JP3230571B2 - 電動機の速度制御装置 - Google Patents

電動機の速度制御装置

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JP3230571B2 JP11445497A JP11445497A JP3230571B2 JP 3230571 B2 JP3230571 B2 JP 3230571B2 JP 11445497 A JP11445497 A JP 11445497A JP 11445497 A JP11445497 A JP 11445497A JP 3230571 B2 JP3230571 B2 JP 3230571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば工作機械、産
業用ロボット、鉄鋼プラントの圧延ロ−ルのような負荷
機械を駆動する電動機(直流電動機、誘導電動機、同期
電動機など)の速度制御装置に関するものである。特
に、負荷機械の慣性モ−メントが未知の場合や慣性モ−
メントが変化するような場合でも速度制御応答性が一定
に保たれるような自動調整機能を備えた電動機の速度制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動機の速度制御装置を、図9を
参照しながら説明する。図9は従来の電動機の速度制御
装置を示すブロック図であり、1は直流電動機、2はト
ルク伝達機構、3は負荷機械、4は速度検出器、5は速
度制御回路、7はトルク制御回路、9は電力変換回路、
10は速度指令信号発生回路である。次に、上述した従
来装置の動作をまず負荷トルク推定回路6を省略した場
合について説明する。トルク基準指令信号Tr が、速
度制御回路5によって出力される。すなわち、速度指令
信号発生回路10から出力された速度指令信号ω
m と、速度検出器4から出力された実速度信号ωm
の偏差に基づいて、トルク基準指令信号Tr が出力さ
れてトルク制御回路7に供給される。なお、通常、速度
制御回路5ではPI制御演算が行われる。即ち、上記偏
差を示す信号をPI(比例積分)回路を通す。つづい
て、電力変換回路9に供給される制御信号がトルク制御
回路7によって形成される。即ち、トルク制御回路7で
は直流電動機1の発生トルクがトルク基準指令信号Tr
に追従するように電力変換回路9を動作させるための
制御信号が形成され、これが電力変換回路9に供給され
る。このように、直流電動機1の速度フィ−ドバック制
御を行う速度制御系によれば、高い安定性および高い応
答性を得ることができるということはよく知られてい
る。なお、直流電動機1の発生トルクは、電機子電流に
ほぼ比例するので、速度制御の応答性の向上を図るため
に、通常、トルク制御回路7の内部には電流フィ−ドバ
ックル−プ制御処理回路が設けられる。この場合は、速
度制御回路5から出力されたトルク基準指令信号Tr
を係数倍して得られる電流指令信号と、図示を省略した
電流検出器から出力された電機子電流信号との偏差に基
づいて、直流電動機1の発生トルクがトルク基準指令信
号Tr に追従するように電力変換回路9を動作させる
制御信号が形成され、電力変換回路9に供給される。こ
の電流フィ−ドバック制御系は、トルク制御ル−プとし
て動作するため、この電流フィ−ドバック制御系の応答
周波数が速度制御系の応答周波数の数倍以上となるよう
に、トルク制御回路7を設計すると、高い安定性を有す
る速度制御系を実現できることが知られている。また、
速度制御回路5の出力側にトルク制限回路を設け、前記
のトルク基準指令信号を係数倍して得られる電流指令信
号の振幅を制限すると、直流電動機1に供給される電機
子電流の最大値を制限することが可能である。
【0003】ところで、直流電動機1に機械的なトルク
伝達機構2を介して負荷機械3を接続した場合、トルク
伝達機構2の剛性が十分高ければ、直流電動機1、トル
ク伝達機構2および負荷機械3から構成される機械系は
等価的に一つの剛体とみなせるので、前述した従来の速
度制御装置を用いても高い応答周波数の速度制御系を実
現することができ、未知の外乱要素である負荷トルクに
対する影響を低減することも可能となる。しかしなが
ら、速度制御回路5においては速度指令信号ωm に対
する応答周波数を低く設定した場合には、無負荷駆動時
には満足する応答性が得られても前記負荷トルク入力に
対する影響は顕著になり、速度制御装置として仕様を満
足する応答周波数を有する速度制御系の実現が困難であ
った。つまり、速度指令信号ωm に対する実速度信号
