JPH09133306A - 伝熱管群のプロテクタ - Google Patents
伝熱管群のプロテクタInfo
- Publication number
- JPH09133306A JPH09133306A JP28726195A JP28726195A JPH09133306A JP H09133306 A JPH09133306 A JP H09133306A JP 28726195 A JP28726195 A JP 28726195A JP 28726195 A JP28726195 A JP 28726195A JP H09133306 A JPH09133306 A JP H09133306A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- transfer tubes
- groups
- horizontally
- disposed heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の吊下型横置伝熱管群では、吊下管に沿
って流下する排ガス中に含まれる石炭灰等により、横置
伝熱管群は摩耗し、減肉するという不具合があった。本
発明はこのような従来のものの不具合を解消し、ボイラ
装置の構造も格別変えずに安全操業を行いうるようにし
たものを得ることを課題とする。 【解決手段】 吊下型横置伝熱管群を有するボイラにお
いて、吊下管をはさんで配置された前後の横置伝熱管群
の間でガス流れ方向側に設置され、かつ、吊下管に沿っ
て長手方向に延びる横置伝熱管群ガード部を有して構成
された伝熱管群のプロテクタを提供し、前後の伝熱管群
の間を流下するガス流をガード部を有するプロテクタで
案内して伝熱管群を摩耗、減肉から防止するようにし
た。
って流下する排ガス中に含まれる石炭灰等により、横置
伝熱管群は摩耗し、減肉するという不具合があった。本
発明はこのような従来のものの不具合を解消し、ボイラ
装置の構造も格別変えずに安全操業を行いうるようにし
たものを得ることを課題とする。 【解決手段】 吊下型横置伝熱管群を有するボイラにお
いて、吊下管をはさんで配置された前後の横置伝熱管群
の間でガス流れ方向側に設置され、かつ、吊下管に沿っ
て長手方向に延びる横置伝熱管群ガード部を有して構成
された伝熱管群のプロテクタを提供し、前後の伝熱管群
の間を流下するガス流をガード部を有するプロテクタで
案内して伝熱管群を摩耗、減肉から防止するようにし
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は吊下型横置伝熱管群
を有する石炭焚きボイラに関する。
を有する石炭焚きボイラに関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の吊下管と横置伝熱管群との
関係を示し、横置伝熱管群０４はガス流れ方向及び吊下
げ管０３に対して直交して設置されている。石炭焚き灰
を含んだ排ガスは矢印の様に上流側より下流側へ流れ、
伝熱管の中の水と熱交換をするが、排ガスの流れる密度
が吊下管に添って高くなり、吊下管付近の横置伝熱管を
排ガスに含まれる灰が摩耗させていた。
関係を示し、横置伝熱管群０４はガス流れ方向及び吊下
げ管０３に対して直交して設置されている。石炭焚き灰
を含んだ排ガスは矢印の様に上流側より下流側へ流れ、
伝熱管の中の水と熱交換をするが、排ガスの流れる密度
が吊下管に添って高くなり、吊下管付近の横置伝熱管を
排ガスに含まれる灰が摩耗させていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
ものにおいて、吊下管に沿った石炭焚き灰を含む排ガス
の流れによって引き起こされる横置き伝熱管群の摩耗、
減肉は、好ましくない問題点であった。
ものにおいて、吊下管に沿った石炭焚き灰を含む排ガス
の流れによって引き起こされる横置き伝熱管群の摩耗、
減肉は、好ましくない問題点であった。
【０００４】本発明はこのような従来のものにおける問
題点を解消し、ボイラの構造を格別変更することもな
く、簡単な構造で安全操業に寄与するものを得ることを
課題とするものである。
題点を解消し、ボイラの構造を格別変更することもな
く、簡単な構造で安全操業に寄与するものを得ることを
課題とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するべくなされたもので、吊下型横置伝熱管群を有す
るボイラにおいて、吊下管をはさんで配置された前後の
横置伝熱管群の間でガス流れ方向側に設置され、前記吊
下管に沿って長手方向に延びる横置伝熱管群ガード部を
有して構成された伝熱管群のプロテクタを提供し、吊下
管をはさむ横置伝熱管群の間のガス流れ方向側で、横置
伝熱管群ガード部を含むプロテクタを配設し、このプロ
テクタにより吊下管に沿ったガス流れと横置伝熱管群と
の接触を防げるようにして横置伝熱管群の摩耗、減肉の
発生を防止するものである。
決するべくなされたもので、吊下型横置伝熱管群を有す
るボイラにおいて、吊下管をはさんで配置された前後の
横置伝熱管群の間でガス流れ方向側に設置され、前記吊
下管に沿って長手方向に延びる横置伝熱管群ガード部を
有して構成された伝熱管群のプロテクタを提供し、吊下
管をはさむ横置伝熱管群の間のガス流れ方向側で、横置
伝熱管群ガード部を含むプロテクタを配設し、このプロ
テクタにより吊下管に沿ったガス流れと横置伝熱管群と
の接触を防げるようにして横置伝熱管群の摩耗、減肉の
発生を防止するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１に基づいて本発明の実施の１
形態を説明する。１は縦型プロテクタ、２は同縦型プロ
テクタ１の支持装置、３は吊下管、４，４′は前後に対
向して配置された横置伝熱管群である。
形態を説明する。１は縦型プロテクタ、２は同縦型プロ
テクタ１の支持装置、３は吊下管、４，４′は前後に対
向して配置された横置伝熱管群である。
【０００７】縦型プロテクタ１は前後の横置伝熱管群
４，４′に面したガード部１ａ，１ｂと同横置伝熱管群
４，４′の間にある吊下管３に面した連結面１ｃとによ
り断面コ字型に形成され、上記吊下管３に沿ってその長
手方向に延びている。
４，４′に面したガード部１ａ，１ｂと同横置伝熱管群
４，４′の間にある吊下管３に面した連結面１ｃとによ
り断面コ字型に形成され、上記吊下管３に沿ってその長
手方向に延びている。
【０００８】また、支持装置２は、縦型プロテクタ１の
端面にあらかじめ一体的に成形された板面２ａと、同縦
型プロテクタ１を図示の所定位置に設置した後、吊下管
３の側方からセットする板面２ｂとに区分され、所定位
置への設置終了後に板面２ａ，２ｂの接合部を溶接６さ
れ、支持装置２として縦型プロテクタ１を支持すること
になる。
端面にあらかじめ一体的に成形された板面２ａと、同縦
型プロテクタ１を図示の所定位置に設置した後、吊下管
３の側方からセットする板面２ｂとに区分され、所定位
置への設置終了後に板面２ａ，２ｂの接合部を溶接６さ
れ、支持装置２として縦型プロテクタ１を支持すること
になる。
【０００９】なお、この縦型プロテクタ１は、実機とし
ては３００〜４００mm長のものが多いが、機種によって
はもっと長尺となるものもあり、その場合は支持装置２
を上端だけでなく下方にも設け、複数の位置で支持すれ
ばよい。
ては３００〜４００mm長のものが多いが、機種によって
はもっと長尺となるものもあり、その場合は支持装置２
を上端だけでなく下方にも設け、複数の位置で支持すれ
ばよい。
【００１０】また、図中、５は変形防止部材で、対向す
るガード部１ａ，１ｂの開放面側に複数個配置され、縦
型プロテクタ１の断面コ字型が変形しないようにしてい
る。
るガード部１ａ，１ｂの開放面側に複数個配置され、縦
型プロテクタ１の断面コ字型が変形しないようにしてい
る。
【００１１】本実施の形態は上記のように構成されてい
るので、いま横置伝熱管群４，４′の間を白抜き矢印Ａ
のように流下するガス流は、縦型プロテクタ１のコ字型
状で囲まれる空間を流れることにより、横置伝熱管群
４，４′との接触を規制される。これによりガス流中に
混在する石炭灰が横置伝熱管群４，４′と接触して、こ
れを摩耗、減肉することを防止できるものである。
るので、いま横置伝熱管群４，４′の間を白抜き矢印Ａ
のように流下するガス流は、縦型プロテクタ１のコ字型
状で囲まれる空間を流れることにより、横置伝熱管群
４，４′との接触を規制される。これによりガス流中に
混在する石炭灰が横置伝熱管群４，４′と接触して、こ
れを摩耗、減肉することを防止できるものである。
【００１２】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【００１３】
【発明の効果】以上、本発明によれば、吊下管をはさむ
横置伝熱管群の間に縦型プロテクタを設置し、同縦型プ
ロテクタでガス流れを案内することにより、ガス流れ側
に隣接する横置伝熱管群の摩耗、減肉を大巾に防止する
ことができたものである。
横置伝熱管群の間に縦型プロテクタを設置し、同縦型プ
ロテクタでガス流れを案内することにより、ガス流れ側
に隣接する横置伝熱管群の摩耗、減肉を大巾に防止する
ことができたものである。
【図１】本発明の実施の１形態に係る縦型プロテクタの
説明図。
説明図。
【図２】従来の吊下管と横置伝熱管群との関連を示す説
明図。
明図。
１ 縦型プロテクタ ２ 支持装置 ３ 吊下管 ４，４′ 横置伝熱管群 １ａ，１ｂ ガード部
Claims (1)
- 【請求項１】 吊下型横置伝熱管群を有するボイラにお
いて、吊下管をはさんで配置された前後の横置伝熱管群
の間でガス流れ方向側に設置され、前記吊下管に沿って
長手方向に延びる横置伝熱管群ガード部を有して構成さ
れたことを特徴とする伝熱管群のプロテクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28726195A JPH09133306A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 伝熱管群のプロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28726195A JPH09133306A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 伝熱管群のプロテクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09133306A true JPH09133306A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17715116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28726195A Withdrawn JPH09133306A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 伝熱管群のプロテクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09133306A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005315439A (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 熱交換器とその伝熱管用プロテクタ |
| JP2018096588A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ボイラ、ボイラの組み立て方法及び整流部材の設置方法 |
| CN110160032A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-08-23 | 哈尔滨驰远电力设备工程有限公司 | 一种锅炉悬吊管和水平管防磨装置及其使用方法 |
| KR102243362B1 (ko) * | 2020-11-24 | 2021-04-22 | 제만석 | 화력발전소 보일러 전열관 마모방지 장치 |
-
1995
- 1995-11-06 JP JP28726195A patent/JPH09133306A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005315439A (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 熱交換器とその伝熱管用プロテクタ |
| JP2018096588A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ボイラ、ボイラの組み立て方法及び整流部材の設置方法 |
| CN110160032A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-08-23 | 哈尔滨驰远电力设备工程有限公司 | 一种锅炉悬吊管和水平管防磨装置及其使用方法 |
| CN110160032B (zh) * | 2019-06-25 | 2023-12-01 | 哈尔滨驰远电力设备工程有限公司 | 一种锅炉悬吊管和水平管防磨装置及其使用方法 |
| KR102243362B1 (ko) * | 2020-11-24 | 2021-04-22 | 제만석 | 화력발전소 보일러 전열관 마모방지 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |