JP4391911B2 - 無線周波数割当装置、無線通信システムおよび無線周波数割当方法 - Google Patents

無線周波数割当装置、無線通信システムおよび無線周波数割当方法 Download PDF

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Description

本発明は、仮想キャリアセンスを行う自律分散型非同期ディジタル無線伝送を行う無線通信システムにおいて、無線チャネル割り当てを制御するための無線周波数割当装置、無線通信システムおよび無線周波数割当方法に関する。
自律分散制御を前提とした非同期ディジタル無線伝送方式では、無線信号が互いに到達する無線局間で無線伝送帯域の割当のために何らかの信号を送受信する必要がある。
仮想キャリアセンスを用いる方式とは、送受信を行う無線局同士で、「送信要求信号」と「準備完了信号」とを交換することにより、互いに通信を確立する。また、これらの信号を受信した他の無線局は、受信したこれらの信号に含まれる「送信禁止期間」に基づき、「送信要求信号」の送信を延期する。
尚、上述した従来技術のうち仮想キャリアセンスは、出願人が出願時点で知る限りにおいて文献公知ではない。
また、出願人は出願時点までに本発明に関連する先行技術文献を発見することができなかった。よって、先行技術文献情報を開示していない。
しかしながら、上述した背景技術には以下の問題がある。
上述したような無線局同士が直接通信するのではなく、各無線局の間に位置し、同様の動作を行う無線局が中継動作を行うことにより通信を確立するマルチホップ伝送を行った場合、伝送スループットが大幅に低下する問題がある。
例えば、図1に示すように、無線局13が無線局14と「送信要求信号」と「準備完了信号」とを交換し、通信を確立する場合に、これらの信号を受信した無線局12が「送信禁止状態」に入ったとする。この場合、図2に示すように、無線局11が無線局12に「送信要求信号」を送信しても、無線局12は「送信禁止状態」に入っているため、準備完了信号を無線局11に返送しない。このため、無線局11は「送信要求信号」を再送する。
無線局11が所定回数の「送信要求信号」の再送を行う間、無線局12の「送信禁止状態」が続いた場合、無線局11は送信不能として、送信を予定していたデータを破棄する。このデータの破棄により、伝送スループットが大幅に低下する場合がある。
また例えば、IEEE802.11により構成されるメッシュネットワークでは、通信を行おうとする無線局の位置関係によっては、さらし端末問題が発生する問題がある。
この場合、IEEE802.11で規定された動作に基づき再送が繰り返される。しかし、再送の繰返しが行われても通信が成立しない場合、パケット損失扱いとなるため、通信品質の低下に結びつく。例えば、図3(a)に示すように、無線局11と無線局12、および無線局13と無線局14とが同様の周波数fにより通信を行う場合について説明する。各無線局からの信号が最も隣接する無線局までしか到来しない場合、無線局13と無線局14との通信中は、無線局11からの通信、例えば無線局11と無線局12との通信の品質が著しく低下する。
また、使用できる無線チャネルが複数存在する場合には、さらし端末問題が発生する無線局同士で異なる周波数を用いることにより、この問題を回避することができる。例えば、図3(b)に示すように、無線局11と無線局12との通信に、無線局13と無線局14との通信で使用される周波数fとは異なる周波数fを使用する。
しかし、全ての無線局同士で無作為に無線周波数を設定すると、使用する周波数の数が必要以上に増大する問題がある。
そこで、本発明においては、マルチホップ伝送を行った場合に、伝送スループットの低下を改善することができる無線周波数割当装置、無線通信システムおよび無線周波数割当方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、さらし端末問題を回避するために必要な周波数の増大を抑えることができる無線周波数割当装置、無線通信システムおよび無線周波数割当方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の無線周波数割当装置は、
仮想キャリアセンスにより無線帯域の割り当て制御を行う無線通信システムにおける、無線周波数割当装置において
直接伝送可能なノードのノード情報および該ノード以外の他のノードにおける他ノード情報を収集するノード情報収集部と、
前記ノード情報収集部により収集されたノード情報および他ノード情報に基づいて、さらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組が存在するかどうかを判定するリンク判定部と、
前記ノード情報収集部により収集されたノードの情報および他ノード情報と、前記リンク判定部によりさらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組と判定されたリンクの組に基づいて、さらし端末問題を回避し、且つ所定のノード間での通信により送信禁止状態となるノードと送信禁止とならないノードとの間のリンクに対して割り当てる無線周波数を、前記所定のノード間の無線周波数とは異なるように決定する無線周波数決定部と、
前記無線周波数決定部により決定された無線周波数の情報を送信する送信部
を有し、
前記リンク判定部は、所定のノードk、l、mおよびnに対して、ノードkはノードmおよびノードnからキャリアセンスできないがノードlはノードmおよびノードnからキャリアセンスできる場合、およびノードmはノードkおよびノードlからキャリアセンスできないがノードnはノードkおよびlからキャリアセンスできる場合のいずれか一方に該当する場合、ノードkとノードl間のリンクとノードmとノードn間のリンクをさらし端末が発生する関係にあるリンクの組とする。このような構成とすることにより、伝送スループットの低下を改善することができる。
また、本発明にかかる無線通信システムは、
仮想キャリアセンスにより無線帯域の割り当て制御を行う無線通信システムにおいて
直接伝送可能なノードのノード情報および該ノード以外の他のノードにおける他ノードの情報を収集するノード情報収集部と、
前記ノード情報収集部により収集されたノード情報および他ノード情報に基づいて、さらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組が存在するかどうかを判定するリンク判定部と、
前記ノード情報収集部により収集されたノードの情報および他ノード情報と、前記リンク判定部によりさらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組と判定されたリンクの組に基づいて、さらし端末問題を回避し、且つ所定のノード間での通信により送信禁止状態となるノードと送信禁止とならないノードとの間のリンクに対して割り当てる無線周波数を、前記所定のノード間の無線周波数とは異なるように決定する無線周波数決定部と
を有し、
前記リンク判定部は、所定のノードk、l、mおよびnに対して、ノードkはノードmおよびノードnからキャリアセンスできないがノードlはノードmおよびノードnからキャリアセンスできる場合、およびノードmはノードkおよびノードlからキャリアセンスできないがノードnはノードkおよびlからキャリアセンスできる場合のいずれか一方に該当する場合、ノードkとノードl間のリンクとノードmとノードn間のリンクをさらし端末が発生する関係にあるリンクの組とする。このような構成とすることにより、伝送スループットの低下を改善し、マルチホップ伝送を行うことができる。
また、本発明にかかる無線周波数割当方法は、
仮想キャリアセンスにより無線帯域の割り当て制御を行う無線通信システムにおける、無線周波数割当方法において
直接伝送可能なノードのノード情報を収集するノード情報収集ステップと、
他のノードにおけるノードの情報を受信する他ノード情報受信ステップと、
前記ノード情報収集ステップにより収集されたノード情報および他ノード情報受信ステップにより受信した他ノード情報に基づいて、さらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組が存在するかどうかを判定するリンク判定ステップと、
前記ノード情報収集ステップにより収集されたノード情報および他ノード情報受信ステップにより受信した他ノド情と、前記リンク判定ステップによりさらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組と判定されたリンクの組に基づいて、さらし端末問題を回避し、且つ所定のノード間での通信により送信禁止状態となるノードと送信禁止とならないノードとの間のリンクに対して割り当てる無線周波数を、前記所定のノード間の無線周波数とは異なるように決定する無線周波数決定ステップと、
前記無線周波数決定ステップにより決定された無線周波数の情報を送信するステップ
を有し、
前記リンク判定ステップでは、所定のノードk、l、mおよびnに対して、ノードkはノードmおよびノードnからキャリアセンスできないがノードlはノードmおよびノードnからキャリアセンスできる場合、およびノードmはノードkおよびノードlからキャリアセンスできないがノードnはノードkおよびlからキャリアセンスできる場合のいずれか一方に該当する場合、ノードkとノードl間のリンクとノードmとノードn間のリンクをさらし端末が発生する関係にあるリンクの組とする。このような構成とすることにより、伝送スループットの低下を改善できるように、無線周波数を割り当てることができる。

本発明の実施例によれば、マルチホップ伝送を行った場合に、伝送スループットの低下を改善することができる無線周波数割当装置、無線通信システムおよび無線周波数割当方法を実現できる。
また、さらし端末問題を回避するために必要な周波数の増大を抑えることができる無線周波数割当装置、無線通信システムおよび無線周波数割当方法を実現できる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
先に述べたスループットの低下は、無線局11が無線局13と無線局14との間の伝送の状況を認識できないにも関わらず、無線局13と無線局14との間の伝送の状況を認識できる無線局12への伝送を、無線局13と無線局14との間の伝送と同じ無線周波数で行おうとした場合に発生する。
したがって、無線局11と無線局12との間の伝送を、無線局13と無線局14との間の伝送に利用される無線周波数とは異なる無線周波数を利用して行うことにより、この問題を回避することができる。
このような3ホップ伝送の場合は1ホップ目と3ホップ目の無線周波数を異なるように設定すればよいが、4ホップ以上の場合、無線周波数割当法は一定ではない。
各無線局間の伝送における無線周波数を決定するためには、各無線局が接続可能な無線局の一覧(以下、隣接ノード情報と呼ぶ)が必要となる。隣接ノード情報は、例えば、「HELLOパケット」と呼ばれる、隣接ノード情報作成専用のパケットをブロードキャストし、このHELLOパケットに対する応答パケットを受信することによって作成することができる。また、隣接ノード情報は、例えば、他の無線局同士が行うデータ伝送を受信することによっても作成できる。
最初に、本発明の実施例にかかる無線通信システムについて図4および図5を参照して説明する。
本実施例にかかる無線通信システムは、無線局110、120、130および140を備える。
無線局110は、無線周波数割当装置を備え、無線周波数割当装置は送受信部111と、送受信部111と接続され、無線周波数割当装置の各部を制御する制御部112と、制御部112と接続された無線チャネル設定部113、隣接ノード情報収集部114および隣接ノード情報作成部115とを備える。無線局120、130および140については、無線局110と同様の構成であるためその説明を省略する。
無線局110は、隣接ノード情報収集部114において自局が直接伝送可能な無線局、すなわち隣接ノード情報を収集する。例えば、隣接ノード情報収集部114は、無線局110および120を隣接ノード情報として収集する。また、隣接ノード情報作成部115は、隣接ノード情報収集部114において収集された自局の隣接ノード情報を用いて隣接ノード情報を作成する。例えば、隣接ノード情報作成部115は、無線局110および120を隣接ノード情報として作成する。また、送受信部111は、隣接ノード情報作成部115において作成された隣接ノード情報を無線局120に送信する。
無線局120は、送受信部111において無線局110から隣接ノード情報を受信すると、隣接ノード情報収集部114において自局の隣接のノード情報を収集する。例えば、隣接ノード情報収集部114は、無線局120、110および130を隣接ノード情報として収集する。
また、隣接ノード情報作成部115は、受信した無線局110の隣接ノード情報に自局の隣接ノード情報を付加し、隣接ノード情報を作成する。例えば、隣接ノード情報作成部115は、無線局110が接続可能な無線局として無線局110および120、無線局120が接続可能な無線局として120、110および130を、隣接ノード情報として作成する。また、送受信部111は、隣接ノード情報作成部115において作成された隣接ノード情報を無線局130へ送信する。
無線局130は、送受信部111において無線局120から隣接ノード情報を受信すると、無線局120と同様に、隣接ノード情報収集部114は、自局の隣接のノード情報を収集する。例えば、隣接ノード情報収集部114は、無線局130、120および140を隣接ノード情報として収集する。
また、隣接ノード情報作成部115は、受信した隣接ノード情報に自局の隣接ノード情報を付加し、隣接ノード情報を作成する。例えば、隣接ノード情報作成部115は、無線局110が接続可能な無線局として無線局110および120、無線局120が接続可能な無線局として無線局120、110および130、無線局130が接続可能な無線局として無線局130、120および140を、隣接ノード情報として作成する。また、送受信部111は、隣接ノード情報作成部115において作成された隣接ノード情報を無線局140へ送信する。
無線局140は、送受信部111において無線局130から隣接ノード情報を受信すると、図6に示すように、無線チャネル設定部113において、受信した経路上の全ての無線局に関する隣接ノード情報から各無線局間で使用する無線チャネルを決定する。例えば、無線局110と無線局120との間はチャネル1、無線局120と無線局130との間はチャネル1、無線局130と無線局140との間はチャネル2に決定する。また、送受信部111は、決定された無線チャネルを、無線チャネル設定情報として無線局130に伝送する。
無線局130は、送受信部111において無線局140から伝送された無線チャネル設定情報を受信すると、無線チャネル設定部113において、受信した無線チャネル設定情報のうち無線局130と無線局140との間の無線チャネル設定情報を削除する。例えば、無線チャネル設定部113は、受信した無線チャネル設定情報から、無線局130と無線局140との間の無線チャネルの設定に関する情報を削除する。送受信部111は、無線局130と無線局140との間の無線チャネル設定情報を削除した無線チャネル設定情報、すなわち無線局110と無線局120との間はチャネル1、無線局120と無線局130との間はチャネル1である旨の情報を、無線局120に伝送する。
無線局120は、送受信部111において無線局130から伝送された無線チャネル設定情報を受信すると、無線局130と同様に、無線チャネル設定部113において無線局120と無線局130との間の無線チャネル設定情報を削除する。例えば、無線チャネル設定部113は、受信した無線チャネル設定情報から、無線局120と無線局130との間の無線チャネルの設定に関する情報を削除する。送受信部111は、無線局120と無線局130との間の無線チャネル設定情報を削除した無線チャネル設定情報、すなわち無線局110と無線局120との間はチャネル1である旨の情報を、無線局110に伝送する。
無線局110は、送受信部111において無線局120から伝送された無線チャネル設定情報を受信すると、無線チャネル設定部113は、受信した無線チャネル設定情報にしたがい、無線チャネルの変更を行う。すなわち、無線チャネル設定部113は無線局120との間の無線チャネルをチャネル1に設定する。
各無線局120、130および140においても、無線チャネル設定部113は、受信した無線チャネル設定情報にしたがい、無線チャネルの変更を行う。すなわち、無線局120無線チャネル設定部113は無線局130との間の無線チャネルをチャネル1に設定し、無線局130無線チャネル設定部113は無線局140との間の無線チャネルをチャネル2に設定する。
次に、無線チャネル設定部113において行われる無線チャネルの決定について、図7を参照して説明する。図7において、ノードmとノードn(n、mは正の整数)間の伝送チャネルをCm,nとする。
図7(a)は、7ノード(無線局)による6ホップ伝送を行う無線通信システムの例である。図7(a)において、丸印はノードを表し、矢印はノード間のリンクを表す。
この場合、隣接するノード同士に加え、ノード1とノード4との間、ノード4とノード7との間、ノード1とノード7との間で電波が到来する。
例えば、ノード1とノード2との間の通信を考えると、電波が到来するノードは、ノード3、4および7となる。
宛先局、例えばノード2は、経路上の各接続に対してその接続をAとし、その接続以外の接続の1つをBとする。
また、宛先局は、「Aの送信局あるいはAの受信局の電波がBの送信局に到来し、かつAの送信局とAの受信局の電波ともにBの受信局に到来しない」、「Aの送信局あるいはAの受信局の電波がBの受信局に到来し、かつAの送信局とAの受信局の電波ともにBの送信局に到来しない」、「Bの送信局あるいはBの受信局の電波がAの送信局に到来し、かつBの送信局とBの受信局の電波ともにAの受信局に到来しない」および「Bの送信局あるいはBの受信局の電波がAの受信局に到来し、かつBの送信局とBの受信局の電波ともにAの送信局に到来しない」のいずれか1つに該当する場合にAとBとは異なる無線周波数に設定する。
例えば、ノード2は、経路上の各接続に対してその接続、すなわちノード2とノード1間の接続をAとし、その接続以外の接続の1つ、例えばノード4とノード5間の接続をBとする。この場合、ノード2は、「ノード1あるいはノード2の電波がノード4に到来し、かつノード1とノード2の電波ともにノード5に到来しない」、「ノード1あるいはノード2の電波がノード5に到来し、かつノード1とノード2の電波ともにノード4に到来しない」、「ノード4あるいはノード5の電波がノード1に到来し、かつノード4とノード5の電波ともにノード2に到来しない」および「ノード4あるいはノード5の電波がノード2に到来し、かつノード4とノード5の電波ともにノード1に到来しない」のいずれかに該当するか否かを判断する。
この場合、「ノード1あるいはノード2の電波がノード4に到来し、かつノード1とノード2の電波ともにノード5に到来しない」場合に該当するので、ノード1とノード2との間の通信チャネルをノード4とノード5との間の通信チャネルとは異なるように決定する。
また、ノード1とノード2間の接続をAとし、その接続以外の接続の1つ、例えばノード6とノード7との間の接続をBとした場合については、「ノード1あるいはノード2の電波がノード7に到来し、かつノード1とノード2の電波ともにノード6に到来しない」場合に該当するので、ノード1とノード2との間の通信チャネルをノード6とノード7との間の通信チャネルとは異なるように決定する。
ノード2とノード3との間の接続、ノード3とノード4との間の接続、ノード5とノード6との間の接続、ノード6とノード7との間の接続と全ての通信について同様の処理を行う。なお、図7(b)には、ノード2とノード3との間の接続およびノード6とノード7との間の接続について示す。図7(b)によれば、ノード2とノード3との間の通信チャネルをノード4とノード5との間の通信チャネルとは異なるように決定する必要があり、ノード6とノード7との間の通信チャネルをノード1とノード2との間およびノード3とノード4との間の通信チャネルとは異なるように決定する必要があることがわかる。
次に、これらの結果を用いて、図7(c)に示すように、異なるチャネルを設定する組み合わせを決定する。
図7(c)において、矢印は、異なる無線チャネルを設定する必要があるノード間リンクにおける関係を示す。例えば、ノード5とノード6との間の接続は、ノード1とノード2との間の接続およびノード3とノード4との間の接続とは異なる無線チャネルを設定する必要がある。この場合、伝送チャネルC1,2、C3,4およびC2,3は同じ伝送チャネルを利用することができ、伝送チャネルC5,6、C6,7およびC4,5は同じ伝送チャネルを利用することができる。すなわち、必要なチャネル数は2チャネルであることがわかる。
このように、ノードの情報および他のノードにおけるノードの情報に基づいて、所定のノード間での通信により送信禁止状態となる、すなわち電波が到来するノードから送信禁止とならないノード間のリンクに対して割り当てる無線周波数を、所定のノード間の無線周波数とは異なるように決定することにより、伝送スループットの低下を改善することができる。また、割り当てる無線チャネルの数を抑えることができる。
次に、本実施例にかかる無線通信システムの動作について、図8を参照して説明する。
無線局110は、自局の隣接ノードの情報を収集し(ステップS702)、収集した自局の隣接ノードの情報を用いて隣接ノード情報を作成し、作成した隣接ノード情報を無線局120に送信する(ステップS704)。
無線局120は、無線局110から隣接ノード情報を受信すると、自局の隣接ノードの情報を収集し(ステップS706)、受信した無線局110の隣接ノード情報に自局の隣接ノードの情報を付加し、隣接ノード情報を作成し(ステップS708)、作成した隣接ノード情報を無線局130へ送信する(ステップS710)。
無線局130は、無線局120から隣接ノード情報を受信すると、自局の隣接ノードの情報を収集し(ステップS712)、受信した隣接ノード情報に自局の隣接ノードの情報を付加し、隣接ノード情報を作成し(ステップS714)、作成した隣接ノード情報を無線局140へ送信する(ステップS716)。
無線局140は、無線局130から隣接ノード情報を受信すると、図7を参照して説明したように、受信した経路上の全ての無線局に関する隣接ノード情報から各無線局間で使用する無線チャネルを決定し(ステップS718)、決定された無線チャネルを無線チャネル設定情報として無線局130に伝送する(ステップS720)。
無線局130は、無線局140から伝送された無線チャネル設定情報を受信すると、受信した無線チャネル設定情報のうち無線局130と無線局140との間の無線チャネル設定情報を削除し(ステップS724)、無線局130と無線局140との間の無線チャネル設定情報を削除した無線チャネル設定情報を無線局120に伝送する(ステップS726)。
無線局120は、無線局130から伝送された無線チャネル設定情報を受信すると、無線局130と同様に、無線局120と無線局130との間の無線チャネル設定情報を削除し(ステップS730)、無線局120と無線局130との間の無線チャネル設定情報を削除した無線チャネル設定情報を110に伝送する(ステップS732)。
無線局110は、無線局120から伝送された無線チャネル設定情報を受信すると、受信した無線チャネル設定情報にしたがい、無線チャネルの変更を行う(ステップS736)。
各無線局120、130および140においても、受信した無線チャネル設定情報にしたがい、無線チャネルの変更を行う(ステップS728、ステップS734)。
本実施例においては、無線局において、隣接ノード情報を受信した後に自局の隣接ノード情報を収集する場合について説明したが、予め自局の隣接ノード情報を収集するようにしてもよい。このようにすることにより、無線チャネル設定に要する時間を短縮することができる。
同じ無線チャネルを用いて自律分散制御により無線チャネルを共有する方式においては、隣接する無線局間での通信で同じ無線チャネルを用いることは大幅な周波数利用効率の低下にはつながらず、逆にある程度離れた無線局間での通信同士が同じ無線チャネルを用いることが大幅な周波数利用効率低下を引き起こす。このため、本実施例にかかる無線周波数割り当て方法は、「隣接する無線局間での通信は異なるチャネルで行う」という指針と根本的に異なる。
上述した実施例においては、4個の無線局を備え、3ホップ伝送を行う無線通信システムについて説明したが、5個以上の無線局を備えた無線通信システムにおいても同様の構成とすることにより、マルチホップ伝送を行った場合に、伝送スループットの低下を改善することができる。
一例として、9ホップについての異なる通信チャネルを設定する組み合わせについて、図9を参照して説明する。図9は異なるチャネルを設定する組み合わせを示し、四角はノード間のリンクにおける伝送チャネルを示す。また、図9において、線で結ばれた伝送チャネルは異なる無線周波数を割り当てる必要があり、異なる伝送チャネルは異なる色で示す。図9(a)、(b)によれば、必要なチャネル数は2チャネルであり、図9(c)によれば、必要なチャネル数は3チャネルであることがわかる。このように構成することにより、割り当てる伝送チャネル数を少なくすることができる。
本発明は上記の経路に限らず、ノード間のリンクに応じてあらゆる経路に適用できることは言うまでもない。
次に、本発明の他の実施例かかる無線通信システムについて説明する。
本実施例にかかる無線通信システムは、上述したチャネル割当方法を、メッシュネットワークに適用したものであり、自律分散制御方式および集中制御方式の両方に適用できる。ここで、メッシュネットワークとは、複数の無線局のみで構成されたネットワークである。
最初に、各通信路(リンク)間でさらし問題が発生する通信路同士を通信路間の接続関係として表した図(以下、彩色グラフと呼ぶ)について説明する。
最初に、所定のノード(端末)k、l、mおよびnについて、ノードkとノードl間の通信路Ck,lと、ノードmとノードn間の通信路Cm、nとの間でさらし端末問題が発生するか否かの判断基準について、図10を参照して説明する。
TCPにおける双方向通信においてさらし端末関係にある通信路の組かを決定する際に、端末kとlとの間でキャリアセンスの可否の状況が異なるか、端末mとnとの間でキャリアセンスの可否の状況が異なるかを基準に判断する。端末kに対する端末mからのキャリアセンスの可否の状況をS(k,m)で表すと、If [ {S(k,m) or S(k,n)} ≠ {S(l,m) or S(l,n)} ] or [{S(k,m) or S(l,m)} ≠ {S(k,n) or S(l,n)}]=TRUEかFALSEかを判定する。
例えば、(1)端末kは端末m及びnからキャリアセンスができないが端末lは端末mあるいはnからキャリアセンスができる場合は、端末kからlに対して信号を送信することに伴い送信禁止期間を端末m及びnが知ることができないため、端末lに対して端末mあるいはnから信号を送信する際にさらし端末問題が生じる。
また(2)端末mは端末k及びlからキャリアセンスができないが端末nは端末kあるいはlからキャリアセンスができる場合は、端末mからnに対して信号を送信することに伴い送信禁止期間を端末k及びlが知ることができないため、端末nに対して端末kあるいはlから信号を送信する際にさらし端末問題が生じる。
よって、上記(1)、(2)により何れかの通信においてさらし端末問題が生じる(条件式がTRUE)ならば、彩色グラフにて通信路Ck,l及びCm,nの関係をさらし端末問題が発生する通信路として接続関係ありとする。
一方何れかの通信により送受信局ともに送信禁止期間を知りうる、あるいは送受信局ともに送信禁止期間を知り得ない、即ち送受信局ともに通信できない場合(条件式がFALSE)ならば、彩色グラフにて通信路Ck,l及びCm,nの関係をさらし端末が発生しない通信路として接続関係なしとする。この判定を全ての通信路間に対して行うことで、各通信路間の接続関係を彩色グラフにて表すことができる。なおこの発明はTCPに限定されるものではなく、他のプロトコルに適用可能である。また双方向通信に限られるのではなく、単方向通信に適用する場合は上記条件式の何れかを満たせば良いことは言うまでもない。
次に、メッシュネットワークにおける彩色グラフについて、図11を参照して説明する。
図11(a)は、6ノードにおけるコミュニケーションリンクの一例を示し、図11(b)はこのコミュニケーションリンクから求められた彩色グラフを示す。
図11(a)において、リンクは、ノード1とノード2、ノード3およびノード5との間、ノード2とノード3、ノード6との間、ノード3とノード4との間、ノード4とノード5およびノード6との間、ノード5とノード6との間に存在する。
データ伝送は、全てのコミュニケーションリンクにおいて可能である。すなわち、キャリアセンスが全てのリンクにおいて可能である。
この場合、彩色グラフは図11(b)に示すように作成され、この彩色グラフを利用することにより、さらし端末問題を回避するようにチャネルを割り当てることが可能である。
図11(b)において、さらし端末問題が発生する通信路の組は、C2,3とC4,5、C5,6およびC1,5、C4,5とC2,6およびC1,2、C5,6とC1,3およびC3,4、C1,3とC2,6およびC4,6、C1,5とC4,6、C4,6とC1,2、C3,4とC1,2である。
メッシュネットワークにおいて、コミュニケーションリンクの数は、ノード数の増加にしたがって指数関数的に増加する。さらに、彩色グラフはより複雑になり、さらし端末問題を回避するために要求されるチャネル数は、マルチホップの場合よりも多くなる。
実際のメッシュネットワークでは、相対的にパスロスが大きいリンクを用いたデータ伝送は、スループットの促進、総容量の促進の点から効果的に禁止される。例えば、図12(a)に示すように、図11(a)の無線ネットワークにおいてノード1とノード5との間のリンクおよびノード2とノード6との間のリンクを使用したデータ伝送を禁止する場合(図12(a)では破線で示す)、これらのノード間のリンクは、彩色グラフから消えるので、図12(b)に示すように、彩色グラフを簡略化できる。
次に、本実施例にかかる無線局について、図13を参照して説明する。
本実施例にかかる無線局110は、無線周波数割当装置を備え、無線周波数割当装置は送受信部111と、送受信部111と接続され、無線周波数割当装置の各部を制御する制御部112と、制御部112と接続された無線チャネル設定部113、隣接ノード情報収集部114および隣接ノード情報作成部115とを備える。また、無線チャネル設定部113は、類似リンク判定部116と、類似リンク判定部116と接続されたリンクグループ化部117と、リンクグループ化部117と接続された周波数決定部118とを備える。
最初に、各無線局110の隣接ノード情報作成部115は、隣接ノード情報を作成するために、自無線局に関する情報、例えば無線局のIDや使用周波数など、および隣接ノード情報を含むパケットをブロードキャストする。このブロードキャストされたパケットを受信した他の無線局は、隣接ノード収集部114において隣接ノード情報を収集する。また、無線局は、隣接ノード情報作成部115において、受信したパケットに自無線局の隣接ノード情報を追加し、自無線局に関する情報および隣接ノード情報を含むパケットをブロードキャストする。以上のプロセスが繰り返されることにより、各無線局の隣接ノード情報収集部114は、隣接ノードの隣接ノード情報を収集できる。
さらに、各無線局は、収集した隣接ノードの隣接ノード情報により、隣接ノード情報作成部115において、彩色グラフを作成し、さらし端末問題が発生する通信路の組み合わせを推定する。具体的には、「隣接ノード情報に基づき認識されるある通信路(通信路Aとする)の送受信局ともに、隣接ノード情報に基づき認識される他の無線局(無線局Bとする)の通信範囲外である場合、通信路Aの通信中は自局と無線局B間の通信」でさらし端末問題が発生する点を基準にして推定する。
このさらし端末問題を解決するために行う周波数変更を効率よく行うために、以下の動作を行う。
各無線局の隣接ノード情報作成部115は、作成した隣接ノードの隣接ノード情報より、さらし端末問題が発生する通信路の組を推定し、その結果を含むパケットを生成し、ブロードキャストにより送信する。
各無線局は、互いにブロードキャストされたパケットに含まれる、「さらし端末問題が発生する通信路の組」を参照することによって、自無線局の周辺で発生する全ての「さらし端末問題が発生する通信路の組」を認識する。
各無線局の類似リンク判定部116は、自無線局の周辺で発生する、「さらし端末問題が発生する通信路の組」を認識した後、各通信路について、「どの通信路とさらし端末問題が発生するか」という点において共通点がある通信路の組を検索し、判定する。すなわち、類似リンク判定部116は、あるリンクに対して、さらし端末問題が発生するという点で共通するリンクの組を検索する。リンクグループ化部117は、類似リンク判定部116により「どの通信路とさらし端末問題が発生するか」という点において共通点があるとされた通信路同士をさらし端末問題の関係にない場合に同一グループと設定する。
例えば、一例として、図14(a)に示す6ノード(無線局)により構成される無線通信システムについて説明する。丸印はノードを表し、実線はノード間のリンクを表す。また、四角印は通信路を表し、実線は各通信路間でさらし端末問題が発生する通信路同士を表す。
図14(a)において、リンクは、ノード(無線局)1とノード2、ノード3およびノード5との間、ノード2とノード3およびノード4との間、ノード3とノード4およびノード5との間、ノード4とノード6との間、ノード5とノード6との間に存在する。
各ノードは、隣接ノードの隣接ノード情報を作成する。次に、各ノードは、「さらし端末問題が発生する通信路の組」の条件に基づいて、さらし端末問題が発生する通信路の組み合わせを推定する。この条件は、接続されている通信路同士に異なる周波数を割り当てるために用いる。この推定に基づいて、図14(b)に示すように彩色グラフを作成する。
図14(b)において、リンク同士に割り当てる周波数に関する制限は、C4,6とC1,2、C1,3、C2,3およびC1,5との間、C5,6とC1,2、C1,3、C2,3およびC2,4との間、C1,5とC2,4およびC3,4との間、C2,4とC3,5との間に存在する。
無線局同士が、直接接続する無線ネットワークでは、電波が到達する無線局同士は、直接通信を行わなくても、別の経路を用いて通信を行うことができる。例えば、ノード2とノード4との間の通信、あるいはノード3と4との間の通信は、直接結ばれた通信経路を用いて通信を行わない場合においても、ノード3を介して通信できる。この場合、一部の通信経路を用いて通信を行わないと仮定することにより、彩色グラフを簡略化することができる。
例えば、図14(a)に示す無線ネットワークの構成において、通信を行わないと仮定する通信経路、例えばノード2とノード4との間の通信、ノード1とノード5との間の通信を破線で示すと、図15(a)に示す無線ネットワーク構成になり、この無線ネットワーク構成に基づいて、彩色グラフを作成すると図15(b)に示すように簡略化される。このようにすることにより、さらし端末問題を解決する無線周波数の数を低減することができ、無線周波数の決定処理を簡略化でき、処理速度を改善することができる。
無線ネットワークの規模あるいは、隣接ノード情報の転送の有無などにより、各無線局が所有する彩色グラフは、図14(b)に示す彩色グラフの少なくとも一部となる。以下、全無線局は、彩色グラフの全体の情報を共有する場合について説明する。しかし、一部の情報しか共有しない場合についても以下に示す処理の内容は変わらない。
類似リンク判定部116は、彩色グラフに記載されている各通信経路の組に対して、共通する通信路に接続する本数を調べる。ただし、通信路同士が接続されている場合は、この調査の対象外とする。この処理により、図16(a)に示される表が作成される。ここで、スコアは共通する通信路に接続する本数を示し、スコアを算出する過程で共通する通信路を特定し、さらに通信路同士が接続されているか(通信路の組に制限があるか)を確認する。また、スコアの欄において「−」は、通信路同士が直接接続されていること示す。
例えば、類似リンク判定部116は、所定のリンクを甲、所定のリンク以外のリンクを乙とした場合に、甲と乙とがともに他のリンクに対してさらし端末問題が発生する場合には甲および乙の評価変数に所定の値を加算し、甲とさらし端末問題を発生させるリンクが乙とはさらし端末問題を発生させない場合には甲の評価関数から所定の値を減算し、乙とさらし端末問題を発生させるリンクが甲とはさらし端末問題を発生させない場合には乙の評価関数から所定の値を減算することにより、スコアを算出する。
このようにして求めたスコアに基づいて、さらし端末問題が発生するという点で共通するリンクの組を判定する。本実施例においては、減算は行わずに、甲と乙とがともに他のリンクに対してさらし端末問題が発生する場合に、甲および乙の評価変数に1を加算することによりスコアの算出を行った。
次に、類似リンク判定部116は、図16(a)に示す表を参照し、スコアが算出できない通信路の組を取り除き、所定の順序に並べ替える。例えば、スコアの高い順序に並べ替え、各通信路の組のうち、接続関係にある組を除いて非接続の組に対して共通する通信路に接続する共通通信路を算出し、図16(b)の表を作成する。図16(b)において、「パターン」はチャネルが割り当てられる場合、もしくはチャネルが割り当てられない場合を示し、チャネルが割り当てられる場合にはその割り当て内容、チャネルが割り当てられない場合にはその状況を後述する2種類の状況、すなわち「Pattern1」もしくは「Pattern2」を示す。
リンクグループ化部117は、図16(b)の表に基づいて、通信路のグループ化を行う。例えばスコアの高い順に通信をグループ化する。例えば、スコアが3である通信路C4,6とC5,6とをグループ化、例えば第1のグループとする。次に、スコアが2である通信路C1,2、C1,3については、C1,2あるいはC1,3に接続されている通信路の中に第1のグループに属する通信路が存在するため、これらのグループは第2のグループとする。
次に、通信路C1,2、C2,3については、通信路C1,2が第2のグループに属し、C2,3は第2のグループに属する他の通信路(C1,3)とは接続されていないため、C2,3を第2のグループと設定する。次に、通信路C1,3、C2,3については、共に既に第2のグループと設定されているため、新たなグループ化は行わない。
次に、通信路C1,2、C1,5については、C1,2、C2,3の場合と同様の処理により、C1,5を第2のグループに設定する。次に、通信路C1,2、C2,4については、C1,2が第2のグループであるが、C2,4は第2のグループに属する他の通信路であるC1,5と接続されているため、C2,4に対するグループ化は行わない。以下、同様の処理を行うことにより、全ての通信路に対するグループ化が完了する。本実施例では、図17に示すように、通信路は3グループに分けられる。図17において、四角印の上に記載された数値がグループを示す。このため、3つの無線周波数を用いることにより、さらし端末問題を解決できる周波数割当ができる。
次に、周波数決定部118は、リンクグループ化部117によりグループ化されたリンク同士には同じ周波数を割り当てるように、各リンクに割り当てる無線周波数を決定し、設定する。
図15(b)を参照して説明した簡単化された彩色グラフでは、C1,5とC2,4を通信しない通信路とした場合について説明したが、その他の場合であっても彩色グラフを簡単化することができる。具体的には、図16(a)において、C1,5とC2,4の何れかと共通通信路に記載されているC4,6とC5,6の組合せ4通りについても図17から通信路の箱を削除することにより、同様に彩色グラフを簡単化できる。
次に、本実施例にかかる無線局の動作について、図18および図19を参照して説明する。
最初に、各無線局は、自無線局のIDをブロードキャストする(ステップS1802)。各無線局からブロードキャストされた無線局のIDを受信した各無線局は、隣接ノード情報を作成し(ステップS1804)、自無線局のIDおよび作成した隣接ノード情報を、他の無線局にブロードキャストする(ステップS1806)。他の無線局のIDおよび隣接ノード情報を受信した無線局は、隣接ノードの隣接ノード情報を作成する(ステップS1808)。
次に、さらし端末問題を発生させる条件を算出する。すなわち、彩色グラフを作成する(ステップS1810)。次に、さらし端末問題を発生させる条件が類似している通信路の組を算出する(ステップS1812)。次に、さらし端末問題を発生させる条件が類似している通信路の組をグループ化する(ステップS1814)。次に、グループ化された通信路に含まれる無線局に対して、グループ化許可伺いパケットを送信する(ステップS1816)。
無線局は、グループ化許可伺いパケットに対する応答を受信すると、応答パケットがグループ化許可である旨のパケットか否かを判断する(ステップS1818)。グループ化許可である旨のパケットである場合(ステップS1818:YES)、グループ化を維持する(ステップS1820)。一方、グループ化を許可する旨のパケットではない場合(ステップS1818:NO)、グループ化を解除する(ステップS1822)。
次に、無線局は、グループ毎に、さらし端末問題を回避するように無線周波数を設定する。
次に、本実施例にかかる無線局におけるリンクのグループ化処理について、図19を参照して説明する。
最初に、隣接ノード情報から彩色グラフを作成する(ステップS1902)。次に、図16(a)を参照して説明したように通信路の組に対する類似性の一覧を作成し(ステップS1904)、図16(b)を参照して説明したように類似性の高い順に並べ替える(ステップS1906)。
次に、全ての通信路の組、例えば通信路Aおよび通信路Bについて、以下の処理を繰り返す(ステップS1908〜ステップS1924)。最初に、通信路Aと通信路Bとが接続されているか否かについて判断を行う(ステップS1910)。通信路Aと通信路Bとが接続されている場合(ステップS1910:YES)、ステップS1908に戻る。一方、通信路Aと通信路Bとが接続されていない場合(ステップS1910:NO)、通信路Aと通信路B共にグループ化されているか否かについて判断する(ステップS1912)。
通信路Aと通信路B共にグループ化されている場合(この状態をPattern1と呼ぶ)(ステップS1912:YES)、ステップS1908に戻る。一方、通信路Aと通信路B共にグループ化されていない場合(ステップS1912:NO)、通信路Aと通信路Bとのいずれか一方がグループ化されているか否か判断する(ステップS1914)。
通信路Aと通信路Bとのいずれもグループ化されていない場合(ステップS1914:NO)、通信路Aと通信路Bに接続されている通信路に設定されているグループを調査し(ステップS1916)、通信路Aと通信路Bとを同じグループに設定する(ステップS1918)。次に、ステップS1908に戻り、他の通信路の組について同様の処理を行う。
一方、通信路Aと通信路Bとのいずれか一方がグループ化されている場合(ステップS1914:YES)、グループ化されている通信路をX、されていない通信路をYとする。今回は説明としてグループ化されているものをXに代入する例を説明するが、Aがグループ化されているかを判断し、BがAの属するグループ内の通信路の何れかと接続しているか判断しても良く、この手法に限定されないことはいうまでもない。
グループ化されていない通信路Yはグループ化されている通信路Xの属するグループ内の通信路のいずれかと接続しているか否かについて判断する(ステップS1920)。通信路Yが通信路Xの属するグループ内の通信路のいずれかと接続している場合(Pattern2)(ステップS1920:YES)、ステップS1908に戻り、他の通信路の組について同様の処理を行う。
一方、通信路Yが通信路Xの属するグループ内の通信路のいずれかも接続していない場合(ステップS1920:NO)、通信路Yを通信路Xと同じグループに設定する(ステップS1922)。次に、ステップS1908に戻り、他の通信路の組について同様の処理を行う。
次に、上述したように、リンクをグループ分けして周波数を割り当てる効果について、図20を参照して説明する。
図20において、横軸はメッシュネットワークにおけるノードの数であり、縦軸は最小周波数での割り当てが行われた割合である。すなわち、メッシュネットワークを構成するノードの状況が分かる状況で、周波数の割当を集中制御した場合の周波数の割り当てを基準とした場合の比である。
「Non-clustered」と記載されたプロットはグループ化しないでチャネルを割り当てた場合の特性である。すなわち、類似するリンク同士をクループ化せずに周波数を割り当てる場合であり、さらし端末問題の関係にある端末に割り当てられた周波数を変更する処理を、各端末がランダムに行う。したがって、メッシュネットワーク全体を把握して周波数を割り当てているわけではないので、ノードの数の増加にしたがって、チャネル数が増加する。例えば、ノートの数が10の場合には、約6割は集中制御を行った場合と同数のチャネル数でよいが、残りの4割は集中制御を行った場合と比較してチャネル数が増加する。
「Clustered」と記載されたプロットは、本実施例で説明した方法を用いてチャネルを割り当てた場合の特性である。「Non-clustered」と比較して、ノードの数が増加した場合においても、チャネル数の増加が抑えられている。例えば、ノートの数が10の場合においても、約8割は集中制御を行った場合と同数のチャネル数でよいことがわかる。
図20によれば、本実施例において説明した周波数の割当を行うことにより、チャネル割当に必要なチャネルの数を低減できることがわかる。
上述した実施例においては、各無線局はブロードキャストにより、自ノードのIDを含むパケット、「さらし端末問題が発生する通信路の組」の情報を含むパケットを送信する場合について説明したがユニキャストにより送信するようにしてもよい。このようにすることによりネットワークを流れるデータ量を削減できるため、ネットワーク帯域の有効利用を図ることができる。
本発明にかかる無線周波数割当装置、無線通信システムおよび無線周波数割当方法は、仮想キャリアセンスを行う自律分散型非同期ディジタル無線伝送システムに適用できる。
送信要求信号の衝突を説明するための説明図である。 送信要求信号の衝突を説明するための説明図である。 さらし端末問題を説明するための説明図である。 本発明の一実施例にかかる無線通信システムを示す説明図である。 発明の一実施例にかかる無線局を示すブロック図である。 本発明の一実施例にかかる無線通信システムを示す説明図である。 本発明の一実施例にかかる無線通信システムを示す説明図である。 本発明の一実施例にかかる無線通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施例にかかる無線通信システムのチャネル設定を説明するための説明図である。 本発明の一実施例にかかるチャネルの設定を説明するための説明図である。 本発明の一実施例にかかるチャネルの設定を説明するための説明図である。 本発明の一実施例にかかるチャネルの設定を説明するための説明図である。 発明の一実施例にかかる無線局を示すブロック図である。 本発明の一実施例にかかるチャネルの設定を説明するための説明図である。 本発明の一実施例にかかるチャネルの設定を説明するための説明図である。 本発明の一実施例にかかるチャネルの設定を説明するための説明図である。 本発明の一実施例にかかるチャネルの設定を説明するための説明図である。 本発明の一実施例にかかる無線局の動作示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかる無線局の動作示すフローチャートである。 本発明の一実施例の効果を説明するための特性図である。
符号の説明
11、12、13、14、110、120、130、140 無線局
1、2、3、4、5、6、7 ノード(無線局)

Claims (6)

  1. 仮想キャリアセンスにより無線帯域の割り当て制御を行う無線通信システムにおける、無線周波数割当装置において
    直接伝送可能なノードのノード情報および該ノード以外の他のノードにおける他ノード情報を収集するノード情報収集部と、
    前記ノード情報収集部により収集されたノード情報および他ノード情報に基づいて、さらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組が存在するかどうかを判定するリンク判定部と、
    前記ノード情報収集部により収集されたノードの情報および他ノード情報と、前記リンク判定部によりさらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組と判定されたリンクの組に基づいて、さらし端末問題を回避し、且つ所定のノード間での通信により送信禁止状態となるノードと送信禁止とならないノードとの間のリンクに対して割り当てる無線周波数を、前記所定のノード間の無線周波数とは異なるように決定する無線周波数決定部と、
    前記無線周波数決定部により決定された無線周波数の情報を送信する送信部
    を有し、
    前記リンク判定部は、所定のノードk、l、mおよびnに対して、ノードkはノードmおよびノードnからキャリアセンスできないがノードlはノードmおよびノードnからキャリアセンスできる場合、およびノードmはノードkおよびノードlからキャリアセンスできないがノードnはノードkおよびlからキャリアセンスできる場合のいずれか一方に該当する場合、ノードkとノードl間のリンクとノードmとノードn間のリンクをさらし端末が発生する関係にあるリンクの組とすることを特徴とする無線周波数割当装置。
  2. 請求項1に記載の無線周波数割当装置において
    前記無線周波数決定は、伝送経路上の各接続に対して所定の接続をA、前記所定の接続以外の接続をBとした場合に、Aの送信ノードおよびAの受信ノードのうち、一方の電波がBの送信ノードに到来し、かつAの送信ノードおよびBの受信ノードともにBの受信ノードに到来しない場合、Aの送信ノードおよびAの受信ノードのうち、一方の電波がBの受信ノードに到来し、かつAの送信ノードおよびAの受信ノードともにBの送信ノードに到来しない場合、Bの送信ノードおよびBの受信ノードのうち、一方の電波がAの送信ノードに到来し、かつBの送信ノードおよびBの受信ノードともにAの受信ノードに到来しない場合およびBの送信ノードおよびBの受信ノードのうち、一方の電波がAの受信ノードに到来し、かつBの送信ノードおよびBの受信ノードともにAの送信ノードに到来しない場合のいずれか1つに該当する場合、AとBとは異なる無線周波数を割り当てることを特徴とする無線周波数割当装置。
  3. 請求項に記載の無線周波数割当装置において
    記リンク判定は、所定のリンクを甲、前記所定のリンク以外のリンクを乙とした場合に、甲と乙とがともに他のリンクに対してさらし端末問題が発生する場合には甲および乙の評価変数に所定の値を加算し、甲とさらし端末問題を発生させるリンクが乙とはさらし端末問題を発生させない場合には甲の評価関数から所定の値を減算し、乙とさらし端末問題を発生させるリンクが甲とはさらし端末問題を発生させない場合には乙の評価関数から所定の値を減算し、前記甲および乙の評価変数に基づいて、さらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組が存在するか否かを判定することを特徴とする無線周波数割当装置。
  4. 請求項3に記載の無線周波数割当装置において
    記リンク判定部による判定結果に基づき、所定に基準に従って、共通性点があるリンク同士をグループ化するリンクグループ化
    を備え、
    前記無線周波数決定は、前記リンクグループ化部によりグループ化されたリンクに同じ周波数を割り当てることを特徴とする無線周波数割当装置。
  5. 仮想キャリアセンスにより無線帯域の割り当て制御を行う無線通信システムにおいて
    直接伝送可能なノードのノード情報および該ノード以外の他のノードにおける他ノードの情報を収集するノード情報収集部と、
    前記ノード情報収集部により収集されたノード情報および他ノード情報に基づいて、さらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組が存在するかどうかを判定するリンク判定部と、
    前記ノード情報収集部により収集されたノードの情報および他ノード情報と、前記リンク判定部によりさらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組と判定されたリンクの組に基づいて、さらし端末問題を回避し、且つ所定のノード間での通信により送信禁止状態となるノードと送信禁止とならないノードとの間のリンクに対して割り当てる無線周波数を、前記所定のノード間の無線周波数とは異なるように決定する無線周波数決定部と
    を有し、
    前記リンク判定部は、所定のノードk、l、mおよびnに対して、ノードkはノードmおよびノードnからキャリアセンスできないがノードlはノードmおよびノードnからキャリアセンスできる場合、およびノードmはノードkおよびノードlからキャリアセンスできないがノードnはノードkおよびlからキャリアセンスできる場合のいずれか一方に該当する場合、ノードkとノードl間のリンクとノードmとノードn間のリンクをさらし端末が発生する関係にあるリンクの組とすることを特徴とする無線通信システム。
  6. 仮想キャリアセンスにより無線帯域の割り当て制御を行う無線通信システムにおける、無線周波数割当方法において
    直接伝送可能なノードのノード情報を収集するノード情報収集ステップと、
    他のノードにおけるノード情報を受信する他ノード情報受信ステップと、
    前記ノード情報収集ステップにより収集されたノード情報および他ノード情報受信ステップにより受信した他ノード情報に基づいて、さらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組が存在するかどうかを判定するリンク判定ステップと、
    前記ノード情報収集ステップにより収集されたノード情報および他ノード情報受信ステップにより受信した他ノド情と、前記リンク判定ステップによりさらし端末問題が発生する関係にあるリンクの組と判定されたリンクの組に基づいて、さらし端末問題を回避し、且つ所定のノード間での通信により送信禁止状態となるノードと送信禁止とならないノードとの間のリンクに対して割り当てる無線周波数を、前記所定のノード間の無線周波数とは異なるように決定する無線周波数決定ステップと、
    前記無線周波数決定ステップにより決定された無線周波数の情報を送信するステップ
    を有し、
    前記リンク判定ステップでは、所定のノードk、l、mおよびnに対して、ノードkはノードmおよびノードnからキャリアセンスできないがノードlはノードmおよびノードnからキャリアセンスできる場合、およびノードmはノードkおよびノードlからキャリアセンスできないがノードnはノードkおよびlからキャリアセンスできる場合のいずれか一方に該当する場合、ノードkとノードl間のリンクとノードmとノードn間のリンクをさらし端末が発生する関係にあるリンクの組とすることを特徴とする無線周波数割当方法。
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