JP2797165B2 - ディジタルコードレス電話システム - Google Patents

ディジタルコードレス電話システム

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JP2797165B2
JP2797165B2 JP5049463A JP4946393A JP2797165B2 JP 2797165 B2 JP2797165 B2 JP 2797165B2 JP 5049463 A JP5049463 A JP 5049463A JP 4946393 A JP4946393 A JP 4946393A JP 2797165 B2 JP2797165 B2 JP 2797165B2
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山 左 千 男 青
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TDMA/TDD 方式を用い
るディジタル移動体通信において、一つのシンセサイザ
でも隣接したタイムスロットを同一周波数で使用するこ
とにより、2チャネル以上の通信用チャネルと制御用チ
ャネルとを同時に提供するディジタルコードレス電話シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のディジタルコードレス電
話システムの構成を示している。図11において、1は
基地局、30、40、50は移動局である。図11の基
地局1において、2はアンテナであり、無線機3に接続
されている。無線機3は、無線制御部9から周波数およ
び送受信タイミングを指示されながら無線データの送受
信を行なう。4はシンセサイザであり、無線機3に内蔵
され、無線制御部9から指定された周波数を生成する。
チャネルコーディング/多重分離部5は、無線の通信用
チャネルおよび制御用チャネルで送受信されるデータの
組立/分解および送受信制御を行ない、通信チャネル制
御回路6およびC チャネル制御回路7を内蔵している。
無線制御部9は、受信した無線データから受信レベルを
測定し、一時記憶メモリ12に書き込む処理を行なう。
10はマイクロコンピュータであり、ソフトウエアメモ
リ11に記憶されているプログラムに従って動作し、無
線制御部9、チャネルコーディング/多重分離部5、通
話/回線制御部13を制御する。13は通話/回線制御
部であり、回線14およびチャネルコーディング/多重
分離部5に接続されている。
【0003】図11の移動局30、40、50におい
て、21はアンテナであり、無線機22に接続されてい
る。無線機22はシンセサイザ23を内蔵している。2
4はチャネルコーディング/多重分離部、28は無線制
御部、29はマイクロコンピュータ、20はソフトウエ
アメモリ、31は一時記憶メモリである。移動局30、
40、50は、基本的には基地局1と同様の機能を持つ
が、間欠送信を行なわないため、チャネルコーディング
/多重分離部24内のC チャネル制御回路26は、間欠
送信のタイミング生成機能を持たない。マイクロコンピ
ュータ29は、操作キー35からオフフック等の入力を
検出したり、何らかの情報を表示器36に出力すること
ができる。通話制御部32は、チャネルコーディング/
多重分離部24とレシーバ33およびマイク34の間で
基地局1の通話/回線制御部13と同様、音声のアナロ
グ/ディジタル変換を行なう。操作キー35および表示
器36は、マイクロコンピュータ29に接続されてい
る。
【0004】ここで、上記従来例の動作説明の前に、TD
MA/TDD 方式(周波数キャリアを時間分割して使用する
ことにより、上り/下りの伝送路を複数確保する双方向
の伝送方式)の無線データの転送について簡単に説明す
る。図12はある周波数キャリアを上り(移動局から基
地局に向かう方向)と下り(基地局から移動局に向かう
方向)とをそれぞれ4つに時間分割して双方向伝送する
方式の概念図を示している。通常、時間分割した一つの
時間区間をタイムスロットまたはスロットと呼び、その
スロット内に伝送する無線データをバーストと呼ぶ。一
つの周波数キャリアは時間的に4つのタイムスロットに
分割され、各タイムスロットの上りと下りの対で一つの
通信のための双方向チャネルが割り当てられる。周波数
キャリアは、接続制御のための制御データ等を伝送する
制御用キャリアと、音声やユーザデータ等を転送する通
信用キャリアとに、その周波数の値によって独立に使用
され、特に制御用周波数キャリアは、あらかじめその周
波数が定められている。通常、通信用周波数キャリア上
のチャネルを通信用チャネル、制御用周波数キャリア上
のチャネルを制御用チャネルと呼ぶ。
【0005】図13は、通信用チャネルのバースト構
成、制御用チャネルのバースト構成、同期バースト信号
のバースト構成を示している。下りの制御用チャネルで
は、単発で制御データを送信した後、一定期間の無送信
期間を置くことを繰り返し、間欠的に下り信号を送信す
る。これを間欠送信と呼び、ゾーン内に流入した移動局
がすぐに基地局にアクセスするために必要なデータを基
地局が定常的に送信している。また、移動局に着信を通
知する場合でも、この間欠送信で知らせる。制御用チャ
ネルの上り信号は、移動局が発信等のために通信用チャ
ネルを基地局に割り当てることを要求する場合等に使用
されるため、ランダムアクセスである。基地局が通信用
チャネルを移動局に割り当てる場合にも、間欠送信で下
り制御信号を送信する。一度通信用チャネルを割り当て
ると、移動局から基地局に対して同期バースト信号を連
続送信する。基地局は同期バースト信号を受信すると、
同様に移動局に対して同期バースト信号を連続送信す
る。これによって、移動局と基地局はお互いに一対一の
双方向通信用チャネルを確保したことを認識し、通信の
ためのバーストをお互いに連続送信することが可能とな
る。制御用チャネルは間欠送信やランダムアクセスであ
