JP2000078874A - 速度制御系におけるパラメータの自動調整装置 - Google Patents

速度制御系におけるパラメータの自動調整装置

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JP2000078874A
JP2000078874A JP10248337A JP24833798A JP2000078874A JP 2000078874 A JP2000078874 A JP 2000078874A JP 10248337 A JP10248337 A JP 10248337A JP 24833798 A JP24833798 A JP 24833798A JP 2000078874 A JP2000078874 A JP 2000078874A
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JP
Japan
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torque
value
speed
control system
load inertia
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JP10248337A
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Toshiyuki Sasaki
俊之 佐々木
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速度調節器を現地で機械に組み込まなくて
も、簡単にゲインや積分時間等を自動調整可能にする。 【解決手段】 加減速運転時の発生トルクの平均値を演
算するトルク平均値演算手段54と、前記平均値がトル
ク制限設定値よりも小さい時に平均値よりも小さいトル
ク制限値を演算するトルク制限値演算手段55と、前記
トルク制限値に従ってトルク指令値を制限し、トルク制
限加減速を行わせるトルク制限手段51と、この時のト
ルク制限値と速度の変化率とから負荷イナーシャを推定
する負荷イナーシャ推定手段52と、負荷イナーシャ推
定値とトルク制御系30の等価時定数とに基づいて速度
調節器20のゲインを演算するゲイン演算手段53とを
備える。更に、ゲイン演算値と負荷イナーシャ推定値と
から速度調節器20の積分時間を演算する積分時間演算
手段56を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボアンプ、サ
ーボモータ等を組み合わせた速度制御系のゲインや積分
時間をオートチューニングする自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、サーボアンプ、サーボモータ等
を組み合わせた従来の速度制御系のブロック線図であ
る。図において、速度設定値Nrと速度実際値Nとの偏
差が減算手段10により演算され、その偏差は速度調節
器(ASR)20に入力される。速度調節器20の内部
ではPI(比例積分)演算が行われ、加算手段21から
トルク指令値u(n)が出力される。このトルク指令値u
(n)はトルク制御系30に入力され、サーボモータ等4
0が出力するトルクy2(n)の制御に用いられる。サーボ
モータの速度Nは、トルクy2(n)とサーボモータに連結
された負荷イナーシャJとから演算される。このとき、
負荷イナーシャJは、サーボモータが組み込まれた機械
系40によって決まる定数であるため、未知パラメータ
となる。
【0003】なお、図3において、 速度調節器20の伝達関数:Gc(s)=Kv・(1+s
i)/sTi トルク制御系30の伝達関数:Gp1(s)=1/(1+s
acr) 機械系40の伝達関数:Gp2(s)=1/sJ 速度調節器20のゲイン:Kv 速度調節器20の積分時間:Ti トルク制御系30の等価時定数:Tacr 負荷イナーシャ:J である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、サーボ
アンプ、サーボモータ等を組み合わせた従来の速度制御
系では、負荷イナーシャJが不明であるため、速度調節
器20のゲインKvや積分時間Tiは実際に機械に組み込
んだ状態で調整しなければならず、セットアップ作業の
煩雑化、作業時間の長期化を招いていた。
【0005】そこで本発明は、簡単かつ低コストでセッ
トアップ作業を短時間のうちに行うことが可能な、速度
制御系におけるパラメータの自動調整装置を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、速度設定値と速度実際値と
の偏差が入力される速度調節器と、この速度調節器から
出力されるトルク指令値に従って機械系の出力トルクを
制御するトルク制御系とを備えた速度制御系において、
加減速運転時の発生トルクの平均値を演算するトルク平
均値演算手段と、前記平均値がトルク制限設定値よりも
小さい時に前記平均値よりも小さいトルク制限値を演算
するトルク制限値演算手段と、この演算手段から出力さ
れるトルク制限値に従って前記トルク指令値を制限し、
トルク制限加減速を行わせるトルク制限手段と、トルク
制限加減速時のトルク制限値と速度の変化率とから負荷
イナーシャを推定する負荷イナーシャ推定手段と、この
推定手段から出力される負荷イナーシャ推定値と前記ト
ルク制御系の等価時定数とに基づいて速度調節器のゲイ
ンを演算する速度調節器ゲイン演算手段と、を備えたも
のである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のパ
ラメータの自動調整装置において、前記速度調節器のゲ
イン演算値と前記負荷イナーシャ推定値とから前記速度
調節器の積分時間を演算する積分時間演算手段を備えた
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は本発明の第1実施形態であり、請
求項1に記載した発明の実施形態に相当する。なお、図
3と同一の構成要素には同一の参照符号を付してある。
以下では、図3と異なる部分を中心に説明する。
【0009】図1の実施形態では、速度調節器20とト
ルク制御系30との間にトルク制限手段51が設けられ
ている。一方、速度調節器20の出力側にはトルク平均
値演算手段54が設けられ、加減速時の発生トルクの平
均値がTminとして演算される。このトルク平均値Tmin
はトルク制限設定値Tm0と共にトルク制限値演算手段5
5に入力されており、トルク平均値Tminがトルク制限
設定値Tm0よりも小さい場合には、トルク制限値Tmax
をトルク平均値Tminよりも小さく設定して出力するよ
うに構成されている。
【0010】上記トルク制限値Tmaxはトルク制限手段
51に入力されると共に、負荷イナーシャ推定手段52
に入力されている。ここで、トルク制限値Tmax、速度
変化率ΔN、負荷イナーシャJとの間には、 J=Tmax/ΔN という関係があることに着目して、負荷イナーシャ推定
手段52は負荷イナーシャJを推定演算する。なお、速
度変化率ΔNは、 ΔN=(N(n+1)−N(n))/ts により演算する。ここで、tsはサンプリング時間であ
る。
【0011】上述のように演算された負荷イナーシャ推
定値Jhは速度調節器ゲイン演算手段53に入力され、
トルク制御系30の等価時定数Tacrを用いて速度調節
器ゲインKvが次式により演算される。 Kv=Jh/(gv・Tacr) ここで、gvは設定定数である。
【0012】上記のように本実施形態では、加減速運転
時の発生トルクの平均値を演算し、この平均値がトルク
制限設定値よりも小さかったらトルク制限値を平均値よ
りも小さくすることにより、トルクを制限した状態で加
減速を行う。そして、そのときのトルク制限値と速度変
化率とに基づいて負荷イナーシャを推定し、速度調節器
20のゲインを、トルク制御系30の等価時定数、負荷
イナーシャ推定値及び設定定数を用いて演算するもので
ある。
【0013】すなわち、本実施形態は、速度調節器20
の開ループ関数を求めると1/Tiから1/Tacrまでが
20dB/decとなっていてこの角周波数帯で0dBと交差
すれば安定となり、この0dBと交差する角周波数はKv
/J(つまり調節器ゲイン/負荷イナーシャ)で表され
ることに着目して、Kv/Jが1/Tacr以下になるよう
に速度調節器ゲインKvを決定する。従って、特殊なチ
ューニングモードや信号を必要とせずに速度調節器ゲイ
ンKvを自動的に調整することができる。
【0014】次に、本発明の第2実施形態を、図2を参
照しつつ説明する。なお、図1と同一の構成要素には同
一の参照符号を付してある。図2の実施形態は、図1の
構成に積分時間演算手段56を付加したものであり、こ
の演算手段56では、前記速度調節器ゲインKvと負荷
イナーシャ推定値Jh、更には設定定数giを用いて次式
により速度調節器20の積分時間Tiを演算する。 Ti=Kv/(gi・Jh) すなわち、1/TiがKv/Jh以下になるように演算手
段56が積分時間Tiを自動的に決定する。
【0015】上記各実施形態によれば、速度調節器20
のパラメータとしてのゲインKvや積分時間Tiをサーボ
アンプ等に通常、内蔵されているマイクロコンピュータ
のアルゴリズムによって実現できるので、新たにハード
ウェア等を必要とすることなく、低コストでパラメータ
の自動調整を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように請求項1または2記載の発
明によれば、従来のように速度調節器を現地で実際に機
械に組み込んだ状態であっても、速度制御系のパラメー
タである速度調節器のゲインKvや積分時間Tiを自動的
に調整することができ、セットアップ作業の簡略化、作
業時間の短縮及びコストの低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すブロック線図であ
る。
【図2】本発明の第2実施形態を示すブロック線図であ
る。
【図3】従来の速度制御系のブロック線図である。
【符号の説明】
10 減算手段 20 速度調節器 30 トルク制御系 40 機械系 51 トルク制限手段 52 負荷イナーシャ推定手段 53 速度調節器ゲイン演算手段 54 トルク平均値演算手段 55 トルク制限値演算手段 56 積分時間演算手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度設定値と速度実際値との偏差が入力
    される速度調節器と、この速度調節器から出力されるト
    ルク指令値に従って機械系の出力トルクを制御するトル
    ク制御系とを備えた速度制御系において、 加減速運転時の発生トルクの平均値を演算するトルク平
    均値演算手段と、 前記平均値がトルク制限設定値よりも小さい時に前記平
    均値よりも小さいトルク制限値を演算するトルク制限値
    演算手段と、 この演算手段から出力されるトルク制限値に従って前記
    トルク指令値を制限し、トルク制限加減速を行わせるト
    ルク制限手段と、 トルク制限加減速時のトルク制限値と速度の変化率とか
    ら負荷イナーシャを推定する負荷イナーシャ推定手段
    と、 この推定手段から出力される負荷イナーシャ推定値と前
    記トルク制御系の等価時定数とに基づいて速度調節器の
    ゲインを演算する速度調節器ゲイン演算手段と、 を備えたことを特徴とする、速度制御系におけるパラメ
    ータの自動調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパラメータの自動調整装
    置において、 前記速度調節器のゲイン演算値と前記負荷イナーシャ推
    定値とから前記速度調節器の積分時間を演算する積分時
    間演算手段を備えたことを特徴とする、速度制御系にお
    けるパラメータの自動調整装置。
JP10248337A 1998-09-02 1998-09-02 速度制御系におけるパラメータの自動調整装置 Withdrawn JP2000078874A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7781996B2 (en) 2006-06-23 2010-08-24 Fuji Electric Systems Co., Ltd. Speed control device for electric motor
JP2010273468A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Fuji Electric Systems Co Ltd サーボ制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7781996B2 (en) 2006-06-23 2010-08-24 Fuji Electric Systems Co., Ltd. Speed control device for electric motor
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Effective date: 20060110