JPS621182Y2 - - Google Patents

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JPS621182Y2
JPS621182Y2 JP15619178U JP15619178U JPS621182Y2 JP S621182 Y2 JPS621182 Y2 JP S621182Y2 JP 15619178 U JP15619178 U JP 15619178U JP 15619178 U JP15619178 U JP 15619178U JP S621182 Y2 JPS621182 Y2 JP S621182Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエレベータの速度制御に係り、特に加
減速時の過渡応答を良くし、エレベータの乗心地
を改善することを目的としたエレベータの速度制
御装置に関するものである。
第1図に従来のエレベータの速度制御装置を示
す。図中、1は時間を基準にした理想的なエレベ
ータの速度指令信号V1を出力する速度指令器、
2はエレベータかごの実際速度を検出して速度信
号V2を出力する速度検出器、3は前記速度指令
信号V1と前記速度信号V2との偏差を増幅して速
度偏差信号V3を出力する速度調節器、4は巻上
用電動機の電機子電流Iaを検出して電流信号V4
出力する電流検出器、5は前記速度偏差信号V3
と前記電流信号V4との偏差を増幅する電流調節
器である。
以下、第1図を用いて従来のエレベータの速度
制御装置の動作を説明する。
従来の速度制御装置においては、時間に対する
理想的な速度指令信号V1と速度信号V2との偏差
を速度調節器3で増幅して、速度偏差信号V3
電流調節器5に与え、速度指令信号V1にエレベ
ータかご速度が追従するように速度制御するもの
である。この制御の欠点は、エレベータかごを加
減速するためには速度偏差信号V3、つまり速度
偏差(V1−V2)が必要であり、このことが制御遅
れにつながり、結局迅速な過渡応答ができないこ
とにある。この理由を第2図により説明する。今
仮にエレベータの負荷が平衡負荷の場合を考える
と、エレベータかごの走行中の巻上用電動機の電
機子電流Ia及びそれに対応する電流信号V4は第2
図a及びbに示すようになる。第1図よりわかる
ように、この電機子電流Iaを得るためには、速度
調節器3は電流信号V4に略等しい速度偏差信号
V3(第2図cに図示)を出力しなければならな
い。もし、速度調節器3の増幅度が無限大に近け
れば、速度偏差(V1−V2)は無視し得る量となる
が、制御系の安定性等の問題により増輻度を無限
大にすることはできないため、どうしても速度偏
差(V1−V2)が必要となり、その分制御系の遅れ
につながつていた。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、過渡応答を大幅に改善できるエレベータの速
度制御装置を提供するものである。
本考案の一実施例を第3図に示す。図中、第1
図と同一符号のものは同一のものを示すが、10
は信号レベル調整装置で、速度指令器1の内部で
創出される加減速度指令Va(第4図cに図示)
を電機子電流Iaに対応する電流信号V4(第4図a
に図示)の最適な電流指令V10にレベル交換して
電流調節器5に入力するものである。電流指令
V10のレベル調整方法は、まず電流指令V10を電流
調節器5に入力しない状態で電流調節器5及び速
度調節器1のゲイン調整などのエレベータ制御系
の調整を行ない、その後平衡負荷でエレベータを
走行させ、一定加減速時の電流信号V4の信号レ
ベルと略一致するように(加速時あるいは減速時
の何れか一方のみの調整でよい)、信号レベル調
整装置10を調整する。そして、この電流指令
V10を電流調節器5に入力し、電流信号V4にオー
バーシユートが表われない範囲まで速度調節器1
のゲインを上げてエレベータ制御系の調整を完了
する。
このように調整すれば、巻上用電動機の速度だ
けでなく、エレベータの乗心地に直接関係する電
機子電流Ia、即ちトルクをも理想的な台形波に制
御することになるため、乗心地を良くできるだけ
でなく、従来よりもさらに速度調節器のゲインを
制御系を不安定にさせずに上げれるため、速度偏
差を少なくでき制御系の過渡応答を大幅に改善す
ることができる。
以上述べたように、本考案によれば非常に簡単
な方法により、制御系の応答を速応化できもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエレベータの速度制御装置を示
すブロツク図。第2図は第1図の各部の信号を示
す図。第3図は本考案によるエレベータの速度制
御装置を示すブロツク図。第4図は第3図の各部
の信号を示す図。 1……速度指令器、2……速度検出器、3……
速度調節器、4……電流検出器、5……電流調節
器、10……信号レベル調整装置、V1……速度
指令信号、V2……速度信号、V3……速度偏差信
号、Ia……電機子電流信号、Va……加速度指
令、V4……電流信号、V10……電流指令。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エレベータかごの時間に対する理想的な速度指
    令を出力する速度指令器と、エレベータかごの実
    際速度を検出する速度検出器と、巻上用電動機の
    電機子電流を検出する電流検出器と、前記速度指
    令器出力と前記速度検出器出力との偏差を増幅す
    る速度調節器と、前記速度調節器出力と前記電流
    検出器出力との偏差を増幅する電流調節器を備え
    てなるエレベータ速度制御装置において、前記速
    度指令器は加減速度指令を内部で発生し、該加減
    速度指令を入力として平衡負荷での前記電流検出
    器出力と略同一レベルの電流指令信号を出力する
    信号レベル調整装置を設け、該信号レベル調整装
    置の電流指令信号を前記電流調節器に入力するこ
    とを特徴とするエレベータの速度制御装置。
JP15619178U 1978-11-13 1978-11-13 Expired JPS621182Y2 (ja)

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JPS5574775U JPS5574775U (ja) 1980-05-23
JPS621182Y2 true JPS621182Y2 (ja) 1987-01-12

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