の応答特性と負荷トルクに対する実速度信号の応答特性
は、どちらも速度制御回路5の制御ゲイン設計のみによ
り決定する1自由度の速度制御系構成となっているため
である。
【0004】そこで、この問題点を解決するための一手
段として、負荷トルク推定回路6が付加された。次に、
この負荷トルク推定回路6の動作について説明する。ま
ず、負荷トルク推定回路6の内部においてトルク伝達機
構2、負荷機械3および電動機1を一つの積分要素とし
て模擬した回路ブロックにトルク基準指令信号Tr
入力し模擬速度信号を出力する。模擬した積分器の時定
数は電動機1、トルク伝達機構2および負荷機械3の慣
性モ−メントの総和を時定数に換算した値に設定され
る。つづいて、上記模擬速度信号と、速度検出器4から
出力された実速度信号ωmとの偏差に基づいて、負荷ト
ルク推定信号TLEが発生されトルク制御回路7に供給さ
れる。つづいて、トルク制御回路7において、速度制御
回路5から出力されたトルク基準指令信号Tr に、負
荷トルク推定回路6から出力された負荷トルク推定信号
LEを加えたトルク指令信号Tm に直流電動機1の発
生トルクTm が追従するように、電力変換回路9を動作
させる制御信号が形成されて、電力変換回路9に供給さ
れる。このとき、速度制御回路5の制御ゲインは従来と
同様に設計する。つまり、速度指令信号ωm に対する
実速度信号ωm の応答は速度制御回路5で設計された制
御ゲインに応じた特性となり、また負荷トルクに対する
実速度信号ωm の応答特性は速度制御回路5の制御ゲイ
ン設計によらず、負荷トルク推定回路6から出力された
トルク制御回路7に供給される高速に推定された負荷ト
ルク推定信号TLEにより補償されるため、速度指令信号
と負荷トルクに対して独立した実速度の応答特性を有す
る2自由度の速度制御系を実現することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】上述したような従来の
電動機の速度制御装置では、負荷機械3の慣性モ−メン
トが一定の場合は、負荷トルク推定回路6の付加によっ
て速度指令信号と負荷トルクに対して独立した実速度応
答特性を有する2自由度の速度制御系を実現することが
可能である。しかしながら、電動機単体を負荷とした場
合には速度制御回路5のゲインや負荷トルク推定回路6
の積分器時定数を予め最適値に設定することは可能であ
るが、負荷機械が接続された場合には、速度制御回路5
のゲインや負荷トルク推定回路6の積分器時定数の設定
値を再調整しなければならないという問題があった。ま
た産業用ロボットのように、負荷機械となるア−ムの慣
性モ−メントがその位置によって大きく変化するような
場合は、速度制御回路5のゲインや負荷トルク推定回路
6の積分器時定数が一定値あるため、ア−ム位置によっ
て、速度指令信号の変化に対する速度制御系の応答が変
化し仕様を満足しない結果となるという問題もあった。
この発明は、これらの課題を解決するためになされたも
ので、負荷機械の慣性モ−メントが未知の場合や運転中
に変化するような場合でも、速度制御系の応答特性を維
持することが可能となる電動機の速度制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、トルクの伝達機構を介
して負荷機械を駆動する電動機と、前記電動機の回転速
度を検出する速度検出器と、前記電動機の速度指令信号
(ωm *)および前記速度検出器から出力された実速度信
号(ωm)に基づいてトルク基準指令信号(Tr *)を出
力する速度制御回路と、前記トルク伝達機構、負荷機械
および電動機を一つの積分要素として模擬した模擬速度
信号(ωmeを形成し、この模擬速度信号(ωme)と前
記実速度信号(ωm)とに基づいて負荷トルク推定信号
(TLE)を出力する負荷トルク推定回路と、 前記トル
ク基準指令信号(Tr *)と前記負荷トルク推定信号(T
LE)に基づいてトルク指令信号(Tm *)を生成するトル
ク制御回路と、 前記トルク指令信号(Tm *)に基づい
て前記電動機のトルクを制御する制御手段と、前記トル
ク指令信号(Tm *と前記実速度信号(ωmとに基づ
いて機械系慣性モ−メント(J)とゲイン調整値
(Kp1、Ki1を出力する自動調整回路とを備え、前記
自動調整回路は、前記実速度信号(ωmを微分して加
速度信号(ωaを求め、前記加速度信号(ωaとこの
自動調整回路で作成された前記機械系慣性モ−メント
(J)とを乗算して模擬トルク信号(Tmeを求め、前
記トルク指令信号(Tm *と前記模擬トルク信号
(Tmeとの偏差を求め、前記偏差を積分して慣性モ−
メント補正値(Jc)を求め、機械系慣性モ−メントの
初期値(Jinitに前記慣性モ−メント補正値(Jc)
を加算して補正後の慣性モ−メント(J)を求め、前記
補正後の慣性モ−メント(J)を機械系慣性モ−メント
(J)として出力し、且つこの機械系慣性モ−メント
(J)に基づいて前記速度制御回路のゲイン調整値(K
p1、Ki1を演算して出力するように形成され前記負
荷トルク推定回路は、前記トルク制御回路から供給され
たトルク指令信号(Tm *と前記負荷トルク推定信号
(TLEとの偏差の積分に基づいて前記模擬速度信号
(ωmeを作成し、前記機械系慣性モ−メント(J)に
よって前記積分の積分時定数が修正されるように形成さ
れ、前記速度制御回路は、前記自動調整回路から得られ
た前記ゲイン調整値(Kp1、Ki1によってゲインが修
正されるように形成されていることを特徴とする電動機
の速度制御装置に係わるものである。
【0007】
【発明の作用及び効果】この発明における自動調整回路
は、トルク伝達機構、負荷機械および電動機を一つの微
分要素として模擬した模擬トルク信号を演算し、またト
ルク制御回路から出力されるトルク指令信号を入力し、
模擬トルク信号とトルク指令信号との偏差が0となるよ
うに、この自動調整回路の微分ゲインを修正するととも
に、負荷トルク推定回路の積分器時定数、速度制御回路
のゲインも自動調整する。従って、負荷機械の慣性モ−
メントが未知の場合や、運転中に変化するような場合で
も、速度制御系の応答特性を維持することができる。
【0008】
【第1の実施例】以下、この発明の第1の実施例に係わ
る速度制御装置の構成を、図1〜図5を参照しながら説
明する。図1に示す第1の実施例の速度制御装置におけ
る直流電動機1、トルク伝達機構2、負荷機械3、速度
検出器4、速度制御回路5、トルク制御回路7、電力変
換回路9、速度指令信号発生回路10は図9の従来装置
で同一符号で示すものと全く同一のものである。図1の
第1の実施例の速度制御装置は、上述した図9の従来装
置と全く同一の部分の他に、負荷トルク推定回路6と自
動調整回路8を有する。自動調整回路8は速度検出器4
に接続された入力ライン、トルク制御回路7に接続され
た入力ラインを有し、この出力ラインは速度制御回路5
及び負荷トルク推定回路6に接続されている。この実施
例における直流電動機1の発生トルクの制御手段は、ト
ルク制御回路7と、電力変換回路9とから構成されてい
る。
【0009】図2は、上述した速度制御回路5の詳細な
構成を示すブロック図である。図2において、速度制御
回路5は、通常PI(比例積分)制御回路と呼ばれ、速
度指令信号発生回路10に接続された入力端子21a
と、速度検出器4に接続された入力端子21bと、これ
ら入力端子21a、21bに接続された減算器22と、
自動調整回路8に接続された入力端子20aと、この入
力端子20a及び減算器22に接続された乗算器23
と、自動調整回路8に接続された入力端子20bと、こ
の入力端子20b及び減算器22に接続された乗算器2
4と、乗算器24に接続された積分器25と、乗算器2
3と積分器25に接続された加算器26と、この加算器
26に接続された制限回路27と、この制限回路27に
接続された出力端子28とから構成されている。
【0010】図3は、上述した負荷トルク推定回路6の
詳細な構成を示すブロック図である。図3において、負
荷トルク推定回路6は、トルク制御回路7に接続された
入力端子30aと、速度検出器4に接続された入力端子
30bと、自動調整回路8に接続された入力端子30c
と、入力端子30aと出力端子36に接続された減算器
31と、この減算器31と入力端子30cに接続された
除算器32と、除算器32と接続された積分器33と、
この積分器33と入力端子30bに接続された減算器3
4と、減算器34に接続された増幅器35と、この増幅
器35に接続された出力端子36から構成されている。
【0011】図4は、上述したトルク制御回路7の詳細
な構成を示すブロック図である。図4において、トルク
制御回路7は、速度制御回路5に接続された入力端子4
0aと、負荷トルク推定回路6に接続された入力端子4
0bと、図示しない電流検出器に接続された入力端子4
0cと、入力端子40aと40bに接続された加算器4
1と、この加算器41に接続された制限回路42と、こ
の制限回路42に接続された演算器43と、入力端子4
0dと演算器43に接続された減算器44と、この減算
器44に接続された比例増幅器45と、減算器44に接
続された積分器46と、比例増幅器45と積分器46に
接続された加算器47と、この加算器47に接続された
PWM回路(パルス幅変調回路)48と、このPWM回
路48に接続された出力端子49aと、制限回路42に
接続された出力端子49bから構成されている。
【0012】図5は、上述した自動調整回路8の詳細な
構成を示すブロック図である。図5において、自動調整
回路8は、トルク制御回路7に接続された入力端子50
aと、度検出器4に接続された入力端子50bと、入
力端子50bに接続された微分器51と、この微分器5
1と出力端子60aに接続された乗算器52と、入力端
子50aと乗算器52に接続された減算器53と、入力
端子50aに接続された極性検出回路54と、この極性
検出回路54と減算器53に接続された乗算器55と、
この乗算器55に接続された積分器56と、積分器56
と初期値設定器57に接続された加算器58と、加算器
58に接続された係数器又は乗算器又は増幅器と呼ぶこ
ともできる演算器59a、59bと、加算器58に接続
された出力端子60aと、演算器59aに接続された出
力端子60bと、演算器59bに接続された出力端子6
0cとから構成されている。
【0013】次に、第1の実施例の装置の動作を、図1
〜図5を参照しながら説明する。まず、図2で示す速度
制御回路5において、速度偏差信号ωe が、減算器22
から出力される。すなわち、速度指令信号発生回路10
から入力端子21aを経由して入力された速度指令信号
ωm と速度検出器4から入力端子21bを経由して入
力された実速度信号ωm との速度偏差信号ωe (=ωm
−ωm )が求められて、乗算器23および24に供給
される。
【0014】つづいて、トルク基準指令信号Tr が、
加算器26によって形成され、制限回路27を経由して
出力端子28から出力される。即ち、自動調整回路8か
ら入力端子20aを経由して入力された比例ゲインKp1
と、減算器22から出力された速度偏差信号ωe とが乗
算器23に入力され乗算される。また、自動調整回路8
から入力端子20bを経由して入力された積分ゲインK
i1と、減算器22から出力された速度偏差信号ωe とが
乗算器24に入力され、乗算され、積分器25に供給さ
れる。さらに、積分器25の出力と、乗算器23の出力
との和が加算器26により求められて制限回路27に供
給される。この制限回路27は、トルク基準指令信号T
r の絶対値の最大値を制限する働きをする。
【0015】つづいて、図3で示す負荷トルク推定回路
6において、模擬速度ωmeが積分器33によって出力さ
れる。すなわち、トルク制御回路7から入力端子30a
を経由して入力されたトルク指令信号Tm と、増幅器
35から出力される負荷トルク推定値TLEとの偏差が減
算器31によって形成される。そして、この減算器31
の出力と、自動調整回路8から入力端子30cを経由し
て入力された慣性モ−メントJとが除算器32に入力さ
れる。さらに、除算器32の出力が積分器33に入力さ
れる。そして、この積分器33において積分演算が行わ
れ模擬速度信号ωmeとして出力される。即ち、模擬速度
信号ωmeは積分時定数が慣性モ−メントJに等しい積分
器に、トルク指令信号Tm と負荷トルク推定値TLE
の偏差(=Tm −TLE)を入力することによって得ら
れる。さらに、積分器33から出力される模擬速度信号
ωmeと、速度検出器4から入力端子30bを経由して入
力された実速度信号ωm の偏差が減算器34によって形
成される。そして、減算器34により求まる模擬速度信
号ωmeと実速度信号ωm の偏差が増幅器35を経由し、
負荷トルク推定信号TLEとして出力端子36に出力され
る。なお、増幅器35のゲインは通常、負荷トルクが高
速に推定できるように、可能な限り大きな値が予め設定
される。
【0016】つづいて、図4で示すトルク制御回路にお
いて、トルク指令信号Tm が加算器41によって形成
される。すなわち、速度制御回路5から入力端子40a
を経由して入力されたトルク基準指令信号Tr と、負
荷トルク推定回路6から入力端子40bを経由して入力
された負荷トルク推定信号TLEとの和であるトルク指令
信号Tm (=Tr +TLE)が加算器41により求め
られて、制限回路42に供給される。この制限回路42
は、速度制御回路5の制限回路27の働きと同様に、ト
ルク指令信号Tm の絶対値の最大値を予め決められた
設定値に制限する働きをする。
【0017】つづいて、電機子電流指令信号Ia *が、演
算器43から出力される。すなわち、公知のように、直
流電動機1の発生トルクTm と電機子電流Ia との関係
は式(1)で示される。なお、KT はトルク定数であ
る。 Tm =KT ×Ia (1) したがって、演算係数が1/KT の演算器43にトルク
指令信号Tm *が入力されると、電機子電流指令信号Ia *
が求められる。つづいて、電流偏差信号Ie (=Ia *
a )が減算器44によって出力される。すなわち、演
算器43から出力された電機子電流指令信号Ia *と、図
示しない電流検出器から入力端子40cを経由して入力
された実際の電動機1の電機子電流Ia との差である電
流偏差信号Ie が求められ、比例増幅器45および積
器46に供給される。さらに、端子電圧指令信号V
*が、加算器47によって出力される。すなわち、比例
増幅器45の出力と積分器46の出力との和である端子
電圧信号V*が求められ、PWM回路48に供給され
る。このPWM回路48は、端子電圧指令信号V*に基
づいて、例えば、4象限チョッパ回路から構成された電
力変換回路9の、4つのスイッチング素子のオンオフ信
号を出力する。なお、PWM回路48の構成などは公知
であるので、詳細な説明を省略する。そして、直流電動
機1の端子電圧Vが端子電圧指令信号V*に追従するよ
うに、電力変換回路9およびPWM回路48によって制
御される。以上の説明から、直流電動機1の発生トルク
m が、トルク指令信号Tm *に追従するように、図4で
示したトルク制御回路7および電力変換回路9によって
制御されることが理解される。
【0018】次に、速度制御回路5の比例ゲインKp1
よび積分ゲインKi1の設定方法を、図6を参照しながら
説明する。通常、トルク制御系の応答特性が速度制御系
の応答特性に比べ十分高速になるようにトルク制御回路
7の電機子電流制御器である比例増幅器および積分器の
各ゲインが予め適切に設定されるため、入力を速度指令
信号ωm とし出力を実速度信号ωm とした場合の等価
ブロック図は図6のように示される。図6において、K
p1およびKi1はそれぞれ、上述したように、速度制御回
路5の比例ゲインおよび積分ゲインである。また、Jr
は電動機1、トルク伝達機構2および負荷機械3を等価
的に一つの剛体とみなした実際の機械系の総慣性モ−メ
ントである。図6から速度指令信号ωm に対する実速
度信号ωm の伝達関数は、下記の式(2)で示される。
なお、以下の式におけるsはラプラス演算子を示す ωm /ωm =(Kp1s+Ki1)/(Jr 2 +Kp1s+Ki1) (2) ここで、負荷トルクがもたらす定常状態での速度制御誤
差への影響は、負荷トルク推定回路6により出力される
負荷トルク推定信号TLEの補正により補償できるため、
速度制御回路5における積分ゲインKi1は通常0として
設定される。この場合、式(2)は式(3)のように変
形できる。 ωm /ωm =Kp1/(Jr s+Kp1) (3) また、速度制御系の応答仕様として式(4)のように設
定する。ここで、ωは速度制御系の設計仕様上の応答
周波数である。 ωm /ωm =ω/(s+ω) (4) 式(4)のように速度制御系の特性を実現するには、速
度制御回路の比例ゲインKp1は式(5)を用いて設定さ
れる。すなわち、電動機1、トルク伝達機構2および負
荷機械3の総慣性モ−メントJr に応じた比例ゲインの
調整が必要となる。 Kp1=Jr ω (5)
【0019】さて次に、負荷トルク推定回路6の積分時
定数を修正するための方法について、図7に示すトルク
偏差信号演算回路のブロック図を参照しながら説明す
る。まず、負荷トルク推定回路6の積分時定数Jが実際
の機械系の慣性モ−メントJr と異なる場合は、速度指
令信号ωm *に対する実速度信号ωm の応答と、模擬速度
信号ωmeの応答との間に偏差が生じる。同様な考えで、
図7に示すように、電動機1、トルク伝達機構2および
負荷機械3を一つの微分要素として模擬し、実速度信号
から模擬トルク信号Tmeを求める。そして、トルク指令
信号Tm *との偏差を検出することにより、上述の模擬ト
ルク信号Tmeを求めるために設定した慣性モ−メントと
実際の機械系の慣性モ−メントの誤差に相当した物理量
を抽出する。図7のトルク偏差信号eT (=Tm *
me)を整理すると、式(6)のように変形できる。こ
こで、Jは模擬トルク信号Tmcを求めるために設定した
慣性モ−メントで、Jr は実際の機械系の慣性モ−メン
トである。 eT ={1−(J/Jr )}・Tm * (6)
【0020】トルク偏差信号eT の極性は、慣性モ−メ
ント設定誤差の極性{1−(J/Jr )}とトルク指令
信号Tm の極性を乗じたものであることがわかる。す
なわち、設定した慣性モ−メントJが実際の機械系慣性
モ−メントJr よりも小さい場合のトルク偏差信号eT
の極性は、トルク指令信号Tm が正の加速中には正と
なり、トルク指令信号Tm が負の減速中には負とな
る。逆に、設定した慣性モ−メントが実際の機械系慣性
モ−メントよりも大きい場合のトルク偏差信号eT の極
性は、加速中は負で減速中は正となる。したがって、ト
ルク指令信号Tm の極性に応じてトルク偏差信号eT
の極性補正を行い、この極性補正した偏差が0となるよ
うに、模擬トルク信号Tmeを求めるために設定した慣性
モ−メントJの値を修正すればよいことがわかる。例え
ば、トルク指令信号Tm の極性が正で、トルク偏差信
号eT の極性も正である場合には、慣性モ−メント設定
値Jを大きくすればよく、逆にトルク指令信号Tm
極性が正で、トルク偏差信号eT の極性が負の場合に
は、慣性モ−メント設定値Jを小さくすればよい。この
ようにして、模擬トルク信号の演算に用いる微分係数の
慣性モ−メントJと、負荷トルク推定回路の模擬速度信
号の演算に用いる積分時定数の慣性モ−メントJの値が
修正されると、式(5)を利用して速度制御回路5の比
例ゲインKp1および積分ゲインKi1の値も、実際の機械
系の慣性モ−メントに応じて調整することが可能であ
る。ただし、上述したように、負荷トルク推定回路6よ
り出力される負荷トルク推定信号TLEを、速度制御回路
5により出力されるトルク基準指令信号Tm に加算補
正する構成では、速度制御回路5における積分ゲインK
i1は0でもよい。
【0021】つづいて、図5で示す自動調整回路8にお
いて、負荷トルク推定回路6の積分時定数すなわち慣性
モ−メントJが加算器58から出力される。すなわち、
トルク制御回路7から入力端子50aを経由して入力さ
れたトルク指令信号Tm が極性検出回路54に供給さ
れ、極性信号STm が出力される。ここで、極性信号S
Tm の値は、トルク指令信号Tm の極性が正の場合は
1、負の場合は−1とする。つづいて、乗算器52から
模擬トルク信号Tmeが出力される。すなわち、速度検出
器4から入力端子50bを経由して入力された実速度ω
m が微分器51に供給され加速度信号ωa が求められ
る。そして、加速度信号ωa と慣性モ−メントJとの積
が模擬トルク信号Tmeとして乗算器52によって求めら
れ、減算器53に供給される。そして、減算器53で
は、トルク制御回路7から入力端子50aを経由して入
力されたトルク指令信号Tm と模擬トルク信号Tme
の偏差が求められ、乗算器55に供給される。つづい
て、極性検出回路54から出力される極性信号STm
減算器53から出力される偏差eT 即ちトルク指令信号
と模擬トルク信号の偏差(Tm −Tme)との積が乗算
器55によって求められ、積分器56に供給される。さ
らに、この積分器56から出力された慣性モ−メントの
補正値Jcと、初期値設定器57から出力された慣性モ
−メントの初期設定値Jinitとの和が求められ、慣性モ
−メントJとしての出力端子60a に出力される。この
とき、慣性モ−メントの初期設定値Jinitは、例えば、
直流電動機1の慣性モ−メントの値が用いられる。
【0022】さらに、速度制御回路5の比例ゲインKp1
および積分ゲインKi1が出力される。すなわち、慣性モ
−メントJを演算器59aおよび59bにそれぞれ入力
すると式(5)の演算により、速度制御回路5の比例ゲ
インKp1が求められ、出力端子60bから出力される。
なお、積分ゲインKi1は上述したように0に固定した値
の設定値として出力端子60cから出力される。
【0023】以上のことから、トルク指令信号Tm
模擬トルク信号Tmeとの偏差に極性信号STm を補正し
た値が減少するように、積分器56によって慣性モ−メ
ントJの修正値を求めるとともに、修正された慣性モ−
メントJを用いて式(5)の演算によって速度制御回路
の比例ゲインKp1および積分ゲインKi1を修正すること
により、機械系の慣性モ−メントが変化しても、仕様と
して与えられた応答特性を維持するために必要なトルク
基準指令信号Tr が速度制御回路5から出力されるこ
とが理解される。
【0024】
【第2の実施例】図1で示された第1の実施例におい
て、慣性モ−メントJの設定値が、その実際の機械系の
慣性モ−メントに一致している状況であっても、負荷機
械3に定常的な負荷トルクが印加されている場合には、
自動調整回路8において、慣性モ−メントが間違って同
定れる場合がある。この理由を以下に説明する。設定し
た慣性モ−メントがその実際値に一致していて、かつ負
荷機械3に定常的な負荷トルクが印加されている状況下
では、直流電動機1の速度は、速度指令信号発生回路1
0から出力される速度指令信号ωm に追従するよう
に、負荷トルク推定回路6から出力される負荷トルク推
定信号TLEにより補償されるため、速度検出器4から出
力された実速度信号ωm も速度指令信号ωm に追従す
る。しかし、トルク制御回路7から出力されるトルク指
令信号Tm には、負荷トルク推定回路6から出力され
る負荷トルク推定信号TLEが加わっている。このため、
自動調整回路8において、トルク偏差信号eT は慣性モ
−メントの設定誤差に比例した成分の信号が出力される
のではなく、負荷トルク成分信号として出力されるた
め、これが0となるように自動調整することにより、正
しく調整設定された慣性モ−メントの値から間違った慣
性モ−メントの値に修正されてしまう場合もある。
【0025】このような場合は、加減速運転中かそうで
ないかを判別し、トルク指令信号Tm に負荷トルク推
定信号TLEを補正してトルク偏差信号eT を求めるよう
にしてもよい。例えば、加減速中の場合には、トルク制
御回路7から出力されるトルク指令信号Tm から負荷
トルク推定回路6で出力される負荷トルク推定信号TLE
を差し引き、この信号と模擬トルク信号Tmeの偏差をト
ルク偏差信号eT として扱い、これが0となるように慣
性モ−メントJを自動調整する。また、加減速中でない
場合には自動調整を実行しないようにする。加減速中の
判別は速度指令信号ωm に想定される速度制御応答よ
りも若干遅い応答特性を有するロ−パスフィルタを付加
し、この出力信号の変化の絶対値が予め設定した閾値よ
りも大きい場合には加減速中と判定し、閾値以下の場合
は定常中と判定するようにすればよい。通常の電動機の
速度制御装置においては、加減速期間中に負荷トルクが
急変することはまれで、定常的な負荷トルクが印加され
る場合が多い。このため、このように自動調整回路8の
構成を変えることにより、負荷機械3に負荷トルクが印
加される場合でも慣性モ−メントは正しく自動調整さ
れ、これにより速度制御回路5のゲインも正しく自動調
整される。なお、第2の実施例においては、図1で破線
で示すように負荷トルク推定信号TLEを自動調整回路8
に送る。
【0026】
【第3の実施例】図8はこの発明の第3の実施例の速度
制御装置の全体を示すブロック図であり、電動機の位置
制御系を構成した場合の一例である。図8において、直
流電動機1、トルク伝達機構2、負荷機械3、速度制御
回路5、負荷トルク推定回路6、トルク制御回路7、自
動調整回路8、電力変換回路9、速度指令信号発生回路
10は上記第1の実施例を示す図1で同一符号で示すも
のと全く同一である。
【0027】図8において、第3の実施例の装置は、上
述した第1の実施例と全く同一のものに、直流電動機1
の回転速度および回転角を検出する位置・速度検出器1
1と、位置制御回路12と、位置指令信号発生回路13
とを付加した構成とされている。位置制御回路12は、
位置指令信号発生回路13から入力された位置指令信号
θn と位置信号θm との偏差に基づいて、速度指令信
号ωm を出力する。その他の動作は、第1の実施例と
同じである。この第3の実施例では、機械系の慣性モ−
メントの変化によらず速度指令信号ωm の変化に対す
る直流電動機1の実速度信号ωm の応答は一定に保たれ
るので、機械系の慣性モ−メントの変化によらす常に応
答周波数が一定の電動機の位置制御装置が得られる。
【0028】
【第4の実施例】上述した実施例では、負荷トルク推定
回路6により出力される負荷トルク推定信号TLEを、速
度制御回路5により出力されるトルク基準指令信号Tm
に加算補正し、速度制御回路5の積分ゲインKi1を0
として比例制御を行う構成で説明したが、負荷トルク推
定値TLEをトルク基準指令信号Tm に補正しない構
成、つまり速度制御回路5の積分ゲインを0に設定しな
いPI制御のみで負荷トルクによる影響も補償させる一
般的な構成の場合では、自動調整回路8により出力され
る修正した慣性モ−メントJに応じて速度制御回路5の
比例増幅器および積分器の各ゲインと、負荷トルク推定
回路の積分時定数を自動調整してもよい。この実施例に
おいても、機械系の慣性モ−メントの変化によらず速度
指令信号ωm の変化に対する直流電動機1の実速度信
号ωm の応答特性を維持することが可能な速度制御装置
が得られる。
【0029】
【第5の実施例】上述した各実施例では、直流電動機1
を用いた場合を説明したが、誘導電動機や同期電動機を
用いてもよい。すなわち公知のベクトル制御により、こ
れらの交流電動機の発生トルクを直流電動機並の高速応
答性でもって制御できるので、トルク指令信号に追従で
きるようにこれらの交流電動機の発生トルクを制御する
ことは容易であり、初期の目的を達成することは可能で
ある。
【0030】各実施例の発明では、自動調整回路8を付
加し、この回路における慣性モ−メント設定値に基づく
模擬トルク信号と、トルク指令信号の偏差が0となるよ
うに慣性モ−メント設定値を自動調整するとともに、負
荷トルク推定回路6の積分時定数および速度制御回路5
のゲインについても自動調整するようにしたので、負荷
機械3の慣性モ−メントが未知の場合や、運転中に変化
するような場合でも、速度制御系の応答特性を維持する
ことができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の速度制御装置を示すブロック図
である。
【図2】第1の実施例の速度制御回路を示すブロック図
である。
【図3】第1の実施例の負荷トルク推定回路を示すブロ
ック図である。
【図4】第1の実施例のトルク制御回路を示すブロック
図である。
【図5】第1の実施例の自動調整回路を示すブロック図
である。
【図6】第1の実施例の速度制御回路および機械系模擬
要素による速度制御系等価ブロック図である。
【図7】第1の実施例のトルク偏差信号演算回路を示す
ブロック図である。
【図8】第3の実施例を示すブロック図である。
【図9】従来の速度制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 直流電動機 2 トルク伝達機構 3 負荷機械 4 速度検出器 5 速度制御回路 6 負荷トルク推定回路 7 トルク制御回路 8 自動調整回路 9 電力変換回路 10 速度指令信号発生回路 11 位置・速度検出器 12 位置制御回路 13 位置指令信号発生回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクの伝達機構を介して負荷機械を駆
    動する電動機と、 前記電動機の回転速度を検出する速度検出器と、 前記電動機の速度指令信号(ωm *)および前記速度検出
    器から出力された実速度信号(ωm)に基づいてトルク
    基準指令信号(Tr *)を出力する速度制御回路と、 前記トルク伝達機構、負荷機械および電動機を一つの積
    分要素として模擬した模擬速度信号(ωmeを形成し、
    この模擬速度信号(ωme)と前記実速度信号(ωm)と
    に基づいて負荷トルク推定信号(TLE)を出力する負荷
    トルク推定回路と、 前記トルク基準指令信号(Tr *)と前記負荷トルク推定
    信号(TLE)に基づいてトルク指令信号(Tm *)を生成
    するトルク制御回路と、 前記トルク指令信号(Tm *)に基づいて前記電動機のト
    ルクを制御する制御手段と、前記トルク指令信号 (Tm *と前記実速度信号(ωm
    とに基づいて機械系慣性モ−メント(J)とゲイン調整
    (Kp1、Ki1を出力する自動調整回路とを備え、前記自動調整回路は、前記実速度信号 (ωmを微分し
    て加速度信号(ωaを求め、前記加速度信号(ωa
    この自動調整回路で作成された前記機械系慣性モ−メン
    ト(J)とを乗算して模擬トルク信号(Tmeを求め、
    前記トルク指令信号(Tm *と前記模擬トルク信号(T
    meとの偏差を求め、前記偏差を積分して慣性モ−メン
    ト補正値(Jc)を求め、機械系慣性モ−メントの初期
    (Jinitに前記慣性モ−メント補正値(Jc)を加
    算して補正後の慣性モ−メント(J)を求め、前記補正
    後の慣性モ−メント(J)を機械系慣性モ−メント
    (J)として出力し、且つこの機械系慣性モ−メント
    (J)に基づいて前記速度制御回路のゲイン調整値(K
    p1、Ki1を演算して出力するように形成され前記負荷トルク推定回路は、前記トルク制御回路から供
    給されたトルク指令信号 (Tm *と前記負荷トルク推定
    信号(TLEとの偏差の積分に基づいて前記模擬速度信
    (ωmeを作成し、前記機械系慣性モ−メント(J)
    によって前記積 分の積分時定数が修正されるように形成
    され、 前記速度制御回路は、前記自動調整回路から得られた前
    記ゲイン調整値 (Kp1、Ki1によってゲインが修正さ
    れるように形成されていることを特徴とする電動機の速
    度制御装置。
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