JPH08331629A - コードレス電話装置 - Google Patents

コードレス電話装置

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JPH08331629A
JPH08331629A JP7137063A JP13706395A JPH08331629A JP H08331629 A JPH08331629 A JP H08331629A JP 7137063 A JP7137063 A JP 7137063A JP 13706395 A JP13706395 A JP 13706395A JP H08331629 A JPH08331629 A JP H08331629A
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group
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slave unit
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JP7137063A
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Yoshihisa Takebe
嘉久 武部
Hiroyuki Ishida
博之 石田
Yuichi Sakauchi
祐一 坂内
Fumiya Hirayama
文哉 平山
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Uniden Corp
Original Assignee
Uniden Corp
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Publication date
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    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
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    • H04M1/72502Cordless telephones with one base station connected to a single line
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率よくチャンネル選択でき,スキャン動作
の間欠動作と相俟って消費電力を低減したコードレス電
話装置を提供することを目的とする。 【構成】 使用許可されている複数チャンネルから1つ
を選択し,選択チャンネルを使用して通話を行うコード
レス電話装置において,複数チャンネルは,他の装置に
より使用されていない場合にのみ通話に使用許可されて
いる第1チャンネル群と,他の装置の使用と関係なく通
話に使用できる第2チャンネル群とを含み,親機及びま
たは子機は,第1及び第2チャンネル群のチャンネルを
記憶する第1記憶手段と,指定チャンネルの使用を判定
する判定手段と,通話に先立ち第1チャンネル群のチャ
ンネルの1つを指定して使用判定させ,不使用の場合に
は該指定チャンネルを,さもなくば第2チャンネル群の
チャンネルから1つを選択する制御手段とを有して構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は親機及び子機を備えたコ
ードレス電話装置に係り,特に,新しいFCC規格に基
づき,選択チャンネル候補を新旧等による複数のチャン
ネル群に分割し,該複数のチャンネル群に応じて,接続
動作におけるチャンネル選択の優先順位や,チャンネル
選択方法を変化させることにより,新FCC規格に準拠
して効率よくチャンネル選択することができ,また,チ
ャンネル選択動作におけるチャンネルのスキャン動作を
効率的に行い,スキャン動作の間欠動作と相俟って消費
電力を低減したコードレス電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の46[MHz]及び49[MH
z]の周波数帯域を使用していたコードレス電話装置に
おいては,FCC(Federal Communications Commissio
n)規格により,親機及び子機間の通信に使用可能なチ
ャンネルは10のチャンネルに制限されていた。ところ
が,1995年6月5日より発効されるFCC規格で
は,新たに15のチャンネルについても使用が許される
こととなり,新しい規格に準拠したコードレス電話装置
の設計・開発が望まれている。尚,新たな15のチャン
ネルの一部については,従来,コードレス電話装置以外
の他の無線装置(業務用無線装置等)で使用されていた
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この新FCC規格で新
たに使用可能となる15のチャンネルについては,該チ
ャンネルが自機であるコードレス電話装置以外の他の無
線装置で使用されている場合,即ち,他のコードレス電
話装置及び業務用無線装置等で使用されている場合には
使用してはならないという制約があり,親機及び子機間
の接続動作において,そのような制約のある15の新チ
ャンネルと,制約のない10の旧チャンネルとでは,チ
ャンネル選択の優先順位を変える等の留意が必要とな
り,従来のコードレス電話装置における接続方法をその
まま流用できないという問題があった。
【0004】また,チャンネル選択動作に当たって,低
消費電力化のために,空きチャンネルを見出すスキャン
動作を間欠的に行うのが一般的であるが,スキャンすべ
きチャンネル数が10から25に増えることに伴って,
全チャンネルをスキャンする処理時間も増加し,間欠動
作の効果が低減するという問題もあった。
【0005】本発明は,上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって,新しいFCC規格に基づき,新旧等
による複数のチャンネル群に分割し,該複数のチャンネ
ル群に応じて,接続動作におけるチャンネル選択の優先
順位や,チャンネル選択方法を変化させることにより,
新FCC規格に準拠して効率よくチャンネル選択し得る
コードレス電話装置を提供することを目的としている。
【0006】また本発明の他の目的は,チャンネル選択
動作におけるチャンネルのスキャン動作を効率的に行
い,スキャン動作の間欠動作と相俟って消費電力を低減
し得るコードレス電話装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の請求項1に係るコードレス電話装置は,親
機と,子機とを備え,前記親機及び前記子機間で通話に
使用することが許されている複数のチャンネルから1つ
のチャンネルを選択し,前記選択されたチャンネルを使
用して通話を行うコードレス電話装置において,前記複
数のチャンネルは,他の装置により使用されていない場
合にのみ当該コードレス電話装置の通話に使用すること
が許されている第1チャンネル群と,前記他の装置の使
用とは関係なく当該コードレス電話装置の通話に使用で
きる第2チャンネル群とを含み,前記親機及びまたは前
記子機は,前記第1チャンネル群に属する複数のチャン
ネルと,前記第2チャンネル群に属する複数のチャンネ
ルとを記憶する第1記憶手段と,指定されたチャンネル
が前記他の装置により使用されているか否かを判定する
判定手段と,前記通話に先立って,前記第1記憶手段に
保持されている前記第1チャンネル群に属する複数のチ
ャンネルの中から少なくとも1つを指定して前記判定手
段に判定を要求し,該指定チャンネルが前記他の装置に
より使用されていないと判定された場合には,該指定チ
ャンネルを選択し,さもなくば,前記第1記憶手段に保
持されている前記第2チャンネル群に属する複数のチャ
ンネルの中から1つを選択する制御手段とを具備するも
のである。
【0008】また,請求項2に係るコードレス電話装置
は,請求項1記載のコードレス電話装置において,前記
複数のチャンネルは,第1列を前記第1チャンネル群,
第2列を前記第2チャンネル群とし,行を指定されるグ
ループ番号とするチャンネル・マトリクスとして関連づ
けて前記第1記憶手段に保持され,前記親機及びまたは
前記子機は,前記指定されるグループ番号を保持する第
2記憶手段を具備し,前記制御手段は,前記チャンネル
・マトリクスの第1列において前記第2記憶手段に保持
されている指定グループ番号に該当する行の要素である
チャンネルを指定して前記判定手段に判定を要求し,該
指定チャンネルが前記他の装置により使用されていない
と判定された場合には,該指定チャンネルを選択し,さ
もなくば,前記チャンネル・マトリクスの第2列におい
て該指定グループ番号に該当する行の要素であるチャン
ネルを選択するものである。
【0009】また,請求項3に係るコードレス電話装置
は,請求項1記載のコードレス電話装置において,前記
第1チャンネル群は,n個(nは任意の正整数)のチャ
ンネル群に分割され,前記複数のチャンネルは,第1列
から第n列を前記第1チャンネル群の第1から第nのn
個のチャンネル群に順次割り当て,第n+1列を前記第
2チャンネル群とし,行を指定されるグループ番号とす
るチャンネル・マトリクスとして関連づけて前記第1記
憶手段に保持され,前記親機及びまたは前記子機は,前
記指定されるグループ番号を保持する第2記憶手段を具
備し,前記制御手段は,前記チャンネル・マトリクスの
第1列から第n列までについて昇順に,前記第2記憶手
段に保持されている指定グループ番号に該当する行の要
素であるチャンネルを指定して前記判定手段に判定を要
求し,該指定チャンネルが前記他の装置により使用され
ていないと判定された場合には,該指定チャンネルを選
択し,前記チャンネル・マトリクスの第1列から第n列
までに該当する何れのチャンネル群についても使用され
ていると判定された場合には,前記チャンネル・マトリ
クスの第n+1列において該指定グループ番号に該当す
る行の要素であるチャンネルを選択するものである。
【0010】また,請求項4に係るコードレス電話装置
は,請求項2または3記載のコードレス電話装置におい
て,前記親機及びまたは前記子機は,前記第2記憶手段
に保持されている指定グループ番号を,所定キーの押下
により,所定のサイクリックな前記指定グループの変更
順序に基づいて変更する指定グループ変更手段を具備
し,前記制御手段は,前記指定グループ変更に伴って,
前記選択されたチャンネルを,該選択チャンネルを選択
した前記チャンネル・マトリクスの列において前記変更
された指定グループ番号に該当する行の要素であるチャ
ンネルに変更するものである。
【0011】また,請求項5に係るコードレス電話装置
は,請求項2,3または4記載のコードレス電話装置に
おいて,前記複数のチャンネルは,前記第2チャンネル
群と同一の要素を含む第3チャンネル群を含み,前記第
3チャンネル群は,前記チャンネル・マトリクスの最後
列に構成され,該列の各行の要素は,前記サイクリック
な指定グループの変更順序において該行に対応する指定
グループ番号の1つ前の指定グループ番号により前記チ
ャンネル・マトリクスの第2チャンネル群が割り当てら
れる列上で決定される要素と同一であって,前記制御手
段は,前記チャンネル・マトリクスの第2チャンネル群
に該当する列において前記指定グループ番号に該当する
行の要素であるチャンネルを選択した後,該選択チャン
ネルによる通話に支障のある場合には,前記チャンネル
・マトリクスの第3チャンネル群に該当する列において
該指定グループ番号に該当する行の要素であるチャンネ
ルを選択するものである。
【0012】また,請求項6に係るコードレス電話装置
は,請求項2,3,4または5記載のコードレス電話装
置において,前記子機は,通話開始時にユーザによって
押下されるトークキーを具備し,前記子機の制御手段
は,前記トークキーの押下後,前記子機の第2記憶手段
に保持されている指定グループ番号に基づいて,前記第
1チャンネル群における空きチャンネルの有無を前記判
定手段に判定させ,前記第1チャンネル群内の空きチャ
ンネル,前記第2チャンネル群及びまたは前記第3チャ
ンネル群の該指定グループに該当するチャンネルを,前
記親機に順次送信し,前記親機の制御手段は,前記子機
から送信されたチャンネルから1つを選択チャンネルと
して,前記親機及び前記子機間の通話に使用するもので
ある。
【0013】また,請求項7に係るコードレス電話装置
は,請求項2,3,4または5記載のコードレス電話装
置において,前記親機の制御手段は,着呼時に,前記親
機の第2記憶手段に保持されている指定グループ番号に
