JPH09134073A

JPH09134073A - 画像形成装置の現像装置

Info

Publication number: JPH09134073A
Application number: JP7315784A
Authority: JP
Inventors: Toshiharu Mamiya; 宮敏晴間
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1995-11-10
Filing date: 1995-11-10
Publication date: 1997-05-20

Abstract

(57)【要約】【目的】画像形成装置において、現像器にトナーを補記
有する際に、トナーがみだりに外部に漏出するのを防止
する。【構成】トナー容器から現像器へ、搬送部材を介してト
ナーを補給するにあたり、該搬送部材に、トナー容器か
ら補給したトナーが現像器側に漏出するのを阻止する手
段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の目的】

【産業上の利用分野】この発明は、静電複写機、同プリ
ンタ等の画像形成装置、とくにその現像装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来技術と解決すべき課題】上記のような周知の画像
形成装置では、像担持体上に形成された静電潜像を顕像
化するべく、これに、通常粉体からなる現像剤（以下ト
ナーと云う）を、現像器を介して付与するものがひろく
実用されていることはよく知られている通りである。

【０００３】このような現像器について以下「図１０」
によって略述する。同図は画像形成装置の、回転円筒状
に形成された像担持体と、これに平行に配置された現像
器の一方の端部近傍を示す断面図である。図示符号１は
像担持体、符号２はこれに平行配置した現像器である。
現像器内のトナーは像担持体上の潜像に逐次供給されて
ゆくので、現像器２には、これに近接配置したホッパ３
のトナー容器４からトナーが補給されるようになってい
る。

【０００４】これらについてさらに説明すると、ホッパ
３の図示下方には、内部に搬送スクリュー６を配置した
搬送部材３ーａが配置してあり、これにはホッパ３に接
続する入口側の開口５と現像器２に接続する出口側の開
口７とが形成してある。

【０００５】前記像担持体１の図示下方には、これに近
接して現像器２が配設してあり、その一端部近傍に設け
た開口８が、前記搬送部材３ーａの出口側開口７と対向
している。現像器２には、像担持体１上の静電潜像にト
ナーを付与すべき現像スリーブ１０と、該スリーブ１０
の全長にわたってトナーを均一に搬送分布させるための
搬送スクリュー９が配置してある。

【０００６】図は非現像時の状態を示しており、現像時
には現像器２は図示矢印Ａ方向に移動して現像スリーブ
が像担持体と所定の距離を保つ位置に移動し、このとき
開口８は、搬送部材３ーａの開口７と接続してホッパ側
から現像器にトナーを供給できる状態になる。

【０００７】前記ホッパ３にはトナー容器４内のトナー
量を検知するためのセンサが配置してあり、容器内のト
ナーが所定量以下になると装置の作動が停止して操作者
にトナーの補給を促すようになっている。トナー補給時
には、補給操作がやり易いように、現像器は図示の位置
に後退して開口７と開口８とが分離し、搬送部材３ーａ
はホッパ３とともに図示矢印Ｂ方向に移動するようにな
っている。

【０００８】このような装置の場合、トナーセンサの故
障、検知不良等によってトナー容器内のトナーが異常に
減少したり、空になったりすることがある。このような
ときにトナーを補給すると、補給された新しいトナーは
流動性がよいので搬送部材３ーａの搬送スクリュー６を
通り抜けて開口７から漏出して装置内外を汚染すると云
う問題があった。

【０００９】本発明はこのような事態に対処すべくなさ
れたものであって、トナー容器内のトナーが空になった
場合でも、補給したトナーがホッパ外へ漏出することの
ないような現像装置を提供することを目的とするもので
ある。

【００１０】

【発明の構成】

【課題を解決する技術手段、その作用】上記の目的を達
成するため、本発明は、現像器と、トナー容器と、該ト
ナー容器から前記現像器トナーを搬送する搬送スクリュ
ーを具備する搬送部材とからなる現像装置において、前
記搬送スクリューに、トナー容器から現像器へのトナー
の搬送を阻止する阻止手段を配設してなることを特徴と
する画像形成装置の現像装置（１）、または、上記
（１）のものにおいて、阻止手段が、トナー容器のトナ
ーを導入する搬送部材の入口側開口に対応する搬送スク
リュー部位に設けた、該スクリューと同期回転する部分
円筒部材であることを特徴とする画像形成装置の現像装
置（２）、または、上記（１）のものにおいて、阻止手
段が、現像器にトナーを導出する搬送部材の出口側開口
に対応する搬送スクリュー部位に設けた、該スクリュー
と同期回転する部分円筒部材であることを特徴とする画
像形成装置の現像装置（３）、または、上記（１）のも
のにおいて、止手段が、搬送部材の入口側開口と出口側
開口に対応する搬送スクリュー部位に、双方がともに開
放することがないように夫々配設された部分円筒部材で
あることを特徴とする画像形成装置の現像装置（４）、
または、上記（１）乃至（４）のいずれかのものにおい
て、阻止手段が、搬送スクリューと一体に形成したブロ
ック状に形成してなることを特徴とする画像形成装置の
現像装置（５）、または、上記（１）乃至（４）のいず
れかのものにおいて、阻止手段が、搬送スクリューの外
周に接するように形成した板部材からなることを特徴と
する画像形成装置の現像装置（６）である。

【００１１】このように構成することによって、簡単な
構成によって、トナー補給の際におけるトナーの漏出を
確実に防止できる。

【００１２】

【実施例の説明】「図１」、「図２」本発明の第１の実
施例で、前記「図１０」に示したものと同様の構成を具
備する搬送部材３ーａ部分のみを示し、「図１」はその
側断面図、「図２」は「図１」のＡーＡ方向からみた断
面図である。また前記「図イ」に示したものと対応する
部分には同一の符号を付して示してあり（以下の実施例
においても同様）、それらについての説明は必要ない限
り省略する。

【００１３】図示のように、中空状の搬送部材３ーａ内
部には搬送スクリュー６が配設してあって、開口５から
供給されるトナーを図示左方に搬送し、開口７から不図
示の現像器にこれを供給するようになっているが、図示
のものでは前記搬送スクリュー６の、前記入口開口５に
対応する部位に、入口開口５を閉塞するに足る部分円筒
状の部分円筒部６ーａが搬送スクリュー６と一体に形成
してある。

【００１４】「図１」に示す位置では、開口５によって
トナー容器４側から供給されたトナーは搬送部材３ーａ
内の搬送スクリュー６によって図示左方に搬送され、開
口７から不図示の現像器に供給される。

【００１５】前記半円筒部６ーａが同図図示の位置から
半回転すると、該半円筒部６ーａが開口５を閉塞するの
で、このような状態でトナーを補給すれば、このトナー
は開口５の位置で停止してそれ以上進入しないから、前
述のようなトナーの漏出を阻止できる。

【００１６】上記のように半円筒部６ーａを、開口５を
閉塞する位置で停止させるためには搬送スクリュー６の
回転位相を検知する必要がある。このため図示の装置で
は、搬送スクリュー６の回転軸の一方を搬送部材３ーａ
の外側に延設し、この位置に該軸のその他の部分よりも
低反射率のマークＭを形成するとともに、これを検知す
る反射型フォトインタラプタＳを配設する。

【００１７】このような構成によって、前記フォトイン
タラプタＳが前記マークＭを検知したときに搬送スクリ
ュー６を停止させることによって、開口５を半円筒部６
ーａで閉塞することが可能である。搬送スクリュー６の
回転位相を検知する手段は上記のようなものに限定され
るものではなく、ロータリーエンコーダを用いてもよ
い。

【００１８】トナー容器４から現像器へトナーを補給す
る場合には、搬送スクリュー６を整数回回転させて断続
的にトナーを供給するようにすれば、新しく流動性のよ
いトナーでも搬送スクリュー６をとおり抜けて外部に漏
出することはない。

【００１９】「図３」、「図４」は第２の実施例を示す
もので、「図３」は搬送部材の側断面図、「図４」は、
「図３」のＢーＢ方向にみた断面図である。この装置に
おいては、搬送部材３ーａ内の搬送スクリュー６の、開
口５に対応する部位の該搬送スクリュー６の外周に板状
の半円筒部材１１を接着してある。

【００２０】搬送スクリュー６の回転位相の検知等を前
記実施例装置の場合と同様に設けることによって、上記
装置が前記実施例装置のものと同様の作用を奏し得るこ
とは直ちに理解できるところであろう。

【００２１】「図５」、「図６」は第３の実施例を示
し、「図５」は搬送部材の側断面図、「図４」は、「図
５」のＣーＣ方向からみた断面図である。この装置にお
いては、搬送部材３ーａの出口側開口７に対応する搬送
スクリュー６の位置に該スクリューと一体に半円筒部６
ーｂが形成してある。図はトナー容器側から供給された
トナーが搬送スクリュー６によって搬送され、次いで開
口７から不図示の現像器にトナーを供給できる状態を示
している。

【００２２】この位置から前記半円筒部６ーｂが半回転
すると、該半円筒部６ーｂが前記開口７を閉塞するか
ら、該開口７からのトナーの漏出を阻止できる。このよ
うな装置において、前記第１の実施例装置と同様に、搬
送スクリューの回転位相を検知してトナー補給時、搬送
スクリュー６停止時には前記半円筒部６ーｂが開口７を
閉塞する位置に有るように制御することによって、トナ
ー容器内のトナーが空の場合でも流動性のよいトナーが
外部に漏出することはない。

【００２３】「図７」、「図８」、「図９」は本発明の
第４の実施例であって、「図７」は搬送部材の側断面
図、「図８」は、「図７」のＤーＤ方向からみた断面
図、「図９」は、「図７」のＥーＥ方向からみた断面図
である。

【００２４】この装置にあっては、搬送部材３ーａ内の
搬送スクリュー６の、入口側開口５と出口側開口７に対
応する部位において、該スクリュー６の外周に部分円筒
部材１２、１３が夫々配設してある。

【００２５】前記各部分円筒部材１２、１３は、「図
８」、「図９」に示すように、搬送スクリュー６の外周
の過半部を占めるように形成してある。前記開口５、７
のサイズにより、部分円筒部材１２、１３の円周方向長
さを適宜に設定することによって、搬送スクリュー６が
回転した場合に、両開口５、７が同時に開放されること
がないようにすることができる。

【００２６】このように搬送部材を構成することによっ
て、出口５、７の、少なくともいずれかが、いずれかの
開口を閉塞する状態となるので、前記各実施例装置のよ
うに搬送スクリュー６の回転位相を検知する手段を必要
とせず、トナー供給時のトナーの漏出を確実に阻止でき
る。

【００２７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像器、トナー容器及び該トナー容器から現像器に搬送
スクリューによってトナーを補給する搬送部材をそなえ
た現像装置において、前記搬送スクリューに、トナー容
器から現像器にトナーが搬送されるのを阻止する手段を
設けたから、トナー補給時に流動性のよいトナーが搬送
スクリューわ通過して外部に逸出して周辺を汚染するこ
とを好適に阻止できる。また、現像装置の部位内で処理
が可能で、トナーの流出防止のためのキャップを設けた
場合のように開閉時のトナーの飛散のような事態も回避
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例を示す、トナー容器か
ら現像器にトナーを供給する搬送部材の側断面図

【図２】同上ＡーＡ方向からみた断面図

【図３】本発明の第２の実施例を示す搬送部材の側断
面図

【図４】同上ＢーＢ方向からみた断面図

【図５】本発明の第３の実施例を示す搬送部材の側断
面図

【図６】同上ＣーＣ方向からみた断面図

【図７】本発明の第４の実施例を示す搬送部材の側断
面図

【図８】同上ＤーＤ方向からみた断面図

【図９】同上ＥーＥ方向からみた断面図

【図１０】公知の現像装置の構成を示す要部の断面図

【符号の説明】

１像担持体２現像器３トナーホッパ３ーａ搬送部材４トナー容器５入口側の開口６、９搬送スクリュー６ーａ半円筒部材７出口側の開口１０現像スリーブ１２、１３部分円筒部材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】現像器と、トナー容器と、該トナー容器か
ら前記現像器トナーを搬送する搬送スクリューを具備す
る搬送部材とからなる現像装置において、前記搬送スクリューに、トナー容器から現像器へのトナ
ーの搬送を阻止する阻止手段を配設してなることを特徴
とする画像形成装置の現像装置。
【請求項２】阻止手段が、トナー容器のトナーを導入す
る搬送部材の入口側開口に対応する搬送スクリュー部位
に設けた、該スクリューと同期回転する部分円筒部材で
あることを特徴とする「請求項１」記載の画像形成装置
の現像装置。
【請求項３】阻止手段が、現像器にトナーを導出する搬
送部材の出口側開口に対応する搬送スクリュー部位に設
けた、該スクリューと同期回転する部分円筒部材である
ことを特徴とする「請求項１」記載の画像形成装置の現
像装置。
【請求項４】阻止手段が、搬送部材の入口側開口と出口
側開口に対応する搬送スクリュー部位に、双方がともに
開放することがないように夫々配設された部分円筒部材
であることを特徴とする「請求項１」記載の画像形成装
置の現像装置。
【請求項５】阻止手段が、搬送スクリューと一体に形成
したブロック状に形成してなることを特徴とする「請求
項１」乃至「請求項４」のいずれか記載の画像形成装置
の現像装置。
【請求項６】阻止手段が、搬送スクリューの外周に接す
るように形成した板部材からなることを特徴とする「請
求項１」乃至「請求項４」のいすせれか記載の画像形成
装置の現像装置。