JPH09136678A - 履帯用パッド - Google Patents

履帯用パッド

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JPH09136678A
JPH09136678A JP32938295A JP32938295A JPH09136678A JP H09136678 A JPH09136678 A JP H09136678A JP 32938295 A JP32938295 A JP 32938295A JP 32938295 A JP32938295 A JP 32938295A JP H09136678 A JPH09136678 A JP H09136678A
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JP
Japan
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plate
clawler
core metal
central
shaped
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Application number
JP32938295A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Suzuki
達雄 鈴木
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Suzuki Shoji KK
Original Assignee
Suzuki Shoji KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芯金が履板の突条に直接接した波形状の構造
において、履帯用パッドの履板への取付けが容易で、危
険が無く、しかも荷重大でも芯金から鈎部材が剥離しな
いようにする。 【構成】 芯金を履板の中央突条部と嵌合する逆U字状
の中央逆U字状と、中央逆U字部と連続し、履板の中央
突条部と嵌合する逆U字状の中央逆U字部と、中央逆U
字部に沿って上昇する上昇部とで形成し、芯金の端部と
固着する固着鈎部材を、履板の裏面に折り曲げられ履板
の一端側に係合する鈎部と、鈎部と一体で中央逆U字部
の端部の輪郭に合わせて溶着する中央舌片と、鈎部と一
体で中央舌片の両側に位置し、履板の表面に溶着する側
部舌片とで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無限軌道車両に用いら
れる履帯用パッドで、特に芯材が、履板の踏面の突条に
直接接した波形の形状を有し、かつ芯材の端部に、履板
の長手方向の端部に装着する鈎部材を固着した履帯用パ
ッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の履板の突状に直接接した芯材を有
する履帯用パッドBとして、図9に示すものがある。
(例えば、実開平6−74594号公報参照) この構造は、履板20の複数の突条の中央突条部21、
両端突条部24、25と平坦部22に、直接接した中央
逆U字部16、連結部17、上昇部18、19の波形を
持つ芯金15に、ゴムパッド12を加硫結合させた構造
で、履板20への取付けは、履板20に設けた貫通孔2
3に、予め、芯金15に溶接26したボルト27を挿入
して取り付けるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の履帯用パッ
ドの構造Bは、履板20の突条に直接、嵌合する芯金1
5を有しているので、密着性があり、耐久性があり、そ
れなりの効果が期待できる。しかし、ボルト27による
履板への取り付けは、取付け時に、履帯用パッドBを1
個ずつ、履板20の一端側にボルト27を2ケ所固定
し、次に、反対側端部にボルト27を2ケ所固定するの
で、取付けに多くの時間を必要としていた。
【0004】又、ボルトについて言えば、取り付けたボ
ルト27が履板20の裏側に突出するため、運搬時等に
ボルト27が運搬物等に当たるして傷つける危険性があ
った。
【0005】本発明は、従来の芯金のいい点を活かし
て、従来の欠点を改め、さらに改良を加えたものであ
り、その目的とするところは、芯材が履板の突条に直接
接した波形状の構造であって、履帯用パッドの履板への
取付けが容易で、危険がなく、しかも芯材に対する鈎部
材の剥離をなくした履帯用パッドを提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における履帯用パッドは、芯金を、履板の中
央突条部と嵌合する逆U字状の中央逆U字部と、中央逆
U字部と連続し履板の平坦部に沿う連結部と、連結部よ
り連続し、履板の両端突条部に沿って上昇する上昇部と
で形成し、鈎部材を、芯金の一方の端部に固着した固着
部材と、芯金の他方の端部にボルトを介して着脱可能に
固着した脱着鈎部材とで構成し、該脱着鈎部材を、履板
の裏面に折り曲げられ、履板の一端部に係合する鈎部
と、鈎部と一体で中央逆U字部の端部の輪郭にて溶着す
る中央舌片と、鈎部と一体で中央舌片の両端に位置し、
履板の表面に溶着する側部舌片とで形成した。
【0007】中央舌片は、履板の中央突条の端部の輪郭
に合わせた形状とした。
【0008】中央舌片は、箱状にし、芯金の中央逆U字
部の端部とで所定量の空間を形成して溶着した。
【0009】
【作用】鈎部材を履板の長手方向の端部に単に引っ掛け
るだけで取付けが容易である。
【0010】鈎部材と芯金との溶接部分が広く、履帯用
パッドに大荷重がかかっても、溶接部で剥離することは
ない。
【0011】
【実施例】本発明の具体的履帯用パッドを説明する。図
1〜図4は、第1実施例である。本発明の履帯用パッド
Aは、芯金14と、芯金14と加硫結合したゴムバッド
12と、芯金14の両端に結合し、履板20の長手方向
の両端に引っ掛ける鈎部材とからなる。
【0012】芯金14は1枚の矩形の鋼材をプレスに
て、波形状に形成している。形状は、履板20の踏面側
の中央突条部21と嵌合する逆U字状の中央逆U字部1
6と、中央逆U字部16と連続し、履板20の平坦部2
2に沿う連結部17と、連結部17より連続し、履板2
0の両端突条部24、25に沿って上昇する上昇部1
8、19とで形成されている。
【0013】この芯金14の両端に固着する鈎部材は、
両端とも履板20に引っ掛ける鈎部3を有する。図1に
示すように、鈎部材の一方は、芯金14に一体的に固着
した固着鈎部材2であり、他方は、芯金14に対し、着
脱可能に固着した脱着鈎部材7である。図中、8は、芯
金14の端部に溶接にて固定した鈎部支持部、3は履板
20の端部に引っ掛ける鈎部、10はボルト、11は、
鈎部支持部8に固定したナットである。尚、図中、2点
鎖線で示す線は、芯金14に加硫結合するゴムパッド1
2であり、13は芯金14がリンク取付けボルトに干渉
しないように設けた長孔である。
【0014】固着鈎部材2は、本発明の要部であり、こ
の鈎部材2は、履板20の裏面に折り曲げられ、履板2
0の一端側に係合する鈎部3と、鈎部3と一体で中央逆
U字部16の端部に溶着する中央舌片4と、鈎部3と一
体で中央舌片4の両端に位置し履板の表面に溶着する側
部舌片5、6で形成されている。固着鈎部材2は、矩形
の鋼材を図3に示すように、芯金14の端部と接する輪
郭に合わせた形状にカットし、点線で示す線より折り曲
げ、図4の如き形状にする。この固着鈎部材2を、芯金
14の端部に合わせ、各舌片4、5、6の縁部を溶接
し、芯金14と一体に固着する。
【0015】次に、第2実施例を図5〜図7を用いて説
明する。この固着鈎部材2aは、履板20の中央突条部
21の端部が一部分収納する空間を設けたものである。
この構成は、履帯用パッドAを履板20に装着したと
き、履板20の中央突条部21が外側にはみ出したり、
又、履帯用パッドAを履板20に対し、移動したとき、
固着鈎部材2aに中央突条部21が干渉して移動調整が
できないことのないようにしたもので、中央舌片4a
は、U字状で履板20の中央突条部21を包むような箱
型空間を形成する。そして、箱型空間内で中央突条部2
1が調整できるように、所定量の空間を保持した構造で
ある。芯金14への固着は、中央舌片3の折り曲げた端
部の芯金14の中央逆U字部16との接し面は、全て溶
着する。側部舌片5、6は、第1実施例と同じく、芯金
14に接する舌片の縁部は溶接する。尚、立体的になっ
た固着鈎部材2aと芯金14とを溶着したときできる隙
間pには、ゴムパッドの加硫時に、この隙間からゴム材
が流れ込まないようスライド用ストッパー26を上面と
両側から挿入し、隙間pを防ぐとよい。そして、完成時
に、スライド用ストッパー26を外せばよい。
【0016】図8の固着鈎部材2bの第3実施例を説明
する。中央舌片4bの端部を、更に延ばして、延長部4
cを形成し、この延長部4cを折り曲げ、芯金14の中
央逆U字部16の上面に載せ、溶接したものである。延
長部4cまで溶接代が増大するので、より強固となる。
尚、延長部は中央逆U字部の下面に合わせても良い。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。波形状の芯金の端部
に固着鈎部材2の中央舌片4、4a、4bと、側部舌片
5、6とを、それぞれ溶接代が多く、強固に固定したの
で、荷重大でも履帯用パッドが芯金14、即ち、履帯用
パッドAのゴムパッド12から亀裂や変形、剥離の心配
がない。
【0018】舌片4、5、6は、いずれも板状であり、
芯金14と重ね合わせても厚みを少なく、ゴムパッド1
2の緩衝機能には殆ど影響を与えない。
【0019】固着鈎部材2は、履板20の一端に引っ掛
けるだけであり、従来のボルト25で固定するタイプに
比し、装着が容易で、又、平面上になった鉄クローラ
に、固着鈎部材2を順次引っ掛けて、一斉に纏めて装着
ができるので、装着の工数が従来のタイプに比べ、大幅
に減る。
【0020】中央舌片4で芯金14の逆U字部16端部
の空間を覆ったので、芯金14の端部の剛性がアップ
し、しかも、ゴム加硫時の逆U字状部端部からのゴム材
の流出を防ぐ効果がある。
【0021】請求項3において、履帯用パッド装着時
に、履帯用パッドが履板の中央突条に対し、長手方向に
若干スライドさせて装着できる空間を設けたので、装着
の調整がきく。この場合、鈎部材は、両端とも固着鈎部
材の構造であってもよい。
【0022】芯金を、直接履板に接する履帯用パッドの
下面側に設けたので、ゴムパッドの量が均一となり、更
に緩衝量も多くなり、芯材をパッドの内部に設けた中芯
タイプに比べ、緩衝機能が増大する。
【0023】芯金を履板に直接接したので、接触面の変
形もなく、長く履板への密着性を維持する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の履帯用パッドの第一実施例の芯金と鈎
部材を示す全体斜視図である。
【図2】第一実施例の固着鈎部材と芯金との装着関係を
示す側面図である。
【図3】第一実施例の固着鈎部材の展開図である。
【図4】図3の固着鈎部材の全体斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例の固着鈎部材の展開図であ
る。
【図6】第2実施例の固着鈎部材の全体斜視図である。
【図7】第2実施例の固着鈎部材と芯金とゴムパッドと
を示す要部斜視図である。
【図8】第3実施例の固着鈎部材を示す要部斜視図であ
る。
【図9】従来の履帯用パッドを示す断面図である。
【符号の説明】
A 履帯用パッド B 履帯用パッド 1 鈎部材 2、2a、2b 固着鈎部材 3 鈎部 4、4a、4b 中央舌片 4c 延長部 5 側部舌片 6 側部舌片 7 脱着鈎部材 8 鈎部支持部 9 鈎部 10 ボルト 11 ナット 12 ゴムパッド 13 長孔 15 芯金 16 中央逆U字部 17 連結部 18 上昇部 19 上昇部 20 履板 21 中央突条部 22 平坦部 23 貫通孔 24 両側突条部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金と、芯金に固着した弾性パッドと、
    芯金の両端に固着した履板の長さ方向の端部に係合する
    鈎部材とからなる履板の踏面に取り付ける履帯用パッド
    において、芯金を、履板の中央突条部と嵌合する逆U字
    状の中央逆U字部と、中央逆U字部と連続し、履板の平
    坦部に沿う連結部と、連結部より連続し、履板の両端突
    条部に沿って上昇する上昇部とで形成し、芯金の一方の
    端部に固着した固着鈎部材と、芯金の他方の端部にボル
    トを介して着脱可能に固着した脱着鈎部材とで構成し、
    該固着鈎部材を、履板の裏面に折り曲げられ履板の一端
    側に係合する鈎部と、鈎部と一体で中央逆U字部の端部
    の輪郭に合わせて溶着する中央舌片と、鈎部と一体で中
    央舌片の両側に位置し、履板の表面に溶着する側部舌片
    とで構成したことを特徴とする履帯用パッド。
  2. 【請求項2】 中央舌片は、芯金の中央逆U字部の端部
    の輪郭に合わせた形状とし、その端部を溶着したことを
    特徴とする請求項1記載の履帯用パッド。
  3. 【請求項3】 中央舌片は、箱状にし、芯金の中央逆U
    字部の端部とで所定量の空間を形成して溶着したことを
    特徴とする請求項1記載の履帯用パッド。
JP32938295A 1995-11-14 1995-11-14 履帯用パッド Pending JPH09136678A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0940329A3 (en) * 1998-03-01 2000-09-06 Bridgestone Corporation Rubber pads
US6557954B1 (en) 1998-09-29 2003-05-06 Tomitaro Hattori Crawler pad for the tread board of a crawler track shoe

Cited By (3)

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EP0940329A3 (en) * 1998-03-01 2000-09-06 Bridgestone Corporation Rubber pads
US6213573B1 (en) 1998-03-01 2001-04-10 Bridgestone Corporation Rubber pads
US6557954B1 (en) 1998-09-29 2003-05-06 Tomitaro Hattori Crawler pad for the tread board of a crawler track shoe

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