JPH09131843A - 制電性フイルム - Google Patents

制電性フイルム

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JPH09131843A
JPH09131843A JP7294014A JP29401495A JPH09131843A JP H09131843 A JPH09131843 A JP H09131843A JP 7294014 A JP7294014 A JP 7294014A JP 29401495 A JP29401495 A JP 29401495A JP H09131843 A JPH09131843 A JP H09131843A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低湿度下での制電性に優れ、接着性、背面非
転写性に優れた制電性フイルムを提供する。 【解決手段】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
に、チオフェン及び/又はチオフェン誘導体を重合して
得られる制電性重合体(A)1〜70重量%、ポリビニ
ルアルコール及び/又はその変性体(B)5〜50重量
%並びにバインダー樹脂(C)1〜94重量%を含む水
性塗液を塗布し、乾燥、延伸してつくられた、表面固有
抵抗率が1×105 〜1×1012Ωの制電性塗膜が設け
られている制電性フイルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制電性フイルムに関
し、更に詳しくは低湿度下での制電性、インキ接着性、
背面非転写性に優れた、磁気カード(例えばテレホンカ
ード、プリペイドカード)、磁気テープ、磁気ディス
ク、電子材料、グラフィックフイルム等に有用な制電性
フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフイルム、特にポリエチレ
ンテレフタレートやポリエチレンナフタレートを用いた
ポリエステルフイルムは磁気カード等の磁気記録材料用
として、また包装材、写真フイルム、グラフィック材料
等の一般工業材料用として広く使用されている。
【0003】しかしながら、かかるポリエステルフイル
ムは帯電し易い欠点を有しており、フイルムが帯電する
とその表面にゴミやほこりが付着し、品質上のトラブル
が生じる問題がある。また、フイルムの加工工程で有機
溶剤を用いる場合は、帯電したフイルムからの放電によ
り引火の危険が生じる等の問題がある。
【0004】このような帯電による問題に対し、ポリエ
ステルフイルムの表面に低分子帯電防止剤や高分子帯電
防止剤等を含む制電性塗膜を塗設してフイルムの表面固
有抵抗値を低減する方法が提案され実用化されている。
【0005】この低分子型の帯電防止剤としては、例え
ばスルホン酸塩基を有する長鎖アルキル化合物(特開平
4―28728号公報)等のような界面活性剤型のアニ
オン系帯電防止剤が知られており、また高分子型の帯電
防止剤としては、主鎖にイオン化された窒素元素を有す
るポリマー(特開平3−255139号公報、特開平4
−288127号公報、特開平6−172562号公
報)や、スルホン酸塩変性ポリスチレン(特開平5−3
20390号公報)等が知られている。
【0006】しかし、このような低分子型の帯電防止剤
を用いた制電性塗膜では、帯電防止剤が塗膜中を移動し
て界面に集積し隣接するフイルムの表面等に移行するこ
と(いわゆる『背面転写』)によりフイルム表面に磁性
層、離型層、易接着層等のトップコート層を積層する際
の接着特性に悪影響を及ぼす等の問題や、制電性が経時
的に悪化するという問題がある。
【0007】一方、高分子型の帯電防止剤を用いた制電
性塗膜では、良好な制電性を得るために多量の帯電防止
剤の配合が必要であったり、膜厚の厚い制電性塗膜を形
成させることが必要であるため経済的でなく、低湿度下
での制電性が劣る欠点がある。また、インキや塗料の接
着性が不足する等の欠点がありその解決が望まれてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来技術の問題点を解消し低湿度下での制電性、イン
キ接着性、背面非転写性に優れた制電性フイルムを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ポリエ
ステルフイルムの少なくとも片面に、チオフェン及び/
又はチオフェン誘導体を重合して得られる制電性重合体
(A)1〜70重量%、ポリビニルアルコール及び/又
はその変性体(B)5〜50重量%並びにバインダー樹
脂(C)1〜94重量%を含む水性塗液を塗布し、乾
燥、延伸してつくられた、表面固有抵抗率が1×105
〜1×1012Ωの制電性塗膜が設けられている制電性フ
イルムにより達成される。以下、本発明について詳細に
説明する。
【0010】[ベースフイルム]本発明においてベース
フイルムにはポリエステルフイルムを用いるが、ベース
フイルムを構成するポリエステルは、ジカルボン酸成分
とグリコール成分からなる線状ポリエステルである。
【0011】このジカルボン酸成分としては、例えばテ
レフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、4,4´−ジフェ
ニルジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸等を挙げることができ、特にテレフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸が好ましい。
【0012】また、グリコール成分としては、例えばエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレ
ングリコール等を挙げることができ、特にエチレングリ
コールが好ましい。
【0013】かかるポリエステルのうち、ポリエチレン
テレフタレート或いはポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートの単独重合体が、高ヤング率である等の機械的特性
に優れ、耐熱寸法安定性がよい等の熱的特性等に優れた
フイルムが得られるため好ましい。
【0014】上述のポリエステルは、ポリエステルフイ
ルムと制電性塗膜との接着性をより良好なものとする等
のため、上記ジカルボン酸成分或いはグリコール成分等
を共重合したポリエステルであってもよく、更に三官能
以上の多価化合物をポリエステルが実質的に線状となる
範囲(例えば5モル%以下)で少量共重合したポリエス
テルであってもよい。
【0015】かかるポリエステルは常法によりつくるこ
とができる。また、ポリエステルの固有粘度が0.50
以上であるとフイルムの剛性が大きい等の機械的特性が
良好となるため好ましい。
【0016】上記のポリエステルには、フイルムの滑り
性を良好なものとするため、滑剤として平均粒径が0.
005〜2μm程度の有機や無機の微粒子を、例えば
0.001〜15重量%の配合割合で含有させることが
好ましい。かかる微粒子の具体例として、シリカ、アル
ミナ、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、カ
オリン、カーボンブラック等の無機微粒子や、架橋シリ
コーン樹脂、メラミン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、架
橋アクリル樹脂等の有機微粒子等を好ましく挙げること
ができる。
【0017】ポリエステルには前記微粒子以外に酸化防
止剤、帯電防止剤、着色剤、顔料、蛍光増白剤、架橋
剤、紫外線吸収剤等を必要に応じて添加することができ
る。
【0018】本発明に用いるポリエステルフイルムは、
従来から知られている方法で製造することができる。例
えば、前記ポリエステルを押出機にて加熱溶融し、回転
冷却ドラム上にキャストして未延伸フイルムとし、次い
で該未延伸フイルムを縦方向に2〜7倍延伸して一軸延
伸フイルムとし、好ましくはこの一軸延伸フイルムに本
発明における水性塗液を塗布した後、70〜150℃で
乾燥しつつ、或いは乾燥した後横方向に1.1〜8倍延
伸することで製造できる。必要なら縦方向及び/又は横
方向に更に延伸することもできる。また、延伸後に13
0〜260℃で熱処理して配向結晶化を完結させること
もできる。延伸温度はポリエステルの二次転移点(T
g)より高い温度とすることが好ましい。尚、延伸後の
ポリエステルフイルムの厚さは2〜300μmであるこ
とが、フイルムの剛性が良好となるので好ましい。
【0019】[制電性重合体(A)]本発明に用いる制
電性重合体(A)は、チオフェン及び/又はチオフェン
誘導体を重合して得られる単独重合体または共重合体で
ある。この制電性重合体(A)は、重合単位として下記
式(I)及び/又は式(II)で示される単位を主成分と
する単独重合体または共重合体であり、この他の重合単
位を共重合成分として少量含む共重合体であってもよ
い。
【0020】
【化1】
【0021】
【化2】
【0022】上記式(I)でR1 、R2 はそれぞれ水素
元素(−H)、炭素数1〜20の脂肪族炭化水素基、脂
環族炭化水素基、芳香族炭化水素基、水酸基(−O
H)、末端に水酸基を有する基(−R3 OH:R3 は炭
素数1〜20の2価の炭化水素基(例えば、アルキレン
基、アリーレン基、シクロアルキレン基、アルキレン・
アリーレン基等))、アルコキシ基(−OR4 :R4
炭素数1〜20の炭化水素基)、末端にアルコキシ基を
有する基(−R3 OR5 :R5 は炭素数1〜4のアルキ
ル基)、カルボキシル基(−COOH)、カルボキシル
塩基(−COOM:Mはアルカリ金属元素、第4級アミ
ンまたはテトラホスホニウム)、末端にカルボキシル基
を有する基(−R3 COOH)、末端にカルボキシル塩
基を有する基(−R3 COOM)、エステル基(−CO
OR5 )、末端にエステル基を有する基(−R3 COO
5 )、スルホン酸基(−SO3 H)、末端にスルホン
酸基を有する基(−R3 SO3 H)、スルホン酸塩基
(−SO3 M)、末端にスルホン酸塩基を有する基(−
3 SO3 M)、スルホニル基(−SO2 4 )、末端
にスルホニル基を有する基(−R3 SO2 4 )、スル
フィニル基(−S(=O)R4 )、末端にスルフィニル
基を有する基(−R3 S(=O)R4 )、アシル基(−
C(=O)R6 :R6 は炭素数1〜10の炭化水素
基)、末端にアシル基を有する基(−R3 C(=O)R
6 )、アミノ基(−NH2 )、末端にアミノ基を有する
基(−R3 NH2 )、アミノ基の水素元素の一部または
全部が置換された基(−NR7 8 :R7 は水素元素、
炭素数1〜3のアルキル基、−CH2 OHまたは−CH
2 OR6 、R8 は炭素数1〜3のアルキル基、−CH2
OHまたは−CH2 OR6 )、アミノ基の水素元素の一
部または全部が置換された基を末端に有する基(−R3
NR7 8 )、カルバモイル基(−CONH2 )、末端
にカルバモイル基を有する基(−R3 CONH2 または
−R3 NHCONH2 )、カルバモイル基の水素元素の
一部または全部が置換された基(−CONR7 8 )、
カルバモイル基の水素元素の一部または全部が置換され
た基を末端に有する基(−R3 CONR7 8 )、ハロ
ゲン基(−F、−Cl、−Br、−I)、R4の水素元
素の一部がハロゲン元素で置換された基、−[NR1
2 9 + ][X - ]で示される基(R9 は水素元素また
は炭素数1〜20の炭化水素基、X- はF- 、Cl-
Br- 、I- 、R1 OSO3 - 、R1 SO3 - 、NO3
- またはR1 COO- で示されるイオン)、リン酸塩基
(−P(=O)(OM)2 )、末端にリン酸塩基を有す
る基(−R3 P(=O)(OM)2 )、オキシラン基
(下記式(III −1)で示される基)または末端にオキ
シラン基を有する基(下記式(III −2)で示される
基)である。
【0023】
【化3】
【0024】
【化4】
【0025】前記式(I)で示される重合単位として
は、例えば、下記式(I−1)〜式(I−12)を挙げ
ることができる。また、前記式(II)で示される重合単
位としては、例えば下記式(II−1)を挙げることがで
きる。
【0026】
【化5】
【0027】
【化6】
【0028】
【化7】
【0029】
【化8】
【0030】
【化9】
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】
【化12】
【0034】
【化13】
【0035】
【化14】
【0036】
【化15】
【0037】
【化16】
【0038】
【化17】
【0039】尚、チオフェン及び/又はチオフェン誘導
体を重合して得られる制電性重合体(A)には、制電性
を更に良好なものとするためドーピング剤を、例えば制
電性重合体(A)100重量部に対し0.1〜500重
量部配合することができる。このドーピング剤として
は、LiCl、R10COOLi(R10:炭素数1〜30
の飽和炭化水素基)、R10SO3 Li、R10COON
a、R10SO3 Na、R10COOK、R10SO3 K、テ
トラエチルアンモニウム、I2 、BF3 Na、BF 4
a、HClO4 、CF3 SO3 H、FeCl3 、テトラ
シアノキノリン(TCNQ)、Na2 10Cl10、フタ
ロシアニン、ポルフィリン、グルタミン酸、アルキルス
ルホン酸塩、ポリスチレンスルホン酸(下記式(IV−
1)で示される重合単位の重合体)、ポリスチレンスル
ホン酸Na(K、Li)塩、スチレン・スチレンスルホ
ン酸Na(K、Li)塩共重合体、スチレンスルホン酸
・スチレンスルホン酸アニオン共重合体(例えば、下記
式(IV−1)と下記式(IV−2)で示される重合単位の
共重合体)等を挙げることができる。
【0040】
【化18】
【0041】
【化19】
【0042】チオフェン及び/又はチオフェン誘導体を
重合して得られる制電性重合体と上記のドーピング剤と
の組み合わせの好ましい例として、下記式(V)を挙げ
ることができる。
【0043】
【化20】
【0044】[ポリビニルアルコール及び/又はその変
性体(B)]本発明においては、制電性塗膜の背面非転
写性を良好なものとするため、制電性塗膜成分としてポ
リビニルアルコール及び/又はその変性体(B)(以下
『成分(B)』と略称する)を配合する。この成分
(B)は、ポリビニルアルコール又はポリビニルアルコ
ールの水酸基の一部をエステル化、アセタール化、ケタ
ール化した変性体である。この変性体の例としては、ポ
リビニルアルコールの水酸基の一部を酢酸でエステル化
したもの、酪酸でエステル化したもの、メチルアセター
ル化したもの、ブチルアセタール化したもの等を挙げる
ことができる。かかる成分(B)の平均分子量として
は、2,000〜800,000であることが制電性塗
膜の背面非転写性を良好なものとなり、またベースフイ
ルムとの密着性が良好となるため好ましい。
【0045】[バインダー樹脂(C)]本発明において
は、ポリエステルフイルムと制電性塗膜との接着性を良
好なものとするため、制電性塗膜成分としてバインダー
樹脂(C)を配合する。このバインダー樹脂(C)は、
ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、アクリル変性ポリ
エステル樹脂およびウレタン樹脂からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の二次転移点が20〜150℃の樹脂
であることが好ましい。この二次転移点が20℃未満で
あると制電性塗膜の耐ブロッキング性が悪くなることが
あり、150℃を超えると制電性塗膜の耐削れ性が不足
することがある。
【0046】[ポリエステル樹脂]ポリエステル樹脂
は、ジカルボン酸成分とグリコール成分からなる二次転
移点が20〜150℃の共重合ポリエステルである。ジ
カルボン酸成分としては、例えばテレルタル酸、イソフ
タル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ヘキサヒド
ロテレフタル酸、4.4´−ジフェニルジカルボン酸、
アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、5−
Naスルホイソフタル酸、5−Kスルホイソフタル酸等
を挙げることができる。また、グリコール成分として
は、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、シクロヘキサンジメタノ
ール、ポリエチレングリコール、ビスフェノールA・ア
ルキレンオキシド付加物等を挙げることができる。
【0047】尚、二次転移点が20〜150℃の共重合
ポリエステルは、ジカルボン酸成分として芳香族ジカル
ボン酸を主成分として用い、グリコール成分を二次転移
点が上記の範囲となるよう選ぶことにより得ることがで
きる。
【0048】かかるポリエステル樹脂は常法によりつく
ることができ、平均分子量が10,000〜50,00
0であることが、制電性塗膜の耐削れ性が良好となり、
制電性フイルムの耐ブロッキング性が良好となるめ好ま
しい。
【0049】[アクリル樹脂]アクリル樹脂は、アクリ
ル酸エステル系単量体を重合して得られる二次転移点が
20〜150℃のアクリル系共重合体である。このアク
リル酸エステル系単量体としては、例えばメタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、クロトン酸エチル、メタクリル酸グリシジル、アク
リル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル等を挙げることができる。
【0050】このアクリル系共重合体は、上記のアクリ
ル酸エステル系単量体の少なくとも1種とアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、ア
クリル酸ソーダ、メタクリル酸カリ、アクリル酸アンモ
ニウム、N−メチロールアクリルアミド、N−メトキシ
メチルアクリルアミド等のアクリル酸系単量体を重合し
て得られる共重合体であってもよい。
【0051】アクリル系共重合体には、この他に塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、スチレン、ビニルエーテル、ブタジ
エン、イソプレン、ビニルスルホン酸ソーダ等の単量体
を共重合成分として用いることもできる。
【0052】尚、アクリル系共重合体には、アクリル酸
塩成分、メタクリル酸塩成分、アクリル酸成分、アクリ
ルアミド成分、アクリル酸2−ヒドロキシエチル成分、
N−メチロールアクリルアミド成分等の親水性成分が共
重合成分として含まれることが、水性塗液中での分散性
や溶解性を良好なものとなるため好ましい。また、分子
側鎖に官能基を有する共重合体であってもよい。
【0053】また、二次転移点が20〜150℃のアク
リル系共重合体は、メタクリル酸メチルやメタクリル酸
エチルのような硬質成分を主成分として用い、共重合成
分としてアクリル酸エステルのような軟質成分を二次転
移点が上記の範囲となる割合で共重合させることにより
得ることができる。更にアクリル系共重合体の二次転移
点は、メチロール基やメトキシメチル基等を有する成分
を共重合成分として用い、これらの基を架橋させること
により調整することができる。
【0054】アクリル系共重合体の平均分子量は10、
000〜500,000であることが、制電性塗膜の耐
削れ性が良好となり、制電性フイルムの耐ブロッキング
性が良好となるめ好ましい。
【0055】[アクリル変性ポリエステル樹脂]アクリ
ル変性ポリエステル樹脂は、前記のポリエステル樹脂に
前記のアクリル酸エステル系単量体及び/又はアクリル
酸系単量体を重合して得られる二次転移点が20〜15
0℃の変性共重合体である。例えば、水性液中のポリエ
ステル樹脂に、前記のアクリル酸エステル系単量体及び
/又はアクリル酸系単量体をラジカル開始剤を用いてグ
ラフト重合させることにより得ることができる。この変
性共重合体は、分子側鎖に官能基を有するものであって
もよい。また、変性共重合体の平均分子量は10,00
0〜500,000であることが、制電性塗膜の耐削れ
性が良好となり、制電性フイルムの耐ブロッキング性が
良好となるめ好ましい。
【0056】尚、二次転移点が20〜150℃のアクリ
ル変性ポリエステル樹脂は、二次転移点が20〜150
℃の共重合ポリエステルに対し、メタクリル酸メチルや
メタクリル酸エチルのような硬質成分と、アクリル酸エ
ステルのような軟質成分とをアクリル変性ポリエステル
樹脂の二次転移点が20〜150℃となる割合で共重合
させることにより得ることができる。
【0057】[ポリウレタン樹脂]ポリウレタン樹脂
は、脂肪族ポリエーテルや脂肪族ポリエステル、ジイソ
シアネート、ジアミン、グリコール、ジメチロールプロ
ピオン酸塩等からつくられる二次転移点が20〜150
℃のポリウレタン系重合体である。ポリウレタン系重合
体の平均分子量は耐削れ性の点で5,000〜50,0
00であることが、制電性塗膜の耐削れ性が良好とな
り、制電性フイルムの耐ブロッキング性が良好となるめ
好ましい。
【0058】尚、二次転移点が20〜150℃のポリウ
レタン樹脂は、芳香族ポリエーテルまたはポリエステル
を含むプレポリマー、芳香族ジイソシアネート、アルキ
レンジアミン、アルキレングリコール、ジメチロールプ
ロピオン酸塩を用いて得ることができる。
【0059】本発明において用いるバインダー樹脂に
は、上記のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、アクリル
変性ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂から選ば
れる1種の樹脂を単独で用いることができ、或いは2種
以上の樹脂を混合して用いることもできる。
【0060】[制電性塗膜]本発明における制電性塗膜
は、チオフェン及び/又はチオフェン誘導体を重合して
得られる制電性重合体(A)、成分(B)並びにバイン
ダー樹脂(C)を含む水性塗液を塗布し、乾燥、延伸し
てつくられた表面固有抵抗率が1×105 〜1×1012
Ωの塗膜である。この表面固有抵抗率が1×105 Ω未
満であると塗膜が脆くなり、1×1012Ωを超えると制
電性が不足する。
【0061】かかる制電性塗膜は、制電性重合体(A)
1〜70重量%(特に2〜60重量%)、成分(B)5
〜50重量%(特に7〜45重量%)並びにバインダー
樹脂(C)1〜94重量%(特に5〜91重量%)を含
む水性塗液をを塗布し、乾燥、延伸することによりつく
ることができる。
【0062】制電性重合体(A)、成分(B)とバイン
ダー樹脂(C)の割合が上記の範囲であると、ポリエス
テルフイルムと制電性塗膜との密着性が良好となり、制
電性塗膜の低湿度下での制電性、接着性、背面非転写性
が良好となるため好ましい。
【0063】制電性塗膜の成分としては、前記成分以外
に制電性塗膜の接着性、耐溶剤性、耐水性を調整する等
の目的でエポキシ樹脂、ビニル樹脂、ポリエーテル樹
脂、水溶性樹脂(例えばセルロース系樹脂)等を少量配
合することができる。
【0064】制電性塗膜の成分として、この他に塗膜の
滑り性や耐ブロッキング性を良好なものとするため、滑
剤として平均粒径が0.01〜20μm程度の無機や有
機の微粒子を、例えば0.001〜5重量%の配合割合
で含有させることができる。かかる微粒子の具体例とし
て、シリカ、アルミナ、酸化チタン、カーボンブラッ
ク、カオリン、炭酸カルシウム等の無機微粒子、ポリス
チレン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、架
橋アクリル樹脂、メラミン樹脂粒子、シリコーン樹脂、
フッ素樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の有機
微粒子等を好ましく挙げることができる。この有機微粒
子は、塗膜内で微粒子の状態を保つことができる樹脂で
あれば、熱可塑性樹脂であっても熱硬化性樹脂であって
もよく、また目的に応じた架橋度で架橋された樹脂であ
ってもよい。
【0065】前記微粒子以外にも界面活性剤、酸化防止
剤、着色剤、顔料、蛍光増白剤、可塑剤、架橋剤、有機
滑剤(滑り剤)、紫外線吸収剤、他の帯電防止剤等を必
要に応じて添加することができる。
【0066】[水性塗液]本発明においては、前記組成
物を含む水性塗液を用いて制電性塗膜を塗設するが、水
性塗液の固形分濃度は1〜30重量%が好ましく、特に
2〜20重量%が好ましい。固形分濃度がこの範囲にあ
ると水性塗液の粘度が塗布に適したものになる。本発明
に用いる水性塗液は、水溶液、水分散液、乳化液等任意
の形態で用いることができる。また、水性塗液には少量
の溶剤が含まれていてもよい。
【0067】[塗膜の塗設]本発明においては、ポリエ
ステルフイルムの少なくとも片面に、前記水性塗液を塗
布し、加熱乾燥し、延伸することにより制電性塗膜を塗
設するが、水性塗液の塗布方法としては、公知の任意の
塗工法が適用でき、例えばグラビアコート法、リバース
ロールコート法、ダイコート法、キスコート法、リバー
スキスコート法、オフセットグラビアコート法、マイヤ
ーバーコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート
法、エアーナイフコート法、含浸法、カーテンコート法
等を単独または組み合わせて適用することができる。水
性塗液のWET塗布量は走行しているフイルム1m2
り1〜40g、特に2〜20gが好ましい。塗布量がこ
の範囲であると乾燥が容易になり、かつ塗布斑が生じ難
いので好ましい。
【0068】本発明で水性塗液を塗布するフイルムは、
延伸可能なポリエステルフイルムである。この延伸可能
なポリエステルフイルムとしては、例えばポリエステル
を加熱溶融せしめ、そのままフイルム状とした未延伸フ
イルム;未延伸フイルムを縦方向(長手方向)または横
方向(幅方向)の何れか一方に例えば70〜140℃で
延伸せしめた一軸延伸フイルム;縦方向或いは横方向の
一軸延伸フイルムを横方向或いは縦方向に例えば150
〜200℃で逐次延伸せしめた(更に延伸可能な)二軸
延伸フイルム、または未延伸フイルムを縦方向および横
方向の二方向に例えば70〜150℃で同時延伸せしめ
た(更に延伸可能な)二軸延伸フイルムを挙げることが
できる。ポリエステルフイルムの延伸後のフイルム厚さ
は20〜500μm、特に3〜260μmであることが
好ましい。
【0069】尚、制電性塗膜の厚さは0.01〜1μ
m、特に0.02〜0.6μmであることが好ましい。
制電性塗膜の厚さが0.01μm未満であると制電性が
不足することがあり、1μmを超えると塗膜表面が粗れ
たり塗膜が削れ易くなることがある。
【0070】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。尚、フイルムの特性は下記に示す方法で測定し
た。また、平均分子量は、数平均分子量を示す。
【0071】1.制電性(表面固有抵抗値) 25℃、35%RHの条件にて保持したフイルムサンプ
ルの塗膜塗設面の表面固有抵抗値を振動容量型電位差測
定器TR−84M型(タケダ理研製)で測定した。
【0072】2.接着性(インキ接着性) フイルムの塗膜塗布面に、末端ビスアクリルポリウレタ
ンオリゴマー、光重合開始剤、光増感剤および紅着色剤
を配合したインキ紫外線硬化インキを5μm塗布し、紫
外線を照射して硬化させインキ被膜をつくった。次いで
この被膜面にセロテープを貼付してから剥離し、剥離状
況から接着性を下記のとおり評価した。 A:セロテープとインキ被膜の間で剥離した。(接着性良好) B:インキ被膜が部分的に凝集破壊した状態で剥離した。(接着性やや良好) C:フイルムとインキ被膜の間で剥離した。(接着性不良)
【0073】3.背面非転写性 フイルムの塗膜非塗設面(ブランクサンプル)の水接触
角を測定する。次いで、フイルムの塗膜塗設面と塗膜非
塗設面とを合わせて52℃、72%RH、6kg/cm
2■の条件で9時間保持した後、塗膜非塗布面の水接触
角を測定し、ブランクサンプルの水接触角との変化の程
度を求め、背面性非転写性を下記の基準で評価した。 A:水接触角変化が±5%未満 (背面非転写性良好) B:水接触角変化が±5以上10%未満(背面非転写性やや良好) C:水接触角変化が±10%以上 (背面非転写性不良) 尚、水接触角の変化が大きいことは著しい背面転写が生
じたことを意味する。背面転写が起こると塗膜非塗設面
の表面エネルギーが変り、この面への塗工性や接着性が
低下する。
【0074】[実施例1]固有粘度0.66のポリエチ
レンテレフタレートを溶融して冷却ドラム上にキャスト
して未延伸フイルムとし、この未延伸フイルムを92℃
に加熱し縦方向に3.5倍延伸して一軸延伸フイルムと
した。次いでこの一軸延伸フイルムの片面に、前記式
(II−1)を繰り返し単位とする重合体(平均分子量:
7,550)に、前記式(IV−2)を繰り返し単位とす
る重合体(平均分子量:9,860)をドーピングした
前記式(V)で示す結合を有する制電性重合体(S1)
23重量部、ポリビニルアルコール(平均分子量:1
6,000:P1)24重量部、メタクリル酸エチル成
分76モル%、アクリル酸エチル成分14モル%、メタ
クリル酸グリシジル4モル%、アクリル酸−2−ヒドロ
キシエチル成分3モル%及びN−メトキシメチルアクリ
ルアミド成分3モル%の共重合体(A1:Tg64℃、
平均分子量98,220)45重量部並びにエチレンオ
キシド・プロピレンオキシド・ブロック共重合体(平均
分子量:3,880)8重量部からなる組成の4重量%
水性塗液をグラビアコーターで塗布した。次いで、10
4℃で乾燥後、104℃で横方向に3.7倍延伸し、更
に230℃で熱処理して総厚さ57μm、塗膜厚さ0.
14μmの積層フイルムをつくった。この積層フイルム
の特性を表1に示す。
【0075】[比較例1]塗膜を塗設しない以外は実施
例1と同様にして二軸延伸フイルムを得た。このフイル
ムの特性を表1に示す。
【0076】[実施例2〜8および比較例2〜3]塗膜
の組成および塗膜厚さを表1に示すとおり替えた以外は
実施例1と同様にして積層フイルムを得た。この積層フ
イルムの特性を表1に示す。
【0077】
【表1】
【0078】表1に示した結果から明らかなように、本
発明の制電性フイルムは低湿度下での制電性に優れ、か
つインキ接着性、耐背面転写性に優れるものであった。
【0079】尚、表1の塗膜組成で[S2]、[S
3]、[S4]、[K1]、[P1]および[E1]は
下記の重合体、共重合体または化合物を示す。 [S2]:前記式(I−1)の成分が79モル%、前記
式(I−4)の成分が5モル%および前記式(I−8)
の成分が16モル%の共重合体(平均分子量8,66
0)100重量部に対し前記(VI−1)の繰り返し単位
を有する平均分子量が7,260のポリスチレンスルホ
ン酸90重量部をドーピングしたもの [S3]:前記式(II−1)の成分が87モル%、前記
式(I−4)の成分が4モル%および前記式(I−7)
の成分が9モル%の共重合体(平均分子量9,120)
100重量部に対し前記(VI−1)の繰り返し単位を有
する平均分子量が17,400のポリスチレンスルホン
酸110重量部をドーピングしたもの [S4]:C1225SO3 Li [E1]:ジカルボン酸成分がテレフタル酸成分(64
モル%)、イソフタル酸成分(29モル%)および5−
Kスルホイソフタル酸成分(7モル%)、グリコール成
分がエチレングリコール(68モル%)、ジエチレング
リコール(9モル%)およびネオペンチレングリコール
(23モル%)の共重合ポリエステル(平均分子量1
7,760) [K1]:上記[E1]65重量部に、メタクリル酸エ
チル(24モル%)、メタクリル酸メチル(72モル
%)およびアクリル酸(4モル%)35重量部をグラフ
ト重合させた共重合体(平均分子量:76,200)
【0080】
【発明の効果】本発明においては、制電性塗膜の成分と
して特定の成分を使用するため、低湿度下での制電性に
優れ、インキ接着性、背面非転写性に優れた制電性フイ
ルムが得られる。本発明の制電性フイルムは、特に磁気
カード用に有用であり、例えば、本発明フイルムの塗布
面に末端ビスアクリルポリウレタンオリゴマー、ビスア
クリルビニルポリマー等に光重合開始剤、光増感剤、着
色剤を配合したインキを印刷して紫外線照射して硬化さ
せ、反対面に磁性酸化鉄、変性塩化ビニル樹脂、ポリウ
レタン、ポリイソシアネート、分散剤からなる磁気塗料
を塗布、乾燥した後、保護層を設ける。このフィルムを
裁断することによって磁気カードを得ることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】3.背面非転写性 フイルムの塗膜非塗設面(ブランクサンプル)の水接触
角を測定する。次いで、フイルムの塗膜塗設面と塗膜非
塗設面とを合わせて52℃、72%RH、6kg/c
2 条件で9時間保持した後、塗膜非塗布面の水接触角
を測定し、ブランクサンプルの水接触角との変化の程度
を求め、背面性非転写性を下記の基準で評価した。 A:水接触角変化が±5%未満 (背面非転写性良好) B:水接触角変化が±5以上10%未満(背面非転写性やや良好) C:水接触角変化が±10%以上 (背面非転写性不良) 尚、水接触角の変化が大きいことは著しい背面転写が生
じたことを意味する。背面転写が起こると塗膜非塗設面
の表面エネルギーが変り、この面への塗工性や接着性が
低下する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
    に、チオフェン及び/又はチオフェン誘導体を重合して
    得られる制電性重合体(A)1〜70重量%、ポリビニ
    ルアルコール及び/又はその変性体(B)5〜50重量
    %並びにバインダー樹脂(C)1〜94重量%を含む水
    性塗液を塗布し、乾燥、延伸してつくられた、表面固有
    抵抗率が1×105 〜1×1012Ωの制電性塗膜が設け
    られている制電性フイルム。
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