JPH0913576A - トイレｐｃパネル及びその施工方法 - Google Patents
トイレｐｃパネル及びその施工方法Info
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- JPH0913576A JPH0913576A JP16320195A JP16320195A JPH0913576A JP H0913576 A JPH0913576 A JP H0913576A JP 16320195 A JP16320195 A JP 16320195A JP 16320195 A JP16320195 A JP 16320195A JP H0913576 A JPH0913576 A JP H0913576A
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- Japan
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- panel
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- water supply
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 設備工事の現場作業を削減して、施工工程を
短縮すると共に、トイレ内配管ユニットの設備スペース
を削減して、各ブース間の有効寸法を拡大できるトイレ
ＰＣパネル及びその施工方法を得る。 【構成】 トイレ床及び壁をモジュール化し、モジュー
ル化した床パネル１Ａ乃至１ＣをＰＣ板により衛生設備
用の排水管８及び通気管９を埋設し、壁パネル１Ｄ、１
ＥをＰＣ板ににより衛生設備用の給水管１０、給湯管１
１及び通気管９と電気設備用の照明器具１２及び小便器
フラッシュバルブ用配線１３を埋設して構成したトイレ
ＰＣパネル、及びＰＣ板により工場で製作したトイレＰ
Ｃパネル１を建築躯体工事の完了後に現場に搬入して据
付けし、同トイレＰＣパネル１同志の接合部を接続した
後、残りのトイレ室内設備工事を施工するトイレＰＣパ
ネルの施工方法。
短縮すると共に、トイレ内配管ユニットの設備スペース
を削減して、各ブース間の有効寸法を拡大できるトイレ
ＰＣパネル及びその施工方法を得る。 【構成】 トイレ床及び壁をモジュール化し、モジュー
ル化した床パネル１Ａ乃至１ＣをＰＣ板により衛生設備
用の排水管８及び通気管９を埋設し、壁パネル１Ｄ、１
ＥをＰＣ板ににより衛生設備用の給水管１０、給湯管１
１及び通気管９と電気設備用の照明器具１２及び小便器
フラッシュバルブ用配線１３を埋設して構成したトイレ
ＰＣパネル、及びＰＣ板により工場で製作したトイレＰ
Ｃパネル１を建築躯体工事の完了後に現場に搬入して据
付けし、同トイレＰＣパネル１同志の接合部を接続した
後、残りのトイレ室内設備工事を施工するトイレＰＣパ
ネルの施工方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスビル基準階の
トイレにおける、電気及び衛生の各設備工事の現場作業
の合理化及び工程の短縮化並びにスペースの有効利用を
目的とした建築と設備の一体化工法の開発に利用できる
トイレＰＣパネル及びその施工方法に関するものであ
る。
トイレにおける、電気及び衛生の各設備工事の現場作業
の合理化及び工程の短縮化並びにスペースの有効利用を
目的とした建築と設備の一体化工法の開発に利用できる
トイレＰＣパネル及びその施工方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、建築躯体工事の完了後の工事とし
ては、トイレ室内の衛生及び電気の各設備工事があり、
他工事との取り合いが発生している。衛生設備のトイレ
内配管は、大便器ユニット、小便器ユニット、洗面器ユ
ニット等の配管ユニットの搬入、据付け工事が必要であ
り、また、電気設備工事としては照明器具及び小便器フ
ラッシュバルブ用配線の施工が必要である。一方、大便
器ユニット、小便器ユニット、洗面器ユニット等のトイ
レ内配管ユニットの設備スペースがトイレ室内に必要で
あるため、各ブース間の有効寸法が狭くなっている。
ては、トイレ室内の衛生及び電気の各設備工事があり、
他工事との取り合いが発生している。衛生設備のトイレ
内配管は、大便器ユニット、小便器ユニット、洗面器ユ
ニット等の配管ユニットの搬入、据付け工事が必要であ
り、また、電気設備工事としては照明器具及び小便器フ
ラッシュバルブ用配線の施工が必要である。一方、大便
器ユニット、小便器ユニット、洗面器ユニット等のトイ
レ内配管ユニットの設備スペースがトイレ室内に必要で
あるため、各ブース間の有効寸法が狭くなっている。
【０００３】このように、従来は建築躯体工事の完了か
らトイレ内装仕上げ工事及び器具付け着手までの間に、
電気及び衛生の各設備工事の各種現場作業が必要であ
り、かつこれらの工事に工程上の取り合いが必要である
ため、施工に時間がかかると共に、トイレ内配管ユニッ
トの設備スペースがトイレ室内に必要なため、各ブース
間の有効寸法が狭くなる等の問題を含んでいる。
らトイレ内装仕上げ工事及び器具付け着手までの間に、
電気及び衛生の各設備工事の各種現場作業が必要であ
り、かつこれらの工事に工程上の取り合いが必要である
ため、施工に時間がかかると共に、トイレ内配管ユニッ
トの設備スペースがトイレ室内に必要なため、各ブース
間の有効寸法が狭くなる等の問題を含んでいる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電気
及び衛生等の各設備工事の現場作業を極力削減して、建
築躯体工事の完了からトイレ内装仕上げ工事及び器具付
け着手までの工程を短縮できるトイレＰＣパネル及びそ
の施工方法を供することにある。また、本発明のもう１
つの課題は、トイレ内配管ユニットの設備スペースを削
減して、各ブース間の有効寸法を拡大することができる
トイレＰＣパネル及びその施工方法を得ることにある。
及び衛生等の各設備工事の現場作業を極力削減して、建
築躯体工事の完了からトイレ内装仕上げ工事及び器具付
け着手までの工程を短縮できるトイレＰＣパネル及びそ
の施工方法を供することにある。また、本発明のもう１
つの課題は、トイレ内配管ユニットの設備スペースを削
減して、各ブース間の有効寸法を拡大することができる
トイレＰＣパネル及びその施工方法を得ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明のトイレＰＣパネルは、トイレ床及び壁を
モジュール化し、モジュール化した床パネルをＰＣ板に
より衛生設備用の排水管及び通気管を埋設し、壁パネル
をＰＣ板により衛生設備用の給水管、給湯管及び通気管
と電気設備用の照明器具及び小便器フラッシュバルブ用
配線を埋設して構成したことを特徴とするものである。
また、上記した課題を解決するため、本発明のトイレＰ
Ｃパネルは、トイレ床をモジュール化し、モジュール化
した床パネルをＰＣ板により衛生設備用の給水管、給湯
管、排水管及び通気管を埋設して構成したことを特徴と
するものである。更に、上記した課題を解決するため、
本発明のトイレＰＣパネルの施工方法は、ＰＣ板により
工場で製作した上記の各トイレＰＣパネルを建築躯体工
事の完了後に現場に搬入して据付けし、同トイレＰＣパ
ネル同志の接合部を接続した後、残りのトイレ室内設備
工事を施工することを特徴とするものである。
ため、本発明のトイレＰＣパネルは、トイレ床及び壁を
モジュール化し、モジュール化した床パネルをＰＣ板に
より衛生設備用の排水管及び通気管を埋設し、壁パネル
をＰＣ板により衛生設備用の給水管、給湯管及び通気管
と電気設備用の照明器具及び小便器フラッシュバルブ用
配線を埋設して構成したことを特徴とするものである。
また、上記した課題を解決するため、本発明のトイレＰ
Ｃパネルは、トイレ床をモジュール化し、モジュール化
した床パネルをＰＣ板により衛生設備用の給水管、給湯
管、排水管及び通気管を埋設して構成したことを特徴と
するものである。更に、上記した課題を解決するため、
本発明のトイレＰＣパネルの施工方法は、ＰＣ板により
工場で製作した上記の各トイレＰＣパネルを建築躯体工
事の完了後に現場に搬入して据付けし、同トイレＰＣパ
ネル同志の接合部を接続した後、残りのトイレ室内設備
工事を施工することを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】本発明のトイレＰＣパネル及びその施工方法に
よると、施工計画段階でトイレ床及び壁、又はトイレ床
をモジュール化し、このモジュールを電気及び衛生の各
設備のライン決めを行い、必要な衛生設備用の給水管、
給湯管、排水管及び通気管、並びに電気設備用の照明器
具及び小便器フラッシュバルブ用配線を事前打ち込みし
たＰＣ板として工場で製作し、このトイレＰＣパネルを
現場に搬入して据付けし、同トイレＰＣパネル同志の接
合部を接続することにより、主たる電気及び衛生の各設
備工事を完了することができる。その後、残りの設備工
事の現場作業を行えばよく、現場の配線及び配管作業を
削減すると共に、他工事との取り合いを解消することが
でき、これによって、建築躯体工事の完了からトイレ内
装仕上げ工事及び器具付け着手までの工程を短縮するこ
とができる。
よると、施工計画段階でトイレ床及び壁、又はトイレ床
をモジュール化し、このモジュールを電気及び衛生の各
設備のライン決めを行い、必要な衛生設備用の給水管、
給湯管、排水管及び通気管、並びに電気設備用の照明器
具及び小便器フラッシュバルブ用配線を事前打ち込みし
たＰＣ板として工場で製作し、このトイレＰＣパネルを
現場に搬入して据付けし、同トイレＰＣパネル同志の接
合部を接続することにより、主たる電気及び衛生の各設
備工事を完了することができる。その後、残りの設備工
事の現場作業を行えばよく、現場の配線及び配管作業を
削減すると共に、他工事との取り合いを解消することが
でき、これによって、建築躯体工事の完了からトイレ内
装仕上げ工事及び器具付け着手までの工程を短縮するこ
とができる。
【０００７】
【実施例】以下に本発明の実施例を図１乃至図１６に基
づいて説明する。図１はトイレの器具配置の平面図、図
２は床及び壁パネル併用収納タイプのトイレＰＣパネル
の床パネル（１）の平面図、図３は図２のＡ−Ａ断面
図、図４は床及び壁パネル併用収納タイプのトイレＰＣ
パネルの床パネル（２）の平面図、図５は図４のＢ−Ｂ
断面図、図６は図４のＣ−Ｃ断面図、図７は床及び壁パ
ネル併用収納タイプのトイレＰＣパネルの壁パネル
（１）の側面図、図８は床及び壁パネル併用収納タイプ
のトイレＰＣパネルの壁パネル（２）の側面図、図９は
床パネル単独収納タイプのトイレＰＣパネルの床パネル
の斜視図、図１０はトイレＰＣパネルの床パネルのパタ
ーン図、図１１乃至図１６はパネル接続部の部分詳細図
で、図１１は小便器排水管床パネルの立上り図、図１２
は排水管床パネルの接続ジョイント図、図１３は通気管
床パネルと壁パネルの接続ジョイント図、図１４は給水
管壁パネルの接続図、図１５は大便器排水管パネルの立
上り図、図１６はシャフト内竪管ヘッダーの詳細図であ
る。
づいて説明する。図１はトイレの器具配置の平面図、図
２は床及び壁パネル併用収納タイプのトイレＰＣパネル
の床パネル（１）の平面図、図３は図２のＡ−Ａ断面
図、図４は床及び壁パネル併用収納タイプのトイレＰＣ
パネルの床パネル（２）の平面図、図５は図４のＢ−Ｂ
断面図、図６は図４のＣ−Ｃ断面図、図７は床及び壁パ
ネル併用収納タイプのトイレＰＣパネルの壁パネル
（１）の側面図、図８は床及び壁パネル併用収納タイプ
のトイレＰＣパネルの壁パネル（２）の側面図、図９は
床パネル単独収納タイプのトイレＰＣパネルの床パネル
の斜視図、図１０はトイレＰＣパネルの床パネルのパタ
ーン図、図１１乃至図１６はパネル接続部の部分詳細図
で、図１１は小便器排水管床パネルの立上り図、図１２
は排水管床パネルの接続ジョイント図、図１３は通気管
床パネルと壁パネルの接続ジョイント図、図１４は給水
管壁パネルの接続図、図１５は大便器排水管パネルの立
上り図、図１６はシャフト内竪管ヘッダーの詳細図であ
る。
【０００８】鉄骨の柱、大梁、小梁等によりビルの建築
躯体工事が行われ、その基準階の所定の梁１４間にトイ
レＰＣパネル１を据付けてトイレ室内設備工事が行われ
る。トイレ室内は、図１に示すように大便ブース２、小
便ブース３、洗面ブース４に区画され、それぞれに大便
器ユニット５、小便器ユニット６、洗面器ユニット７が
設置されることになる。トイレＰＣパネル１は、施工計
画段階でモジュール化され、図１に示すような床及び壁
ＰＣ板割付け図を作成し、各モジュールをＰＣ板により
トイレＰＣパネル１として工場で製作する。このトイレ
ＰＣパネル１には、以下の２つのタイプがある。
躯体工事が行われ、その基準階の所定の梁１４間にトイ
レＰＣパネル１を据付けてトイレ室内設備工事が行われ
る。トイレ室内は、図１に示すように大便ブース２、小
便ブース３、洗面ブース４に区画され、それぞれに大便
器ユニット５、小便器ユニット６、洗面器ユニット７が
設置されることになる。トイレＰＣパネル１は、施工計
画段階でモジュール化され、図１に示すような床及び壁
ＰＣ板割付け図を作成し、各モジュールをＰＣ板により
トイレＰＣパネル１として工場で製作する。このトイレ
ＰＣパネル１には、以下の２つのタイプがある。
【０００９】（１）床及び壁パネル併用収納タイプ このタイプのトイレＰＣパネル１は、図２、３に示すよ
うに衛生設備用の排水管８及び通気管９を打ち込んだ床
パネルＰＣ板１Ａ、１Ｂと、図４、５、６に示すように
衛生設備用の排水管８及び通気管９を打ち込んだ床パネ
ルＰＣ板１Ｃと、図７、８に示すように衛生設備用の給
水管１０、給湯管１１及び通気管９と、電気設備用の照
明器具１２及び小便器フラッシュバルブ用配線１３を打
ち込んだ壁パネルＰＣ板１Ｄ、１Ｅとからなる。 （２）床パネル単独収納タイプ このタイプのトイレＰＣパネル１は、図９に示すように
衛生設備用の排水管８、通気管９、給水管１０及び給湯
管１１を打ち込んだ床パネルＰＣ板１Ｆ、１Ｇ、１Ｈか
らなる。但し、給水管１０及び給湯管１１はさや管ヘッ
ダー工法とする。
うに衛生設備用の排水管８及び通気管９を打ち込んだ床
パネルＰＣ板１Ａ、１Ｂと、図４、５、６に示すように
衛生設備用の排水管８及び通気管９を打ち込んだ床パネ
ルＰＣ板１Ｃと、図７、８に示すように衛生設備用の給
水管１０、給湯管１１及び通気管９と、電気設備用の照
明器具１２及び小便器フラッシュバルブ用配線１３を打
ち込んだ壁パネルＰＣ板１Ｄ、１Ｅとからなる。 （２）床パネル単独収納タイプ このタイプのトイレＰＣパネル１は、図９に示すように
衛生設備用の排水管８、通気管９、給水管１０及び給湯
管１１を打ち込んだ床パネルＰＣ板１Ｆ、１Ｇ、１Ｈか
らなる。但し、給水管１０及び給湯管１１はさや管ヘッ
ダー工法とする。
【００１０】施工は、先ず鉄骨の柱、大梁、小梁等が搬
入、据付けられてビルの建築躯体工事が行われる。建築
躯体工事が完了すると、予め計画された割付け図に従っ
て工場にてＰＣ板により製作し、衛生設備用の排水管
８、通気管９、給水管１０及び給湯管１１、並びに電気
設備用の照明器具１２及び小便器フラッシュバルブ用配
線１３を埋設して構成した上記床パネルＰＣ板１Ａ、１
Ｂ、１Ｃ、壁パネルＰＣ板１Ｄ、１Ｅ、または床パネル
ＰＣ板１Ｆ、１Ｇ、１Ｈが搬入され、割付け図に従って
建築躯体の梁１４間に図１に示すように割付け接合され
て据付けられる。
入、据付けられてビルの建築躯体工事が行われる。建築
躯体工事が完了すると、予め計画された割付け図に従っ
て工場にてＰＣ板により製作し、衛生設備用の排水管
８、通気管９、給水管１０及び給湯管１１、並びに電気
設備用の照明器具１２及び小便器フラッシュバルブ用配
線１３を埋設して構成した上記床パネルＰＣ板１Ａ、１
Ｂ、１Ｃ、壁パネルＰＣ板１Ｄ、１Ｅ、または床パネル
ＰＣ板１Ｆ、１Ｇ、１Ｈが搬入され、割付け図に従って
建築躯体の梁１４間に図１に示すように割付け接合され
て据付けられる。
【００１１】各パネル間の接合部において、排水管８は
図１２に示すように耐火フレキ継手１５によって接続さ
れ、小便器ユニット６及び大便器ユニット５とは図１
１、１５に示すように接続される。また、給水管１０及
び給湯管１１は図１４に示すようにさや管のカップリン
グ継手１６によって接続され、通気管９は図１３に示す
ように床パネルＰＣ板側の通気管９と壁パネルＰＣ板側
の通気管９とを通気フレキシブルジョイント１７によっ
て接続している。更に、小便器フラッシュバルブ用配線
１３は端子等により接続される。なお、トイレパイプシ
ャフトユニット１８のシャフト内竪管ヘッダーとしては
図１６に示すようにプラグを外して増設可能な角型ヘッ
ダー１９を有するものが使用されている。
図１２に示すように耐火フレキ継手１５によって接続さ
れ、小便器ユニット６及び大便器ユニット５とは図１
１、１５に示すように接続される。また、給水管１０及
び給湯管１１は図１４に示すようにさや管のカップリン
グ継手１６によって接続され、通気管９は図１３に示す
ように床パネルＰＣ板側の通気管９と壁パネルＰＣ板側
の通気管９とを通気フレキシブルジョイント１７によっ
て接続している。更に、小便器フラッシュバルブ用配線
１３は端子等により接続される。なお、トイレパイプシ
ャフトユニット１８のシャフト内竪管ヘッダーとしては
図１６に示すようにプラグを外して増設可能な角型ヘッ
ダー１９を有するものが使用されている。
【００１２】このようにトイレＰＣパネル１を各種配管
及び配線を埋設して、工場でＰＣ板として製作し、これ
を現場に搬入して割付け設置することにより、トイレ室
内の設備工事の主たる工事をトイレＰＣパネル１の敷設
と同時に行うことができるので、現場での配線及び配管
作業を削減して電気及び衛生の各設備工事の合理化を図
ることができる。なお、床パネル単独収納タイプの床パ
ネルＰＣ板を使用した場合は、トイレ室内設備工事とし
て、別に小便器ユニット６の配管ユニットの搬入、据付
け、通気管９の立上げ施工、照明器具１２及び小便器フ
ラッシュバルブ用配線１３の施工を行う必要がある。
及び配線を埋設して、工場でＰＣ板として製作し、これ
を現場に搬入して割付け設置することにより、トイレ室
内の設備工事の主たる工事をトイレＰＣパネル１の敷設
と同時に行うことができるので、現場での配線及び配管
作業を削減して電気及び衛生の各設備工事の合理化を図
ることができる。なお、床パネル単独収納タイプの床パ
ネルＰＣ板を使用した場合は、トイレ室内設備工事とし
て、別に小便器ユニット６の配管ユニットの搬入、据付
け、通気管９の立上げ施工、照明器具１２及び小便器フ
ラッシュバルブ用配線１３の施工を行う必要がある。
【００１３】トイレＰＣパネル１を上記のように敷設し
た後、残りのトイレ内装仕上げ工事、各器具付け工事を
行い、更に給水管１０及び給湯管１１のさや管への通管
及び器具の接続作業が順次行われる。これら工事は、ト
イレＰＣパネル１の据付けに伴うトイレ室内設備工事の
集中緩和により、他工事との取り合いを解消して行うこ
とができる。一方、上記のようにトイレ室内設備工事の
現場作業を一部削減することができるため、建築躯体工
事の完了からトイレ内装仕上げ工事、各器具付け工事着
手までの工程を短縮することができる。
た後、残りのトイレ内装仕上げ工事、各器具付け工事を
行い、更に給水管１０及び給湯管１１のさや管への通管
及び器具の接続作業が順次行われる。これら工事は、ト
イレＰＣパネル１の据付けに伴うトイレ室内設備工事の
集中緩和により、他工事との取り合いを解消して行うこ
とができる。一方、上記のようにトイレ室内設備工事の
現場作業を一部削減することができるため、建築躯体工
事の完了からトイレ内装仕上げ工事、各器具付け工事着
手までの工程を短縮することができる。
【００１４】また、トイレ室内にトイレ配管ユニットの
設備スペースが不要となるため、各ブース間の有効寸法
を拡大することができる。因みに、床及び壁パネル併用
収納タイプの場合、トイレ配管ユニットが小便器ユニッ
ト６及び大便器ユニット５とも不要となるため、小便器
ブース３、大便器ブース２間の有効寸法を一例では、従
来の１，１００ｍｍから１，６２０ｍｍに拡大すること
ができ、床パネル単独収納タイプでは、トイレ配管ユニ
ットが大便器ユニット５のみ不要となるため、小便器ブ
ース３、大便器ブース２間の有効寸法を一例では、従来
の１，１００ｍｍから１，３５０ｍｍに拡大することが
できた。
設備スペースが不要となるため、各ブース間の有効寸法
を拡大することができる。因みに、床及び壁パネル併用
収納タイプの場合、トイレ配管ユニットが小便器ユニッ
ト６及び大便器ユニット５とも不要となるため、小便器
ブース３、大便器ブース２間の有効寸法を一例では、従
来の１，１００ｍｍから１，６２０ｍｍに拡大すること
ができ、床パネル単独収納タイプでは、トイレ配管ユニ
ットが大便器ユニット５のみ不要となるため、小便器ブ
ース３、大便器ブース２間の有効寸法を一例では、従来
の１，１００ｍｍから１，３５０ｍｍに拡大することが
できた。
【００１５】なお、上記した例は男子用トイレに適用し
た特定の事例について説明したが、床パネルＰＣ板１
Ａ、１Ｂ、１Ｃ、及び１Ｆ、１Ｇ、１Ｈのパターンは図
１０の（Ａ）乃至（Ｅ）に示すように種々の例が考えら
れ、このような他の例への展開を考慮して標準化したパ
ネル割りを考えると、図１０の（Ｃ）及び（Ｅ）に示す
斜線入りの４つのパネルａ乃至ｄとなる。この４つのパ
ネルａ乃至ｄを標準化すれば、男子用トイレ、女子用ト
イレのあらゆるパネル割りに対応が可能となる。
た特定の事例について説明したが、床パネルＰＣ板１
Ａ、１Ｂ、１Ｃ、及び１Ｆ、１Ｇ、１Ｈのパターンは図
１０の（Ａ）乃至（Ｅ）に示すように種々の例が考えら
れ、このような他の例への展開を考慮して標準化したパ
ネル割りを考えると、図１０の（Ｃ）及び（Ｅ）に示す
斜線入りの４つのパネルａ乃至ｄとなる。この４つのパ
ネルａ乃至ｄを標準化すれば、男子用トイレ、女子用ト
イレのあらゆるパネル割りに対応が可能となる。
【００１６】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のトイレ
ＰＣパネル及びその施工方法によれば、電気及び衛生の
各設備を構成する配管類及び配線類を埋設して構成した
床及び壁パネル又は床パネルをＰＣ板により工場にて製
作し、これを現場に搬入、据付けすることによって、電
気及び衛生の各設備工事の主たる部分を施工することが
できるので、建築と設備の一体化により配線及び配管工
事の現場作業を極力削減し、各設備工事の合理化、簡便
化を図ることができる。また、現場配線及び現場配管作
業を削減して、現場での設備工事の集中を緩和し、他工
事との取り合いを解消することにより、建築躯体工事の
完了から内装仕上げ工事、器具付け工事着手までの工程
を短縮することができるため、施工費用を低減できる。
更に、トイレ室内にトイレ配管ユニットの設備スペース
を確保する必要なくなるため、その分各ブース間の有効
寸法を拡大することができる。
ＰＣパネル及びその施工方法によれば、電気及び衛生の
各設備を構成する配管類及び配線類を埋設して構成した
床及び壁パネル又は床パネルをＰＣ板により工場にて製
作し、これを現場に搬入、据付けすることによって、電
気及び衛生の各設備工事の主たる部分を施工することが
できるので、建築と設備の一体化により配線及び配管工
事の現場作業を極力削減し、各設備工事の合理化、簡便
化を図ることができる。また、現場配線及び現場配管作
業を削減して、現場での設備工事の集中を緩和し、他工
事との取り合いを解消することにより、建築躯体工事の
完了から内装仕上げ工事、器具付け工事着手までの工程
を短縮することができるため、施工費用を低減できる。
更に、トイレ室内にトイレ配管ユニットの設備スペース
を確保する必要なくなるため、その分各ブース間の有効
寸法を拡大することができる。
【図１】本発明におけるトイレの器具配置の平面図であ
る。
る。
【図２】本発明の床及び壁パネル併用収納タイプのトイ
レＰＣパネルの床パネル（１）の平面図である。
レＰＣパネルの床パネル（１）の平面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ断面図である。
【図４】本発明の床及び壁パネル併用収納タイプのトイ
レＰＣパネルの床パネル（２）の平面図である。
レＰＣパネルの床パネル（２）の平面図である。
【図５】図４のＢ−Ｂ断面図である。
【図６】図４のＣ−Ｃ断面図である。
【図７】本発明の床及び壁パネル併用収納タイプのトイ
レＰＣパネルの壁パネル（１）の側面図である。
レＰＣパネルの壁パネル（１）の側面図である。
【図８】本発明の床及び壁パネル併用収納タイプのトイ
レＰＣパネルの壁パネル（２）の側面図である。
レＰＣパネルの壁パネル（２）の側面図である。
【図９】本発明の床パネル単独収納タイプのトイレＰＣ
パネルの床パネルの斜視図である。
パネルの床パネルの斜視図である。
【図１０】本発明のトイレＰＣパネルの床パネルのパタ
ーン図である。
ーン図である。
【図１１】本発明における小便器排水管床パネルの立上
り図である。
り図である。
