JPH09136781A - エレベータドア係合装置の掛り代確認用治具 - Google Patents

エレベータドア係合装置の掛り代確認用治具

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JPH09136781A
JPH09136781A JP29562995A JP29562995A JPH09136781A JP H09136781 A JPH09136781 A JP H09136781A JP 29562995 A JP29562995 A JP 29562995A JP 29562995 A JP29562995 A JP 29562995A JP H09136781 A JPH09136781 A JP H09136781A
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JP
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engaging
engagement
roller
piece
door
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Pending
Application number
JP29562995A
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English (en)
Inventor
Kenichi Omura
賢一 大村
Masao Moriguchi
征夫 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かごドアの係合片と乗場ドアの係合ローラと
の掛り代の点検を正確に、かつ、安全に行なえるエレベ
ータドア係合装置の掛り代確認用治具の提供。 【解決手段】 かごドア1の係合片1aへ着脱自在に装
着されるとともに、乗場ドア2の係合ローラ2aと係合
片1aとの許容寸法よりわずかに大きく形成されたコ字
状の測定体3を有し、この測定体3のコ字状開口3aを
係合ローラ2aと等間隔の隙間をもって係合させた状態
で係合片1aに装着し、この状態で乗かごを昇降させ、
係合片1aと係合ローラ2aとの掛り代の確認を行うよ
うになっている。 【効果】 係合片と係合ローラとの不適切な係合に伴
う、係合片の係合ローラからの離脱、係合片の昇降路内
他の機器への衝突等の不都合を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、乗場ドアに設けら
れる係合ローラと、かごドアに備えられる係合片との掛
り代の確認を行うエレベータドア係合装置の掛り代確認
用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、かごドアと乗場ドアが係合する
構造のエレベータでは、かごドアに備えられる係合片
と、乗場ドアに設けられた係合ローラとは、相対位置に
適正に取付けられなければならない。そして、各階に取
付けられている乗場ドアに対してかごドアは1つである
ことから、かごドアの係合片を基準にし、これに合わせ
て乗場ドアの係合ローラを取付ける。しかして、これら
の係合装置の配置に狂いが生じると、エレベータの運転
中に乗場ドアの係合ローラとかごドアの係合片とが適正
に係合せず、係合装置を破損する危険がある。このよう
な不都合を防止するため、係合片と係合ローラとを相対
位置に適正に取付けられなければならず、また、かごガ
イドやドア機構の経年的な摩耗により係合装置の位置が
変化するため、定期的に両者の掛り代の点検を行う必要
がある。
【0003】そして、従来、前述したかごドアの係合片
と乗場ドアの係合ローラとの掛り代の点検は、作業員が
乗かご上から目視により行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の方法では、作業員が目視により係合片と係合ローラ
との掛り状態を確認するのみであるため、正確な点検が
行なうことができないとともに、乗かご上から頭を出し
て作業を行うため危険が伴うという問題もあった。
【0005】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、かごドアの係合
片と乗場ドアの係合ローラとの掛り代の点検を正確に、
かつ、安全に行うことのできるエレベータドア係合装置
の掛り代確認用治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、かごドアに備えられる係合片と、乗場ドア
に設けられる係合ローラとを有し、乗かごが任意の階床
に停止したとき、前記係合片と前記係合ローラとを係合
させて前記かごドアおよび前記乗場ドアを連動して開閉
させるエレベータドア係合装置の掛り代確認用治具にお
いて、前記係合片へ着脱自在に装着されるとともに、前
記係合ローラと係合片との許容寸法よりわずかに大きく
形成されたコ字状の測定体を有し、この測定体のコ字状
開口を前記係合ローラと等間隔の隙間をもって係合させ
た状態で係合片に装着し、この状態で乗かごを昇降さ
せ、前記係合片と前記係合ローラとの掛り代の確認を行
う構成にしてある。
【0007】そして、本発明は前記のように構成したの
で、掛り代点検時に、かごドアの係合片にあらかじめ定
められる所定寸法の開口を有するコの字状の測定体を装
着し、乗かごを1階から最上階、あるいは最上階から1
階へと運転する。このとき、前記かごドアの係合片と乗
場ドアの係合ローラとがそれぞれ正常な位置関係にある
場合、前記係合ローラは前記測定体の開口間を通過し、
一方、前記かごドアの係合片と乗場ドアの係合ローラと
がそれぞれ正常な位置関係にない場合、前記係合ローラ
は前記測定体に衝突する。このように作業員は前記かご
を移動させた際の前記測定体の状態を確認することによ
り前記係合片と前記係合ローラとの掛り代の点検を行
う。これによって、係合片と係合ローラとの掛り代の点
