U JP 2770087U JP H0627776 Y2 JPH0627776 Y2 JP H0627776Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blow
- gas
- intake
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は内燃機関のブローバイガス還元装置の改良に
関する。
関する。
(従来の技術) 自動車用ディーゼルエンジンにあっても、燃焼室からク
ランク室へ漏れるブローバイガスを吸気通路へ還流して
再燃焼させるため、ブローバイガス還元装置が採用され
ている(実開昭59−13620号公報)。
ランク室へ漏れるブローバイガスを吸気通路へ還流して
再燃焼させるため、ブローバイガス還元装置が採用され
ている(実開昭59−13620号公報)。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、このようなブローバイガス還元装置にあって
は、第5図に示すようにクランク室と連通するロッカカ
バー内部のブローバイガスをPCVバルブ(流量コント
ロールバルブ)及び還流通路1を介して吸気マニホール
ド2上流側集合流部に還流するようになっているが、こ
のためブローバイガス中に含まれるオイルミストが第6
図で示すように各気筒の吸気ポート3や吸気バルブ4に
付着し、この付着生成したデポジットにより吸気の流れ
が妨げられ、例えばスワール比が低下してスモーク性能
の悪化などを招くという問題点があった。
は、第5図に示すようにクランク室と連通するロッカカ
バー内部のブローバイガスをPCVバルブ(流量コント
ロールバルブ)及び還流通路1を介して吸気マニホール
ド2上流側集合流部に還流するようになっているが、こ
のためブローバイガス中に含まれるオイルミストが第6
図で示すように各気筒の吸気ポート3や吸気バルブ4に
付着し、この付着生成したデポジットにより吸気の流れ
が妨げられ、例えばスワール比が低下してスモーク性能
の悪化などを招くという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) この考案はこのような問題点を解決するため、燃焼室か
らクランク室へ漏れるブローバイガスを吸気通路に還流
して再燃焼させる内燃機関のブローバイガス還元装置に
おいて、ブローバイガスの還流通路を吸気マニホールド
の端に位置するブランチに接続したものである。
らクランク室へ漏れるブローバイガスを吸気通路に還流
して再燃焼させる内燃機関のブローバイガス還元装置に
おいて、ブローバイガスの還流通路を吸気マニホールド
の端に位置するブランチに接続したものである。
(作用) これによれば、ブローバイガスの還流を受けるのは吸気
マニホールドの1つの吸気ポート付近のみであり、他の
吸気ポートではブローバイガスの還流を受けず、オイル
ミストの付着も生じないので、オイルミストの付着に伴
うスワールの悪化は全体として最小限(1気筒のみで済
む)に抑えられる。特に本考案では還流通路を、隣接す
る気筒間の吸気脈動の影響を受けにくい吸気マニホール
ドの端に位置するブランチに接続したので、当該端部の
気筒にのみ確実にブローバイガスを還流させることがで
きる。
マニホールドの1つの吸気ポート付近のみであり、他の
吸気ポートではブローバイガスの還流を受けず、オイル
ミストの付着も生じないので、オイルミストの付着に伴
うスワールの悪化は全体として最小限(1気筒のみで済
む)に抑えられる。特に本考案では還流通路を、隣接す
る気筒間の吸気脈動の影響を受けにくい吸気マニホール
ドの端に位置するブランチに接続したので、当該端部の
気筒にのみ確実にブローバイガスを還流させることがで
きる。
(実施例) 第1図において、10はエアクリーナからの吸気を各気
筒に供給する吸気マニホールド、11はクランク室と連
通するロッカカバー内部のブローバイガスをPCVバル
ブ(流量コントロールバルブ)を介して吸気通路に還流
する還流通路で、還流通路11はこの場合、吸気マニホ
ールド10の端に位置する1つのブランチ10Aの吸気
ポート付近に接続される。
筒に供給する吸気マニホールド、11はクランク室と連
通するロッカカバー内部のブローバイガスをPCVバル
ブ(流量コントロールバルブ)を介して吸気通路に還流
する還流通路で、還流通路11はこの場合、吸気マニホ
ールド10の端に位置する1つのブランチ10Aの吸気
ポート付近に接続される。
このように構成すると、ブローバイガスは吸気マニホー
ルド10の1つの吸気ポート(図示せず)付近にのみ還
流され、他の吸気ポートではブローバイガスの還流を受
けず、オイルミストの付着も生じないので、オイルミス
トの付着に伴うスワールの悪化は1気筒でのみ生じるだ
けで全体としてエンジン性能に与える影響は最小限に抑
えられる。この場合、還流通路11は吸気マニホールド
10の中央部に位置するブランチ10Bではなく、端に
位置するブランチ10Aに接続したので、吸気脈動によ
って他の気筒へ吸入される割合が少なく、ブローバイガ
スを1つの吸気ポートのみに還流するのに最も良い結果
が得られる。
ルド10の1つの吸気ポート(図示せず)付近にのみ還
流され、他の吸気ポートではブローバイガスの還流を受
けず、オイルミストの付着も生じないので、オイルミス
トの付着に伴うスワールの悪化は1気筒でのみ生じるだ
