JPH09134896A - 基板洗浄装置及び基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄装置及び基板洗浄方法

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JPH09134896A
JPH09134896A JP7289652A JP28965295A JPH09134896A JP H09134896 A JPH09134896 A JP H09134896A JP 7289652 A JP7289652 A JP 7289652A JP 28965295 A JP28965295 A JP 28965295A JP H09134896 A JPH09134896 A JP H09134896A
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brush holder
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    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B1/00Cleaning by methods involving the use of tools
    • B08B1/10Cleaning by methods involving the use of tools characterised by the type of cleaning tool
    • B08B1/14Wipes; Absorbent members, e.g. swabs or sponges

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポンジブラシを使用する基板洗浄装置にお
いて、ブラシと基板との接触面全面で接触圧を均一にし
て異物の除去能力を高めると共に傷の発生を防止する。 【解決手段】 スポンジ状プラスチックからなり小径部
12と大径部13の二段円盤形をなすブラシ11と円形の開口
部を備えたブラシホルダ14とを有し、該ブラシホルダ14
が該ブラシ11の大径部13を包囲すると共に小径部12を該
開口部から突出させた形で該ブラシ11を保持し、該小径
部12の端面を回転する基板1の表面に洗浄液を供給しな
がら当接して該基板1表面を洗浄する基板洗浄装置にお
いて、該ブラシ11は洗浄液により膨潤した状態で、該大
径部13の外寸が該ブラシホルダ14の内寸を超えず、且つ
該小径部12の外径が該ブラシホルダ14の該開口の径を超
えない寸法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板洗浄装置及び基
板洗浄方法、特に半導体ウェーハ等の基板表面に付着し
た異物をブラシで除去するブラシスクラバと半導体ウェ
ーハ等の洗浄方法に関する。半導体装置の製造に際して
は、ウェーハ処理の各工程においてウェーハ表面の異物
を除去する洗浄が不可欠である。近年、このウェーハ洗
浄にブラシスクラバが広く使用されるようになった。
【0002】
【従来の技術】ブラシスクラバとしては自公転型が一般
的である。これは揺動アームの先端部に垂直軸を介して
ブラシを下向きに取り付け、垂直軸の回転によりブラシ
を自転させるとともに揺動アームを水平面内で揺動さ
せ、水平面内で回転する基板の表面に、洗浄液(通常は
純水)を供給しつつブラシを当接するものである。ブラ
シとしてスポンジ状のプラスチックからなる円盤形ブラ
シを使用する場合、ブラシをブラシホルダが保持し、そ
のブラシホルダを垂直軸に固着する。この部分の従来例
を図6を参照しながら説明する。
【0003】図6は従来例を示す模式断面図である。同
図(A)はブラシを基板に当接した状態を示し、(B)
はフリーの状態を誇張して示している。同図において、
1は基板、14はブラシホルダ、15は垂直軸、21は
ブラシである。ブラシ21は、小径部22と大径部23
の二段円盤形をしており、その大径部23をブラシホル
ダ14内に収納し、小径部はブラシホルダ14の開口部
から突出させる。このブラシ21の材質はスポンジ状プ
ラスチックであり、乾燥状態では、大径部23の外寸が
ブラシホルダ14の内寸に略等しく、小径部22の外径
がブラシホルダ14の開口部の内径に略等しい。
【0004】このブラシ21を乾燥状態でブラシホルダ
14に装着した後、洗浄液を含ませて使用する。前述の
ようにブラシ21の材質はスポンジ状プラスチックであ
るから、これに洗浄液を含ませると膨潤して、その外寸
はブラシホルダ14の内寸及び開口部の内径より大きく
なろうとする。これによりブラシ21とブラシホルダ1
4との間に接触圧を生じ、ブラシホルダ14の回転によ
りブラシ21が基板1上で自転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来技術によれば、洗浄液で膨潤したブラシ21の下面
は図6(B)に誇張して示したように中高(凸型)とな
り、その結果ブラシ21と基板1との接触圧はブラシ2
1の周辺部で小さく中央部で大きくなる傾向を生じ、周
辺部での異物除去能力が劣るとともに、中央部に捕捉さ
れた異物が基板1表面に傷を着けることがある、という
問題があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決して、異
物の除去能力を高めるとともに傷の発生を防止すること
が可能な基板洗浄装置及び基板洗浄方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は本発明によれ
ば、スポンジ状プラスチックからなり小径部と大径部の
二段円盤形をなすブラシと、円形の開口部を備えたブラ
シホルダとを有し、該ブラシホルダがブラシの大径部を
包囲するとともに小径部を該開口部から突出させた形で
該ブラシを保持し、該ブラシの小径部端面を回転する基
板の表面に洗浄液を供給しながら当接して該基板表面を
洗浄する基板洗浄装置において、該ブラシの寸法は、洗
浄液により膨潤した状態で、該大径部の外寸が該ブラシ
ホルダの内寸と同等若しくはそれより小さく、且つ該小
径部の外径が該ブラシホルダの該開口の径と同等若しく
はそれより小さいことを特徴とする基板洗浄装置を使用
して基板を洗浄することで、達成される。
【0008】即ち、ブラシの成形時の外寸をブラシホル
ダの内寸より充分に小さくすることにより、ブラシホル
ダに装着し洗浄液を含んで膨潤しても基板に接する面が
中高になることはなく、一様な圧力で基板に接触する。
その結果、異物の除去能力が向上するとともに傷の発生
が抑制される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜5を参
照しながら説明する。 第一の実施形態。図1は本発明の第一の実施形態を示す
模式断面図であり、図2はブラシスクラバの要部を示す
斜視図である。両図において、1は被処理物の基板(例
えばウェーハ)、11はブラシ、14はブラシホルダ、
15は垂直軸、16は揺動アームである。
【0010】ブラシ11は小径部12と大径部13の二
段円盤形をしており、大径部13がブラシホルダ14内
に収められ、小径部12はブラシホルダ14の開口部か
ら突出している。このブラシ11の材質はスポンジ状の
プラスチック(例えばPVA樹脂)であり、洗浄液を含
ませると膨潤する。充分に膨潤した状態で、大径部13
の外寸がブラシホルダ14の内寸より幾分小さいか若し
くは略等しく、小径部12の外径がブラシホルダ14の
開口部の内径より幾分小さいか若しくは略等しい。従っ
て乾燥状態では、大径部13の外寸がブラシホルダ14
の内寸より小さく、小径部12の外径がブラシホルダ1
4の開口部の内径より小さい。
【0011】ブラシ11は成形し、洗浄した後、乾燥し
て保管してもよいが、乾燥せずに防塵容器中で過酸化水
素水、アルコール、有機溶剤などの薬液に浸漬して保管
した方がよい。なぜなら、乾燥による変形と保管中の異
物付着が防止出来るからである。このブラシ11をその
小径部12が突出するようにブラシホルダ14に装着
し、そのブラシホルダ14を垂直軸15に固着し、揺動
アーム16を水平面内で揺動させ、ノズル(図示は省
略)から洗浄液を供給しつつ、ブラシ11の下面(小径
部12の端面)を水平面内で回転する基板1上面に当接
して基板1の表面を洗浄する。ブラシホルダ14は回転
させない。洗浄液としては通常は純水を使用するが、別
にノズルを設けてアルカリ薬液等(基板1の汚染物質に
より選択する)を併用してもよい。
【0012】このような本発明の基板洗浄装置、及び比
較のために前述の従来装置をそれぞれ使用して、ウェー
ハを洗浄した結果を以下に記す。尚、使用したブラシと
ブラシホルダの各部の寸法(単位mm)を下表に、又、各
部寸法に対する符号を図3に、それぞれ示す。
【0013】
【表1】
【0014】先ず、酸化膜 1,000Å付きウェーハ表面を
洗浄した場合の0.2μm以上の異物の除去率は、従来装
置使用では30〜70%であったのに対して本発明の装
置使用では70〜85%であった。次に、フォトレジス
ト付きウェーハ表面を洗浄した場合の0.2μm以上の異
物の数は、従来装置使用では100個以上であったのに
対して本発明の装置使用では20個、レジストの傷は従
来装置使用では認められたのに対して本発明の装置使用
では認められなかった。以上、いずれのデータも本発明
の装置使用の方が良好であった。
【0015】第二の実施形態。図4は本発明の第二の実
施形態を示す模式断面図である。同図において、図1と
同じものには同一の符号を付与した。17はブラシホル
ダであり、ブラシ11に接する部位に複数の突起17a
がある。ブラシ11をこのブラシホルダ17に装着して
基板1に当接した状態では突起17aがブラシ11に食
い込むから、基板洗浄時にブラシホルダ17を回転させ
ることによりブラシ11が回転する。従ってブラシホル
ダ14を回転させて使用する。
【0016】その他の部分については第一の実施形態と
同じであり、ブラシ11の下面が中高になることはな
く、全面一様な圧力で基板1に接触するから、ウェーハ
に傷をつけることなく、効率良く異物を除去する。
【0017】第三の実施形態。図5は本発明の第三の実
施形態を示す模式断面図である。同図において、図1と
同じものには同一の符号を付与した。12aは凹部であ
り、ブラシ11の小径部12の端面(基板1との接触
面)に設けられている。同図では溝状であるが、他の形
状であってもよい。これは異物除去に寄与するエッジの
総延長を増すことにより、異物除去の効率を高めるもの
である。
【0018】その他の部分については第一又は第二の実
施形態と同じであり、ブラシ11の下面が中高になるこ
とはなく、全面一様な圧力で基板1に接触するから、ウ
ェーハに傷をつけることなく、効率良く異物を除去す
る。
【0019】本発明は以上の実施形態に限定されること
なく、更に種々変形して実施することが出来る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異物の除去能力を高めるとともに傷の発生を防止するこ
とが可能な基板洗浄装置及び基板洗浄方法を提供するこ
とが出来、半導体装置製造における歩留り向上等に寄与
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態を示す模式断面図で
ある。
【図2】 ブラシスクラバの要部を示す斜視図である。
【図3】 各部寸法に対する符号を示すため図である。
【図4】 本発明の第二の実施形態を示す模式断面図で
ある。
【図5】 本発明の第三の実施形態を示す模式断面図で
ある。
【図6】 従来例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 基板 11,21 ブラシ 12,18,22 小径部 12a 凹部 13,23 大径部 14,17 ブラシホルダ 17a 突起 15 垂直軸 16 揺動アーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポンジ状プラスチックからなり小径部
    と大径部からなる円盤形をなすブラシと、円形の開口部
    を備えたブラシホルダとを有し、該ブラシホルダがブラ
    シの大径部を包囲するとともに小径部を該開口部から突
    出させた形で該ブラシを保持し、該ブラシの小径部端面
    を回転する基板の表面に洗浄液を供給しながら当接して
    該基板表面を洗浄する基板洗浄装置において、 該ブラシの寸法は、洗浄液により膨潤した状態で、該大
    径部の外寸が該ブラシホルダの内寸と同等若しくはそれ
    より小さく、且つ該小径部の外径が該ブラシホルダの該
    開口の径と同等若しくはそれより小さいことを特徴とす
    る基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラシホルダ内面の前記ブラシ大径
    部と接する部分に複数の突起を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシの小径部端面に溝状凹部を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載の基板洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の基板洗浄装置を使用し、
    基板を回転するとともに洗浄液を供給しながら前記ブラ
    シの小径部を当接することを特徴とする基板洗浄方法。
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