JP2002134725A - 固体撮像装置 - Google Patents
固体撮像装置Info
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- JP2002134725A JP2002134725A JP2000323164A JP2000323164A JP2002134725A JP 2002134725 A JP2002134725 A JP 2002134725A JP 2000323164 A JP2000323164 A JP 2000323164A JP 2000323164 A JP2000323164 A JP 2000323164A JP 2002134725 A JP2002134725 A JP 2002134725A
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- Japan
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- solid
- lens
- imaging device
- state imaging
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- Lens Barrels (AREA)
- Cameras In General (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズと固体撮像素子との間の結像間隔の誤
差を是正するためのピント調節が不要となる固体撮像装
置の提供。 【解決手段】 互いに対向する固体撮像素子2及びレン
ズ9を備える固体撮像装置において、前記固体撮像素子
2とレンズ9との間に筒状のレンズ筒12が備えられ、
該レンズ筒12の一方の開口部には前記固体撮像素子2
が当接し、他方の開口部には前記レンズ9が当接する構
成としている。
差を是正するためのピント調節が不要となる固体撮像装
置の提供。 【解決手段】 互いに対向する固体撮像素子2及びレン
ズ9を備える固体撮像装置において、前記固体撮像素子
2とレンズ9との間に筒状のレンズ筒12が備えられ、
該レンズ筒12の一方の開口部には前記固体撮像素子2
が当接し、他方の開口部には前記レンズ9が当接する構
成としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ、電
子スチルカメラ等に用いられる固体撮像装置に関するも
のである。
子スチルカメラ等に用いられる固体撮像装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ、電子スチルカメラ等に
は、アナログ又はディジタルの録画方式に拘らずCCD
等の固体撮像素子を装備しているのが一般的である。図
2は、従来の固体撮像装置の構成を示す模式的縦断面図
である。図中1は図示しない配線パターン及びボンディ
ングパットを上面に有する基板であり、該基板の上面に
は板状の固体撮像素子2が受光部を上向きにして接着剤
3により接着され、前記基板1のボンディングパットと
前記固体撮像素子2の端子とはワイヤ4によりワイヤボ
ンディングされている。
は、アナログ又はディジタルの録画方式に拘らずCCD
等の固体撮像素子を装備しているのが一般的である。図
2は、従来の固体撮像装置の構成を示す模式的縦断面図
である。図中1は図示しない配線パターン及びボンディ
ングパットを上面に有する基板であり、該基板の上面に
は板状の固体撮像素子2が受光部を上向きにして接着剤
3により接着され、前記基板1のボンディングパットと
前記固体撮像素子2の端子とはワイヤ4によりワイヤボ
ンディングされている。
【0003】基板1の上面には、円筒状をなすハウジン
グ5の下開口端部が、固体撮像素子2が内側に位置する
ように接着剤7により気密に接着されている。ハウジン
グ5の内部には、固体撮像素子2を封止し、塵芥が付着
するのを防ぐため、カバーガラス6が取り付けられてい
る。また、ハウジング5の上開口部の外周面には雄ネジ
が形成されている。
グ5の下開口端部が、固体撮像素子2が内側に位置する
ように接着剤7により気密に接着されている。ハウジン
グ5の内部には、固体撮像素子2を封止し、塵芥が付着
するのを防ぐため、カバーガラス6が取り付けられてい
る。また、ハウジング5の上開口部の外周面には雄ネジ
が形成されている。
