JPH05137367A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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Publication number
JPH05137367A
JPH05137367A JP3295419A JP29541991A JPH05137367A JP H05137367 A JPH05137367 A JP H05137367A JP 3295419 A JP3295419 A JP 3295419A JP 29541991 A JP29541991 A JP 29541991A JP H05137367 A JPH05137367 A JP H05137367A
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JP
Japan
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control
voltage
motor
gain
value
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Application number
JP3295419A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kitamura
篤史 北村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数の増加を排除してコスト高を抑制
し、装置の小型化を図ると共に、新規な回路を追加する
ことなくモータ駆動用電源電圧が変動しても安定したモ
ータの制御性能を確保する。 【構成】 交流電圧を直流電圧に変換する変換手段(整
流器、コンデンサ3)と、入力側を直流電圧に接続し、
出力側をモータ5へ接続したインバータ主回路4と、イ
ンバータ主回路4を制御する制御手段(ベースアンプ回
路14等)と、直流電圧の電圧値を検出して回生抵抗器
25へ通電させる回生制御回路70とを備えたモータ制
御装置において、回生制御回路70からの動作信号に基
づいてモータ5の制御ゲインを変更する電流制御補償部
10を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流及び直流モータ
の制御装置に関し、特にモータ駆動用電源電圧の変動に
関係なく、常に安定したモータの制御性能を確保できる
モータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば、特開平1−97197
号公報に開示された「サーボドライバ回路」を簡略化し
て示したものであり、図において、30はモータ駆動用
電源、22はモータ駆動用電源30の電圧値を検出する
直流電圧検出器、4はトランジスタ等からなるインバー
タ主回路、5は制御対象であるモータ、6は電流指令
値、7はシャント抵抗器等の電流検出器、8は電流検出
値、31は駆動電流調節部、32はゲイン補償部、11
は制御信号となる電圧指令値、12はPWM基準三角
波、13は比較器、14はインバータ主回路4を制御す
るためのベースアンプ回路である。
【0003】次に、動作について説明する。モータ駆動
用電源30はPWM制御してモータ5を制御する際の電
源として機能する。モータ制御のための制御指令は、図
6においては電流指令値6になる。モータ制御は、この
電流指令値6と、モータ5の電流値を検出するための電
流検出器7により得られた電流検出値8とを駆動電流調
節部31及びゲイン補償部32で突合せ・位相補償・ゲ
イン補償を行うフィードバック制御を行っている。この
とき、ゲイン補償は直流電圧検出器22の検出値に応じ
て増幅度を加減するように動作する。PWM制御を行う
ために電圧指令値11と、PWM基準三角波12とをコ
ンパレータ13で比較し、その結果をベースアンプ回路
14を介してインバータ主回路4にて電力制御する。
【0004】その他、この発明に関連する参考技術文献
として、特開昭63−234890号公報に開示されて
いる「モータ制御装置」がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータ制御装置
は以上のように構成されているので、モータ制御の応答
性を決定する電流制御ゲインの調整のために、モータ駆
動用直流電源の電圧値を常に検出する必要があり、もし
可能な限り構成においてハードウェアをソフトウェアに
置き換えてモータ制御装置を構成したとしても新規な回
路の追加が必要となり、部品点数が増加し、コスト高を
招き、更に、部品点数の増加が装置の小型化を阻害する
という問題点があった。
【0006】また、従来のモータ制御装置は以上のよう
に構成されているので、モータ駆動用直流電源の電圧値
を常に検出する必要があるため、電流制御ループを持た
ないような簡易な構成のモータ制御装置には適用するこ
とができないという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、部品点数の増加を排除してコ
スト高を抑制し、装置の小型化を図ると共に、新規な回
路を追加することなくモータ駆動用電源電圧が変動して
も安定したモータの制御性能を確保できるモータ制御装
置を得ることを第1の目的とする。
【0008】また、電流制御ループを持たないようなモ
ータ制御装置にあっても、モータ駆動用電源電圧の変動
に関係なく、常に安定したモータの制御性能を確保でき
るモータ制御装置を得ることを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるモータ
制御装置は、交流電圧を直流電圧に変換する変換手段
と、入力側を前記直流電圧に接続し、出力側をモータへ
接続したインバータ主回路と、前記インバータ主回路を
制御する制御手段と、前記直流電圧の電圧値を検出して
回生抵抗部へ通電させる回生制御手段と、前記回生制御
手段からの動作信号に基づいて前記モータの制御ゲイン
を変更する補償手段を備えたものである。
【0010】また、交流電圧を直流電圧に変換する変換
手段と、入力側を前記直流電圧に接続し、出力側をモー
タへ接続したインバータ主回路と、前記インバータ主回
路を制御する制御手段とを備えたモータ制御装置におい
て、使用環境の電源電圧値或いは相当値を設定する設定
手段と、前記設定手段による設定値に基づいて前記モー
タの制御ゲインを変更する補償手段とを有するものであ
る。
【0011】また、交流電圧を直流電圧に変換する変換
手段と、入力側を前記直流電圧に接続し、出力側をモー
タへ接続したインバータ主回路と、前記インバータ主回
路を制御する制御手段とを備え、特に位置制御ループ、
位置/速度制御ループ、或いは速度制御ループ等の電流
制御ループを含まないモータ制御装置において、前記直
流電圧の電圧値を検出して、該検出された電圧値に基づ
いて前記モータの制御ゲインを変更する補償手段を有す
るものである。
【0012】
【作用】この発明によるモータ制御装置は、モータ制御
装置に付随する回生抵抗器への通電状態によりモータの
制御ゲインを変更する。また、モータ制御装置の使用環
境の交流電源の電圧値或いは相当値の設定情報に基づい
てモータの制御ゲインを変更する。更に、直流電圧の電
圧値を検出し、この検出された電圧値に基づいてモータ
の制御ゲインを変更する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例を図について
説明する。図1において、1は交流電源、2はダイオー
ドスタック等による整流器、3はコンデンサ、4はトラ
ンジスタ等からなるインバータ主回路、5は制御対象で
あるモータ、6は電流指令値、7はシャント抵抗器等の
電流検出器、8は電流検出値、9は突合せ点、10は電
流制御補償部、11は制御信号にあたる電圧指令値、1
2はPWM基準三角波、13は比較器、14はインバー
タ主回路4を制御するためのベースアンプ回路、24は
整流器2及びコンデンサ3により直流平滑された直流電
圧を検出する直流電圧検出器、25は回生抵抗器、26
はホトカプラ、27は回生制御用トランジスタ、28は
電流制御補償部10を操作するためのフィルタを示す。
【0014】次に、動作について説明する。交流電源1
から与えられる交流電圧を整流器2で整流し、更に、コ
ンデンサ3により直流電圧へと変換する。この直流電圧
はPWM制御してモータ5を制御する際の電源として機
能し、上記従来例で示したモータ駆動用電源30と等価
である。
【0015】モータ制御装置では、モータ5からの回生
エネルギーにより直流電圧が上昇するのを制御するため
に、回生制御回路を付加することが知られている。回生
制御回路70は、直流電圧検出器24により電圧上昇を
検出し、回生制御用トランジスタ27をON/OFF制
御して、回生抵抗器25に電流通電を行ない、熱エネル
ギーとして回生エネルギーを放出するように動作する。
ホトカプラ26は、回生動作のON/OFF状態を検出
/絶縁伝達するために使用され、回生制御用トランジス
タ27の短絡状態での故障を検出するために通常使用さ
れている。
【0016】モータ制御のための制御指令は、図1では
電流指令値6として示した。モータ制御は、この電流指
令値6と、モータ5の電流値を検出するための電流検出
器7により得られた電流検出値8とを突合せ点9で突合
せを行うフィードバック制御により実行される。電流制
御補償部10では、突合せによる出力値、即ち、電流制
御誤差量にモータ制御の応答性を決める電流制御ゲイン
及び位相補償を乗じて電圧指令値11を算出する。
【0017】上記ホトカプラ26により検出した回生動
作のON/OFF状態の2値信号は、フィルタ28によ
り滑らかなアナログ信号に変換され、直流電圧VPNに近
い信号に変換される。この信号の値に基づき電流制御ゲ
インを操作し、電流指令値11を補正する。その後、P
WM制御を行うために、電圧指令値11と、PWM基準
三角波12とをコンパレータ13にて比較し、その結果
をベースアンプ回路14を介してインバータ主回路4に
より電力制御を実行する。
【0018】ところで、電流制御補償部10の電流制御
ゲインは、次のようにして決められる。図4は、モータ
制御装置の、特に直流モータ制御における電流制御ルー
プのブロック線図を示したものである。電流制御ゲイン
は、電流制御誤差量をPWM制御のための時間指令値へ
変換するゲイン15と、時間指令値を電圧指令値へ変換
するゲイン16により構成されている。ゲイン15はG
1 (s)〔s/A〕、ゲイン16は直流電圧VPNとPW
M制御時間Tにより与えられるVPN/T〔V/s〕であ
る。
【0019】ブロック17は、モータ5の電機子抵抗R
a と電機子インダクタンスLa とラプラス演算子sによ
り得られる1/(Ra+La ・s)という値である。ブ
ロック18は、イナーシャJとトルク定数KT により得
られるKT /(J・s)という値である。ブロック19
は、モータ速度20に比例して発生する逆起電圧の逆起
電圧係数KE という値である。
【0020】上記逆起電圧は、電圧指令値11と突合せ
点21で突合わされる。一般的にはモータ制御における
逆起電圧による影響は、低周波数領域において影響を受
けるので、電流制御ゲインの設計を行う周波数領域とは
十分離れている。従って、これを無視して電流制御ゲイ
ンを設計すると、電流制御開ループ伝達特性は、以下の
式で示される。
【0021】
【数1】
【0022】従って、電流制御ゲインは、直流電圧がV
0 という条件でG0 (s)という値に設定しておき、フ
ィルタ28の出力値をVPNの変動と考え、上記(1)式
の伝達特性を一定にするように操作することにより一定
の応答特性が得られる。
【0023】なお、この実施例では、電流制御ループを
構成して電流ゲインを操作する方法であるが、電流制御
ループを構成しないモータ制御装置の場合においてもこ
の方法を適用できる。例えば、電流制御ループを用い
ず、位置制御ループと速度制御ループを用いてモータを
制御するモータ制御装置においては、速度制御ゲインが
操作されることになる。また、回路構成もこの実施例以
外の構成、例えば、ホトカプラを使用しない構成も可能
であるが、回生制御回路を利用して制御ゲインを操作す
ることには変わりない。更に、PWM制御の代わりにド
ロッパ制御等に変更しても、また、DCモータ制御の代
わりにACモータ制御の場合も同様の効果を奏する。
【0024】この発明の第2の実施例を図について説明
する。図2において、1〜14は第1の実施例と同一な
ので、その説明を省略する。29はモータ制御装置の使
用環境における電源電圧値に基づき設定されるスイッ
チ、30a,30b,30cは設定されたスイッチ29
の値により選択される電流制御ゲインが格納されたメモ
リを示す。
【0025】次に、動作について説明する。交流電源1
から与えられる交流電圧を整流器2で整流し、更にコン
デンサ3により直流電圧へと変換する。この直流電圧は
PWM制御してモータ5を制御する際の電源として機能
する。モータ制御のための制御指令は、図2では電流指
令値6として示す。モータ制御は、この電流指令値6
と、モータ5の電流値を検出するための電流検出器7に
より得られた電流検出値8とを突合せ点9で突合せを行
うフィードバック制御を行っている。
【0026】電流制御補償部10では、突合せによる出
力値、即ち、電流制御誤差量にモータ制御応答性を決め
る電流制御ゲインを乗じて電圧指令値11を算出する。
このとき、電流制御ゲインは、スイッチ29によりメモ
リ30(30a〜30b)の中から選択される。なお、
スイッチ29とメモリ30の関係は、モータ制御装置の
使用環境における交流電源の電圧値に基づきスイッチ2
9を選択し、各々の電源電圧値に最適の電流制御ゲイン
がメモリ30に構納されている。PWM制御を行うため
に、電圧指令値11と、PWM基準三角波12とをコン
パレータ13で比較し、その結果をベースアンプ回路1
4を介してインバータ主回路4により電力制御を実行す
る。
【0027】なお、この実施例では電流制御ループを構
成して電流ゲインを操作する方法を示したが、電流制御
ループを構成しないモータ制御装置の場合においてもこ
の考え方は適用できる。例えば、電流制御ループを用い
ず位置制御ループと速度制御ループを用いてモータ5を
制御するモータ制御装置においては、速度制御ゲインが
操作されることになる。また、この実施例ではスイッチ
を使用したが、スイッチの代わりにモータ制御装置をコ
ントロールする上位の装置からデータ通信等の手段を用
いてメモリ選択或いはメモリーデータ自体を転送しても
よい。また、メモリに各々のスイッチに応じての電流ゲ
インが格納されているが、電流ゲインを上記(1)式に
基づき直接計算して求めてもよい。また、ハードウェア
回路にて構成する場合、メモリの代わりにオペアンプの
帰還抵抗器を準備し、スイッチによりこれらの帰還抵抗
器を切り換えても良い。更に、PWM制御の代わりにド
ロッパ制御等を使用しても、また、DCモータ制御の代
わりにACモータ制御の場合にも同様の効果を奏する。
【0028】この発明の第3の実施例を図について説明
する。図3において、1〜14は第1の実施例と同一な
ので、その説明を省略する。22は直流電圧の電圧値を
検出するための直流電圧検出器、41はモータ5の位置
を検出する位置検出器、42はモータ制御指令である位
置指令値、43は位置検出値、44は位置指令値42と
位置検出値43とを突合せる突合せ点、45は突合せ点
44の出力値を増幅する位置制御ゲイン等から成る位置
制御補償器、46は位置制御補償器45からの出力の速
度指令値、47は位置検出値43を微分する微分器、4
8は微分器47からの出力の速度検出値、49は速度指
令値46と速度検出値48を突合せる突合せ点、50は
突合せ点49の出力値を増幅する速度ゲイン補償/位相
補償等から成る速度制御補償器を各々示す。
【0029】次に、動作について説明する。交流電源1
から与えられる交流電圧を整流器2で整流し、更に、コ
ンデンサ3により直流電圧へと変換する。この直流電圧
はPWM制御してモータ5を制御する際の電源として機
能し、上記従来例で示したモータ駆動用電源30と等価
である。モータ制御のための制御指令は、図3では位置
指令値42として示す。モータ制御は、この位置指令値
42と、モータ5の位置を検出する位置検出器41から
得られる位置検出値43とを突合せ点44で突合せて位
置制御ループを構成する。
【0030】その出力である位置制御誤差を位置制御補
償器45で増幅して、速度指令値46を作成する。更
に、位置検出値43を微分器47で微分することにより
得られる速度検出値48と、速度指令値46とを突合せ
点49で突合せて速度制御ループを構成する。突合せ点
49の出力である速度制御誤差は、速度制御補償器50
にて増幅され電圧指令値11を算出する。PWM制御を
行うために、電圧指令値11と、PWM基準三角波12
とをコンパレータ13で比較し、その結果をベースアン
プ回路14を介してインバータ主回路4に入力して電力
制御を実行するものである。
【0031】ところで、速度制御補償器50の速度制御
ゲインは、次のようにして決められる。図5は、モータ
制御装置の、特に直流モータ制御における速度制御ルー
プのブロック線図を示したものである。速度制御ゲイン
は、速度制御誤差量をPWM制御のための時間指令値へ
変換するゲイン51と、時間指令値を電圧指令値へ変換
するゲイン16により構成されている。ゲイン51はG
3 (s)〔s/rad/s)〕、ゲイン16は直流電圧
PNとPWM制御時間Tにより与えられるVPN/T〔V
/s〕である。
【0032】ブロック17はモータ5の電機子抵抗Ra
と電機子インダクタンスLa とラプラス演算子sにより
得られる1/(Ra +La ・s)という値である。ブロ
ック18はイナーシャJとトルク定数KT により得られ
るKT /(J・s)という値である。ブロック19は、
モータ速度20に比例して発生する逆起電圧の逆起電圧
係数KE という値である。逆起電圧は、電圧指令値11
と突合せ点21で突合わされる。
【0033】一般的にはモータ制御における逆起電圧に
よる影響は、低周波数領域において影響を受けるので、
速度制御ゲインの設計を行う周波数領域とは十分離れて
いる。従って、これを無視して速度制御ゲインを設計す
ると、速度制御開ループ伝達特性は、以下の式により示
される。
【0034】
【数2】
【0035】従って、速度制御ゲインは、直流電圧がV
0 という条件でG2 (s)という値に設定しておき、V
PNの変動により、上記(2)式の伝達特性を一定にする
ように操作することにより一定の応答特性が得られる。
【0036】なお、この実施例では位置制御ループ・速
度制御ループから構成されるモータ制御装置にて速度ゲ
インを操作する方法を示したが、速度制御ループのみの
モータ制御装置や位置制御のみのモータ制御装置の場合
においてもこの考え方は適用できる。更に、PWM制御
の代わりにドロッパ制御等を使用しても、また、DCモ
ータ制御の代わりにACモータ制御の場合にも同様の効
果を奏する。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電源
電圧の上昇を回生制御回路のON/OFF制御の信号を
利用して制御ゲインを補正するので、回路を追加するこ
となく電源電圧の変動に対しても良好な制御特性が得ら
れる。従って、電源電圧が変動しても最適な制御ゲイン
を設定することができる。
【0038】また、モータ制御装置の使用環境の交流電
源の電圧値或いは相当値をスイッチ若しくはパラメータ
により設定して、適切な制御ゲインを選択するので、電
源電圧の異なる使用環境においても良好な制御特性が得
られる。従って、電源電圧環境に応じた最適な制御ゲイ
ンを設定することができる。
【0039】また、位置制御ループのみ、位置/速度制
御ループ、速度制御ループのみ等の電流制御ループを含
まないモータ制御装置においても、直流電圧の電圧値を
検出してモータ制御ゲインを補正するので、電源電圧の
変動に対しても良好な制御特性が得られる。更に、電源
電圧変動が発生しても最適な制御ゲインが設定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるモータ制御装置の第1の実施例
における構成を示す説明図である。
【図2】この発明によるモータ制御装置の第2の実施例
における構成を示す説明図である。
【図3】この発明によるモータ制御装置の第3の実施例
における構成を示す説明図である。
【図4】電流制御系を示すブロック線図である。
【図5】速度制御系を示すブロック線図である。
【図6】従来におけるモータ制御装置の構成を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流器 3 コンデンサ 4 インバータ主回路 5 モータ 10 電流制御補償器 14 ベースアンプ回路 22 直流電圧検出器 25 回生抵抗器 29 スイッチ 30 メモリ 50 速度制御補償器 70 回生制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、従来のモータ制御装置は以上のよう
に構成されているので、モータ駆動用直流電源の電圧値
を常に検出する必要があった。また、電流制御ループを
持たないような簡易な構成のモータ制御装置には適用す
ることができないという問題点があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、交流電圧を直流電圧に変換する変換
手段と、入力側を前記直流電圧に接続し、出力側をモー
タへ接続したインバータ主回路と、前記インバータ主回
路を制御する制御手段とを備え、特に位置制御ループ、
位置速度制御ループ、或いは速度制御ループ等の電流
制御ループを含まないモータ制御装置において、前記直
流電圧の電圧値を検出して、該検出された電圧値に基づ
いて前記モータの制御ゲインを変更する補償手段を有す
るものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】モータ制御装置では、モータ5からの回生
エネルギーにより直流電圧が上昇するのを制御するため
に、回生制御回路を付加することが知られている。回生
制御回路70は、直流電圧検出器24により電圧上昇を
検出し、回生制御用トランジスタ27をON/OFF制
御して、回生抵抗器25に電流通電を行ない、熱エネル
ギーとして回生エネルギーを放出するように動作する。
ホトカプラ26は、回生動作のON/OFF状態を検出
絶縁伝達するために使用され、回生制御用トランジス
タ27の短絡状態での故障を検出するために通常使用さ
れている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】上記ホトカプラ26により検出した回生動
作のON/OFF状態の2値信号は、フィルタ28によ
り滑らかなアナログ信号に変換され、直流電圧の電圧状
態を擬似的に示す信号に変換される。この信号の値に基
づき電流制御ゲインを操作し、電流指令値11を補正す
る。その後、PWM制御を行うために、電圧指令値11
と、PWM基準三角波12とをコンパレータ13にて比
較し、その結果をベースアンプ回路14を介してインバ
ータ主回路4により電力制御を実行する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】ところで、電流制御補償部10の電流制御
ゲインは、次のようにして決められる。図4は、モータ
制御装置の、特に直流モータ制御における電流制御ルー
プのブロック線図を示したものである。電流制御ゲイン
は、電流制御誤差量をPWM制御のための時間指令値へ
変換するゲイン15と、時間指令値を電圧指令値へ変換
するゲイン16により構成されている。ゲイン15はG
1 (s)〔s/A〕、ゲイン16は直流電圧の電圧値
PNとPWM制御時間Tにより与えられるVPN/T〔V/
s〕である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】従って、電流制御ゲインは、直流電圧がV
0 という条件でG0 (s)という値に設定しておき、フ
ィルタ28の出力値をVPNの変動と考え、上記(1)式
の伝達特性を一定にするように1 (s)を操作するこ
とにより一定の応答特性が得られる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】この発明の第3の実施例を図について説明
する。図3において、1〜14は第1の実施例と同一な
ので、その説明を省略する。22は直流電圧の電圧値を
検出するための直流電圧検出器、41はモータ5の位置
を検出する位置検出器、42はモータ制御指令である位
置指令値、43は位置検出値、44は位置指令値42と
位置検出値43とを突合せる突合せ点、45は突合せ点
44の出力値を増幅する位置制御ゲイン等から成る位置
制御補償器、46は位置制御補償器45からの出力の速
度指令値、47は位置検出値43を微分する微分器、4
8は微分器47からの出力の速度検出値、49は速度指
令値46と速度検出値48を突合せる突合せ点、50は
突合せ点49の出力値を増幅する速度ゲイン補償位相
補償等から成る速度制御補償器を各々示す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】ところで、速度制御補償器50の速度制御
ゲインは、次のようにして決められる。図5は、モータ
制御装置の、特に直流モータ制御における速度制御ルー
プのブロック線図を示したものである。速度制御ゲイン
は、速度制御誤差量をPWM制御のための時間指令値へ
変換するゲイン51と、時間指令値を電圧指令値へ変換
するゲイン16により構成されている。ゲイン51はG
3 (s)〔s/rad/s)〕、ゲイン16は直流電圧
の電圧値PNとPWM制御時間Tにより与えられるVPN
/T〔V/s〕である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】従って、速度制御ゲインは、直流電圧がV
0 という条件でG2 (s)という値に設定しておき、V
PNの変動により、上記(2)式の伝達特性を一定にする
ように3 (s)を操作することにより一定の応答特性
が得られる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】また、位置制御ループのみ、位置速度制
御ループ、速度制御ループのみ等の電流制御ループを含
まないモータ制御装置においても、直流電圧の電圧値を
検出してモータ制御ゲインを補正するので、電源電圧の
変動に対しても良好な制御特性が得られる。更に、電源
電圧変動が発生しても最適な制御ゲインが設定される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧を直流電圧に変換する変換手段
    と、入力側を前記直流電圧に接続し、出力側をモータへ
    接続したインバータ主回路と、前記インバータ主回路を
    制御する制御手段と、前記直流電圧の電圧値を検出して
    回生抵抗部へ通電させる回生制御手段と、前記回生制御
    手段からの動作信号に基づいて前記モータの制御ゲイン
    を変更する補償手段を備えたことを特徴とするモータ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 交流電圧を直流電圧に変換する変換手段
    と、入力側を前記直流電圧に接続し、出力側をモータへ
    接続したインバータ主回路と、前記インバータ主回路を
    制御する制御手段とを備えたモータ制御装置において、
    使用環境の電源電圧値或いは相当値を設定する設定手段
    と、前記設定手段による設定値に基づいて前記モータの
    制御ゲインを変更する補償手段とを有することを特徴と
    するモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 交流電圧を直流電圧に変換する変換手段
    と、入力側を前記直流電圧に接続し、出力側をモータへ
    接続したインバータ主回路と、前記インバータ主回路を
    制御する制御手段とを備え、特に位置制御ループ、位置
    /速度制御ループ、或いは速度制御ループ等の電流制御
    ループを含まないモータ制御装置において、前記直流電
    圧の電圧値を検出して、該検出された電圧値に基づいて
    前記モータの制御ゲインを変更する補償手段を有するこ
    とを特徴とするモータ制御装置。
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