JPH09136230A - トグルクランプ - Google Patents

トグルクランプ

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JPH09136230A
JPH09136230A JP33245695A JP33245695A JPH09136230A JP H09136230 A JPH09136230 A JP H09136230A JP 33245695 A JP33245695 A JP 33245695A JP 33245695 A JP33245695 A JP 33245695A JP H09136230 A JPH09136230 A JP H09136230A
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JP
Japan
Prior art keywords
link
clamp
fulcrum pin
arm
pivotally attached
Prior art date
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Pending
Application number
JP33245695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Baba
啓 馬場
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トグルクランプにおいて、把持点の軌道と動
作をリンク機構を応用し従来よりある、トグルクランプ
のリンク機構では得られない、横方向の移動量に較べ上
下方向の移動量の小さい軌道となし、それによりアンク
ランプ時にクランプアームが上方向に突出する量が少な
い、かつクランプハンドルの取りつけ位置をグランドラ
インと平行にすることでクランプハンドルがクランプ時
に上方向へ突出する量も少ない、この様な特徴により各
種作業における良好な作業性の確保とタクトタイムの減
縮を目的とするトグルクランプを提供する。 【構成】 クランプアーム(2)とリンクアーム(3)
(4)とベース部(7)それぞれを枢着する支点ピンに
よって構成されるリンク機構はベース部(7)へ支点ピ
ンで枢着されたサイドリンク(5)から連節リンク
(8)を介して連節されサイドリンク(5)と一体成形
されたクランプハンドル(6)の回動により、運動を前
記リンク機構に伝えることで工作物を固定、開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、治具上に工作物を持ち
こむ時、また押圧し加工し組み立てる時、そして、治具
から工作物を開放し離脱搬出するにあたり、その妨げに
ならないようにクランプ時のクランプハンドルとアンク
ランプ時のクランプアームの上方向の高さ位置を低く押
さえたトグルクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトグルクランプは図1・図2の様
にクランプ時にはクランプハンドルが、アンクランプ時
にはクランプアームが高く突出し、治具上に工作物を搬
入する時、工作物を加工したり組み立てる時、また離脱
搬出する時トグルクランプ上を通過する工作物・機械・
工具の動きや作業者の動作の妨げとなるばかりか、それ
らの移動量が大きくなり、それだけタクトタイムが増加
する不都合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、トグルクラ
ンプのクランプアームとクランプハンドルがクランプ時
にもアンクランプ時にも高く突出する事なくクランプ上
を通過する工作物・機械・工具の動きや作業者の動作の
妨げにならずタクトタイムを減縮させる事を目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は図3にしめす様にリンクアーム(3)とリン
クアーム(4)の孔ピッチを同じにし、クランプアーム
(2)の支点ピン(9)と(10)の孔ピッチと、ベー
ス部(7)の支点ピン(11)と(12)との孔ピッチ
を同じにするというリンク構成によって、把持点(a)
の軌道(e)が横方向の移動量に対して上下方向の移動
量が小さくなる事を特徴としている。またサイドリンク
(5)と一体に成形されたクランプハンドル(6)はク
ランプ時にグランドライン(b)とほぼ平行になり、ア
ンクランプ時には図4に示す様に下方向に回動する事を
特徴としている。
【0005】
【作用】本発明によればクランプハンドルの回動によっ
て工作物を押圧固定でき、また工作物を開放できる。ク
ランプ時にはサイドリンク(5)と連節リンク(8)と
が直線上に位置する事で生ずるデッドポイントをクラン