るため、受信時に同期をとりやすくするため、長いプリ
アンブルやユニークワードになっている。プリアンブ
ル、ユニークワードとは何れも同期をとるために認識す
る固定ビットパターンである。同期バースト信号は、通
信チャネルに移ってから最初に連続送信して確実に同期
をとるため、制御用バーストと同様、プリアンブルやユ
ニークワードが長くなっている。通信用バーストは、常
に連続送信されているため、プリアンブルやユニークワ
ードが短い。その代わりに、音声やユーザデータを格納
するユーザ情報フィールドを十分にとっている。
【0006】次に、上記従来例の動作について説明す
る。まず初めに、制御用チャネルおよび通信用チャネル
でのデータ転送の動作、および通信チャネルの割り当て
の時に必ず行なう空きチャネルの検索動作(キャリアセ
ンス)について説明する。図14は制御用チャネルでの
間欠送信のフローチャートを示す。基地局1が制御用チ
ャネルで間欠送信を行なう場合、マイクロコンピュータ
10が、無線制御部9に対して送信する周波数fcおよ
びタイムスロットを設定し(ステップ51)、チャネル
コーディング/多重分離部5に対して、間欠送信を行な
うタイムスロットについて間欠送信モードに設定する
(ステップ52)。次にチャネルコーディング/多重分
離部5に送信する次の送信データを設定し(ステップ5
3)、送信要求フラグをONにする(ステップ54)チ
ャネルコーディング/多重分離部5のC チャネル制御回
路7は、間欠送信のタイミングになると、無線機3に対
して送信データを転送し、アンテナ2から制御データを
送信する。この時、無線機3内のシンセサイザ4は、無
線制御部9からの指示通り、送信バーストの転送の間
(送信スロット)、周波数を制御用キャリアfcに合わ
せる動作をとる。制御データの受信の場合には、マイク
ロコンピュータ10が、あらかじめ無線制御部9に対
し、受信タイムスロットおよび周波数を設定しておく。
受信のタイミングになると、チャネルコーディング/多
重分離部5が無線制御部9に受信タイミングを通知し、
無線制御部9の指示で、シンセサイザ4が受信周波数に
合わされ、アンテナ2を通して入力される受信データを
無線機3が受信し、C チャネル制御回路7経由で一時記
憶メモリ12に転送され、マイクロコンピュータ10に
受信完了が通知される。
【0007】また、通信用チャネルで音声等の通信を行
なう場合には、回線14から入力された音声は、通話/
回線制御部13でディジタルデータに変換され、さら
に、チャネルコーディング/多重分離部5の通信チャネ
ル制御回路6で通信用バーストに変換され、マイクロコ
ンピュータ10が、無線制御部9にあらかじめ設定して
おいた通信用周波数とタイムスロットで、無線機3経由
でアンテナ2から送信される。この時、マイクロコンピ
ュータ10が、付加的な制御情報を通信用バーストに含
めるためにチャネルコーディング/多重分離部5に指示
することもある。アンテナ2から入力された受信バース
トは、マイクロコンピュータ10が、無線制御部9およ
びチャネルコーディング/多重分離部5にあらかじめ設
定しておいた通信用周波数とタイムスロットで、無線機
3経由で受信される。チャネルコーディング/多重分離
部5が、受信バーストから音声に相当するユーザ情報フ
ィールドを取り出し、通話/回線制御部13に転送する
と、これを音声に変換して回線14に送信する。この
時、受信バーストに付加的な制御情報が含まれている
と、チャネルコーディング/多重分離部5は、この情報
を一時記憶メモリ12に転送し、マイクロコンピュータ
10に受信完了を通知する。
【0008】このような基本的なデータの送受信に関す
る動作は、移動局30、40、50も同様であるため説
明を省略する。ただ、移動局30、40、50には間欠
送信動作はないため、上り制御データを送信する場合
は、マイクロコンピュータ29が、無線制御部28に対
して送信する周波数およびタイムスロットを設定し、チ
ャネルコーディング/多重分離部24に対しては、一時
記憶メモリ31に設定しておいた制御データを設定し、
送信要求をセットすることで、無線制御部28とチャネ
ルコーディング/多重分離部25とが連動して無線機2
2に対して送信データを転送し、アンテナ21から制御
データを送信する。
【0009】また、基地局1(移動局30、40、5
0)は、無線制御部9(28)に使用していない通信用
周波数とタイムスロットの組を指定して受信レベルに関
するデータを一時記憶メモリ12(31)に採取し、実
際に使用されていないかどうかを調べる機能(キャリア
センス機能)を持つ。これもマイクロコンピュータ10
(29)が制御する。特に、基地局1は、あらかじめ定
期的にキャリアセンスを行ない、一時記憶メモリ12に
未使用の通信用チャネルのリストを作成する機能を持
つ。また、基地局1および移動局30、40、50は、
一時記憶メモリ12(31)に転送された通信中チャネ
ルの受信データの誤りの有無と受信レベルのデータとか
ら、干渉等を検出する機能を持つ。これもマイクロコン
ピュータ10(29)が制御する。
【0010】図15はスロット1で制御チャネルの間欠
送信中に移動局から通信用チャネルの確立要求を受信し
た場合のフローチャートを示す。図16は3台の移動局
30、40、50の内、移動局50が基地局1と通信中
であり、移動局30および移動局40が基地局1からの
間欠送信制御データを受信しながら待ち受けしている時
に、移動局40から発呼された場合の動作をシーケンス
で表わしている。このシーケンスでは、移動局40に対
して、移動局50とは異なる通信用周波数キャリアの通
信用チャネルが割り当てられて制御用チャネルが消滅す
る様子を示している。図17はこの場合のTDMA/TDD の
チャネルの割り当ての様子を解かりやすく示している。
移動局40は、操作キー35でオフフックされると、マ
イクロコンピュータ29がこれを検出し、制御チャネル
の上りスロットで通信用チャネルの割り当てを基地局1
