JPH066178Y2 - 複吸気弁エンジンのブローバイガス処理装置 - Google Patents

複吸気弁エンジンのブローバイガス処理装置

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JPH066178Y2
JPH066178Y2 JP3665688U JP3665688U JPH066178Y2 JP H066178 Y2 JPH066178 Y2 JP H066178Y2 JP 3665688 U JP3665688 U JP 3665688U JP 3665688 U JP3665688 U JP 3665688U JP H066178 Y2 JPH066178 Y2 JP H066178Y2
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JP
Japan
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blow
intake
gas
port
intake port
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JP3665688U
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JPH01139010U (ja
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英巳 大仲
正明 田中
幸一 星
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、気筒当り複数の吸気ポートと吸気弁を備え
る複吸気弁エンジンのブローバイガス処理装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、第2図に示すように、ブローバイガス17(実線
矢印で示す)が、シリンダブロック18からシリンダヘ
ッド19、吸気側のヘッドカバー16を経由して、サー
ジタンク20のブローバイガス吸入口21から吸気ポー
ト22に導入され、燃焼室23においてブローバイガス
を燃焼させるという既知の技術がある。
また、第3図は、実開昭58−96005号公報に開示
される「内燃機関のブローバイガス処理装置」であっ
て、『機関各気筒に対応する吸気ポート24内の吸気弁
25近傍に、ブローバイガスを還流するブローバイガス
通路26端を臨ませて、吸気弁25近傍の吸気ポート2
4にブローバイガスを還流する』もので、吸気ポート壁
へのオイルミスト等によるデポジットの付着を防止しよ
うとするものである。
なおまた、第4図は、実開昭56−25055号公報に
開示される「内燃機関のブローバイガス処理装置」であ
って、『吸気系に設けたブローバイガス通路27の開口
端を吸気バルブ28の近傍に設けた』もので、これま
た、第3図と同様に吸気ポート壁へのオイルミスト等に
よるデポジットの付着を防止しようとするものである。
さらにまた、第5図は、実開昭62−154233号公
報に開示される「複吸気弁エンジン」であって、『第1
の吸気通路29に燃料噴射弁30を設け、第2の吸気通
路31内の吸気制御弁32下流側に排気ガス還流路33
を開口させて、第2の吸気通路31にEGRを還流す
る』もので、第2の吸気通路31の吸気弁34の開閉タ
イミングを第1の吸気通路29の吸気弁35の開閉タイ
ミングより早めることにより、最初に適当量に制御され
たEGRガスが第2の吸気通路31を経て燃焼室36に
導入され、次いで、その後から第1の吸気通路29より
燃料を含んだ混合気が導入されるため、点火プラグ37
が配置されたシリンダヘッド側には濃混合気層、またピ
ストン側には希薄な混合気層が形成され、成層化が達成
されるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第2図の場合、燃料噴射弁(図示してない)を
設けた吸気ポート22(燃料噴射ポート)と、前記ブロ
ーバイガス注入口21との関係を特定したものでなく、
従って、ブローバイガス中のオイルが前記燃料噴射ポー
ト22とか吸気弁220に付着し、デポジットが付着生
成することになる。
このデポジットに噴射燃料が吸着されると、加速時に燃
焼室の混合気がリーンとなり、また、減速時には吸気管
圧力が高負圧となって、吸着されていた燃料が一気に蒸
発し混合気がリッチになるため、燃焼が悪化して運転性
の悪化とかHCエミッションの増大を招く。
また、第3図及び第4図の場合、吸気ポート24へのデ
ポジットの付着については低減するものの、吸気弁25
(28)へのデポジットの付着は低減せず、むしろ増加
する傾向が否めない。
その結果、吸気弁25(28)に付着したデポジットに
噴射された燃料が吸着されるので、運転性の悪化である
とか、HCエミッションの悪化を十分に防止することが
できない。
そこで、このような課題を解決するため、この考案は、
吸気管のブローバイガスによるデポジットの付着量を抑
制するとともに、生成デポジットへの噴射燃料の吸着を
防止して、運転性の悪化を防止することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのため、この考案は上述の課題を、各気筒の複数の吸
気ポートのうち、燃料噴射ポートとは独立した吸気ポー
トに、ブローバイガスを還流することにより、吸気ポー
トに付着生成するデポジットに燃料を吸着させないよう
にして解決しようとするものである。
さらに詳しくは、第1図の符号を付して説明すると、気
筒当り複数の吸気ポートと吸気弁を備える複吸気弁エン
ジンのブローバイガス処理装置において、前記複数の吸
気ポートは、一方及び他方の吸気ポート3、4から成っ
ていて、前記一方の吸気ポート3には燃料噴射弁9がそ
れぞれ設けてあり、前記他方の吸気ポート4にはそれぞ
れブローバイガス吸入口12を開口して、これらの各ブ
ローバイガス吸入口12をブローバイガス通路11に連
通させ、各気筒2の他方の吸気ポート4にブローバイガ
スを還流するようにしたものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、燃料噴射弁9を設けた一方の吸気
ポート3と、ブローバイガス吸入口12を開口させた他
方の吸気ポート4が各気筒2に備えてあり、ブローバイ
ガス通路11内のブローバイガスは、他方の吸気ポート
4に開口のブローバイガス吸入口12から吸入されるか
ら、他方の吸気ポート4の吸気ポート壁とか、その吸気
弁7には付着し生成されるデポジットには、噴射燃料が
吸着されることがない。
従って、加速時に燃焼室15の混合気がリーンになった
り、また、減速時に燃焼室15の混合気がリッチになる
ことを妨げるから、燃焼が良好となり、運転性の悪化が
防止される。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例を説明す
る。
第1図はこの考案の実施例を示しており、エンジン1の
各気筒2には、複数の吸気ポートすなわち一方の吸気ポ
ート3と、他方の吸気ポート4がそれぞれ備えてあり、
これら一方及び他方の吸気ポート3、4はサージタンク
5に接続されている。
さらに、点火プラグ6が配される各気筒2には、それぞ
れ吸気弁7a、7bならびに排気弁8、8が配設してあ
るとともに、前記一方の吸気ポート3には燃料噴射弁9
が設けてある。
なお、前記一方の吸気ポート3には吸気弁7aが、ま
た、他方の吸気ポート4には吸気弁7bが配されてい
る。
また、絞り10を設けたブローバイガス通路11が、前
記他方の吸気ポート4にそれぞれ開口して設けたブロー
バイガス吸入口12に連通させてある。
なお、絞り弁13の上流に設けた大気通路14は、前記
ブローバイガス通路11に連通させてある。
このように、各ブローバイガス吸入口12は、燃料噴射
される一方の吸気ポート3とは独立した、燃料噴射が行
われない他方の吸気ポート4に設けられるようになって
いる。
そして、吸入空気は絞り弁13で制御され、サージタン
ク5から一方及び他方の吸気ポート3、4を経由して各
吸気弁7a、7bより燃焼室15に入る。また、燃料は
図示してないコンピュータにてエンジンの運転状態に応
じ、一方の吸気ポート3の各燃料噴射弁9より燃焼室1
5に供給される。
一方、第2図図示の吸気側のヘッドカバー16等から取
り出されたブローバイガスは、第1図図示のブローバイ
ガス通路11を通って絞り弁13上流の大気通路14か
らの大気と混合され、絞り10で流量が調整されて、各
ブローバイガス吸入口12から他方の吸気ポート4に吸
入され、各燃焼室15で噴射燃料とともに燃焼されるの
である。
このように、燃料噴射ポートである一方の吸気ポート3
とは独立した他方の吸気ポート4に、そのブローバイガ
ス吸入口12からブローバイガスを吸入させるように
し、換言すれば、燃料が噴射される一方の吸気ポート3
にはブローバイガスが吸入されないので、ブローバイガ
ス中のオイル成分が他方の吸気ポート4の吸気ポート壁
ならびに吸気弁7bに付着し、熱で固化することにより
デポジットが生成されても、そのデポジットの付着量が
抑制されるとともに、そのデポジットに燃料が吸着され
ることがないので、運転性の悪化であるとかHCエミッ
ションの悪化を生じないのである。
〔考案の効果〕 この考案は上述のように、気筒当りに設けられる一方の
吸気ポートに燃料噴射弁を設け、燃料が噴射されない他
方の吸気ポートにブローバイガス吸入口を開口させて、
各気筒の他方の吸気ポートにブローバイガスを還流する
ようにしたため、他方の吸気ポートの吸気ポート壁とか
吸気弁に生成されるデポジットの付着量を抑制するとと
もに、このデポジットに噴射燃料が吸着されることがな
いから、燃焼室における良好な燃焼が達成でき、運転性
の悪化が防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す平面図、 第2図から第5図までの図面は、それぞれの従来例を示
しており、第2図は一つの従来例のブローバイガス還元
装置の正面図、 第3図及び第4図は、他の従来例をそれぞれ示す断面
図、 第5図は、さらに他の従来例を示す図面である。 2……気筒 3……一方の吸気ポート 4……他方の吸気ポート 9……燃料噴射弁 11……ブローバイガス通路 12……ブローバイガス吸入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気筒当り複数の吸気ポートと吸気弁を備え
    る複吸気弁エンジンのブローバイガス処理装置におい
    て、前記複数の吸気ポートは、一方及び他方の吸気ポー
    トから成っていて、前記一方の吸気ポートには燃料噴射
    弁がそれぞれ設けてあり、前記他方の吸気ポートにはそ
    れぞれブローバイガス吸入口を開口して、これらの各ブ
    ローバイガス吸入口をブローバイガス通路に連通させ、
    各気筒の他方の吸気ポートにブローバイガスを還流する
    ことを特徴とする複吸気弁エンジンのブローバイガス処
    理装置。
JP3665688U 1988-03-18 1988-03-18 複吸気弁エンジンのブローバイガス処理装置 Expired - Lifetime JPH066178Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3665688U JPH066178Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 複吸気弁エンジンのブローバイガス処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH01139010U JPH01139010U (ja) 1989-09-22
JPH066178Y2 true JPH066178Y2 (ja) 1994-02-16

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JP6187538B2 (ja) * 2015-05-15 2017-08-30 トヨタ自動車株式会社 シリンダヘッド

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JPH01139010U (ja) 1989-09-22

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