基づいて,前記第1チャンネル群における空きチャンネ
ルの有無を前記判定手段に判定させ,前記第1チャンネ
ル群内の空きチャンネル,前記第2チャンネル群及びま
たは前記第3チャンネル群の該指定グループに該当する
チャンネルを,順次所定時間だけ前記子機に送信し,前
記子機からの応答信号を受信した時に当該親機から送信
しているチャンネルを選択チャンネルとして,前記親機
及び前記子機間の通話に使用するものである。
【0014】また,請求項8に係るコードレス電話装置
は,請求項1ないし4のいづれか記載のコードレス電話
装置において,前記親機または子機のいづれか一方の前
記制御手段は,前記第1チャンネル群に属する前記指定
チャンネルを選択し前記親機または子機のいづれか他方
に対する通信を当該チャンネルを介して行わせた結果,
前記他方より応答信号を所定時間内に受信した場合は通
信が確立したと判定し,引き続く前記親機及び子機間の
通信を当該チャンネルを介して行わせ,前記他方より応
答信号を前記所定時間内に受信しない場合は,前記第2
チャンネル群に属するチャンネルを選択し,前記親機ま
たは子機のいづれか他方に対する通信を行わせるもので
ある。
【0015】また,請求項9に係るコードレス電話装置
は,請求項8記載のコードレス電話装置において,前記
親機または子機のいづれか一方の前記制御手段は,前記
第2チャンネル群に属するチャンネルを選択し前記親機
または子機のいづれか他方に対する通信を当該チャンネ
ルを介して行わせた結果,前記他方より応答信号を前記
所定間内に受信した場合は通信が確立したと判定し,引
き続く前記親機及び子機間の通信を当該チャンネルを介
して行わせ,前記他方より応答信号を前記所定時間内に
受信しない場合は,前記第1チャンネル群に属する前記
指定チャンネルを再度選択し,前記親機または子機のい
づれか他方に対する通信を行わせるものである。
【0016】また,請求項10に係るコードレス電話装
置は,請求項1記載のコードレス電話装置において,前
記複数のチャンネルは,前記第1チャンネル群に属する
少なくとも1つのチャンネルと,前記第2チャンネル群
に属する1つのチャンネルとで構成された第1ないし第
Mグループに関連づけられて前記第1記憶手段に保持さ
れ,前記親機または子機は,前記第1ないし第Mグルー
プのいづれかを指定するグループ指定手段と,当該指定
されたグループを特定するグループ情報を記憶する第2
記憶手段とを有し,前記制御手段は,前記第2記憶手段
に記憶されたグループ情報に対応するグループを構成す
る前記第1チャンネル群に属するチャンネルを指定し前
記判定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが前記他
の装置により使用されていないと判定された場合には,
該指定チャンネルを選択し,さもなくば前記第2記憶手
段に記憶されたグループ情報に対応するグループを構成
する前記第2チャンネル群に属するチャンネルを選択す
るものである。
【0017】また,請求項11に係るコードレス電話装
置は,請求項10記載のコードレス電話装置において,
前記1ないし第Mグループは,各々2以上の第1チャン
ネ群に属するチャンネルを含み,前記制御手段は,前記
第2記憶手段に記憶されたグループ情報に対応するグル
ープを構成する前記第1チャンネル群に属するチャンネ
ルを指定し前記判定手段に判定を要求し,該指定された
チャンネル中,前記他の装置により使用されていないと
判定されたチャンネルが存在する場合には,該使用され
ていないと判定されたチャンネルの1つを選択し,該指
定されたチャンネルの何れもが前記他の装置により使用
されている場合には,前記第2記憶手段に記憶されたグ
ループ情報に対応するグループを構成する前記第2チャ
ンネル群に属するチャンネルを選択するものである。
【0018】また,請求項12に係るコードレス電話装
置は,請求項10または11記載のコードレス電話装置
において,前記親機または子機のいづれか一方の前記グ
ループ指定手段は,前記親機または子機のいづれか他方
への通信中において,当該通信に使用しているチャンネ
ルと関連づけられている前記第2の記憶手段に記憶され
ているグループ情報を,当該グループ情報に対応するグ
ループ以外の前記第1ないし第Mグループのいづれか1
つのグループを特定する他のグループ情報への変更を要
求するものであり,前記親機または子機のいずれか一方
の制御手段は,前記グループ指定手段による変更要求に
応答し,当該通信に使用しているチャンネルを介して,
前記第2の記憶手段の情報を前記他のグループ情報へ変
更することを前記親機または子機のいづれか他方に通知
するものであり,当該他方より当該変更に対する応答信
号を受信した場合のみ,前記第2の記憶手段の情報を前
記他のグループ情報に変更し,当該変更完了後,前記親
機または子機のいづれか他方への通信は前記他のグルー
プ情報に関連づけれらている前記第2チャンネル群に属
するチャンネルを介して行わせしめるものである。
【0019】また,請求項13に係るコードレス電話装
置は,請求項12記載のコードレス電話装置において,
前記親機または子機のいづれか一方の制御手段は,前記
変更要求に応答し,前記第2の記憶手段に記憶されてい
るグループ情報に対応するグループ以外の前記第1ない
し第Mグループのいづれか1つのグループを特定する他
のグループ情報の選択を所定の順番に実行するものであ
る。
【0020】また,請求項14に係るコードレス電話装
置は,請求項13記載のコードレス電話装置において,
前記第2の記憶手段は,前記変更実行後も,変更前の前
記グループ情報を記憶しているものである。
【0021】また,請求項15に係るコードレス電話装
置は,請求項10ないし14のいづれか記載のコードレ
ス電話装置において,前記第1ないし第Mグループの各
グループに関連づけれらた複数のチャンネルは,所定の
優先順位が与えられており,当該優先順位は前記各グル
ープ内において第1チャンネル群中のチャンネルおよび
第2チャンネル群中のチャンネルに割り当てられたもの
であり,前記親機または子機のいづれか一方の前記制御
手段は,前記第1チャンネル群に属する前記他の装置に
より使用されていない前記指定チャンネル中前記優先順
位の上位のチャンネルを選択し前記親機または子機のい
づれか他方に対する通信を当該チャンネルを介して行わ
せた結果,前記他方より応答信号を所定時間内に受信し
た場合は通信が確立したと判定し,引き続く前記親機及
び子機間の通信を当該チャンネルを介して行わせ,前記
他方より応答信号を前記所定時間内に受信しない場合
は,前記第1チャンネル群に属し前記他の装置により使
用されているチャンネルを除き,前記優先順位に基づき
チャンネルを選択し,前記親機または子機のいづれか他
方に対する通信を行わせるものである。
【0022】また,請求項16に係るコードレス電話装
置は,請求項15記載のコードレス電話装置において,
前記親機または子機のいづれか一方の前記制御手段は,
前記優先順位最下位のチャンネルを選択し前記親機また
は子機のいづれか他方に対する通信を当該チャンネルを
介して行わせた結果,前記他方より応答信号を前記所定
時間内に受信した場合は通信が確立したと判定し,引き
続く前記親機及び子機間の通信を当該チャンネルを介し
て行わせ,前記他方より応答信号を前記所定時間内に受
信しない場合は,前記優先順位の前記上位のチャンネル
を再度選択し,前記親機または子機のいづれか他方に対
する通信を行わせるものである。
【0023】また,請求項17に係るコードレス電話装
置は,請求項1ないし16のいづれか記載のコードレス
電話装置において,前記制御手段は,前記第2記憶手段
に記憶されているグループ情報に関連する全てのチャン
ネルに関して,前記判定手段に対して判定を要求するも
のである。
【0024】
【作用】本発明の請求項1に係るコードレス電話装置で
は,親機及び子機間で通話に使用することが許されてい
る複数のチャンネルを,他の装置により使用されていな
い場合にのみ当該コードレス電話装置の通話に使用する
ことが許されている第1チャンネル群と,他の装置の使
用とは関係なく当該コードレス電話装置の通話に使用で
きる第2チャンネル群とに分けて扱い,親機及びまたは
子機の第1記憶手段に,第1チャンネル群に属する複数
のチャンネルと,第2チャンネル群に属する複数のチャ
ンネルとを記憶し,親機及びまたは子機の制御手段で
は,通話に先立って,第1記憶手段に保持されている第
1チャンネル群に属する複数のチャンネルの中から少な
くとも1つを指定して判定手段に判定を要求し,該指定
チャンネルが他の装置により使用されていないと判定さ
れた場合には,該指定チャンネルを選択し,さもなく
ば,第1記憶手段に保持されている第2チャンネル群に
属する複数のチャンネルの中から1つを選択するように
している。
【0025】例えば,新しいFCC規格に対応させるに
は,従来使用されているものを第2チャンネル群とし,
新しく使用可能となったものを第1チャンネル群として
割り当て,チャンネル選択において,先ず,第1チャン
ネル群において空きチャンネルの有無を確認して,空き
チャンネルがある場合には該チャンネルを選択し,また
空きチャンネルのない場合には,第2チャンネル群から
選択することとすればよく,新FCC規格に準拠して効
率よくチャンネル選択し得るコードレス電話装置を実現
できる。
【0026】尚,親機及び子機間で通話に使用するチャ
ンネルは,親機または子機のいづれかで選択したチャン
ネルを親機及び子機の双方で使用することとしてもよい
し,親機及び子機において別々にチャンネルの選択を行
い,親機及び子機で同一または異なる送信チャンネルを
使用することとしてもよい。
【0027】また,請求項2に係るコードレス電話装置
では,複数のチャンネルを,第1列を第1チャンネル
群,第2列を第2チャンネル群とし,行を指定されるグ
ループ番号とするチャンネル・マトリクスとして関連づ
けて第1記憶手段に保持し,親機及びまたは子機の第2
記憶手段には,指定されるグループ番号を保持し,親機
及びまたは子機の制御手段では,チャンネル・マトリク
スの第1列において第2記憶手段に保持されている指定
グループ番号に該当する行の要素であるチャンネルを指
定して判定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが他
の装置により使用されていないと判定された場合には,
該指定チャンネルを選択し,さもなくば,チャンネル・
マトリクスの第2列において該指定グループ番号に該当
する行の要素であるチャンネルを選択するようにしてい
る。
【0028】例えば,第2記憶手段に保持される指定さ
れるグループ番号として,電源投入時に任意に初期設定
し,その後の通話で使用したチャンネルが含まれるグル
ープの番号に随時更新することとすれば,より効率的な
手順でチャンネル選択することが可能となる。
【0029】また,チャンネル選択の候補を,チャンネ
ル・マトリクスにおける1行分に限定することにより,
チャンネル選択において行われるスキャン動作をより短
時間で効率的に行うことができ,スキャン動作の間欠動
作と相俟って消費電力を低減することができる。
【0030】また,請求項3に係るコードレス電話装置
では,第1チャンネル群を,n個(nは任意の正整数)
のチャンネル群に分割し,複数のチャンネルを,第1列
から第n列を第1チャンネル群の第1から第nのn個の
チャンネル群に順次割り当て,第n+1列を第2チャン
ネル群とし,行を指定されるグループ番号とするチャン
ネル・マトリクスとして関連づけて第1記憶手段に保持
し,親機及びまたは子機の第2記憶手段に指定されるグ
ループ番号を保持し,親機及びまたは子機の制御手段
は,チャンネル・マトリクスの第1列から第n列までに
ついて昇順に,第2記憶手段に保持されている指定グル
ープ番号に該当する行の要素であるチャンネルを指定し
て判定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが他の装
置により使用されていないと判定された場合には,該指
定チャンネルを選択し,チャンネル・マトリクスの第1
列から第n列までに該当する何れのチャンネル群につい
ても使用されていると判定された場合には,チャンネル
・マトリクスの第n+1列において該指定グループ番号
に該当する行の要素であるチャンネルを選択するように
している。
【0031】例えば,新しいFCC規格で新しく使用可
能となった第1チャンネル群を,更に複数のチャンネル
群に分割して,第2チャンネル群よりも優先的に選択さ
せることにより,第1チャンネル群の選択機会を増やす
ことができ,第2チャンネル群の選択はチャンネルが使
用されていても選択を行うのに対して,第1チャンネル