に要求する。基地局1は、これを通信用チャネル確立要
求受信によって認識し、スロット3を通信用チャネルと
して使用中か否かによって、図15に示す通りの処理を
行なう。もし、スロット3が使用中であれば、スロット
1においてキャリアセンスを行ない、空きチャネルを探
しだし、移動局40に対して、下りC チャネルで通信チ
ャネル割当信号を送信すると共に、それまで行なってい
た間欠送信を停止し、スロット1を周波数fT2に合わ
せ、移動局40からの上り同期バースト信号を待つ。移
動局40は、通信チャネル割当信号を受信するとキャリ
アセンスを行ない、指定されたチャネル(周波数fT2、
スロット1)が使用可能であることを確認すると、基地
局1に対して同期バースト信号を連続送信する。基地局
1は、移動局40からの同期バースト信号を受信する
と、同様に同期バースト信号を連続送信し、通信用チャ
ネルの同期が確立したことを通知する。移動局30は、
間欠送信が途絶えたため基地局1からの信号を受信でき
なくなり、圏外と判断して以後再び基地局1からの間欠
送信信号を受信できるようになるまで通信チャネルの確
立要求を行なわなくなる。
【0011】このように、上記従来のディジタルコード
レス電話システムでは、一つの基地局に対して1台の移
動局が通信中、他の移動局が通信用チャネルの割り当て
を要求してきた場合、基地局が制御用チャネルとして使
用していたスロットに通信用チャネルとして提供するこ
とができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディジタルコードレス電話システムでは、制御用チ
ャネルと通信用チャネルとは全く異なる周波数キャリア
が割り当てられており、一つのシンセサイザでは隣接す
るタイムスロット同士で異なる周波数キャリアに合わせ
ることができないため、制御用チャネルの隣接タイムス
ロットを通信用チャネルとして使用することができない
という問題があった。また、新たな通信用チャネルを割
り当てるために制御用チャネルを消滅させねばならず、
また、新たな通信チャネルの割り当て要求を拒否しなけ
ればならないという問題があった。さらに、二つのシン
セサイザを交互に用いて隣接するタイムスロット同士で
異なる周波数キャリアに合わせなければならないため、
コストアップになるという問題があった。
【0013】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、一つのシンセサイザで同時に通信用チャ
ネルを3チャネル以上提供することのできる優れたディ
ジタルコードレス電話システムを提供することを目的と
するものである。
【0014】本発明の他の目的は、一つのシンセサイザ
で同時に通信用チャネルを2チャネル使用中であって
も、別チャネルにおいてポイントマルチポイントの一斉
着信等の接続制御サービスを提供することのできる優れ
たディジタルコードレス電話システムを提供することで
ある。
【0015】本発明のさらに他の目的は、一つのシンセ
サイザで同時に通信用チャネルを2チャネル使用中であ
っても、別の制御用チャネルによって待ち受け中の各移
動局に対して様々な付加情報を送信することのできる優
れたディジタルコードレス電話システムを提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、制御用周波数キャリアを時間分割したタ
イムスロット上で報知、一斉呼出し、その他の接続制御
情報を転送する双方向の制御用C チャネル(以下、単に
C チャネルと呼ぶ)の他に、新たに、通信用周波数キャ
リアを時間分割したタイムスロット上で報知、一斉呼出
し、その他の接続制御情報を転送する双方向の制御用TC
チャネル(以下、単にTCチャネルと呼ぶ)を定義し、一
つのシンセサイザですべてのタイムスロットにおいて同
一周波数キャリアを優先して使用し、TCチャネルに通信
用チャネルの周波数と同じ周波数を設定して使用するこ
とにより、通信用チャネルの隣接スロットでも制御用チ
ャネルを継続できるようにしたものである。
【0017】
【作用】したがって、本発明によれば、一つのシンセサ
イザですべてのタイムスロットにおいて同一周波数キャ
リアを優先して使用し、かつ制御用チャネルとして新た
に通信用周波数キャリア上で転送可能なTCチャネルを定
義して通信用チャネルの周波数と同じ周波数に設定して
使用することにより、通信用チャネルの隣接スロットで
も制御用チャネルを継続することができ、通常の制御用
C チャネルからTCチャネルへ、またはTCチャネルから通
常の制御用C チャネルへ自由に移行できるため、一つの
シンセサイザでも、3チャネル以上の通信用チャネル
を、または2チャネル以上の通信用チャネルと制御用チ
ャネルとを同時に提供することができるという効果を有
する。
【0018】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例の
構成を示すものである。図1は、デジタルコードレス電
話装置の概略ブロック図であり、従来例と同じ構成また
は同じ動作を有するものについては、同一番号を付けて
説明を省略する。図1の基地局100において、チャネ
ルコーディング/多重分離部101は、無線の通信用チ
ャネルおよび制御用チャネルで送受信されるデータの組
立/分解を行なう。通信用チャネルのデータは、音声等
の情報とマイクロコンピュータ107が処理する制御情
報とから構成され、音声等のユーザデータは、上記説明
の通り、マイクロコンピュータ107を介さず処理され
る。制御用チャネルのデータおよび通信用チャネルの制
御データをアンテナ2から無線機3経由で受信した場
合、チャネルコーディング/多重分離部101が、デー
タのみを一時記憶メモリ106に転送してマイクロコン
ピュータ107に受信の通知を行なう。受信のタイミン
グは、チャネルコーディング/多重分離部101から無
線制御部105および無線機3にその都度指示され、受
信周波数はあらかじめ各受信タイミング毎にマイクロコ
ンピュータ107が無線制御部105に設定しておく。
上記制御データを送信する場合には、マイクロコンピュ
ータ107が、あらかじめ無線制御部105に各送信タ
イミング毎に送信周波数を設定し、チャネルコーディン
グ/多重分離部101に送信データを設定して送信起動
する。チャネルコーディング/多重分離部101は、無
線制御部105および無線機3に対して送信タイミング
を指示して無線機3にデータを送信する。さらに、チャ
ネルコーディング/多重分離部101は、制御用チャネ
ルにおいて一定時間毎に間欠的に送信する制御データの
送信タイミングを生成する機能や、データ受信の際、誤
りの有無等を検出し受信データと共に一時記憶メモリ1
06に転送する機能も持つ。チャネルコーディング/多
重分離部101の内部には、通信チャネル制御回路10
2、C チャネル制御回路103およびTCチャネル制御回
路104が内蔵されている。通信チャネル制御回路10
2は、通信用チャネルで転送されるデータの組立/分解
および送受信制御を行ない、C チャネル制御回路103
は、C チャネルで転送される制御データの組立/分解お
よび送受信制御を行なう。間欠送信のタイミングは、C
チャネル制御回路103が生成する。TCチャネル制御回
路104は、TCチャネルで転送される制御データの組立
/分解を行なう。無線制御部105は、受信した無線デ
ータから受信レベルを測定し、一時記憶メモリ106に
書き込む処理も行なう。107はマイクロコンピュータ
であり、ソフトウエアメモリ108に記憶されているプ
ログラムに従って動作し、無線制御部105、チャネル
コーディング/多重分離部101、通話/回線制御部1
3を制御する。また、109はポーリング制御部であ
り、マイクロコンピュータ107の指示により、設定さ
れた周期のトリガをマイクロコンピュータ107に通知
する。
【0019】図1の移動局110、120、130にお
いて、115は無線制御部、111はチャネルコーディ
ング/多重分離部、117はマイクロコンピュータ、1
16は一時記憶メモリ、118はソフトウエアメモリで
ある。移動局110、120、130は、基本的には基
地局100と同様の機能を持つが、間欠送信を行なわな
いため、チャネルコーディング/多重分離部111内の
C チャネル制御回路113は、間欠送信のタイミング生
成機能を持たない。TCチャネル制御回路114は、基地
局100のTCチャネル制御回路104と同様、TCチャネ
ルで転送される制御データの組立/分解を行なう。33
はレシーバ、34はマイクであり、通話制御部32に接
続されている。通話制御部32は、チャネルコーディン
グ/多重分離部111とレシーバ33およびマイク34
の間で基地局100の通話/回線制御部13と同様、音
声のアナログ/ディジタル変換を行なう。操作キー35
および表示器36は、マイクロコンピュータ117に接
続されている。マイクロコンピュータ117は、操作キ
ー35からオフフック等の入力を検出したり、何らかの
情報を表示器36に出力することができる。
【0020】上記第1の実施例において、制御用チャネ
ルおよび通信用チャネルでのデータ転送の動作、および
通信チャネルの割り当ての時に必ず行なう空きチャネル
の検索動作(キャリアセンス)については、従来例での
説明と完全に重複するため省略し、ここでは新たに追加
したTCチャネルについて説明する。TCチャネルとは、本
発明で定義した制御用チャネルであるが、通常の制御チ
ャネルとは異なり、通信用周波数キャリアを使用する制
御用チャネルである。TCチャネルにおいては間欠送信は
行なわず、下り方向で基地局から各移動局に対して何も
送信する制御データがない場合には、常に各移動局が認
識できるよう、同報用の移動局IDを持つ同期バースト
信号を連続送信している。もし、着信があり、移動局に
着信通知をする場合には、着信通知信号を上記同期バー
スト信号に差し替えて一時的に送信する。通信チャネル
確立要求を受けて、移動局に対して通信チャネル割当信
号を送信する場合にも、上記同期バースト信号に差し替
えて一時的に送信する。TCチャネルでの下り信号送信の
フローチャートを図2に示す。上り方向のデータについ
ては、制御チャネル同様、ランダムアクセスである。
【0021】図2において、まずマイクロコンピュータ
107が、無線制御部105に対して送信する周波数f
T1およびタイムスロットを設定し(ステップ131)、
チャネルコーディング/多重分離部101に対しては、
連続送信を行なうタイムスロットについて連続送信モー
ドに設定する(ステップ132)。次に送信データがあ
る場合は(ステップ133)、チャネルコーディング/
多重分離部101に送信するデータを設定した後(ステ
ップ134)、単発送信モードに設定し(ステップ13
5)、送信要求フラグをONにする(ステップ13
6)。そして、無線制御部105から送信完了の通知が
あるとステップ132に戻る。一方、チャネルコーディ
ング/多重分離部101では、マイクロコンピュータ1
07が連続送信モードに設定すると、TCチャネル制御回
路104が起動し(ステップ138)、単発モードか連
続モードかが判断される(ステップ139)。連続モー
ドの場合は、続いてスロット1の送信タイミングか否か
が判断され(ステップ140)、そうである場合には同
期バースト信号を送出する(ステップ141)。また単
発モードの場合は、続いて送信フラグがONか否か(ス
テップ142)、スロット1の送信タイミングか否かが
判断され(ステップ143)、そうである場合にはスロ
ット1でデータを送信し(ステップ144)、送信完了
を通知した後(ステップ145)、ステップ139に戻
る。
【0022】次に上記第1の実施例の動作について説明
する。図3はスロット1で制御チャネルの間欠送信中に
移動局から通信用チャネルの確立要求を受信した場合の
フローチャートを示す。図4は3台の移動局110、1
20、130の内、移動局130が基地局100と通信
中であり、移動局110および移動局120が基地局1
00からの間欠送信制御データを受信しながら待ち受け
している時に、移動局120から発呼された場合の動作
をシーケンスで表わしており、移動局120は新たな通
信用チャネルを割り当てられ、移動局110はTCチャネ
ルでの待ち受け動作に移行する。この場合のTDMA/TDD
のチャネルの割り当ての様子を解かりやすく図5に示し
ている。
【0023】移動局120は、操作キー35でオフフッ
クされると、マイクロコンピュータ117がこれを検出
し、制御チャネルの上りスロットで通信用チャネルの割
り当てを基地局100に要求する。基地局100は、こ
れを通信用チャネル確立要求受信によって認識し(ステ
ップ151)、スロット3が通信用チャネルとして使用
中か否かを判定する(ステップ152)。使用中でなけ
れば、スロット3によりキャリアセンスを行ない(ステ
ップ153)、空きチャネルがあった場合は周波数fT
2、スロット3で通信チャネル割当信号を送信し(ステ
ップ155)、Cチャネルで間欠送信を行なう(ステッ
プ156)。空きチャネルがない場合は、通信チャネル
割当拒否信号を送信し(ステップ172)、C チャネル
で間欠送信を行なう(ステップ173)。ステップ15
2でスロット3が使用中であれば、現在通信中の通信用
チャネル(周波数fT1、スロット3)と同一周波数(f
T1)のキャリアで、かつ、使用していないスロット1お
よび2をキャリアセンスして、空きチャネルであること
を確認する(ステップ157、158)。シンセサイザ
4は、隣接スロット間であっても周波数が同一であれ
ば、周波数切り替えが不要となり使用できるため、基地
局100は、例えば、スロット2を新たな通信用チャネ
ルに割り当て、スロット1を新たな制御用チャネルに割
り当てようとする。これまでは、制御用チャネルとし
て、正規の制御用周波数fcをスロット1で使用し、間
欠送信によって各移動局に制御用データを送信していた
が、スロット2およびスロット3を周波数fT1の通信用
チャネルに割り当てることになるため、スロット1でも
周波数fT1を使用して間欠送信に代わる制御データを送
信する必要がある。そこで、新たな通信用周波数キャリ
アで使用できる制御用チャネル(TCチャネル)を生成す
るため、待ち受け中の移動局110に対しては、制御用
チャネルの変更指示を行なう。この場合、マイクロコン
ピュータ107が新たなTCチャネル(周波数fT1、スロ
ット1)を指定するデータを含むTCチャネル移行指示信
号をチャネルコーディング/多重分離部101に設定
し、間欠送信データとして送信要求することにより、基
地局100は上記TCチャネル移行指示信号を送信する
(ステップ159、162)。続いて、移動局120に
対しては割り当てチャネル(周波数fT1、スロット2)
を示すデータを含む通信チャネル割当信号を、やはり間
欠送信データとして送信する(ステップ163)。そし
て、無線機部105にスロット1、2の周波数fT1を設
定し(ステップ160、164)、間欠送信を停止し
て、スロット2では移動局120からの同期バースト信
号を待ち、スロット1では同報用の移動局IDを含む同
期バースト信号を連続送信し、TCチャネルへと移行する
(ステップ165)。この同報用の同期バースト信号や
その他のTCチャネル上で転送されるデータの送受信は、
チャネルコーディング/多重分離部101内のTCチャネ
ル制御回路104が、マイクロコンピュータ107の指
示によって行なう。移動局120では、通信チャネル割
当信号を受信した後、指定されてある通信チャネル(周
波数fT1、スロット2)をキャリアセンスして使用可能
であることを確認し、同期バースト信号を連続送信す
る。基地局100は、この同期バースト信号を受信する
と、同じくスロット2において移動局120宛の移動局
IDを付与した同期バースト信号を連続送信し、通信チ
ャネル(周波数fT1、スロット2)の同期確立成功を移
動局120に通知する。これによって、移動局120と
基地局100間に新たな通信チャネルが割り当てられた
ことになる。また、移動局110は、TCチャネル移行指
示信号を受信することにより、基地局100からの同期
バースト信号や制御データを連続受信待ち状態となる
(チャネルでの待ち受け)。
【0024】上記の動作により、移動局120と移動局
130は通信用チャネル使用中状態、移動局110はTC
チャネル待ち受け状態となるが、さらに、移動局110
が操作キー35等で通信用チャネルの割り当て要求を検
出した場合の動作シーケンスを図6に示す。この場合、
移動局110はTCチャネル(周波数fT1、スロット1)
の上りバーストとして、通信チャネル確立要求信号を送
信する。基地局100はこれを受信すると、周波数fT
1、スロット1のチャネルをキャリアセンスして(ステ
ップ167)、通信用チャネルとして他に使用している
局がないことを確認し(ステップ168)、通信チャネ
ル割当信号を移動局110に対して送信する(ステップ
169)。移動局110は、通信チャネル割当信号を受
信すると直ちにキャリアセンスして、他に指定されたチ
ャネルを使用している局がないことを確認して、無線制
御部115にスロット1の周波数fT2を設定し(ステッ
プ170)、同期バースト信号を連続送信して同期確立
を待つ(ステップ171)。基地局100はこの同期バ
ースト信号を受信すると、同じくスロット1において移
動局110宛の移動局IDを付与した同期バースト信号
を連続送信し、通信チャネル(周波数fT1、スロット
1)の同期確立成功を移動局110に通知する。これに
よって、移動局110と基地局100間に新たな通信チ
ャネルが割り当てられたことになる。
【0025】一方、移動局120と移動局130が通信
用チャネル使用中状態、移動局110がTCチャネル待ち
受け状態にある時、移動局120が終話して周波数fT
1、スロット2の通信チャネルが空きとなった場合の動
作シーケンスを図7に示す。この場合、スロット2が未
使用となるため、シンセサイザ4は、スロット3では周
波数fT1に合わせたまま、スロット1では正規の制御用
周波数fCに合わせることが可能となる。そこで、基地
局100は、スロット1において元の間欠送信を再開す
るために、C チャネル移行指示信号を移動局110に送
信する。この場合、マイクロコンピュータ107は、一
時記憶メモリ106に送信データを設定し、チャネルコ
ーディング/多重分離部101に送信要求すると、TCチ
ャネル制御回路104がC チャネル移行指示信号を送信
する。TCチャネルで待ち受け中の移動局110は、C チ
ャネル移行指示信号を受信すると、元のC チャネル(周
波数fC、スロット1)での待ち受け動作に移行する。
また、終話した移動局120は、周波数fCと周波数f
T1を一定時間ずつ交互に連続受信を行ない、C チャネル
かTCチャネルを捕捉する動作に移行する。もし、C チャ
ネル上で間欠送信のデータが捕捉できた場合には、その
ままC チャネルでの待ち受け動作に入る。
【0026】このように、上記第1の実施例によれば、
一つのシンセサイザが、隣接するスロットでも周波数が
同じであれば、無線データの送受信が可能であるという
性質を利用して、既に基地局が通信用チャネルを割当済
みであっても、制御用チャネルを継続したまま新たな通
信用チャネルを追加割り当て可能とし、さらにその制御
用チャネルと同一スロットに通信用チャネルを割り当て
るため、一つのシンセサイザでも同時に3チャネルの通
信チャネルを提供できるという効果を有する。
【0027】また、同時に3チャネルの通信用チャネル
を使用している時や同時に2チャネルの通信用チャネル
とTCチャネルを使用している時に、基地局が干渉等を検
出した場合、または、通信相手の移動局の一つが干渉等
を検出し、基地局に通信用チャネルの切り替えを要求し
た場合、基地局は現在使用中の通信用周波数キャリアと
は異なる通信用周波数キャリアで、スロット1からスロ
ット3すべてについて未使用のチャネルをキャリアセン
スすることによって探しだし、通信中の移動局について
は通信用チャネル切り替え信号を、またTCチャネルで待
ち受け中の移動局に対しては、探しだした新しい通信用
周波数キャリアを指定したTCチャネル移行指示信号を送
信することによって、すべてのチャネルを切り替え、干
渉等を回避することができる。
【0028】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。構成は、上記第1の実施例で説明し
たものと同じなので、以下にはその動作についてのみ説
明する。図8および図9は、本発明の第2の実施例にお
ける動作シーケンスを示し、1台の移動局が通信中の時
に一斉着信があった場合でも、制御用チャネルを維持し
たまま2台目の移動局に通信用チャネルを割り当てる様
子を示している。図8において、移動局130は基地局
100と通信用チャネル(周波数fT1、スロット3)を
使用中であり、移動局110と移動局120はC チャネ
ル(周波数fC、スロット1)で待ち受け中である。基
地局100の通話/回線制御部13が一斉着信を検出す
ると、マイクロコンピュータ107にこれを通知する。
マイクロコンピュータ107は、スロット1において使
用されていない周波数fT2をキャリアセンスすることに
より探しだし、ポイントマルチポイントの通信用チャネ
ル(周波数fT2、スロット1)を新たに設定することを
示す一斉着信信号を一時記憶メモリ106に設定し、チ
ャネルコーディング/多重分離部101および無線制御
部105に送信要求することにより、C チャネル上で移
動局110および移動局120に一斉着信信号を送信す
る。移動局110および120は、一斉着信信号を受信
すると、指定されたチャネル(周波数fT2、スロット
1)をキャリアセンスし、空きであることを確認した
後、基地局に対してそれぞれキャリアセンス結果通知信
号を送信する。基地局100は、待ち受け中の各移動局
からキャリアセンス結果通知信号を受信し、通信用チャ
ネル(周波数fT2、スロット1)が使用可能であること
を確認すると、C チャネル上でポイントマルチポイント
通信移行指示信号を各移動局に送信する。ポイントマル
チポイント通信チャネルとは、通信用チャネルであるが
基地局100と各移動局との間で1対多通信ができるも
のとして規定されている。その後、基地局100は間欠
送信を停止し、ポイントマルチポイント通信用チャネル
(周波数fT2、スロット1)上で、一定期間、同報用の
移動局IDを付与した同期バースト信号を連続送信した
後、さらに一定期間、通信用のアイドル信号を連続送信
し、各移動局(110、120)を確実にポイントマル
チポイント通信用チャネルに移行させる。そして、アイ
ドル信号を継続したまま、一定間隔で各移動局に一斉着
信の応答の有無を確認するためのポーリングを開始す
る。ポーリング信号にはポーリング対象移動局を示す識
別番号が含まれており、自分宛のポーリング信号を受信
した移動局は、ポーリング返答の信号を返送する。ま
た、アイドル信号やポーリング信号は通信用バーストを
使用するため、音声等を含むことができ、このポーリン
グ中に音声呼出しも可能である。これらポーリング信号
またはポーリング返答信号もマイクロコンピュータ10
7(117)がチャネルコーディング/多重分離部10
1(111)および無線制御部105(115)に指示
することに行なう。
【0029】図9はポーリング中に移動局110がオフ
フックを検出し、基地局100のポーリング信号の返答
として着信応答信号を返送した場合の動作を示してい
る。基地局100は、着信応答信号を受信すると、スロ
ット1およびスロット2について通信中のチャネルと同
じ周波数(fT1)でキャリアセンスし、空きであること
を確認する。その後、移動局110に対して通信用チャ
ネル(周波数fT1、スロット2)を割り当てることを示
す信号をポイントマルチポイント通信用チャネル上で送
信し、続いて、非着信応答移動局である移動局120に
対して、制御用チャネルをTCチャネル(周波数fT1、ス
ロット1)に移行させるため、同じくポイントマルチポ
イント通信用チャネル上でTCチャネル移行指示信号を送
信し、ポイントマルチポイント通信用チャネル上でのポ
ーリングおよびアイドル信号送信を停止する。移動局1
10は、指定された通信用チャネル(周波数fT1、スロ
ット2)をキャリアセンスし、使用可能であることを確
認すると、同期バースト信号を連続送信して基地局10
0との間で通信用チャネルの同期確立を行なう。一方、
移動局120は、TCチャネル移行指示信号を受信する
と、そのままTCチャネルでの待ち受け動作に移行する。
一斉着信通知はTCチャネルでも同様に可能である。
【0030】このように、上記第2の実施例によれば、
一つのシンセサイザが隣接するスロットでも周波数が同
じであれば、無線データの送受信が可能であるという性
質を利用して、既に基地局が通信用チャネルを割当済み
であっても、一斉着信のポーリング状態から制御用チャ
ネルを継続したまま新たな通信用チャネルを追加割り当
て可能とし、さらにその制御用チャネルで一斉着信通知
が可能であるため、一つのシンセサイザでも同時に2チ
ャネルの通信チャネルを提供したまま一斉着信を提供で
きるという効果を有する。
【0031】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。構成は、上記第1の実施例で説明し
たものと同じなので、以下にはその動作についてのみ説
明する。図10は、第3の実施例における動作シーケン
スを示し、一つのシンセサイザの制御のもとで同時に2
チャネルの通信用チャネルを提供している時にTCチャネ
ルで付加情報を送信している様子を示している。この例
では、TCチャネルで待ち受け中の移動局110に対し
て、無線チャネルおよび回線の使用状況を一つの付加情
報としてTCチャネル上で送信できる制御データに付与
し、送信している。マイクロコンピュータ107は、移
動局120の通信用チャネル割り当て完了を検出する
と、無線の通信用チャネルが2つ使用されていること等
を含む制御データを一時記憶メモリ106に設定し、チ
ャネルコーディング/多重分離部101および無線制御
部105に送信要求する。上記制御データはTCチャネル
(周波数fT1、スロット1)で移動局110に対し送信
される。移動局110は、上記データを受信すると、チ
ャネルコーディング/多重分離部101がマイクロコン
ピュータ117に受信通知し、一時記憶メモリ116に
転送された受信データをマイクロコンピュータ117が
解析し、表示器36に無線チャネルの使用状況等を表示
させる。
【0032】このように、上記第3の実施例によれば、
一つのシンセサイザでも同時に2チャネルの通信チャネ
ルを提供したまま他の待ち受け中の移動局に対して無線
チャネルの使用状況等の付加情報を送信できるという効
果を有する。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、一つのシンセサイザですべてのタイムスロットにお
いて同一周波数キャリアを優先して使用し、かつ制御用
チャネルとして新たに通信用周波数キャリア上で転送可
能なTCチャネルを定義して通信用チャネルの周波数と同
じ周波数に設定して使用することにより、通信用チャネ
ルの隣接スロットでも制御用チャネルを継続できるよう
にしたので、以下のような効果を有する。 1.一つのシンセサイザでも、同時に3チャネル以上の
通信用チャネルを提供することができる。 2.一つのシンセサイザでも、同時に2チャネルの通信
用チャネルを提供している時に、一斉着信等の呼接続制
御を提供することができる。また、上記実施例で説明し
た方法では、一斉着信中に音声呼出しが可能である。 3.一つのシンセサイザでも、同時に2チャネルの通信
用チャネルを提供している時に、付加情報を待ち受け中
の各移動局に送信できる。 4.シンセサイザが一つでも複数の通信用チャネルを提
供可能であるため、安価に基地局を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるディジタルコー
ドレス電話システムの概略ブロック図
【図2】本発明の実施例におけるTCチャネルでの下り信
号送信のフローチャート
【図3】本発明の第1の実施例における通信チャネル割
当制御のフローチャート
【図4】本発明の第1の実施例における接続動作シーケ
ンス図
【図5】本発明の第1の実施例におけるチャネル割当状
態を示す模式図
【図6】本発明の第1の実施例における接続動作シーケ
ンス図
【図7】本発明の第1の実施例における終話動作シーケ
ンス図
【図8】本発明の第2の実施例における接続動作シーケ
ンス図
【図9】本発明の第2の実施例における接続動作シーケ
ンス図
【図10】本発明の第3の実施例における接続動作シー
ケンス図
【図11】従来のディジタルコードレス電話システムの
概略ブロック図
【図12】TDMA/TDD 方式の伝送方法の概念図
【図13】従来の無線上で転送されるバースト信号の構
成図
【図14】従来のC チャネルでの間欠送信のフローチャ
ート
【図15】従来の基地局の通信用チャネル割当制御のフ
ローチャート
【図16】従来のディジタルコードレス電話システムの
続動作シーケンス図
【図17】従来のディジタルコードレス電話システムの
チャネル割当状態を示す模式図
【符号の説明】
100・・・基地局 101・・・チャネルコーディング/多重分離部 102・・・通信チャネル制御回路 103・・・C チャネル制御回路 104・・・TCチャネル制御回路 105・・・無線制御部 107・・・マイクロコンピュータ 108・・・ソフトウエアメモリ 106・・・一時記憶メモリ 110・・・移動局 111・・・チャネルコーディング/多重分離部 112・・・通信チャネル制御回路 113・・・C チャネル制御回路 114・・・TCチャネル制御回路 115・・・無線制御部 117・・・マイクロコンピュータ 118・・・ソフトウエアメモリ 116・・・一時記憶メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大 森 正 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 守 田 直 哉 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−7382(JP,A) 特開 平5−235843(JP,A) 特表 平4−504190(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御用周波数キャリアと通信用周波数キ
    ャリアを独立に設けたマルチキャリアを時間分割多重ア
    クセスし、かつ時間分割双方向伝送で通信を行なうTDMA
    /TDD 方式をとり、制御用周波数キャリアを時間分割し
    たタイムスロット上で報知、一斉呼出し、その他の接続
    制御情報を転送する双方向の制御用C チャネルを用い
    て、通信用周波数キャリアを時間分割したタイムスロッ
    ト上に双方向の通信用チャネルを割り当てる1台の基地
    局と、この基地局に無線で接続された複数台の移動局と
    を備え、前記基地局および移動局が、一つのシンセサイ
    ザですべてのタイムスロットにおいて同一周波数キャリ
    アを優先して使用し、かつ制御用チャネルとして新たに
    通信用周波数キャリア上で転送可能なTCチャネルを定義
    して通信用チャネルの周波数と同じ周波数に設定して使
    用することにより、通信用チャネルの隣接スロットにお
    いて制御用チャネルを継続する手段を備えたディジタル
    コードレス電話システム。
  2. 【請求項2】 基地局が、少なくとも一つのシンセサイ
    ザを持ち、隣接したタイムスロットを同一周波数で使用
    することができる無線制御手段と、前記TCチャネルで接
    続制御情報を転送する手段と、各移動局に対し、制御用
    チャネルをC チャネルからTCチャネルまたはTCチャネル
    からC チャネルへ変更する指示信号をCチャネルまたはT
    Cチャネルで送信する手段と、移動局に対し、通信用チ
    ャネルまたはTCチャネルを割り当てるためにチャネルが
    空きか否かを検出し、空きの場合にそのチャネルを割り
    当てる手段と、通信中のチャネルで干渉等を検出する手
    段と、使用中の通信用チャネルまたはTCチャネルにおけ
    る各移動局との継続的同期を維持しながら干渉等を回避
    するためのチャネル切替え手段とを備え、移動局が、少
    なくとも一つのシンセサイザを持つ無線機と、前記TCチ
    ャネルで接続制御情報を転送する手段と、C チャネルに
    て待ち受け中は、基地局からの前記TCチャネルへの変更
    指示信号を受信した後、TCチャネルで待ち受けし、TCチ
    ャネルにて待ち受け中は基地局からの前記Cチャネルへ
    の変更指示信号を受信した後、C チャネルで待ち受けす
    る手段と、基地局から指定された任意のチャネルが空き
    か否かを検出し、空きの場合には指定された通信用チャ
    ネルまたはTCチャネルとして割り当てる手段と、通信開
    始前に待ち受けしていた制御用チャネルの周波数を記憶
    しておく手段と、終話時に前記記憶手段に記憶されてい
    る周波数を基にC チャネルとTCチャネルとを交互に受信
    し、再び何れかの制御用チャネルで待ち受けを開始する
    手段と、通信中のチャネルで干渉等を検出する手段と、
    干渉等検出時、基地局に対して通信用チャネルの切り替
    えを要求する手段と、基地局からの指示によって指定さ
    れた通信用チャネルまたはTCチャネルに切り替える手段
    とを備えた請求項1記載のディジタルコードレス電話シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 基地局が、一斉着信を検出する手段と、
    C チャネルまたはTCチャネル上で、各移動局に対して一
    斉着信通知信号を送信する手段と、移動局への一斉着信
    通知後、各移動局との間で音声やデータ等のポイントマ
    ルチポイント通信を行なう通信用チャネルを割り当てる
    手段と、前記ポイントマルチポイント通信用チャネル上
    で各移動局に対し着信応答の有無等をポーリングして検
    出する手段と、前記ポーリング中に移動局からの着信応
    答を検出した場合、応答した移動局に通信用チャネルを
    割り当てる手段と、前記ポーリング中の非応答移動局に
    対しては、C チャネルまたはTCチャネルへの移行を通知
    する手段とを備え、移動局が、基地局からの一斉着信通
    知を受け、指定されたポイントマルチポイント通信用チ
    ャネルにてポーリングに対し返答する手段と、ポイント
    マルチポイント通信用チャネルの情報を処理する手段
    と、オフフック等の着信応答要求を検出する手段と、着
    信応答時、基地局に対して着信応答信号を送信する手段
    とを備えた請求項2記載のディジタルコードレス電話シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 基地局が、TCチャネルまたはC チャネル
    上で、待ち受け中の移動局に対して各種の付加情報を送
    信する手段を備え、移動局が、C チャネルまたはTCチャ
    ネルにて基地局からの付加情報を受信して解析する手段
    を備えた請求項2または3に記載のディジタルコードレ
    ス電話システム。
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