JPH09135010A - ベアチップccdの取付け方法 - Google Patents

ベアチップccdの取付け方法

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JPH09135010A
JPH09135010A JP7288349A JP28834995A JPH09135010A JP H09135010 A JPH09135010 A JP H09135010A JP 7288349 A JP7288349 A JP 7288349A JP 28834995 A JP28834995 A JP 28834995A JP H09135010 A JPH09135010 A JP H09135010A
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chip ccd
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裕士 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決めが容易なベアチップCCDの取付け方
法を提供することを課題とする。 【解決手段】 ベアチップCCD13を基板14に設け、
基板14を光学系を支持する鏡胴11に取付けるベアチ
ップCCDの取付け方法において、ベアチップCCD13の位
置決めは、基板14を鏡胴11に対して位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベアチップCCDを
基板に設け、該基板を光学系を支持する鏡胴に取付ける
ベアチップCCDの取付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】次に、図面を用いて従来例を説明する。
図23は従来のパッケージに封入されたCCDチップの取
付け構造の一例を説明する図である。
【0003】図において、1は光学系2を支持する鏡胴
である。3はパッケージCCD4が設けられた基板で、鏡
胴1の基端部に取付けられている。パッケージCCD4は
一面が開放されたセラミック等の箱体5内にCCDチップ
6が設けられ、箱体5の開放面を覆うガラス板7で前記
CCDチップ6が箱体5内に封入されている。
【0004】8は水晶フィルタや赤外カットフィルタ等
からなる光学フィルタである。9は光学フィルタ8とパ
ッケージCCD4との間に配設され、鏡胴1の内筒面に設
けられた凸部1aに前記光学フィルタ8を押し付けて、
光学フィルタ8の位置決め行なうゴムや樹脂等の弾性部
材である。
【0005】又、ガラス板7上には、弾性部材9と光学
フィルタ8とで構成される閉空間が形成されるので、ガ
ラス板7上に塵埃等が付着するのを防止している。パッ
ケージCCD4は、CCDチップ6と箱体5との位置決めがな
された状態で市場に供給される。従って、CCDチップ6
の光学系2に対する位置決めは、位置決めが容易な箱体
5を光学系に対して位置決めすることによりなされてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、パッケージCCD
4の代りに、裸の状態のCCDチップ(ベアチップCCD)6の
状態で市場に供給することが提案されている。このよう
なベアチップCCDの光学系に対する取付け方法は何等提
案されていない。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的は、位置決めが容易なベアチップCC
Dの取付け方法を提供することにある。また、本発明の
第2の目的は、ベアチップCCDの撮像面に塵埃等が付着
しないベアチップCCDの取付け方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のベアチップCCDの取付け方法は、ベアチップCCDを基
板に設け、該基板を光学系を支持する鏡胴に取付けるベ
アチップCCDの取付け方法において、前記ベアチップの
位置決めは、前記基板を鏡胴に対して位置決めするもの
である。
【0009】ベアチップCCDに比べ大きな基板を用いて
位置決めを行なうことにより、位置決めが容易である。
ここで、前記基板は、貫通した穴と該穴の周縁に形成さ
れた端子とを有し、前記ベアチップCCDは、前記基板の
穴の開放面に対向する撮像面と、該撮像面の周縁に形成
され、前記基板の端子に接続される端子とを有し、前記
基板と前記ベアチップCCDとの隙間は充填剤で封止する
ことが望ましい。
【0010】基板とベアチップCCDとの隙間を充填剤で
封止したことにより、鏡胴外部から鏡胴内部への塵埃等
の侵入を防止し、更に、ベアチップCCDへの塵埃等の付
着を防止できる。
【0011】また、前記基板と前記鏡胴との取付けは、
接着またはねじ止めのうち少なくとどちらか一方である
ことが望ましい。前記基板のベアチップCCD取付け面と
反対側の面に、前記穴の開放面を覆うように光学フィル
タを取付けてもよい。
【0012】このようにすることで、ベアチップCCDの
撮像面上に、穴の壁面と光学フィルタとで形成される閉
空間が形成され、ベアチップCCDの撮像面への塵埃の付
着が防止できる。
【0013】更に、CCDの撮像面と光学フィルタとの距
離が、従来のパッケージCCDを用いた場合に比べ短くで
き、光学フィルタが解折によるローパスフィルタの場
合、解析効果が大きくなり、モアレの発生を抑えること
ができる。
【0014】更に又、光学系と撮像面との距離が短くな
ることで、小型化または光学設計上の自由度が大きくな
る。又、前記基板のベアチップCCD取付け面と反対側の
面に、前記穴に嵌合する光学フィルタを設けるようにし
てもよい。
【0015】このようにすることで、上記効果に加え、