群の選択はチャンネルが空きでなければ選択しないの
で,第1チャンネル群から選択される方が,通話状態で
妨害が発生するおそれがより少ないことから,通話状態
における妨害の発生を抑制できる。尚,第1チャンネル
群の第1から第nのn個のチャンネル群の各要素につい
ては重複が許容されるが,チャンネル・マトリクスにお
ける各行(各グループ)の要素については重複は許され
ない。
【0032】また,チャンネル選択の候補を,チャンネ
ル・マトリクスにおける1行分に限定することにより,
チャンネル選択において行われるスキャン動作をより短
時間で効率的に行うことができ,スキャン動作の間欠動
作と相俟って消費電力を低減することができる。
【0033】また,請求項4に係るコードレス電話装置
では,親機及びまたは子機において,第2記憶手段に保
持されている指定グループ番号を,所定キーの押下に応
答して,指定グループ変更手段により,所定のサイクリ
ックな指定グループの変更順序に基づいて変更するよう
にし,制御手段は,指定グループ変更に伴って,選択さ
れたチャンネルを,該選択チャンネルを選択したチャン
ネル・マトリクスの列において変更された指定グループ
番号に該当する行の要素であるチャンネルに変更するよ
うにしている。
【0034】これにより,例えば,通話に用いているチ
ャンネルに高調波による妨害や,隣接する周波数のチャ
ンネルによる妨害が発生した場合に,ユーザが所定キー
を押下することによってチャンネル変更を行い,これら
の妨害事象を解消できる。尚,この場合,サイクリック
な指定グループの変更順序は,該順序における前後のチ
ャンネル周波数をなるべく離れた周波数とする等の配慮
がなされている。
【0035】また,請求項5に係るコードレス電話装置
では,複数のチャンネルに,第2チャンネル群と同一の
要素を含む第3チャンネル群を含ませ,第3チャンネル
群を,チャンネル・マトリクスの最後列に構成し,且
つ,該列の各行の要素が,サイクリックな指定グループ
の変更順序において該行に対応する指定グループ番号の
1つ前の指定グループ番号によりチャンネル・マトリク
スの第2チャンネル群が割り当てられる列上で決定され
る要素と同一となるようにし,制御手段では,チャンネ
ル・マトリクスの第2チャンネル群に該当する列におい
て指定グループ番号に該当する行の要素であるチャンネ
ルを選択した後,該選択チャンネルによる通話に支障の
ある場合には,チャンネル・マトリクスの第3チャンネ
ル群に該当する列において該指定グループ番号に該当す
る行の要素であるチャンネルを選択するようにしてい
る。
【0036】請求項1,2,3または4に係るコードレ
ス電話装置では,第1チャンネル群で空きチャンネルが
ない場合に第2チャンネル群の指定グループ番号のチャ
ンネルを選択するが,親機及び子機のそれぞれの第2記
憶手段が保持する指定グループ番号が食い違っていた
り,また,選択されたチャンネルで一方から発呼しても
他方の着呼側からの応答がない等の場合に通話状態に移
行できないといったことも想定される。
【0037】第3チャンネル群からチャンネルを選択す
る,言い換えれば,第2チャンネル群において,指定グ
ループの変更順序における1つ前の指定グループ番号の
チャンネルを選択することとすれば,上記不具合の発生
を抑制でき,効率よくチャンネル選択すると共に,より
確実に通話状態に遷移させることが可能となる。
【0038】また,請求項6に係るコードレス電話装置
では,子機において,通話開始時にユーザによってトー
クキーが押下されると,子機の制御手段は,子機の第2
記憶手段に保持されている指定グループ番号に基づい
て,第1チャンネル群における空きチャンネルの有無を
判定手段に判定させ,第1チャンネル群内の空きチャン
ネル,第2チャンネル群及びまたは第3チャンネル群の
該指定グループに該当するチャンネルを,親機に順次送
信し,親機の制御手段は,子機から送信されたチャンネ
ルから1つを選択チャンネルとして,親機及び子機間の
通話に使用するのが望ましい。
【0039】また,請求項7に係るコードレス電話装置
では,親機の制御手段において,着呼時に,親機の第2
記憶手段に保持されている指定グループ番号に基づい
て,第1チャンネル群における空きチャンネルの有無を
判定手段に判定させ,第1チャンネル群内の空きチャン
ネル,第2チャンネル群及びまたは第3チャンネル群の
該指定グループに該当するチャンネルを,順次所定時間
だけ子機に送信し,子機からの応答信号を受信した時に
当該親機から送信しているチャンネルを選択チャンネル
として,親機及び子機間の通話に使用するのが望まし
い。
【0040】また,請求項8に係るコードレス電話装置
では,親機または子機のいづれか一方の制御手段におい
て,第1チャンネル群に属する指定チャンネルを選択さ
せ,親機または子機のいづれか他方に対する通信を当該
チャンネルを介して行わせた結果,他方より応答信号を
所定時間内に受信した場合には,通信が確立したと判定
し,引き続く親機及び子機間の通信を当該チャンネルを
介して行わせ,応答信号を所定時間内に受信しない場合
には,第2チャンネル群に属するチャンネルを選択する
ようにしている。
【0041】また,請求項9に係るコードレス電話装置
では,親機または子機のいづれか一方の制御手段におい
て,第2チャンネル群に属するチャンネルを選択させ,
親機または子機のいづれか他方に対する通信を当該チャ
ンネルを介して行わせた結果,他方より応答信号を所定
時間内に受信した場合には,通信が確立したと判定し,
引き続く親機及び子機間の通信を当該チャンネルを介し
て行わせ,応答信号を所定時間内に受信しない場合に
は,第1チャンネル群に属する指定チャンネルを再度選
択するようにしている。
【0042】また,請求項10に係るコードレス電話装
置では,制御手段において,第2記憶手段に記憶された
グループ情報に対応するグループを構成する第1チャン
ネル群に属するチャンネルを指定し判定手段に判定を要
求し,該指定チャンネルが他の装置により使用されてい
ないと判定された場合には,該指定チャンネルを選択
し,それ以外の場合には,第2記憶手段に記憶されたグ
ループ情報に対応するグループを構成する第2チャンネ
ル群に属するチャンネルを選択するようにしている。
【0043】また,請求項11に係るコードレス電話装
置では,制御手段において,第2記憶手段に記憶された
グループ情報に対応するグループを構成する第1チャン
ネル群に属するチャンネルを指定し判定手段に判定を要
求し,該指定されたチャンネル中,他の装置により使用
されていないと判定されたチャンネルが存在する場合に
は,該使用されていないと判定されたチャンネルの1つ
を選択し,該指定されたチャンネルの何れもが他の装置
により使用されている場合には,第2記憶手段に記憶さ
れたグループ情報に対応するグループを構成する第2チ
ャンネル群に属するチャンネルを選択するようにしてい
る。
【0044】また,請求項12に係るコードレス電話装
置では,親機または子機のいずれか一方の制御手段にお
いて,グループ指定手段による変更要求に応答し,当該
通信に使用しているチャンネルを介して,第2の記憶手
段の情報を他のグループ情報へ変更することを親機また
は子機のいづれか他方に通知するものであり,当該他方
より当該変更に対する応答信号を受信した場合のみ,第
2の記憶手段の情報を他のグループ情報に変更し,当該
変更完了後,親機または子機のいづれか他方への通信は
他のグループ情報に関連づけれらている第2チャンネル
群に属するチャンネルを介して行わうようにしている。
【0045】また,請求項13に係るコードレス電話装
置では,親機または子機のいづれか一方の制御手段は,
変更要求に応答し,第2の記憶手段に記憶されているグ
ループ情報に対応するグループ以外の第1ないし第Mグ
ループのいづれか1つのグループを特定する他のグルー
プ情報の選択を所定の順番に実行するようにする。
【0046】また,請求項14に係るコードレス電話装
置では,第2の記憶手段は,変更実行後も,変更前のグ
ループ情報を記憶するのが望ましい。
【0047】また,請求項15に係るコードレス電話装
置では,親機または子機のいづれか一方の制御手段は,
第1チャンネル群に属する他の装置により使用されてい
ない指定チャンネル中優先順位の上位のチャンネルを選
択し親機または子機のいづれか他方に対する通信を当該
チャンネルを介して行わせた結果,他方より応答信号を
所定時間内に受信した場合は通信が確立したと判定し,
引き続く親機及び子機間の通信を当該チャンネルを介し
て行わせ,他方より応答信号を所定時間内に受信しない
場合には,第1チャンネル群に属し他の装置により使用
されているチャンネルを除き,優先順位に基づきチャン
ネルを選択するようにしている。
【0048】また,請求項16に係るコードレス電話装
置では,親機または子機のいづれか一方の制御手段は,
優先順位最下位のチャンネルを選択し親機または子機の
いづれか他方に対する通信を当該チャンネルを介して行
わせた結果,他方より応答信号を所定時間内に受信した
場合には通信が確立したと判定し,引き続く親機及び子
機間の通信を当該チャンネルを介して行わせ,他方より
応答信号を所定時間内に受信しない場合には,優先順位
の上位のチャンネルを再度選択するようにしているもの
である。
【0049】また,請求項17に係るコードレス電話装
置では,制御手段は,第2記憶手段に記憶されているグ
ループ情報に関連する全てのチャンネルに関して,判定
手段に対して判定を要求するのが望ましい。
【0050】
【実施例】以下,本発明のコードレス電話装置の一実施
例について,図面を参照して詳細に説明する。
【0051】〔親機の構成〕図1は本発明の一実施例に
係るコードレス電話装置における親機の構成図である。
図1において,本実施例のコードレス電話装置の親機
は,アンテナ101,受信部102,送信部103,周
波数シンセサイザ104,周波数ディテクタ(FM_D
ET回路)105,スケルチ回路(請求項にいう判定手
段)106,受信ミュート回路(RX_MUTE回路)
107,ハイブリッドIC108,回線インタフェース
(TEL I/F)109,変調回路(MOD回路)1
11,送信ミュート回路(TX_MUTE回路)112
及びCPU(請求項にいう制御手段)121を備えて構
成されている。
【0052】尚,図1中,PLL−DATAは,CPU
121から周波数シンセサイザ104に与えられる位相
同期ループ回路のデータであり,SQは,スケルチ回路
106で行われる受信信号のスケルチチェックの結果で
ある。また,当該親機は回線インタフェース109を介
して回線110と接続される。
【0053】〔子機の構成〕また図2は,本実施例のコ
ードレス電話装置における子機の構成図である。図2に
おいて,本実施例のコードレス電話装置の子機は,アン
テナ201,受信部202,送信部203,周波数シン
セサイザ1204,周波数ディテクタ(FM_DET回
路)205,スケルチ回路(請求項にいう判定手段)2
06,増幅器207,スピーカ208,変調回路(MO
D回路)211,マイク212,CPU(請求項にいう
制御手段)221,キーボード222,受信部電源スイ
ッチ(RX SW)223,電解コンデンサ224(容
量:C1)及び抵抗225(抵抗値:R1)を備えて構
成されている。
【0054】尚,図2中,PLL−DATAは,CPU
221から周波数シンセサイザ204内の位相同期ルー
プ(PLL)回路に与えられる制御データであり,SQ
は,スケルチ回路206で行われる受信信号のスケルチ
チェックの結果である。また,RXBPWRは,受信部
電源スイッチ223に対する制御信号であり,受信部電
源スイッチ223からは,受信部202等の受信系統の
電源供給についてオン/オフ制御されたRX−VCCが
出力される。
【0055】更に,電解コンデンサ224及び抵抗22
5はスキャン動作における間欠動作を制御する回路であ
って,ストップコントロール信号STPCNTを”H”
レベルとした時に電解コンデンサ224が充電され,ス
トップコントロール信号STPCNTをオープン電位と
した時に時定数(C1×R1)で放電されて,信号WA
KE−UPが”H:アクティブ”レベルにある時,時定
数に基づく一定時間後に”L”レベルとなるまで,スリ
ープモードに至る。
【0056】〔チャンネル・マトリクス〕図3は,本実
施例のコードレス電話装置が親機及び子機間の接続にお
いて選択可能なチャンネル群を表すチャンネル・マトリ
クスを示している。このチャンネル・マトリクスは,図
示しないROM等で実現される記憶手段(請求項にいう
第1記憶手段)に保持されている。
【0057】チャンネル・マトリクスの列はチャンネル
群別に割り当てられ,行は記憶手段(請求項にいう第2
記憶手段)(図示しないがSRAM等で実現される)に
保持されている指定グループ番号に該当する。尚,本実
施例では,該記憶手段の内容は,電源投入時に初期設定
された後,通話毎にその通話で使用した指定グループ番
号に更新されるものとする。従って,通話に使用するチ
ャンネル選択を行う時点では,その通話の1つ前の通話
で使用したチャンネルが含まれる指定グループ番号が記
憶されていることになる。
【0058】第1チャンネル群は,新FCC規格で新た
に使用可能となった新チャンネル群で,当該コードレス
電話装置以外の他の機器が使用している場合には選択で
きないチャンネル群であり,A群及びB群を備える。ま
た第2チャンネル群は,従来のFCC規格で割り当てら
れていたチャンネル群で,他の機器の使用に関わらず選
択できる旧チャンネル群であって,C群である。
【0059】更に第3チャンネル群(D群)は,第2チ
ャンネル群(C群)と同一の要素を含み,チャンネル・
マトリクスの最後列に付加されるもので,該列(D群)
の各行の要素は,サイクリックな指定グループの変更順
序において該行に対応する指定グループ番号の1つ前の
指定グループ番号により前記チャンネル・マトリクスの
第2チャンネル群が割り当てられる列上で決定される要
素と同一である。
【0060】ここで,サイクリックな指定グループの変
更順序とは,ユーザが通話中にチャンネル変更する場合
に適用されるもので,子機のキーボード222に具備さ
れているチャンネル変更キーを押下することによってチ
ャンネル変更指示がなされる。
【0061】ユーザがチャンネル変更するのは,通常,
通話に用いているチャンネルに,高調波による妨害や,
隣接する周波数のチャンネルによる妨害が発生している
ためであり,これらの妨害事象が解消するように変更順
序が設定されている。即ち,本実施例では,サイクリッ
クな指定グループの変更順序を次のように設定してい
る。 1→7→4→2→10→3→9→6→8→5→1
【0062】尚,チャンネル・マトリクスに第3チャン
ネル群(D群)を含ませているのは,後述のように本実
施例のチャンネル選択方法では,第1チャンネル群(A
群及びB群)で空きチャンネルがない場合に第2チャン
ネル群(C群)の指定グループ番号のチャンネルを選択
するが,親機及び子機間で指定グループ番号が食い違っ
ていたり,また,該チャンネルで発呼しても着呼側から
の応答がない等の場合が想定され,そのような場合に
は,第3チャンネル群(D群)からチャンネルを選択し
ようとするものである。つまり,旧チャンネル群の中か
ら,指定グループの変更順序において1つ前の指定グル
ープ番号のチャンネルが選択されることになる。
【0063】また,図3のチャンネル・マトリクスの列
の順番(1st,2nd,3rd,4th)は,チャン
ネル選択においてそれぞれのチャンネル群が適用される
優先順位を表し,従って,原則としてA群,B群,C
群,D群の順にスキャンされることとなる。但し,実際
には,後述するように,子機及び親機におけるスキャン
動作はA群,B群,C群のチャンネル群に対して行わ
れ,D群についてのスキャン動作は行わない。
【0064】〔子機のスキャン動作〕次に,子機のスキ
ャン動作について,図4に示すタイミングチャートを用
いて説明する。
【0065】先ず,タイミングT1(図4(f)参照)
は,トークキーの押下等による外部割り込みによって,
信号WAKE−UPが”L”レベルとなり(図4(a)
参照),CPU221を駆動するクロックの発振が開始
される(図4(b)参照)。
【0066】クロック発振器のクロック発振出力が安定
するまでの時間としての時間tbだけ経過した後,即ち
タイミングT2では,CPU221から,受信系統の電
源供給をオンとすべく,制御信号RXBPWRが”L:
アクティブ”レベルで出力され,また,次の間欠動作を
行うために電解コンデンサ224を充電すべく,ストッ
プコントロール信号STPCNTが”H”レベルで出力
される。
【0067】次に,受信系統の電源供給がオンとなった
後,PLL_IC回路の供給電源電圧(Vcc)が安定
するまでの時間tcを経過したタイミングT3では,C
PU221からPLL−DATAが周波数シンセサイザ
204に供給される。ここでPLL−DATAは,チャ
ンネル・マトリクスにおいてA群の指定グループ番号に
応じたチャンネルの周波数データである。
【0068】PLL−DATAを出力して所定時間経過
後,スケルチ回路206によるスケルチチェックが行わ
れる。スケルチチェックの結果であるスケルチ信号SQ
をCPU221が受け取り,該チャンネルが空きか使用
中かを判定する。
【0069】更に,PLL−DATAの出力は,チャン
ネル・マトリクスにおけるB群及びC群の同一指定グル
ープ番号に応じたチャンネルについても,同様に行われ
る。尚,PLL−DATAの出力の時間間隔として,受
信系統における受信動作の安定時間及びスケルチ回路2
06におけるスケルチチェック動作の安定時間を加味し
た時間td,te,tfがとられる。
【0070】次に,C群についての周波数データ(PL
L−DATA)が出力されてから時間tfを経過したタ
イミングT5では,スキャン動作が終了したとして,C
PU221は,制御信号RXBPWRを”H”レベル
に,ストップコントロール信号STPCNTをオープン
電位にそれぞれした後,クロックの発振を停止してスト
ップモードに入る。
【0071】尚,図4のタイミングチャートにおいて具
体的な時間間隔を例示すれば,以下の通りである。 ta=117[msec];tb+tc+td+te+
tf tb= 17[msec];クロック発振安定時間 tc= 10[msec];PLL_ICのVcc安定
時間 td= 30[msec];受信安定時間及びスケルチ
安定時間 te= 30[msec];受信安定時間及びスケルチ
安定時間 tf= 30[msec];受信安定時間及びスケルチ
安定時間
【0072】以上のように,子機のスキャン動作では,
チャンネル選択の候補をチャンネル・マトリクスにおけ
る1行分,即ちA群,B群,C群のチャンネル群から1
チャンネルずつに限定して行っているので,スキャン動
作をより短時間で効率的に行うことができ,スキャン動
作の間欠動作と相俟って消費電力を低減することができ
る。
【0073】〔親機のスキャン動作〕次に,親機のスキ
ャン動作について,図5に示すタイミングチャートを用
いて説明する。
【0074】先ず,タイミングT1(図5(b)参照)
では,CPU121からPLL−DATAが周波数シン
セサイザ104に供給される。ここでPLL−DATA
は,チャンネル・マトリクスにおいてA群の指定グルー
プ番号に応じたチャンネルの周波数データである。
【0075】PLL−DATAを出力して所定時間経過
後,スケルチ回路106によるスケルチチェックが行わ
れる。スケルチチェックの結果であるスケルチ信号SQ
をCPU121が受け取り,該チャンネルが空きか使用
中かを判定する。
【0076】更に,PLL−DATAの出力は,チャン
ネル・マトリクスにおけるB群及びC群の同一指定グル
ープ番号に応じたチャンネルについても同様に行われ,
A群→B群→C群→A群と繰り返しスキャン動作が行わ
れる。尚,PLL−DATAの出力の時間間隔として,
受信系統における受信動作の安定時間及びスケルチ回路
106におけるスケルチチェック動作の安定時間を加味
した時間ta,tbがとられる。
【0077】尚,図5のタイミングチャートにおいて具
体的な時間間隔を例示すれば,以下の通りである。 ta=30[msec];受信安定時間及びスケルチ安
定時間 tb=30[msec];受信安定時間及びスケルチ安
定時間
【0078】以上のように,親機のスキャン動作では,
チャンネル選択の候補をチャンネル・マトリクスにおけ
る1行分,即ちA群,B群,C群のチャンネル群から1
チャンネルずつに限定して行っているので,スキャン動
作をより短時間で効率的に行うことができる。
【0079】〔子機及び親機間の接続動作の手順〕次
に,子機及び親機間の接続動作の手順についての説明を
行う。先ず,接続動作の概要について説明する。尚,親
機が発呼側となるのはベル着信による通話接続,アンサ
ー接続等の場合であり,子機が発呼側となるのはトーク
キー入力による通話接続,リモート接続等の場合であ
る。
【0080】親機及び子機は共に,それぞれが発呼側と
なる時,各チャンネル群(A群,B群及びC群)につい
て,空きチャンネルの有無を前述のスキャン動作によっ
て確認する。発呼側からは,スキャン動作によって確認
された空きチャンネルを送信チャンネルとして使用して
コード送信を行い,着呼側からACKコードが帰ってく
れば該チャンネルを引き続き用いて通話接続の状態に至
る。
【0081】また,着呼側からACKコードが帰ってこ
なければ,発呼側の送信チャンネルがビジー(BUS
Y)状態であると判断して,他の空きチャンネルを送信
チャンネルとしてコード送信を繰り返し行う。
【0082】図6は,子機側でトークキー入力があって
から通話接続状態に至るまでの,子機及び親機における
処理を示すフローチャートである。先ず,子機が待ち受
け状態(ステップS601)にある時に,トークキー入
力のイベントE621があると,ステップS602の判
断を介してステップS604に進む。また,ステップS
602の判断において,待ち受け状態はキー入力等のイ
ベントが発生するまで継続される。
【0083】次に,ステップS604では,先に説明し
た「子機のスキャン動作」が行われる。即ち,子機の第
2記憶手段に保持されている指定グループ番号に基づ
く,第1チャンネル群(A群,B群),第2チャンネル
群(C群)の該当チャンネルについて,空きか否かの判
定がスケルチ回路206によりなされる。
【0084】またステップS605では,判定された第
1チャンネル群(A群,B群)の空きチャンネル,第2
チャンネル群(C群)及びまたは第3チャンネル群(D
群)の該指定グループに該当するチャンネルを送信チャ
ンネルとして使用して,順次,親機に対して発信要求コ
ードが送信される(イベントE622)。
【0085】親機側では,親機が待ち受け状態(ステッ
プS611)にある時に,発信要求コードの送信イベン
トE622があると,ステップS612の判断を介して
ステップS614に進むこととなる。また,ステップS
612の判断において,待ち受け状態はコード受信等の
イベントが発生するまで継続される。
【0086】ステップS614では,子機からの発信要
求コードの送信イベントE622を受け付けた旨を示
す,発信要求ACKコードを子機に対して送信する(イ
ベントE623)。尚,子機からの発信要求コードの送
信イベントE622が電波伝搬における不具合等で親機
に届かなかった場合や,送信イベントE622を受け付
ける直前にベル着信等があった場合には,発信要求AC
Kコードの送信イベントE623は起こらない。
【0087】子機側で,親機からの発信要求ACKコー
ドの送信イベントE623を受け付けると,ステップS
606において,実行コードを親機に対して送信する
(イベントE624)。該実行コードの送信イベントE
624を親機が受け付けることにより,ステップS61
5で回線接続され,ステップS607の通話接続状態に
至る。
【0088】次に図7は,通話接続状態にある時にチャ
ンネル変更を行う手順を示すフローチャートである。
尚,ここでは通話中のチャンネル変更について以下説明
するが,チャンネル変更は通話中の他に,リモート接続
(子機から親機の留守電機能を制御)中やコールスクリ
ーン(着信時の自動応答)接続中においても行うことが
できる。
【0089】先ず,通話接続状態(ステップS607)
にある時に,子機のキーボード222に具備されている
チャンネル変更キーが入力されると(イベントE72
1),ステップS701では,前述のサイクリックな指
定グループの変更順序に基づいて,現在選択されている
チャンネルに応じたグループ番号が変更され,第2チャ
ンネル群の変更後のグループ番号に対応するチャンネル
に変更するため,チャンネル変更要求コードが親機に対
して送信される(イベントE722)。
【0090】親機側では,チャンネル変更要求コードの
送信イベントE722を受け付けると,ステップS71
1において,子機に対してチャンネル変更要求ACKコ
ードが送信される(イベントE723)。
【0091】次に子機側では,親機からのチャンネル変
更要求ACKコードの送信イベントE723を受け付け
ると,ステップS702において,実行コードを親機に
対して送信する(イベントE724)。該実行コードの
送信イベントE724を親機が受け付けることにより,
ステップS712で接続チャンネルが変更され,また子
機側でもステップS703で接続チャンネルが変更さ
れ,ステップS704の通話接続状態に戻る。