プ側に僅かにこえる事でクランプ状態を維持する事がで
きる。
【0006】
【実施例】以下には本発明を図示の実施例によって更に
詳細に説明する。図3はクランプ時の側面図であるが、
把持部(1)はボルト1個とナット2個によって構成さ
れ、把持点(a)の上下方向での適宜変更が可能であ
る。
【0007】把持部(1)は工作物の形状に合った金具
を適宜取りつける事ができる。
【0008】サイドリンク(5)またはクランプハンド
ル(6)の適当な部位にジョイント部品つければ、空圧
または油圧あるいは電動アクチュエーターにて駆動する
事ができる。
【0009】クランプハンドル(6)には耐油性の合成
ゴムや合成樹脂の滑り止めカバーをつける事ができる。
【0010】把持点(a)は加圧時に下向きの力と横向
きの力がかかる。横向きの力は工作物の表面にすり傷を
つけたり、工作物を所定の位置から力の方向にずらして
しまうため、本発明では有害な横向きの力を減免させる
ために,把持点(a)の軌道(e)をより下向きの力の
方が強くなる様、ベース部(7)に枢着するリンクアー
ム(3)の支点ピン(11)位置をリンクアーム(4)
の支点ピン(12)位置より低い位置に置いた。
【0011】把持点(a)における下向きの力と横向き
の力のバランスはベース部の支点ピン(11)と支点ピ
ン(12)の上下方向の位置関係により適宜変更でき
る。
【0012】本発明のトグルクランプを治具に取り付け
る時には図3に示した、別途製作の取り付け金具(c)
にベース部(7)をボルト・ナットにて締結するが、用
途に応じて図6・図7に示した様にベース部(7)の形
状を変更する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトグルク
ランプは従来のトグルクランプ図1・図2の軌道(f)
と較べ横方向の移動量に対して上下方向の移動量が小さ
くなるリンク機構によってクランプ時、アンクランプ時
にかかわらず、上方向へのクランプアームやクランプハ
ンドルの突出が少なく作業の邪魔にならない、そのうえ
構造が簡単で故障が少なく、動作が確実である
【図面の簡単な説明】
【図1】従来品のクランプ時における側面図
【図2】従来品のアンクランプ時における側面図
【図3】本発明のクランプ時における側面図
【図4】本発明のアンクランプ時における側面図
【図5】本発明のクランプ時からアンクランプ時への連
続側面動作図
【図6】本発明の実施例
【図7】本発明の実施例
【図8】本発明の立体図
【符号の説明】 a 把持点 b グランドラ
イン c 別途製作の取り付け金具 d 工作物 e 把持点aの軌道 f 従来品の把
持点aの軌道 1 把持部 2 クランプア
ーム 3 リンクアーム 4 リンクアー
ム 5 サイドリンク 6 クランプハ
ンドル 7 ベース部 8 連節リンク 9 支点ピン 10 支点ピン 11 支点ピン 12 支点ピン 13 支点ピン 14 支点ピン 15 支点ピン 16 取り付け孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ状態において、上端にグランド
    ライン(b)とほぼ平行のクランプハンドル(6)を持
    ち、それと一体に成形されたサイドリンク(5)は、治
    具に直接または間接的に固定されるベース部(7)の側
    面ほぼ中央に、支点ピン(13)により枢着される。そ
    してサイドリンク(5)の上端には、支点ピン(14)
    により枢着された連節リンク(8)を有する。先端に把
    持部(1)を持つ、クランプアーム(2)の側面中央部
    に支点ピン(9)によって枢着されたリンクアーム
    (3)とクランプアーム(2)の側面端に支点ピン(1
    0)によって枢着されたリンクアーム(4)はそれぞれ
    ベース部(7)に支点ピン(11)と支点ピン(12)
    によって枢着され、関係寸法により構成されたリンク機
    構となる。このリンク機構はリンクアーム(4)の関係
    寸法位置にある支点ピン(15)によって連節リンク
    (8)に枢着され、さらにクランプハンドル(6)と一
    体に成形されたサイドリンク(5)と連節される。全て
    のリンクが連節されることによりこのリンク機構は、ク
    ランプハンドル(6)を回動することで、クランプアー
    ム(2)の先端にある把持部(1)の把持点(a)が軌
    道(e)上を移動し、工作物(d)をクランプまたはア
    ンクランプすることのできるトグルクランプである。
JP33245695A 1995-11-14 1995-11-14 トグルクランプ Pending JPH09136230A (ja)

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