【0004】図中8は、一端に底部を有する筒状のレン
ズマウントであり、底部中央に孔を有し、また底部内面
には、上面が平らな凸レンズ9が該上面を接して取り付
けられている。また、レンズマウント8内周面には、ハ
ウジング5の雄ネジと螺合すべく雌ネジが形成されてお
り、ハウジング5とレンズマウント8とは螺合してい
る。レンズ9と固体撮像素子2との間隔は、レンズマウ
ント8により回転調節する。
ズマウントであり、底部中央に孔を有し、また底部内面
には、上面が平らな凸レンズ9が該上面を接して取り付
けられている。また、レンズマウント8内周面には、ハ
ウジング5の雄ネジと螺合すべく雌ネジが形成されてお
り、ハウジング5とレンズマウント8とは螺合してい
る。レンズ9と固体撮像素子2との間隔は、レンズマウ
ント8により回転調節する。
【0005】このような固体撮像装置において、レンズ
9の凸部頂点と、固体撮像素子2の画素中心点との間隔
が、所定の結像間隔Fとなることによりピントが一致す
るとした場合、結像間隔Fを構成する要素の寸法誤差の
和が、結像間隔Fの誤差の許容値以上である場合はピン
ト調節を行う必要が生じる。
9の凸部頂点と、固体撮像素子2の画素中心点との間隔
が、所定の結像間隔Fとなることによりピントが一致す
るとした場合、結像間隔Fを構成する要素の寸法誤差の
和が、結像間隔Fの誤差の許容値以上である場合はピン
ト調節を行う必要が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の固体撮像装置で
は、結像間隔Fを構成する要素のうち寸法誤差を生じさ
せるものとしては、部品の寸法、即ちハウジング5の高
さ、固体撮像素子2の厚み、及びレンズ9の凸部高さ
と、接着剤3,7の接着層の厚みとがある。
は、結像間隔Fを構成する要素のうち寸法誤差を生じさ
せるものとしては、部品の寸法、即ちハウジング5の高
さ、固体撮像素子2の厚み、及びレンズ9の凸部高さ
と、接着剤3,7の接着層の厚みとがある。
【0007】部品の寸法に生じる機械加工による誤差
は、結像間隔Fの誤差の許容値と比べて小さなものであ
るが、接着剤3,7の接着層の厚みの誤差は、接着作業
が手作業でもあることから、結像間隔Fの誤差の許容値
と比べて大きく、ピント調節は避けられない。また、固
体撮像素子2が基板1に対して傾斜して取り付けられた
場合、固体撮像素子2の縁部近傍において画素中心点に
対して点対称に位置する点における結像誤差は、許容値
を超え易く上記ピント調節では補正が不可能となること
がある。
は、結像間隔Fの誤差の許容値と比べて小さなものであ
るが、接着剤3,7の接着層の厚みの誤差は、接着作業
が手作業でもあることから、結像間隔Fの誤差の許容値
と比べて大きく、ピント調節は避けられない。また、固
体撮像素子2が基板1に対して傾斜して取り付けられた
場合、固体撮像素子2の縁部近傍において画素中心点に
対して点対称に位置する点における結像誤差は、許容値
を超え易く上記ピント調節では補正が不可能となること
がある。
【0008】また、レンズマウント8とハウジング5と
は螺合しているため、レンズマウント8を回転調節する
場合に、ネジ構造の寸法誤差により、レンズ9の光軸と
固体撮像素子2の画素中心点との位置にずれが生じる。
また、レンズマウント8をハウジング5へ螺合する際に
生じる微小の塵介が固体撮像素子2に付着するのを防ぐ
ため、高価なカバーガラス6が必要であり、部品コスト
及び製造コストが高くなる。
は螺合しているため、レンズマウント8を回転調節する
場合に、ネジ構造の寸法誤差により、レンズ9の光軸と
固体撮像素子2の画素中心点との位置にずれが生じる。
また、レンズマウント8をハウジング5へ螺合する際に
生じる微小の塵介が固体撮像素子2に付着するのを防ぐ
ため、高価なカバーガラス6が必要であり、部品コスト
及び製造コストが高くなる。
【0009】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、レンズ及び固体撮像素子を、筒状の
レンズ筒の両開口部にそれぞれ当接させた構成とするこ
とにより、レンズと固体撮像素子との間隔である結像間
隔はレンズ筒の寸法のみにより決定され、結像間隔の誤
差を是正するためのピント調節が不要であり、また、レ
ンズマウントによる回転調節をなくすることにより、レ
ンズの光軸と固体撮像素子の画素中心点との位置ずれが
生じない固体撮像装置を提供することを目的とする。