【図１２】本発明における排水管床パネルの接続ジョイ
ント図である。
ント図である。
【図１３】本発明における通気管床パネルと壁パネルの
接続ジョイント図である。
接続ジョイント図である。
【図１４】本発明における給水管壁パネルの接続図であ
る。
る。
【図１５】本発明における大便器排水管パネルの立上り
図である。
図である。
【図１６】本発明におけるシャフト内竪管ヘッダーの詳
細図である。
細図である。
１ トイレＰＣパネルネル １Ａ、１Ｂ、１Ｃ、１Ｆ、１Ｇ、１Ｈ 床パネルＰＣ板 １Ｄ、１Ｅ 壁パネルＰＣ板 ８ 排水管 ９ 通気管 １０ 給水管 １１ 給湯管 １２ 照明器具 １３ 小便器フラッシュバルブ用配線
Claims (3)
- 【請求項１】 トイレ床及び壁をモジュール化し、モジ
ュール化した床パネルをＰＣ板により衛生設備用の排水
管及び通気管を埋設し、壁パネルをＰＣ板ににより衛生
設備用の給水管、給湯管及び通気管と電気設備用の照明
器具及び小便器フラッシュバルブ用配線を埋設して構成
したことを特徴とするトイレＰＣパネル。 - 【請求項２】 トイレ床をモジュール化し、モジュール
化した床パネルをＰＣ板により衛生設備用の給水管、給
湯管、排水管及び通気管を埋設して構成したことを特徴
とするトイレＰＣパネル。 - 【請求項３】 ＰＣ板により工場で製作した請求項１又
は請求項２記載のトイレＰＣパネルを建築躯体工事の完
了後に現場に搬入して据付けし、同トイレＰＣパネル同
志の接合部を接続した後、残りのトイレ室内設備工事を
施工することを特徴とするトイレＰＣパネルの施工方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16320195A JPH0913576A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | トイレｐｃパネル及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16320195A JPH0913576A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | トイレｐｃパネル及びその施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0913576A true JPH0913576A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15769210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16320195A Pending JPH0913576A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | トイレｐｃパネル及びその施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0913576A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101657007B1 (ko) * | 2015-07-27 | 2016-09-12 | 박진수 | 화장실용 조명장치 |
| CN108468982A (zh) * | 2018-05-21 | 2018-08-31 | 江苏禾兴泰触控科技有限公司 | 一种pc面板生产用照明灯 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP16320195A patent/JPH0913576A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101657007B1 (ko) * | 2015-07-27 | 2016-09-12 | 박진수 | 화장실용 조명장치 |
| CN108468982A (zh) * | 2018-05-21 | 2018-08-31 | 江苏禾兴泰触控科技有限公司 | 一种pc面板生产用照明灯 |
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