光学フィルタ自体の位置決めも容易となり、工数の削
減,コスト低減に寄与する。更に、前記フィルタは複数
枚のフィルタからなる積層構造であり、基板側のフィル
タは前記基板の貫通した穴に嵌合し、反基板側のフィル
タは前記穴より大きな形状である段付き構造としてもよ
い。
【0016】光学フィルタの穴に嵌合する部分の厚さを
基板の穴の深さより短く設定することで、光学フィルタ
がベアチップCCDの撮像面に当たり、撮像面にキズや変
形が発生する恐れがなくなる。
【0017】又、前記接着は鏡胴の全周にわたってなさ
れることが望ましい。接着を鏡胴の全周にわたって行な
うことで、基板と鏡胴との隙間から塵埃等が鏡胴内に侵
入するのを防止できる。
【0018】基板の光軸に対して直交する平面内の位置
決めの方法の第1の例として、前記ベアチップCCDから
の画像をモニタリングしながら、前記基板を調整する方
法があり、第2の例としては、前記鏡胴と前記基板とに
形成された位置決め構造で行なうものがある。
【0019】更に、前記ベアチップCCDの光軸方向とあ
おり方向の位置決めは、前記鏡胴に設けられ、前記光軸
の方向の位置決めがなされ、かつ、前記光軸に対して直
交する平面に前記基板を突き当てる方法がある。
【0020】このように、光軸方向とあおり方向の位置
決めを突き当てとしたことにより、接着等の方法におけ
る経時変化,湿度等の伸縮による影響が少なくなる。更
に、光軸方向の移動が規制されているので、光軸に対し
て直交する平面内の調整(回転,中心出し)が容易とな
る。
【0021】上記光軸とあおり方向の位置決めの一例と
しては、前記鏡胴の内筒面に光学フィルタのベアチップ
CCDとの対向面と反対側の面が当接する係止部を設け、
前記光学フィルタのベアチップCCDとの対向面と前記基
板との間に、前記鏡胴の内筒面に全周にわたって当接す
る弾性部材を圧入する方法がある。
【0022】このようにすることで、ベアチップCCDの
撮像面上に、弾性部材と光学フィルタとで構成される閉
空間が形成され、ベアチップCCDの撮像面への塵埃の付
着が防止できる。
【0023】更に、ベアチップCCDの撮像面と光学フィ
ルタとの距離が、従来のパッケージCCDを用いた場合に
比べ箱体を用いていない分だけ短くでき、光学フィルタ
が解折によるローパスフィルタの場合、解析効果が大き
くなり、モアレの発生を抑えることができる。
【0024】また、このような弾性部材は、図23に示
すように従来のパッケージCCDの場合でも用いられてい
るが、従来例の場合は、パッケージCCD4上を押接する
構造となっているので、弾性部材の内径を大きく設定で
きない。しかし、本発明方法の弾性部材は、基板に押接
するので、内径は大きく設定できる。従って、被写体光
線と弾性部材の内壁との距離を大きくとることができ、
光学的な問題点(フレア,ゴースト)が発生しにくい。
【0025】位置決めの方法としては、光学系で必要と
するエリアより大きな有効画素エリアを有したベアチッ
プCCDを用い、光軸に対して直交する平面内の調整を行
なわない方法もある。
【0026】即ち、ラフに基板を鏡胴に取付けても、光
学系で得られた画像が必ず撮像面に結像するような大き
な撮像面を有するベアチップCCDを用い、不要な画像デ
ータは使用しないことにすればよい。
【0027】又、ピントずれ補正回路を付加し、あおり
方向の位置調整を行なわない方法もある。
【0028】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。 (1) 第1の実施の形態例 図1は本発明の第1の実施の形態例の分解斜視図、図2
は図1において組立て後の図、図3は図2における光軸
方向の断面図、図4は図2におけるA方向矢視図、図5
は図1における基板とベアチップCCDとの取付けを説明
する図である。
【0029】これらの図において、11は光学系12を
支持する断面形状が矩形の鏡胴である。14はベアチッ
プCCD13が設けられた矩形の基板である。次に、ベア
チップCCD13と基板14との取付けを、図5を用いて
説明する。基板14には、貫通した穴14aが形成さ
れ、更に、穴14aの周縁には端子14bが形成されて
いる。
【0030】一方、ベアチップCCD13は撮像面13a
が基板14の穴14aの開放面に対向するように配設さ
れる。又、撮像面13aの周縁には、基板14の端子1
4bに半田15を用いて接続される端子13bが形成さ
れている。
【0031】そして、基板14とベアチップCCD13と
の隙間は絶縁性を有する接着剤等の充填剤16で封止さ
れている。次に、図1〜図4を用いてベアチップCCD1
3が設けられた基板14と鏡胴11との取付け及び位置
調整方法を説明する。矩形の基板14の各辺の略中央部
には、矩形の切り欠き14bが形成されている。一方、
鏡胴11の端面11a上には、基板14の各切り欠き1
4bに係合可能な4つの係合爪11bが形成されてい
る。
【0032】これら各係合爪11bは、端面11aより
光軸方向に延出し、断面形状が矩形の基部11cと、基
部11cの先端部より光軸方向に向かって折曲し、基板
14と対向する折曲部11dからとから構成されてい
る。そして、基部11cの断面形状は、基板14の切り
欠き14bより小さく設定されている。従って、係合爪
11bが基板14に係合している状態でも、基板11b
は鏡胴11の端面11a上で所定の範囲内で移動可能と
なっている。
【0033】又、折曲部11dの基板14との対向面は
基準面11eとなっている。この基準面11eは、光軸
に対して直交する平面であり、ベアチップCCD13が設
けられた基板14が当接することにより、ベアチップCC
D13の撮像面の光軸方向の位置決め及びあおり方向の
位置決めがなされるものである。
【0034】又、図3に示すように、鏡胴11内には、
水晶フィルタや赤外カットフィルタ等の光学フィルタ1
7が配設されている。鏡胴11の内筒面には、光学フィ
ルタ17のベアチップCCD13との対向面と反対側の面
が当接する係止部11fが設けられ、更に、光学フィル
タ17のベアチップCCD13との対向面と基板14との
間には、鏡胴11の内筒面に全周にわたって当接するゴ
ムや樹脂等の弾性部材18が圧入されている。
【0035】次に、上記構成の調整方法を説明する。圧
入された弾性部材18の弾性力により、ベアチップCCD
13が設けられた基板14は係合爪11bの基準面11
eに突き当たり(押接し)、ベアチップCCD13の撮像面
の光軸方向の位置決め及びあおり方向の位置決めがなさ
れる。
【0036】次に、基板13は鏡胴11の端面11a上
で所定の範囲内で移動可能であるので、ベアチップCCD
13の撮像面の光軸方向の位置決め及びあおり方向の位
置決めがなされた状態で、図4に示すように光軸に対し
て直交する平面内の調整(回転調整,中心出し調整)を行
なう。尚、この回転調整,中心出し調整は、所定のテス
トパターンを撮像し、ベアチップCCD13からの画像デ
ータをモニターに表示し、調整を行なう。
【0037】そして、これらの調整が完了したならば、
係合爪11bと基板14とを接着剤19を用いて接着す
る。上記方法によれば、ベアチップCCD13に比べ大き
な基板14を用いて位置決めを行なうことにより、位置
決めが容易となる。
【0038】又、圧入された弾性部材18の弾性力によ
り、ベアチップCCD13が設けられた基板14は係合爪
11bの基準面11eに突き当たり(押接し)、ベアチッ
プCCD13の撮像面の光軸方向の位置決め及びあおり方
向の位置決めがなされた状態で、図16に示すように、
光軸に対して直交する平面内の調整(回転調整,中心出し
調整)を容易に行なうことができる。
【0039】また、基板14とベアチップCCD13との
隙間を充填剤で封止したことにより、鏡胴11外部から
鏡胴11内部への塵埃等の侵入を防止し、更に、ベアチ
ップCCD13の撮像面への塵埃等の付着を防止できる。
【0040】更に、光軸方向とあおり方向の位置決めを
基板14の基準面11eへの突き当てとしたことによ
り、接着等の方法における経時変化,湿度等の伸縮によ
る影響が少なくなる。
【0041】更にまた、ベアチップCCD13の撮像面上
に、弾性部材18と光学フィルタ17とで構成される閉
空間が形成され、ベアチップCCD13の撮像面への塵埃
の付着が防止できる。
【0042】また、ベアチップCCD13の撮像面と光学
フィルタ17との距離が、箱体を使用していない分だ
け、従来のパッケージCCDを用いた場合に比べ短くで
き、光学フィルタ17が解折によるローパスフィルタの
場合、解析効果が大きくなり、モアレの発生を抑えるこ
とができる。
【0043】更に、本実施の形態例での弾性部材18
は、図23に示すような従来のパッケージCCDの場合で
も用いられているが、従来例の場合は、パッケージCCD
上を押接する構造となっているので、弾性部材の内径を
大きく設定できない。しかし、本実施の形態例の弾性部
材18は、基板14に押接するので、内径は大きく設定
できる。従って、被写体光線と弾性部材の内壁との距離
を大きくとることができ、光学的な問題点(フレア,ゴー
スト)が発生しにくい。 (2) 第2の実施の形態例 次に、図6を用いて本発明の第2の形態例を説明する。
図6は第2の実施の形態例の主要部の構成図である。
尚、本発明の第1の実施の形態例を説明する図1〜図5
と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略す
る。
【0044】本実施の形態例と、第1の実施の形態例と
の相違点は、基板の光軸に対して直交する平面内の位置
決めの方法である。具低的には、第1の実施の形態例で
は、基板14の光軸に対して直交する平面内の調整(回
転調整,中心出し調整)は、所定のテストパターンを撮像
し、ベアチップCCD13からの画像データをモニターに
表示し、調整を行なった。
【0045】本実施の形態例では、図7に示すように、
鏡胴11の基端面を基板14の光軸方向の基準面11j
とし、基端面の一方の側面に水平方向の突き当て突起1
1hを、基端面の上面に垂直方向の突き当て突起11i
を形成し、基板14にこれら突き当て突起11h,11
iに係合する切り欠き14h,14iを形成した点であ
る。
【0046】このような構成によれば、基板14を鏡胴
11の基準面11jに押し付け、基板14の光軸方向の
位置決めがなされた状態で、基板14の切り欠き11h
が鏡胴11の基端面の突き当て突起11hがに当接する
ことで、基板14の水平方向の位置決めが、基板14の
切り欠き11iが鏡胴11の基端面の突き当て突起11
iに当接することで、基板14の垂直方向の位置決め
が、また、基板の切り欠き14h,14iが鏡胴11の
突き当て突起11h,11iに係合することで、基板1
4の回転方向の位置決めがそれぞれなされる。
【0047】尚、本実施の形態例は上記実施の形態例に
限定するものではない。上記実施の形態例では、鏡胴1
1の基端面の一方の側面に水平方向の突き当て突起11
hを、基端面の上面に垂直方向の突き当て突起11iを
形成したが、鏡胴11の基端面の他方の端面に水平方向
の突き当て突起を、基端面の下面に垂直方向の突き当て
突起を形成してもよい。
【0048】また、上記位置決め機構において、突き当
て突起11h,11i及び切り欠き14h,14iの寸法
精度を厳密にしなくても、基板14の中心位置決めは、
鏡胴11の光学系の撮像エリアを大きめに設定したり、
また、後述の第12の実施の形態例で説明するCCDの撮
像エリアを大きめに設定したりすることにより、回避で
きる。 (3) 第3の実施の形態例 次に、図7を用いて本発明の第3の形態例を説明する。
図7は第3の実施の形態例の主要部の構成図である。
尚、本発明の第2の実施の形態例を説明する図6と同一
部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0049】本実施の形態例と、第2の実施の形態例と
の相違点は、鏡胴11に2つの突起11k,11lを形
成し、基板14に鏡胴11の突起11kに係合する切り
欠き穴14kと、鏡胴11の突起11lに係合する穴1
1lを形成した点である。
【0050】上記構成によれば、基板14を鏡胴11の
基準面11jに押し付け、基板14の光軸方向の位置決
めがなされた状態で、基板14の切り欠き穴14k,1
4Lが鏡胴11の突起11k,11Lに嵌合すること
で、基板14の光軸に対して垂直な平面上の位置決め
(回転調整,中心出し調整)がなされる。
【0051】また、第2の実施の構成例と同様に、上記
位置決め機構において、突き当て突起11h,11i及
び切り欠き14h,14iの寸法精度を厳密にしなくて
も、基板14の中心位置決めは、鏡胴11の光学系の撮
像エリアを大きめに設定したり、また、後述の第12の
実施の形態例で説明するCCDの撮像エリアを大きめに設
定したりすることにより、回避できる。 (4) 第4の実施の形態例 次に、図8及び図9を用いて第4の実施の形態例を説明
する。図8は第4の実施の形態例の断面構成図、図9は
図8における主要部分の斜視図である。
【0052】尚、図8及び図9において、第1の実施の
形態例の図1から図5と同一部分には同一符号を付し、
それらの説明は省略する。これらの図において、鏡胴2
1の端面は、光軸に対して直交する平面であり、ベアチ
ップCCD13が設けられた基板14が当接することによ
り、ベアチップCCD13の撮像面の光軸方向の位置決め
及びあおり方向の位置決めがなされる基準面21aとな
っている。
【0053】次に、上記構成の調整方法を説明する。ベ
アチップCCD13が設けられた基板14を鏡胴21の基
準面21aに突き当てた状態で、即ち、ベアチップCCD
13の撮像面の光軸方向の位置決め及びあおり方向の位
置決めがなされた状態で、光軸に対して直交する平面内
の調整(回転調整,中心出し調整)を行なう。尚、この回
転調整,中心出し調整は、所定のテストパターンを撮像
し、ベアチップCCD13からの画像データをモニターに
表示し、調整を行なう。
【0054】そして、これらの調整が完了したならば、
鏡胴21と基板14との境界部分を全周にわたって接着
剤22を用いて接着する。上記方法によれば、ベアチッ
プCCD13に比べ大きな基板14を用いて位置決めを行
なうことにより、位置決めが容易となる。
【0055】又、基板14を鏡胴21の基準面21aに
突き当て、ベアチップCCD13の撮像面の光軸方向の位
置決め及びあおり方向の位置決めがなされた状態で、光
軸に対して直交する平面内の調整(回転調整,中心出し調
整)を容易に行なうことができる。
【0056】鏡胴21と基板14との境界部分を全周に
わたって接着剤22を用いて接着したことにより、ま
た、基板14とベアチップCCD13との隙間を充填剤で
封止したことにより、鏡胴11外部から鏡胴11内部へ
の塵埃等の侵入を防止し、更に、ベアチップCCD13の
撮像面への塵埃等の付着を防止できる。
【0057】更に、光軸方向とあおり方向の位置決めを
基板14の基準面21aへの突き当てとしたことによ
り、接着等の方法における経時変化,湿度等の伸縮によ
る影響が少なくなる。
【0058】また、ベアチップCCD13の撮像面と光学
フィルタ17との距離が、箱体を使用していない分だ
け、従来のパッケージCCDを用いた場合に比べ短くで
き、光学フィルタ17が解折によるローパスフィルタの
場合、解析効果が大きくなり、モアレの発生を抑えるこ
とができる。 (5) 第5の実施の形態例 次に、図10を用いて第5の実施の形態例を説明する。
図10は第5の実施の形態例を説明する断面図である。
尚、図10において、第1の実施の形態例の図1から図
5と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略
する。
【0059】これらの図において、鏡胴31の端面は、
光軸に対して直交する平面であり、ベアチップCCD13
が設けられた基板14が当接することにより、ベアチッ
プCCD13の撮像面の光軸方向の位置決め及びあおり方
向の位置決めがなされる基準面31aとなっている。こ
の基準面31aには、同一円周上に略同一ピッチで複数
のめねじ穴31bが形成されている。
【0060】また、基板14にも、めねじ穴31bに対
向する穴14dが形成されている。尚、穴14dはめね
じ穴31bの径より大きな幅の円弧状の長穴となってい
る。次に、上記構成の調整方法を説明する。ベアチップ
CCD13が設けられた基板14を鏡胴31の基準面31
aに突き当てた状態で、即ち、ベアチップCCD13の撮
像面の光軸方向の位置決め及びあおり方向の位置決めが
なされた状態で、光軸に対して直交する平面内の調整
(回転調整,中心出し調整)を行なう。尚、この回転調整,
中心出し調整は、所定のテストパターンを撮像し、ベア
チップCCD13からの画像データをモニターに表示し、
調整を行なう。
【0061】そして、これらの調整が完了したならば、
めねじ穴31bに螺合可能なねじ32及びスプリングワ
ッシャ33を用いて、基板14を鏡胴31に固定する。
更に、鏡胴31と基板14との境界部分を全周にわたっ
て接着剤34を塗布する。
【0062】上記方法によれば、ベアチップCCD13に
比べ大きな基板14を用いて位置決めを行なうことによ
り、位置決めが容易となる。又、基板14を鏡胴31の
基準面31aに突き当て、ベアチップCCD13の撮像面
の光軸方向の位置決め及びあおり方向の位置決めがなさ
れた状態で、光軸に対して直交する平面内の調整(回転
調整,中心出し調整)を容易に行なうことができる。
【0063】鏡胴21と基板14との境界部分を全周に
わたって接着剤22を用いて塗布したことにより、ま
た、基板14とベアチップCCD13との隙間を充填剤で
封止したことにより、鏡胴11外部から鏡胴11内部へ
の塵埃等の侵入を防止し、更に、ベアチップCCD13の
撮像面への塵埃等の付着を防止できる。
【0064】更に、光軸方向とあおり方向の位置決めを
基板14の基準面31aへの突き当てとしたことによ
り、接着等の方法における経時変化,湿度等の伸縮によ
る影響が少なくなる。
【0065】また、ベアチップCCD13の撮像面と光学
フィルタ17との距離が、箱体を使用していない分だ
け、従来のパッケージCCDを用いた場合に比べ短くで
き、光学フィルタ17が解折によるローパスフィルタの
場合、解析効果が大きくなり、モアレの発生を抑えるこ
とができる。
【0066】尚、本発明は上記実施の形態例に限定する
ものではない。上記実施の形態例では、基板14と鏡胴
31との取付けは、ねじ32のめねじ穴31bへの螺合
により行なったが、タッピングねじを用いて基板14と
鏡胴31との取付けを行なってもよい。 (6) 第6の実施の形態例 次に、図11及び図12を用いて第6の実施の形態例を
説明する。図11は第6の実施の形態例の断面構成図、
図12は図11における主要部分の斜視図である。尚、
図11及び図12において、第4の実施の形態例の図8
及び図9と同一部分には同一符号を付し、それらの説明
は省略する。
【0067】本実施の形態例と第4の実施の形態例との
相違点は、光学フィルタ17と基板14との間に鏡胴2
1の内壁面全周にわたって当接する弾性部材41を圧入
し、接着剤42を用いた基板14と鏡胴21との取付け
は、接着剤42を鏡胴の全周にわたって塗布するのでは
なく、図12に示すように、要所要所(具体的には、各
辺の略中央部近傍)にとどめた点である。
【0068】上記方法によれば、ベアチップCCD13に
比べ大きな基板14を用いて位置決めを行なうことによ
り、位置決めが容易となる。又、基板14を鏡胴21の
基準面21aに突き当て、ベアチップCCD13の撮像面
の光軸方向の位置決め及びあおり方向の位置決めがなさ
れた状態で、光軸に対して直交する平面内の調整(回転
調整,中心出し調整)を容易に行なうことができる。
【0069】また、基板14とベアチップCCD13との
隙間を充填剤で封止したことにより、鏡胴11外部から
鏡胴11内部への塵埃等の侵入を防止し、更に、ベアチ
ップCCD13の撮像面への塵埃等の付着を防止できる。
【0070】更に、光軸方向とあおり方向の位置決めを
基板14の基準面21aへの突き当てとしたことによ
り、接着等の方法における経時変化,湿度等の伸縮によ
る影響が少なくなる。
【0071】更にまた、ベアチップCCD13の撮像面上
に、弾性部材41と光学フィルタ17とで構成される閉
空間が形成され、ベアチップCCD13の撮像面への塵埃
の付着が防止できる。
【0072】また、ベアチップCCD13の撮像面と光学
フィルタ17との距離が、箱体を使用していない分だ
け、従来のパッケージCCDを用いた場合に比べ短くで
き、光学フィルタ17が解折によるローパスフィルタの
場合、解析効果が大きくなり、モアレの発生を抑えるこ
とができる。
【0073】更に、本実施の形態例での弾性部材41
は、図23に示すような従来のパッケージCCDの場合で
も用いられているが、従来例の場合は、パッケージCCD
上を押接する構造となっているので、弾性部材の内径を
大きく設定できない。しかし、本実施の形態例の弾性部
材41は、基板14に押接するので、内径は大きく設定
できる。従って、被写体光線と弾性部材の内壁との距離
を大きくとることができ、光学的な問題点(フレア,ゴー
スト)が発生しにくい。 (7) 第7の実施の形態例 次に、図13を用いて第7の実施の形態例を説明する。
図13は第7の実施の形態例の断面構成図である。尚、
図13において、第5の実施の形態例の図10と同一部
分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0074】本実施の形態例と第5の実施の形態例との
相違点は、光学フィルタ17と基板14との間に鏡胴2
1の内壁面全周にわたって当接する弾性部材51を圧入
し、第5の実施の形態例のような接着剤の鏡胴全周にわ
たる塗布を行なわない点である。
【0075】上記方法によれば、ベアチップCCD13に
比べ大きな基板14を用いて位置決めを行なうことによ
り、位置決めが容易となる。又、基板14を鏡胴31の
基準面31aに突き当て、ベアチップCCD13の撮像面
の光軸方向の位置決め及びあおり方向の位置決めがなさ
れた状態で、光軸に対して直交する平面内の調整(回転
調整,中心出し調整)を容易に行なうことができる。
【0076】また、基板14とベアチップCCD13との
隙間を充填剤で封止したことにより、鏡胴11外部から
鏡胴11内部への塵埃等の侵入を防止し、更に、ベアチ
ップCCD13の撮像面への塵埃等の付着を防止できる。
【0077】更に、光軸方向とあおり方向の位置決めを
基板14の基準面31eへの突き当てとしたことによ
り、接着等の方法における経時変化,湿度等の伸縮によ
る影響が少なくなる。
【0078】更にまた、ベアチップCCD13の撮像面上
に、弾性部材51と光学フィルタ17とで構成される閉
空間が形成され、ベアチップCCD13の撮像面への塵埃
の付着が防止できる。
【0079】また、ベアチップCCD13の撮像面と光学
フィルタ17との距離が、箱体を使用していない分だ
け、従来のパッケージCCDを用いた場合に比べ短くで
き、光学フィルタ17が解折によるローパスフィルタの
場合、解析効果が大きくなり、モアレの発生を抑えるこ
とができる。
【0080】更に、本実施の形態例での弾性部材41
は、図23に示すような従来のパッケージCCDの場合で
も用いられているが、従来例の場合は、パッケージCCD
上を押接する構造となっているので、弾性部材の内径を
大きく設定できない。しかし、本実施の形態例の弾性部
材41は、基板14に押接するので、内径は大きく設定
できる。従って、被写体光線と弾性部材の内壁との距離
を大きくとることができ、光学的な問題点(フレア,ゴー
スト)が発生しにくい。 (8) 第8の実施の形態例 図14及び図15を用いて第8の実施の形態例を説明す
る。図14は第8の実施の形態例の断面構成図、図15
は図14における斜視図である。尚、図14及び図15
において、第1の実施の形態例における図5と同一部分
には、同一付後を付し、それらの説明は省略する。
【0081】本実施の形態例は、光学フィルタの取付け
方法である。即ち、第1〜第7の実施の形態例における
光学フィルタは鏡胴の内壁面に取付けられるものであっ
た。本実施の形態例においては、図14及び図15に示
すように、基板14のベアチップCCD取付け面と反対側
の面に、穴14aの開放面を覆うように光学フィルタ6
1を接着剤62を用いて取付けたものである。
【0082】このようにすることで、ベアチップCCD1
3の撮像面上に、穴14aの壁面と光学フィルタ61と
で形成される閉空間が形成され、ベアチップCCD13の
撮像面への塵埃の付着が防止できる。
【0083】更に、ベアチップCCD13の撮像面と光学
フィルタ61との距離が、従来のパッケージCCDを用い
た場合に比べ短くでき、光学フィルタ61が解折による
ローパスフィルタの場合、解析効果が大きくなり、モア
レの発生を抑えることができる。
【0084】更に又、光学系と撮像面との距離が短くな
ることで、小型化または光学設計上の自由度が大きくな
る。 (9) 第9の実施の形態例 図16及び図17を用いて第9の実施の形態例を説明す
る。図16は第9の実施の形態例の断面構成図、図17
は図16における斜視図である。尚、図16及び図17
において、第1の実施の形態例における図5と同一部分
には、同一付後を付し、それらの説明は省略する。本実
施の形態例も、光学フィルタの取付け方法である。
【0085】本実施の形態例においては、図16及び図
17に示すように、基板14のベアチップCCD13取付
け面と反対側の面に、穴14aに嵌合する光学フィルタ
71を設けるようにした。
【0086】このようにすることで、このようにするこ
とで、第8の実施の形態例における効果に加え、光学フ
ィルタ自体の位置決めも容易となり、工数の削減,コス
ト低減を図ることができる。 (10) 第10の実施の形態例 図18及び図19を用いて第10の実施の形態例を説明
する。図18は第10の実施の形態例の断面構成図、図
19は図18における斜視図である。尚、図18及び図
17において、第1の実施の形態例における図5と同一
部分には、同一付後を付し、それらの説明は省略する。
本実施の形態例も、光学フィルタの取付け方法である。
【0087】光学フィルタ81は複数枚のフィルタから
なる積層構造である。よって、基板14側の光学フィル
タ81は基板14の貫通した穴14aに嵌合し、反基板
側の光学フィルタ81は穴14aより大きな形状である
段付き構造とした。
【0088】このようにすることで、第9の実施の形態
例の効果に加え、光学フィルタ81の穴14aに嵌合す
る部分の厚さtを基板の穴の深さ(D)より短く設定するこ
とで、光学フィルタ81がベアチップCCD13の撮像面
に当たり、撮像面にキズや変形が発生する恐れがなくな
る。 (11) 第11の実施の形態例 図20を用いて第11の実施の形態例を説明する。図2
0は第11の実施の形態例の構成図である。
【0089】図において、91は鏡胴、92はベアチッ
プCCD93が設けられた基板である。基板92は撮像装
置本体に設けられ、光軸に対して垂直な平面上で移動可
能となっている。
【0090】94は基板92を光軸に対して略垂直な平
面上において、水平方向に付勢するスプリング、95は
基板92の水平方向の移動を禁止するねじである。96
は基板92を光軸に対して垂直な平面上において、垂直
方向に付勢するスプリング、97は基板92の垂直方向
の移動を禁止するねじである。
【0091】98,99,100は基板92を光軸に対し
て垂直な平面上において、あおり方向に付勢するスプリ
ング、101,102,103はこれらスプリング98,
99,100に対向するように設けられ、スプリング9
8,99,100によってあおられた基板92の移動を規
制するねじである。
【0092】このような構成においてのベアチップCCD
93の位置調整方法を説明する。まず、基板92の光軸
に対して垂直な平面上の位置調整を行なう。具体的に
は、所定のテストパターンをベアチップCCD93を用い
て撮影し、ベアチップCCD93からの映像右信号を映像
信号処理回路104を介してモニター105に写す。こ
のモニター105の画像を見ながら、各ねじ95,97,
101,102,103を調整し、あおり,中心位置調整
を行なう。
【0093】次に、鏡胴91と基板92を固定し、鏡胴
91を回転させることにより、回転調整を行ない、最後
に鏡胴回転止めねじ106を締めて、調整を終了する。
このように方法によれば、ベアチップCCD93に比べ大
きな基板92を用いて位置決めを行なうことにより、位
置決めが容易となる。
【0094】尚、本実施例で、ベアチップCCD93と基
板92との取付けにおいて、両者の平行度が良好な場合
は、あおりの調整が不要となり、スプリング98,99,
100及びねじ101,102,103は不要となる。 (12) 第12の実施の形態例 図21を用いて第12の実施の形態例を説明する。図2
1は第12の実施の形態例の構成図である。尚、第11
の実施の形態例を説明する図20と同一部分には同一符
号を付し、それらの説明は省略する。
【0095】本実施の形態例は、基板110上に設けら
れるベアチップCCD111は光学系で必要とするエリアC
より大きな有効画素エリアDを有している。このような
方法によれば、ラフに基板110を鏡胴に取付けても、
光学系で得られた画像が必ず撮像面に結像するような大
きな有効画素エリアDを有するベアチップCCD111を用
い、不要な画像データは使用しないことにすれば、ベア
チップCCD111の光軸に対して直交する平面内の位置
調整を不要とすることができる。 (13) 第13の実施の形態例 図22を用いて第13の実施の形態例を説明する。図2
2は第13の実施の形態例の構成図である。尚、第12
の実施の形態例を説明する図21と同一部分には同一符
号を付し、それらの説明は省略する。
【0096】近年、ピントのずれた画像やカメラの手振
れの影響で劣化した画像からシャープな画像を復元する
手法が提案されている(例えば、ブラインドデコンボリ
ューションによる像回復/小松進一/早稲田大学,1991年
第22回画像工学コンファレンス)。
【0097】本実施例は、A/D変換回路121及びこの
手法を用いたピントずれ補正回路120を用いて、ベア
チップCCD111の映像出力を補正するものである。こ
のようにすることにより、ベアチップCCD111は光軸
中心に取付ける際に、あおり方向はある程度ラフに取付
けても、ピントずれ補正回路120により、あおりによ
って劣化した像の回復を行なうことができる。
【0098】
【発明の効果】以上述べたように本発明のベアチップCC
Dの取付け方法によれば、ベアチップCCDに比べ大きな基
板を用いて位置決めを行なうことにより、位置決めが容
易である。
【0099】基板とベアチップCCDとの隙間を充填剤で
封止したことにより、鏡胴外部から鏡胴内部への塵埃等
の侵入を防止し、更に、ベアチップCCDへの塵埃等の付
着を防止できる。
【0100】前記基板のベアチップCCD取付け面と反対
側の面に、前記穴の開放面を覆うように光学フィルタを
取付けることにより、ベアチップCCDの撮像面上に、穴
の壁面と光学フィルタとで形成される閉空間が形成さ
れ、ベアチップCCDの撮像面への塵埃の付着が防止でき
る。
【0101】更に、CCDの撮像面と光学フィルタとの距
離が、従来のパッケージCCDを用いた場合に比べ短くで
き、光学フィルタが解折によるローパスフィルタの場
合、解析効果が大きくなり、モアレの発生を抑えること
ができる。
【0102】更に又、光学系と撮像面との距離が短くな
ることで、小型化または光学設計上の自由度が大きくな
る。又、前記基板のベアチップCCD取付け面と反対側の
面に、前記穴に嵌合する光学フィルタを設けるようにし
たことにより、上記効果に加え、光学フィルタ自体の位
置決めも容易となり、工数の削減,コスト低減に寄与す
る。
【0103】更に、前記フィルタは複数枚のフィルタか
らなる積層構造であり、基板側のフィルタは前記基板の
貫通した穴に嵌合し、反基板側のフィルタは前記穴より
大きな形状である段付き構造としたことにより、光学フ
ィルタの穴に嵌合する部分の厚さを基板の穴の深さより
短く設定することで、光学フィルタがベアチップCCDの
撮像面に当たり、撮像面にキズや変形が発生する恐れが
なくなる。
【0104】接着を鏡胴の全周にわたって行なうこと
で、基板と鏡胴との隙間から塵埃等が鏡胴内に侵入する
のを防止できる。更に、前記ベアチップCCDの光軸方向
とあおり方向の位置決めは、前記鏡胴に設けられ、前記
光軸の方向の位置決めがなされ、かつ、前記光軸に対し
て直交する平面に前記基板を突き当てる方法がある。
【0105】このように、光軸方向とあおり方向の位置
決めを突き当てとしたことにより、接着等の方法におけ
る経時変化,湿度等の伸縮による影響が少なくなる。更
に、光軸方向の移動が規制されているので、光軸に対し
て直交する平面内の調整(回転,中心出し)が容易とな
る。
【0106】上記光軸とあおり方向の位置決めの一例と
しては、前記鏡胴の内筒面に光学フィルタのベアチップ
CCDとの対向面と反対側の面が当接する係止部を設け、
前記光学フィルタのベアチップCCDとの対向面と前記基
板との間に、前記鏡胴の内筒面に全周にわたって当接す
る弾性部材を圧入する方法がある。
【0107】このようにすることで、ベアチップCCDの
撮像面上に、弾性部材と光学フィルタとで構成される閉
空間が形成され、ベアチップCCDの撮像面への塵埃の付
着が防止できる。
【0108】更に、ベアチップCCDの撮像面と光学フィ
ルタとの距離が、従来のパッケージCCDを用いた場合に
比べ箱体を用いていない分だけ短くでき、光学フィルタ
が解折によるローパスフィルタの場合、解析効果が大き
くなり、モアレの発生を抑えることができる。
【0109】また、このような弾性部材は、図23に示
すように従来のパッケージCCDの場合でも用いられてい
るが、従来例の場合は、パッケージCCD4上を押接する
構造となっているので、弾性部材の内径を大きく設定で
きない。しかし、本発明方法の弾性部材は、基板に押接
するので、内径は大きく設定できる。従って、被写体光
線と弾性部材の内壁との距離を大きくとることができ、
光学的な問題点(フレア,ゴースト)が発生しにくい。
【0110】位置決めの方法としては、光学系で必要と
するエリアより大きな有効画素エリアを有したベアチッ
プCCDを用い、光軸に対して直交する平面内の調整を行
なわない方法もある。
【0111】即ち、ラフに基板を鏡胴に取付けても、光
学系で得られた画像が必ず撮像面に結像するような大き
な撮像面を有するベアチップCCDを用い、不要な画像デ
ータは使用しないことにすればよい。
【0112】又、ピントずれ補正回路を付加し、あおり
方向の位置調整を行なわない方法もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例の分解斜視図であ
る。
【図2】図1において組立て後の図である。
【図3】図2における光軸方向の断面図である。
【図4】図2におけるA方向矢視図である。
【図5】図1における基板とベアチップCCDとの取付け
を説明する図である。
【図6】第2の実施の形態例の主要部の構成図である。
【図7】第3の実施の形態例の主要部の構成図である。
【図8】第4の実施の形態例の断面構成図である。
【図9】図8における主要部分の斜視図である。
【図10】第5の実施の形態例の断面構成図である。
【図11】第6の実施の形態例の断面構成図である。
【図12】図11における主要部分の斜視図である。
【図13】第7の実施の形態例の断面構成図である。
【図14】第8の実施の形態例の断面構成図である。
【図15】図14における斜視図である。
【図16】第9の実施の形態例の断面構成図である。
【図17】図16における斜視図である。
【図18】第10の実施の形態例の断面構成図である。
【図19】図18における斜視図である。
【図20】第11の実施の形態例の構成図である。
【図21】第12の実施の形態例の構成図である。
【図22】第13の実施の形態例の構成図である。
【図23】従来のパッケージに封入されたCCDチップの
取付け構造の一例を説明する図である。
【符号の説明】
11 鏡胴 13 ベアチップCCD 14 基板

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベアチップCCDを基板に設け、該基板を
    光学系を支持する鏡胴に取付けるベアチップCCDの取付
    け方法において、 前記ベアチップCCDの位置決めは、前記基板を鏡胴に対
    して位置決めすることを特徴とするベアチップCCDの取
    付け方法。
  2. 【請求項2】 前記基板は、貫通した穴と該穴の周縁に
    形成された端子とを有し、 前記ベアチップCCDは、前記基板の穴の開放面に対向す
    る撮像面と、該撮像面の周縁に形成され、前記基板の端
    子に接続される端子とを有し、 前記基板と前記ベアチップCCDとの隙間は充填剤で封止
    することを特徴とする請求項1記載のベアチップCCDの
    取付け方法。
  3. 【請求項3】 前記基板と前記鏡胴との取付けは、接着
    またはねじ止めのうち少なくとどちらか一方であること
    を特徴とする請求項1または2記載のベアチップCCDの
    取付け方法。
  4. 【請求項4】 前記基板のベアチップCCD取付け面と反
    対側の面に、前記穴の開放面を覆うように光学フィルタ
    を取付けたことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに
    記載のベアチップCCDの取付け方法。
  5. 【請求項5】 前記基板のベアチップCCD取付け面と反
    対側の面に、前記穴に嵌合する光学フィルタを設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のベアチ
    ップCCDの取付け方法。
  6. 【請求項6】 前記フィルタは複数枚のフィルタからな
    る積層構造であり、基板側のフィルタは前記基板の貫通
    した穴に嵌合し、反基板側のフィルタは前記穴より大き
    な形状である段付き構造であることを特徴とする請求項
    4または5記載のベアチップCCDの取付け方法。
  7. 【請求項7】 前記接着は鏡胴の全周にわたってなされ
    ることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のベ
    アチップCCDの取付け方法。
  8. 【請求項8】 前記基板の光軸に対して直交する平面内
    の位置決めは、前記ベアチップCCDからの画像をモニタ
    リングしながら、前記基板を調整することを特徴とする
    請求項1記載のベアチップCCDの取付け方法。
  9. 【請求項9】 前記基板の光軸に対して直交する平面内
    の位置決めは、前記鏡胴と前記基板とに形成された位置
    決め構造で行なうことを特徴とする請求項1記載のベア
    チップCCDの取付け方法。
  10. 【請求項10】 前記ベアチップCCDの光軸方向とあお
    り方向の位置決めは、 前記鏡胴に設けられ、前記光軸の方向の位置決めがなさ
    れ、かつ、前記光軸に対して直交する平面に前記基板を
    突き当てることを特徴とする請求項1記載のベアチップ
    CCDの取付け方法。
  11. 【請求項11】 前記鏡胴の内筒面に光学フィルタのベ
    アチップCCDとの対向面と反対側の面が当接する係止部
    を設け、 前記光学フィルタのベアチップCCDとの対向面と前記基
    板との間に、前記鏡胴の内筒面に全周にわたって当接す
    る弾性部材を圧入したことを特徴とする請求項9または
    10記載の記載のベアチップCCDの取付け方法。
  12. 【請求項12】 光学系で必要とするエリアより大きな
    有効画素エリアを有したベアチップCCDを用い、 光軸に対して直交する平面内の調整を行なわないことを
    特徴とする請求項1記載のベアチップCCDの取付け方
    法。
  13. 【請求項13】 ピントずれ補正回路を付加し、あおり
    方向の位置調整を行なわないことを特徴とする請求項1
    記載のベアチップCCDの取付け方法。
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