されたものであり、レンズ及び固体撮像素子を、筒状の
レンズ筒の両開口部にそれぞれ当接させた構成とするこ
とにより、レンズと固体撮像素子との間隔である結像間
隔はレンズ筒の寸法のみにより決定され、結像間隔の誤
差を是正するためのピント調節が不要であり、また、レ
ンズマウントによる回転調節をなくすることにより、レ
ンズの光軸と固体撮像素子の画素中心点との位置ずれが
生じない固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】また本発明は、前記レンズ筒に外嵌する筒
状のハウジングの一方の端部に複数のピンを有する構成
とし、基板は前記ピンを挿入するための穴を有する構成
とすることにより、ハウジングの基板への取り付けにお
ける位置決めが容易である固体撮像装置を提供すること
を目的とする。また、前記ピンの長さを前記基板の厚み
寸法より長くすることにより、位置決め穴を貫通して突
出する前記ピンの端部を別の基板との係合部とすること
ができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
状のハウジングの一方の端部に複数のピンを有する構成
とし、基板は前記ピンを挿入するための穴を有する構成
とすることにより、ハウジングの基板への取り付けにお
ける位置決めが容易である固体撮像装置を提供すること
を目的とする。また、前記ピンの長さを前記基板の厚み
寸法より長くすることにより、位置決め穴を貫通して突
出する前記ピンの端部を別の基板との係合部とすること
ができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0011】さらに本発明は、レンズマウントに代わ
り、レンズを覆うレンズカバーをレンズ筒に取り付け、
レンズ筒とレンズカバーとが気密に接合される構成と
し、また、レンズ筒とハウジングとが気密に接合される
構成とすることにより、固体撮像素子は内部に気密に封
止され、高価なカバーガラスが不要であり、製造コスト
の削減が可能である固体撮像装置を提供することを目的
とする。
り、レンズを覆うレンズカバーをレンズ筒に取り付け、
レンズ筒とレンズカバーとが気密に接合される構成と
し、また、レンズ筒とハウジングとが気密に接合される
構成とすることにより、固体撮像素子は内部に気密に封
止され、高価なカバーガラスが不要であり、製造コスト
の削減が可能である固体撮像装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る固体撮像
装置は、互いに対向する固体撮像素子及びレンズを備え
る固体撮像装置において、前記固体撮像素子とレンズと
の間に筒状のレンズ筒が備えられ、該レンズ筒の一方の
開口部には前記固体撮像素子が当接し、他方の開口部に
は前記レンズが当接していることを特徴とする。
装置は、互いに対向する固体撮像素子及びレンズを備え
る固体撮像装置において、前記固体撮像素子とレンズと
の間に筒状のレンズ筒が備えられ、該レンズ筒の一方の
開口部には前記固体撮像素子が当接し、他方の開口部に
は前記レンズが当接していることを特徴とする。
【0013】この固体撮像装置は、レンズ及び固体撮像
素子が、筒状のレンズ筒の両開口部とそれぞれ当接して
いることにより、レンズと固体撮像素子との間隔である
結像間隔はレンズ筒の寸法のみにより決定され、結像間
隔の誤差を是正するためのピント調節が不要であり、ま
た、レンズの光軸と固体撮像素子の画素中心点との位置
ずれの要因となるレンズマウントによる回転調節をなく
することができる。
素子が、筒状のレンズ筒の両開口部とそれぞれ当接して
いることにより、レンズと固体撮像素子との間隔である
結像間隔はレンズ筒の寸法のみにより決定され、結像間
隔の誤差を是正するためのピント調節が不要であり、ま
た、レンズの光軸と固体撮像素子の画素中心点との位置
ずれの要因となるレンズマウントによる回転調節をなく
することができる。
【0014】第2発明に係る固体撮像装置は、請求項1
に記載の固体撮像装置において、前記固体撮像素子が備
えられた基板と、前記レンズ筒の一方の開口部に外嵌し
前記基板に取り付けられる筒状のハウジングとを備え、
該ハウジングの基板側端部には複数のピンが突設され、
一方、前記基板には前記ピンが挿入されるべく複数の穴
が設けられていることを特徴とする。
に記載の固体撮像装置において、前記固体撮像素子が備
えられた基板と、前記レンズ筒の一方の開口部に外嵌し
前記基板に取り付けられる筒状のハウジングとを備え、
該ハウジングの基板側端部には複数のピンが突設され、
一方、前記基板には前記ピンが挿入されるべく複数の穴
が設けられていることを特徴とする。
【0015】この固体撮像装置は、筒状のハウジングの
一方の端部にはピンが突設され、基板には前記ピンを挿
入すべく穴が設けられていることにより、ハウジングを
基板に取り付ける場合の位置決めが容易である。
一方の端部にはピンが突設され、基板には前記ピンを挿
入すべく穴が設けられていることにより、ハウジングを
基板に取り付ける場合の位置決めが容易である。
【0016】第3発明に係る固体撮像装置は、請求項2
に記載の固体撮像装置において、前記ピンの長さが前記
基板の厚み寸法よりも長くなしてあることを特徴とす
る。
に記載の固体撮像装置において、前記ピンの長さが前記
基板の厚み寸法よりも長くなしてあることを特徴とす
る。
【0017】この固体撮像装置は、ピンの長さが基板の
厚み寸法より長くなしてあることにより、前記ピンは、
ハウジングを基板へ取り付ける場合の位置を決定する
他、前記基板を貫通して突出する前記ピンの端部は、他
の基板等に設けられた穴との係合部を構成している。
厚み寸法より長くなしてあることにより、前記ピンは、
ハウジングを基板へ取り付ける場合の位置を決定する
他、前記基板を貫通して突出する前記ピンの端部は、他
の基板等に設けられた穴との係合部を構成している。
【0018】第4発明に係る固体撮像装置は、請求項2
又は3に記載の固体撮像装置において、レンズを覆って
レンズ筒に取り付けられるレンズカバーを備え、前記レ
ンズ筒と前記ハウジングとが気密に接合され、また、前
記レンズ筒と前記レンズカバーとが気密に接合されてい
ることを特徴とする。
又は3に記載の固体撮像装置において、レンズを覆って
レンズ筒に取り付けられるレンズカバーを備え、前記レ
ンズ筒と前記ハウジングとが気密に接合され、また、前
記レンズ筒と前記レンズカバーとが気密に接合されてい
ることを特徴とする。
【0019】この固体撮像装置は、従来のレンズマウン
トに代わりレンズカバーが備えられ、レンズ筒とハウジ
ング、及び、レンズ筒とレンズカバーとが気密に接合さ
れているため、固体撮像素子は内部において気密に封止
され、高価なカバーガラスが不要であり、部品コスト及
び製造コストの削減が可能である。
トに代わりレンズカバーが備えられ、レンズ筒とハウジ
ング、及び、レンズ筒とレンズカバーとが気密に接合さ
れているため、固体撮像素子は内部において気密に封止
され、高価なカバーガラスが不要であり、部品コスト及
び製造コストの削減が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面を参照しながら説明する。図1は本発明の固
体撮像装置の実施の形態を示す模式的縦断面図である。
図中1は基板であり、該基板1上面には図示しない配線
パターン及びボンディングパットを有しており、また、
該基板1の上面には受光部を上向きとして板状の固体撮
像素子2が接着剤3により接着され、前記基板1のボン
ディングパットと前記固体撮像素子2の端子とはワイヤ
4によりワイヤボンディングされている。
を示す図面を参照しながら説明する。図1は本発明の固
体撮像装置の実施の形態を示す模式的縦断面図である。
図中1は基板であり、該基板1上面には図示しない配線
パターン及びボンディングパットを有しており、また、
該基板1の上面には受光部を上向きとして板状の固体撮
像素子2が接着剤3により接着され、前記基板1のボン
ディングパットと前記固体撮像素子2の端子とはワイヤ
4によりワイヤボンディングされている。
【0021】前記基板1における前記固体撮像素子2の
回りには、円筒状をなすハウジング5の下開口端部に突
設された、前記基板1の厚み寸法より長い2つのピン5
aを挿入するための2つの取付穴1aが設けられてい
る。ハウジング5と基板1とは、固体撮像素子2が内側
に位置するようにして接着剤7により気密に接着されて
いる。
回りには、円筒状をなすハウジング5の下開口端部に突
設された、前記基板1の厚み寸法より長い2つのピン5
aを挿入するための2つの取付穴1aが設けられてい
る。ハウジング5と基板1とは、固体撮像素子2が内側
に位置するようにして接着剤7により気密に接着されて
いる。
【0022】円筒状をなすレンズ筒12の下開口部はハ