【0092】次に図8は,通話接続状態にある時に回線
切断を行う手順を示すフローチャートである。先ず,子
機及び親機が通話接続状態(ステップS704)にある
時に,トークキー入力のイベントE821があると,ス
テップS801では,切断要求コードが親機に対して送
信される(イベントE822)。
【0093】親機側では,切断要求コードの送信イベン
トE822を受け付けると,ステップS811において
回戦を切断し,ステップS812において,子機に対し
て切断コードが送信され(イベントE823),親機は
待ち受け状態(ステップS813)に戻る。また,子機
側においても,親機からの切断コードの送信イベントE
823を受け付けると,待ち受け状態(ステップS80
2)に戻る。
【0094】次に図9は,親機側でベル着信があってか
ら通話接続状態に至るまでの,子機及び親機における処
理を示すフローチャートである。先ず,親機が待ち受け
状態(ステップS911)にある時に,ベル着信のイベ
ントE921があると,ステップS912の判断を介し
てステップS913に進む。また,ステップS912の
判断において,待ち受け状態はベル着信等のイベントが
発生するまで継続される。
【0095】次に,ステップS913では,先に説明し
た「親機のスキャン動作」が行われる。即ち,親機の第
2記憶手段に保持されている指定グループ番号に基づ
く,第1チャンネル群(A群,B群),第2チャンネル
群(C群)の該当チャンネルについて,空きか否かの判
定がスケルチ回路106によりなされる。
【0096】またステップS914では,判定された第
1チャンネル群(A群,B群),第2チャンネル群(C
群)の空きチャンネル,または第3チャンネル群の該指
定グループに該当するチャンネルを送信チャンネルとし
て使用して,順次,子機に対して着信要求コードが送信
される(イベントE922)。
【0097】子機側では,子機が待ち受け状態(ステッ
プS901)にある時に,着信要求コードの送信イベン
トE922があると,ステップS902の判断を介して
ステップS904に進むこととなる。また,ステップS
902の判断において,待ち受け状態はコード受信等の
イベントが発生するまで継続される。
【0098】ステップS904では,親機からの着信要
求コードの送信イベントE922を受け付けた旨を示
す,着信要求ACKコードを親機に対して送信する(イ
ベントE923)。尚,親機からの発信要求コードの送
信イベントE922が電波伝搬における不具合等で親機
に届かなかった場合等には,着信要求ACKコードの送
信イベントE923は起こらない。
【0099】親機側で,子機からの着信要求ACKコー
ドの送信イベントE923を受け付けると,ステップS
915において,着信コードを子機に対して送信する
(イベントE924)。その後ステップS916では,
ベル着信の終了判断がなされる。ステップS916にお
いて,終了していない場合にはステップS914に戻っ
て再び着信要求コードの送信がなされ,終了している場
合には待ち受け状態に戻る(ステップS917)。
【0100】一方,子機側では,親機からの着信コード
の送信イベントE924を受け付けると,ステップS9
05で,子機のベルスピーカから着信音が鳴らされる。
ユーザは該子機の着信音に促されてトークキーを押下す
る(イベントE925)。
【0101】次に,ステップS906ではキー入力の有
無について判断し,トークキー入力のイベントE925
がある場合には図6のステップS605に進む。またキ
ー入力がない場合には,ステップS907に進んで,着
信状態のタイムアウトの判断を行う。タイムアウトに至
っていない場合にはステップS902の判断に戻り,タ
イムアウトになった場合には待ち受け状態に戻る。
【0102】〔子機が発呼側の場合のチャンネル選択の
詳細〕子機側でトークキー入力があってから通話接続状
態に至るまでの処理フローの概略については図6を参照
して説明したが,ここでは,図10から図13までのタ
イミングチャートを用いて,子機が発呼側の場合の通話
接続手順におけるチャンネル選択の詳細な動作を説明す
る。
【0103】先ず,トークキー入力のイベントが起こる
と(図10(a)参照),子機では制御信号RXBPW
Rが”L:アクティブ”レベルとなって受信系統の電源
電圧供給がオンとなり(図10(b)参照),タイミン
グT1(図10(f)参照)で,スケルチ回路206の
スケルチチェックによる空きチャンネル検出のためのス
キャンを行う。スキャンは,第2記憶手段に保持されて
いる指定グループ番号に基づく,第1チャンネル群(A
群,B群),第2チャンネル群(C群)の該当チャンネ
ルについて行われる。
【0104】図10では,空きチャンネルスキャンの結
果,A群,B群及びC群の全てについて「空きチャンネ
ル」となった場合を想定している。この場合,原則的に
は,子機が親機に対して送信する発信要求コードは,A
群及びB群の空きチャンネル,C群及びD群の指定グル
ープに該当するチャンネルを,順次,送信チャンネルと
して使用して送信されることとなる。
【0105】従って,タイミングT2から,A群→B群
→C群→D群という優先順位の順番で送信チャンネルを
循環させて,発信要求コードを送信すれば足りるが,後
で図11から図13を用いて説明するように,空きチャ
ンネルスキャンの結果によっては,送信に使用するチャ
ンネル群の組み合わせが異なり,単に循環させて送信す
る方法では,スキャン結果の場合分けの数だけ処理フロ
ーを別々に用意する必要がありプログラムが増え,また
複雑になる。
【0106】また,発信要求コードの送信は,親機から
発信要求ACKコードが送信されてくるまで繰り返し行
われるが,その間に,親機側でベル着信等のイベントが
発生して,親機側から子機が発信要求コードの送信に使
用している送信チャネルと同じチャネルで送信する「同
時送信」が起こる可能性があり,この同時送信に対処す
る必要がある。
【0107】以上のような種々の問題に対処すべく,本
実施例では,次のような発信要求コードの送信方法を採
用している。
【0108】つまり,空きチャンネル検出のための第1
スキャンの後,タイミングT2から第1送信チャンネ
ル,第2送信チャンネルで順次送信し,タイミングT3
で同時送信対処のための第2スキャンを行い,第2スキ
ャンの後,タイミングT4から第3送信チャンネル,第
4送信チャンネルで順次送信し,更に同時送信対処のた
めの第3スキャンを行い,第3スキャンの後,第5送信
チャンネル,第6送信チャンネルで順次送信する。この
一連の処理を繰り返し(具体的には約12[sec]
間)行うというものである。
【0109】ここで,第1,第3及び第5送信チャンネ
ルは,第1チャンネル群(A群,B群)で空きチャンネ
ルがある場合に,その内より高い優先順位の空きチャン
ネル群(図10ではA群)となるか,第1チャンネル群
に空きチャンネルがない場合に第2チャンネル群(C
群)となるか,或いは,第1及び第2チャンネル群に空
きチャンネルがない場合に第3チャンネル群(D群)と
なる。
【0110】また,第2送信チャンネルは,第1チャン
ネル群(A群,B群)で空きチャンネルがある場合に,
その内で第2番目に優先順位の高い空きチャンネル群
(図10ではB群)となるか,第1チャンネル群に1つ
しか空きチャンネルがない場合に第2チャンネル群(C
群)となるか,或いは,第1チャンネル群に空きチャン
ネルがない場合に第3チャンネル群(D群)となる。
【0111】また,第4送信チャンネルは,第1チャン
ネル群(A群,B群)で空きチャンネルがある場合に,
その内で第3番目に優先順位の高い空きチャンネル群
(本実施例では該当せず)となるか,第1チャンネル群
に2つ空きチャンネルがある場合に第2チャンネル群
(図10ではこのC群)となるか,或いは,第1チャン
ネル群に1つしか空きチャンネルがない場合に第3チャ
ンネル群(D群)となる。
【0112】更に,第6送信チャンネルは,第1チャン
ネル群(A群,B群)で空きチャンネルがある場合に,
その内で第3番目に優先順位の高い空きチャンネル群
(本実施例では該当せず)となるか,第1チャンネル群
に2つ空きチャンネルがある場合または第1チャンネル
群に空きチャンネルがない場合に,第3チャンネル群
(図10ではこのD群)となる。
【0113】尚,本手法は,第1,第2及び第3スキャ
ンを行う場合を想定しているため,第1チャンネル群を
4群以上に分割する場合には,第2チャンネル群を送信
チャンネルとする場合が発生しないため,有効な方法で
はなくなることに留意する必要がある。
【0114】また,同時送信対処のための第2スキャン
または第3スキャンでは,A群,B群及びC群について
スケルチ回路206によるスケルチチェックを行うと共
に,使用されているチャンネルがある場合には,一定時
間後,そのチャンネル周波数で送信されているコード
(IDコード)を解読して,該コード送信が自分向けに
なされているか否かを判断する。つまり,自分向けに親
機からの送信がある場合は,同時送信が発生している場
合であり,子機からの通話接続を中断して,親機からの
着信要求等に対応するなどの対処を行うこととなる。
【0115】従って,本実施例では,同時送信対処のた
めの第2スキャンまたは第3スキャンにおいて,A群,
B群及びC群についてスケルチ回路206によるスケル
チチェックを行って,第1スキャンの結果と食い違って
も,それ以降の送信チャンネルを変化させる等,チャン
ネル選択に反映させることをしていないが,チャンネル
選択に反映するようにすることも可能である。
【0116】更に,図10の場合には,第6送信チャン
ネルが第3チャンネル群(D群)となるが,このように
第3チャンネル群(D群)を送信チャンネル候補とする
ことで,親機及び子機間で指定グループ番号が食い違っ
ていたり,また,空きと確認された送信チャンネルで発
呼しても着呼側からの応答がない等の状況が発生した場
合にも有効に対処できることとなる。
【0117】また図11は,図10と同様の空きチャン
ネルスキャンの結果,A群が「使用チャンネル」,B群
及びC群が「空きチャンネル」となった場合を想定して
おり,第1,第3及び第5送信チャンネルはB群,第2
及び第6送信チャンネルはC群,第4送信チャンネルは
D群となる。
【0118】また図12は,図10と同様の空きチャン
ネルスキャンの結果,A群及びC群が「空きチャンネ
ル」,B群が「使用チャンネル」となった場合を想定し
ており,第1,第3及び第5送信チャンネルはA群,第
2及び第6送信チャンネルはC群,第4送信チャンネル
はD群となる。
【0119】更に図13は,図10と同様の空きチャン
ネルスキャンの結果,A群及びB群が「使用チャンネ
ル」,C群が「空きチャンネル」となった場合を想定し
ており,第1,第3及び第5送信チャンネルはC群,第
2,第4及び第6送信チャンネルはD群となる。
【0120】〔親機が発呼側の場合のチャンネル選択の
詳細〕また,図9を参照して親機側でベル着信があって
から通話接続状態に至るまでの処理フローの概略につい
ては説明したが,ここでは,図14及び図15のタイミ
ングチャートを用いて,親機が発呼側の場合の通話接続
手順におけるチャンネル選択の詳細な動作を説明する。
【0121】先ず,ベル着信のイベントが起こると(図
14(a)参照),親機では,タイミングT1(図14
(f)参照)で,スケルチ回路106のスケルチチェッ
クによる空きチャンネル検出のためのスキャンを行う。
スキャンは,第2記憶手段に保持されている指定グルー
プ番号に基づく,第1チャンネル群(A群,B群),第
2チャンネル群(C群)の該当チャンネルについて行わ
れる。
【0122】図14では,空きチャンネルスキャンの結
果,A群,B群及びC群の全てについて「空きチャンネ
ル」となった場合を想定している。この場合,親機が親
機に対して送信する着信要求コードは,A群及びB群の
空きチャンネル,C群の指定グループに該当するチャン
ネルを,順次,送信チャンネルとして使用して送信され
ることとなる。
【0123】つまり,タイミングT2において,スキャ
ンにより検出された空きチャンネルの内,優先順位の高
いA群のチャンネルを送信チャンネルとして,着信要求
コードBELON1を子機に対して連続的に送信する
(図14(d)参照)。子機側では着信要求コードBE
LON1を受信したら,(タイミングT3において,)
同じチャンネルを送信チャンネルとして,着信要求AC
KコードBELACKを親機に対して送信する(図14
(e)参照)。
【0124】次に,親機側で着信要求ACKコードBE
LACKを受信したら,現送信チャンネルを接続チャン
ネルとして固定し,タイミングT4において,着信コー
ドBELON2を子機に対して連続的に送信する。
【0125】更に,子機側では,着信要求ACKコード
