JPH09131084A - インバータ装置のトルク制御装置 - Google Patents
インバータ装置のトルク制御装置Info
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- JPH09131084A JPH09131084A JP7282791A JP28279195A JPH09131084A JP H09131084 A JPH09131084 A JP H09131084A JP 7282791 A JP7282791 A JP 7282791A JP 28279195 A JP28279195 A JP 28279195A JP H09131084 A JPH09131084 A JP H09131084A
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Abstract
制御をする。 【解決手段】 トルク制御系6,電流制御系8,トルク
検出系9を有する、電動機Mをトルク制御するインバー
タ装置において、トルク設定値τをそれと同等のトルク
を発生させる電流指令値に変える変換部1と、トルク設
定値τを電動機からトルク制御系のフィードバック入力
部までのトルク伝達関数で遅らせるトルク指令補正部2
を設け、変換部1及び制御系6からの電流指令を加算7
して制御系8の電流指令とする。トルク設定値τが変化
すると、変換部1からの電流指令が直ぐに変化するの
で、早い応答のトルク制御となる。一方制御系6のトル
ク指令にはフィードバック系のトルク伝達関数と同等の
トルク伝達関数により補正がかかるので、オーバーシュ
ートが小さくなる。
Description
ンバータ装置のトルク制御装置に関する。
ルク制御する場合の制御系を示すもので、5はトルク設
定(指令)値τとトルクフィードバック信号との偏差を
検出する偏差検出部、6はこのトルク偏差をPI演算す
るPIアンプからなるトルク制御系、8はトルク制御系
からの電流指令値を増幅する電流制御アンプからなる電
流制御系、9はトルクフィードバック信号を出力するト
ルク検出器(例えばロードセル等)からなるトルク検出
系、Mはトルク検出器9を有する電動機(ダイナモメー
タ)で、11は電動機の電流入力に対するトルク出力の
伝達関数系、12はこのトルク出力と負荷トルクの差で
ある実トルクを出力する電動機の実トルク出力部、13
はこの実トルクで回転される電動機の慣性モーメントを
示す。
達関数 τ:電動機のトルク設定値 TD :トルク検出系の時定数 T1 :トルク制御系の時定数 S:ラプラス演算子 J1:電動機の慣性モーメント K1:トルク制御系のゲイン 上記制御系において、電動機Mをトルク制御する場合に
は、トルク設定値τを与えて、そのトルク設定値とトル
ク検出系9からのトルク検出値との偏差をトルク制御系
6でPI制御することにより電流制御系8の電流指令値
としている。
動機Mに流入させる電流を制御する。電動機Mは電流入
力に対するトルク出力の伝達関数系11を持ち、トルク
を発生する。このトルクはトルク検出系9で検出されト
ルク制御系6のフィードバック信号となる。
の偏差についてPI制御を行うことにより設定値と一致
したトルクが電動機Mに発生するように制御する。
トルク検出系に検出遅れがあるために、応答速度をある
程度以上に上げることができない。トルク制御系のPI
の定数を調整して応答を上げようとすると、オーバーシ
ュート等が大きくなり系が不安定になる問題がある。
てなされたものであり、その目的とするところは、応答
が早くかつオーバーシュートの小さいインバータ装置の
トルク制御装置を提供することにある。
プに電流制御系を有するトルク制御系により、トルク制
御系へのフィードバック信号を出力するトルク検出器を
有する電動機をトルク制御するインバータ装置のトルク
制御装置において、前記電動機の電流−トルク特性の逆
伝達関数を持ち、前記トルク制御系のトルク指令を電流
指令に変換し、前記トルク制御系の出力に加えて前記電
流制御系の電流指令とするトルク−電流変換部と、トル
ク指令に対し、電動機の発生トルクからトルク制御系の
フィードバック入力部までのトルク伝達関数の補正、又
は電流制御系の伝達関数と、電動機の発生トルクからト
ルク制御系のフィードバック入力部までのトルク伝達関
数の補正を施し、トルク制御系のPI演算の指令値とす
るトルク指令補正部を設けてなるものである。
を示す。なお、前記従来図4に示したものと同一構成部
分は、同一符号を付してその重複する説明を省略する。
τを電流−トルク特性の逆伝達関数によってトルク設定
値τと同等のトルクが発生するであろう電流指令値に変
換するトルク−電流変換部、2は電動機Mからトルク制
御系6のフィードバック入力までのトルク伝達関数(ト
ルクの検出遅れ等)GS(3)を持ち、トルク設定値τ
を補正してトルク制御系6のPI演算の指令値τ’に変
換するトルク指令補正部。
ルク検出系9からのトルクフィードバック信号との偏差
を検出する偏差検出部、7はこの偏差をトルク制御系6
からの電流指令値とトルク−電流変換部1からの電流指
令値とを加算する演算部、8はこの加算された電流指令
値で電動機を制御する電流制御系である。その他の構成
は従来図4のものと変わりがない。
ク設定値τが与えられると、トルク−電流変換部1は電
流−トルク特性の逆伝達関数によってトルク設定値と同
等のトルクを発生させる電流指令値を出力する。一方ト
ルク指令補正部2はトルク設定値τを電動機Mからトル
ク制御系6のフィードバック入力部(偏差検出器5)ま
でのトルク伝達関数G3(S)によりトルク指令値τを
補正した補正トルク指令値τ’を出力する。トルク制御
系6はこのトルク指令値τ’とトルクフィードバック信
号との偏差をPI演算して電流指令値を出力する。この
トルク−電流変換部1とトルク制御系6からの電流指令
値は加算されて電流制御系8の電流指令値となる。
合、トルク指令補正部2からのトルク指令値τ’は遅れ
て変化するので、トルク制御系6からの電流指令の変化
が遅れるのに対し、トルク−電流変換部1からの電流指
令は直ちに変化するので、電動機Mは早い応答でトルク
制御される。
が電動機Mからトルク制御系6のフィードバック入力部
までのトルク伝達関数を持って検出される。一方トルク
制御系6のトルク設定側にも同等の伝達関数G3(S)
を持っているため、トルク制御系に入力するトルク指令
値の変化とトルク検出値との変化はほぼ一致し、その差
分に対してのみトルク制御系6でPI制御が行われる。
即ち、トルク制御系(PIアンプ)6はトルク−電流変
換部1からの指令値と実際の発生トルクの差分をPI制
御することになるので、オーバーシュートは小さくな
る。
トルク−電流変換部1からの電流指令は一定で、トルク
偏差をPI演算するトルク制御系6からの電流指令が発
生トルク一定となるように変化する。
ルク指令補正部2に代えて、電流制御系8の伝達関数と
同じ伝達関数を有する第1のトルク設定補正部3と、ト
ルク検出系9の伝達関数と同じ伝達関数を有する第2の
トルク設定補正部4とを直列に用いたもので、その他の
構成は図1のものと変わりがない。
ルク設定補正部3,4により、電流制御系の伝達関数と
電動機の発生トルクからトルク制御系6のフィードバッ
ク入力までのトルク伝達関数でトルク設定値τを補正す
ることができる。したがって、図1と同様の制御がより
正確にできる。
1のトルク設定補正部3を省略し、第2のトルク指令補
正部4のみでトルク設定(指令)値τを補正するもの
で、その他の構成は図2のものと変わりがない。
の関数が電動機の発生したトルクからトルク制御系のフ
ィードバックまでのトルク伝達関数となるが、検出トル
クの遅れ分が考慮されているので、第1の実施の形態と
ほぼ同等の制御が可能で、かつ系が簡素化する利点があ
る。
ので、次に記載する効果を奏する。
制御系はトルク設定値をトルク−電流変換した電流指令
により制御されるので、応答が早く、またトルク制御系
のトルク設定値には電動機からトルク制御系のフィード
バック入力までのトルク伝達関数により補正がかかり、
フィードバック系の伝達関数と一致しているので、オー
バーシュートが小さくなる。
ブロック図。
ブロック図。
ブロック図。
ク図。
系 13…電動機の慣数モーメント M…電動機(11〜13)
Claims (2)
- 【請求項1】 マイナーループに電流制御系を有するト
ルク制御系により、トルク制御系へのフィードバック信
号を出力するトルク検出器を有する電動機をトルク制御
するインバータ装置のトルク制御装置において、 前記電動機の電流−トルク特性の逆伝達関数を持ち、前
記トルク制御系のトルク指令を電流指令に変換し、前記
トルク制御系の出力に加えて前記電流制御系の電流指令
とするトルク−電流変換部と、 トルク指令に対し、電流制御系の伝達関数と、電動機の
発生トルクからトルク制御系のフィードバック入力部ま
でのトルク伝達関数の補正を施し、トルク制御系のPI
演算の指令値とするトルク指令補正部を設けたことを特
徴とするインバータの制御装置。 - 【請求項2】 マイナーループに電流制御系を有するト
ルク制御系により、トルク制御系へのフィードバック信
号を出力するトルク検出器を有する電動機をトルク制御
するインバータ装置のトルク制御装置において、 前記電動機の電流−トルク特性の逆伝達関数を持ち、前
記トルク制御系のトルク指令を電流指令に変換し、前記
トルク制御系の出力に加えて前記電流制御系の電流指令
とするトルク−電流変換部と、 トルク指令に対し、電動機の発生トルクからトルク制御
系のフィードバック入力部までのトルク伝達関数の補正
を施し、トルク制御系のPI演算の指令値とするトルク
指令補正部を設けたことを特徴とするインバータ装置の
トルク制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28279195A JP3339275B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | インバータ装置のトルク制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28279195A JP3339275B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | インバータ装置のトルク制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09131084A true JPH09131084A (ja) | 1997-05-16 |
JP3339275B2 JP3339275B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=17657142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28279195A Expired - Fee Related JP3339275B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | インバータ装置のトルク制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3339275B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109756166A (zh) * | 2019-03-22 | 2019-05-14 | 大连海事大学 | 永磁同步电机双闭环矢量控制pi调节器参数整定方法 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP28279195A patent/JP3339275B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109756166A (zh) * | 2019-03-22 | 2019-05-14 | 大连海事大学 | 永磁同步电机双闭环矢量控制pi调节器参数整定方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3339275B2 (ja) | 2002-10-28 |
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