JPH09129115A - チップヒューズ - Google Patents

チップヒューズ

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JPH09129115A
JPH09129115A JP28208795A JP28208795A JPH09129115A JP H09129115 A JPH09129115 A JP H09129115A JP 28208795 A JP28208795 A JP 28208795A JP 28208795 A JP28208795 A JP 28208795A JP H09129115 A JPH09129115 A JP H09129115A
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layer
fuse
conductor film
film
glass
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Masaru Makino
勝 槇野
Hiroyuki Fujimori
博行 藤森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム材料をヒューズ導体膜として、
突入電流に強く、しかも、表面実装が可能な端子電極を
有するチップヒューズを提供する。 【解決手段】 セラミック基板1上に、ガラスグレーズ
層2、溶断極細部3aを有する、アルミニウムからなる
ヒューズ導体膜3、前記ヒューズ導体膜3を被覆するガ
ラス被覆層5を形成し、ヒューズ導体膜3の両端に接続
する一対の端子電極4a、4bを形成して成るチップヒ
ューズにおいて、前記端子電極4a、4bが、低融点ガ
ラス成分を含む第1のAg層41、樹脂を含む第2のA
g層42、表面メッキ層43とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は表面実装に適し、特
に突入電流に強いチップヒューズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子機器、通信機などに使用
されるヒューズ素子として、表面実装に適した構造のチ
ップヒューズが提案されている。
【0003】例えば、チップヒューズは、表面にガラス
グレーズ層が形成されたセラミック基板上に、低抵抗材
料から成るヒューズ導体膜が形成され、そのヒューズ導
体膜の両端部に、Agなどを主成分とする端子電極が形
成され、端子電極から露出するヒューズ導体膜の中央部
分にガラス保護膜が形成されている。
【0004】尚、ヒューズ導体膜は、Agなどが主に用
いられており、特にその中央部は、導体幅が極端に狭く
なった領域、即ち、過電流による発熱により溶断される
極めて幅の狭い溶断極細部が形成されている。
【0005】この種のチップヒューズについての重要な
ことは、ヒューズ導体膜が異常電流に対して高速に溶断
され、溶断された後に完全な絶縁特性が維持できるこ
と、さらに、通常の回路のスイッチON−OFFなどで
発生する突入電流でも、ヒューズ導体膜が溶断しないこ
とである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ヒューズ導体
膜の材料として電気抵抗の大きな材料を用いると、溶断
極細部の断面積を比較的大きくする必要があり、例えば
ヒューズ導体膜を薄膜技法で形成できなくなり、また、
小型なチップヒューズが達成できなくなる。
【0007】また、Agのように抵抗値が1.6×10
-8Ω・mが非常にと低抵抗材料を用いると、溶断極細部
を非常に狭くしないと、異常電流に対して発熱しないこ
とになる。即ち、ヒューズ導体膜の形成が困難となる。
【0008】尚、溶断極細部を非常に狭くしたAgのヒ
ューズ導体膜では、異常電流に対して溶断するが、同時
に、ジュールインテグラルが小さ過ぎるために、通常の
スイッチのON−OFFの変化に伴い突入電流でも溶断
してしまうということになる。
【0009】また、実際の回路に使用することを考えた
場合には、通常のスイッチのON−OFFの変化に伴い
突入電流が発生するが、この突入電流に対しては、ヒュ
ーズ導体膜の溶断極細部で溶断せず、異常電流に対して
溶断させるためには、ジュールインタグラルを適切に定
める必要がある。
【0010】このようなAgのヒューズ導体膜の問題点
を解決するためには、ヒューズ導体膜の材料として、被
着形成、エッチング加工などが比較的簡単で、且つ抵抗
値が若干大きなAl材料を用いることも考えられる。こ
れによって、抵抗値の大きくなった分をヒューズ導体膜
の断面積で稼いで、ジュールインテグラルを大きくし、
異常電流に対しては勿論溶断されるものの、通常のスイ
ッチのON−OFFの変化に伴う突入電流には、鈍感な
実用上適したヒューズ導体膜が達成される。
【0011】しかし、アルミニウムは、蒸着・スパッタ
リングなどによって、簡単に形成でき、また、リン酸系
のエッチング液等によって、簡単にエッチング加工が行
えるものの、最大の問題点は、アルミニウムの融点が6
30℃と低いために、端子電極を従来のように、Agを
主成分とした導電性ペーストの焼きつけでは形成できな
いという問題点があった。
【0012】即ち、ヒューズ導体膜の両端に接続される
端子電極を、アマミニウムヒューズ導体膜を形成する前
に、被着形成しておくことが考えられるが、端子電極の
膜厚、通常30μm程度のために、アルミニウムヒュー
ズ導体膜を重畳した場合に、ヒューズ導体膜の段切れが
発生してしまうことになる。即ち、実用上優れた特性を
有するチップヒューズを達成することが困難であった。
【0013】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、その目的はアルミニウム材料をヒューズ導
体膜として、突入電流に強く、しかも、表面実装が可能
な端子電極を有するチップヒューズを提供するものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のチップヒューズ
は、セラミック基板上に、ガラスグレーズ層、溶断極細
部を有するアルミニウム材料から成るヒューズ導体膜、
前記ヒューズ導体膜の溶断極細部を被覆するガラス被覆
層を順次形成するとともに、前記ヒューズ導体膜の両端
部上に端子電極を形成して成り、前記端子電極は、Ag
とガラスとから成る第1のAg層と、Agと樹脂とから
成る第2のAg層と、表面メッキ層の少なくとも3層で
形成されているチップヒューズである。
【0015】
【作用】以上、本発明では、アルミニウム材料からなる
ヒューズ導体膜を形成し、次に端子電極をヒューズ導体
膜の両端部に形成するにあたり、ヒューズ導体膜に形成
された酸化被膜を破壊して、Ag、ガラスを主成分とな
る第1のAg層を形成する。ここで、低温焼成とは、ア
ルミニウムの融点できる630℃を越えない条件で焼成
されるものであり、例えば550℃である。
【0016】第2のAg層は、低温で焼成されて、化学
的に安定していないガラス成分がメッキ処理時に溶出し
ないようにするものであり、このAg、樹脂を主成分と
する第2のAg層が形成することによって、耐メッキ性
が向上し、端子電極の表面にメッキ層を形成することが
でき、これによって、表面実装が可能な、アルミニウム
をヒューズ導体膜とするチップヒューズが達成される。
【0017】従って、アルミニウムをヒューズ導体膜に
用いているため、Agを用いたヒューズ導体膜に比較し
て、ヒューズ導体膜の抵抗値を大きくすることができ、
ヒューズ導体膜の断面積層がヒューズインテグラルを異
常電流では溶断し、突入電流に対して鈍感、即ち溶断し
ない適切な範囲とすることができ、突入電流に強いチッ
プヒューズとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のチップヒューズを
図面に基づいて詳説する。
【0019】図1は、本発明のチップヒューズの平面図
であり、図2は図1中の縦断面である。
