JP3297219B2 - クラッチ・ブレーキ用パワーアンプ装置 - Google Patents

クラッチ・ブレーキ用パワーアンプ装置

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JP3297219B2
JP3297219B2 JP24807694A JP24807694A JP3297219B2 JP 3297219 B2 JP3297219 B2 JP 3297219B2 JP 24807694 A JP24807694 A JP 24807694A JP 24807694 A JP24807694 A JP 24807694A JP 3297219 B2 JP3297219 B2 JP 3297219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば紙・フィルム
等の長尺材の張り具合を制御する張力制御装置に使用さ
れる、クラッチ・ブレーキ用パワーアンプ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、クラッチ・ブレーキ用パワーア
ンプ装置は入力信号電圧に応じてパウダクラッチ・ブレ
ーキやヒステレシスクラッチ・ブレーキなどのクラッチ
・ブレーキの励磁電流を制御するものであり、出力電圧
フィードバックによる電圧制御方式と出力電流フィード
バックによる電流制御方式などがある。また用途として
主に長尺材の巻取り,巻出し用張力制御装置、あるいは
一般機械におけるトルクリミッタなどに用いられる。
【0003】図6は、従来のパワーアンプの制御回路を
示す図であり、同図において、符号R,Sの端子はAC
入力端子、符号V1,V2の端子とU1,U2の端子は
AC入力電圧を100Vまたは200Vに切り換える切
り換え用端子、1はバリスタである。
【0004】AC入力は、トランス2で変圧されダイオ
ードスタック3で全波整流され、クラッチ・ブレーキ1
5用の電源として、また制御用電源4へ供給する電源と
して使用される。クラッチ・ブレーキ15用の電源はス
イッチング素子6にてスイッチングされ、PP,PN端
子からクラッチ・ブレーキ15に供給される。また、制
御用電源4は、制御IC5とその周辺回路に供給され
る。制御IC5は、定電圧制御と定電流制御を行うため
のICであり、定電圧制御と定電流制御の切り換えはV
OLT/CURRスイッチ7にて行う。定電圧制御の時
は、VMAXボリューム8にてPP,PN端子間に24
V出力するように調整を行い、定電流制御の時にはCM
AXボリューム9にて電流計16に流れる電流がクラッ
チ・ブレーキ15の定格電流になるように調整する。1
0は電流検出抵抗、18は電流検出用バッファ、11は
外部ボリューム17用の電源用バッファで、SET端子
から上記外部ボリューム17へ電圧を供給する。SP端
子からのSP入力は、クラッチ・ブレーキへの定電圧出
力または定電流出力を設定するための入力指令信号(ア
ナログ電圧入力)である。12は入力指令信号(SP入
力)の増幅器、SP入力はSP入力ボリューム13でゲ
インの設定を行う。外部ボリューム17を接続しない場
合は、入力指令信号(SP入力)としてSP,SN端子
間にアナログ電圧を供給して定電圧出力または定電流出
力を設定する。また、S1,S2端子はクラッチ・ブレ
ーキ14用の補助電源で、19a,19bは上記補助電
源を整流するダイオード、A1,A2端子は電流計16
接続用端子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例のクラッチ・ブ
レーキ用パワーアンプ装置は以上のように構成されてお
り、定電圧制御および定電流制御においてVMAXボリ
ューム8とCMAXボリューム9の調整が必要であっ
た。また、クラッチ・ブレーキの定格電流に対応して電
流を検出できる電流検出抵抗10の値が異なるため、た
とえば定格電流0.2〜0.6Aまでと0.4〜3.8
Aまで、そして3.6〜5.0Aまでと3機種のパワー
アンプ装置が必要であった。
【0006】また、クラッチ・ブレーキの励磁電流対伝
達トルクの関係が図2に示すように非線形な特性である
ため、とくに電流の小さな領域で制御性が悪いという欠
点と、入力指令値に対してリニアにトルク特性がでない
という欠点があった。
【0007】また、入力指令信号は、図6に示すように
SP,SN端子間に定電圧電源にてアナログ信号を与え
るか、SET,SP,SN端子間に外部ボリュームを追
加する必要があった。
【0008】また、巻径検出型張力制御を行う場合には
図3に示すように、別に簡易巻径型張力制御装置とパワ
ーアンプ装置を組み合わせて使用する必要があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、電流検出抵抗を変更する
ことなくクラッチ・ブレーキの定格電流に対応でき、機
種の統一による標準化を目的とする。また、入力指令信
号値と電流制御の場合のクラッチ・ブレーキの定格電流
値の設定だけを行えばよく、操作が簡単にすることを目
的とする。また、初期調整段階にて内部増幅器のゲイン
を完全に調整し、絶対値で電圧または電流を表示するこ
とを目的とする。また、オープンループ式の簡易巻径検
出型張力制御においても制御誤差を小さくし、電流値の
小さな領域でトルク制御を容易にすることにより、クラ
ッチ・ブレーキの定格電流内で制御性をよくして張力制
御範囲を広くすることを目的とする。また、クラッチ・
ブレーキを動作させる出力電流・出力電圧の設定を外部
ボリュームにかえてキー入力にて表示設定器でモニタし
ながら入力することを目的とする。また、表示設定器を
外部に接続し、クラッチ・ブレーキ用パワーアンプ装置
と通信機能を持つようにすることにより巻径検出型張力
制御をCPUにて行うことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るク
ラッチ・ブレーキ用パワーアンプ装置は、クラッチ・ブ
レーキ37を動作させる出力電流・出力電圧を設定する
入力指令信号の電圧範囲に対応してゲイン設定されて、
上記入力指令信号を増幅する複数個の増幅器25a,2
5b,25cからなる入力設定回路40と、クラッチ・
ブレーキ37の励磁電流を検出する電流検出抵抗23と
クラッチ・ブレーキ37の定格電流値に対応してゲイン
設定された複数個の増幅器24a,24b,24c,2
4dとからなる電流フィードバック回路41と、クラッ
チ・ブレーキ37の印加電圧を検出する電圧検出抵抗2
2a,22bとコンデンサ20からなる電圧フィードバ
ック回路42と、上記入力設定回路40と上記電流フィ
ードバック回路41と上記電圧フィードバック回路42
の各回路の出力を選択するためのアナログスイッチ26
と、中央演算処理装置(以下CPUという)29からの
信号指令により、上記アナログスイッチ26に上記各回
路の出力を選択させるデコーダ27と、上記入力設定回
路40と電流フィードバック回路41と電圧フィードバ
ック回路42の各回路の出力であるアナログ電圧をディ
ジタル値に変換するためのA/Dコンバータ28と、上
記クラッチ・ブレーキ37を動作させる出力電流・出力
電圧を設定するための信号である、上記入力設定回路4
0からの出力を上記A/Dコンバータ28にてディジタ
ル変換した入力設定信号と、上記電圧フィードバック回
路42及び電流フィードバック回路41からの上記A/
Dコンバータ28の出力信号とを読み込んで、クラッチ
・ブレーキ37に流れる電流を制御するか、またはクラ
ッチ・ブレーキ37に印加する電圧を制御する上記CP
U29とで構成されたものである。
【0011】請求項2の発明に係るクラッチ・ブレーキ
用パワーアンプ装置は、電流フィードバック回路41が
出力する電流フィードバック値と電圧フィードバック回
路42が出力する電圧フィードバック値をA/Dコンバ
ータ28で変換した出力信号と入力設定回路40からの
出力をA/Dコンバータ28にてディジタル変換した入
力設定信号とをCPU29に取り込んで演算することに
より、クラッチ・ブレーキ37の励磁電流対伝達トルク
の非線形な特性を直線補間してリニアな関係に補正する
ものである。
【0012】請求項3の発明に係るクラッチ・ブレーキ
用パワーアンプ装置は、入力指令信号を第2の設定スイ
ッチ36にて入力設定可能なソフトウエアボリュームよ
り供給するように構成したものである。
【0013】請求項4の発明に係るクラッチ・ブレーキ
用パワーアンプ装置は、クラッチ・ブレーキ用パワーア
ンプ装置の外部に外部表示設定器32を接続し、通信機
能を持たせることにより巻径検出型張力制御をCPU2
9にて行うものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明は、クラッチ・ブレーキ37を
動作させる出力電流・出力電圧を設定する入力指令信号
を入力設定回路40で増幅し、またクラッチ・ブレーキ
37の励磁電流を電流フィードバック回路41で検出
し、またクラッチ・ブレーキ37の印加電圧を電圧フィ
ードバック回路42で検出し、上記入力設定回路40と
上記電流フィードバック回路41と上記電圧フィードバ
ック回路42の各回路の出力をCPU29からの信号指
令により、デコーダ27は上記アナログスイッチ26に
上記各回路の出力を選択させる。上記入力設定回路40
と電流フィードバック回路41と電圧フィードバック回
路42の各回路の出力であるアナログ電圧をA/Dコン
バータ28を用いてディジタル値に変換する。上記クラ
ッチ・ブレーキ37を動作させる出力電流・出力電圧を
設定するための信号である、上記入力設定回路40から
の出力を上記A/Dコンバータ28にてディジタル変換
した入力設定信号と、上記電圧フィードバック回路42
及び電流フィードバック回路41からの上記A/Dコン
バータ28の出力信号とをCPU29が読み込んで、ク
ラッチ・ブレーキ37に流れる電流が制御され、または
クラッチ・ブレーキ37に印加する電圧が制御される。
【0015】請求項2の発明は、電流フィードバック回
路41が出力する電流フィードバック値と電圧フィード
バック回路42が出力する電圧フィードバック値をA/
Dコンバータ28で変換した出力信号と入力設定回路4
0からの出力をA/Dコンバータにてディジタル変換し
た入力設定信号とをCPU29に取り込んで演算し、ク
ラッチ・ブレーキ37の励磁電流対伝達トルクの非線形
な特性は直線補間されリニアな関係に補正される。
【0016】請求項3の発明は、入力指令信号が設定ス
イッチにて入力設定可能なソフトウエアボリュームより
供給される。
【0017】請求項4の発明は、クラッチ・ブレーキ用
パワーアンプ装置の外部に外部表示設定器32が接続さ
れ、通信機能を持たされることにより巻径検出型張力制
御がCPU29にて行われる。
【0018】
【実施例】
実施例1.本発明の実施例1を図1について説明する。
図1は、本発明の実施例1の構成を示すブロック図であ
る。この図1において、21はAC入力がワイドレンジ
入力で、クラッチ・ブレーキ37励磁用V1電源出力と
29のCPU及びその周辺回路用V2電源出力と、ある
いはそれ以外の電源出力で構成される、マルチ出力型の
スイッチングレギュレータである。23はクラッチ・ブ
レーキ37の励磁電流を検出する電流検出抵抗、24a
〜24dは上記電流検出抵抗23両端の電圧を増幅する
増幅器であり、それぞれ負荷となる上記クラッチ・ブレ
ーキ37の定格電流に対応してゲイン設定されており、
これ等によって電流フィードバック回路41が構成され
る。またクラッチ・ブレーキ37の印加電圧を検出する
ための電圧検出抵抗22a,22bとPWM回路30が
発するクラッチ・ブレーキを駆動するパルス信号を平滑
にするコンデンサ20から電圧フィードバック回路42
が構成される。25a〜25cはクラッチ・ブレーキ3
7の出力電流・出力電圧を設定する入力指令信号を増幅
する増幅器であり、それぞれ入力指令信号の電圧範囲に
対応してゲイン設定されており、これ等によって入力設
定回路40を構成する。26は上記電流フィードバック
回路41と電圧フィードバック回路42と入力設定回路
40の出力を選択するためのアナログスイッチ、27は
上記CPU29からの信号指令により、アナログスイッ
チ26の接続する上記各回路の出力を選択するデコー
ダ、28は上記電流フィードバック回路41と電圧フィ
ードバック回路42と入力設定回路40の出力であるア
ナログ電圧をディジタル値に変換するA/Dコンバー
タ、33はパワーアンプ機能として電圧制御の設定や電
流制御の定格電流値の設定を行う、また張力制御機能と
して運転定数やシステム定数の設定、巻出し制御モード
・巻取り制御モードの設定を行う第1の設定スイッチ
(例えばディップスイッチ)、36は上記入力指令信号
の入力信号レベルの設定操作を行う、または慣性補償用
のストップゲイン・ストップバイアスの設定とそのタイ
マであるストップタイマ(CPU29に内蔵、図示せ
ず)の設定を行う、またはクラッチ・ブレーキ38を用
いる場合の補助電源出力時間制限タイマ(CPU29に
内蔵、図示せず)の設定を行う第2の設定スイッチ(例
えば押しボタンスイッチ)、35は電圧制御時の電圧値
の表示、電流制御時の電流値の表示、上記第2の設定ス
イッチ36にて設定操作を行うときの表示を行うための
表示設定器、31は上記第2の設定スイッチ36にて設
定されたディジタル値の入力設定信号の設定値を記憶す
るための第2の記憶装置(例えばEEPROM)、29
は上記入力指令信号を上記A/Dコンバータ28で変換
したディジタル信号と上記入力設定信号とを取り込んで
演算することによりクラッチ・ブレーキ負荷の電流制御
・電圧制御を行うか、または上記慣性補償を行うCPU
であり、アナログスイッチ26の出力信号がCPU29
へ入力される際にはこのCPU29は例えばフォトカプ
ラ等で絶縁される(図示せず)。34はCPU29が動
作するためのプログラムを格納した第1の記憶装置(例
えばEPROM)とで構成されるものである。またL,
N,GRD,PP,PN,PL,SET,SP,SN,
S1,S2は接続端子である。
【0019】次に動作について説明する。本実施例はク
ラッチ・ブレーキを動作させる出力電流・出力電圧を設
定するためにSP入力端子へ、図1に示すように外付け
ボリューム50等の手段を用いて入力指令信号であるア
ナログ電圧を加える。この入力指令信号の電圧を増幅器
25a〜25cのどれかで増幅する。当該複数個の増幅
器25a〜25cは入力指令信号の電圧範囲に対応して
ゲインがそれぞれ異なり、例えば0.29倍,0.45
倍,1.15倍に設定される。この入力指令信号の電圧
範囲は第1の設定スイッチ33及び第2の設定スイッチ
36にて設定することにより、増幅器25a〜25cの
なかからゲインが設定され、CPU29はデコーダ27
を経由しアナログスイッチ26にて上記設定されたゲイ
ンの増幅器25a〜25cのどれか1つへ切り換える。
上記アナログスイッチ26によりA/Dコンバータ28
と接続された増幅器25a〜25cのどれか1つで増幅
された入力指令信号すなわち入力設定回路40の出力
は、上記A/Dコンバータ28へ入力され、ディジタル
値に変換されて入力設定信号としてCPU29へ読み込
まれ、上記出力電流・出力電圧が設定される。
【0020】本実施例のクラッチ・ブレーキ用パワーア
ンプ装置は電流制御と電圧制御の機能を有しているが、
その設定切り換えは第1の設定スイッチ33にて行う。
【0021】電流制御の場合は、クラッチ・ブレーキに
流れる励磁電流とクラッチ・ブレーキの伝達トルクをリ
ニアな特性に近付けるのが電圧制御に比べ容易である。
本実施例ではクラッチ・ブレーキ37の励磁電流を電流
検出抵抗23にて検出し、電流検出抵抗23両端の電圧
を増幅器24a〜24dのどれか1つで増幅する。当該
複数個の増幅器24a〜24dは、クラッチ・ブレーキ
37の定格電流に対応してゲインがそれぞれ異なり、例
えば、4.5倍,5.7倍,12倍,28倍に設定され
る。このクラッチ・ブレーキ37の定格電流を第1の設
定スイッチ33にて設定することにより増幅器24a〜
24dのなかからゲインが設定され、CPU29はデコ
ーダ27を経由しアナログスイッチ26にて上記設定さ
れたゲインの増幅器24a〜24dのどれか1つへ切り
換える。上記増幅器24a〜24dのどれか1つの出力
であるアナログ電圧の電流フィードバック値はA/Dコ
ンバータ28によってディジタル値に変換され、上記入
力指令信号の様にクラッチ・ブレーキ37を動作させる
出力電流・出力電圧を上記第1及び第2の設定スイッチ
等によりディジタル値にて設定する入力設定信号ととも
にCPU29へ読み込まれ、上記入力指令信号または入
力設定信号により設定された入力指令電圧(入力信号電
圧)と上記電流フィードバック値とをCPU29で比較
し、上記入力指令電圧に対して上記電流フィードバック
値が等しくなるように上記クラッチ・ブレーキ37に流
れる電流を制御する。例えば0〜5Vの入力指令電圧に
対して0〜Imaxが得られるように電流制御を行って
いる。なお、Imaxは0.2〜4Aに調整できる。ま
た電流制御はCPU29の指令を受けたPWM回路30
がパルス出力の周期幅を変えるPWM制御で行っている
のでクラッチ・ブレーキに印加される電圧は矩形波であ
るが、電流は三角波となり、平滑コンデンサを必要とし
ない。
【0022】電圧制御の場合は、クラッチ・ブレーキを
並列に2〜3個同時に運転するときに用いられる。クラ
ッチ・ブレーキ37の印加電圧を電圧検出抵抗22a,
22b及びコンデンサ20にて検出し、この検出された
アナログ電圧の電圧フィードバック値をA/Dコンバー
タ28によってディジタル値に変換し、上記入力指令電
圧と上記電圧フィードバック値を読み込んだCPU29
が比較し、入力指令電圧に対して電圧フィードバック値
が等しくなるように上記クラッチ・ブレーキ37に印加
する電圧を制御する。例えば0〜5Vの入力指令電圧に
対して0〜24Vの電圧制御を行っている。また電圧制
御はCPU29の指令を受けたPWM回路30がパルス
出力の周期幅を変えるPWM制御で行っているのでクラ
ッチ・ブレーキに印加される電圧は矩形波となるため、
上記印加電圧を検出するには電圧検出抵抗22a,22
bとコンデンサ20(例えば電解コンデンサ)で上記印
加電圧を平滑している。図4,図5は上記入力指令電圧
に対する出力電流・出力電圧の出力特性を示している。
【0023】CPU29は、これら入力設定回路40と
電流フィードバック回路41と電圧フィードバック回路
42の各回路の出力であるアナログ電圧をA/Dコンバ
ータ28にてディジタル値に変換して読み込む。このと
き、電圧制御の場合は上記のように入力指令電圧と電圧
フィードバック値をCPU29は時分割にて読み込み、
電流制御の場合には上記のように入力指令電圧と電流フ
ィードバック値を同じようにCPU29は時分割にて読
み込む。
【0024】またCPU29は、電圧フィードバックま
たは電流フィードバックなどの諸設定値から、諸検出値
の電圧値または電流値を表示設定器35にて表示する。
【0025】また、上記入力指令信号電圧のフルスケー
ルゲインの調整値とクラッチ・ブレーキ印加電圧のフィ
ードバック電圧のフルスケールゲインの調整値と、同じ
くフィードバック電流のフルスケールゲインの調整値
は、A/Dコンバータ28からCPU29へ読み込み、
第2の記憶装置31へ格納する。
【0026】実施例2.本発明の実施例2を図1,図
7,図8及び図13について説明する。図1において、
クラッチ・ブレーキの励磁電流対伝達トルクの関係が、
図7のA曲線のような特性であるのを、数ポイント直線
補完することにより、すなわちB曲線のような補正をか
けることにより、Cの直線特性が得られる。この非線形
特性は図8に示すようにクラッチ・ブレーキの種類によ
っていくつかのパターンがあるため、機種ごとに第2の
設定スイッチ36にて設定する必要がある。この補正演
算は、CPU29が上記入力設定回路40が出力する入
力指令信号をA/Dコンバータ28で変換した電圧値を
読み込んだあと、非線形補正を上記第2の設定スイッチ
36にて設定ありとする場合には入力電圧をA曲線から
B曲線に読みかえる。すなわちB曲線を得るように上記
電流フィードバック回路41が出力する電流フィードバ
ック値と上記電圧フィードバック回路42が出力する電
圧フィードバック値とを上記A/Dコンバータ28で変
換した出力信号と入力設定信号とを上記CPU29に取
り込んで演算し、その演算結果にもとづいてクラッチ・
ブレーキ37を動作させる。例えば出力電流等を増減さ
せ、結果としてクラッチ・ブレーキの励磁電流対伝達ト
ルクの非線形な関係をリニア(直線)に補正するもので
ある。図13に非線形補正の直線補完方法のフローチャ
ートを示す。
【0027】実施例3.本発明の実施例3を図1につい
て説明する。図1は本実施例の構成を示しており、上記
実施例1と同一符号を用いている。本実施例では、図1
に示すように入力指令信号(入力指令電圧)を、ボリュ
ーム50を外付けして外部からアナログ電圧で与える必
要はなく、入力指令電圧の代わりに第2の設定スイッチ
36(例えば4個の押しボタンスイッチ)にて連続ステ
ップで入力可能な図示されないソフトウエアボリューム
により例えば0%から100%までのキー入力を表示設
定器35にてモニタしながら入力することができ、クラ
ッチ・ブレーキを動作させる出力電流・出力電圧値を制
御することが可能になる。上記ソフトウエアボリューム
は、一例としてあらかじめ値の異なる出力電圧に対応す
るデータを記憶するもので、第2の設定スイッチ36の
出力にもとづいて上記データを出力するように構成され
る。図14にソフトウエアによる入力指令の設定方法の
フローチャートを示す。
【0028】実施例4.本発明の実施例4を図9につい
て説明する。図9は本実施例の構成を示しており、上記
図1と同じものは同一符号を用いている。本実施例で
は、図9に示すように外部表示設定器32をこのクラッ
チ・ブレーキ用パワーアンプ装置にケーブルで接続し通
信することにより、装置上の取付位置等の条件により制
限される第2の設定スイッチ36では設定しきれなかっ
た運転定数やシステム定数を上記パワーアンプ装置に入
力する。これにより、CPU29は巻出し軸や巻取り軸
に積極的に制動トルクや巻取りトルクを与えて、材料に
所定の張力を付加するように演算し、図10・図11・
図12に示すように張力を制御するための巻径検出手段
が検出した巻径値又は外部より設定された巻径値を示す
信号を用いた積算厚み方式の巻径検出型張力制御を行う
ことが可能となる。
【0029】図10は速度・厚み設定方式(センサレス
方式)と呼ばれるもので、初期値(初期径)としてD1
(巻取りの場合),D4(巻出しの場合)を設定し、材
料厚さT,平均速度Vを設定すれば、時間の経過に伴っ
て巻径Dは図10に示す式(1),式(2)により算出
することができる。
【0030】図11はパルス・厚み設定方式(巻軸セン
サ方式)と呼ばれるもので、上記速度・厚み設定方式で
のラインスピードVを設定するかわりに、巻軸に図1及
び図9に示される近接スイッチ39を設け、例えば1パ
ルス/回転の信号を検出するようにしている。初期値と
してD1(巻取りの場合),D4(巻出しの場合)を設
定し、材料厚さTを設定すれば、図11に示す式
(3),式(4)により巻径Dが算出される。
【0031】また巻きじまりを防ぐために一般には張力
センサを用いて張力を検出して、巻取り時の張力を制御
するが、張力は巻径とリニアな関係を持つことから、本
実施例では巻径を検出し、巻取り時の回転トルク(クラ
ッチ・ブレーキの伝達トルク)を制御するものである。
そのため巻径の大きい時には巻径の小さい時よりも小さ
な張力で運転するようなテーパテンション制御も可能
で、必要に応じて中間径2点の設定が行える。
【0032】また、巻出し時にも上記のような張力制御
が可能である。図12に示すように巻出し軸にパウダブ
レーキ60を設け、その制動トルクをT(kgf・m)
とすると、巻出し材料の張力FはF=2T/D(kg
f)となる。したがって巻径D(m)の減少に伴って制
動トルクを減少させると一定の張力が得られる。上記巻
径Dの演算結果や、現在の上記テーパテンション制御の
テーパ率やクラッチ・ブレーキのトルクなど運転状態
も、上記外部表示設定器32ではモニタすることが可能
になり、スペース等の制約も少なく機能を充実させるこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、クラッチ・ブ
レーキを動作させる出力電流・出力電圧を設定する入力
指令信号の電圧範囲に対応してゲイン設定されて、上記
入力指令信号を増幅する複数個の増幅器からなる入力設
定回路と、クラッチ・ブレーキの励磁電流を検出する電
流検出抵抗とクラッチ・ブレーキの定格電流値に対応し
てゲイン設定された複数個の増幅器とからなる電流フィ
ードバック回路と、クラッチ・ブレーキの印加電圧を検
出する電圧検出抵抗とコンデンサからなる電圧フィード
バック回路と、上記入力設定回路と上記電流フィードバ
ック回路と上記電圧フィードバック回路の各回路の出力
を選択するためのアナログスイッチと、CPUからの信
号指令により、上記アナログスイッチに上記各回路の出
力を選択させるデコーダと、上記入力設定回路と電流フ
ィードバック回路と電圧フィードバック回路の各回路の
出力であるアナログ電圧をディジタル値に変換するため
のA/Dコンバータと、上記クラッチ・ブレーキを動作
させる出力電流・出力電圧を設定するための信号であ
る、上記入力設定回路からの出力を上記A/Dコンバー
タにてディジタル変換した入力設定信号と、上記電圧フ
ィードバック回路及び電流フィードバック回路からの上
記A/Dコンバータの出力信号とを読み込んで、クラッ
チ・ブレーキに流れる電流を制御する、またはクラッチ
・ブレーキに印加する電圧を制御するCPUとで構成し
たので電流検出抵抗を変更する必要がなくなり、機種の
統一による標準化ができ、また入力指令信号値と電流制
御の場合のクラッチ・ブレーキの定格電流値の設定だけ
を行えばよく、操作が簡単になる。また、初期調整段階
にて内部増幅器のゲインを完全に調整するため、絶対値
で電圧または電流を表示することが可能になる。
【0034】請求項2の発明によれば、入力設定回路が
出力する入力指令信号と電流フィードバック回路が出力
する電流フィードバック値と電圧フィードバック回路が
出力する電圧フィードバック値をA/Dコンバータで変
換した出力信号と入力設定信号とをCPUに取り込んで
演算することにより、クラッチ・ブレーキの励磁電流対
伝達トルクの非線形な特性を直線補間してリニアな関係
に補正するように構成したのでオープンループ式の簡易
巻径検出型張力制御においても制御誤差を小さくするこ
とが可能となって電流値の小さな領域でトルク制御が容
易になり、クラッチ・ブレーキの定格電流内で制御性が
よくなり張力制御範囲が広くなる。
【0035】請求項3の発明によれば、クラッチ・ブレ
ーキを動作させる出力電流・出力電圧を設定する入力指
令信号の電圧範囲に対応してゲイン設定されて、上記入
力指令信号を増幅する複数個の増幅器からなる入力設定
回路と、クラッチ・ブレーキの励磁電流を検出する電流
検出抵抗とクラッチ・ブレーキの定格電流値に対応して
ゲイン設定された複数個の増幅器とからなる電流フィー
ドバック回路と、クラッチ・ブレーキの印加電圧を検出
する電圧検出抵抗とコンデンサからなる電圧フィードバ
ック回路と、上記入力設定回路と上記電流フィードバッ
ク回路と上記電圧フィードバック回路の各回路の出力を
選択するためのアナログスイッチと、CPUからの信号
指令により、上記アナログスイッチに上記各回路の出力
を選択させるデコーダと、上記入力設定回路と電流フィ
ードバック回路と電圧フィードバック回路の各回路の出
力であるアナログ電圧をディジタル値に変換するための
A/Dコンバータと、上記クラッチ・ブレーキを動作さ
せる出力電流・出力電圧を設定するための信号である、
上記入力設定回路からの出力を上記A/Dコンバータに
てディジタル変換した入力設定信号と、上記電圧フィー
ドバック回路及び電流フィードバック回路からの上記A
/Dコンバータの出力信号とを読み込んで、クラッチ・
ブレーキに流れる電流を制御する、またはクラッチ・ブ
レーキに印加する電圧を制御するCPUと、上記入力指
令信号を設定スイッチにて入力設定するソフトウエアボ
リュームより供給するように構成したので、クラッチ・
ブレーキを動作させる出力電流・出力電圧の設定をキー
入力にて表示設定器でモニタしながら入力することがで
きる。
【0036】請求項4の発明によれば、クラッチブレー
キを動作させる出力電流・出力電圧を設定する入力指令
信号の電圧範囲に対応してゲイン設定された上記入力指
令信号を増幅する複数個の増幅器からなる入力設定回路
と、クラッチ・ブレーキの励磁電流を検出する電流検出
抵抗とクラッチ・ブレーキの定格電流値に対応してゲイ
ン設定された複数個の増幅器とからなる電流フィードバ
ック回路とクラッチ・ブレーキの印加電圧を検出する電
圧検出抵抗とコンデンサからなる電圧フィードバック回
路と、上記入力設定回路と上記電流フィードバック回路
と上記電圧フィードバック回路の各回路の出力を選択す
るためのアナログスイッチと、CPUからの信号指令に
より、上記アナログスイッチに上記各回路の出力を選択
させるデコーダと、上記入力設定回路と電流フィードバ
ック回路と電圧フィードバック回路の各回路の出力であ
るアナログ電圧をディジタル値に変換するためのA/D
コンバータと、上記クラッチ・ブレーキを動作させる出
力電流・出力電圧を設定するための信号である、上記入
力設定回路からの出力を上記A/Dコンバータにてディ
ジタル変換した入力設定信号と、上記電圧フィードバッ
ク回路及び電流フィードバック回路からの上記A/Dコ
ンバータの出力信号と、張力を制御するための巻径検出
手段が検出した巻径値又は外部より設定された巻径値を
示す信号とを読み込んで、クラッチ・ブレーキに流れる
電流を制御する、またはクラッチ・ブレーキに印加する
電圧を制御するCPUとで構成され、表示設定器を外部
に接続し、クラッチ・ブレーキ用パワーアンプ装置と通
信機能を持たせることにより巻径検出型張力制御を上記
CPUにて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示すブロック図であ
る。
【図2】 代表的なクラッチ・ブレーキの励磁電流対伝
達トルクの関係を示す図である。
【図3】 従来のパワーアンプ装置を張力制御装置と組
み合わせて使用する場合のブロック図である。
【図4】 入力指令電圧と出力電圧の関係を示す図であ
る。
【図5】 入力指令電圧と出力電流の関係を示す図であ
る。
【図6】 従来例のパワーアンプ装置の実施例を示すブ
ロック図である。
【図7】 クラッチ・ブレーキの励磁電流対伝達トルク
の関係を補正する図である。
【図8】 一般的なクラッチ・ブレーキの励磁電流対伝
達トルクの関係を示す図である。
【図9】 この発明の実施例4を示すブロック図であ
る。
【図10】 一般的な巻径を検出する速度・厚み設定方
式の原理を示す図である。
【図11】 一般的な巻径を検出するパルス・厚み設定
方式の原理を示す図である。
【図12】 一般的な巻出し時の張力制御の原理を示す
図である。
【図13】 非線形補正の直線補完方法のフローチャー
トである。
【図14】 ソフトウエアボリュームによる入力指令の
設定方式のフローチャートである。
【符号の説明】
1 バリスタ、2 トランス、3 ダイオードスタッ
ク、4 制御用電源、5 制御IC、6 スイッチング
素子、7 VOLT/CURRスイッチ、8 VMAX
ボリューム、9 CMAXボリューム、10 電流検出
抵抗、11 電源用バッファ、12 入力指令信号の増
幅器、13 SP入力ボリューム、14,15,37,
38 クラッチ・ブレーキ、16 電流計、17 外部
ボリューム、18 電流検出用バッファ、19a,19
b ダイオード、20 コンデンサ、21 スイッチン
グレギュレータ、22a,22b 電圧検出抵抗、23
電流検出抵抗、24a〜24d,25a〜25c 増
幅器、26 アナログスイッチ、27 デコーダ、28
A/Dコンバータ、29 CPU、30 PWM回
路、31 第2の記憶装置、32 外部表示設定器、3
3 第1の設定スイッチ、34 第1の記憶装置、35
表示設定器、36 第2の設定スイッチ、39 近接
スイッチ、40 入力設定回路、41 電流フィードバ
ック回路、42 電圧フィードバック回路、50 外部
ボリューム、60 パウダーブレーキ、L,N,GR
D,PP,PN,PL,SET,SP,SN,S1,S
2,R,S,V1,V2,U1,U2,A1,A2接続
端子。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−261400(JP,A) 特開 平1−26400(JP,A) 特開 平5−39816(JP,A) 実開 昭63−8436(JP,U) 実開 平4−7555(JP,U) 実開 平4−135546(JP,U) 特公 昭61−49220(JP,B2) 特公 昭58−48454(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチ・ブレーキを動作させる出力電
    流・出力電圧を設定する入力指令信号と、上記入力指令
    信号の電圧範囲に対応してゲイン設定されて、上記入力
    指令信号を増幅する複数個の増幅器からなる入力設定回
    路と、クラッチ・ブレーキの励磁電流を検出する電流検
    出抵抗とクラッチ・ブレーキの定格電流値に対応してゲ
    イン設定された複数個の増幅器とからなる電流フィード
    バック回路と、クラッチ・ブレーキの印加電圧を検出す
    る電圧検出抵抗とコンデンサからなる電圧フィードバッ
    ク回路と、上記入力設定回路と上記電流フィードバック
    回路と上記電圧フィードバック回路の各回路の出力を選
    択するためのアナログスイッチと、中央演算処理装置か
    らの信号指令により、上記アナログスイッチに上記各回
    路の出力を選択させるデコーダと、上記入力設定回路と
    上記電流フィードバック回路と上記電圧フィードバック
    回路の各回路の出力であるアナログ電圧をディジタル値
    に変換するためのA/Dコンバータと、上記クラッチ・
    ブレーキを動作させる出力電流・出力電圧を設定するた
    めの信号である、上記入力設定回路からの出力を上記A
    /Dコンバータにてディジタル変換した入力設定信号
    と、上記電圧フィードバック回路及び電流フィードバッ
    ク回路からの上記A/Dコンバータの出力信号とを読み
    込んで、クラッチ・ブレーキに流れる電流を制御する、
    またはクラッチ・ブレーキに印加する電圧を制御する中
    央演算処理装置とで構成されたことを特徴とするクラッ
    チ・ブレーキ用パワーアンプ装置。
  2. 【請求項2】 上記電流フィードバック回路が出力する
    電流フィードバック値と上記電圧フィードバック回路が
    出力する電圧フィードバック値を上記A/Dコンバータ
    で変換した出力信号と上記入力設定信号とを上記中央演
    算処理装置に取り込んで演算することにより、クラッチ
    ・ブレーキの励磁電流対伝達トルクの非線形な特性を直
    線補間してリニアな関係に補正することができることを
    特徴とする請求項第1項記載のクラッチ・ブレーキ用パ
    ワーアンプ装置。
  3. 【請求項3】 クラッチ・ブレーキを動作させる出力電
    流・出力電圧を設定する入力指令信号と、上記入力指令
    信号の電圧範囲に対応してゲイン設定されて、上記入力
    指令信号を増幅する複数個の増幅器からなる入力設定回
    路と、クラッチ・ブレーキの励磁電流を検出する電流検
    出抵抗とクラッチ・ブレーキの定格電流値に対応してゲ
    イン設定された複数個の増幅器とからなる電流フィード
    バック回路と、クラッチ・ブレーキの印加電圧を検出す
    る電圧検出抵抗とコンデンサからなる電圧フィードバッ
    ク回路と、上記入力設定回路と上記電流フィードバック
    回路と上記電圧フィードバック回路の各回路の出力を選
    択するためのアナログスイッチと、中央演算処理装置か
    らの信号指令により、上記アナログスイッチに上記各回
    路の出力を選択させるデコーダと、上記入力設定回路と
    上記電流フィードバック回路と上記電圧フィードバック
    回路の各回路の出力であるアナログ電圧をディジタル値
    に変換するためのA/Dコンバータと、上記クラッチ・
    ブレーキを動作させる出力電流・出力電圧を設定するた
    めの信号である、上記入力設定回路からの出力を上記A
    /Dコンバータにてディジタル変換した入力設定信号
    と、上記電圧フィードバック回路及び電流フィードバッ
    ク回路からの上記A/Dコンバータの出力信号とを読み
    込んで、クラッチ・ブレーキに流れる電流を制御する、
    またはクラッチ・ブレーキに印加する電圧を制御する中
    央演算処理装置と、上記入力指令信号の代わりに設定ス
    イッチにて入力設定するソフトウエアボリュームより供
    給するように構成したことを特徴とするクラッチ・ブレ
    ーキ用パワーアンプ装置。
  4. 【請求項4】 クラッチ・ブレーキを動作させる出力電
    流・出力電圧を設定する入力指令信号と、上記入力指令
    信号の電圧範囲に対応してゲイン設定された上記入力指
    令信号を増幅する複数個の増幅器からなる入力設定回路
    と、クラッチ・ブレーキの励磁電流を検出する電流検出
    抵抗とクラッチ・ブレーキの定格電流値に対応してゲイ
    ン設定された複数個の増幅器とからなる電流フィードバ
    ック回路と、クラッチ・ブレーキの印加電圧を検出する
    電圧検出抵抗とコンデンサからなる電圧フィードバック
    回路と、上記入力設定回路と上記電流フィードバック回
    路と上記電圧フィードバック回路の各回路の出力を選択
    するためのアナログスイッチと、中央演算処理装置から
    の信号指令により、上記アナログスイッチに上記各回路
    の出力を選択させるデコーダと、上記入力設定回路と上
    記電流フィードバック回路と上記電圧フィードバック回
    路の各回路の出力であるアナログ電圧をディジタル値に
    変換するためのA/Dコンバータと、上記クラッチ・ブ
    レーキを動作させる出力電流・出力電圧を設定するため
    の信号である、上記入力設定回路からの出力を上記A/
    Dコンバータにてディジタル変換した入力設定信号と、
    上記電圧フィードバック回路及び電流フィードバック回
    路からの上記A/Dコンバータの出力信号と、張力を制
    御するための巻径検出手段が検出した巻径値又は外部よ
    り設定された巻径値を示す信号とを読み込んで、クラッ
    チ・ブレーキに流れる電流を制御する、またはクラッチ
    ・ブレーキに印加する電圧を制御する中央演算処理装置
    とで構成され、表示設定器を外部に接続し、クラッチ・
    ブレーキ用パワーアンプ装置と通信機能を持たせること
    により巻径検出型張力制御を上記中央演算処理装置にて
    行うことができることを特徴とするクラッチ・ブレーキ
    用パワーアンプ装置。
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