ウジング5に内嵌する状態で接着剤13により気密に接
着されており、レンズ筒12の軸上に固体撮像素子2の
画素中心点が位置するように、レンズ筒12は固体撮像
素子2と当接している。また、レンズ筒12の上開口部
には、下面に凸部を有するレンズ9が当接しており、固
体撮像素子2とレンズ9とは、固体撮像素子2の画素中
心点とレンズ9の光軸との位置を合わせた状態で結合間
隔Fだけ隔てて対向している。さらに、レンズ筒12の
上開口部には、レンズ9を覆った状態で、上端に底部を
有する円筒状であり、図2に示した従来のレンズマウン
ト8と同材料からなるレンズカバー11が気密に外嵌し
ており、レンズ9の上面とレンズカバー11の底部内面
とは接着されている。
ウジング5に内嵌する状態で接着剤13により気密に接
着されており、レンズ筒12の軸上に固体撮像素子2の
画素中心点が位置するように、レンズ筒12は固体撮像
素子2と当接している。また、レンズ筒12の上開口部
には、下面に凸部を有するレンズ9が当接しており、固
体撮像素子2とレンズ9とは、固体撮像素子2の画素中
心点とレンズ9の光軸との位置を合わせた状態で結合間
隔Fだけ隔てて対向している。さらに、レンズ筒12の
上開口部には、レンズ9を覆った状態で、上端に底部を
有する円筒状であり、図2に示した従来のレンズマウン
ト8と同材料からなるレンズカバー11が気密に外嵌し
ており、レンズ9の上面とレンズカバー11の底部内面
とは接着されている。
【0023】このような固体撮像装置では、結像間隔F
はレンズ筒12の寸法のみにより決定されるので、結像
間隔Fの誤差を是正するためのピント調節が不要である
と共に、固体撮像素子2を基板1へ傾斜して取り付けた
場合であってもピント調節が不要である。また、固体撮
像素子2の画素中心点とレンズの光軸との位置ずれの要
因となるレンズマウントの回転調節をなくすることがで
きる。また、ハウジング5及び基板1には、ピン5a及
び取付穴1aが設けられているので、ハウジング5の基
板1への取り付けにおける位置決めが容易となる。ま
た、ピン5aの長さは基板1の厚み寸法より長いため、
基板1を貫通して突出するピン5aの端部を、他の基板
30へ実装する場合に該基板30の取付穴30aに対応
する係合部として構成することができる。なお、ピン5
a及び取付穴1aは本実施の形態に示した2つに限ら
ず、3つ以上であっても同様の効果を奏する。さらに、
レンズ筒12とハウジング5、及び、レンズ筒12とレ
ンズカバー11とが気密に接着されているので、固体撮
像素子2は封止され、防塵のための高価なガラスカバー
を使用する必要がない。
はレンズ筒12の寸法のみにより決定されるので、結像
間隔Fの誤差を是正するためのピント調節が不要である
と共に、固体撮像素子2を基板1へ傾斜して取り付けた
場合であってもピント調節が不要である。また、固体撮
像素子2の画素中心点とレンズの光軸との位置ずれの要
因となるレンズマウントの回転調節をなくすることがで
きる。また、ハウジング5及び基板1には、ピン5a及
び取付穴1aが設けられているので、ハウジング5の基
板1への取り付けにおける位置決めが容易となる。ま
た、ピン5aの長さは基板1の厚み寸法より長いため、
基板1を貫通して突出するピン5aの端部を、他の基板
30へ実装する場合に該基板30の取付穴30aに対応
する係合部として構成することができる。なお、ピン5
a及び取付穴1aは本実施の形態に示した2つに限ら
ず、3つ以上であっても同様の効果を奏する。さらに、
レンズ筒12とハウジング5、及び、レンズ筒12とレ
ンズカバー11とが気密に接着されているので、固体撮
像素子2は封止され、防塵のための高価なガラスカバー
を使用する必要がない。
【0024】
【発明の効果】第1発明に係る固体撮像装置によれば、
ピント調節が不要であり、また、光軸ずれの要因となる
レンズマウントによる回転調節がない固体撮像装置を実
現することができる。第2発明に係る固体撮像装置によ
れば、ハウジングを基板に取り付ける場合の位置決めが
容易である固体撮像装置を実現することができる。第3
発明に係る固体撮像装置によれば、基板の穴に挿入され
るハウジングのピンを、他の基板との係合部とすること
が可能な固体撮像装置を提供することができる。第4発
明に係る固体撮像装置によれば、固体撮像素子の防塵の
ために高価なカバーガラスを使用する必要がなく、製造
コストの削減が可能である。
ピント調節が不要であり、また、光軸ずれの要因となる