【0020】本発明のチップヒューズ10は、セラミッ
ク基板1、ガラスグレーズ層2、アルミニウム材料から
成るヒューズ導体膜3、端子電極4a、4b、ガラス被
覆層5、外装被覆層6とから構成されている。
【0021】セラミック基板1は、四角形状の基板厚み
0.4mmのアルミナなどのセラミックからなり、その
表面にはガラスグレーズ層2が、対向する2つの端部、
即ち表面、端面及び裏面には端子電極4a、4bが形成
されている。
【0022】ガラスグレーズ層2は、PbO・ZnO・
2 3 ・SiO2 を含むホウ珪酸鉛系などのガラスが
例示でき、セラミック基板1の表面に、20〜50μm
の厚みで形成されている。尚、ガラスグレーズ層2のの
熱伝導率は、セラミック基板1の熱伝導率に比較して小
さいものが必要である。
【0023】具体的には、上述のガラスペーストを厚膜
技法を用いて、印刷・乾燥後、約1200℃で焼きつけ
処理される。
【0024】ヒューズ導体膜3は、例えば、アルミニウ
ムから成り、このような導体膜はスパッタリング、蒸着
などの薄膜技法で被着形成し、さらに耐エッチングレジ
スト膜をスピンコート法などで塗布した後、マスクを当
てて露光処理した後、不要パターン部分を除去したの
ち、エッチング処理を行うことにより、所定形状に形成
される。ヒューズ導体膜3は、膜厚が0.5〜2μm程
度である。
【0025】ヒューズ導体膜3の形状は、セラミック基
板1の対向する2つの端部に形成された端子電極4a、
4bと接続するように、基板1の長手方向に延びるよう
に形成され、その中央部分には、ヒューズ導体3の両端
部分の幅に比較して狭くなった溶断極細部3aを有して
いる。尚、溶断極細部3aは、一様な幅で構成してもよ
いし、また、溶断極細部3aの中央部分の幅が、溶断極
細部3aの両端部の幅よりも若干広くしてもよい。例え
ば、溶断極細部3aの中央部分の幅は0.1〜0.2m
mとして、溶断極細部3aの両端側の最も狭くなってい
る部位の幅は、0.1mm以下とする。また、中央部か
ち両端部にかけて直線状としてもよいし、また、円弧状
として、溶断極細部3aの全体を概略楕円形状としても
よい。
【0026】このようなアルミニウム材料をヒューズ導
体膜3であると、スパッタリングなどを施した真空容器
(チャンバー)から取り出すことによって、ヒューズ導
体膜3が空気に晒されてしまい、自然に約80Å程度の
酸化被膜が形成されてしまう。
【0027】ガラス被覆層5は、ヒューズ導体膜3の少
なくとも溶断極細部分3aを完全に被覆するものであ
り、PbO・ZnO・B2 3 ・SiO2 を含むホウ珪
酸鉛系などの低融点ガラスが例示できる。具体的には、
上述のガラスペーストを厚膜技法を用いて、印刷・乾燥
後、約600℃で焼きつけ処理される。その膜厚は、3
0〜60μm程度である。また、ガラス被覆層5の表面
に、エポキシ樹脂、難熱性樹脂、紫外線硬化型樹脂、長
期的に安定なシリカガラスなどの外装被覆層6が形成さ
れている。この外装被覆層6は、例えば30〜80μm
の膜厚を有し、後述の端子電極4a、4bの表面のメッ
キ層を形成する際のメッキ液によって、ヒューズ導体膜
3、ガラス被覆膜5が変質しないようにするため、ま
た、急激なヒューズ導体膜3の溶断によってガラス被覆
膜5の一部が飛散しないようにするため、さらに、長期
間の使用によってガラス被覆層5が外部からの湿気など
によって、ガラス被覆層5中の組成が変質しないように
するために形成するものである。
【0028】端子電極4a、4bは、図3に示すよう
に、多層構造であり、ヒューズ導体3側から、第1のA
g層41、第2のAg層42、表面メッキ層43の構造
である。第1のAg層41は、Ag材料(Ag単体、A
g−Pd)、鉛−ホウ酸系ガラス等の低融点ガラスを主
成分とした導体層であり、Ag材料粉末、低融点ガラス
フリット、有機ビヒクルとを均質混練したAg系導電性
ペーストを用いられ、例えば、端子電極4a、4bの形
状に印刷可能なスクリーンを用いて印刷処理を行い、乾
燥処理、焼成処理される。この焼成処理においては、ヒ
ューズ導体膜3のアルミニウムの融点(630℃)に対
して、充分に低い温度、例えば550〜560℃で処理
されて形成される。
【0029】第2のAg層42、は、Ag材料(Ag単
体、Ag−Pd)、エポキシ系、フェノール系の樹脂を
主成分とした導体層であり、Ag材料粉末、エポキシ変
性フェノール系の樹脂、有機ビヒクルとを均質混練した
Ag系導電性樹脂ペーストを用いられ、例えば、第1の
Ag層41上に印刷し、例えば200℃で熱硬化処理さ
れて形成される。
【0030】表面メッキ層43は、例えば、Niメッキ
層、半田メッキ層など多層メッキ層が例示でき、バレル
メッキ法によって、第2のAg層42上に鍍着されて形
成される。
【0031】ここで、重要なことは、ガラスを含む第1
のAg層41が、アルミニウムの融点に比較して低い温
度で焼成処理され、この低い温度で処理したがために、
安定化されていないガラス成分を樹脂を第2のAg層4
2で保護して、初めて、表面実装に適した半田濡れ性の
良好な表面メッキ層43が形成されることである。
【0032】仮に、第1のAg層41を省略した場合に
は、樹脂を含む第2のAg層42をアルミニウムヒュー
ズ導体膜3上に形成した場合には、樹脂とアルミニウム
との密着性が低いことから、安定した端子電極4a、4
bとはならない。
【0033】また、樹脂を含む第2のAg層42を省略
した場合には、メッキ液に第1のAg層41が晒される
ことになり、メッキ液にガラス成分が溶け出してしま
い、これであっても、安定した端子電極4a、4bとは
ならない。
【0034】また、アルミニウムのヒューズ導体膜3
は、アルミニウムの抵抗値、Agよりも若干高い(A
g:1.6×10-8Ω・m、Al:2.8×10-8Ω・
m)であるため、全体の抵抗を所定値にして、断面積を
Agよりも大きくすることができ、突入電流に対して鈍
感(突入電流に対して用談されることがなく、許容でき
る範囲とすることができる)にし、異常突発的な電流に
対してのみヒューズ導体膜3溶断させることができる。
【0035】ここで、上述したように、アルミニウムは
空気に晒されると直ちにヒューズ導体膜3の表面に、膜
厚80Å程度に酸化被膜が形成され、ヒューズ導体膜3
と端子電極4a、4bとの導通を妨げることになる。
【0036】このため、本発明では、酸化被膜が形成さ
れても安定的にヒューズ導体膜3と端子電極4a、4b
とが導通するように、以下の方法で端子電極4a、4b
を形成した。
【0037】第1の方法として、酸化被膜が形成されて
いるヒューズ導体膜3の両端部分に第1のAg層41を
形成する。
【0038】次に、約1000本/cm2 の先端が鋭い
直径250〜300μmの針が立設された治具を、第1
のAg層41上から、アルミニウムのヒューズ導体膜3
に向けて、差し込む。
【0039】これの針によって、アルミニウムのヒュー
ズ導体膜3と第1のAg層41との間に介在された酸化
被膜は、針によって貫通されることになる。また、第1
のAg層41のAgは、金属の特徴である展性に優れて
いるため、針を抜く際に形成される約1000本/cm
2 の貫通孔にAg粒子が入り込むことができ、これによ
って、アルミニウムと第1のAg層41との導通が安定
する。
【0040】その後、第1のAg層41は、印刷または
ディップ方法によって形成された第2のAg層42に被
覆される。
【0041】また、別の方法としては、所定形状にエッ
チング処理されたアルミニウムのヒューズ導体膜3上
に、端子電極部分のみを露出するレジスト膜をホトリソ
グラフィ技術で形成し、その後、高真空に維持されたア
ルゴン雰囲気のチャンバーで、逆スパッタリングによっ
て、レジスト膜から露出するアルミニウムのヒューズ導
体膜3上の酸化被膜を除去する。その後、同一チャンバ
ーで、Ag、Au、クロムなどをターゲットとして、レ
ジスト膜から露出し、酸化被膜が除去されたアルミニウ
ムのヒューズ導体膜3上に、図4に示すように金属薄膜
40をスパッタリングで形成する。例えば、この耐酸化
薄膜は、1000Å程度である。
【0042】その後、チャンバーから取り出して、レジ
スト膜を剥離し、洗浄を行い、この金属薄膜40は、1
000Å程度である。
【0043】その後、チャンバーから取り出して、上述
のように、端子電極4a、4bを構成する第1のAg層
41、第2のAg層43、メッキ層43を形成する。
【0044】即ち、端子電極4a、4bが形成されるヒ
ューズ導体膜3の両端部分は、酸化被膜が除去され、そ
の代わりにAg、Au、クロムなどのアルミニウムの酸
化を防止し、アルミニウムのヒューズ導体膜3と端子電
極4a、4bの導通を安定化させる金属薄膜40が形成
されるものである。
【0045】以上のように、本発明によれば、ヒューズ
導体膜3の材料をAgからアルミニウムに変えても、ア
ルミニウムと安定的に導通する端子電極4a、4bが形
成されることになり、また、端子電極4a、4bの表面
に、表面メッキ層43を形成しても、端子電極4a、4
bが安定的に維持されることによって、特に表面実装に
適したチップヒューズとなる。
【0046】しかも、上述したように、ヒューズ導体膜
3に厚み1〜3μm適度のアルミニウムを用いているの
で、ジュールインテグラルをAgに比較して大きくで
き、異常電流では素早く溶断され、また、スイッチのO
N−OFFなどによって発生する通常の突入電流には、
鈍感で溶断されることがない、実用上に優れたチップヒ
ューズとなる。
【0047】尚、ガラスグレーズ層2上のヒューズ導体
膜3を作成するにあたり、例えば、アルミニウム材料か
ら成り、このような導体膜を略全面形成した後、エッチ
ング処理しているが、所定形状のマスクを用いて薄膜技
法で形成したり、また、所定スクリーンを用いてメタル
オーガニックペーストの印刷・焼きつけを行っても構わ
ない。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明のチップヒューズ
によれば、ヒューズ導体膜としてアルミニウム材料で形
成することにより、スイッチのON−OFFによる突入
電流に強く、また、異常電流に対して溶断されるヒュー
ズ導体膜が達成できる。
【0049】また、ヒューズ導体膜と接続する端子電極
の構造が、アルミニウムの融点を考慮した低融点を含む
第1のAg層、表面メッキ層の形成に使用するメッキ液
に対して、第1のAg層のガラス成分を保護するため
に、樹脂を含む第2のAg層が形成されているため、端
子電極の構造して、表面実装に適した構造とすることが
できる。
【0050】従って、実用上、非常に安定した動作を行
い、また、安定した製造が可能なチップヒューズとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップヒューズの一部破断状態の平面
図である。
【図2】本発明のチップヒューズの縦断面図である。
【図3】端子電極の構造を示す断面図である。
【図4】端子電極の別の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10・・チップヒューズ 1・・・セラミック基板 2・・・ガラスグレーズ層 3・・・ヒューズ導体膜 3a・・・溶断極細部 4a、4b・・・・端子電極 41・・第1のAg層 42・・第2のAg層 43・・表面メッキ層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板上に、ガラスグレーズ
    層、溶断極細部を有するアルミニウム材料から成るヒュ
    ーズ導体膜、前記ヒューズ導体膜の溶断極細部を被覆す
    るガラス被覆層を順次形成するとともに、前記ヒューズ
    導体膜の両端部上に端子電極を形成して成るチップヒュ
    ーズにおいて、 前記端子電極は、Agとガラスとから成る第1のAg層
    と、Agと樹脂とから成る第2のAg層と、表面メッキ
    層の少なくとも3層で形成されていることを特徴とする
    チップヒューズ。
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