けで全体としてエンジン性能に与える影響は最小限に抑
えられる。この場合、還流通路11は吸気マニホールド
10の中央部に位置するブランチ10Bではなく、端に
位置するブランチ10Aに接続したので、吸気脈動によ
って他の気筒へ吸入される割合が少なく、ブローバイガ
スを1つの吸気ポートのみに還流するのに最も良い結果
が得られる。
なお、ブローバイガスの還流を受ける吸気ポートでは従
来に比べてブローバイガスの還流量が大幅に増加するの
で、デポジット(固着カーボン)の生長、剥離の周期も
早くなる。
来に比べてブローバイガスの還流量が大幅に増加するの
で、デポジット(固着カーボン)の生長、剥離の周期も
早くなる。
第2〜4図は各々、この実施例の効果を従来の場合と比
較して示す特性図である。なお、還流通路11は吸気マ
ニホールド10ではなく、スワールを阻害しないように
シリンダヘッドの吸気ポート途中に直接接続しても良
い。
較して示す特性図である。なお、還流通路11は吸気マ
ニホールド10ではなく、スワールを阻害しないように
シリンダヘッドの吸気ポート途中に直接接続しても良
い。
(考案の効果) 以上要するにこの考案によれば、燃焼室からクランク室
へ漏れるブローバイガスを吸気通路に還流して再燃焼さ
せる内燃機関のブローバイガス還元装置において、ブロ
ーバイガスの還流通路を吸気脈動の影響を受けにく吸気
マニホールドの端部に位置するブランチに接続したの
で、ブローバイガスの還流を受けるのは吸気マニホール
ドの1つの吸気ポート付近のみであり、他の吸気ポート
ではブローバイガスの還流を受けず、オイルミストの付
着も生じないので、オイルミストの付着に伴うスワール
の悪化は最小限に抑えられ、スモーク性能及び機関出力
の向上が図れるという効果が得られる。
へ漏れるブローバイガスを吸気通路に還流して再燃焼さ
せる内燃機関のブローバイガス還元装置において、ブロ
ーバイガスの還流通路を吸気脈動の影響を受けにく吸気
マニホールドの端部に位置するブランチに接続したの
で、ブローバイガスの還流を受けるのは吸気マニホール
ドの1つの吸気ポート付近のみであり、他の吸気ポート
ではブローバイガスの還流を受けず、オイルミストの付
着も生じないので、オイルミストの付着に伴うスワール
の悪化は最小限に抑えられ、スモーク性能及び機関出力
の向上が図れるという効果が得られる。
第1図はこの考案の実施例を示す要部斜視図、第2〜4
図の各々は同じく効果を示す特性図、第5図は従来技術
を示す要部斜視図、第6図は同じく吸気ポートの断面図
である。 10……吸気マニホールド、10A,10B……ブラン
チ、11……還流通路。
図の各々は同じく効果を示す特性図、第5図は従来技術
を示す要部斜視図、第6図は同じく吸気ポートの断面図
である。 10……吸気マニホールド、10A,10B……ブラン
チ、11……還流通路。
Claims (1)
- 【請求項1】燃焼室からクランク室へ漏れるブローバイ
ガスを吸気通路に還流して再燃焼させる内燃機関のブロ
ーバイガス還元装置において、ブローバイガスの還流通
路を吸気マニホールドの端に位置するブランチに接続し
たことを特徴とする内燃機関のブローバイガス還元装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987027700U JPH0627776Y2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 内燃機関のブロ−バイガス還元装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987027700U JPH0627776Y2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 内燃機関のブロ−バイガス還元装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63136215U JPS63136215U (ja) | 1988-09-07 |
JPH0627776Y2 true JPH0627776Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=30829977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987027700U Expired - Lifetime JPH0627776Y2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 内燃機関のブロ−バイガス還元装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627776Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6116484Y2 (ja) * | 1980-08-06 | 1986-05-21 |
-
1987
- 1987-02-26 JP JP1987027700U patent/JPH0627776Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63136215U (ja) | 1988-09-07 |
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