JP3094215B2 - エンジンの吸気装置 - Google Patents
エンジンの吸気装置Info
- Publication number
- JP3094215B2 JP3094215B2 JP10006711A JP671198A JP3094215B2 JP 3094215 B2 JP3094215 B2 JP 3094215B2 JP 10006711 A JP10006711 A JP 10006711A JP 671198 A JP671198 A JP 671198A JP 3094215 B2 JP3094215 B2 JP 3094215B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- air
- fuel
- plates
- holes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸気通路に燃料
を供給する燃料供給装置を備えるエンジンの吸気装置に
関する。
を供給する燃料供給装置を備えるエンジンの吸気装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等の車両に搭載されるエンジ
ンには、2サイクルエンジンや4サイクルエンジンがあ
り、これらのエンジンには吸気装置が備えられる。この
吸気装置として、例えば吸気通路に燃料を供給する燃料
供給装置を備えるものがある。
ンには、2サイクルエンジンや4サイクルエンジンがあ
り、これらのエンジンには吸気装置が備えられる。この
吸気装置として、例えば吸気通路に燃料を供給する燃料
供給装置を備えるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような吸気装置に
は、空気と燃料とを混合させて供給しているが、混合気
の充填効率を向上させるために、例えば整流板等を吸気
通路に配置したものがあるが、このように整流板により
混合気を整流するだけでは、混合気の霧化が十分でなか
ったし、排気ガス中の有害成分も低減も十分ではなかっ
た。
は、空気と燃料とを混合させて供給しているが、混合気
の充填効率を向上させるために、例えば整流板等を吸気
通路に配置したものがあるが、このように整流板により
混合気を整流するだけでは、混合気の霧化が十分でなか
ったし、排気ガス中の有害成分も低減も十分ではなかっ
た。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、混合気の霧化率を向上させ、燃焼効率の向
上及び燃費の改善を図り、さらに排気ガス中の有害成分
も低減可能であるエンジンの吸気装置を提供することを
目的としている。
れたもので、混合気の霧化率を向上させ、燃焼効率の向
上及び燃費の改善を図り、さらに排気ガス中の有害成分
も低減可能であるエンジンの吸気装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0006】請求項1に記載の発明は、『吸気通路に燃
料を供給する燃料供給装置を備えるエンジンの吸気装置
において、前記燃料供給装置より下流側の吸気通路に、
多数の孔を有する複数のプレートを、前記吸気の流れ方
向に沿わせて上流側と下流側に位置し、かつ複数のプレ
ート同士の取り付け角度を変えて配置したことを特徴と
するエンジンの吸気装置。』である。
料を供給する燃料供給装置を備えるエンジンの吸気装置
において、前記燃料供給装置より下流側の吸気通路に、
多数の孔を有する複数のプレートを、前記吸気の流れ方
向に沿わせて上流側と下流側に位置し、かつ複数のプレ
ート同士の取り付け角度を変えて配置したことを特徴と
するエンジンの吸気装置。』である。
【0007】この請求項1に記載の発明によれば、燃料
供給装置により供給される燃料は空気と混合するが、さ
らに多数の孔を有する複数のプレートにより一層乱流が
生じて霧化され、この二段階で霧化された混合気が供給
されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され
る。また、霧化された混合気の燃料成分が複数のプレー
トの孔に液滴となって残り、この残留混合気が次の吸入
行程で供給されるため、燃焼効率が一層向上し、排気ガ
ス中の有害成分も低減可能である。
供給装置により供給される燃料は空気と混合するが、さ
らに多数の孔を有する複数のプレートにより一層乱流が
生じて霧化され、この二段階で霧化された混合気が供給
されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され
る。また、霧化された混合気の燃料成分が複数のプレー
トの孔に液滴となって残り、この残留混合気が次の吸入
行程で供給されるため、燃焼効率が一層向上し、排気ガ
ス中の有害成分も低減可能である。
【0008】さらに、複数のプレートにより吸気通路の
取り付け方向に拘らず、吸気の流れの流速を低下させる
ことがなく、混合気の霧化率をより一層向上させること
ができ、燃焼効率の向上及び燃費の改善を図り、さらに
排気ガス中の有害成分も低減可能である。
取り付け方向に拘らず、吸気の流れの流速を低下させる
ことがなく、混合気の霧化率をより一層向上させること
ができ、燃焼効率の向上及び燃費の改善を図り、さらに
