JPH09133355A - ガス燃焼装置 - Google Patents

ガス燃焼装置

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JPH09133355A
JPH09133355A JP7291537A JP29153795A JPH09133355A JP H09133355 A JPH09133355 A JP H09133355A JP 7291537 A JP7291537 A JP 7291537A JP 29153795 A JP29153795 A JP 29153795A JP H09133355 A JPH09133355 A JP H09133355A
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
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    • F23N5/20Systems for controlling combustion with a time programme acting through electrical means, e.g. using time-delay relays

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスバーナの火力を調整するための電磁弁とし
て自己保持型電磁弁を使用しつつ該電磁弁とスパーカや
報知器等の他の電気的負荷とに電源部から同時に通電す
ることを回避つつそれを略並行して作動させることがで
きるガス燃焼装置を提供する。 【解決手段】ガスバーナ1の火力調整用の自己保持型電
磁弁である切替電磁弁7の開閉動作とイグナイタ14や
表示ランプ20a〜20cの動作とを略並行して行う場
合に、切替電磁弁7への一時的な通電タイミングと、イ
グナイタ14や表示ランプ20a〜20cへの通電タイ
ミングとを非同期として両者の通電タイミングが重なら
ないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスコンロ等のガ
ス燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばガスコンロにあっては、ガスバー
ナに主ガス通路と副ガス通路とを並列に接続すると共
に、主ガス通路に電磁弁を介装し、ガスバーナの燃焼運
転時に該電磁弁をマイクロコンピュータ等により調理物
の温度等に応じて開閉制御することにより、ガスバーナ
の火力調整を行うようにしたものが知られている。すな
わち、前記電磁弁を開弁すると、主ガス通路及び副ガス
通路の両者からガスバーナに燃料ガスが供給されて、該
ガスバーナの火力が強火となり、電磁弁を閉弁すると、
副ガス通路のみからガスバーナに少量の燃料ガスが供給
されて、該ガスバーナの火力が弱火となる。
【0003】この種のガスコンロの前記電磁弁は、一般
に、通電保持型のものが用いられている。該通電保持型
電磁弁は、これに継続的に通電することにより開弁状態
に保持され、また、その通電を遮断することによりバネ
等の付勢力により閉弁状態に保持される。しかしなが
ら、この通電保持型電磁弁は、これを開弁状態に保持す
るためには、継続的に通電しておかなければならないた
め、機器の省電力化の上では、不利なものとなり易く、
特に、電源として電池を使用するものにあっては、電池
の消耗を可能な限り抑える上で、不利なものとなる。
【0004】そこで、前記電磁弁として、自己保持型電
磁弁を使用することが考えられる。この自己保持型電磁
弁は、それに一時的に通電するだけで、開閉状態が開か
ら閉、あるいは閉から開に切り替わり、その後は、通電
を行わずとも、磁石の磁気力等により開閉状態が保持さ
れるものである。このような自己保持型電磁弁をガスバ
ーナの火力を調整するための前記電磁弁として使用する
ことで、その開閉を僅かな電力消費で行うことができ、
機器の省電力化を図る上で効果的である。
【0005】ところで、前記ガスコンロでは、通常、前
記電磁弁以外にも種々の電子機器(電源の電気的負荷)
が備えられ、例えばガスバーナを点火するためのイグナ
イタや、運転状態の報知(警報を含む)を行うランプ、
ブザー等の報知器、ガスバーナへのガス供給を遮断する
ための元電磁弁等が備えられている。そして、これらの
電子機器は、互いにほぼ並行して動作させる場合が多々
ある。
【0006】例えばガスバーナの点火時に、前記火力調
整用の電磁弁が閉弁状態であると、ガスバーナに前記副
ガス通路から少量の燃料ガスしか供給されないため、ガ
スバーナの点火不良を生じる虞れがある。このため、ガ
スバーナをスパーカの動作により点火する場合に、その
スパーカの動作と並行して前記火力調整用の電磁弁に通
電して、これを開弁状態とする場合が考えられる。尚、
この場合、前記元電磁弁を開弁保持するために、該元電
磁弁への通電も並行して行われる。
【0007】また、ガスバーナの燃焼(温調)運転中
に、前記火力調整用の電磁弁の開閉動作が行われるのと
並行して、ガスバーナの燃焼運転中である旨を報知する
ランプや、ガスバーナの火力調整を行っている旨を示す
ランプ、あるいは、なんらかの異常等が生じた旨を報知
する警報ランプ、警報ブザー等の報知器を動作させる場
合も考えられる。
【0008】しかしながら、上記のように火力調整用の
電磁弁やイグナイタ、報知器等の複数の電子機器を互い
に並行して動作させる場合に、それらの電子機器に同時
に通電すると、電源の負担が比較的大きなものとなる。
このため、電源回路の必要容量が増加して、コスト的に
不利なものとなりやすいと共に、特に、電源として電池
を使用するものにあっては、その電池の消耗を早める原
因となりやすい。
【0009】この場合、前記火力調整用の電磁弁として
通電保持型のものを使用した場合には、該通電保持型電
磁弁は、それを開弁状態とするためには継続的に通電し
なければならないので、上記のように該通電保持型電磁
弁の開弁とイグナイタや報知器の動作とを並行して行う
場合に、それらに同時に通電することは避けられない。
【0010】これに対して、前記自己保持型電磁弁を使
用した場合には、該自己保持型電磁弁は、十分に短い通
電(例えば100ms)だけで、その開閉を行うことが
できるので、前記の不都合を回避することが可能である
と考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、ガスバーナの火力を調整するための電磁弁として
自己保持型電磁弁を使用しつつ該電磁弁とスパーカや報
知器等の他の電気的負荷とに電源部から同時に通電する
ことを回避つつそれを略並行して作動させることができ
るガス燃焼装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、電源部と、ガスバーナに接続された主ガ
ス通路と、該主ガス通路と並列に前記ガスバーナに接続
された副ガス通路と、前記主ガス通路を開閉して前記ガ
スバーナの火力を調整すべく該主ガス通路に設けられ、
前記電源部からの一時的な通電により開閉する自己保持
型電磁弁と、該自己保持型電磁弁以外に前記電源部から
の通電により所定の動作を行う電気的負荷とを備えたガ
ス燃焼装置において、前記自己保持型電磁弁の開閉動作
と前記電気的負荷の動作とを略並行して行うとき、該自
己保持型電磁弁及び電気的負荷への通電タイミングが互
いに非同期となるよう該自己保持型電磁弁及び電気的負
荷に通電せしめたことを特徴とするものである。
【0013】かかる本発明によれば、前記自己保持型電
磁弁の開閉動作と前記電気的負荷の動作とを略並行して
行うとき、該自己保持型電磁弁及び電気的負荷への通電
タイミングが互いに非同期となるので、前記電源部から
自己保持型電磁弁及び前記電気的負荷の両者に同時に通
電する事態が避けられ、該電源部の負担が軽減する。こ
の場合、自己保持型電磁弁の開閉動作を行うための通電
時間は一時的で十分に短いので、自己保持型電磁弁の開
閉動作と前記電気的負荷の動作とは実際上、ほぼ同時に
並行して行われる。
【0014】従って、本発明によれば、ガスバーナの火
力を調整するための電磁弁として自己保持型電磁弁を使
用しつつ該電磁弁とスパーカや報知器等の他の電気的負
荷とに電源部から同時に通電することを回避つつそれを
略並行して作動させることができ、電源部の負担を軽減
することができる。かかる本発明のより具体的な一つの
態様では、前記電気的負荷は、前記ガスバーナの点火用
のイグナイタであり、該ガスバーナの点火時に前記自己
保持型電磁弁を開弁状態とすると共に前記イグナイタを
動作させるとき、該自己保持型電磁弁及びイグナイタへ
の通電タイミングを非同期としたことを特徴とする。
【0015】これによれば、前記ガスバーナの点火時
に、前記自己保持型電磁弁が開弁状態となってガスバー
ナへのガス供給が前記主ガス通路及び副ガス通路の両者
から十分な量で行われるのと、その点火のための前記イ
グナイタの動作とが、ほぼ並行して行われてガスバーナ
の点火が良好に行われる一方、自己保持型電磁弁及びイ
グナイタへの通電タイミングは非同期とされて、両者に
同時に通電する事態が避けられ、該電源部の負担を軽減
することができる。そして、一般にイグナイタは、その
動作のための電力消費が比較的高いので、電源部の負担
を軽減する上で効果的である。
【0016】この場合、例えば、前記ガスバーナの点火
時に前記自己保持型電磁弁に一時的に通電して該自己保
持型電磁弁を開弁状態とした後、前記イグナイタに通電
して該イグナイタを動作させることで、自己保持型電磁
弁及びイグナイタへの通電タイミングを簡単に非同期と
することができる。あるいは、前記ガスバーナの点火時
に前記自己保持型電磁弁への一時的な通電を断続的に複
数回行って該自己保持型電磁弁を開弁状態とすると共
に、前記イグナイタへの通電を前記自己保持型電磁弁へ
の断続的な通電の合間に断続的に行って該イグナイタを
動作させることで、自己保持型電磁弁及びイグナイタへ
の通電タイミングを非同期とすることもできる。そし
て、このように、自己保持型電磁弁への一時的な通電を
断続的に複数回行うときには、自己保持型電磁弁を確実
に開弁状態とすることができる。
【0017】また、本発明のより具体的な他の態様で
は、前記電気的負荷は、前記ガス燃焼装置の運転状態を
報知する報知器であり、前記ガスバーナの燃焼(温調)
運転中に前記自己保持型電磁弁の開閉による前記ガスバ
ーナの火力調整を行うと共に前記報知器による報知を行
うとき、該自己保持型電磁弁及び報知器への通電タイミ
ング非同期としたことを特徴とする。
【0018】これによれば、前記自己保持型電磁弁の開
閉による前記ガスバーナの火力調整と、前記報知器によ
る報知とがほぼ並行して行われて、それらの必要な動作
が確保される一方、自己保持型電磁弁及び報知器への通
電タイミングは非同期とされて、両者に同時に通電する
事態が避けられ、該電源部の負担を的確に軽減すること
ができる。
【0019】この場合、例えば前記自己保持型電磁弁を
開閉させる際に前記ガス燃焼装置の運転状態が前記報知
器による報知を行うべき状態となったとき、前記自己保
持型電磁弁に一時的に通電して該自己保持型電磁弁を開
弁状態とした後、前記報知器に通電して該報知器を動作
させることで、自己保持型電磁弁及び報知器への通電タ
イミングを簡単に非同期とすることができる。そして、
報知器による報知は、自己保持型電磁弁の開閉動作の後
に行われるものの、自己保持型電磁弁への通電時間は十
分に短いので、実際上、報知器による報知を必要なタイ
ミングで的確に行うことができる。
【0020】あるいは、前記報知器の動作中に前記自己
保持型電磁弁を開閉させるとき、前記自己保持型電磁弁
への一時的な通電時における前記報知器への通電を停止
することで、自己保持型電磁弁及び報知器への通電タイ
ミングを非同期としてもよい。このとき、報知器による
報知は、自己保持型電磁弁への通電時に一時的に停止す
るものの、その停止時間(自己保持型電磁弁への通電時
間)は十分に短いので、実際上、支障はない。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
4を参照して説明する。図1は本実施形態のガス燃焼装
置のシステム構成図、図2乃至図4は図1の装置の作動
を説明するためのタイミングチャートである。図1を参
照して、本実施形態の燃焼装置は例えばガスコンロであ
り、1はガスバーナ、2はガスバーナ1に接続された主
ガス通路、3は主ガス通路2に並列に接続された副ガス
通路である。
【0022】ガスバーナ1の中心部には、該ガスバーナ
1上に載置される調理物A(調理容器を含む)の温度を
検出する温度検出器4が設けられ、また、ガスバーナ1
の近傍箇所には、該ガスバーナ1の点火を行うための点
火電極5が設けられている。主ガス通路2には、その上
流側から順に主電磁弁6及び切替電磁弁7が設けられ、
前記副ガス通路3は、その上流端部が両電磁弁6,7の
間で主ガス通路2から分岐され、下流端部が切替電磁弁
7の下流側で主ガス通路2に合流されている。
【0023】この場合、主電磁弁6は、通電保持型の電
磁弁であり、ガスコンロの筐体(図示しない)に設けら
れた点火・消火ボタン8(押ボタン)を点火操作(押操
作)することで、バネ9の付勢力に抗して開弁されると
共に、この状態で主電磁弁6に継続的に通電することに
より点火・消火ボタン8の点火操作を解除しても該主電
磁弁6が開弁保持されるようになっている。そして、主
電磁弁6への通電をスイッチ21により遮断すること
で、バネ9の付勢力により該主電磁弁6が閉弁される。
【0024】切替電磁弁7は、本発明の構成に対応する
周知の自己保持型の電磁弁であり、それに一時的に通電
する(例えば80mAの通電電流を100ms流す)こ
とで、開閉状態が開から閉、あるいは閉から開に切替え
られ、その後は、その開閉状態が磁石の磁気力等により
保持されるようになっている。また、図1において、1
0はガスコンロの運転を制御するマイクロコンピュータ
(以下、マイコンという)、11,12はマイコン10
の指示により主電磁弁6及び切替電磁弁7をそれぞれ通
電駆動する主電磁弁駆動回路及び切替電磁弁駆動回路、
13は点火電極5に火花放電を生ぜしめるイグナイタ1
4をマイコン10の指示により通電駆動するイグナイタ
駆動回路、15は本実施形態のガスコンロの電源部であ
る電池16からマイコン10等に給電する電源回路、1
7は電池16の電圧を監視する電池電圧監視回路、18
は調理物Aの加熱温度をある一定温度に保持するような
温調制御を行う旨等を使用者がマイコン10に指示する
ための操作器、19は各種報知を行う表示ランプ20a
〜20c(報知器)をマイコン10の指示により通電駆
動する表示駆動回路である。
【0025】電源回路15は、電池16に、点火・消火
ボタン8の点火操作によって図示しないハートカム機構
により閉成するマイクロスイッチ21を介して接続され
ており、該マイクロスイッチ21の閉成状態でマイコン
10や主電磁弁駆動回路11、切替電磁弁駆動回路1
2、イグナイタ駆動回路13、表示駆動回路19等に給
電する。尚、マイクロスイッチ21は、点火・消火ボタ
ン8の消火操作によって開成し、このとき、マイコン1
0等への給電が遮断される。また、各駆動回路11,1
2,13,19は、電源回路15からの給電を受けた状
態で、マイコン10の指示によりそれぞれ主電磁弁6、
切替電磁弁7、イグナイタ14、表示ランプ20a〜2
0cに通電してこれらを動作させる。
【0026】電池電圧監視回路17は、マイクロスイッ
チ21の閉成状態で電池16の電圧を監視し、その電池
電圧があらかじめ定めた所定の電圧以下となったとき
に、その旨を示す信号をマイコン10に出力する。表示
ランプ20a〜20cは、それぞれその点灯により、例
えばガスバーナ1の燃焼運転中である旨の報知、前記温
調制御を行っている旨の報知、電池16の交換の必要性
の報知を行う。
【0027】マイコン10は、電池16から電源回路1
5を介して給電された状態で、操作器18による指示や
温度検出器4の検出信号、電池電圧監視回路17の出力
等に基づき、イグナイタ駆動回路13や主電磁弁駆動回
路11、切替電磁弁駆動回路12、表示駆動回路19を
制御して、ガスバーナ1の点火制御や前記温調制御等、
ガスコンロの運転を制御する。尚、これの制御の詳細は
後述する。
【0028】次に、本実施形態のガスコンロの作動を説
明する。使用者が点火・消火ボタン8を点火操作する
と、主電磁弁6が開弁される一方、マイクロスイッチ2
1が閉成し、電池16から電源回路15を介してマイコ
ン10等に給電されてマイコン10等が起動される。こ
のとき、マイコン10は、まず、図2(a)のタイミン
グチャートに示すように、切替電磁弁駆動回路12によ
り切替電磁弁7に一時的(例えば100ms)に通電せ
しめて、該切替電磁弁7を開弁状態とする。尚、この
時、前回のガスバーナ1の燃焼運転時に前記温調制御が
後述するように行われたときには、切替電磁弁7は既に
開弁状態となっている場合もあるが、本実施形態では、
切替電磁弁7の開閉状態にかかわらず、切替電磁弁7に
これを開弁状態とするための電流を一時的に通電する。
【0029】このように切替電磁弁7に通電した後、こ
れに続いて、前記図2(a)に示すように、マイコン1
0は主電磁弁駆動回路11により主電磁弁6に継続的に
通電せしめて該主電磁弁6を開弁保持させると同時に、
イグナイタ駆動回路13によりイグナイタ14に一定時
間(例えば3秒)通電せしめ、該イグナイタ14により
点火電極5に火花放電を生ぜしめる。
【0030】これにより、ガスバーナ1に前記主ガス通
路2及び副ガス通路3の両者からガスが供給されつつ該
ガスバーナ1が点火され、ガスバーナ1の燃焼が開始す
る。この場合、ガスバーナ1には、主ガス通路2及び副
ガス通路3の両者から十分な量のガスが供給されるの
で、該ガスバーナ1の点火が円滑に行われる。また、切
替電磁弁7への通電時間は、100ms程度の十分に短
い時間であるので、切替電磁弁7とイグナイタ14や主
電磁弁6の動作は実際上、並行して行われるのと同等で
ある。そして、このような並行的な動作に際して、自己
保持型電磁弁である切替電磁弁7への通電タイミングと
イグナイタ14や主電磁弁6への通電タイミングとが重
ならない(非同期となる)ため、電池16の負担はさほ
ど大きなものとなることはなく、その負担が軽減され
る。
【0031】尚、かかるガスバーナ1の点火に際して、
マイコン10は図示しない熱電対等によりガスバーナ1
の着火を監視しており、ガスバーナ1が正常に着火した
場合には、表示駆動回路19により表示ランプ20aに
通電してこれを点灯させ、ガスバーナ1の燃焼運転が行
われている旨の報知を行う。次に、例えばガスバーナ1
の燃焼運転の開始後、使用者が操作器15によりマイコ
ン10に前記温調制御を行うべき旨を指示すると、マイ
コン10は表示駆動回路19により表示ランプ20bに
通電してこれを点灯させ、温調制御を行うモードである
旨の報知を行う。そして、マイコン10は、温度検出器
4により得られる調理物Aの加熱温度に基づき、例えば
その加熱温度をあらかじめ定められた所定の温度や使用
者により設定された温度(以下、温調温度という)に維
持するように、切替電磁弁駆動回路12を介して切替電
磁弁7に通電して、該切替電磁弁7を開閉制御する。
【0032】すなわち、マイコン10は、温度検出器4
により得られる調理物Aの加熱温度が前記温調温度より
も高くなると、切替電磁弁駆動回路12により切替電磁
弁7にこれを閉弁状態とするための電流を一時的に流し
て、該切替電磁弁7を閉弁させる。この時、ガスバーナ
1には、副ガス通路3のみから少量のガスが供給される
こととなって、該ガスバーナ1の火力は弱火となる。
【0033】また、調理物Aの加熱温度が前記温調温度
よりも低くなると、マイコン10は、切替電磁弁駆動回
路12により切替電磁弁7にこれを開弁状態とするため
の電流を一時的に流して、該切替え電磁弁7を開弁状態
とする。この時、ガスバーナ1には、主ガス通路2と副
ガス通路3との両者からガスが供給されることとなっ
て、該ガスバーナ1の火力は強火となる。
【0034】これにより、調理物Aの温度が前記温調温
度に維持されるように、ガスバーナ1の火力が調整され
る。一方、上記のような温調制御に際して、マイコン1
0は、切替電磁弁7を開閉すべくこれに一時的に電流を
流す際に、既に点灯している前記表示ランプ20a,2
0bへの通電を、図3に示すように切替電磁弁7への通
電の間(100ms)停止するように表示駆動回路19
を制御する。これにより、切替電磁弁7への通電と表示
ランプ20a,20bへの通電が非同期となって、両者
の通電が同時に行われることがなく、電池16の負担が
軽減される。
【0035】この場合、表示ランプ20a,20bへの
通電は、切替電磁弁7への通電の間、一時的に停止され
るものの、その時間(100ms)は十分に短い時間で
あるため、表示ランプ20a,20bは瞬間的にしか消
灯せず、実際上、表示ランプ20a,20bが継続的に
点灯している状態と同等になる。従って、表示ランプ2
0a,20bへの通電を上記のように一時的に停止して
も支障はない。
【0036】また、前述のような燃焼運転において、電
池電圧監視回路17は、前記マイクロスイッチ21の閉
成後、電池16の電圧を監視しており、その電池電圧が
所定電圧以下となると、その旨を示す信号をマイコン1
0に出力する。この時、マイコン10は、表示駆動回路
19により表示ランプ20cに通電させて該表示ランプ
20cを点灯させる。
【0037】この場合、マイコン10は、基本的には電
池電圧監視回路17から上記の信号が出力された時点で
表示ランプ20cを点灯させるのであるが、この時、た
またま前記温調制御において切替電磁弁7にこれを開閉
させるべく通電を行うタイミングであった場合には、マ
イコン10は、図4に示すように切替電磁弁7への一時
的な通電を行った後に、これに続いて表示ランプ20c
に通電してこれを点灯させる。これにより切替電磁弁7
への通電タイミングと表示ランプ20cへの通電タイミ
ングとが非同期となって、両者に同時に通電することは
なく、電池16の負担が軽減する。
【0038】この場合、表示ランプ20cの点灯は、切
替電磁弁7への一時的な通電を行った後に行われるもの
の、切替電磁弁7への通電時間(100ms)は十分に
短いので、実際上、電池電圧監視回路17から電池16
の電圧低下を示す信号が出力された時(切替電磁弁7へ
の通電時)に表示ランプ20cの点灯が行われる場合と
同等となる。
【0039】尚、表示ランプ20cの点灯後に、温調制
御のために切替電磁弁7への通電を行う際には、前記表
示ランプ20a,20bの場合と同様に、マイコン10
は切替電磁弁7への一時的な通電の間、表示ランプ20
cへの通電を一時的に停止させる。このように本実施形
態のガスコンロでは、切替電磁弁7への通電タイミング
と、前記イグナイタ14や表示ランプ20a〜20cへ
の通電タイミングを非同期としつつ、それらの動作を的
確なタイミングで支障なく行うことができる。そして、
上記通電タイミングを非同期とすることで、電池16の
負担を軽減してその消耗を抑制することができる。
【0040】尚、本実施形態では、ガスバーナ1の点火
時において、図2(a)に示したように切替電磁弁7に
一時的に通電した後、イグナイタ14に通電するように
したが、図2(b)に示すように、切替電磁弁7を開弁
状態とするための一時的な通電を断続的に複数回行って
(例えば1秒の周期で3回、通電する)、その通電の合
間(切替電磁弁7の非通電時)に、イグナイタ14に断
続的に通電して、切替電磁弁7とイグナイタ14との通
電タイミングを非同期とするようにしてもよい。この場
合、切替電磁弁7を開弁状態とするための通電を複数回
行うことによって、該切替電磁弁7を確実に開弁状態と
することができる。尚、この場合、主電磁弁6を開弁保
持させるための継続的な通電は、図2(b)に示すよう
に、切替電磁弁7に一回目の通電行った直後にイグナイ
タ14への一回目の通電と同時に開始する。
【0041】また、本実施形態では、切替電磁弁7への
通電タイミングと、イグナイタ14や表示ランプ20a
〜20cへの通電タイミングとを非同期とする場合を例
にとって説明したが、ガスバーナ1の他に複数のガスバ
ーナやグリルバーナを備えるガスコンロにあっては、ガ
スバーナ1における前記温調制御に際して、切替電磁弁
7に通電する時に、他のガスバーナやグリルバーナの点
火操作が行われた場合に、それらの他のガスバーナやグ
リルバーナにガスを供給するための主電磁弁への通電や
イグナイタ14への通電を切替電磁弁7に通電した後に
行うようにしてもよい。さらには、他のガスバーナやグ
リルバーナの燃焼運転が行われている旨の表示ランプ等
を点灯させる場合に、その点灯をガスバーナ1における
前記温調制御に際しての切替電磁弁7への通電後に行っ
たり、該切替電磁弁7への通電時に、他のガスバーナや
グリルバーナに対応する表示ランプ等への通電を一時的
に停止するようにしてもよい。
【0042】また、本実施形態では、報知器として表示
ランプ20a〜20cを使用した場合を例にとって説明
したが、報知器として例えばブザーを使用し、該ブザー
による報知を行う場合に、該ブザーへの通電タイミング
と前記切替電磁弁7への通電タイミングとを表示ランプ
20a〜20cの場合と同様に非同期とするようにして
もよい。
【0043】また、本実施形態では、電池16を電源と
するものを説明したが、商用電源等を電源とするものに
あっても本発明を適用することができることはもちろん
である。また、上記実施例では副ガス通路は主ガス通路
から分岐し、下流側で合流するものを示したが、下流側
で合流することなく、それぞれの通路からバーナにガス
を供給するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のガス燃焼装置(ガスコン
ロ)のシステム構成図。
【図2】図1のガスコンロの作動を説明するためのタイ
ミングチャート。
【図3】図1のガスコンロの作動を説明するためのタイ
ミングチャート。
【図4】図1のガスコンロの作動を説明するためのタイ
ミングチャート。
【符号の説明】
1…ガスバーナ、2…主ガス通路、3…副ガス通路、7
…切替電磁弁(自己保持型電磁弁)、14…イグナイ
タ、16…電池(電源部)、20a〜20c…表示ラン
プ(報知器)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源部と、ガスバーナに接続された主ガス
    通路と、該主ガス通路と並列に前記ガスバーナに接続さ
    れた副ガス通路と、前記主ガス通路を開閉して前記ガス
    バーナの火力を調整すべく該主ガス通路に設けられ、前
    記電源部からの一時的な通電により開閉する自己保持型
    電磁弁と、該自己保持型電磁弁以外に前記電源部からの
    通電により所定の動作を行う電気的負荷とを備えたガス
    燃焼装置において、 前記自己保持型電磁弁の開閉動作と前記電気的負荷の動
    作とを略並行して行うとき、該自己保持型電磁弁及び電
    気的負荷への通電タイミングが互いに非同期となるよう
    該自己保持型電磁弁及び電気的負荷に通電せしめたこと
    を特徴とするガス燃焼装置。
  2. 【請求項2】前記電気的負荷は、前記ガスバーナの点火
    用のイグナイタであり、該ガスバーナの点火時に前記自
    己保持型電磁弁を開弁状態とすると共に前記イグナイタ
    を動作させるとき、該自己保持型電磁弁及びイグナイタ
    への通電タイミングを非同期としたことを特徴とする請
    求項1記載のガス燃焼装置。
  3. 【請求項3】前記ガスバーナの点火時に前記自己保持型
    電磁弁に一時的に通電して該自己保持型電磁弁を開弁状
    態とした後、前記イグナイタに通電して該イグナイタを
    動作させたことを特徴とする請求項2記載のガス燃焼装
    置。
  4. 【請求項4】前記ガスバーナの点火時に前記自己保持型
    電磁弁への一時的な通電を断続的に複数回行って該自己
    保持型電磁弁を開弁状態とすると共に、前記イグナイタ
    への通電を前記自己保持型電磁弁への断続的な通電の合
    間に断続的に行って該イグナイタを動作させたことを特
    徴とする請求項2記載のガス燃焼装置。
  5. 【請求項5】前記電気的負荷は、前記ガス燃焼装置の運
    転状態を報知する報知器であり、前記ガスバーナの燃焼
    運転中に前記自己保持型電磁弁の開閉による前記ガスバ
    ーナの火力調整を行うと共に前記報知器による報知を行
    うとき、該自己保持型電磁弁及び報知器への通電タイミ
    ング非同期としたことを特徴とする請求項1記載のガス
    燃焼装置。
  6. 【請求項6】前記自己保持型電磁弁を開閉させる際に前
    記ガス燃焼装置の運転状態が前記報知器による報知を行
    うべき状態となったとき、前記自己保持型電磁弁に一時
    的に通電して該自己保持型電磁弁を開弁状態とした後、
    前記報知器に通電して該報知器を動作させたことを特徴
    とする請求項5記載のガス燃焼装置。
  7. 【請求項7】前記報知器の動作中に前記自己保持型電磁
    弁を開閉させるとき、前記自己保持型電磁弁への一時的
    な通電時における前記報知器への通電を停止したことを
    特徴とする請求項5記載のガス燃焼装置。
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