JPH09134505A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドの製造方法Info
- Publication number
- JPH09134505A JPH09134505A JP28772495A JP28772495A JPH09134505A JP H09134505 A JPH09134505 A JP H09134505A JP 28772495 A JP28772495 A JP 28772495A JP 28772495 A JP28772495 A JP 28772495A JP H09134505 A JPH09134505 A JP H09134505A
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- Japan
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- pole
- resist
- upper magnetic
- magnetic pole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、薄膜磁気ヘッドの製造時に安定し
た上部磁極層を形成する薄膜磁気ヘッドの製造方法に関
し、薄膜磁気ヘッドの上部磁性層の高さの異なるポール
部とヨーク部を分けて最適なレジスト厚でそれぞれ塗布
して形成し、上部磁性層のコア幅寸法のバラツキを小さ
くして安定な上部磁性層を形成することを目的とする。 【解決手段】 基板上に下部磁極層を形成しその上にギ
ャップ層を形成して絶縁層でおおい、その上にコイル層
と当該コイル層をおおう絶縁層を必要な層数分形成し、
その上に上部磁極層を形成する薄膜磁気ヘッドの製造方
法において、上部磁極層を形成する際に、必要な層数分
形成した後にその上に上部磁極層の高さの異なるポール
部とヨーク部を別々に最適な厚さのレジストを塗布して
形成する。
た上部磁極層を形成する薄膜磁気ヘッドの製造方法に関
し、薄膜磁気ヘッドの上部磁性層の高さの異なるポール
部とヨーク部を分けて最適なレジスト厚でそれぞれ塗布
して形成し、上部磁性層のコア幅寸法のバラツキを小さ
くして安定な上部磁性層を形成することを目的とする。 【解決手段】 基板上に下部磁極層を形成しその上にギ
ャップ層を形成して絶縁層でおおい、その上にコイル層
と当該コイル層をおおう絶縁層を必要な層数分形成し、
その上に上部磁極層を形成する薄膜磁気ヘッドの製造方
法において、上部磁極層を形成する際に、必要な層数分
形成した後にその上に上部磁極層の高さの異なるポール
部とヨーク部を別々に最適な厚さのレジストを塗布して
形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜磁気ヘッドの
製造時に安定した上部磁極層を形成する薄膜磁気ヘッド
の製造方法に関するものである。
製造時に安定した上部磁極層を形成する薄膜磁気ヘッド
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薄膜磁気ヘッドの上部磁極層を形
成する場合、図4の(a)に示す手順によって、図4の
(b)に示すように形成していた。以下簡単に説明す
る。
成する場合、図4の(a)に示す手順によって、図4の
(b)に示すように形成していた。以下簡単に説明す
る。
【0003】図4は、従来技術の説明図を示す。図4の
(a)において、S21は、レジストをコートする。S
22は、パターニングする。これらS21およびS22
は、図4の(b)に示すポール部+ヨーク部を形成する
ために、既に形成済みのコイル層の最上部にレジストを
塗布してポール部+ヨーク部の形状のパターンを露光し
現像して穴を空ける。
(a)において、S21は、レジストをコートする。S
22は、パターニングする。これらS21およびS22
は、図4の(b)に示すポール部+ヨーク部を形成する
ために、既に形成済みのコイル層の最上部にレジストを
塗布してポール部+ヨーク部の形状のパターンを露光し
現像して穴を空ける。
【0004】S23は、メッキする。これは、S22で
穴を空けた部分に磁性材料でメッキし、上部磁性層を形
成する。S24は、レジストを除去する。
穴を空けた部分に磁性材料でメッキし、上部磁性層を形
成する。S24は、レジストを除去する。
【0005】S25は、レジストをコートする。S26
は、パターニングする。これらS24およびS25は、
図4の(b)に示すヨーク部(太らし)を形成するため
に、S21からS24で形成したポール部+ヨーク部の
上にレジストを塗布してヨーク部の形状のパターンを露
光し現像して穴を空ける。
は、パターニングする。これらS24およびS25は、
図4の(b)に示すヨーク部(太らし)を形成するため
に、S21からS24で形成したポール部+ヨーク部の
上にレジストを塗布してヨーク部の形状のパターンを露
光し現像して穴を空ける。
【0006】S27は、メッキする。これは、S26で
穴を空けた部分に磁性材料でメッキし、上部磁性層を形
成する。S28は、レジストを除去する。
穴を空けた部分に磁性材料でメッキし、上部磁性層を形
成する。S28は、レジストを除去する。
【0007】以上の手順によって、図4の(b)に示す
ように、ポール部+ヨーク部と、この上にヨーク部(太
らし)を重ねた上部磁性層を形成するようにしていた。
ように、ポール部+ヨーク部と、この上にヨーク部(太
らし)を重ねた上部磁性層を形成するようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した図4の(a)
に示す手順によって図4の(b)に示すように上部磁性
層を形成していたため、ポール部+ヨーク部を形成する
際に、図4の(c)に示すように、レジストを高い位置
にあるヨーク部に必要な厚さとなるように塗布すると、
低い位置にあるポール部の厚さが必要以上に厚くなって
しまい、その結果、ポール部+ヨーク部のパターンをレ
ジストに露光する場合に厚い部分のポール部に必要な露
光量を露光する必要があり、多くの露光時間が必要とな
ってしまうと共に、ポール部のレジストが必要以上に厚
くなった結果として現像して穴を空けて磁性体をメッキ
してポール部+ヨーク部を形成したときにポール部の寸
法精度のバラツキが大きくなって規格値外れの不良品発
生率が大となってしまうという問題が生じた。
に示す手順によって図4の(b)に示すように上部磁性
層を形成していたため、ポール部+ヨーク部を形成する
際に、図4の(c)に示すように、レジストを高い位置
にあるヨーク部に必要な厚さとなるように塗布すると、
低い位置にあるポール部の厚さが必要以上に厚くなって
しまい、その結果、ポール部+ヨーク部のパターンをレ
ジストに露光する場合に厚い部分のポール部に必要な露
光量を露光する必要があり、多くの露光時間が必要とな
ってしまうと共に、ポール部のレジストが必要以上に厚
くなった結果として現像して穴を空けて磁性体をメッキ
してポール部+ヨーク部を形成したときにポール部の寸
法精度のバラツキが大きくなって規格値外れの不良品発
生率が大となってしまうという問題が生じた。
【0009】本発明は、これらの問題を解決するため、
薄膜磁気ヘッドの上部磁性層の高さの異なるポール部と
ヨーク部を分けて最適なレジスト厚でそれぞれ塗布して
形成し、上部磁性層のコア幅寸法のバラツキを小さくし
て安定な上部磁性層を形成することを目的としている。
薄膜磁気ヘッドの上部磁性層の高さの異なるポール部と
ヨーク部を分けて最適なレジスト厚でそれぞれ塗布して
形成し、上部磁性層のコア幅寸法のバラツキを小さくし
て安定な上部磁性層を形成することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、ギャップ
層3は、下部磁極層2の上に設けた層であって、下部磁
極層2と上部磁極層を構成するポール部7との間にギャ
ップを設けるためのものである。
決するための手段を説明する。図1において、ギャップ
層3は、下部磁極層2の上に設けた層であって、下部磁
極層2と上部磁極層を構成するポール部7との間にギャ
ップを設けるためのものである。
【0011】次に、製造方法を説明する。基板1上に下
部磁極層2を形成しその上にギャッ層3を形成して絶縁
層でおおい、その上にコイル層と当該コイル層をおおう
絶縁層を必要な層数分形成し、その上に上部磁極層を形
成する際に、ポール部7を形成するに最適な厚さのレジ
ストを塗布して当該ポール部7のパターンを露光し現像
し穴を空けて磁性体でポール部7を形成しレジストを除
去後、ヨーク部8を形成するに最適な厚さのレジストを
塗布して当該ヨーク部8のパターンを露光し現像し穴を
空けて磁性体でヨーク部8を形成しレジストを除去し上
部磁極層を形成するようにしている。
部磁極層2を形成しその上にギャッ層3を形成して絶縁
層でおおい、その上にコイル層と当該コイル層をおおう
絶縁層を必要な層数分形成し、その上に上部磁極層を形
成する際に、ポール部7を形成するに最適な厚さのレジ
ストを塗布して当該ポール部7のパターンを露光し現像
し穴を空けて磁性体でポール部7を形成しレジストを除
去後、ヨーク部8を形成するに最適な厚さのレジストを
塗布して当該ヨーク部8のパターンを露光し現像し穴を
空けて磁性体でヨーク部8を形成しレジストを除去し上
部磁極層を形成するようにしている。
【0012】従って、薄膜磁気ヘッドの上部磁性層の高
さの異なるポール部7とヨーク部8を分けて最適なレジ
スト厚をそれぞれ塗布して形成することにより、上部磁
性層のポール部7のコア幅寸法のバラツキを小さくして
安定な上部磁性層を形成することが可能となる。
さの異なるポール部7とヨーク部8を分けて最適なレジ
スト厚をそれぞれ塗布して形成することにより、上部磁
性層のポール部7のコア幅寸法のバラツキを小さくして
安定な上部磁性層を形成することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図1から図3を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の1実施例説明図を示す。
図1の(a)のフローチャートに示す順序に従い、図1
の(b)を参照して本発明の1実施例を詳細に説明す
る。図1の(a)において、S1は、レジストをコート
(塗布)する。これは、図1の(b)に示すように、下
部磁極層2、ギャップ層3および図示外の絶縁層4とコ
イル層5を必要層数形成した積み上げた後、レジストを
コート(塗布)する。
図1の(a)のフローチャートに示す順序に従い、図1
の(b)を参照して本発明の1実施例を詳細に説明す
る。図1の(a)において、S1は、レジストをコート
(塗布)する。これは、図1の(b)に示すように、下
部磁極層2、ギャップ層3および図示外の絶縁層4とコ
イル層5を必要層数形成した積み上げた後、レジストを
コート(塗布)する。
【0015】S2は、パターニングする。これは、S1
で塗布したレジストにポール部7を形成するためのパタ
ーンを露光して現像し、当該ポール部7の穴を空ける。
S3は、メッキする。これは、S2で現像して空けた部
分にメッキで磁性体(例えばFeNi)のポール部7を
形成する。
で塗布したレジストにポール部7を形成するためのパタ
ーンを露光して現像し、当該ポール部7の穴を空ける。
S3は、メッキする。これは、S2で現像して空けた部
分にメッキで磁性体(例えばFeNi)のポール部7を
形成する。
【0016】S4は、レジストを除去する。以上のS1
からS4によって、図1の(b)の上部磁極層を構成す
るポール部7が形成されたこととなる。この際、ポール
部7を形成するに最適な厚さのレジストを塗布している
ため、最適な露光量でポール部7のパターンを露光して
現像し当該空いた穴の部分にメッキし、正確な寸法のポ
ール部7を形成することが可能となる。
からS4によって、図1の(b)の上部磁極層を構成す
るポール部7が形成されたこととなる。この際、ポール
部7を形成するに最適な厚さのレジストを塗布している
ため、最適な露光量でポール部7のパターンを露光して
現像し当該空いた穴の部分にメッキし、正確な寸法のポ
ール部7を形成することが可能となる。
【0017】S5は、レジストをコート(塗布)する。
これは、S1からS4によってポール部7を形成した
後、レジストをコート(塗布)する。S6は、パターニ
ングする。これは、S5で塗布したレジストにヨーク部
8を形成するためのパターンを露光して現像し、当該ヨ
ーク部8の穴を空ける。
これは、S1からS4によってポール部7を形成した
後、レジストをコート(塗布)する。S6は、パターニ
ングする。これは、S5で塗布したレジストにヨーク部
8を形成するためのパターンを露光して現像し、当該ヨ
ーク部8の穴を空ける。
【0018】S7は、メッキする。これは、S6で現像
して空けた部分にメッキで磁性体(例えばFeNi)の
ヨーク部8を形成する。S8は、レジストを除去する。
して空けた部分にメッキで磁性体(例えばFeNi)の
ヨーク部8を形成する。S8は、レジストを除去する。
【0019】以上のS5からS8によって、図1の
(b)の上部磁極層を構成するヨーク部8が形成された
こととなる。この際、ヨーク部8を形成するに最適な厚
さのレジストを塗布しているため、最適な露光量でヨー
ク部8のパターンを露光して現像し当該空いた穴の部分
にメッキし、正確な寸法のヨーク部8を形成することが
可能となる。
(b)の上部磁極層を構成するヨーク部8が形成された
こととなる。この際、ヨーク部8を形成するに最適な厚
さのレジストを塗布しているため、最適な露光量でヨー
ク部8のパターンを露光して現像し当該空いた穴の部分
にメッキし、正確な寸法のヨーク部8を形成することが
可能となる。
【0020】図1の(b)は、上部磁性層を構成するポ
ール部7およびヨーク部8を個別に順次構成する様子を
示す。ここで、基板1の上に下部磁性層2を形成し、そ
の上にギャップ層3を形成する。そして、図示外の下部
絶縁層を形成し、その上にコイル層と絶縁層を必要な層
数分形成し、最上部に上部磁極層としてポール部7およ
びヨーク部8を個別に形成する。
ール部7およびヨーク部8を個別に順次構成する様子を
示す。ここで、基板1の上に下部磁性層2を形成し、そ
の上にギャップ層3を形成する。そして、図示外の下部
絶縁層を形成し、その上にコイル層と絶縁層を必要な層
数分形成し、最上部に上部磁極層としてポール部7およ
びヨーク部8を個別に形成する。
【0021】図2は、本発明の説明図を示す。これは、
本発明に係る薄膜磁気ヘッドの構成を示したものであ
る。図2の(a)は、レジストを塗布した状態を示す。
これは、必要な層数の絶縁層4とコイル層5を形成した
上に、上部磁極層を構成するポール部7を形成するため
に最適な厚さのレジスト6を塗布する。この状態では、
高さの低い部分にあるポール部7に最適な厚さのレジス
ト6を塗布したため、高い部分にあるヨーク部8のレジ
ストの厚さは薄くてヨーク部8を形成はできない。
本発明に係る薄膜磁気ヘッドの構成を示したものであ
る。図2の(a)は、レジストを塗布した状態を示す。
これは、必要な層数の絶縁層4とコイル層5を形成した
上に、上部磁極層を構成するポール部7を形成するため
に最適な厚さのレジスト6を塗布する。この状態では、
高さの低い部分にあるポール部7に最適な厚さのレジス
ト6を塗布したため、高い部分にあるヨーク部8のレジ
ストの厚さは薄くてヨーク部8を形成はできない。
【0022】図2の(b)は、ポール部のレジストを除
去した状態を示す。これは、図2の(a)のレジスト6
を塗布した後、ポール部7のパターンを露光して当該ポ
ール部7を除去した状態である。この状態では、レジス
ト除去部61が除去され、斜線の部分のレジスト6のみ
が残り、ポール部7には穴が空いている。この状態で真
上から見ると、右側に記載した図2の(b−1)に示す
ように、レジスト6は全面に塗布されている。
去した状態を示す。これは、図2の(a)のレジスト6
を塗布した後、ポール部7のパターンを露光して当該ポ
ール部7を除去した状態である。この状態では、レジス
ト除去部61が除去され、斜線の部分のレジスト6のみ
が残り、ポール部7には穴が空いている。この状態で真
上から見ると、右側に記載した図2の(b−1)に示す
ように、レジスト6は全面に塗布されている。
【0023】図2の(c)は、ポール部7を形成した状
態を示す。これは、図2の(b)でレジスト6に穴を空
けたポール部7の部分にメッキによって磁性体(例えば
FeNi)をメッキし、レジスト6を除去してポール部
7を形成した状態である。
態を示す。これは、図2の(b)でレジスト6に穴を空
けたポール部7の部分にメッキによって磁性体(例えば
FeNi)をメッキし、レジスト6を除去してポール部
7を形成した状態である。
【0024】図2の(d)は、ヨーク部8を形成した状
態を示す。これは、図2の(a)から(c)と同様に、
図2の(c)の状態で、ヨーク部8を形成するに最適な
厚さのレジストを塗布してヨーク部8の形状のパターン
を露光し現像して当該コーク部8の穴を空け、この空け
た穴の部分に磁性体をメッキしてヨーク部8を形成した
後にレジストを除去し、ヨーク部8を形成する。この形
成したヨーク部8を上から見ると、右側に記載した図2
の(d−1)に示すように、斜線の部分のヨーク部8を
形成できたこととなる。
態を示す。これは、図2の(a)から(c)と同様に、
図2の(c)の状態で、ヨーク部8を形成するに最適な
厚さのレジストを塗布してヨーク部8の形状のパターン
を露光し現像して当該コーク部8の穴を空け、この空け
た穴の部分に磁性体をメッキしてヨーク部8を形成した
後にレジストを除去し、ヨーク部8を形成する。この形
成したヨーク部8を上から見ると、右側に記載した図2
の(d−1)に示すように、斜線の部分のヨーク部8を
形成できたこととなる。
【0025】以上によって、上部磁極層を構成するポー
ル部7およびヨーク部8を順次最適なレジスト厚さで形
成しているため、特に高さの低いポール部7のコア寸法
を正確に形成することが可能となる。
ル部7およびヨーク部8を順次最適なレジスト厚さで形
成しているため、特に高さの低いポール部7のコア寸法
を正確に形成することが可能となる。
【0026】図3は、上部磁極層のコア幅のバラツキ例
を示す。図3の(a)は、従来の上部磁極層のコア幅
(ポール部のコア幅)のバラツキを示す。これは、既述
した図4の方法で形成したときの上部磁極層を構成する
ポール部のコア幅の実測寸法の例を示す。実測した結
果、コア幅の寸法が図示のような分布を持ち、斜線の部
分が規格外となって不良となった薄膜磁性ヘッドであ
る。
を示す。図3の(a)は、従来の上部磁極層のコア幅
(ポール部のコア幅)のバラツキを示す。これは、既述
した図4の方法で形成したときの上部磁極層を構成する
ポール部のコア幅の実測寸法の例を示す。実測した結
果、コア幅の寸法が図示のような分布を持ち、斜線の部
分が規格外となって不良となった薄膜磁性ヘッドであ
る。
【0027】図3の(b)は、本発明の上部磁極層のポ
ール部とヨーク部を別々に形成したときのコア幅(ポー
ル部のコア幅)のバラツキを示す。これは、既述した図
1の方法で形成したときの上部磁極層を構成するポール
部のコア幅の実測寸法の例を示す。実測した結果、コア
幅の寸法が図示のような分布を持ち、規格内に全て納ま
り、ポール部7とヨーク部8の形成時に塗布するレジス
ト厚を最適にしたことにより、特にポール部7のコア寸
法の精度が高くなり、規格外のものがなくなったもので
ある。
ール部とヨーク部を別々に形成したときのコア幅(ポー
ル部のコア幅)のバラツキを示す。これは、既述した図
1の方法で形成したときの上部磁極層を構成するポール
部のコア幅の実測寸法の例を示す。実測した結果、コア
幅の寸法が図示のような分布を持ち、規格内に全て納ま
り、ポール部7とヨーク部8の形成時に塗布するレジス
ト厚を最適にしたことにより、特にポール部7のコア寸
法の精度が高くなり、規格外のものがなくなったもので
ある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
薄膜磁気ヘッドの上部磁性層の高さの異なるポール部7
とヨーク部8を分けて最適なレジスト厚をそれぞれ塗布
して順次形成する構成を採用しているため、上部磁性層
のポール部7のコア幅寸法のバラツキを小さくして安定
な上部磁性層を形成することができるようになった。こ
れにより、上部磁極層を構成するポール部7およびヨー
ク部8の形成時に塗布するレジスト厚を最適にして寸法
精度を高め、バラツキを最小限にして不良品を無くすこ
とができた。
薄膜磁気ヘッドの上部磁性層の高さの異なるポール部7
とヨーク部8を分けて最適なレジスト厚をそれぞれ塗布
して順次形成する構成を採用しているため、上部磁性層
のポール部7のコア幅寸法のバラツキを小さくして安定
な上部磁性層を形成することができるようになった。こ
れにより、上部磁極層を構成するポール部7およびヨー
ク部8の形成時に塗布するレジスト厚を最適にして寸法
精度を高め、バラツキを最小限にして不良品を無くすこ
とができた。
【図1】本発明の1実施例説明図である。
【図2】本発明の説明図である。
【図3】上部磁極層のコア幅のバラツキ例である。
【図4】従来技術の説明図である。
【符号の説明】 1:基板 2:下部磁性層 3:ギャップ層 4:絶縁層 5:コイル層 6:レジスト 61:レジスト除去部 7:ポール部 8:ヨーク部
Claims (2)
- 【請求項1】基板上に下部磁極層を形成しその上にギャ
ップ層を形成して絶縁層でおおい、その上にコイル層と
当該コイル層をおおう絶縁層を必要な層数分形成し、そ
の上に上部磁極層を形成する薄膜磁気ヘッドの製造方法
において、 上記上部磁極層を形成する際に、上記必要な層数分形成
した後にその上に上部磁極層の高さの異なるポール部と
ヨーク部を別々に最適な厚さのレジストを塗布して形成
することを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】上記ポール部を形成するに最適な厚さのレ
ジストを塗布して当該ポール部のパターンを露光し現像
し穴を空けて磁性体でポール部を形成しレジストを除去
後、ヨーク部を形成するに最適な厚さのレジストを塗布
して当該ヨーク部のパターンを露光し現像し穴を空けて
磁性体でヨーク部を形成しレジストを除去し上部磁極層
を形成することを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28772495A JPH09134505A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28772495A JPH09134505A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09134505A true JPH09134505A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17720933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28772495A Pending JPH09134505A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09134505A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100346287B1 (ko) * | 1998-07-02 | 2002-07-26 | 알프스 덴키 가부시키가이샤 | 박막자기헤드 및 그의 제조방법 |
US7472470B2 (en) * | 2000-12-26 | 2009-01-06 | Tdk Corporation | Method of manufacturing a perpendicular magnetic recording head |
-
1995
- 1995-11-06 JP JP28772495A patent/JPH09134505A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100346287B1 (ko) * | 1998-07-02 | 2002-07-26 | 알프스 덴키 가부시키가이샤 | 박막자기헤드 및 그의 제조방법 |
US7472470B2 (en) * | 2000-12-26 | 2009-01-06 | Tdk Corporation | Method of manufacturing a perpendicular magnetic recording head |
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