JP2020115496A - 洗浄機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】板状ワークの下面を洗浄する洗浄機構において、ゴミの付着したブラシで板状ワークの下面を洗浄しないようにする。【解決手段】保持手段14に保持された板状ワークWの下面Waを洗浄する洗浄機構8であって、底板800と側板801とで凹形状に形成された桶80と、底板800の中央に形成され桶80内に水を供給する供給口81と、底板800の中心と中心を一致させ桶80内に配設するブラシ83と、を備え、ブラシ83の毛先となる上面83aは、側板801の上端面801aより所定距離だけ高位置にあり、桶80内に溜められた水の表面張力で側板801の上端面801aよりも盛り上がる水面がブラシ83を覆い、水没したブラシ83の毛先となる上面83aを水が流れてブラシ83の毛先を洗浄する洗浄機構8。【選択図】図5

Description

本発明は、板状ワークの下面を洗浄する洗浄機構に関する。
チャックテーブルに保持された半導体ウェーハ等の板状ワークを研削砥石で研削する研削装置は、棚状に板状ワークを収容したカセットから板状ワークを搬出させ、吸引パッド等からなる搬送手段によって板状ワークをチャックテーブルまで搬送させている。ここで、チャックテーブルに保持される板状ワークの下面にゴミが付着していると、板状ワークの下面とチャックテーブルの保持面との間にゴミが介在し均一な厚みに板状ワークを研削する事ができないという問題がある。
そのため、特許文献1に開示されているように、板状ワークの下面に洗浄水を噴射させ、かつ、ブラシを接触させて該下面を洗浄する洗浄機構を備える研削装置がある。
特開2011−18802号公報
しかし、洗浄機構のブラシに洗浄した板状ワークのゴミが付着して、そのブラシに付着したゴミが、次に新たに洗浄した板状ワークに付着するという問題がある。
よって、板状ワークの下面を洗浄する洗浄機構においては、ゴミの付着したブラシで板状ワークの下面を洗浄しないようにするという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、保持手段に保持された板状ワークの下面を洗浄する洗浄機構であって、底板と側板とで凹形状に形成された桶と、該底板の中央に形成され該桶内に水を供給する供給口と、該底板の中心と中心を一致させ該桶内に配設するブラシと、を備え、該ブラシの毛先となる上面は、該側板の上端面より所定距離だけ高位置にあり、該桶内に溜められた水の表面張力で該側板の上端面よりも盛り上がる水面が該ブラシを覆い、水没した該ブラシの上面を水が流れて該ブラシの毛先を洗浄する洗浄機構である。
本発明に係る洗浄機構は、底板と側板とで凹形状に形成された桶と、底板の中央に形成され桶内に水を供給する供給口と、底板の中心と中心を一致させ桶内に配設するブラシと、を備え、ブラシの毛先となる上面は、側板の上端面より所定距離だけ高位置にあるため、板状ワークの洗浄が終わった後、桶内に溜められた水の表面張力で側板の上端面よりも盛り上がった洗浄水がブラシの中央から外周側に向かってブラシの毛先の上を流れるので、ブラシの毛先に付着したゴミを洗い流す事ができる。したがって、その後の新たな板状ワークの下面の洗浄において、ゴミの付着したブラシで板状ワークの下面を洗浄してしまうといった事態を生じさせないようにすることが可能となる。また、板状ワークの洗浄中においても、ブラシと板状ワークの下面との境をブラシの中心から外周側に向かって洗浄水が流れるので、板状ワークとブラシとにゴミが付着することを防ぐことが可能となる。
本発明に係る洗浄機構を備える研削装置の一例を示す斜視図である。 洗浄機構の桶とブラシとの一例を示す斜視図である。 ブラシの別例を示す斜視図である。 板状ワークの下面の洗浄を開始する状態を説明する断面図である。 板状ワークの下面を洗浄している状態を説明する断面図である。 仮置き領域からチャックテーブルへ板状ワークを搬送する動作に並行して、板状ワークの下面の洗浄を開始する状態を説明する断面図である。 仮置き領域からチャックテーブルへ板状ワークを搬送する動作に並行して、板状ワークの下面の洗浄を実施している状態を説明する断面図である。
図1に示す研削装置1は、本発明に係る洗浄機構8を備えており、研削手段4によってチャックテーブル30に保持された板状ワークWを研削する装置である。研削装置1のベース10上の前方(−X方向側)は、チャックテーブル30に対して板状ワークWの搬入出が行われる領域である搬入出領域Aとなっており、ベース10上の後方(+X方向側)は、研削手段4によってチャックテーブル30上に保持された板状ワークWの研削加工が行われる領域である加工領域Bとなっている。
なお、本発明に係る洗浄機構8が配設される研削装置は、研削手段として粗研削手段と仕上げ研削手段との2軸備え、回転するターンテーブルでチャックテーブル30を各研削手段の下方に位置付ける構成となっていてもよい。また、洗浄機構8は研削装置以外にも、切削装置、研磨装置、又はレーザ加工装置等に配設されていてもよい。
図1に示す板状ワークWは、例えば円形の半導体ウェーハであり、その下面Waには、複数の図示しないデバイスが形成されている。板状ワークWの下面Waには、例えば図示しない保護テープが貼着されており、下面Waは保護テープによって保護されている。そして、板状ワークWの上面Wbは、研削加工が施される被研削面となり、板状ワークWは上面Wbを上側にした状態でチャックテーブル30に保持される。
ベース10の−X方向側の正面には、例えば、第1のカセット載置部150及び第2のカセット載置部151が設けられており、第1のカセット載置部150には加工前の板状ワークWが収容される第1のカセット150aが載置され、第2のカセット載置部151には加工後の板状ワークWを収容する第2のカセット151aが載置される。
第1のカセット150aの後方には、第1のカセット150aから加工前の板状ワークWを搬出するとともに加工後の板状ワークWを第2のカセット151aに搬入するロボット155が配設されている。ロボット155に隣接する位置には、仮置き領域152が設けられており、仮置き領域152には位置合わせ手段153が配設されている。位置合わせ手段153は、第1のカセット150aから搬出され仮置き領域152に載置された板状ワークWを縮径する複数のピンで所定の位置に位置合わせ(センタリング)する。
位置合わせ手段153と隣接する位置には、加工前の板状ワークWの上面Wbを保持しチャックテーブル30に搬入する保持手段14が配設されている。保持手段14は、水平に延在するアーム部140と、アーム部140の一端の下面側に固定された吸引パッド141とを備えている。アーム部140には回転軸等からなる旋回移動手段143及びシリンダー機構等からなる昇降手段144が接続されており、旋回移動手段143は、アーム部140を水平面(X軸Y軸平面)上において旋回移動可能にし、昇降手段144はアーム部140を鉛直方向(Z軸方向)に昇降可能にしている。
吸引パッド141(図4参照)は、例えば、その外形が円形状であり、ポーラス部材等からなり板状ワークWを吸着する吸着部141aと、吸着部141aを支持する枠体141bとを備える。吸着部141aは真空発生装置等の図示しない吸引源に連通し、吸引源が吸引することで生み出された吸引力が、吸着部141aの露出面である平坦な吸着面141cに伝達されることで、吸引パッド141は吸着面141cで板状ワークWを吸引保持する。
図1に示すように、保持手段14の隣には、加工後の板状ワークWを吸引保持でき旋回移動可能な搬出手段16が設けられている。なお、保持手段14及び搬出手段16は、板状ワークWの外周を把持するエッジクランプ機構であってもよい。
搬出手段16と近接する位置には、搬出手段16によりチャックテーブル30から搬送された加工後の板状ワークWを洗浄する枚葉式のスピンナー洗浄手段156が配置されている。スピンナー洗浄手段156により洗浄された板状ワークWは、ロボット155により第2のカセット151aに搬入される。
研削装置1のベース10上に配設され板状ワークWを保持するチャックテーブル30は、例えば、その外形が円形状であり、図示しない吸引源に連通しポーラス部材等からなり板状ワークWを吸引保持する保持面30aを備えている。また、チャックテーブル30は、カバー39によって周囲から囲まれており、カバー39及びカバー39に連結された蛇腹カバー39aの下に配設された図示しないX軸方向送り手段によって、ベース10上をX軸方向に往復移動可能となっている。また、チャックテーブル30は、Z軸方向の軸心周りに回転可能となっている。
加工領域Bの後方(+X方向側)には、コラム12が立設されており、コラム12の−X方向側の前面には研削手段4をチャックテーブル30に対して離間又は接近するZ軸方向に研削送りする研削送り手段2が配設されている。研削送り手段2は、Z軸方向(鉛直方向)の軸心を有するボールネジ20と、ボールネジ20と平行に配設された一対のガイドレール21と、ボールネジ20の上端に連結しボールネジ20を回動させるモータ22と、内部のナットがボールネジ20に螺合し側部がガイドレール21に摺接する昇降板23と、昇降板23に連結され研削手段4を保持するホルダ24とを備えており、モータ22がボールネジ20を回動させると、これに伴い昇降板23がガイドレール21にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ24に保持された研削手段4がZ軸方向に研削送りされる。
チャックテーブル30に保持された板状ワークWを研削加工する研削手段4は、軸方向がZ軸方向である回転軸40と、回転軸40を回転可能に支持するハウジング41と、回転軸40を回転駆動するモータ42と、回転軸40の下端に接続された円環状のマウント43と、マウント43の下面に着脱可能に接続された研削ホイール44とを備える。
研削ホイール44は、ホイール基台441と、ホイール基台441の底面に環状に配設された略直方体形状の複数の研削砥石440とを備える。研削砥石440は、例えば、レジンボンド、ビトリボンド、メタルボンド等でダイヤモンド砥粒等が固着されて成形されている。なお、研削砥石440の形状は、環状に一体に形成されているものでもよい。
回転軸40の内部には、研削水の通り道となる図示しない流路が回転軸40の軸方向(Z軸方向)に貫通して形成されている。この流路はマウント43を通り、ホイール基台441の底面において研削砥石440に向かって研削水を噴出できるように開口している。
本発明に係る洗浄機構8は、図1に示すように、例えばベース10上における保持手段14の吸引パッド141の移動経路下に配設されている。
保持手段14に保持された板状ワークWの下面Waを洗浄する図1、2に示す洗浄機構8は、図示の例では平面視円形の底板800と、底板800の外周から一体的に+Z方向に立ち上がる側板801とからなる桶80を備えている。
底板800の中央には、桶80内に水を供給する供給口81が例えば1つ貫通形成されている。供給口81は、桶80を図1に示すベース10上で支持する支持柱85内に形成された供給路850(図4参照)と連通しており、供給路850には例えば支持柱85の側面に取り付けられた継手851を介して金属配管又は可撓性を有する樹脂チューブ等の供給管893の一端が連通している。そして、供給管893の他端側は、ポンプ等からなり洗浄水(例えば、純水)を供給可能な水供給源89に開閉バルブ890を介して連通している。
洗浄機構8は、底板800の中心と中心を一致させ桶80内に配設するブラシ83を備えている。ブラシ83は、例えば、弾力性を備える樹脂繊維(例えば、ナイロン)を直毛状に形成し密集させたものであり、樹脂繊維の毛先となる上面83aが+Z方向へ向くようにして円環平板状のブラシ用プレート831の上面に植設されている。ブラシ用プレート831の下面は、桶80の底板800上に接着又はねじ止めされており、ブラシ83の中央の円形の開口830は、供給口81からブラシ83に供給された洗浄水が溢れ出る。
例えば、ブラシ83の樹脂繊維の太さは0.1mmであり、ブラシ83の高さ(樹脂繊維の長さ)は10mmとなっている。そして、図4に示すように、桶80に取り付けられたブラシ83の毛先となる上面83aは、桶80の側板801の上端面801aより所定距離Hだけ高位置にある。なお、ブラシ83の樹脂繊維は、毛先に向かって漸次縮径して先端が先鋭化されたテーパード状であってもよい。また、所定の距離Hは、例えば2mmに設定されるが、この数値に限定されるものではなく、桶80内に溜められた水(洗浄水)の表面張力で側板801の上端面801aよりも盛り上がる水面がブラシ83の毛先となる上面83aを覆うことができる値に、桶80の直径等も考慮して設定される。
ブラシ83の直径は、本実施形態のように板状ワークWの直径よりも大きく設定されていると好ましい。
洗浄機構8は、図1、2に示すブラシ83に代えて、図3に示すブラシ87を備えていてもよい。ブラシ87は、例えば、弾力性を備える樹脂繊維(例えば、ナイロン)を直毛状に形成し密集させたものであり、樹脂繊維の毛先となる上面87aが+Z方向へ向くようにして円形板状のブラシ用プレート871の上面に植設されている。ブラシ用プレート871の下面は、図2に示す桶80の底板800上に接着又はねじ止めされている。ブラシ用プレート871の中央には、毛と毛との隙間となる箇所に1又は複数の水噴出口874が形成されており、水噴出口874は図2に示す桶80の底板800の供給口81からブラシ87に供給された洗浄水が溢れ出る。桶80に取り付けられたブラシ87の毛先となる上面87aは、桶80の側板801の上端面801aより所定距離(例えば、2mm)だけ高位置にある。
以下に、上記図1に示す研削装置1を用いて板状ワークWの上面Wbを研削する場合の、研削装置1の動作及び洗浄機構8の動作について説明する。
板状ワークWの上面Wbを研削するには、まず、ロボット155が第1のカセット150aから一枚の板状ワークWを引き出し、板状ワークWを仮置き領域152に移動させる。次いで、旋回移動手段143が、吸引パッド141を水平方向に旋回移動させて、仮置き領域152上の板状ワークWの上面Wbと吸引パッド141の図4に示す吸着面141cとが対向し、かつ、板状ワークWの上面Wbの中心と吸引パッド141の中心とが略合致するように、吸引パッド141を板状ワークWの上方に位置付ける。
次いで、昇降手段144が吸引パッド141を降下させて、吸着面141cを板状ワークWの上面Wbに接触させる。この状態で、図示しない吸引源が吸引力を生み出し、吸引力が伝達された吸引パッド141が吸着面141cで板状ワークWを吸引保持する。次いで、昇降手段144によって板状ワークWの上面Wbを保持した吸引パッド141が上昇して、仮置き領域152から板状ワークWが保持手段14によって搬出される。
旋回移動手段143が、板状ワークWを保持した吸引パッド141を水平方向に旋回移動させて、図4に示すように洗浄機構8の上方に板状ワークWを位置付ける。該位置づけは、例えば、ブラシ83の中心と板状ワークWの中心とが凡そ重なるように行われる。
一方、図4に示す洗浄機構8においては、開閉バルブ890が供給管893を水供給源89に連通させる。水供給源89から洗浄水(例えば、純水)が供給管893に供給され、洗浄水が支持柱85内を通り、桶80の供給口81からブラシ用プレート831上へ流出する。そして、桶80内に洗浄水が溜まっていき、桶80内において洗浄水の水面が側板801の上端面801aを超えると表面張力によって側板801の上端面801aよりも水面が盛り上がった状態になり、かつ、水面にブラシ83の開口830中心から外周側に向かう洗浄水の流れができ、洗浄水が桶80内から溢れ出ていく。
また、側板801の上端面801aより所定距離Hだけ高位置にあるブラシ83の毛先となる上面83aは、表面張力で盛り上がった状態の洗浄水で覆われる。
ブラシ83の代わりに図3に示すブラシ87が桶80内に配設されている場合も同様に、水噴出口874から噴出する洗浄水が桶80内に溜まっていき、側板801の上端面801aより所定距離だけ高位置にあるブラシ87の毛先となる上面87aは、表面張力で盛り上がった状態の洗浄水で覆われる。
ブラシ83の毛先となる上面83aが表面張力で盛り上がった洗浄水で覆われた状態で、図5に示すように、昇降手段144が板状ワークWを保持する吸引パッド141を降下させて、板状ワークWの下面Waをブラシ83の上面83aに接触させる。さらに、旋回移動手段143が吸引パッド141を水平方向に所定の角度で往復移動させることで、ブラシ83によって板状ワークWの下面Waに付着していたゴミが擦り落とされていく。そして、板状ワークWの洗浄中においても、ブラシ83の上面83aと板状ワークWの下面Waとの境をブラシ83の中心から外周側に向かって洗浄水が流れるので、板状ワークWとブラシ83とにゴミが付着することが防がれる。なお、板状ワークWの下面Waに対して、ブラシ83の中央の開口830が水平方向に相対的に移動するため、板状ワークWの下面Wa全面にブラシ83の毛先は移動しつつ当接するため、板状ワークWの下面Wa全面が万遍なく洗浄される。
なお、図4に示すように洗浄機構8の上方への板状ワークWの位置づけは、互いの中心を重ねなくても良い。即ち、図6に示すように、ブラシ83の中心と板状ワークWの中心とがずれた位置で、洗浄機構8の上方に板状ワークWを位置づけ、ブラシ83の毛先となる上面83aに板状ワークWの下面Waを接触させる位置に吸引パッド141を下降させ、図7に示すように、下面Waを上面83aに接触させたまま板状ワークWを水平方向に移動させ続け、その後、上面83aから板状ワークWを上方に離間させることで洗浄を完了させるようにしてもよい。つまり、上記の様に水平方向に所定の角度で吸引パッド141を往復移動させないで、吸引パッド141の一方向の水平移動で板状ワークWの下面Waの洗浄をしてもよい。即ち、図1に示す仮置き領域152から吸引パッド141で吸引保持された板状ワークWを旋回移動手段143でチャックテーブル30上まで移動させるまでの動作中に、板状ワークWの下面Waの洗浄が並行して行われることで、板状ワークWの下面Waの洗浄による加工時間の増加が無いようにしてもよい。
なお、洗浄機構8のブラシ83と保持手段14の吸引パッド141との少なくとも一方が、回転機構によってZ軸方向の軸心周りに回転可能な構成とすることで、ブラシ83と板状ワークWを吸引保持する吸引パッド141との少なくとも一方を回転させて下面Waを洗浄してもよい。
また、搬出手段16が保持する研削後の板状ワークWの下面Waを洗浄機構8によって洗浄してもよい。
なお、該板状ワークWの下面Waに付着しているゴミの洗浄除去は、図3に示すブラシ87を用いた場合でも略同様に行われていく。
所定時間ブラシ83による板状ワークWの下面Waの洗浄が行われると、昇降手段144によって板状ワークWが+Z方向に引き上げられて、図4に示すように、ブラシ83が板状ワークWから離間した状態になる。その結果、板状ワークWの下面Waの洗浄によって、ブラシ83の毛先となる上面83aにゴミが付着してしまった場合でも、桶80の水面におけるブラシ83の開口830中心から外周側に向かう洗浄水の流れによって、表面張力で盛り上がった状態の洗浄水が桶80内から溢れ出ていくと共に、ブラシ83の上面83aのゴミが洗い落とされていく。したがって、その後の新たな板状ワークWの下面Waの洗浄において、ゴミの付着したブラシ83で板状ワークWの下面Waを洗浄してしまうことが防がれる。
なお、図3に示すブラシ87を用いた場合においても、桶80の水面におけるブラシ87の中心から外周側に向かう洗浄水の流れによって、表面張力で盛り上がった状態の洗浄水が桶80内から溢れ出ていくと共に、ブラシ87の上面87aに付着しているゴミが洗い落とされていく。
図1に示す保持手段14が、下面Waが洗浄された板状ワークWをチャックテーブル30上に移動させ、保持面30aによって板状ワークWが上面Wbが上側を向いた状態で吸引保持される。次いで、板状ワークWを保持したチャックテーブル30が、研削手段4の下まで+X方向へ移動する。研削手段4が研削送り手段2により−Z方向へと送られ、回転軸40の回転に伴って回転する研削砥石440が板状ワークWの上面Wbに当接することで研削が行われる。研削中は、チャックテーブル30が回転するのに伴って、保持面30a上に保持された板状ワークWも回転するので、研削砥石440が板状ワークWの上面Wbの全面の研削加工を行う。また、研削水が研削砥石440と板状ワークWとの接触部位に対して供給され、接触部位が冷却・洗浄される。板状ワークWの下面Waは、洗浄機構8によって洗浄されゴミが付着していない状態になっているため、板状ワークWの下面Waとチャックテーブル30の保持面30aとの間にゴミが介在せず、均一な所望の厚みに板状ワークWを研削することができる。
板状ワークWを所望の厚みになるまで研削した後、研削送り手段2により研削手段4を上昇させて板状ワークWから離間させ、さらにチャックテーブル30を−X方向に移動させて搬出手段16の近傍に位置づける。次いで、搬出手段16によって板状ワークWがスピンナー洗浄手段156に搬送される。スピンナー洗浄手段156で板状ワークWの上面Wbの洗浄が行われる。上面Wbの洗浄が行われた板状ワークWは、ロボット155により第2のカセット151a内に収容される。
本発明に係る洗浄機構8は上記実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。また、添付図面に図示されている研削装置1の構成についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
W:板状ワーク Wa:板状ワークの下面 Wb:板状ワークの上面
1:研削装置 10:ベース 12:コラム
150a:第1のカセット 151a:第2のカセット
155:ロボット 152:仮置き領域 153:位置合わせ手段 156:スピンナー洗浄手段
14:保持手段 140:アーム部 141:吸引パッド 141c:吸着面 143:旋回移動手段 144:昇降手段 16:搬出手段
30:チャックテーブル 30a:保持面
2:研削送り手段 20:ボールネジ 22:モータ
4:研削手段 40:回転軸 42:モータ 44:研削ホイール 440:研削砥石
8:洗浄機構 80:桶 800:底 801:側板 801a:側板の上端面 81:供給口
85:支持柱 850:供給路 851:継手
89:水供給源 890:開閉バルブ 893:供給管
83:ブラシ 83a:ブラシの毛先となる上面 831:ブラシ用プレート 830:開口
87:ブラシ 87a:ブラシの毛先となる上面 871:ブラシ用プレート

Claims (1)

  1. 保持手段に保持された板状ワークの下面を洗浄する洗浄機構であって、
    底板と側板とで凹形状に形成された桶と、該底板の中央に形成され該桶内に水を供給する供給口と、該底板の中心と中心を一致させ該桶内に配設するブラシと、を備え、
    該ブラシの毛先となる上面は、該側板の上端面より所定距離だけ高位置にあり、
    該桶内に溜められた水の表面張力で該側板の上端面よりも盛り上がる水面が該ブラシを覆い、水没した該ブラシの上面を水が流れて該ブラシの毛先を洗浄する洗浄機構。
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