BELACKを送信後一定時間(300[msec])
以内に,着信コードBELON2を受信したら,現送信
チャンネルを接続チャンネルとして固定し,ベルモード
に入る(即ち,送信系統TXBをオンしてチャンネルを
確保する)。
【0126】また,着信要求ACKコードBELACK
を送信後一定時間(300[msec])以内に,着信
コードBELON2を受信できなかった場合には,スキ
ャン動作を繰り返し,着信コードBELON2を受信し
た時点でベルモードに入る。尚,子機は着信コードBE
LON2を受信しても着信ACKコードを親機に対して
送信しない。
【0127】次に,図15は,親機から,優先順位の高
いA群のチャンネルを送信チャンネルとして,着信要求
コードBELON1を子機に対して連続的に一定時間
(6[sec]間)送信しても,子機からの着信要求A
CKコードBELACKが受信されなかった(タイミン
グT6)場合に,次に優先順位の高いB群のチャンネル
を送信チャンネルとして着信要求コードを送信する様子
を示している。
【0128】また,B群のチャンネルによる着信要求コ
ード送信においても,一定時間,着信要求ACKコード
BELACKが受信されなかった場合には,次に優先順
位の高いC群のチャンネルを送信チャンネルとして着信
要求コードを送信する(タイミングT7)。尚,この場
合,C群による送信チャンネルを接続チャンネルとして
固定し,以降のチャンネル変更は行わない。
【0129】尚,本実施例の子機は,スキャン動作を間
欠受信により行っており,一定時間が6[sec]とす
れば,3回のスキャン動作が行われることとなる。
【0130】〔その他,チャンネル周波数,初期設定
等〕次に,図16には,本実施例で扱うチャンネル番号
とFCC規格のチャンネル番号との対応,並びに,それ
ぞれのチャンネルにおける子機及び親機の送信周波数
(帯の中心周波数)を示している。
【0131】図3においても説明したように,第1チャ
ンネル群のチャンネル#11からチャンネル#25は,
新FCC規格で新たに使用可能となった新チャンネル群
(FCC規格ではチャンネル#1からチャンネル#1
5)で,当該コードレス電話装置以外の他の機器が使用
している場合には選択できないチャンネル群である。
【0132】また,第2チャンネル群のチャンネル#1
からチャンネル#10は,従来のFCC規格で割り当て
られていたチャンネル群(FCC規格ではチャンネル#
16からチャンネル#25)で,他の機器の使用に関わ
らず選択できる旧チャンネル群である。
【0133】また図16に示すように,子機から親機に
対して送信する場合の送信周波数,及び親機から子機に
対して送信する場合の送信周波数は,チャンネル毎に設
定されており,本実施例においてもこれに準拠した周波
数を用いている。
【0134】次に,電源投入直後における指定グループ
番号の初期設定について説明する。上述のように,指定
グループ番号を保持する第2記憶手段(SRAM等)
は,親機及び子機それぞれに具備されているが,その内
容は,子機を親機に設置して電池のチャージ(充電)を
行う際に,次のようにして設定される。
【0135】つまり,親機のチャージ端子に未チャージ
状態(第2記憶手段に何も設定されていない状態)の子
機を載置して,チャージオンから約1[sec]後に,
第2チャンネル群の内,チャンネルグループ(#1,#
4,#8,#9,#10)からランダムに設定され,チ
ャージ端子を介して設定されたチャンネルデータを子機
に転送する。
【0136】尚,通話接続中にチャージオンとした場合
には,その通話における接続チャンネルデータを転送す
る。該転送されたチャンネルデータに基づき指定グルー
プ番号が設定される。
【0137】また,通常時には,チャージオンから約1
[sec]後に,現在第2記憶手段に保持されている指
定グループ番号について,各チャンネル群をスキャンし
て空きチャンネルを検出し,優先順位の高い空きチャン
ネルのチャンネルデータを,チャージ端子を介して子機
に転送する。
【0138】尚,通話接続中の場合には,その通話にお
ける接続チャンネルデータを転送する。該転送されたチ
ャンネルデータに基づき指定グループ番号が設定され
る。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の請求項1
に係るコードレス電話装置によれば,親機及び子機間で
通話に使用することが許されている複数のチャンネル
を,他の装置により使用されていない場合にのみ当該コ
ードレス電話装置の通話に使用することが許されている
第1チャンネル群と,他の装置の使用とは関係なく当該
コードレス電話装置の通話に使用できる第2チャンネル
群とに分けて扱い,親機及びまたは子機の第1記憶手段
に,第1チャンネル群に属する複数のチャンネルと,第
2チャンネル群に属する複数のチャンネルとを記憶し,
親機及びまたは子機の制御手段では,通話に先立って,
第1記憶手段に保持されている第1チャンネル群に属す
る複数のチャンネルの中から少なくとも1つを指定して
判定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが他の装置
により使用されていないと判定された場合には,該指定
チャンネルを選択し,さもなくば,第1記憶手段に保持
されている第2チャンネル群に属する複数のチャンネル
の中から1つを選択することとしたので,例えば,新し
いFCC規格に対応させるに際して,従来使用されてい
るものを第2チャンネル群とし,新しく使用可能となっ
たものを第1チャンネル群として割り当て,チャンネル
選択において,先ず,第1チャンネル群において空きチ
ャンネルの有無を確認して,空きチャンネルがある場合
には該チャンネルを選択し,また空きチャンネルのない
場合には,第2チャンネル群から選択することとすれば
よく,新FCC規格に準拠して効率よくチャンネル選択
し得るコードレス電話装置を提供することができる。
【0140】また,請求項2に係るコードレス電話装置
によれば,複数のチャンネルを,第1列を第1チャンネ
ル群,第2列を第2チャンネル群とし,行を指定される
グループ番号とするチャンネル・マトリクスとして関連
づけて第1記憶手段に保持し,親機及びまたは子機の第
2記憶手段には,指定されるグループ番号を保持し,親
機及びまたは子機の制御手段では,チャンネル・マトリ
クスの第1列において第2記憶手段に保持されている指
定グループ番号に該当する行の要素であるチャンネルを
指定して判定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが
他の装置により使用されていないと判定された場合に
は,該指定チャンネルを選択し,さもなくば,チャンネ
ル・マトリクスの第2列において該指定グループ番号に
該当する行の要素であるチャンネルを選択することとし
たので,例えば,第2記憶手段に保持される指定される
グループ番号として,電源投入時に任意に初期設定し,
その後の通話で使用したチャンネルが含まれるグループ
の番号に随時更新することとすれば,より効率的な手順
でチャンネル選択することが可能なコードレス電話装置
を提供することができる。
【0141】また,チャンネル選択の候補を,チャンネ
ル・マトリクスにおける1行分に限定することにより,
チャンネル選択において行われるスキャン動作をより短
時間で効率的に行うことができ,スキャン動作の間欠動
作と相俟って消費電力を低減し得るコードレス電話装置
を提供することができる。
【0142】また,請求項3に係るコードレス電話装置
によれば,第1チャンネル群を,n個(nは任意の正整
数)のチャンネル群に分割し,複数のチャンネルを,第
1列から第n列を第1チャンネル群の第1から第nのn
個のチャンネル群に順次割り当て,第n+1列を第2チ
ャンネル群とし,行を指定されるグループ番号とするチ
ャンネル・マトリクスとして関連づけて第1記憶手段に
保持し,親機及びまたは子機の第2記憶手段に指定され
るグループ番号を保持し,親機及びまたは子機の制御手
段は,チャンネル・マトリクスの第1列から第n列まで
について昇順に,第2記憶手段に保持されている指定グ
ループ番号に該当する行の要素であるチャンネルを指定
して判定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが他の
装置により使用されていないと判定された場合には,該
指定チャンネルを選択し,チャンネル・マトリクスの第
1列から第n列までに該当する何れのチャンネル群につ
いても使用されていると判定された場合には,チャンネ
ル・マトリクスの第n+1列において該指定グループ番
号に該当する行の要素であるチャンネルを選択すること
としたので,例えば,新しいFCC規格で新しく使用可
能となった第1チャンネル群を,更に複数のチャンネル
群に分割して,第2チャンネル群よりも優先的に選択さ
せることにより,第1チャンネル群の選択機会を増やす
ことができ,通話状態における妨害の発生を抑制でき,
また,チャンネル選択の候補を,チャンネル・マトリク
スにおける1行分に限定することにより,チャンネル選
択において行われるスキャン動作をより短時間で効率的
に行うことができ,スキャン動作の間欠動作と相俟って
消費電力を低減し得るコードレス電話装置を提供するこ
とができる。
【0143】また,請求項4に係るコードレス電話装置
によれば,親機及びまたは子機において,第2記憶手段
に保持されている指定グループ番号を,所定キーの押下
に応答して,指定グループ変更手段により,所定のサイ
クリックな指定グループの変更順序に基づいて変更する
ようにし,制御手段は,指定グループ変更に伴って,選
択されたチャンネルを,該選択チャンネルを選択したチ
ャンネル・マトリクスの列において変更された指定グル
ープ番号に該当する行の要素であるチャンネルに変更す
ることとしたので,例えば,通話に用いているチャンネ
ルに高調波による妨害や,隣接する周波数のチャンネル
による妨害が発生した場合に,ユーザが所定キーを押下
してチャンネル変更を行うことにより,これら妨害事象
を解消し得るコードレス電話装置を提供することができ
る。
【0144】また,請求項5に係るコードレス電話装置
によれば,複数のチャンネルに,第2チャンネル群と同
一の要素を含む第3チャンネル群を含ませ,第3チャン
ネル群を,チャンネル・マトリクスの最後列に構成し,
且つ,該列の各行の要素が,サイクリックな指定グルー
プの変更順序において該行に対応する指定グループ番号
の1つ後の指定グループ番号によりチャンネル・マトリ
クスの第2チャンネル群が割り当てられる列上で決定さ
れる要素と同一となるようにし,制御手段では,チャン
ネル・マトリクスの第2チャンネル群に該当する列にお
いて指定グループ番号に該当する行の要素であるチャン
ネルを選択した後,該選択チャンネルによる通話に支障
のある場合には,チャンネル・マトリクスの第3チャン
ネル群に該当する列において該指定グループ番号に該当
する行の要素であるチャンネルを選択することとしたの
で,親機及び子機のそれぞれの第2記憶手段が保持する
指定グループ番号が食い違っていたり,また,選択され
たチャンネルで一方から発呼しても他方の着呼側からの
応答がない等の場合に通話状態に移行できないといった
不具合の発生を抑制でき,効率よくチャンネル選択する
と共に,より確実に通話状態に遷移させることが可能な
コードレス電話装置を提供することができる。
【0145】また,請求項6に係るコードレス電話装置
によれば,子機において,通話開始時にユーザによって
トークキーが押下されると,子機の制御手段は,子機の
第2記憶手段に保持されている指定グループ番号に基づ
いて,第1チャンネル群における空きチャンネルの有無
を判定手段に判定させ,第1チャンネル群内の空きチャ
ンネル,第2チャンネル群及びまたは第3チャンネル群
の該指定グループに該当するチャンネルを,親機に順次
送信し,親機の制御手段は,子機から送信されたチャン
ネルから1つを選択チャンネルとして,親機及び子機間
の通話に使用することとしたので,新FCC規格に準拠
して効率よくチャンネル選択し得るコードレス電話装置
を提供することができる。
【0146】また,請求項7に係るコードレス電話装置
によれば,親機の制御手段において,着呼時に,親機の
第2記憶手段に保持されている指定グループ番号に基づ
いて,第1チャンネル群における空きチャンネルの有無
を判定手段に判定させ,第1チャンネル群内の空きチャ
ンネル,第2チャンネル群及びまたは第3チャンネル群
の該指定グループに該当するチャンネルを,順次所定時
間だけ子機に送信し,子機からの応答信号を受信した時
に当該親機から送信しているチャンネルを選択チャンネ
ルとして,親機及び子機間の通話に使用することとした
ので,新FCC規格に準拠して効率よくチャンネル選択
し得るコードレス電話装置を提供することができる。
【0147】また,請求項8に係るコードレス電話装置
によれば,親機または子機のいづれか一方の制御手段に
おいて,第1チャンネル群に属する指定チャンネルを選
択させ,親機または子機のいづれか他方に対する通信を
当該チャンネルを介して行わせた結果,他方より応答信
号を所定時間内に受信した場合には,通信が確立したと
判定し,引き続く親機及び子機間の通信を当該チャンネ
ルを介して行わせ,応答信号を所定時間内に受信しない
場合には,制約の少ない第2チャンネル群に属するチャ
ンネルを選択するようにしたので,新FCC規格に準拠
しつつ,確実な親機と子機との間における通信確立が可
能なコードレス電話装置を提供することができる。
【0148】また,請求項9に係るコードレス電話装置
によれば,親機または子機のいづれか一方の制御手段に
おいて,第2チャンネル群に属するチャンネルを選択さ
せ,親機または子機のいづれか他方に対する通信を当該
チャンネルを介して行わせた結果,他方より応答信号を
所定時間内に受信した場合には,通信が確立したと判定
し,引き続く親機及び子機間の通信を当該チャンネルを
介して行わせ,応答信号を所定時間内に受信しない場合
には,第1チャンネル群に属する指定チャンネルを再度
選択するようにしたので,新FCC規格に準拠して効率
よく通信確立し得るコードレス電話装置を提供すること
ができる。
【0149】また,請求項10に係るコードレス電話装
置によれば,制御手段において,第2記憶手段に記憶さ
れたグループ情報に対応するグループを構成する第1チ
ャンネル群に属するチャンネルを指定し判定手段に判定
を要求し,該指定チャンネルが他の装置により使用され
ていないと判定された場合には,該指定チャンネルを選
択し,それ以外の場合には,第2記憶手段に記憶された
グループ情報に対応するグループを構成する第2チャン
ネル群に属するチャンネルを選択するようにしたので,
新FCC規格に準拠しつつ,第1チャンネル群に属する
全てのチャンネルの使用/不使用を判定することなく,
チャンネル選択が実行し得るコードレス電話装置を提供
することができる。
【0150】また,請求項11に係るコードレス電話装
置によれば,制御手段において,第2記憶手段に記憶さ
れたグループ情報に対応するグループを構成する第1チ
ャンネル群に属するチャンネルを指定し判定手段に判定
を要求し,該指定されたチャンネル中,他の装置により
使用されていないと判定されたチャンネルが存在する場
合には,該使用されていないと判定されたチャンネルの
1つを選択し,該指定されたチャンネルの何れもが他の
装置により使用されている場合には,第2記憶手段に記
憶されたグループ情報に対応するグループを構成する第
2チャンネル群に属するチャンネルを選択するようにし
たので,新FCC規格に準拠して効率よくチャンネル選
択し得るコードレス電話装置を提供することができる。
【0151】また,請求項12に係るコードレス電話装
置によれば,親機または子機のいずれか一方の制御手段
において,グループ指定手段による変更要求に応答し,
当該通信に使用しているチャンネルを介して,第2の記
憶手段の情報を他のグループ情報へ変更することを親機
または子機のいづれか他方に通知するものであり,当該
他方より当該変更に対する応答信号を受信した場合の
み,第2の記憶手段の情報を他のグループ情報に変更
し,当該変更完了後,親機または子機のいづれか他方へ
の通信は他のグループ情報に関連づけれらている第2チ
ャンネル群に属するチャンネルを介して行わうようにし
たので,新FCC規格に準拠して効率の良いチャンネル
変更が可能なコードレス電話装置を提供することができ
る。
【0152】また,請求項13に係るコードレス電話装
置によれば,親機または子機のいづれか一方の制御手段
は,変更要求に応答し,第2の記憶手段に記憶されてい
るグループ情報に対応するグループ以外の第1ないし第
Mグループのいづれか1つのグループを特定する他のグ
ループ情報の選択を所定の順番に実行するようにしたの
で,新FCC規格に準拠して効果的なチャンネル変更が
可能なコードレス電話装置を提供することができる。
【0153】また,請求項14に係るコードレス電話装
置によれば,第2の記憶手段は,変更実行後も,変更前
のグループ情報を記憶するので,親機又は子機のいづれ
か他方においてチャンネル変更の実行ができなかったと
しても通信確立可能なコードレス電話装置を提供するこ
とができる。
【0154】また,請求項15に係るコードレス電話装
置によれば,親機または子機のいづれか一方の制御手段
は,第1チャンネル群に属する他の装置により使用され
ていない指定チャンネル中優先順位の上位のチャンネル
を選択し親機または子機のいづれか他方に対する通信を
当該チャンネルを介して行わせた結果,他方より応答信
号を所定時間内に受信した場合は通信が確立したと判定
し,引き続く親機及び子機間の通信を当該チャンネルを
介して行わせ,他方より応答信号を所定時間内に受信し
ない場合には,第1チャンネル群に属し他の装置により
使用されているチャンネルを除き,優先順位に基づきチ
ャンネルを選択するようにしたので,新FCC規格に準
拠して効率よく通信確立し得るコードレス電話装置を提
供することができる。
【0155】また,請求項16に係るコードレス電話装
置によれば,親機または子機のいづれか一方の制御手段
は,優先順位最下位のチャンネルを選択し親機または子
機のいづれか他方に対する通信を当該チャンネルを介し
て行わせた結果,他方より応答信号を所定時間内に受信
した場合には通信が確立したと判定し,引き続く親機及
び子機間の通信を当該チャンネルを介して行わせ,他方
より応答信号を所定時間内に受信しない場合には,優先
順位の上位のチャンネルを再度選択するようにしたの
で,新FCC規格に準拠して効率よく通信確立し得るコ
ードレス電話装置を提供することができる。
【0156】また,請求項17に係るコードレス電話装
置によれば,制御手段は,第2記憶手段に記憶されてい
るグループ情報に関連する全てのチャンネルに関して,
判定手段に対して判定を要求するので,グループ情報に
関連する全てのチャンネルの選択を効率良く実行し得る
コードレス電話装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコードレス電話装置に
おける親機の構成図である。
【図2】本実施例のコードレス電話装置における子機の
構成図である。
【図3】本実施例のコードレス電話装置が親機及び子機
間の接続において選択可能なチャンネル群を表すチャン
ネル・マトリクスの説明図である。
【図4】子機のスキャン動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図5】親機のスキャン動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図6】子機側でトークキー入力があってから通話接続
状態に至るまでの,子機及び親機における処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】通話接続状態にある時にチャンネル変更を行う
手順を示すフローチャートである。
【図8】通話接続状態にある時に回線切断を行う手順を
示すフローチャートである。
【図9】親機側でベル着信があってから通話接続状態に
至るまでの,子機及び親機における処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】子機が発呼側の場合の通話接続手順における
チャンネル選択の詳細な動作を説明するタイミングチャ
ート(その1)である。
【図11】子機が発呼側の場合の通話接続手順における
チャンネル選択の詳細な動作を説明するタイミングチャ
ート(その2)である。
【図12】子機が発呼側の場合の通話接続手順における
チャンネル選択の詳細な動作を説明するタイミングチャ
ート(その3)である。
【図13】子機が発呼側の場合の通話接続手順における
チャンネル選択の詳細な動作を説明するタイミングチャ
ート(その4)である。
【図14】親機が発呼側の場合の通話接続手順における
チャンネル選択の詳細な動作を説明するタイミングチャ
ート(その1)である。
【図15】親機が発呼側の場合の通話接続手順における
チャンネル選択の詳細な動作を説明するタイミングチャ
ート(その2)である。
【図16】実施例で扱うチャンネル番号とFCC規格の
チャンネル番号との対応,並びに,各チャンネルにおけ
る子機及び親機の送信周波数の説明図である。
【符号の説明】
101,201 アンテナ 102,202 受信部 103,203 送信部 104,204 周波数シンセサイザ 105,205 周波数ディテクタ(FM_DET回
路) 106,206 スケルチ回路(判定手段) 107 受信ミュート回路(RX_MUTE回路) 108 ハイブリッドIC 109 回線インタフェース(TEL I/F) 110 回線 111,211 変調回路(MOD回路) 112 送信ミュート回路(TX_MUTE回路) 121,221 CPU(制御手段) PLL−DATA 位相同期ループ回路のデータ SQ スケルチチェック結果 207 増幅器 208 スピーカ 212 マイク 222 キーボード 223 受信部電源スイッチ(RX SW) 224 電解コンデンサ(容量:C1) 225 抵抗(抵抗値:R1) RXBPWR 受信部電源スイッチ223に対する制御
信号 STPCNT ストップコントロール信号 WAKE−UP ウェイクアップ信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平山 文哉 千葉県市川市鬼高4丁目7番4号 ユニデ ン株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と,子機とを有し,前記親機及び前
    記子機間で通信に使用することが許されている複数のチ
    ャンネルから1つのチャンネルを選択し,前記選択され
    たチャンネルを使用して通信を行うコードレス電話装置
    において,前記複数のチャンネルは,他の装置により使
    用されていない場合にのみ当該コードレス電話装置の通
    信に使用することが許されている第1チャンネル群と,
    前記他の装置による使用とは関係なく当該コードレス電
    話装置の通信に使用できる第2チャンネル群とを含み,
    前記親機及びまたは前記子機は,前記第1チャンネル群
    に属する複数のチャンネルと,前記第2チャンネル群に
    属する複数のチャンネルとを記憶する第1記憶手段と,
    指定されたチャンネルが前記他の装置により使用されて
    いるか否かを判定する判定手段と,前記通信に先立っ
    て,前記第1記憶手段に保持されている前記第1チャン
    ネル群に属する複数のチャンネルの中から少なくとも1
    つを指定して前記判定手段に判定を要求し,該指定チャ
    ンネルが前記他の装置により使用されていないと判定さ
    れた場合には,該指定チャンネルを選択し,さもなく
    ば,前記第1記憶手段に保持されている前記第2チャン
    ネル群に属する複数のチャンネルの中から1つを選択す
    る制御手段と,を有することを特徴とするコードレス電
    話装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のチャンネルは,第1列を前記
    第1チャンネル群,第2列を前記第2チャンネル群と
    し,行を指定されるグループ番号とするチャンネル・マ
    トリクスとして関連づけて前記第1記憶手段に保持さ
    れ,前記親機及びまたは前記子機は,前記指定されるグ
    ループ番号を保持する第2記憶手段を有し,前記制御手
    段は,前記チャンネル・マトリクスの第1列において前
    記第2記憶手段に保持されている指定グループ番号に該
    当する行の要素であるチャンネルを指定して前記判定手
    段に判定を要求し,該指定チャンネルが前記他の装置に
    より使用されていないと判定された場合には,該指定チ
    ャンネルを選択し,さもなくば,前記チャンネル・マト
    リクスの第2列において該指定グループ番号に該当する
    行の要素であるチャンネルを選択することを特徴とする
    請求項1記載のコードレス電話装置。
  3. 【請求項3】 前記第1チャンネル群は,n個(nは任
    意の正整数)のチャンネル群に分割され,前記複数のチ
    ャンネルは,第1列から第n列を前記第1チャンネル群
    の第1から第nのn個のチャンネル群に順次割り当て,
    第n+1列を前記第2チャンネル群とし,行を指定され
    るグループ番号とするチャンネル・マトリクスとして関
    連づけて前記第1記憶手段に保持され,前記親機及びま
    たは前記子機は,前記指定されるグループ番号を保持す
    る第2記憶手段を有し,前記制御手段は,前記チャンネ
    ル・マトリクスの第1列から第n列までについて昇順
    に,前記第2記憶手段に保持されている指定グループ番
    号に該当する行の要素であるチャンネルを指定して前記
    判定手段に判定を要求し,該指定チャンネルが前記他の
    装置により使用されていないと判定された場合には,該
    指定チャンネルを選択し,前記チャンネル・マトリクス
    の第1列から第n列までに該当する何れのチャンネル群
    についても使用されていると判定された場合には,前記
    チャンネル・マトリクスの第n+1列において該指定グ
    ループ番号に該当する行の要素であるチャンネルを選択
    することを特徴とする請求項1記載のコードレス電話装
    置。
  4. 【請求項4】 前記親機及びまたは前記子機は,前記第
    2記憶手段に保持されている指定グループ番号を,所定
    キーの押下により,所定のサイクリックな前記指定グル
    ープの変更順序に基づいて変更する指定グループ変更手
    段を有し,前記制御手段は,前記指定グループ変更に伴
    って,前記選択されたチャンネルを,該選択チャンネル
    を選択した前記チャンネル・マトリクスの列において前
    記変更された指定グループ番号に該当する行の要素であ
    るチャンネルに変更することを特徴とする請求項2また
    は3記載のコードレス電話装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のチャンネルは,前記第2チャ
    ンネル群と同一の要素を含む第3チャンネル群を含み,
    前記第3チャンネル群は,前記チャンネル・マトリクス
    の最後列に構成され,該列の各行の要素は,前記サイク
    リックな指定グループの変更順序において該行に対応す
    る指定グループ番号の1つ前の指定グループ番号により
    前記チャンネル・マトリクスの第2チャンネル群が割り
    当てられる列上で決定される要素と同一であって,前記
    制御手段は,前記チャンネル・マトリクスの第2チャン
    ネル群に該当する列において前記指定グループ番号に該
    当する行の要素であるチャンネルを選択した後,該選択
    チャンネルによる通信に支障のある場合には,前記チャ
    ンネル・マトリクスの第3チャンネル群に該当する列に
    おいて該指定グループ番号に該当する行の要素であるチ
    ャンネルを選択することを特徴とする請求項2,3また
    は4記載のコードレス電話装置。
  6. 【請求項6】 前記子機は,通信開始時にユーザによっ
    て押下されるトークキーを有し,前記子機の制御手段
    は,前記トークキーの押下後,前記子機の第2記憶手段
    に保持されている指定グループ番号に基づいて,前記第
    1チャンネル群における空きチャンネルの有無を前記判
    定手段に判定させ,前記第1チャンネル群内の空きチャ
    ンネル,前記第2チャンネル群及びまたは前記第3チャ
    ンネル群の該指定グループに該当するチャンネルを,前
    記親機に順次送信し,前記親機の制御手段は,前記子機
    から送信されたチャンネルから1つを選択チャンネルと
    して,前記親機及び前記子機間の通信に使用することを
    特徴とする請求項2,3,4または5記載のコードレス
    電話装置。
  7. 【請求項7】 前記親機の制御手段は,着呼時に,前記
    親機の第2記憶手段に保持されている指定グループ番号
    に基づいて,前記第1チャンネル群における空きチャン
    ネルの有無を前記判定手段に判定させ,前記第1チャン
    ネル群内の空きチャンネル,前記第2チャンネル群及び
    または前記第3チャンネル群の該指定グループに該当す
    るチャンネルを,順次所定時間だけ前記子機に送信し,
    前記子機からの応答信号を受信した時に当該親機から送
    信しているチャンネルを選択チャンネルとして,前記親
    機及び前記子機間の通信に使用することを特徴とする請
    求項2,3,4または5記載のコードレス電話装置。
  8. 【請求項8】 前記親機または子機のいづれか一方の前
    記制御手段は,前記第1チャンネル群に属する前記指定
    チャンネルを選択し前記親機または子機のいづれか他方
    に対する通信を当該チャンネルを介して行わせた結果,
    前記他方より応答信号を所定時間内に受信した場合は通
    信が確立したと判定し,引き続く前記親機及び子機間の
    通信を当該チャンネルを介して行わせ,前記他方より応
    答信号を前記所定時間内に受信しない場合は,前記第2
    チャンネル群に属するチャンネルを選択し,前記親機ま
    たは子機のいづれか他方に対する通信を行わせることを
    特徴とする請求項1ないし4のいづれか記載のコードレ
    ス電話装置。
  9. 【請求項9】 前記親機または子機のいづれか一方の前
    記制御手段は,前記第2チャンネル群に属するチャンネ
    ルを選択し前記親機または子機のいづれか他方に対する
    通信を当該チャンネルを介して行わせた結果,前記他方
    より応答信号を前記所定時間内に受信した場合は通信が
    確立したと判定し,引き続く前記親機及び子機間の通信
    を当該チャンネルを介して行わせ,前記他方より応答信
    号を前記所定時間内に受信しない場合は,前記第1チャ
    ンネル群に属する前記指定チャンネルを再度選択し,前
    記親機または子機のいづれか他方に対する通信を行わせ
    ることを特徴とする請求項8記載のコードレス電話装
    置。
  10. 【請求項10】 前記複数のチャンネルは,前記第1チ
    ャンネル群に属する少なくとも1つのチャンネルと,前
    記第2チャンネル群に属する1つのチャンネルとで構成
    された第1ないし第Mグループに関連づけられて前記第
    1記憶手段に保持され,前記親機または子機は,前記第
    1ないし第Mグループのいづれかを指定するグループ指
    定手段と,当該指定されたグループを特定するグループ
    情報を記憶する第2記憶手段とを有し,前記制御手段
    は,前記第2記憶手段に記憶されたグループ情報に対応
    するグループを構成する前記第1チャンネル群に属する
    チャンネルを指定し前記判定手段に判定を要求し,該指
    定チャンネルが前記他の装置により使用されていないと
    判定された場合には,該指定チャンネルを選択し,さも
    なくば前記第2記憶手段に記憶されたグループ情報に対
    応するグループを構成する前記第2チャンネル群に属す
    るチャンネルを選択することを特徴とする請求項1記載
    のコードレス電話装置。
  11. 【請求項11】 前記1ないし第Mグループは,各々2
    以上の第1チャンネ群に属するチャンネルを含み,前記
    制御手段は,前記第2記憶手段に記憶されたグループ情
    報に対応するグループを構成する前記第1チャンネル群
    に属するチャンネルを指定し前記判定手段に判定を要求
    し,該指定されたチャンネル中,前記他の装置により使
    用されていないと判定されたチャンネルが存在する場合
    には,該使用されていないと判定されたチャンネルの1
    つを選択し,該指定されたチャンネルの何れもが前記他
    の装置により使用されている場合には,前記第2記憶手
    段に記憶されたグループ情報に対応するグループを構成
    する前記第2チャンネル群に属するチャンネルを選択す
    ることを特徴とする請求項10記載のコードレス電話装
    置。
  12. 【請求項12】 前記親機または子機のいづれか一方の
    前記グループ指定手段は,前記親機または子機のいづれ
    か他方への通信中において,当該通信に使用しているチ
    ャンネルと関連づけられている前記第2の記憶手段に記
    憶されているグループ情報を,当該グループ情報に対応
    するグループ以外の前記第1ないし第Mグループのいづ
    れか1つのグループを特定する他のグループ情報への変
    更を要求するものであり,前記親機または子機のいずれ
    か一方の制御手段は,前記グループ指定手段による変更
    要求に応答し,当該通信に使用しているチャンネルを介
    して,前記第2の記憶手段の情報を前記他のグループ情
    報へ変更することを前記親機または子機のいづれか他方
    に通知するものであり,当該他方より当該変更に対する
    応答信号を受信した場合のみ,前記第2の記憶手段の情
    報を前記他のグループ情報に変更し,当該変更完了後,
    前記親機または子機のいづれか他方への通信は前記他の
    グループ情報に関連づけれらている前記第2チャンネル
    群に属するチャンネルを介して行わせしめることを特徴
    とした請求項10または11記載のコードレス電話装
    置。
  13. 【請求項13】 前記親機または子機のいづれか一方の
    制御手段は,前記変更要求に応答し,前記第2の記憶手
    段に記憶されているグループ情報に対応するグループ以
    外の前記第1ないし第Mグループのいづれか1つのグル
    ープを特定する他のグループ情報の選択を所定の順番に
    実行することを特徴とする請求項12記載のコードレス
    電話装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の記憶手段は,前記変更実行
    後も,変更前の前記グループ情報を記憶していることを
    特徴とする請求項13記載のコードレス電話装置。
  15. 【請求項15】 前記第1ないし第Mグループの各グル
    ープに関連づけれらた複数のチャンネルは,所定の優先
    順位が与えられており,当該優先順位は前記各グループ
    内において第1チャンネル群中のチャンネルおよび第2
    チャンネル群中のチャンネルに割り当てられたものであ
    り,前記親機または子機のいづれか一方の前記制御手段
    は,前記第1チャンネル群に属する前記他の装置により
    使用されていない前記指定チャンネル中前記優先順位の
    上位のチャンネルを選択し前記親機または子機のいづれ
    か他方に対する通信を当該チャンネルを介して行わせた
    結果,前記他方より応答信号を所定時間内に受信した場
    合は通信が確立したと判定し,引き続く前記親機及び子
    機間の通信を当該チャンネルを介して行わせ,前記他方
    より応答信号を前記所定時間内に受信しない場合は,前
    記第1チャンネル群に属し前記他の装置により使用され
    ているチャンネルを除き,前記優先順位に基づきチャン
    ネルを選択し,前記親機または子機のいづれか他方に対
    する通信を行わせることを特徴とする請求項10ないし
    14のいづれか記載のコードレス電話装置。
  16. 【請求項16】 前記親機または子機のいづれか一方の
    前記制御手段は,前記優先順位最下位のチャンネルを選
    択し前記親機または子機のいづれか他方に対する通信を
    当該チャンネルを介して行わせた結果,前記他方より応
    答信号を前記所定時間内に受信した場合は通信が確立し
    たと判定し,引き続く前記親機及び子機間の通信を当該
    チャンネルを介して行わせ,前記他方より応答信号を前
    記所定時間内に受信しない場合は,前記優先順位の前記
    上位のチャンネルを再度選択し,前記親機または子機の
    いづれか他方に対する通信を行わせることを特徴とする
    請求項15記載のコードレス電話装置。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は,前記第2記憶手段に
    記憶されているグループ情報に関連する全てのチャンネ
    ルに関して,前記判定手段に対して判定を要求すること
    を特徴とした請求項10ないし16のいづれか記載のコ
    ードレス電話装置。
JP7137063A 1995-06-02 1995-06-02 コードレス電話装置 Withdrawn JPH08331629A (ja)

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