レンズマウントによる回転調節がない固体撮像装置を実
現することができる。第2発明に係る固体撮像装置によ
れば、ハウジングを基板に取り付ける場合の位置決めが
容易である固体撮像装置を実現することができる。第3
発明に係る固体撮像装置によれば、基板の穴に挿入され
るハウジングのピンを、他の基板との係合部とすること
が可能な固体撮像装置を提供することができる。第4発
明に係る固体撮像装置によれば、固体撮像素子の防塵の
ために高価なカバーガラスを使用する必要がなく、製造
コストの削減が可能である。
【図1】本発明に係る固体撮像装置の実施の形態を示す
模式的縦断面図である。
模式的縦断面図である。
【図2】従来の固体撮像装置を示す模式的縦断面図であ
る。
る。
1 基板 1a 取付穴 2 固体撮像素子 3,7,13 接着剤 4 ワイヤ 5 ハウジング 5a ピン 9 レンズ 11 レンズカバー 12 レンズ筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/0232 H01L 27/14 D 5F088 H04N 5/335 31/02 D Fターム(参考) 2H044 AB06 AB07 AB17 2H054 AA01 2H100 BB02 CC07 4M118 AA10 AB01 BA10 FA06 GD02 HA02 HA23 HA24 5C024 BX01 CY49 EX25 EX42 5F088 BA16 BB03 EA04 JA03 JA05 JA12
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに対向する固体撮像素子及びレンズ
を備える固体撮像装置において、 前記固体撮像素子とレンズとの間に筒状のレンズ筒を備
え、該レンズ筒の一方の開口部には前記固体撮像素子が
当接し、他方の開口部には前記レンズが当接しているこ
とを特徴とする固体撮像装置。 - 【請求項2】 前記固体撮像素子が備えられた基板と、
前記レンズ筒の前記一方の開口部に外嵌して前記基板に
取り付けられる筒状のハウジングとを備え、該ハウジン
グの基板側端部には複数のピンが突設され、一方、前記
基板には前記ピンが挿入される穴が設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。 - 【請求項3】 前記ピンの長さは前記基板の厚み寸法よ
りも長くなしてあることを特徴とする請求項2記載の固
体撮像装置。 - 【請求項4】 前記レンズを覆って前記レンズ筒の他方
の開口部に取り付けられるレンズカバーを備え、前記レ
ンズ筒と前記ハウジングとが気密に接合され、また、前
記レンズ筒と前記レンズカバーとが気密に接合されてい
ることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の固体
撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000323164A JP2002134725A (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 固体撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000323164A JP2002134725A (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 固体撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002134725A true JP2002134725A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=18800900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000323164A Pending JP2002134725A (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 固体撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002134725A (ja) |
Cited By (9)
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