検を正確に、かつ、安全に行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータドア係
合装置の掛り代確認用治具の実施の形態を図に基づいて
説明する。
【0009】図1は本発明のエレベータドア係合装置の
掛り代確認用治具の一実施形態を示す平面図、図2は図
1の掛り代確認用治具が装着されるドア係合装置を含む
平面図である。
【0010】一般に、エレベータドア係合装置は図2に
示すように、かごドア1に備えられる係合片1a、1b
と、乗場ドア2に設けられる係合ローラ2a、2bとを
有し、ドア開閉時、係合片1bが移動して係合ローラ2
a、2bを、係合片1a、1b間に挟み込むようになっ
ている。
【0011】そして、本実施形態の掛り代確認用治具は
図1に示すように、係合片1aに着脱自在に装着される
とともに、あらかじめ定められる所定寸法L2の開口3
aを有するコの字状の測定体3と、この測定体3の係合
片1aと対向する面に備えられる磁石4とを有してい
る。また、前記の測定体3は、硬質プラスチックにより
形成されているとともに、前記の所定寸法L2は20m
mである。
【0012】なお、係合ローラ2a、2bの幅は通常1
5mmあり、係合片1aとの掛り代は図1示すL1の寸
法が14mmとなっており、平常時で1mm係合ローラ
2aの後方面2a1が係合片1aの端部1a1より突出
するようなっている。この突出量が大きくなると係合片
1aから係合ローラ2aが外れる恐れがあり、また、開
閉力の伝達が不自然となり駆動がスムーズに行えないと
いう問題がある。一方、係合片1aが乗場側にずれ、係
合ローラ2aと係合片1aの掛り代が大きくなりすぎる
と、係合片1aが昇降路内の他の機器に衝突する恐れが
生じる。通常問題の生じる許容寸法は、前後方向すなわ
ち図1のX方向に対して2mmと定められている。この
ため、係合ローラ2a,2bと係合片1a,1bとの係
合状態を定期的に測定する必要がある。
【0013】この実施形態にあっては、掛り代点検時
に、まず、かごドア1の係合片1aへコの字状の測定体
3を磁石4を介して装着し、図1に示すように係合片1
aの端部1a1と測定体3の上面3a1との寸法L3が
3.5mmとなるようにセットする。このセット値にす
ると、係合ローラ2aの後方面2a1と測定体3aの上
面3a1との寸法L4、係合ローラ2aの前方面2a2
と測定体3の下面3a2との寸法L5が等間隔の2.5
mmとなる。この状態で乗かごを昇降させる。このと
き、かごドア1の係合片1aと乗場ドア2の係合ローラ
2aとがそれぞれ正常な位置関係にある場合、係合ロー
ラ2aは測定体3の開口3a間を通過する。一方、かご
ドア1の係合片1aと乗場ドア2の係合ローラ2aとが
それぞれ正常な位置関係にない場合、係合ローラ2aは
測定体3に衝突し、この測定体3をずらしたり、衝突音
を発生する。これにより作業員は係合片1aと係合ロー
ラ2aとの掛り代が適切なものでないことを認知し、必
要な調整作業を行う。
【0014】このように構成した実施形態では、かごド
ア1の係合片1aと乗場ドア2の係合ローラ2aとの掛
り代の点検を正確に、かつ、安全に行うことができる。
また、測定体3の係合片1aと対向する面に磁石4を備
えることにより、容易に係合片1aへ測定体3を装着す
ることができる。さらに、測定体3は、硬質プラスチッ
クにより形成されていることにより、測定体3が係合ロ
ーラ2aとの衝突により昇降路内へ落下した場合でも他
の機器に害をおよぼすことを防止することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、か
ごドアの係合片と乗場ドアの係合ローラとの掛り代の点
検を正確に、かつ、安全に行うことができ、これによっ
て、前記係合片と前記係合ローラとの不適切な係合に伴
う、係合装置の破損、係合片の係合ローラからの離脱お
よび係合片の昇降路内他の機器への衝突等の不都合を防
止するとともに、点検における作業者の事故をも防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータドア係合装置の掛り代確認
用治具の一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1の掛り代確認用治具が装着されるドア係合
装置を含む平面図である。
【符号の説明】
1 かごドア 1a、1b 係合片 2 乗場ドア 2a、2b 係合ローラ 3 測定体 4 磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごドアに備えられる係合片と、乗場ド
    アに設けられる係合ローラとを有し、乗かごが任意の階
    床に停止したとき、前記係合片と前記係合ローラとを係
    合させて前記かごドアおよび前記乗場ドアを連動して開
    閉させるエレベータドア係合装置の掛り代確認用治具に
    おいて、 前記係合片へ着脱自在に装着されるとともに、前記係合
    ローラと係合片との許容寸法よりわずかに大きく形成さ
    れたコ字状の測定体を有し、この測定体のコ字状開口を
    前記係合ローラと等間隔の隙間をもって係合させた状態
    で係合片に装着し、この状態で乗かごを昇降させ、前記
    係合片と前記係合ローラとの掛り代の確認を行うことを
    特徴とするエレベータドア係合装置の掛り代確認用治
    具。
  2. 【請求項2】 測定体は、係合片と対向する面に磁石を
    備え、この磁石を介して前記係合片に着脱自在に吸着さ
    れることを特徴とする請求項1記載のエレベータドア係
    合装置の掛り代確認用治具。
  3. 【請求項3】 測定体は、硬質プラスチックにより形成
    されることを特徴とする請求項1記載のエレベータドア
    係合装置の掛り代確認用治具。
JP29562995A 1995-11-14 1995-11-14 エレベータドア係合装置の掛り代確認用治具 Pending JPH09136781A (ja)

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