JPH09130853A - 通信方法,通信装置及びコードレス電話装置 - Google Patents

通信方法,通信装置及びコードレス電話装置

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JPH09130853A
JPH09130853A JP7279028A JP27902895A JPH09130853A JP H09130853 A JPH09130853 A JP H09130853A JP 7279028 A JP7279028 A JP 7279028A JP 27902895 A JP27902895 A JP 27902895A JP H09130853 A JPH09130853 A JP H09130853A
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JP
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JP7279028A
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English (en)
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Satoshi Cho
敏 趙
Hiroyuki Ishida
博之 石田
Takahiro Kudo
隆裕 工藤
Hideo Hikima
英雄 引馬
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Uniden Corp
Original Assignee
Uniden Corp
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/725Cordless telephones
    • H04M1/72502Cordless telephones with one base station connected to a single line
    • H04M1/72505Radio link set-up procedures
    • H04M1/72511Searching for available channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/02Selection of wireless resources by user or terminal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的なチャンネル選択により,通話接続状
態までの時間短縮並びに消費電力を低減化を図ったコー
ドレス電話装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 親機と,子機とを具備し,複数のチャン
ネルからの選択チャンネルを使用して通話を行うコード
レス電話装置において,自機が選択する所定数のチャン
ネルを保持する第1記憶手段と,チャンネル使用履歴情
報を保持する第2記憶手段と,空きチャンネルか否かを
判定する判定手段106と,使用履歴情報に基づいて第
1記憶手段における使用頻度の高いチャンネルを使用頻
度の低いチャンネルに変更する選択チャンネル変更手段
121と,通話に先立って,第1記憶手段が保持するチ
ャンネルを順次指定して空きチャンネルであると判定さ
れた場合に該指定チャンネルを選択する制御手段121
とを有して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のチャンネルの
中から1つのチャンネルを選択して通信を行うMCA
(マルチ・チャンネル・アクセス)方式の通信方法,通
信装置及びコードレス電話装置に係り,特に,より確実
にチャンネルの干渉を抑制でき,また,効率よくチャン
ネル選択することができ,チャンネル選択動作における
空きチャンネル検出を効率的に行って通話接続状態に至
るまでの時間を短縮することにより,間欠受信動作と相
俟って消費電力の低減化を図った通信方法,通信装置及
びコードレス電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMCA方式による無線通信方法と
しては,優先順位を各チャンネルに与え,優先順位の高
いチャンネルから順次使用していく方法や,該優先順位
をチャンネル使用の過去の履歴によって変動的に定める
といった方法が,特公平6−59039号等の公報に開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,この従
来のMCA方式による無線通信方法においては,通話に
使用することが許されている全てのチャンネルに優先順
位を与え,該優先順位に従って全てのチャンネルについ
て空きチャンネル検出を順次行うので,優先順位の付与
や使用履歴による優先順位の動的更新処理に時間を要
し,通話接続状態に至るまでの時間が長くなり,結果と
して消費電力の低減を阻害するという問題があった。
【0004】また例えば,ビジネスユースなどの環境で
親機及び子機を備えたコードレス電話装置を使用する場
合では,土日曜日,祝日等の休日を挟む時に,優先順位
の履歴情報が全ての親機及び子機において均一化されて
しまい,使用環境によっては,優先順位の使用履歴によ
る動的更新がその役割を果たさず,チャンネルの干渉を
抑制できないという問題もあった。
【0005】本発明は,上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって,より確実にチャンネルの干渉を抑制
でき,また,効率よくチャンネル選択することができ,
チャンネル選択動作における空きチャンネル検出を効率
的に行って通話接続状態に至るまでの時間を短縮するこ
とにより,間欠受信動作と相俟って消費電力の低減化を
図り得る通信方法,通信装置及びコードレス電話装置を
提供することを目的としている。
【0006】また本発明の他の目的は,使用履歴情報に
実際の利用状況を確実に反映させ,使用履歴による優先
順位の動的更新を使用環境に関わらず的確に行い,チャ
ンネルの干渉を確実に抑制し得る通信方法,通信装置及
びコードレス電話装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の第1の特徴の通信方法は,複数の通信機を
具備し,前記複数の通信機の内の任意の通信機間で,通
話に使用することが許されている複数のチャンネルから
1つのチャンネルを選択し,前記選択チャンネルを使用
して通話を行う通信装置において,前記各通信機に対し
て,固有に前記複数のチャンネルの内の当該通信機が選
択する所定数のチャンネルが割り当てられ,前記各通信
機は,他の通信機が使用した前記複数のチャンネル毎の
使用履歴情報,並びに,通話先の通信機が使用した前記
複数のチャンネル毎の使用履歴情報に基づいて,自機に
割り当てられたチャンネルの内,使用頻度の高いチャン
ネルを使用頻度の低いチャンネルに変更し,前記通話に
先立って,前記割り当てられたチャンネルを順次指定し
て,該指定チャンネルが空きチャンネルであると判定さ
れた場合に該指定チャンネルを選択するものである。
【0008】また,本発明の第1の特徴の通信装置は,
複数の通信機を具備し,前記複数の通信機の内の任意の
通信機間で,通話に使用することが許されている複数の
チャンネルから1つのチャンネルを選択し,前記選択チ
ャンネルを使用して通話を行う通信装置において,前記
各通信機は,当該通信機に固有に与えられ,前記複数の
チャンネルの内の当該通信機が選択する所定数のチャン
ネルを保持する第1記憶手段と,前記複数のチャンネル
毎に他の通信機が使用したチャンネルの使用履歴情報を
保持する第2記憶手段と,指定されたチャンネルが空き
チャンネルであるか否かを判定する判定手段と,通話先
の通信機の前記第2記憶手段が保持する使用履歴情報及
び自機の前記第2記憶手段が保持する使用履歴情報に基
づいて,自機の前記第1記憶手段における使用頻度の高
いチャンネルを使用頻度の低いチャンネルに変更する選
択チャンネル変更手段と,前記通話に先立って,前記第
1記憶手段が保持するチャンネルを順次指定して,前記
判定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが空きチャ
ンネルであると判定された場合に該指定チャンネルを選
択する制御手段とを備えるものである。
【0009】また,第2の特徴の通信装置は,請求項2
記載の通信装置において,前記第2記憶手段が保持する
使用履歴情報は,一定時間のサンプリングにわたる使用
履歴情報である。
【0010】また,第3の特徴の通信装置は,請求項2
記載の通信装置において,前記第2記憶手段が保持する
使用履歴情報は,所定のサンプリング回数にわたる使用
履歴情報である。
【0011】また,第4の特徴の通信装置は,請求項3
または4記載の通信装置において,前記第2記憶手段が
保持する使用履歴情報は,一定時間または所定のサンプ
リング回数毎に,前のサンプリング周期における使用履
歴情報に所定の重み付けがなされて積算される。
【0012】また,本発明の第1の特徴のコードレス電
話装置は,親機と,子機とを具備し,前記親機及び前記
子機間で通話に使用することが許されている複数のチャ
ンネルから1つのチャンネルを選択し,前記選択チャン
ネルを使用して通話を行うコードレス電話装置におい
て,前記親機及び前記子機は,当該自機に固有に与えら
れ,前記複数のチャンネルの内の当該自機が選択する所
定数のチャンネルを保持する第1記憶手段と,前記複数
のチャンネル毎に他機が使用したチャンネルの使用履歴
情報を保持する第2記憶手段と,指定されたチャンネル
が空きチャンネルであるか否かを判定する判定手段と,
通話先の前記子機または親機の前記第2記憶手段が保持
する使用履歴情報及び自機の前記第2記憶手段が保持す
る使用履歴情報に基づいて,自機の前記第1記憶手段に
おける使用頻度の高いチャンネルを使用頻度の低いチャ
ンネルに変更する選択チャンネル変更手段と,前記通話
に先立って,前記第1記憶手段が保持するチャンネルを
順次指定して,前記判定手段に判定を要求し,該指定チ
ャンネルが空きチャンネルであると判定された場合に該
指定チャンネルを選択する制御手段とを備えるものであ
る。
【0013】また,第2の特徴のコードレス電話装置
は,請求項6記載のコードレス電話装置において,前記
第2記憶手段が保持する使用履歴情報は,一定時間のサ
ンプリングにわたる使用履歴情報である。
【0014】また,第3の特徴のコードレス電話装置
は,請求項6記載のコードレス電話装置において,前記
第2記憶手段が保持する使用履歴情報は,所定のサンプ
リング回数にわたる使用履歴情報である。
【0015】また,第4の特徴のコードレス電話装置
は,請求項7または8記載のコードレス電話装置におい
て,前記第2記憶手段が保持する使用履歴情報は,一定
時間または所定のサンプリング回数毎に,前のサンプリ
ング周期における使用履歴情報に所定の重み付けがなさ
れて積算される。
【0016】また,第5の特徴のコードレス電話装置
は,請求項7,8または9記載のコードレス電話装置に
おいて,前記選択チャンネル変更手段によるチャンネル
の変更は,一定時間または所定のサンプリング回数の
後,最初の通話終了時に行われるものである。
【0017】また,第6の特徴のコードレス電話装置
は,請求項6,7,8,9または10記載のコードレス
電話装置において,前記コードレス電話装置の前記親機
及び前記子機は,選択チャンネル変更手段により変更さ
れる前の前記第1記憶手段の内容を保持する第3記憶手
段を具備し,前記制御手段は,前記通話に先立って,前
記第1記憶手段及び前記第3記憶手段が保持するチャン
ネルを順次指定して,前記判定手段に判定を要求し,該
指定チャンネルが空きチャンネルであると判定された場
合に該指定チャンネルを選択するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下,本発明の通信方法,通信装
置及びコードレス電話装置の概要について,並びに,本
発明の通信方法,通信装置及びコードレス電話装置の一
実施例について,図面を参照して詳細に説明する。
【0019】〔本発明の通信方法,通信装置及びコード
レス電話装置の概要〕本発明の第1の特徴の通信方法及
び第1の特徴の通信装置,並びに第1の特徴のコードレ
ス電話装置では,各通信機において,第1記憶手段に当
該通信機に固有に与えられ通話に使用することが許され
ている複数のチャンネルの内の当該通信機が選択する所
定数のチャンネルが保持され,また第2記憶手段に複数
のチャンネル毎に他の通信機が使用したチャンネルの使
用履歴情報が保持されており,選択チャンネル変更手段
により,通話先の通信機の第2記憶手段が保持する使用
履歴情報及び自機の第2記憶手段が保持する使用履歴情
報に基づいて第1記憶手段における使用頻度の高いチャ
ンネルを使用頻度の低いチャンネルに変更し,複数の通
信機の内の任意の通信機間で通話を行う際には,制御手
段は,第1記憶手段が保持するチャンネルを順次指定し
て,判定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが空き
チャンネルであると判定された場合に該指定チャンネル
を選択し,該選択チャンネルを使用して通話を行うよう
にしている。尚,第1の特徴のコードレス電話装置は,
通信機を親機及び子機とした構成である。
【0020】このように,選択チャンネルの候補を,利
用状況を反映した所定数のチャンネルに限定して空きチ
ャンネルスキャンを行うので,効率よくチャンネル選択
することができ,通話に先立って行うチャンネル選択動
作及び空きチャンネル検出を効率的に行って,通話状態
に至るまでの時間を短縮することができ,結果として,
間欠受信動作などと相俟って消費電力の低減を図ること
ができる。また,自機のみならず通話先の通信機が保持
する使用履歴情報をも参照して選択チャンネル候補を限
定するので,使用履歴情報に通信システムにおける実際
の利用状況を確実に反映させることができ,チャンネル
の干渉を確実に抑制し得る通信方法,通信装置及びコー
ドレス電話装置を実現することができる。
【0021】また,第2の特徴の通信装置及び第2の特
徴のコードレス電話装置では,第2記憶手段が保持する
使用履歴情報を,一定時間のサンプリングにわたる使用
履歴情報とするのが望ましい。
【0022】また,第3の特徴の通信装置及び第3の特
徴のコードレス電話装置では,第2記憶手段が保持する
使用履歴情報を,所定のサンプリング回数にわたる使用
履歴情報とするのが望ましい。一定時間のサンプリング
を行う方法では,サンプリングの間に通話接続された場
合などに,通信機間(親機及び子機間)のサンプリング
回数に多少のズレが生じるが,サンプリング回数でサン
プリング周期を区切ることにより,このようなずれが生
じることなく,より正確な使用履歴情報の収集が可能と
なる。
【0023】また,第4の特徴の通信装置及び第4の特
徴のコードレス電話装置では,第2記憶手段が保持する
使用履歴情報を,一定時間または所定のサンプリング回
数毎に,前のサンプリング周期における使用履歴情報に
所定の重み付けして積算するのが望ましい。これによ
り,過去の全ての使用履歴情報が積算され,使用履歴情
報に実際の利用状況をより正確に反映させることができ
る。
【0024】また,第5の特徴のコードレス電話装置で
は,選択チャンネル変更手段による選択チャンネル候補
の変更を,一定時間または所定のサンプリング回数の
後,最初の通話終了時に行うようにするのが望ましい。
【0025】これにより,例えばビジネスユースなどの
環境で親機及び子機を備えたコードレス電話装置を使用
する場合でも,土日曜日,祝日等の休日を挟む時に,使
用履歴情報が全ての親機及び子機において均一化される
ことがなく,使用履歴情報に実際の利用状況を確実に反
映させ,使用履歴による優先順位に相当する選択チャン
ネル候補の動的更新を使用環境に関わらず的確に行うこ
とができ,チャンネルの干渉を確実に抑制できる。
【0026】また,第6の特徴のコードレス電話装置で
は,親機及び子機の第3記憶手段に,選択チャンネル変
更手段により変更される前の第1記憶手段の内容が保持
されており,通話に際して,制御手段は,第1記憶手段
及び第3記憶手段が保持するチャンネルを順次指定し
て,判定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが空き
チャンネルであると判定された場合に該指定チャンネル
を選択し,該選択チャンネルを使用して通話を行うよう
にしている。
【0027】これにより,親機及び子機間で選択チャン
ネル候補の食い違いや,第1記憶手段の選択チャンネル
による一方からの発呼に対して他方の着呼側からの応答
が無いなどの場合でも,選択チャンネル変更手段による
変更前の選択チャンネル候補を保持する第3記憶手段か
らチャンネル選択を行うので,上記不具合を抑制でき,
効率よくチャンネル選択できると共に,より確実に通話
状態に遷移させることができる。
【0028】〔実施例〕以下,本発明のコードレス電話
装置の一実施例について,図面を参照して詳細に説明す
る。
【0029】〔親機の構成〕図1は本発明の一実施例に
係るコードレス電話装置における親機の構成図である。
図1において,本実施例のコードレス電話装置の親機
は,アンテナ101,受信部102,送信部103,周
波数シンセサイザ104,周波数ディテクタ(FM_D
ET回路)105,スケルチ回路(特許請求の範囲にい
う判定手段)106,受信ミュート回路(RX_MUT
E回路)107,ハイブリッドIC108,回線インタ
フェース(TEL I/F)109,変調回路(MOD
回路)111,送信ミュート回路(TX_MUTE回
路)112及びCPU(特許請求の範囲にいう制御手段
及び選択チャンネル変更手段)121を備えて構成され
ている。
【0030】尚,図1中,PLL−DATAは,CPU
121から周波数シンセサイザ104に与えられる位相
同期ループ回路のデータであり,SQは,スケルチ回路
106で行われる受信信号のスケルチチェックの結果で
ある。また,当該親機は回線インタフェース109を介
して回線110と接続される。
【0031】〔子機の構成〕また図2は,本実施例のコ
ードレス電話装置における子機の構成図である。図2に
おいて,本実施例のコードレス電話装置の子機は,アン
テナ201,受信部202,送信部203,周波数シン
セサイザ1204,周波数ディテクタ(FM_DET回
路)205,スケルチ回路(特許請求の範囲にいう判定
手段)206,増幅器207,スピーカ208,変調回
路(MOD回路)211,マイク212,CPU(特許
請求の範囲にいう制御手段及び選択チャンネル変更手
段)221,キーボード222,受信部電源スイッチ
(RX SW)223,電解コンデンサ224(容量:
C1)及び抵抗225(抵抗値:R1)を備えて構成さ
れている。
【0032】尚,図2中,PLL−DATAは,CPU
221から周波数シンセサイザ204内の位相同期ルー
プ(PLL)回路に与えられる制御データであり,SQ
は,スケルチ回路206で行われる受信信号のスケルチ
チェックの結果である。また,RXBPWRは,受信部
電源スイッチ223に対する制御信号であり,受信部電
源スイッチ223からは,受信部202等の受信系統の
電源供給についてオン/オフ制御されたRX−VCCが
出力される。
【0033】更に,電解コンデンサ224及び抵抗22
5は,間欠受信,即ちスキャン動作における間欠動作を
制御する回路であって,ストップコントロール信号ST
PCNTを”H”レベルとした時に電解コンデンサ22
4が充電され,ストップコントロール信号STPCNT
をオープン電位とした時に時定数(C1×R1)で放電
されて,信号WAKE−UPが”H:アクティブ”レベ
ルにある時,時定数に基づく一定時間後に”L”レベル
となって,スリープモードに至る。
【0034】〔第1記憶手段,第2記憶手段及び第3記
憶手段の構成〕次に図3は,本実施例のコードレス電話
装置の親機及び子機間の接続におけるID毎の選択チャ
ンネル候補の対応を説明する説明図である。ここで,本
実施例のコードレス電話装置で通話に使用することが許
されているチャンネルは,1チャンネルから40チャン
ネルまでの計40個のチャンネルであり,親機及び子機
に割り当てられているIDコードの下位4ビットで選択
チャンネル候補のグループ分けを行っている。また,各
親機または子機に割り当てられる選択チャンネル候補は
3個であり,例えば,IDコードの下位4ビットが”0
000”の親機または子機には,選択チャンネル候補の
初期設定として”1,17及び33”の各チャンネルが
割り当てられている。
【0035】また本実施例の親機及び子機には,それぞ
れ親機のCPU121がアクセスする記憶手段(図示せ
ず)及び子機のCPU221がアクセスする記憶手段
(図示せず)が備えられており,例えばROM等で実現
されている。つまり,上記選択チャンネル候補は,この
記憶手段内の所定領域(特許請求の範囲にいう第1記憶
手段に相当する)に保持されている。
【0036】また,上記記憶手段内の他の所定領域(特
許請求の範囲にいう第2記憶手段に相当する)には,他
機が使用するチャンネルの使用履歴情報を保持するため
に,1チャンネルから40チャンネルまでの40個のチ
ャンネルに対応して,1バイトのソフトウェア・カウン
タが構成されている。後述する空きチャンネル検出にお
けるスケルチ回路106または206によるスケルチチ
ェックで,あるチャンネルが使用中である場合には,該
当するソフトウェア・カウンタをインクリメントする。
これにより,ソフトウェア・カウンタの内容である計数
値が使用履歴情報として蓄積されていくことになる。
【0037】この使用履歴情報は,一定時間または所定
回数のサンプリング回数で定まるサンプリング周期毎に
更新される。更新方法としては種々考えられるが,本実
施例では,前のサンプリング周期における使用履歴情報
に所定の重み付けをして積算する方法を採用している。
より具体的には,サンプリング周期毎の更新時に,前の
サンプリング周期の使用履歴情報(カウンタ計数値)の
半分を越える最小の整数値を残していく方法である。こ
れにより,過去の全ての使用履歴情報が積算されて,使
用履歴情報に実際の利用状況をより正確に反映させるこ
とができる。
【0038】更に,上記記憶手段内の他の所定領域(特
許請求の範囲にいう第3記憶手段に相当する)には,選
択チャンネル変更手段により変更される前の選択チャン
ネル候補が保持されている。
【0039】〔選択チャンネル変更手段及び制御手段の
基本的機能〕CPU121または221は,少なくとも
特許請求の範囲にいう選択チャンネル変更手段及び制御
手段の機能を実現するものである。即ち,選択チャンネ
ル変更手段としての機能は,ソフトウェア・カウンタが
保持する使用履歴情報に基づいて,選択チャンネル候補
における使用頻度の高いチャンネルを使用頻度の低いチ
ャンネルに変更するものである。尚,子機のCPU22
1における該選択チャンネル候補の変更は,親機側のソ
フトウェア・カウンタが保持する使用履歴情報及び自機
(子機)側のソフトウェア・カウンタが保持する使用履
歴情報に基づいて行われる。
【0040】また,制御手段としての機能は,通話に先
立って行う接続チャンネルサーチである。先ず,選択チ
ャンネル候補のチャンネルを順次指定,即ち周波数シン
セサイザ104または204に該指定チャンネルのPL
L−DATAを供給して,スケルチ回路106または2
06にスケルチチェックを行わせる。次に,該スケルチ
チェックの結果であるスケルチ信号SQを受け取り,指
定チャンネルが空きか使用中であるかを判定する。この
時,該指定チャンネルが空きチャンネルであると判定さ
れた場合に,この指定チャンネルを選択し,該選択チャ
ンネルを使用して通話を行うものである。
【0041】尚,通話に際して,第1記憶手段の現選択
チャンネル候補及び第3記憶手段の旧選択チャンネル候
補を順次指定して,スケルチ回路106又は206に判
定を要求し,該指定チャンネルが空きチャンネルである
と判定された場合に該指定チャンネルを選択し,該選択
チャンネルを使用して通話を行うようにしても良い。本
実施例では,この方法に準じた接続チャンネルサーチを
行っている。その詳細については後述する。
【0042】このように旧選択チャンネル候補を参照す
るのは,親機及び子機間で指定グループ番号が食い違っ
ていたり,また,該チャンネルで発呼しても着呼側から
の応答がない等の場合が発生することが想定され,この
ような場合に対処するためのものである。これにより,
効率よくチャンネル選択できると共に,より確実に通話
状態に遷移させることができる。
【0043】更に,CPU121または221は,後で
詳細に説明するように,使用履歴情報を蓄積していくた
めの空きチャンネル検出も行う。上記サンプリング周期
中に,1チャンネルから40チャンネルまでの40個の
チャンネルを順次指定して,該チャンネルが空きか使用
中であるかによりソフトウェア・カウンタに使用履歴情
報として蓄積していくものである。
【0044】上記のように子機のCPU121が選択チ
ャンネル候補の変更を行う場合,親機側のソフトウェア
・カウンタが保持する使用履歴情報をも参照している。
従って,親機側から子機側に親機側が保持している使用
履歴情報を転送する必要があるが,転送情報量を削減し
且つ均一にするため,またCPU121による取扱いを
簡易にするため,親機側のCPU121では,ソフトウ
ェア・カウンタの使用履歴情報に対してグループ分けに
よる評価を行っている。つまり,ソフトウェア・カウン
タの計数値に応じて,各チャンネルを以下の4つのグル
ープに分けて捕らえている。即ち, Aグループ:使用頻度が最も低いグループ (呼損率:
0.1[%]以下) Bグループ:使用頻度がかなり低いグループ(呼損率:
0.1〜1[%]) Cグループ:使用頻度が略低いグループ (呼損率:
1〜3[%]) Dグループ:使用頻度が高いグループ (呼損率:
3[%]以上) である。
【0045】また,上記各グループの呼損率を実現する
ためには,本実施例においては,選択チャンネル候補を
3つのチャンネルとしているので,各グループの使用率
は,それぞれ,次のようになる。 Aグループ:10[%]以下 Bグループ:10〜21.5[%] Cグループ:21.5〜31[%] Dグループ:31[%]以上
【0046】ここで,サンプリング周期を約3時間,或
いは150回のサンプリング回数とする。尚,後述のよ
うに,この2つの仮定は実際の設計において使用してい
る数値であり,ほぼ同等のサンプリング周期を意味して
いる。この仮定の場合,各グループとソフトウェア・カ
ウンタの1サンプリング周期で計数される値との関係
は,概ね以下のようになる。 Aグループ:0〜15 Bグループ:16〜31 Cグループ:32〜46 Dグループ:47以上
【0047】以上のような評価の下,親機側から子機側
に対して,親機側のチャンネル使用履歴情報を転送する
際には,図4に示すようなコマンドフォーマットによ
り,使用履歴情報を転送している。図4(a)は親機か
ら子機へのチャンネル使用履歴情報転送コマンドのフォ
ーマットを,図4(b)は図4(a)のフォーマットの
内,チャンネル情報部分のフォーマットをそれぞれ説明
する図である。尚,図4(b)中のA,B,C,Dは上
記各グループ名に該当する。
【0048】次に,親機のCPU121(選択チャンネ
ル変更手段)による,選択チャンネル候補のチャンネル
変更の方法について説明する。選択チャンネル候補の第
1,第2及び第3チャンネルについて,自機のソフトウ
ェア・カウンタが保持する使用履歴情報に基づき,使用
頻度の高いチャンネルグループにあると判断したときに
は,該チャンネルを使用頻度の低いチャンネルに変更す
る。この時,第1,第2及び第3チャンネルの3つ全て
のチャンネルを変更の対象としても良いし,一部のみを
変更の対象としても良い。
【0049】また,変更時の新しいチャンネルの選択方
法としては,変更すべきチャンネルから降順にチャンネ
ルサーチして,使用頻度の低い(Aグループの)チャン
ネルを選択する方法がある。例えば,図3において,I
Dコードの下位4ビットが”0111”の場合に,第2
チャンネル”24”を変更する時には,23→22→…
とソフトウェア・カウンタをサーチしていき,チャンネ
ル”16”が最初にAグループである場合には,第2チ
ャンネルを”24”から”16”に変更する。
【0050】また別の方法として,40個の各チャンネ
ル毎に所定のチャンネルを予め設定しておき,該設定チ
ャンネルから降順にチャンネルサーチを行って,新しい
チャンネルを選択する方法もある。
【0051】次に,子機のCPU221(選択チャンネ
ル変更手段)による,選択チャンネル候補のチャンネル
変更の方法について説明する。自機のソフトウェア・カ
ウンタが保持する使用履歴情報,並びに親機側から転送
されてきた親機側のチャンネル使用履歴情報に基づき,
選択チャンネル候補の第1,第2及び第3チャンネルに
ついて,使用頻度の高いチャンネルグループにあると判
断したときには,該チャンネルを使用頻度の低いチャン
ネルに変更する。ここで,変更時の新しいチャンネルの
選択方法を以下に述べる。
【0052】例えば,図4(b)のチャンネル情報部分
のフォーマットに従って,親機から次のような使用履歴
情報αが送信されてきたとし, α:00,01,10,11,…,01,00,11 また,子機側で保持している使用履歴情報βが,次のよ
うな情報であるとした場合,子機のCPU121は,選
択チャンネル候補の変更を以下のようにして行う。 β:00,00,01,00,…,11,00,00
【0053】先ず,使用履歴情報α及びβの加算を行っ
て,以下の情報を得る。 α+β=000,001,011,011,…,100,000,011 ここで,チャンネル更新の基本原則は,使用頻度の高い
変更すべきチャンネルを使用頻度の低いチャンネルに変
更するものであるから,この加算結果の値の最も低いチ
ャンネルを選択する。
【0054】尚,同一値のチャンネルが複数存在する場
合には,親機と子機の使用頻度グループの組み合わせに
おいて,より低い使用頻度グループの組み合わせとなっ
ているチャンネルを選択する。例えば,加算結果”01
0”のチャンネルを選択することとなり,A(00)+
C(10)=010の第1チャンネルと,B(01)+
B(01)=010の第2チャンネルとが存在する場合
には,第2チャンネルが選択されることになる。また,
もし変更すべきチャンネルより低い加算結果値を持つチ
ャンネルが無ければ,選択チャンネル候補の変更は行わ
ない。
【0055】〔接続チャンネルサーチ及び空きチャンネ
ル検出動作〕次に,図5及び図6に示すタイミングチャ
ートを参照して,子機及び親機における接続チャンネル
サーチ及び空きチャンネル検出の動作を説明する。
【0056】図5は子機の接続チャンネルサーチ及び空
きチャンネル検出動作を説明するタイミングチャートで
ある。子機においては,通常の使用時には間欠受信を行
って,子機が具備する2次電池の電力消費の低減化を図
っている。このため,2次電池のオフチャージ中とチャ
ージ中とでは間欠受信動作の有/無の差異があり,空き
チャンネル検出動作も異なる手順で行われることとな
る。
【0057】図5(a)はチャージ中の接続チャンネル
サーチ及び空きチャンネル検出動作のタイミングチャー
トである。先ず,制御信号RXBPWRがアクティブレ
ベルとなって,受信系統への電源供給がなされる。次
に,接続チャンネルサーチを行う。つまり,選択チャン
ネル候補の第1,第2及び第3チャンネルa,b及びc
について,周波数シンセサイザ204に該チャンネルの
PLL−DATAを供給して,スケルチ回路206にス
ケルチチェックを行わせ,スケルチ信号SQからチャン
ネルが空きか使用中であるかを判定する。この時,該チ
ャンネルが空きチャンネルであると判定された場合に,
このチャンネルを選択して通話接続状態に至る。
【0058】空きチャンネル検出は,この接続チャンネ
ルサーチの合間を使って行われている。つまり,接続チ
ャンネルサーチの第1回目と第2回目の間で1チャンネ
ルの空きチャンネル検出を行い,第2回目と第3回目の
間で2チャンネルの空きチャンネル検出を行うという具
合に,1チャンネルから40チャンネルまでについて順
次空きチャンネル検出を行うという方法である。
【0059】図5(b)はオフチャージ中の接続チャン
ネルサーチ及び空きチャンネル検出動作のタイミングチ
ャートである。先ず,信号WAKE−UPがアクティブ
レベルの間,制御信号RXBPWRがアクティブレベル
となって,受信系統への電源供給がなされる。つまり,
信号WAKE−UPがアクティブレベルの間だけ受信が
行い,期間Toffには受信が行わない,という間欠受
信が行われている。
【0060】1回の受信動作期間においては,先ず,選
択チャンネル候補の第1,第2及び第3チャンネルa,
b及びcについて接続チャンネルサーチを行い,その後
の残り時間で1チャンネルから40チャンネルまでの
内,1つのチャンネルについて空きチャンネル検出を行
う。つまり,第1回目の接続チャンネルサーチの後で1
チャンネルの空きチャンネル検出を行い,第2回目の後
で2チャンネルの空きチャンネル検出を行うという具合
に,1チャンネルから40チャンネルまでについて順次
空きチャンネル検出を行うという方法である。
【0061】次に,親機における接続チャンネルサーチ
及び空きチャンネル検出動作を説明する。図6(a)は
子機がオフチャージ中の時の親機における動作を説明す
るタイミングチャートである。
【0062】制御信号RXBPWRがアクティブレベル
で受信系統への電源供給がなされている時,先ず,接続
チャンネルサーチを行う。つまり,選択チャンネル候補
の第1,第2及び第3チャンネルa,b及びcについ
て,周波数シンセサイザ104に該チャンネルのPLL
−DATAを供給して,スケルチ回路106にスケルチ
チェックを行わせ,スケルチ信号SQからチャンネルが
空きか使用中であるかを判定する。この時,該チャンネ
ルが空きチャンネルであると判定された場合に,このチ
ャンネルを選択して通話接続状態に至る。
【0063】次に,第3記憶手段に保持されている旧選
択チャンネル候補の第1,第2及び第3チャンネル
a’,b’及びc’の内1つのチャンネルについて,接
続チャンネルサーチを行う。つまり,現選択チャンネル
候補による第1回目の接続チャンネルサーチの後でチャ
ンネル”a’”について,第2回目の後でチャンネル”
b’”について,という具合に順次サイクリックに接続
チャンネルサーチを行っていき,該チャンネルが空きチ
ャンネルであると判定された場合には,このチャンネル
を選択して通話接続状態に遷移する。
【0064】空きチャンネル検出は,このような現選択
チャンネル候補及び旧選択チャンネル候補による接続チ
ャンネルサーチの合間を使って行われている。つまり,
現選択チャンネル候補及び旧選択チャンネル候補による
接続チャンネルサーチの第1回目と第2回目の間で1チ
ャンネルの空きチャンネル検出を行い,第2回目と第3
回目の間で2チャンネルの空きチャンネル検出を行うと
いう具合に,1チャンネルから40チャンネルまでにつ
いて順次空きチャンネル検出を行うという方法である。
【0065】図6(b)は子機がチャージ中の時の親機
における空きチャンネル検出動作のタイミングチャート
である。子機がチャージ中の場合には,子機からの発呼
は無いため,接続チャンネルサーチは行われない。つま
り,1チャンネルから40チャンネルまでについて順次
空きチャンネル検出を行うのみである。
【0066】次に,空きチャンネル検出を行うサンプリ
ング周期について説明する。上記のような親機及び子機
を備えたコードレス電話装置を構成する場合に,親機及
び子機が保持する使用履歴情報を,より実際の使用状況
を反映したものにすることが重要である。そのために
は,子機がチャージ中またはオフチャージ中の時の親機
及び子機のそれぞれの場合において,1サンプリング周
期が同一時間または同一サンプリング回数となるように
設定する必要がある。
【0067】子機がチャージ中またはオフチャージ中の
時の親機及び子機それぞれの動作(4個の場合)におい
て,1チャンネルから40チャンネルまでの40個のチ
ャンネルについて空きチャンネル検出を行うために最も
時間を要するのは,間欠受信を行っている時,即ち子機
がオフチャージ中の時の子機の動作であり,そのタイミ
ングチャートは図8(a)に示す如くなる。この時,サ
ンプリング周期はTaであり,該サンプリング周期の経
過の後に,ソフトウェア・カウンタの計数値が更新(空
きチャンネルマップが作成)される。
【0068】次に,子機がチャージ中の時の子機におけ
る接続チャンネルサーチ及び空きチャンネル検出の動作
では,図5(a)で説明した動作により40個のチャン
ネルの空きチャンネル検出に要する時間Tb1はサンプ
リング周期Taよりも短く,サンプリング周期Taの
内,Ta−Tb1=Tb2の時間については,接続チャ
ンネルサーチを行うこととしている。つまり,図5
(a)に示す接続チャンネルサーチ及び空きチャンネル
検出の動作をTb1だけ行い,次に図7(a)に示す接
続チャンネルサーチの動作をTb2だけ行って,図8
(b)に示すタイミングチャートでサンプリング周期T
aを実現する。尚この場合,時間Tb1の経過の後に,
ソフトウェア・カウンタの計数値が更新(空きチャンネ
ルマップが作成)される。
【0069】次に,子機がオフチャージ中の時の親機に
おける接続チャンネルサーチ及び空きチャンネル検出の
動作では,図6(a)で説明した動作により40個のチ
ャンネルの空きチャンネル検出に要する時間Tc1はサ
ンプリング周期Taよりも短く,サンプリング周期Ta
の内,Ta−Tc1=Tc2の時間については,現選択
チャンネル候補及び旧選択チャンネル候補による接続チ
ャンネルサーチを行うこととしている。つまり,図6
(a)に示す接続チャンネルサーチ及び空きチャンネル
検出の動作をTc1だけ行い,次に図7(b)に示す接
続チャンネルサーチの動作をTc2だけ行って,図9
(a)に示すタイミングチャートでサンプリング周期T
aを実現する。尚この場合,時間Tc1の経過の後に,
ソフトウェア・カウンタの計数値が更新(空きチャンネ
ルマップが作成)される。
【0070】更に,子機がチャージ中の時の親機におけ
る空きチャンネル検出の動作では,図6(b)で説明し
た動作により40個のチャンネルの空きチャンネル検出
に要する時間Td1は明らかにサンプリング周期Taよ
りも短く,サンプリング周期Taの内,Ta−Td1=
Td2の時間については,何も行わないこととしてい
る。つまり,図6(b)に示す空きチャンネル検出の動
作をTd1だけ行い,その後の期間Td2については何
も行わないこととして,図9(b)に示すタイミングチ
ャートでサンプリング周期Taを実現する。尚この場
合,時間Td1の経過の後に,ソフトウェア・カウンタ
の計数値が更新(空きチャンネルマップが作成)され
る。
【0071】〔子機及び親機間の接続動作の手順〕次
に,子機及び親機間の接続動作の手順についての説明を
行う。尚,親機が発呼側となるのはベル着信による通話
接続,アンサー接続等の場合であり,子機が発呼側とな
るのはトークキー入力による通話接続,リモート接続等
の場合である。
【0072】親機が発呼側となる時には現選択チャンネ
ル候補及び旧選択チャンネル候補について,また子機が
発呼側となる時には選択チャンネル候補について,それ
ぞれチャンネルの使用の可否を前述の接続チャンネルサ
ーチ動作によって確認する。発呼側からは,空きが確認
されたチャンネルを送信チャンネルとして使用してコー
ド送信を行い,着呼側からACKコードが帰ってくれば
該チャンネルを引き続き用いて通話接続の状態に至る。
また,着呼側からACKコードが帰ってこなければ,発
呼側の送信チャンネルがビジー(BUSY)状態である
と判断して,他の空きチャンネルを送信チャンネルとし
てコード送信を繰り返し行う。
【0073】図10は,子機側でトークキー入力があっ
てから通話接続状態に至るまでの,子機及び親機におけ
る処理を示すフローチャートである。先ず,子機が待ち
受け状態(ステップS1001)にある時に,トークキ
ー入力のイベントE1021があると,ステップS10
02の判断を介してステップS1004に進む。また,
ステップS1002の判断において,待ち受け状態はキ
ー入力等のイベントが発生するまで継続される。
【0074】次に,ステップS1004では,先に説明
した子機側の接続チャンネルサーチ動作が行われる。即
ち,子機の第1記憶手段に保持されている選択チャンネ
ル候補に基づき,第1,第2及び第3チャンネルについ
て,空きか否かの判定がスケルチ回路206によりなさ
れる。またステップS1005では,空きと判定された
チャンネルを送信チャンネルとして使用して,順次,親
機に対して発信要求コードが送信される(イベントE1
022)。
【0075】親機側では,親機が待ち受け状態(ステッ
プS1011)にある時に,発信要求コードの送信イベ
ントE1022があると,ステップS1012の判断を
介してステップS1014に進むこととなる。また,ス
テップS1012の判断において,待ち受け状態はコー
ド受信等のイベントが発生するまで継続される。
【0076】ステップS1014では,子機からの発信
要求コードの送信イベントE1022を受け付けた旨を
示す,発信要求ACKコードを子機に対して送信する
(イベントE1023)。尚,子機からの発信要求コー
ドの送信イベントE1022が電波伝搬における不具合
等で親機に届かなかった場合や,送信イベントE102
2を受け付ける直前にベル着信等があった場合には,発
信要求ACKコードの送信イベントE1023は起こら
ない。
【0077】子機側で,親機からの発信要求ACKコー
ドの送信イベントE1023を受け付けると,ステップ
S1006を介して通話接続状態(ステップS100
8)に遷移する。また親機側でも,ステップS1015
で回線接続され,ステップS1008の通話接続状態に
至る。
【0078】次に図11は,通話接続状態にある時にチ
ャンネル変更を行う手順を示すフローチャートである。
尚,ここでは通話中のチャンネル変更について以下説明
するが,チャンネル変更は通話中の他に,リモート接続
(子機から親機の留守電機能を制御)中やコールスクリ
ーン(着信時の自動応答)接続中においても行うことが
できる。
【0079】先ず,通話接続状態(ステップS100
8)にある時に,子機のキーボード222に具備されて
いるチャンネル変更キーが入力されると(イベントE1
121),ステップS1101では,前述した選択チャ
ンネル変更手段によるチャンネル変更と同様の手順で変
更先のチャンネルが選定され,ステップS1102で,
チャンネル変更要求コードが親機に対して送信される
(イベントE1122)。
【0080】親機側では,チャンネル変更要求コードの
送信イベントE1122を受け付けると,ステップS1
111において,子機に対してチャンネル変更要求AC
Kコードが送信される(イベントE1123)。
【0081】次に子機側では,親機からのチャンネル変
更要求ACKコードの送信イベントE1123を受け付
けると,ステップS1103において,該変更先チャン
ネルについてスキャンして空きか使用中かを確認する。
また,親機側においても,ステップS1112で該変更
先チャンネルのスキャンを行い,更にステップS111
3で該変更先チャンネルのスキャン結果情報を子機に対
して送信する(イベントE1124)。
【0082】次に子機側では,親機からの変更先チャン
ネル情報の送信イベントE1124を受け付けると,ス
テップS1104において,親機に対して該変更チャン
ネルを指定して送信する(イベントE1125)。親機
側では,該送信イベントE1125を受け付けると,ス
テップS1114において,子機に対して変更チャンネ
ル指定ACKコードが送信される(イベントE112
6)。
【0083】次に子機側では,親機からの変更チャンネ
ル指定ACKコードの送信イベントE1126を受け付
けると,ステップS1105において,実行コードを親
機に対して送信する(イベントE1127)。該実行コ
ードの送信イベントE1127を親機が受け付けること
により,ステップS1115で接続チャンネルが変更さ
れ,また子機側でもステップS1106で接続チャンネ
ルが変更され,ステップS1107の通話接続状態に戻
る。
【0084】次に図12及び図13は,ダイヤルコード
の送受信動作,並びに,通話接続状態にある時に回線切
断を行う手順を示すフローチャートである。
【0085】図12において,ダイヤルコードの送受信
動作は次のようにして行われる。先ず,子機及び親機が
通話接続状態(ステップS1107)にある時に,子機
側においてダイヤルキー入力のイベントE1221があ
ると,ステップS1201では,親機に対してダイヤル
コードが送信される(イベントE1222)。
【0086】親機側では,ダイヤルコードの送信イベン
トE1222を受け付けると,ステップS1211にお
いて,子機に対してダイヤルACKコードが送信され
(イベントE1223),親機は該ダイヤルによる回線
110との接続を試み,回線接続されると通話接続状態
(ステップS1202)に戻る。また,子機側において
も,親機からのダイヤルACKコードの送信イベントE
1223を受け付けると,通話接続状態(ステップS1
202)に戻る。
【0087】また,通話接続状態にある時の回線切断は
次のようにして行われる。先ず,子機及び親機が通話接
続状態(ステップS1202)にある時に,子機側にお
いてトークキー入力のイベントE1224があると,ス
テップS1203では,切断要求コードが親機に対して
送信される(イベントE1225)。
【0088】親機側では,切断要求コードの送信イベン
トE1225を受け付けると,ステップS1213にお
いて回線110を切断し,ステップS1214におい
て,子機に対して切断コードが送信され(イベントE1
226),親機は待ち受け状態(ステップS1215)
に戻る。また,子機側においても,親機からの切断コー
ドの送信イベントE1226を受け付けると,待ち受け
状態(ステップS1204)に戻る。
【0089】更に,空きチャンネル検出についての(一
定時間または所定サンプリング回数の)1サンプリング
周期が経過した後であって,最初の通話終了時の動作,
即ち通話接続状態にある時の回線切断は,親機側及び子
機側において選択チャンネル候補の変更を行うため,図
13に示すフローチャートに基づいて行われる。
【0090】先ず,子機及び親機が通話接続状態(ステ
ップS1107)にある時に,子機側においてトークキ
ー入力のイベントE1321があると,ステップS13
01では,切断要求コードが親機に対して送信される
(イベントE1311)。
【0091】親機側では,切断要求コードの送信イベン
トE1322を受け付けると,ステップS1311にお
いて回線110を切断し,ステップS1312におい
て,親機側の空きチャンネル情報(使用履歴情報)が子
機に対して送信される(イベントE1323)。
【0092】子機側では,自機のチャンネルの使用履歴
情報及び親機からの使用履歴情報に基づいて,前述の変
更方法により選択チャンネル候補のチャンネルを変更
し,ステップS1302において,新選択チャンネル候
補を親機に対して送信する(イベントE1324)。
【0093】親機側では,子機からイベントE1324
で送信された新選択チャンネル候補に基づいて,自機の
新選択チャンネル候補を決定する(イベントE132
5)。またステップS1313では,新選択チャンネル
候補を決定した旨のACKコードを子機に対して5
[秒]間連続して送信する(イベントE1326)。ま
た子機側においても,親機からのACKコードの送信イ
ベントE1326を受け付けると,新選択チャンネル候
補を確定する(イベントE1327)。
【0094】また子機側では,ステップS1303にお
いて,親機に対して実行コードが送信され(イベントE
1328),親機はACKコードの送信を中止して(イ
ベントE1329),待ち受け状態(ステップS131
4)に戻る。また子機側においても,実行コード送信後
に待ち受け状態(ステップS1304)に戻る。
【0095】次に図14は,親機側でベル着信があって
から通話接続状態に至るまでの,子機及び親機における
処理を示すフローチャートである。先ず,親機が待ち受
け状態(ステップS1411)にある時に,ベル着信の
イベントE1421があると,ステップS1412に進
んで,先に説明した親機における接続チャンネルサーチ
の動作が行われる。即ち,親機の第1記憶手段に保持さ
れている選択チャンネル候補のチャンネルについて,空
きか否かの判定がスケルチ回路106によりなされる。
【0096】またステップS1413では,空きと判定
されたチャンネルを送信チャンネルとして使用して,順
次,親機に対してベルコードが送信される(イベントE
1422)。
【0097】子機側では,子機が待ち受け状態(ステッ
プS1401)にある時に,ベルコードの送信イベント
E1422があると,ステップS1402の判断を介し
てステップS1404に進むこととなる。また,ステッ
プS1402の判断において,待ち受け状態はコード受
信等のイベントが発生するまで継続される。
【0098】ステップS1404では,親機からのベル
コードの送信イベントE1422を受け付けた旨を示
す,ベルACKコードを親機に対して送信する(イベン
トE1423)。尚,親機からのベルコードの送信イベ
ントE1422が電波伝搬における不具合等で親機に届
かなかった場合等には,ベルACKコードの送信イベン
トE1423は起こらない。
【0099】親機側で,子機からのベルACKコードの
送信イベントE1423を受け付けると,ステップS1
414において,ベル信号についてタイムアウトか否か
の終了判断がなされる。ステップS1414において,
終了していない場合にはステップS1413に戻って再
びベルコードの送信がなされ,終了している場合には待
ち受け状態に戻る(ステップS1415)。
【0100】一方,子機側では,ベルACKコードの送
信後,ステップS1405で,子機のベルスピーカから
着信音が鳴らされる。ユーザは該子機の着信音に促され
てトークキーを押下する(イベントE1424)。
【0101】次に,ステップS1406ではキー入力の
有無について判断し,トークキー入力のイベントE14
25がある場合には図10のステップS1005に進
む。またキー入力がない場合には,ステップS1407
に進んで,着信状態のタイムアウトの判断を行う。タイ
ムアウトに至っていない場合にはステップS1402の
判断に戻り,タイムアウトになった場合には待ち受け状
態(ステップS1408)に戻る。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の第1の特
徴の通信方法及び第1の特徴の通信装置,並びに第1の
特徴のコードレス電話装置によれば,各通信機におい
て,選択チャンネル変更手段により,通話先の通信機の
第2記憶手段が保持する使用履歴情報及び自機の第2記
憶手段が保持する使用履歴情報に基づいて第1記憶手段
における使用頻度の高いチャンネルを使用頻度の低いチ
ャンネルに変更し,複数の通信機の内の任意の通信機間
で通話を行う際には,制御手段は,第1記憶手段が保持
するチャンネルを順次指定して,判定手段に判定を要求
し,該指定チャンネルが空きチャンネルであると判定さ
れた場合に該指定チャンネルを選択し,該選択チャンネ
ルを使用して通話を行うこととし,選択チャンネルの候
補を,利用状況を反映した所定数のチャンネルに限定し
て空きチャンネルスキャンを行うので,効率よくチャン
ネル選択することができ,通話に先立って行うチャンネ
ル選択動作及び空きチャンネル検出を効率的に行って,
通話状態に至るまでの時間を短縮することができ,結果
として,間欠受信動作などと相俟って消費電力の低減を
図ることができ,更に,自機のみならず通話先の通信機
が保持する使用履歴情報をも参照して選択チャンネル候
補を限定するので,使用履歴情報に通信システムにおけ
る実際の利用状況を確実に反映させることができ,チャ
ンネルの干渉を確実に抑制し得る通信方法,通信装置及
びコードレス電話装置を提供することができる。
【0103】また,第2の特徴の通信装置及び第2の特
徴のコードレス電話装置によれば,第2記憶手段が保持
する使用履歴情報を,一定時間のサンプリングにわたる
使用履歴情報としたので,実際の利用状況をより正確に
チャンネルの使用履歴情報に反映させることができる。
【0104】また,第3の特徴の通信装置及び第3の特
徴のコードレス電話装置によれば,第2記憶手段が保持
する使用履歴情報を,所定のサンプリング回数にわたる
使用履歴情報としたので,通信機間(親機及び子機間)
のサンプリング回数にズレを生じることなく,より正確
な使用履歴情報の収集が可能となる。
【0105】また,第4の特徴の通信装置及び第4の特
徴のコードレス電話装置によれば,第2記憶手段が保持
する使用履歴情報を,一定時間または所定のサンプリン
グ回数毎に,前のサンプリング周期における使用履歴情
報に所定の重み付けして積算することとしたので,過去
の全ての使用履歴情報が積算され,使用履歴情報に実際
の利用状況をより正確に反映させることができる。
【0106】また,第5の特徴のコードレス電話装置に
よれば,選択チャンネル変更手段による選択チャンネル
候補の変更を,一定時間または所定のサンプリング回数
の後,最初の通話終了時に行うこととしたので,例えば
ビジネスユースなどの環境で親機及び子機を備えたコー
ドレス電話装置を使用する場合でも,土日曜日,祝日等
の休日を挟む時に,使用履歴情報が全ての親機及び子機
において均一化されることがなく,使用履歴情報に実際
の利用状況を確実に反映させ,使用履歴による優先順位
に相当する選択チャンネル候補の動的更新を使用環境に
関わらず的確に行うことができ,チャンネルの干渉を確
実に抑制できる。
【0107】また,第6の特徴のコードレス電話装置に
よれば,通話に際して,制御手段は,第1記憶手段及び
第3記憶手段が保持するチャンネルを順次指定して,判
定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが空きチャン
ネルであると判定された場合に該指定チャンネルを選択
し,該選択チャンネルを使用して通話を行うこととした
ので,親機及び子機間で選択チャンネル候補の食い違い
や,第1記憶手段の選択チャンネルによる一方からの発
呼に対して他方の着呼側からの応答が無いなどの場合で
も,選択チャンネル変更手段による変更前の選択チャン
ネル候補を保持する第3記憶手段からチャンネル選択を
行うので,上記不具合を抑制でき,効率よくチャンネル
選択できると共に,より確実に通話状態に遷移させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコードレス電話装置に
おける親機の構成図である。
【図2】実施例のコードレス電話装置における子機の構
成図である。
【図3】実施例のコードレス電話装置の親機及び子機間
の接続において,ID毎の選択チャンネル候補(初期設
定)の説明図である。
【図4】親機から子機へのチャンネル情報転送コマンド
のフォーマット説明図である。
【図5】子機の接続チャンネルサーチと空きチャンネル
検出動作を説明するタイミングチャートであり,図5
(a)はチャージ中,図5(b)はオフチャージ中であ
る。
【図6】図6(a)はオフチャージ中の親機の接続チャ
ンネルサーチと空きチャンネル検出動作を説明するタイ
ミングチャートであり,図6(b)はチャージ中の親機
の空きチャンネル検出動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図7】図7(a)はチャージ中の子機の接続チャンネ
ルサーチ動作を説明するタイミングチャートであり,図
7(b)はオフチャージ中の親機の接続チャンネルサー
チ動作を説明するタイミングチャートである。
【図8】子機の接続チャンネルサーチ動作と空きチャン
ネル検出動作を説明するタイミングチャートであり,図
8(a)はオフチャージ中,図8(b)はチャージ中で
ある。
【図9】図9(a)はオフチャージ中の親機の接続チャ
ンネルサーチと空きチャンネル検出動作を説明するタイ
ミングチャートであり,図9(b)はチャージ中の親機
の空きチャンネル検出動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図10】子機側でトークキー入力があってから通話接
続状態に至るまでの,子機及び親機における処理を説明
するフローチャートである。
【図11】通話接続状態にある時にチャンネル変更を行
う手順を説明するフローチャートである。
【図12】ダイヤルコードの送受信動作,並びに,通話
接続状態にある時に回線切断を行う手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】通話接続状態から回線切断及び選択チャンネ
ル候補の更新を行う手順を説明するフローチャートであ
る。
【図14】親機側でベル着信があってから通話接続状態
に至るまでの,子機及び親機における処理を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101,201 アンテナ 102,202 受信部 103,203 送信部 104,204 周波数シンセサイザ 105,205 周波数ディテクタ(FM_DET回
路) 106,206 スケルチ回路(判定手段) 107 受信ミュート回路(RX_MUTE回路) 108 ハイブリッドIC 109 回線インタフェース(TEL I/F) 110 回線 111,211 変調回路(MOD回路) 112 送信ミュート回路(TX_MUTE回路) 121,221 CPU(制御手段及び選択チャンネル
変更手段) PLL−DATA 位相同期ループ回路のデータ SQ スケルチチェック結果 207 増幅器 208 スピーカ 212 マイク 222 キーボード 223 受信部電源スイッチ(RX SW) 224 電解コンデンサ(容量:C1) 225 抵抗(抵抗値:R1) RXBPWR 受信部電源スイッチ223に対する制御
信号 STPCNT ストップコントロール信号 WAKE−UP ウェイクアップ信号
フロントページの続き (72)発明者 引馬 英雄 東京都中央区八丁堀二丁目10番9号 ユニ デン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信機を有し,前記複数の通信機
    の内の任意の通信機間で,通話に使用することが許され
    ている複数のチャンネルから1つのチャンネルを選択
    し,前記選択チャンネルを使用して通話を行う通信装置
    において,前記各通信機に対して,固有に前記複数のチ
    ャンネルの内の当該通信機が選択する所定数のチャンネ
    ルが割り当てられ,前記各通信機は,他の通信機が使用
    した前記複数のチャンネル毎の使用履歴情報,並びに,
    通話先の通信機が使用した前記複数のチャンネル毎の使
    用履歴情報に基づいて,自機に割り当てられたチャンネ
    ルの内,使用頻度の高いチャンネルを使用頻度の低いチ
    ャンネルに変更し,前記通話に先立って,前記割り当て
    られたチャンネルを順次指定して,該指定チャンネルが
    空きチャンネルであると判定された場合に該指定チャン
    ネルを選択することを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 複数の通信機を有し,前記複数の通信機
    の内の任意の通信機間で,通話に使用することが許され
    ている複数のチャンネルから1つのチャンネルを選択
    し,前記選択チャンネルを使用して通話を行う通信装置
    において,前記各通信機は, 当該通信機に固有に与えられ,前記複数のチャンネルの
    内の当該通信機が選択する所定数のチャンネルを保持す
    る第1記憶手段と,前記複数のチャンネル毎に他の通信
    機が使用したチャンネルの使用履歴情報を保持する第2
    記憶手段と,指定されたチャンネルが空きチャンネルで
    あるか否かを判定する判定手段と,通話先の通信機の前
    記第2記憶手段が保持する使用履歴情報及び自機の前記
    第2記憶手段が保持する使用履歴情報に基づいて,自機
    の前記第1記憶手段における使用頻度の高いチャンネル
    を使用頻度の低いチャンネルに変更する選択チャンネル
    変更手段と,前記通話に先立って,前記第1記憶手段が
    保持するチャンネルを順次指定して,前記判定手段に判
    定を要求し,該指定チャンネルが空きチャンネルである
    と判定された場合に該指定チャンネルを選択する制御手
    段と,を有することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第2記憶手段が保持する使用履歴情
    報は,一定時間のサンプリングにわたる使用履歴情報で
    あることを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第2記憶手段が保持する使用履歴情
    報は,所定のサンプリング回数にわたる使用履歴情報で
    あることを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記第2記憶手段が保持する使用履歴情
    報は,一定時間または所定のサンプリング回数毎に,前
    のサンプリング周期における使用履歴情報に所定の重み
    付けがなされて積算されることを特徴とする請求項3ま
    たは4記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 親機と,子機とを有し,前記親機及び前
    記子機間で通話に使用することが許されている複数のチ
    ャンネルから1つのチャンネルを選択し,前記選択チャ
    ンネルを使用して通話を行うコードレス電話装置におい
    て,前記親機及び前記子機は,当該自機に固有に与えら
    れ,前記複数のチャンネルの内の当該自機が選択する所
    定数のチャンネルを保持する第1記憶手段と,前記複数
    のチャンネル毎に他機が使用したチャンネルの使用履歴
    情報を保持する第2記憶手段と,指定されたチャンネル
    が空きチャンネルであるか否かを判定する判定手段と,
    通話先の前記子機または親機の前記第2記憶手段が保持
    する使用履歴情報及び自機の前記第2記憶手段が保持す
    る使用履歴情報に基づいて,自機の前記第1記憶手段に
    おける使用頻度の高いチャンネルを使用頻度の低いチャ
    ンネルに変更する選択チャンネル変更手段と,前記通話
    に先立って,前記第1記憶手段が保持するチャンネルを
    順次指定して,前記判定手段に判定を要求し,該指定チ
    ャンネルが空きチャンネルであると判定された場合に該
    指定チャンネルを選択する制御手段と,を有することを
    特徴とするコードレス電話装置。
  7. 【請求項7】 前記第2記憶手段が保持する使用履歴情
    報は,一定時間のサンプリングにわたる使用履歴情報で
    あることを特徴とする請求項6記載のコードレス電話装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第2記憶手段が保持する使用履歴情
    報は,所定のサンプリング回数にわたる使用履歴情報で
    あることを特徴とする請求項6記載のコードレス電話装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第2記憶手段が保持する使用履歴情
    報は,一定時間または所定のサンプリング回数毎に,前
    のサンプリング周期における使用履歴情報に所定の重み
    付けがなされて積算されることを特徴とする請求項7ま
    たは8記載のコードレス電話装置。
  10. 【請求項10】 前記選択チャンネル変更手段によるチ
    ャンネルの変更は,一定時間または所定のサンプリング
    回数の後,最初の通話終了時に行われることを特徴とす
    る請求項7,8または9記載のコードレス電話装置。
  11. 【請求項11】 前記コードレス電話装置の前記親機及
    び前記子機は,選択チャンネル変更手段により変更され
    る前の前記第1記憶手段の内容を保持する第3記憶手段
    を有し,前記制御手段は,前記通話に先立って,前記第
    1記憶手段及び前記第3記憶手段が保持するチャンネル
    を順次指定して,前記判定手段に判定を要求し,該指定
    チャンネルが空きチャンネルであると判定された場合に
    該指定チャンネルを選択することを特徴とする請求項
    6,7,8,9または10記載のコードレス電話装置。
JP7279028A 1995-10-26 1995-10-26 通信方法,通信装置及びコードレス電話装置 Withdrawn JPH09130853A (ja)

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US08/605,811 US5930720A (en) 1995-10-26 1996-02-22 Communication method, communication apparatus, and cordless telephone apparatus
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