排気ガス中の有害成分も低減可能である。
【0009】請求項2に記載の発明は、『前記多数の孔
を有する複数のプレートは、一枚のプレートにより一体
に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエ
ンジンの吸気装置。』である。
を有する複数のプレートは、一枚のプレートにより一体
に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエ
ンジンの吸気装置。』である。
【0010】この請求項2に記載の発明によれば、複数
のプレートが一体化されて簡単に製作することができ、
しかも吸気通路への組み付けも容易である。
のプレートが一体化されて簡単に製作することができ、
しかも吸気通路への組み付けも容易である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明のエンジンの吸気
装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至
図3は2サイクルエンジンに適用した実施の形態を示
し、図1は吸気装置を備える2サイクルエンジンの縦断
面図、図2は図1のIIーII線に沿う断面図、図3は多数
の孔を有するプレートの他の配置を示す図である。
装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至
図3は2サイクルエンジンに適用した実施の形態を示
し、図1は吸気装置を備える2サイクルエンジンの縦断
面図、図2は図1のIIーII線に沿う断面図、図3は多数
の孔を有するプレートの他の配置を示す図である。
【0012】この2サイクルエンジン1はクランクケー
ス2を備えており、クランクケース2は上ケース3と下
ケース4で構成される。上ケース3と下ケース4との間
にはクランク軸5が回動可能に軸支され、また上ケース
3と下ケース4とでクランク室6が形成されている。
ス2を備えており、クランクケース2は上ケース3と下
ケース4で構成される。上ケース3と下ケース4との間
にはクランク軸5が回動可能に軸支され、また上ケース
3と下ケース4とでクランク室6が形成されている。
【0013】上ケース3にはシリンダブロック7が取り
付けられ、さらにシリンダブロック7にシリンダヘッド
8が取り付けられる。シリンダブロック7に形成された
シリンダ9にはピストン10が往復動可能に設けられ、
シリンダ9と、ピストン10の頭部と、シリンダヘッド
8との間に燃焼室11が形成され、シリンダヘッド8に
は点火プラグ12が燃焼室11に臨むように取り付けら
れる。シリンダブロック7には掃気行程でクランク室6
と燃焼室11とを連通する3個の掃気通路13が形成さ
れると共に、排気行程で燃焼室11の排気ガスを排出す
る排気通路14が形成されている。3個の掃気通路13
のうちの2個の掃気通路13はシリンダ9の径方向に対
向して配置されているとともに、残りの1個の掃気通路
13はこの対向し合う2個の掃気通路13の間で、排気
通路14に対向して配置されている。
付けられ、さらにシリンダブロック7にシリンダヘッド
8が取り付けられる。シリンダブロック7に形成された
シリンダ9にはピストン10が往復動可能に設けられ、
シリンダ9と、ピストン10の頭部と、シリンダヘッド
8との間に燃焼室11が形成され、シリンダヘッド8に
は点火プラグ12が燃焼室11に臨むように取り付けら
れる。シリンダブロック7には掃気行程でクランク室6
と燃焼室11とを連通する3個の掃気通路13が形成さ
れると共に、排気行程で燃焼室11の排気ガスを排出す
る排気通路14が形成されている。3個の掃気通路13
のうちの2個の掃気通路13はシリンダ9の径方向に対
向して配置されているとともに、残りの1個の掃気通路
13はこの対向し合う2個の掃気通路13の間で、排気
通路14に対向して配置されている。
【0014】ピストン10の上部には2個のピストンリ
ング15が設けられる。ピストン10に設けられたピス
トンピン20には、コンロッド21の小端21aが軸受
22を介して回転自在に支持され、コンロッド21の大
端21bはクランク軸5のクランクピン23に軸受24
を介して支持されており、このコンロッド21により、
ピストン10の往復運動が回転運動に変換されてクラン
ク軸5に伝達される。
ング15が設けられる。ピストン10に設けられたピス
トンピン20には、コンロッド21の小端21aが軸受
22を介して回転自在に支持され、コンロッド21の大
端21bはクランク軸5のクランクピン23に軸受24
を介して支持されており、このコンロッド21により、
ピストン10の往復運動が回転運動に変換されてクラン
ク軸5に伝達される。
【0015】クランクケース2の上ケース3にはリード
バルブ70を介して吸気管30が取り付けられ、吸気管
30にはさらに燃料供給装置である気化器31が接続さ
れる。リードバルブ70は、ボディ71に吸入口72が
形成され、この吸入口72を開閉するバルブ73とバル
ブストッパ74がビス75により共締めされている。リ
ードバルブ70のバルブ73はクランク室6が負圧にな
る吸気行程で開き、吸気管30の吸気通路30aから混
合気が吸入される。このようにリードバルブ70は、吸
気管30からクランク室6に向かう吸入空気の流れのみ
を許容し、クランク室6を吸入空気の一次圧縮室として
いる。
バルブ70を介して吸気管30が取り付けられ、吸気管
30にはさらに燃料供給装置である気化器31が接続さ
れる。リードバルブ70は、ボディ71に吸入口72が
形成され、この吸入口72を開閉するバルブ73とバル
ブストッパ74がビス75により共締めされている。リ
ードバルブ70のバルブ73はクランク室6が負圧にな
る吸気行程で開き、吸気管30の吸気通路30aから混
合気が吸入される。このようにリードバルブ70は、吸
気管30からクランク室6に向かう吸入空気の流れのみ
を許容し、クランク室6を吸入空気の一次圧縮室として
いる。
【0016】燃料供給装置である気化器31より下流側
の吸気通路30aに配置されるリードバルブ70には、
多数の孔200a,201aを有する複数のプレート2
00,201を、吸気の流れ方向に沿わせて上流側と下
流側に位置し、かつ複数のプレート200,201同士
の取り付け角度を変えて配置している。下流側のプレー
ト200は、リードバルブ70の吸入口72に対して対
向する位置にあり、上流側のプレート201は、図2に
示すように下流側のプレート200に対して略45度の
交差させて取り付け角度を変化させている。
の吸気通路30aに配置されるリードバルブ70には、
多数の孔200a,201aを有する複数のプレート2
00,201を、吸気の流れ方向に沿わせて上流側と下
流側に位置し、かつ複数のプレート200,201同士
の取り付け角度を変えて配置している。下流側のプレー
ト200は、リードバルブ70の吸入口72に対して対
向する位置にあり、上流側のプレート201は、図2に
示すように下流側のプレート200に対して略45度の
交差させて取り付け角度を変化させている。
【0017】このように複数のプレート200,201
を、吸気の流れ方向に沿わせて上流側と下流側に位置さ
せ、かつ複数のプレート200,201同士の取り付け
角度を変えて配置することで、吸気通路30aの取り付
け方向に拘らず、吸気の流れの流速を低下させることが
なく、混合気の霧化率をより一層向上させることがで
き、燃焼効率の向上及び燃費の改善を図り、さらに排気
ガス中の有害成分、例えば一酸化炭素(CO)、炭化水
素(HC)及び窒素酸化物(NOx)を低減させること
ができる。
を、吸気の流れ方向に沿わせて上流側と下流側に位置さ
せ、かつ複数のプレート200,201同士の取り付け
角度を変えて配置することで、吸気通路30aの取り付
け方向に拘らず、吸気の流れの流速を低下させることが
なく、混合気の霧化率をより一層向上させることがで
き、燃焼効率の向上及び燃費の改善を図り、さらに排気
ガス中の有害成分、例えば一酸化炭素(CO)、炭化水
素(HC)及び窒素酸化物(NOx)を低減させること
ができる。
【0018】この実施の形態では、2枚の上流側と下流
側のプレート200,201を、一枚のプレートにより
一体に形成しており、簡単に製作することができ、しか
も吸気通路30aへの組み付けも容易である。
側のプレート200,201を、一枚のプレートにより
一体に形成しており、簡単に製作することができ、しか
も吸気通路30aへの組み付けも容易である。
【0019】このように気化器31により供給される燃
料は空気と混合するが、リードバルブ70のバルブ73
が開き吸入口72から吸気されるときに、複数のプレー
ト200,201の多数の孔200a,201aにより
一層乱流が生じて霧化され、この二段階で霧化された混
合気がクランク室6に供給されるため燃焼効率が向上
し、さらに燃費が改善される。また、一次圧縮で吸気さ
れた混合気の燃料成分が複数のプレート200,201
の孔200a,201aに液滴となって残り、この残留
混合気が次の吸入行程で供給されるため、燃費が一層改
善される。
料は空気と混合するが、リードバルブ70のバルブ73
が開き吸入口72から吸気されるときに、複数のプレー
ト200,201の多数の孔200a,201aにより
一層乱流が生じて霧化され、この二段階で霧化された混
合気がクランク室6に供給されるため燃焼効率が向上
し、さらに燃費が改善される。また、一次圧縮で吸気さ
れた混合気の燃料成分が複数のプレート200,201
の孔200a,201aに液滴となって残り、この残留
混合気が次の吸入行程で供給されるため、燃費が一層改
善される。
【0020】また、多数の孔200a,201aを有す
る複数のプレート200,201は、吸気通路30aに
配置されるリードバルブ70に設けられており、複数の
プレート200,201により一層乱流が生じて霧化さ
れた混合気が直にクランク室6の吸入空気の一次圧縮室
に供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善
され、さらに排気ガス中の有害成分、例えば一酸化炭素
(CO)、炭化水素(HC)及び窒素酸化物(NOx)
を低減させることができる。
る複数のプレート200,201は、吸気通路30aに
配置されるリードバルブ70に設けられており、複数の
プレート200,201により一層乱流が生じて霧化さ
れた混合気が直にクランク室6の吸入空気の一次圧縮室
に供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善
され、さらに排気ガス中の有害成分、例えば一酸化炭素
(CO)、炭化水素(HC)及び窒素酸化物(NOx)
を低減させることができる。
【0021】また、多数の孔200a,201aを有す
る複数のプレート200,201は、リードバルブ70
に配置してもよいが、複数のプレート200,201が
大きくなり孔200a,201aを多く形成でき、より
効果的に乱流を生じさせて混合気を霧化することができ
る。
る複数のプレート200,201は、リードバルブ70
に配置してもよいが、複数のプレート200,201が
大きくなり孔200a,201aを多く形成でき、より
効果的に乱流を生じさせて混合気を霧化することができ
る。
【0022】なお、この実施の形態では、複数のプレー
ト200,201が混合気の流れと平行に配置されてい
るが、混合気の流れと直交するように配置してもよい
し、所定角度傾斜して配置してもよい。
ト200,201が混合気の流れと平行に配置されてい
るが、混合気の流れと直交するように配置してもよい
し、所定角度傾斜して配置してもよい。
【0023】図3の実施の形態では、下流側のプレート
200は、リードバルブ70の吸入口72に対して直交
する位置にあり、上流側のプレート201は、下流側の
プレート200に対して略45度の交差させて取り付け
角度を変化させ、吸気通路30aの取り付け方向に拘ら
ず、吸気の流れの流速を低下させることがなく、混合気
の霧化率をより一層向上させることができる。
200は、リードバルブ70の吸入口72に対して直交
する位置にあり、上流側のプレート201は、下流側の
プレート200に対して略45度の交差させて取り付け
角度を変化させ、吸気通路30aの取り付け方向に拘ら
ず、吸気の流れの流速を低下させることがなく、混合気
の霧化率をより一層向上させることができる。
【0024】次に、4サイクルエンジンに適用した実施
の形態を説明する。図4は吸気装置を備える4サイクル
エンジンの縦断面図である。
の形態を説明する。図4は吸気装置を備える4サイクル
エンジンの縦断面図である。
【0025】この実施の形態では、多数の気筒を備えた
4サイクルエンジン101のシリンダブロック102に
シリンダヘッド103が取付けられ、このシリンダヘッ
ド103はヘッド下部104とヘッド上部105とから
構成されている。ヘッド下部104とシリンダブロック
102に嵌合されたピストン106とで燃焼室107が
形成され、ヘッド上部105にはヘッドカバー108が
取付けられる。ヘッド下部104には吸気通路109が
形成され、この吸気通路109は3個の分岐通路109
aにより燃焼室107に開口している。
4サイクルエンジン101のシリンダブロック102に
シリンダヘッド103が取付けられ、このシリンダヘッ
ド103はヘッド下部104とヘッド上部105とから
構成されている。ヘッド下部104とシリンダブロック
102に嵌合されたピストン106とで燃焼室107が
形成され、ヘッド上部105にはヘッドカバー108が
取付けられる。ヘッド下部104には吸気通路109が
形成され、この吸気通路109は3個の分岐通路109
aにより燃焼室107に開口している。
【0026】吸気通路109のそれぞれの分岐通路10
9aには吸気弁112が設けられ、この吸気弁112の
開閉で混合気を燃焼室107へ供給する。また、ヘッド
下部104には排気通路115が形成され、排気通路1
15は一対の分岐通路115aが燃焼室107に開口し
ている。この分岐通路115aには図示しない排気弁が
設けられ、この排気弁の開閉により排気通路115に接
続された図示しない排気管から排気ガスが排出される。
9aには吸気弁112が設けられ、この吸気弁112の
開閉で混合気を燃焼室107へ供給する。また、ヘッド
下部104には排気通路115が形成され、排気通路1
15は一対の分岐通路115aが燃焼室107に開口し
ている。この分岐通路115aには図示しない排気弁が
設けられ、この排気弁の開閉により排気通路115に接
続された図示しない排気管から排気ガスが排出される。
【0027】この吸気通路109には吸気管110が接
続され、この吸気管110には燃料供給装置であるイン
ジェクタ111が設けられており、燃料を所定のタイミ
ングで噴射する。また、ヘッド下部104には点火プラ
グ150が燃焼室107に臨むように取付けられてい
る。
続され、この吸気管110には燃料供給装置であるイン
ジェクタ111が設けられており、燃料を所定のタイミ
ングで噴射する。また、ヘッド下部104には点火プラ
グ150が燃焼室107に臨むように取付けられてい
る。
【0028】燃料供給装置であるインジェクタ111よ
り下流側の吸気通路109には、多数の孔300a,3
01aを有する複数のプレート300,301が、吸気
の流れ方向に沿わせて上流側と下流側に位置し、かつ複
数のプレート300,301同士の取り付け角度を変え
て配置している。
り下流側の吸気通路109には、多数の孔300a,3
01aを有する複数のプレート300,301が、吸気
の流れ方向に沿わせて上流側と下流側に位置し、かつ複
数のプレート300,301同士の取り付け角度を変え
て配置している。
【0029】インジェクタ111により供給される燃料
は空気と混合するが、さらに多数の孔300a,301
aを有する複数のプレート300,301により一層乱
流が生じて霧化され、この二段階で霧化された混合気が
供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善さ
れる。また、霧化された混合気の燃料成分が複数のプレ
ート300,301の孔300a,301aに液滴とな
って残り、この残留混合気が次の吸入行程で供給される
ため、燃焼効率が一層向上する。
は空気と混合するが、さらに多数の孔300a,301
aを有する複数のプレート300,301により一層乱
流が生じて霧化され、この二段階で霧化された混合気が
供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善さ
れる。また、霧化された混合気の燃料成分が複数のプレ
ート300,301の孔300a,301aに液滴とな
って残り、この残留混合気が次の吸入行程で供給される
ため、燃焼効率が一層向上する。
【0030】また、吸気通路109の取り付け方向に拘
らず、吸気の流れの流速を低下させることがなく、混合
気の霧化率をより一層向上させることができ、燃焼効率
の向上及び燃費の改善を図り、さらに排気ガス中の有害
成分、例えば一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)及
び窒素酸化物(NOx)を低減させることができる。
らず、吸気の流れの流速を低下させることがなく、混合
気の霧化率をより一層向上させることができ、燃焼効率
の向上及び燃費の改善を図り、さらに排気ガス中の有害
成分、例えば一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)及
び窒素酸化物(NOx)を低減させることができる。
【0031】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、燃料供給装置により供給される燃料は空気と混合す
るが、さらに多数の孔を有する複数のプレートにより一
層乱流が生じて霧化され、この二段階で霧化された混合
気が供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改
善される。また、霧化された混合気の燃料成分が複数の
プレートの孔に液滴となって残り、この残留混合気が次
の吸入行程で供給されるため、燃焼効率が一層向上し、
排気ガス中の有害成分も低減可能である。
は、燃料供給装置により供給される燃料は空気と混合す
るが、さらに多数の孔を有する複数のプレートにより一
層乱流が生じて霧化され、この二段階で霧化された混合
気が供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改
善される。また、霧化された混合気の燃料成分が複数の
プレートの孔に液滴となって残り、この残留混合気が次
の吸入行程で供給されるため、燃焼効率が一層向上し、
排気ガス中の有害成分も低減可能である。
【0032】さらに、複数のプレートにより吸気通路の
取り付け方向に拘らず、吸気の流れの流速を低下させる
ことがなく、混合気の霧化率をより一層向上させること
ができ、燃焼効率の向上及び燃費の改善を図り、さらに
排気ガス中の有害成分も低減可能である。
取り付け方向に拘らず、吸気の流れの流速を低下させる
ことがなく、混合気の霧化率をより一層向上させること
ができ、燃焼効率の向上及び燃費の改善を図り、さらに
排気ガス中の有害成分も低減可能である。
【0033】請求項2に記載の発明は、複数のプレート
が一体化されて簡単に製作することができ、しかも吸気
通路への組み付けも容易である。
が一体化されて簡単に製作することができ、しかも吸気
通路への組み付けも容易である。
【図1】吸気装置を備える2サイクルエンジンの縦断面
図である。
図である。
【図2】図2のIIーII線に沿う断面図である。
【図3】多数の孔を有するプレートの他の配置を示す図
である。
である。
【図4】吸気装置を備える4サイクルエンジンの縦断面
図である。
図である。
2 クランクケース 5 クランク軸 6 クランク室 30a 吸気通路 70 リードバルブ 200,201 プレート 200a,201a 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 69/00 310 F02M 69/04 F02M 29/00 F02M 29/04
Claims (2)
- 【請求項1】吸気通路に燃料を供給する燃料供給装置を
備えるエンジンの吸気装置において、前記燃料供給装置
より下流側の吸気通路に、多数の孔を有する複数のプレ
ートを、前記吸気の流れ方向に沿わせて上流側と下流側
に位置し、かつ複数のプレート同士の取り付け角度を変
えて配置したことを特徴とするエンジンの吸気装置。 - 【請求項2】前記多数の孔を有する複数のプレートは、
一枚のプレートにより一体に形成されていることを特徴
とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10006711A JP3094215B2 (ja) | 1997-07-22 | 1998-01-16 | エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19559497 | 1997-07-22 | ||
JP9-195594 | 1997-07-22 | ||
JP10006711A JP3094215B2 (ja) | 1997-07-22 | 1998-01-16 | エンジンの吸気装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11362202A Division JP2000329038A (ja) | 1999-01-01 | 1999-12-21 | エンジンの吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1193809A JPH1193809A (ja) | 1999-04-06 |
JP3094215B2 true JP3094215B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=26340905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10006711A Expired - Fee Related JP3094215B2 (ja) | 1997-07-22 | 1998-01-16 | エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3094215B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0522982D0 (en) * | 2005-11-10 | 2005-12-21 | Kennedy Roger | Induction regulator block |
JP5988236B2 (ja) * | 2011-08-30 | 2016-09-07 | 俊彦 山本 | エンジンの吸気装置 |
JP5988250B2 (ja) * | 2013-01-12 | 2016-09-07 | 俊彦 山本 | エンジンの吸気装置 |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP10006711A patent/JP3094215B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1193809A (ja) | 1999-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4774919A (en) | Combustion chamber importing system for two-cycle diesel engine | |
US5740767A (en) | Scavenge control for engine | |
US6729275B2 (en) | Two-stroke internal combustion engine with crankcase scavenging | |
US20020104493A1 (en) | Two-stroke internal combustion engine | |
US7367329B2 (en) | Intake device for engine | |
JP2694907B2 (ja) | 2サイクルエンジン | |
JP2013050048A (ja) | エンジンの吸気装置 | |
JPS60259756A (ja) | 内燃機関の燃料供給装置 | |
JPH03179152A (ja) | 2サイクル複数気筒エンジンの吸気装置 | |
US5671703A (en) | Two-cycle engine | |
JPH06193451A (ja) | 2サイクルエンジン | |
JP3271502B2 (ja) | 船外機用v型4サイクルエンジン | |
JPH07117019B2 (ja) | 2サイクル内燃機関 | |
JP3094215B2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
US4825821A (en) | Carburetor pulse-back damping system for 2-cycle internal combustion engine | |
JPH03121263A (ja) | 空気燃料噴射式2サイクルエンジンの燃料供給装置 | |
JP3799183B2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
JPH09242546A (ja) | クランク室予圧縮型火花点火式2ストローク内燃機関 | |
JPH08326634A (ja) | 燃料噴射式エンジン | |
JPS6088810A (ja) | 内燃機関 | |
JP2000329038A (ja) | エンジンの吸気装置 | |
JPH077545Y2 (ja) | 2サイクルエンジン | |
JP3392907B2 (ja) | 4サイクル内燃機関の吸気装置 | |
JPH0455258Y2 (ja) | ||
JPH01277612A (ja) | 内燃機関の潤滑装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |