JPH09131133A - 植物成長制御用反射材料および植物の成長制御方法 - Google Patents

植物成長制御用反射材料および植物の成長制御方法

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JPH09131133A
JPH09131133A JP29102995A JP29102995A JPH09131133A JP H09131133 A JPH09131133 A JP H09131133A JP 29102995 A JP29102995 A JP 29102995A JP 29102995 A JP29102995 A JP 29102995A JP H09131133 A JPH09131133 A JP H09131133A
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plant growth
growth
plant
controlling
reflective material
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JP29102995A
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Tatsu Oi
龍 大井
Kazuhiro Kiyono
和浩 清野
Hiroko Ishihara
裕子 石原
Shuhei Imon
修平 井門
Hirosuke Takuma
啓輔 詫摩
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 自然光を反射させたときの反射光におい
て、下記のA値が0.9以下であることを特徴とする成
長促進効果を持つ植物成長促進用反射材料、および、A
値が1.3以上であることを特徴とする矮化効果を持つ
植物成長抑制用反射材料。 A=R/Fr 〔式中、Rは600〜700nmの赤色反射光の光量子
束であり、Frは700〜800nmの遠赤色反射光の
光量子束である。〕 【効果】 簡便に植物の成長を制御できる反射材料を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物の成長を促進
または抑制する新規な反射材料、および、該反射材料を
用いた植物の制御方法に関するものであり、植物栽培に
おいて極めて価値のあるものである。
【0002】
【従来の技術】アルミ等の金属を用いた反射シート、あ
るいは、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の無機系充填
剤を合成樹脂と混合して作製した反射シートを、植物の
土壌表面に被覆することによって、反射光を作物の裏面
から当てて、果実、果菜類等の着色向上を図ったり、着
色ムラを防止する方法が知られており、三井農業用反射
シート、カラーアップ〔三井東圧化学(株)製〕等、す
でに数社で製品化されている。しかし、それらの製品で
は、反射光の利用により植物に当たるトータルの光量が
増すために光合成量が増え、収穫量の向上等も考えられ
るが、自然光を利用した光合成制御には限界があり、植
物の成長制御の観点からはあまり大きな期待は出来な
い。また、特開昭52−81239には、色素を含有し
た反射パネルを作製し、可視領域の反射光の波長を制御
し、水耕栽培用定植パネルが開示されているが、可視領
域の制御だけでは不十分である。
【0003】特開平7−79649には、被覆材料を用
いて、600〜700nmの赤色光(R)と700〜8
00nmの遠赤色光(Fr)の透過率の比(R/Fr
比)を変えることで、光形態形成の観点から植物の成長
を制御する方法が開示されている。しかし、被覆材料に
よっては、植物に当たる光合成光量子透過率が低下し、
光不足によって植物の健全な成長が阻害される場合もあ
る。更に、ハウス、グロースボックス等の設備投資が必
要であり、サクランボ、リンゴ等の背の高く、大きな果
物等には利用しづらい。更に、植物栽培用人工光源を用
いることで前記R/Fr比を制御する方法も開示されて
いる(村上ら、生物環境調節,30巻4号,135〜1
41ページ,1992年)が、これらの人工光源を用い
るには多大の設備費及び電力費等の運転費用が必要であ
るために、より安価な手法が要求されているのが現状で
ある。
【0004】ところで、今日、種苗生産施設で生産され
た苗は一般に徒長ぎみであり、矮化した頑丈な苗が望ま
れている。その反面、植物の成長促進手法の確立による
早収、初期収量の増加等への期待も大きい。また、花卉
栽培においては軸の長い花が切り花として珍重され、一
方、鉢ものの場合は矮化した大輪の花が望まれるなどの
傾向もみられる。果樹栽培では植物体の矮化は作業性の
向上のための大きな課題である。また、接ぎ木苗の場
合、ロボットによる切断では節間の均一化が問題とな
る。このように、植物の成長は商品価値を左右するが、
現在、これらの調節は薬品の矮化剤による化学的調節
や、力学的抑制(整枝剪定)によって行われており、よ
り植物に対して適切な方法が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自然光(太
陽光)を利用でき、しかも、安価かつ取り扱いが容易な
植物成長制御用の材料、および、それを使った植物の成
長制御方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成する
に到った。すなわち、本発明は、 反射光において、下記式で定義されるA値が0.9
以下であることを特徴とする成長促進効果を持つ植物成
長制御用反射材料、 A=R/Fr 〔式中、Rは600〜700nmの赤色反射光の光量子
束であり、Frは700〜800nmの遠赤色反射光の
光量子束である。〕 反射材料が、600〜700nmの間に極大吸収波
長λmax を持つ青色色素を含有するものである記載の
植物成長制御用反射材料、 反射材料が、700〜800nmの反射率が30%
以上のものであるまたは記載の植物成長制御用反射
材料、 反射光において、前記式で定義されるA値が1.3
以上であることを特徴とする成長抑制(矮化)効果を持
つ植物成長制御用反射材料、 反射材料が、700〜900nmの間に極大吸収波
長λmax を持つ近赤外線吸収色素を含有するものである
記載の植物成長制御用反射材料、 反射材料が、600〜700nmの反射率が30%
以上のものであるまたは記載の植物成長制御用反射
材料、 〜に記載の植物成長制御用反射材料を、反射光
が植物に良く当たるように設置することを特徴とする植
物の成長制御方法、に関するものである。
【0007】
〔式中、Rは600〜700nmの赤色反射光の光量子束であり、Frは700〜800nmの遠赤色反射光の光量子束である。〕
なお、光量子束は、標準光源D65(JIS Z872
0)のスペクトル基準で算出されるものである。本発明
において、A値を0.9以下に調節するためには、60
0〜700nmの間に吸収極大を有する色素を使用し、
また、A値を1.3以上に調節するためには、700〜
900nmの間に吸収極大を有する色素を使用する。
【0008】本発明の反射材料の製造方法としては特に
限定されないが、例えば、以下の3つの方法が利用でき
る。 (1)上記色素を含有する塗料を作製し、反射板、反射
シート上にコーティングする方法、(2)上記色素を含
有するフィルムあるいは板を反射板、反射シートに貼り
合わせる方法、(3)上記色素を金属粉体あるいは無機
系充填剤等の反射材料と一緒に、混練、加熱成形して反
射板あるいは反射シートを作製する方法、である。
【0009】まず、塗料化し、コーティングする(1)
の方法としては、色素をバインダー樹脂および有機溶媒
に溶解させて塗料化する方法と、色素を数μm以下に微
粒化し、アクリル、ウレタン等のエマルジョン中に分散
して水系塗料とする方法がある。前者の方法では、通
常、脂肪族エステル系樹脂、アクリル系樹脂、メラミン
樹脂、ウレタン樹脂、芳香族エステル系樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、脂肪族ポリオレフィン樹脂、芳香族ポリ
オレフィン樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリビニルアルコ
ール樹脂、ポリビニル系変成樹脂(PVB,EVA等)
あるいはそれらの共重合樹脂をバインダーとして用い
る。溶媒としてはハロゲン系、アルコール系、ケトン
系、エステル系、脂肪族炭化水素系、芳香族炭化水素
系、エーテル系溶媒、あるいはそれらの混合系等を用い
る。
【0010】色素の濃度は、コーティングの厚み、目的
の反射強度等によって異なるが、バインダー樹脂の重量
に対して、通常、0.1〜30%である。また、バイン
ダー樹脂濃度は、塗料全体に対して、通常1〜50%で
ある。アクリル、ウレタン等のエマルジョン系水系塗料
の場合も同様に、未着色のエマルジョン塗料に微粒化色
素(粒径=0.05〜1μm)を分散させたり、水溶性
色素を溶解させて得られる。また、エマルジョン塗料の
場合は、エマルジョンを作製する際の重合時に色素を添
加することもできる。塗料中には、紫外線吸収剤、酸化
防止剤等の通常塗料に用いるような添加剤を加えてもよ
い。
【0011】上記の方法で作製された塗料は、汎用の反
射板、反射シート等の上に、バーコーダー、ブレードコ
ーター、スピンコーター、リバースコーター、ダイコー
ター、あるいは、スプレー等でコーティングされ、植物
成長制御用反射材料を形成する。コーティング面を保護
するために、保護層を設けたり、透明樹脂板や透明樹脂
フィルム等をコーティング面に貼り合わせることもでき
る。反射板として鏡を用いることもできる。
【0012】色素を含有するフィルムあるいは板を作製
し、反射板あるいは反射シートに貼り合わせる(2)の
方法では、色素を含有するフィルムあるいは板の作製に
おいては、まず汎用の透明フィルムあるいは透明板上
に、上記(1)の方法で色素をコーティングして作製す
ることもできるし、また、樹脂と色素を混練し、加熱成
形して樹脂板あるいはフィルムを作製することもでき
る。混練、加熱成形する際の樹脂材料としては、樹脂板
またはフィルムにした場合にできるだけ透明性の高いも
のが好ましい。具体例として、ポリエチレン、ポリスチ
レン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステエル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリフッ化ビニル等ビニル化合物およびビニル化合
物の付加重合体、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸
エステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリシアン化ビニリデン、フッ化ビニリデン/トリ
フルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン/テロラ
フルオロエチレン共重合体、シアン化ビニリデン/酢酸
ビニル共重合体等のビニル化合物またはフッ素系化合物
の共重合体、ポリトリフルオロエチレン、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン等のフ
ッ素を含む化合物、ナイロン6、ナイロン66等のポリ
アミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリペプチド、ポ
リエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリオキシメチレン、ポリエチレンオキシ
ド、ポリプロピレンオキシド等のポリエーテル、エポキ
シ樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール
等を挙げることが出来るが、これらの樹脂に限定される
ものではない。
【0013】作製方法としては、用いるベース樹脂によ
って、加工温度、フィルム化条件等が多少異なるが、通
常、色素をベース樹脂の粉体あるいはペレットに添加
し、100〜350℃に加熱、溶解させた後、成形して
樹脂板を作製するか、押出機によりフィルム化するか、
或いは、押出機により原反を作製し、30〜120℃で
2〜5倍に、1軸乃至2軸にて延伸して10〜200μ
m厚のフィルムにする方法である。なお、混練する際に
紫外線吸収剤、可塑剤等の通常の樹脂成形に用いる添加
剤を加えてもよい。色素の添加量は、作製する樹脂の厚
み、目的の吸収強度、目的の反射率等によって異なる
が、通常、1ppm〜1%である。色素含有フィルムと
反射板あるいは反射シートを貼り合わせる方法として
は、熱圧着する方法、あるいは一般的なシリコン系、ウ
レタン系、アクリル系等の接着剤を用いて接着する方法
等があるが単に合わせるだけでも効果は得られる。反射
板として同様に鏡を用いることもできる。
【0014】色素を金属粉体あるいは無機系充填剤等の
反射材料と一緒に混練、加熱成形する(3)の方法とし
ては、色素を添加する以外は、通常の反射シートを作製
するのと全く同様の操作で行うことが出来る。金属粉体
としては、アルミニウム、銀等の金属を0.1〜10μ
m程度に粉砕したものを、基材樹脂に対して0.1〜3
重量倍添加する。また、無機系充填剤としては、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム、酸化チタン等を0.1〜10
μm程度に粉砕したものを、基材樹脂に対して0.1〜
3重量倍添加する。色素の添加量は、上記(2)におけ
る色素含有透明板、あるいは、フィルムの作製の場合と
同様に、1ppm〜1%である。また同様に、混練する
際に紫外線吸収剤、可塑剤等の通常の樹脂成形に用いる
添加剤を加えてもよい。
【0015】上記の方法で作製された植物成長制御用反
射材料は、自然光を反射させた時の反射光において、A
値が0.9以下、もしくは、1.3以上を示すものであ
ればよい。A値が0.9以下を示すように調節した場
合、植物の成長を促進することができ、A値を1.3以
上を示すように調節した場合、植物の成長を抑制、すな
わち、矮化することができる。植物成長促進用の被覆材
料において、更に好ましいA値は0.7以下であり、一
方、植物成長抑制用の場合の好ましいA値は1.5以上
である。なお、いずれの場合も、600〜800nmの
吸収領域における色素の極大吸収波長(λmax )のない
側の光の反射率は高いほど好ましい。即ち、成長促進用
反射材料では700〜800nmの光の反射率は高い程
よく、少なくともその領域の反射率が30%以上、好ま
しくは40%以上である。逆に、成長抑制(矮化)用反
射材料では600〜700nmの光の反射率は高い程よ
く、少なくともその領域の反射率が30%以上、好まし
くは40%以上である。ただし、反射率は標準光源D6
5(JIS Z8720)のスペクトルを基準に算出す
る。それらの領域での反射率が小さい場合、反射光の植
物に与える影響が小さく、成長制御が不十分となる。
【0016】本発明において、植物の成長促進とは、草
丈、茎長、節間等の伸長の促進、側枝の成長の促進、開
花の促進等を意味する。また、植物の成長抑制とは、草
丈、茎長、節間等の伸長の抑制による植物体の矮化、側
枝の長さの抑制等を意味する。また、矮化とは、植物の
茎や枝が太く、頑丈になり、風、雨等の自然の悪条件に
対して強くなるとともに、単位面積当たりの葉緑素、ビ
タミン等の栄養素量が増加することを意味する。
【0017】本願発明の反射材料は、反射光が対象植物
に良く当たるように設置する。入射光としては、通常、
自然光であるが、人工光源も可能である。また、ハウス
やグロースボックス内で使用する場合の入射光は、一旦
被覆材料を通った光となる。ハウス等の被覆材料は、一
般的な農業用フィルムや、ガラス等でもよいし、特開平
7−79649に記載のような光選択性被覆材料でもよ
い。反射光が植物に良く当たるようにする方法として、
植物の下の土壌表面を被覆する方法が簡便である。ま
た、植物の北側面あるいはやや斜め上方に設置し、太陽
の反射光をうまく利用することも出来る。
【0018】本発明において、A値を0.9以下に調節
するために用いる600〜700nmの間に吸収極大を
有する色素として、例えば、下記式(化1)で表される
色素を挙げることができるが、これらの色素に限定され
るものではない。さらに、下記色素を水溶性にするため
に、色素にスルホン基等の水溶性基を導入することもで
きる。
【0019】
【化1】
【0020】一方、本発明において、A値を1.3以上
に調節するために用いる700〜900nmの間の波長
に吸収極大を有する代表的な色素としては、下記式(化
2)で表される色素が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。さらに、下記色素を水溶性にするため
に、色素にスルホン基等の水溶性基を導入することもで
きる。
【0021】
【化2】
【0022】本発明の植物成長制御用反射材料を用いう
る対象植物としては、特に限定はないが、ウリ科、ナス
科、マメ科、バラ科、アブラナ科、キク科、セリ科、ア
カザ科、イネ科、アオイ科、ウコギ科、シソ科、ショウ
ガ科、スイレン科、サトイモ科の野菜、キク科、バラ
科、サトイモ科、ナデシコ科、アブラナ科、イソマツ
科、リンドウ科、ボマノハグサ科、マメ科、ボタン科、
アヤメ科、ナス科、ヒガンバナ科、ラン科、リュウゼツ
ラン科、ミズキ科、アカネ科、ヤナギ科、ツツジ科、モ
クセイ科、モクレン科、サクラソウ科、シュウカイドウ
科、シソ科、フウロソウ科、ベンケイソウ科、キンポウ
ゲ科、イワタバコ科、サボテン科、シダ類、ウコギ科、
クワ科、ツユクサ科、パイナップル科、クズウコン科、
トウダイクサ科、コショウ科、タカトウダイ科、ユキノ
シタ科、アカバナ科、アオイ科、フトモモ科、ツバキ
科、オシロイバナ科の切り花類、あるいは鉢物類の花
卉、バラ科、ブドウ科、クワ科、カキノキ科、ツツジ
科、アケビ科、マタタビ科、トケイソウ科、ミカン科、
ウルシ科、パイナップル科、フトモモ科の果樹、藻類が
挙げられる。
【0023】更に詳しく例示するならば、キュウリ、メ
ロン、カボチャ、ニガウリ、ズッキーニ、スイカ、シロ
ウリ、トウガン、ヘチマ、キンシウリ、トマト、ピーマ
ン、トウガラシ、ナス、ペピーノ、シシトウ、エンド
ウ、インゲンマメ、ササゲ、エダマメ、ソラマメ、シカ
クマメ、サヤエンンドウ、サヤインゲン、フジマメ、イ
チゴ、トウモロコシ、オクラ、ブロッコリー、カイワレ
ダイコン、クレソン、コマツナ、ツケナ、レタス、フ
キ、シュンギク、食用ギク、セルリー、パセリー、ミツ
バ、セリ、ネギ、ワケギ、ニラ、アスパラガス、ホレン
ソウ、オカヒジキ、ウド、シソ、ショウガ、ダイコン、
カブ、ワサビ、ラディシュ、ルタバカ、コカブ、ニンニ
ク、ラッキョウ、レンコン、サトイモ等の野菜、アスタ
ー、ローダンセ、アザミ、ナデシコ、ストック、ハナ
ナ、スターチス、トルコキキョウ、キンギョソウ、スィ
ートピー、ハナショウブ、キク、リアトリス、ガーベ
ラ、マーガレット、ミヤコワスレ、シャスターデージ
ー、カーネーション、シュツコンカスミソウ、リンド
ウ、シャクヤク、ホウズキ、リオン、ダリア、カラー、
グラジオラス、アイリス、フリージア、チューリップ、
スイセン、アマリリス、シンビジューム、ドラセナ、バ
ラ、ボケ、サクラ、モモ、ウメ、コデマリ、キイチゴ、
ナナカマド、ミズキ、サンシュ、サンダンカ、ブルバデ
ィア、ヤナギ、ツツジ類、レンギョウ、モクレン、シラ
ネリア、ディモルホセカ、プリムラ、ペチュニア、ベゴ
ニア、リンドウ、コリウス、ゼラニュウム、ペラルゴニ
ューム、ロケヤ、アンスリューム、クレマチス、スズラ
ン、セントポーリア、シクラメン、ラナンキュラス、グ
ロキシニア、デンドロビューム、カトレア、ファレノプ
シス、バンダ、エビデンドラム、オンシジウム、シャコ
バサボテン、カニバサボテン、クジャクサボテン、カラ
ンコエ、ネフロレピス、アジアンタム、タニワタリ、ポ
トス、ディフェンバキヤ、スパティフラム、シンゴニュ
ーム、オリヅルラン、シエフレラ、ヘデラ、ゴムノキ、
ドラセナ、コルジリネ、ブライダルベール、アナナス
類、カラテヤ、クロトン、ペペロミヤ、ポインセチア、
ハイドランジア、フクシア、ハイビスカス、ガーデニ
ア、ギョリュウバイ、ツバキ、ブーゲンビレア、ボタン
等の花卉、ニホンナシ、モモ、オウトウ、スモモ、リン
ゴ、プルーン、ネクタリン、アンズ、ラズベリー、ウ
メ、ブドウ、イチジク、カキ、ブルーベリー、アケビ、
キウィフルーツ、パッションフルーツ、ビワ、ウンシュ
ウミカン、マーコレット、レモン、ユズ、仏手柑、ハッ
サク、ブンタン、花ユズ、キンカン、セミノール、イヨ
カン、ネーブルオレンジ、アンコール、ノバ、日向夏、
ライム、スダチ、カボス、晩白柚、タンカン、マンゴ
ー、パインアップル、グアバ等の果樹、或いは藻類であ
る。
【0024】自然光を反射させたときの反射光におい
て、A値が0.9以下の反射材料を用いた場合、ヒマワ
リやトマト、キュウリなどの苗を用いて茎伸長成長試験
を行ったところ、反射材料を用いない場合に比較して成
長速度が驚くほど促進された。一方、自然光を反射させ
たときの反射光において、A値が1.3以上の反射材料
を用いた場合には、顕著に矮化した頑丈な苗となった。
【0025】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中の「部」は重量部を示す。本発明の
反射材料における、600〜700nm、700〜80
0nmの反射率、RおよびFrの値は、定法に従い、
(株)島津製作所製分光光度計UV−3100にて、積
分球を用いて、硫酸バリウムを基準に、反射率を測定
後、各波長における標準光源D65の光量子パラメータ
ーをかけて算出した。
【0026】実施例1 式(3)(化3)で示されるアントラキノン色素4.0
部およびポリメタクリル酸メチル(PMMA)1200
00部を、280℃で溶融混練して、押し出し成型機を
用いて、厚み3mm、幅1mの着色樹脂板を得た。本樹
脂板を、三井東圧化学(株)社製農業用反射シート、カ
ラーアップと貼り合わせて、植物成長制御用反射板(成
長促進用)を作製した。本反射板の700〜800nm
における反射率は80.5%であり、A値は0.55で
あった。
【0027】
【化3】 日当たりのよい場所に高さ約8cmのヒマワリの苗7サ
ンプルを置き、その北側に本反射板(高さ1m、幅2
m)を、着色樹脂板面側をヒマワリに向けて垂直に立て
て、太陽からの反射光がヒマワリに良く当たるようにし
た。その状態で、15日間栽培したところ、植物高は2
3.2±0.5cm、茎長は22.6±0.7cmおよ
び第1節間長が12.0±0.7cmであった。比較の
ために同時に、植物成長制御用反射板を置かなかった以
外他は、全く同じ条件で栽培したところ、植物高は1
9.4±0.7cm、茎長は16.5±0.8cmおよ
び第1節間長が12.8±0.6cmであった。このこ
とより、本条件下でのヒマワリに対する本反射板の成長
促進効果は、反射板を設置しない場合に比べて、植物高
が1.20倍であった。更に同時に、着色樹脂板を貼り
つけないカラーアップのみを設置した以外、他は全く同
じ条件で栽培したところ、植物高は20.4±0.7c
m、茎長は17.5±0.7cmおよび第1節間長が1
3.8±0.6cmであった。
【0028】実施例2 実施例1の色素の代わりに、式(4)(化4)で示され
る色素4.5部を用いて、実施例1と同様にして植物成
長制御用反射板(矮化用)を作製した。本反射板の60
0〜700nmにおける反射率は67.0%であり、A
値は2.80であった。本反射板を用いて実施例1と全
く同様にしてヒマワリの栽培を行ったところ、植物高は
14.5±0.6cm、茎長は9.1±0.4cmおよ
び第1節間長が7.4±0.4cmの矮化して頑丈な植
物体となった。このことより、本条件下でのヒマワリに
対する本反射板の矮化効果は反射板を設置しない場合に
比べて、植物高が0.75倍であった。
【0029】
【化4】
【0030】実施例3 式(5)(化5)で示される色素12部およびポリメタ
クリル酸メチル12000部を、280℃で溶融混練
し、押し出し成型後、延伸して、厚さ100μmのフィ
ルムを得た。本フィルムを、三井東圧化学(株)社製農
業用反射シート、カラーアップと貼り合わせて、植物成
長制御用反射シート(成長促進用)を作製した。本反射
シートの700〜800nmにおける反射率は84.5
%であり、A値は0.52であった。
【0031】
【化5】
【0032】実施例1と同様に、日当たりのよい場所に
高さ約8cmのヒマワリの苗7サンプルを置き、その北
側に本反射シート(高さ1m、幅2m)を、着色樹脂フ
ィルム面側をヒマワリに向けて垂直に立てるとともに、
ヒマワリを中心に半円を描いて設置し、太陽からの反射
光がヒマワリに良く当たるようにした。その状態で、1
5日間栽培したところ、植物高は24.5±0.4c
m、茎長は23.8±0.7cmおよび第1節間長が1
6.0±0.8cmであった。このことより、本条件下
でのヒマワリに対する本反射板の成長促進効果は、反射
板を設置しない場合に比べて、植物高が1.26倍であ
った。
【0033】実施例4 実施例3の色素の代わりに、式(6)(化6)で示され
る色素12部を用いて、実施例3と同様にして植物成長
制御用反射シート(矮化用)を作製した。本反射シート
の600〜700nmにおける反射率は52.6%であ
り、A値は1.81であった。本反射板を用いて実施例
3と全く同様にしてヒマワリの栽培を行ったところ、植
物高は15.4±0.5cm、茎長は11.2±0.5
cmおよび第1節間長が7.7±0.4cmの矮化して
頑丈な植物体となった。このことより、本条件下でのヒ
マワリに対する本反射板の矮化効果は、反射板を設置し
ない場合に比べて、植物高が0.79倍であった。
【0034】
【化6】
【0035】実施例5 三井東圧化学(株)社製ユーバンSE−60と、同社製
アルマテクス748−5Mを3:7で混合させた液体
と、実施例3の色素を1%溶解させたトルエンを2:1
の割合で混合させ、厚み75μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムにコーティングし、130℃で15分
間乾燥させた。実施例3と同様に、本フィルムをアルミ
ホイルと貼り合わせて、植物成長制御用反射シート(成
長促進用)を作製した。本反射シートの700〜800
nmにおける反射率は83.6%であり、A値は0.5
3であった。実施例3と同様にして、反射シートを立て
るとともに、地面にも着色樹脂フィルム面を上にして反
射シートを設置した。同様にヒマワリの栽培を行ったと
ころ、植物高は23.8±1.4cm、茎長は20.2
±0.8cmおよび第1節間長が14.1±0.5cm
であった。本条件下でのヒマワリに対する本反射板の成
長促進効果は反射板を設置しない場合に比べて、植物高
が1.23倍であった。
【0036】実施例6 実施例4の色素を用いた以外は、実施例5と同様にし
て、植物成長制御用反射シート(矮化用)を作製した。
本反射シートの600〜700nmにおける反射率は5
0.0%であり、A値は1.90であった。本反射板を
用いて実施例5と全く同様にして、ヒマワリの栽培を行
ったところ、植物高は16.1±0.6cm、茎長は
9.8±0.5cmおよび第1節間長が7.3±0.4
cmの矮化して頑丈な植物体となった。このことより、
本条件下でのヒマワリに対する本反射板の矮化効果は、
反射板を設置しない場合に比べて、植物高は0.83倍
であった。
【0037】実施例7 式(7)(化7)で示されるフタロシアニン顔料1.0
部および農業用塩化ビニル1000部を、180℃で混
練、カレンダー成型して、厚み100μmの着色樹脂フ
ィルムを得た。本フィルムを、三井東圧化学(株)社製
農業用反射シート、カラーアップと貼り合わせて、植物
成長制御用反射シート(成長促進用)を作製した。本反
射シートの700〜800nmにおける反射率は70.
2%であり、A値は0.75であった。
【0038】
【化7】 実施例3と同様にして、ヒマワリの栽培を行ったとこ
ろ、植物高は21.9±1.3cm、茎長は17.2±
0.8cmおよび第1節間長が13.7±0.5cmで
あった。本条件下でのヒマワリに対する本反射板の成長
促進効果は、反射板を設置しない場合に比べて、植物高
は1.13倍であった。
【0039】実施例8 実施例7の色素の代わりに、式(8)(化8)で示され
るナフタロシアニン顔料を用いて、実施例7と同様にし
て植物成長制御用反射シート(矮化用)を作製した。本
反射シートの600〜700nmにおける反射率は5
4.0%であり、A値は1.70であった。本反射板を
用いて実施例3と全く同様にして、ヒマワリの栽培を行
ったところ、植物高は15.7±0.7cm、茎長は1
1.6±0.4cmおよび第1節間長が7.0±0.5
cmの矮化して頑丈な植物体となった。このことより、
本条件下でのヒマワリに対する本反射板の矮化効果は、
反射板を設置しない場合に比べて、植物高は0.81倍
であった。
【0040】
【化8】
【0041】実施例9 実施例1で用いた植物成長制御用反射板(成長促進用)
を用いて同様に、高さ約6cmのキュウリの苗7サンプ
ルを、15日間栽培したところ、植物高は26.4±
1.9cm、茎長は16.2±1.5cmおよび第1節
間長が4.3±0.8cmであった。比較のために同時
に、反射板を使わない条件で栽培したところ、植物高は
21.9±1.6cm、茎長は11.8±1.2cmお
よび第1節間長が2.8±0.3cmであった。このこ
とより、本条件下でのキュウリに対する本反射板の成長
促進効果は、反射板を設置しない場合に比べて、植物高
は1.21倍であった。
【0042】実施例10 実施例2で用いた植物成長制御用反射板(矮化用)を用
いて、実施例9と同時に、全く同様にして、キュウリの
栽培を行ったところ、植物高は17.2±1.2cm、
茎長は9.9±0.5cmおよび第1節間長は2.0±
0.5cmの矮化して頑丈な植物体となった。このこと
より、本条件下でのキュウリに対する本反射板の矮化効
果は、反射板を設置しない場合に比べて、植物高は0.
79倍であった。
【0043】実施例11 実施例1で用いた植物成長制御用反射板(成長促進用)
を用いて同様に、高さ約5cmのトマトの苗7サンプル
を15日間栽培したところ、植物高は26.9±1.3
cm、茎長は19.4±1.0cmおよび第1節間長が
11.9±0.9cmであった。比較のために同時に、
反射板を用いない以外は全く同じ条件で栽培したとこ
ろ、植物高は21.4±1.3cm、茎長は14.9±
1.1cmおよび第1節間長が7.8±0.8cmであ
った。このことより、本条件下でのトマトに対する本反
射板の成長促進効果は、反射板を設置しない場合に比べ
て、植物高は1.26倍であった。
【0044】実施例12 実施例2で用いた植物成長制御用反射板(矮化用)を用
いて、実施例10と同時に、全く同様にして、トマトの
栽培を行ったところ、植物高は18.1±0.8cm、
茎長は13.0±0.9cmおよび第1節間長は5.4
±0.6cmであった。このことより、本条件下でのト
マト対する本反射板の矮化効果は、反射板を設置しない
場合に比べて、植物高は0.85倍であった。
【0045】実施例13 実施例7で作製した着色農ビフィルム(反射シート、カ
ラーアップを貼り合わせる前のもの)を用いて、高さ2
m、幅2m、長さ10mの半円筒型のビニールハウスを
作製した(ただし、ハウスは、東西方向に延ばして設置
し、ハウス前後はフィルムを張らず吹き抜けとし、風通
しをよくした)。更に、地面反射シート、カラーアップ
を敷くとともに、ハウスの北側半分に、上から同じ反射
シート、カラーアップを被せた。ハウス内に、実施例1
で使ったと同様の高さ約8cmのヒマワリの苗7サンプ
ルを入れ15日間栽培した。植物高は28.1±1.1
cm、茎長は23.2±0.8cmおよび第1節間長が
17.9±0.5cmであった。比較のために同時に、
色素で着色していない、通常の農ビフィルムを張り、反
射シートを用いない以外は、同様のハウスを作製し、そ
の中で全く同じ条件で栽培したところ、植物高は20.
6±0.7cm、茎長は17.5±0.8cmおよび第
1節間長が13.4±0.6cmであった。このことよ
り、本条件下でのヒマワリに対する本反射板の成長促進
効果は、反射板を設置しない場合に比べて、植物高は
1.36倍であった。本システムでは南側から入射した
太陽光が、まず被覆材料である色素含有農ビフィルムに
て植物に直接当たる光の光質が変わるとともに、同じ光
質の反射光が再び植物に当たるため、植物の成長制御を
行うと同時に、植物の光合成に必要な光量が増幅される
ため、健苗化にも貢献でき、光不足による徒長防止効果
も期待できる。
【0046】実施例14 実施例8で作製した着色農ビフィルム(反射シート、カ
ラーアップを貼り合わせる前のもの)を用いた以外は、
実施例13と同時に、全く同様にして、ヒマワリの栽培
を行ったところ、植物高は11.4±0.8cm、茎長
は8.9±0.6cmおよび第1節間長は4.3±0.
6cmであった。このことより、本条件下でのヒマワリ
対する本反射板の矮化効果は、反射板を設置しない場合
に比べて、植物高は0.55倍であった。
【0047】実施例15 その他の植物について、実施例1と同様に、成長促進テ
ストを行ったところ、表−1(表1)の結果となった。 実施例16 その他の植物について、実施例2と同様に、矮化テスト
を行ったところ、表−2(表2)の結果となった。
【0048】
【表1】 ○: 促進効果 1.2倍以上 △: 促進効果 1.1倍以上 ×: 有意差なし
【0049】
【表2】 ○: 矮化効果 0.8倍以下 △: 矮化効果 0.9倍以下 ×: 有意差なし
【0050】
【発明の効果】近年、農業の合理化の観点から、栽培は
種子からではなく、健康な幼苗から栽培する場合が増加
している。種苗生産においては、適切に苗を伸長させる
よう制御することが商品価値を高めるので、本発明は種
苗生産工場における伸長制御上、極めて重要かつ価値の
あるものである。また、単位体積あたりの葉緑素量、ビ
タミン量等の栄養素量を制御できるため、葉菜、果菜、
根菜類の味覚変化による高付加価値化を可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井門 修平 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 詫摩 啓輔 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射光において、下記式で定義されるA
    値が0.9以下であることを特徴とする成長促進効果を
    持つ植物成長制御用反射材料。 A=R/Fr 〔式中、Rは600〜700nmの赤色反射光の光量子
    束であり、Frは700〜800nmの遠赤色反射光の
    光量子束である。〕
  2. 【請求項2】 反射材料が、600〜700nmの間に
    極大吸収波長λmaxを持つ青色色素を含有するものであ
    る請求項1記載の植物成長制御用反射材料。
  3. 【請求項3】 反射材料が、反射シート上に600〜7
    00nmの間に極大吸収波長λmax を持つ青色色素をコ
    ーティングして得られたものである請求項2記載の植物
    成長制御用反射材料。
  4. 【請求項4】 反射材料が、反射シート上に600〜7
    00nmの間に極大吸収波長λmax を持つ青色色素を有
    するフィルムを貼り合わせて得られたものである請求項
    2記載の植物成長制御用反射材料。
  5. 【請求項5】 反射材料が、600〜700nmの間に
    極大吸収波長λmaxを持つ青色色素を練り込んで得られ
    たものである請求項2記載の植物成長制御用反射材料。
  6. 【請求項6】 反射材料が、700〜800nmの反射
    率が30%以上のものである請求項1〜5のいずれかに
    記載の植物成長制御用反射材料。
  7. 【請求項7】 反射光において、下記式で定義されるA
    値が1.3以上であることを特徴とする成長抑制(矮
    化)効果を持つ植物成長制御用反射材料。 A=R/Fr 〔式中、Rは600〜700nmの赤色反射光の光量子
    束であり、Frは700〜800nmの遠赤色反射光の
    光量子束である。〕
  8. 【請求項8】 反射材料が、700〜900nmの間に
    極大吸収波長λmaxを持つ近赤外線吸収色素を含有する
    ものである請求項7記載の植物成長制御用反射材料。
  9. 【請求項9】 反射材料が、反射シート上に700〜9
    00nmの間に極大吸収波長λmax を持つ近赤外線吸収
    色素をコーティングして得られたものである請求項8記
    載の植物成長制御用反射材料。
  10. 【請求項10】 反射材料が、反射シート上に700〜
    900nmの間に極大吸収波長λmax を持つ近赤外線吸
    収色素を有するフィルムを貼り合わせて得られたもので
    ある請求項8記載の植物成長制御用反射材料。
  11. 【請求項11】 反射材料が、700〜900nmの間
    に極大吸収波長λma x を持つ近赤外線吸収色素を練り込
    んで得られたものである請求項8記載の植物成長制御用
    反射材料。
  12. 【請求項12】 反射材料が、600〜700nmの反
    射率が30%以上のものである請求項7〜11のいずれ
    かに記載の植物成長制御用反射材料。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の植
    物成長制御用反射材料を、反射光が植物に良く当たるよ
    うに設置することを特徴とする植物の成長制御方法。
  14. 【請求項14】 植物の下の土壌表面を、その光選択反
    射面を上にして、植物成長制御用反射材料で被覆するこ
    とを特徴とする請求項13記載の植物の成長制御方法。
  15. 【請求項15】 植物の下方、横あるいは斜め上方か
    ら、反射光が植物に当たるように植物成長制御用反射材
    料を設置することを特徴とする請求項13記載の植物の
    成長制御方法。
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