JP2633027B2 - 誘導電動機の電流制御方法 - Google Patents
誘導電動機の電流制御方法Info
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- JP2633027B2 JP2633027B2 JP1185479A JP18547989A JP2633027B2 JP 2633027 B2 JP2633027 B2 JP 2633027B2 JP 1185479 A JP1185479 A JP 1185479A JP 18547989 A JP18547989 A JP 18547989A JP 2633027 B2 JP2633027 B2 JP 2633027B2
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Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、インバータに対する電流制御ループを備え
た誘導電動機の電流制御方法に関し、特に、電流制御系
のゲインを自動的に調整する電流制御方法に関する。
た誘導電動機の電流制御方法に関し、特に、電流制御系
のゲインを自動的に調整する電流制御方法に関する。
B.発明の概要 本発明は、インバータに対する電流制御ループを備え
た誘導電動機の電流制御方法において、 インバータからの検出電流信号と電流振幅指令との比
により所要の乗数を修正することにより、 電流制御装置内の調整要素を削減し、ゲインの自動調
整を行い、素子の経年変化等に追従可能にする技術を開
示するものである。
た誘導電動機の電流制御方法において、 インバータからの検出電流信号と電流振幅指令との比
により所要の乗数を修正することにより、 電流制御装置内の調整要素を削減し、ゲインの自動調
整を行い、素子の経年変化等に追従可能にする技術を開
示するものである。
C.従来の技術 誘導電動機の制御装置として、電流制御ループを備え
た電圧形インバータ装置が知られている。
た電圧形インバータ装置が知られている。
第2図はそのような電流制御装置の一例を示す構成図
で、図中、1はCPU、2及び3はD/A変換器、4はゲイン
調整回路、5は乗算器、6は加算器、7は電流制御ゲー
ト発生回路である。
で、図中、1はCPU、2及び3はD/A変換器、4はゲイン
調整回路、5は乗算器、6は加算器、7は電流制御ゲー
ト発生回路である。
上記の電流制御装置では、CPU1からの電流振幅指令を
D/A変換器2でアナログ値に変換し、ゲイン調整回路4
でゲインを調整し、乗算器5で正弦波指令による乗数と
乗算し、加算器6で検出電流信号と突き合わせ、電流制
御ゲート発生回路7でインバータのゲート信号を得る。
このゲート信号が出力電流指令としてインバータ主回路
へ出力され、制御された該インバータの出力電流が再び
前記加算器6へ検出されて、電流制御のマイナーループ
を形成し、これよりインバータの出力電流を自動制御す
るように構成されている。
D/A変換器2でアナログ値に変換し、ゲイン調整回路4
でゲインを調整し、乗算器5で正弦波指令による乗数と
乗算し、加算器6で検出電流信号と突き合わせ、電流制
御ゲート発生回路7でインバータのゲート信号を得る。
このゲート信号が出力電流指令としてインバータ主回路
へ出力され、制御された該インバータの出力電流が再び
前記加算器6へ検出されて、電流制御のマイナーループ
を形成し、これよりインバータの出力電流を自動制御す
るように構成されている。
D.発明が解決しようとする課題 しかし、上記の電流制御装置では、ゲイン決定の抵抗
値の誤差および電流制御マイナーループ内における素子
の動作上の特性から、ゲインを人為的に調整する必要が
あった。また、一度調整を行っても経年変化等が生じた
場合には、最良の調整値を得ることはできなかった。
値の誤差および電流制御マイナーループ内における素子
の動作上の特性から、ゲインを人為的に調整する必要が
あった。また、一度調整を行っても経年変化等が生じた
場合には、最良の調整値を得ることはできなかった。
本発明は、このような課題に鑑みて創案されたもの
で、電流制御装置内の調整要素を削減し、ゲインの自動
調整を行い、素子の経年変化等に追従可能な誘導電動機
の電流制御方法を提供することを目的としている。
で、電流制御装置内の調整要素を削減し、ゲインの自動
調整を行い、素子の経年変化等に追従可能な誘導電動機
の電流制御方法を提供することを目的としている。
E.課題を解決するための手段 本発明における上記課題を解決するための手段は、イ
ンバータの出力電流を検出し、この検出電流信号をCPU
からの出力電流指令信号と突き合わせてインバータのゲ
ート信号を得る電流制御マイナループを備えたインバー
タで誘導電動機の電流を制御する方法において、前記検
出電流信号をA/D変換してCPUに取り込み、該CPUで設定
した電流振幅指令に任意の乗数を乗じ、且つこの乗数に
電流振幅指令信号に対する検出電流信号の比を乗じて乗
数を変化させ、電流制御系のゲインを自動的に調整する
方法によるものとする。
ンバータの出力電流を検出し、この検出電流信号をCPU
からの出力電流指令信号と突き合わせてインバータのゲ
ート信号を得る電流制御マイナループを備えたインバー
タで誘導電動機の電流を制御する方法において、前記検
出電流信号をA/D変換してCPUに取り込み、該CPUで設定
した電流振幅指令に任意の乗数を乗じ、且つこの乗数に
電流振幅指令信号に対する検出電流信号の比を乗じて乗
数を変化させ、電流制御系のゲインを自動的に調整する
方法によるものとする。
F.作用 本発明は、従来方式に比較すると振幅の調整要素が削
減され、検出電流信号はA/D変換されてCPUに取り込まれ
る。本発明では、この検出電流信号により、調整の自動
化を図ると共に経年変化等の素子特性の微妙な変動を補
正している。
減され、検出電流信号はA/D変換されてCPUに取り込まれ
る。本発明では、この検出電流信号により、調整の自動
化を図ると共に経年変化等の素子特性の微妙な変動を補
正している。
電流制御ループで、インバータへ出力する出力電流指
令は、電流振幅指令に所要の乗数を乗じたものである
が、その乗数をインバータからの検出電流信号と前記電
流振幅指令との比に従って修正することにより電流制御
系のゲインを補正し、かつその修正を繰り返して収束さ
せて行くことにより自動的に適切なゲインに調整させよ
うとするものである。
令は、電流振幅指令に所要の乗数を乗じたものである
が、その乗数をインバータからの検出電流信号と前記電
流振幅指令との比に従って修正することにより電流制御
系のゲインを補正し、かつその修正を繰り返して収束さ
せて行くことにより自動的に適切なゲインに調整させよ
うとするものである。
G.実施例 以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明
する。
する。
第1図は、本発明の電流制御装置の一実施例を示す構
成図である。図中、1はCPU、2及び3はD/A変換器、5
は乗算器、6は加算器、7は電流制御ゲート発生回路
で、ゲイン調整回路4がないことを除けば従来例とほぼ
同様に構成され、これにA/D変換器8が付設されてい
る。従来例に比較すると、振幅の調整要素が削減され、
検出された電流信号はA/D変換器8でデジタル変換され
てCPU1に取り込まれている。
成図である。図中、1はCPU、2及び3はD/A変換器、5
は乗算器、6は加算器、7は電流制御ゲート発生回路
で、ゲイン調整回路4がないことを除けば従来例とほぼ
同様に構成され、これにA/D変換器8が付設されてい
る。従来例に比較すると、振幅の調整要素が削減され、
検出された電流信号はA/D変換器8でデジタル変換され
てCPU1に取り込まれている。
誘導電動機に定電流Iを印加させるCPU1内の電流振幅
指令をISとし、実際の電流振幅指令IS′としては、この
値に所要の乗数Kisを乗じたIS′=IS×Kisを出力する。
ここで、インバータから検出電流信号Ifbが得られたと
すると、より適切な乗数Kis′として次式が成立する。
指令をISとし、実際の電流振幅指令IS′としては、この
値に所要の乗数Kisを乗じたIS′=IS×Kisを出力する。
ここで、インバータから検出電流信号Ifbが得られたと
すると、より適切な乗数Kis′として次式が成立する。
Kis′=Kis×(IS/Ifb) この値をソフトウェア上のフィルタ等で処理し、次回
電流振幅指令の乗数として使用する。
電流振幅指令の乗数として使用する。
この演算を繰り返して行けば、IS=Ifbの状態に収束
し、このときの乗数Kis′が自動的に補正された乗数と
なる。この手順により、電流制御系を自動的に調整でき
る。
し、このときの乗数Kis′が自動的に補正された乗数と
なる。この手順により、電流制御系を自動的に調整でき
る。
このように、本発明の実施例では下記の効果を奏して
いる。
いる。
(1)電流制御ループ内の調整要素を削減できるように
なる。
なる。
(2)自動調整が可能なので、素子の経年変化等に追従
できるようになる。
できるようになる。
H.発明の効果 以上、説明したとおり、本発明によれば、電流制御装
置内の調整要素を削減し、ゲインの自動調整を行い、素
子の経年変化等に追従可能な誘導電動機の電流制御方法
を提供することができる。
置内の調整要素を削減し、ゲインの自動調整を行い、素
子の経年変化等に追従可能な誘導電動機の電流制御方法
を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図は従来例の
構成図である。 1……CPU、2,3……D/A変換器、4……ゲイン調整回
路、5……乗算器、6……加算器、7……電流制御ゲー
ト発生回路、8……A/D変換器。
構成図である。 1……CPU、2,3……D/A変換器、4……ゲイン調整回
路、5……乗算器、6……加算器、7……電流制御ゲー
ト発生回路、8……A/D変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−88779(JP,A) 特開 昭60−197181(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】インバータの出力電流を検出し、この検出
電流信号をCPUからの出力電流指令信号と突き合わせて
インバータのゲート信号を得る電流制御マイナループを
備えたインバータで誘導電動機の電流を制御する方法に
おいて、前記検出電流信号をA/D変換してCPUに取り込
み、該CPUで設定した電流振幅指令に任意の乗数を乗
じ、且つこの乗数に電流振幅指令信号に対する検出電流
信号の比を乗じて乗数を変化させ、次回電流振幅指令の
乗数として使用し、電流制御系のゲインを自動的に調整
するようにしたことを特徴とする誘導電動機の電流制御
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1185479A JP2633027B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | 誘導電動機の電流制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1185479A JP2633027B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | 誘導電動機の電流制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0352591A JPH0352591A (ja) | 1991-03-06 |
JP2633027B2 true JP2633027B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=16171486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1185479A Expired - Fee Related JP2633027B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | 誘導電動機の電流制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2633027B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6056396B2 (ja) * | 1978-08-31 | 1985-12-10 | 三菱電機株式会社 | 速度制御装置 |
-
1989
- 1989-07-18 JP JP1185479A patent/JP2633027B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0352591A (ja) | 1991-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |